JPH082202Y2 - 水栓の取付構造 - Google Patents
水栓の取付構造Info
- Publication number
- JPH082202Y2 JPH082202Y2 JP1606291U JP1606291U JPH082202Y2 JP H082202 Y2 JPH082202 Y2 JP H082202Y2 JP 1606291 U JP1606291 U JP 1606291U JP 1606291 U JP1606291 U JP 1606291U JP H082202 Y2 JPH082202 Y2 JP H082202Y2
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- faucet
- water
- peripheral surface
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はカウンターへの水栓の
取付構造に関する。
取付構造に関する。
【0002】[従来の技術及び考案が解決しようとする
課題] 水栓の一種に、湿式工法で埋込式に設置される形式のも
のがある。図10はその一例を示したものである。図に
おいて100は水栓本体で、湯水混合部101と定量止
水部108とを有している。湯水混合部101は給湯用
配管102及び給水用配管104と接続されており、そ
れらから供給されたお湯及び水がこの湯水混合部101
で混合された上、通路106を通じて定量止水部108
へと送られる。定量止水部108では止水及び吐出水量
の定量が行われ、一定量の水が通路110及び吐水口1
12を経て吐出されると自動的に通水を停止させる。即
ち吐水を停止させる。尚通路110の一部は吐水口保持
部を兼ねている。
課題] 水栓の一種に、湿式工法で埋込式に設置される形式のも
のがある。図10はその一例を示したものである。図に
おいて100は水栓本体で、湯水混合部101と定量止
水部108とを有している。湯水混合部101は給湯用
配管102及び給水用配管104と接続されており、そ
れらから供給されたお湯及び水がこの湯水混合部101
で混合された上、通路106を通じて定量止水部108
へと送られる。定量止水部108では止水及び吐出水量
の定量が行われ、一定量の水が通路110及び吐水口1
12を経て吐出されると自動的に通水を停止させる。即
ち吐水を停止させる。尚通路110の一部は吐水口保持
部を兼ねている。
【0003】この混合水栓の場合、図10に示している
ように水栓本体100が基体115の内部に埋込状態と
され、そして吐水口112,ハンドル116,118及
び金属製のベ−スプレ−ト120と調節温度等を表示す
る表示プレ−ト122とから成る化粧プレ−ト124が
取付面状に露出する状態で設置される。
ように水栓本体100が基体115の内部に埋込状態と
され、そして吐水口112,ハンドル116,118及
び金属製のベ−スプレ−ト120と調節温度等を表示す
る表示プレ−ト122とから成る化粧プレ−ト124が
取付面状に露出する状態で設置される。
【0004】図11はその具体的な設置・施工方法を示
したものである。図に示しているようにこの水栓の場
合、基体115に切欠126を設けてそこに水栓本体1
00を配置し、切欠126内に突出させた給湯用及び給
水用配管102,104と湯水混合部101とを接続す
る。そして保護カバ−(養生カバー)128,130を
被せた後、切欠126内にモルタルを詰めて切欠126
を埋める。即ちモルタルによる埋め戻しを行う。
したものである。図に示しているようにこの水栓の場
合、基体115に切欠126を設けてそこに水栓本体1
00を配置し、切欠126内に突出させた給湯用及び給
水用配管102,104と湯水混合部101とを接続す
る。そして保護カバ−(養生カバー)128,130を
被せた後、切欠126内にモルタルを詰めて切欠126
を埋める。即ちモルタルによる埋め戻しを行う。
【0005】ここで保護カバ−128は湯水混合部10
1及び定量止水部108を保護するものであり、保護カ
バ−130は吐水口保持部113における吐水口112
の結合部を保護するものである。尚吐水口保持部113
の外周面上には外向の環状の突出部117が設けてあ
り、保護カバ−130はこの突出部117に当たるまで
吐水口保持部113に上側から被せられる。
1及び定量止水部108を保護するものであり、保護カ
バ−130は吐水口保持部113における吐水口112
の結合部を保護するものである。尚吐水口保持部113
の外周面上には外向の環状の突出部117が設けてあ
り、保護カバ−130はこの突出部117に当たるまで
吐水口保持部113に上側から被せられる。
【0006】さてこの様にして保護カバ−128,13
0を被せたら、次に切欠126内にモルタルを詰めて切
欠126を埋める。埋戻しを終えたら保護カバ−12
8,130を外した後、図に示しているように吐水口保
持部113に吐水口112を結合し、併せて化粧プレ−
ト124の固定及びハンドル116,118の組み付け
を行う。
0を被せたら、次に切欠126内にモルタルを詰めて切
欠126を埋める。埋戻しを終えたら保護カバ−12
8,130を外した後、図に示しているように吐水口保
持部113に吐水口112を結合し、併せて化粧プレ−
ト124の固定及びハンドル116,118の組み付け
を行う。
【0007】ここで化粧プレ−ト124の固定は次の様
にして行う。この水栓においては、水栓本体100のハ
ウジングに雌ねじ穴部127,129が一体に設けてあ
り、そこで図10(A)に示しているように化粧プレ−
ト124(具体的には金属製のベ−スプレ−ト120)
の上側から挿通したビス125の下端部をこれら雌ねじ
穴部127にねじ込み、以て化粧プレ−ト124を取付
面上に固定する。
にして行う。この水栓においては、水栓本体100のハ
ウジングに雌ねじ穴部127,129が一体に設けてあ
り、そこで図10(A)に示しているように化粧プレ−
ト124(具体的には金属製のベ−スプレ−ト120)
の上側から挿通したビス125の下端部をこれら雌ねじ
穴部127にねじ込み、以て化粧プレ−ト124を取付
面上に固定する。
【0008】即ちこの水栓の場合、これを設置するに際
して化粧プレ−ト124を直接固定するための相手部材
が無いことから、予め水栓本体100のハウジングに化
粧プレ−ト固定のための雌ねじ穴部を設けておき、この
雌ねじ穴部を利用して化粧プレ−ト124を固定するの
である。
して化粧プレ−ト124を直接固定するための相手部材
が無いことから、予め水栓本体100のハウジングに化
粧プレ−ト固定のための雌ねじ穴部を設けておき、この
雌ねじ穴部を利用して化粧プレ−ト124を固定するの
である。
【0009】ところでこのような湿式施工で水栓を設置
する場合、施工が面倒で工程数も多く、また工期も長く
かかる。そこで特にユニットバスル−ム等において、水
栓を乾式施工でカウンターに取り付けられれば、水栓の
設置が簡単となって望ましい。
する場合、施工が面倒で工程数も多く、また工期も長く
かかる。そこで特にユニットバスル−ム等において、水
栓を乾式施工でカウンターに取り付けられれば、水栓の
設置が簡単となって望ましい。
【0010】しかしながら、上記水栓の場合には湿式で
埋込式に設置することを予定しているので、カウンター
等に対する特別の固定手段は有してはおらず、従ってこ
れをそのままカウンターに固定することはできない。
埋込式に設置することを予定しているので、カウンター
等に対する特別の固定手段は有してはおらず、従ってこ
れをそのままカウンターに固定することはできない。
【0011】一方カウンター固定用に別途の水栓(同一
タイプの水栓でカウンター固定用)を用意すると、湿式
施工用と乾式施工用の2品種が要ることとなり、部品管
理が面倒になるとともに、部品間違いを生じ易く、誤っ
た部品を現場に持ち込んだりしてトラブルを生じる原因
となる。
タイプの水栓でカウンター固定用)を用意すると、湿式
施工用と乾式施工用の2品種が要ることとなり、部品管
理が面倒になるとともに、部品間違いを生じ易く、誤っ
た部品を現場に持ち込んだりしてトラブルを生じる原因
となる。
【0012】そこで本考案者は、カウンターの表裏両面
側に取付プレートをそれぞれ配し、それら取付プレート
に対してねじ部材を上側から貫通させて先端のねじ部を
該カウンターの裏面側に配した水栓本体のハウジングに
ねじ結合させることにより、前記一対の取付プレートに
おいてカウンターを上下両面側から挟み込ませ、以って
該水栓本体をカウンターに固定する水栓の取付構造を案
出した。
側に取付プレートをそれぞれ配し、それら取付プレート
に対してねじ部材を上側から貫通させて先端のねじ部を
該カウンターの裏面側に配した水栓本体のハウジングに
ねじ結合させることにより、前記一対の取付プレートに
おいてカウンターを上下両面側から挟み込ませ、以って
該水栓本体をカウンターに固定する水栓の取付構造を案
出した。
【0013】このようにすると、従来の埋込式水栓を何
等改変することなくこれをカウンターに対して乾式工法
で取り付けることが可能となる。
等改変することなくこれをカウンターに対して乾式工法
で取り付けることが可能となる。
【0014】しかしながらこの種埋込式水栓は、これを
基体内部に埋込状態に設置したとき、吐水口保持部が基
体内部に強固に固定された状態となるため、これに吐水
口を結合したときにかかる吐水口がしっかりと保持され
るが、この種水栓をカウンターに固定した場合、吐水口
保持部をもカウンターに対してしっかりと固定しない
と、カウンターから上方に露出した吐水口を人が掴んだ
とき吐水口がぐらつくなど不都合を生ずる。従って水栓
をカウンターに固定するに際しては、吐水口保持部をも
カウンターに強固に固定することが望まれる。
基体内部に埋込状態に設置したとき、吐水口保持部が基
体内部に強固に固定された状態となるため、これに吐水
口を結合したときにかかる吐水口がしっかりと保持され
るが、この種水栓をカウンターに固定した場合、吐水口
保持部をもカウンターに対してしっかりと固定しない
と、カウンターから上方に露出した吐水口を人が掴んだ
とき吐水口がぐらつくなど不都合を生ずる。従って水栓
をカウンターに固定するに際しては、吐水口保持部をも
カウンターに強固に固定することが望まれる。
【0015】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような課題
を解決するためになされたものであり、その要旨は、カ
ウンター下面に対し所定面積に亘って接触してこれを下
側から押圧する押圧部と貫通穴とを備えた押圧部材を該
貫通穴においてカウンターの下側で管状の吐水口保持部
に嵌め合わせるとともに、該押圧部材を該吐水口保持部
の外周面上に外向きに設けた突部にて受け止めるように
する一方、該吐水口保持部の先端部をカウンターの開口
より上側に突出させてその外周面に形成した雄ねじに雌
ねじ部材を螺合し、それら押圧部材と雌ねじ部材とによ
りカウンターを上下両側から挟み込むとともに、吐水口
保持部の内周面に吐水口基端の嵌合突部を水密的に嵌合
させるように成したことにある。
を解決するためになされたものであり、その要旨は、カ
ウンター下面に対し所定面積に亘って接触してこれを下
側から押圧する押圧部と貫通穴とを備えた押圧部材を該
貫通穴においてカウンターの下側で管状の吐水口保持部
に嵌め合わせるとともに、該押圧部材を該吐水口保持部
の外周面上に外向きに設けた突部にて受け止めるように
する一方、該吐水口保持部の先端部をカウンターの開口
より上側に突出させてその外周面に形成した雄ねじに雌
ねじ部材を螺合し、それら押圧部材と雌ねじ部材とによ
りカウンターを上下両側から挟み込むとともに、吐水口
保持部の内周面に吐水口基端の嵌合突部を水密的に嵌合
させるように成したことにある。
【0016】[作用及び考案の効果] 本考案の取付構造によれば、吐水口保持部が、押圧部材
と雌ねじ部材とによるカウンターの挟み込みによってカ
ウンターにしっかりと固定される。従って使用者が吐水
口を掴んだりした場合にも吐水口が大きくぐらついたり
するなどの不都合を生じない。
と雌ねじ部材とによるカウンターの挟み込みによってカ
ウンターにしっかりと固定される。従って使用者が吐水
口を掴んだりした場合にも吐水口が大きくぐらついたり
するなどの不都合を生じない。
【0017】本考案の取付構造は、吐水口保持部の外周
面上の突部を利用してこれをカウンターに固定するもの
である。
面上の突部を利用してこれをカウンターに固定するもの
である。
【0018】前述したように埋込式の水栓では、モルタ
ルの埋戻しの際に保護カバーを被せるための環状の突部
が吐水口保持部の外周面上に設けてある。本考案によれ
ばこの突部を利用して吐水口保持部をカウンターに固定
することができ、従って水栓のカウンターへの取付けに
際して、従来の埋込式水栓の吐水口保持部を何等改変す
ることなくこれをそのままカウンターに固定できる。
ルの埋戻しの際に保護カバーを被せるための環状の突部
が吐水口保持部の外周面上に設けてある。本考案によれ
ばこの突部を利用して吐水口保持部をカウンターに固定
することができ、従って水栓のカウンターへの取付けに
際して、従来の埋込式水栓の吐水口保持部を何等改変す
ることなくこれをそのままカウンターに固定できる。
【0019】尚、上記押圧部材は種々の形態とすること
が可能である。例えばこれを筒状の本体と、一端側に形
成された係合部と、他端側に形成された押圧部とを有す
る形態としたとき、厚みの厚いカウンターにも容易に吐
水口保持部を固定できるようになる。押圧部をカウンタ
ーの厚みに応じて係合部より離れた位置に設けておくこ
とで、係合部がカウンター上面に近い個所で前記突部に
係合した場合でも、押圧部と上記雌ねじ部材とによりカ
ウンターを上下両面側から挟み込むことが可能となる。
が可能である。例えばこれを筒状の本体と、一端側に形
成された係合部と、他端側に形成された押圧部とを有す
る形態としたとき、厚みの厚いカウンターにも容易に吐
水口保持部を固定できるようになる。押圧部をカウンタ
ーの厚みに応じて係合部より離れた位置に設けておくこ
とで、係合部がカウンター上面に近い個所で前記突部に
係合した場合でも、押圧部と上記雌ねじ部材とによりカ
ウンターを上下両面側から挟み込むことが可能となる。
【0020】またこの形態の押圧部材において、カウン
ター下面に接触させられる押圧部を本体と別体と成し、
これを本体にねじ結合するようにすると、本体に対する
押圧部の螺合位置を変化させることによりアジャスト機
能が生じ、種々の厚みのカウンターに対して同一の押圧
部材により対処することが可能となる。
ター下面に接触させられる押圧部を本体と別体と成し、
これを本体にねじ結合するようにすると、本体に対する
押圧部の螺合位置を変化させることによりアジャスト機
能が生じ、種々の厚みのカウンターに対して同一の押圧
部材により対処することが可能となる。
【0021】
【実施例】次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図2において10はカウンターであって、こ
のカウンター10に水栓が取り付けられている。この水
栓は本来湿式施工で埋込式に設置されるもので、ここで
はこの水栓が乾式施工でカウンター10に取り付けられ
ている。
説明する。図2において10はカウンターであって、こ
のカウンター10に水栓が取り付けられている。この水
栓は本来湿式施工で埋込式に設置されるもので、ここで
はこの水栓が乾式施工でカウンター10に取り付けられ
ている。
【0022】具体的には水栓は、吐水口12、ハンドル
14,16及び金属製のべースプレート18と樹脂製の
表示プレート20から成る化粧プレート22がカウンタ
ー10上面に露出する状態で取り付けられている。ここ
でハンドル14は温度調節のためのものであり、ハンド
ル16は定量止水のためのものである。
14,16及び金属製のべースプレート18と樹脂製の
表示プレート20から成る化粧プレート22がカウンタ
ー10上面に露出する状態で取り付けられている。ここ
でハンドル14は温度調節のためのものであり、ハンド
ル16は定量止水のためのものである。
【0023】カウンター10の下側に位置する水栓本体
24は、湯水混合部25と、定量止水部26と、通路2
8,30等を有している。その湯水混合部25からは湯
又は水の供給配管を接続するための配管接続部32,3
4が延び出している。
24は、湯水混合部25と、定量止水部26と、通路2
8,30等を有している。その湯水混合部25からは湯
又は水の供給配管を接続するための配管接続部32,3
4が延び出している。
【0024】36は通水路を兼ねた管状の吐水口保持部
であって、外周面上に外向きの環状の突出部37が形成
されている。この突出部37は、前述したように水栓を
埋込施工する際に保護カバーを嵌めるためのものであ
る。即ち保護カバーがこの突出部37に当たるまで吐水
口保持部36に上側から被せられる。
であって、外周面上に外向きの環状の突出部37が形成
されている。この突出部37は、前述したように水栓を
埋込施工する際に保護カバーを嵌めるためのものであ
る。即ち保護カバーがこの突出部37に当たるまで吐水
口保持部36に上側から被せられる。
【0025】この吐水口保持部36は先端部がカウンタ
ー10上に突出しており、そこに吐水口12が自由回転
状態で嵌合されている。
ー10上に突出しており、そこに吐水口12が自由回転
状態で嵌合されている。
【0026】図3及び図5に湯水混合部25を含む水栓
本体24のカウンター10への固定構造の詳細が示され
ている。これらの図において38は取付プレートであっ
て、カウンター10の開口40の周縁部に係合する係合
部42と、開口40内部に入り込む締結部44とを有し
ている。締結部44には湯水混合部25の一部を入り込
ませるための円形の貫通穴46とビス挿通穴48とが設
けられ、これらビス挿通穴48に二種類のビス50,5
2が挿通されている。
本体24のカウンター10への固定構造の詳細が示され
ている。これらの図において38は取付プレートであっ
て、カウンター10の開口40の周縁部に係合する係合
部42と、開口40内部に入り込む締結部44とを有し
ている。締結部44には湯水混合部25の一部を入り込
ませるための円形の貫通穴46とビス挿通穴48とが設
けられ、これらビス挿通穴48に二種類のビス50,5
2が挿通されている。
【0027】一方のビス50は通常のビスであって一対
の取付プレート38を貫通し、湯水混合部25のハウジ
ングに一体に設けた雌ねじ穴部54にねじ込まれてい
る。他方のビス52は、図4にも詳しく示しているよう
に一端側に雄ねじ部53を、他端側に雌ねじ部56を有
する形態のもので、一対の取付プレート38を貫通した
上、その雄ねじ部53が湯水混合部25のハウジング一
体に設けられた雌ねじ穴部54にねじ込まれている。
の取付プレート38を貫通し、湯水混合部25のハウジ
ングに一体に設けた雌ねじ穴部54にねじ込まれてい
る。他方のビス52は、図4にも詳しく示しているよう
に一端側に雄ねじ部53を、他端側に雌ねじ部56を有
する形態のもので、一対の取付プレート38を貫通した
上、その雄ねじ部53が湯水混合部25のハウジング一
体に設けられた雌ねじ穴部54にねじ込まれている。
【0028】そしてそれら雌ねじ穴部54への二種類の
ビス50,52のねじ込みにより、図3に示しているよ
うに一対の取付プレート38と湯水混合部25とが一体
に締結されると共に、各取付プレート38の係合部42
がカウンター10を上下両面側から挾み込んだ状態とな
り、湯水混合部25がカウンター10に強固に固定され
ている。
ビス50,52のねじ込みにより、図3に示しているよ
うに一対の取付プレート38と湯水混合部25とが一体
に締結されると共に、各取付プレート38の係合部42
がカウンター10を上下両面側から挾み込んだ状態とな
り、湯水混合部25がカウンター10に強固に固定され
ている。
【0029】ここで湯水混合部25のハウジングに設け
られた雌ねじ穴部54は、湿式施工される埋込式水栓に
一般に備えられているものであって、化粧プレート固定
用のビスをねじ込むためのものである。
られた雌ねじ穴部54は、湿式施工される埋込式水栓に
一般に備えられているものであって、化粧プレート固定
用のビスをねじ込むためのものである。
【0030】即ちここでは従来の埋込式水栓を何等改変
することなく、水栓本体24に備えられている雌ねじ穴
部54を利用し、一対の取付プレート38を用いること
によって、これをカウンター10に強固に固定している
のである。
することなく、水栓本体24に備えられている雌ねじ穴
部54を利用し、一対の取付プレート38を用いること
によって、これをカウンター10に強固に固定している
のである。
【0031】図3に示しているように一方のビス52の
雌ねじ部56には別途のビス55がねじ込まれており、
このビス55によって化粧プレート22におけるベース
プレート18がカウンター10上面に固定されている。
即ちこの例では湯水混合部25の雌ねじ穴部54が本来
の目的である化粧プレート22の固定のための用いられ
ると同時に、水栓本体24のカウンター10への固定用
としても用いられているのである。
雌ねじ部56には別途のビス55がねじ込まれており、
このビス55によって化粧プレート22におけるベース
プレート18がカウンター10上面に固定されている。
即ちこの例では湯水混合部25の雌ねじ穴部54が本来
の目的である化粧プレート22の固定のための用いられ
ると同時に、水栓本体24のカウンター10への固定用
としても用いられているのである。
【0032】図2に示しているように定量止水部26
は、その一部がカウンター10の開口58内に入り込ん
でおり、その状態で定量止水部26のハウジングに一体
に設けられた突部61の雌ねじ穴部にビス62がねじ込
まれている。ビス62はベースプレート18を貫通して
その頭部がそのベースプレート18に係合しており、以
てベースプレート18と定量止水部26とを締結してい
る。即ちここでは定量止水部26が、ビス62及び化粧
プレート22を介して間接的にカウンター10により支
持されている。
は、その一部がカウンター10の開口58内に入り込ん
でおり、その状態で定量止水部26のハウジングに一体
に設けられた突部61の雌ねじ穴部にビス62がねじ込
まれている。ビス62はベースプレート18を貫通して
その頭部がそのベースプレート18に係合しており、以
てベースプレート18と定量止水部26とを締結してい
る。即ちここでは定量止水部26が、ビス62及び化粧
プレート22を介して間接的にカウンター10により支
持されている。
【0033】前記吐水口保持部36には、図1に示して
いるように中心部に円形の貫通穴を有する金属プレート
64と樹脂製のシート66とが、吐水口保持部36の外
周面上の環状突出部37の位置まで嵌められており、そ
れらがカウンター10の下面側に所定面積範囲に亘って
密着させられている。
いるように中心部に円形の貫通穴を有する金属プレート
64と樹脂製のシート66とが、吐水口保持部36の外
周面上の環状突出部37の位置まで嵌められており、そ
れらがカウンター10の下面側に所定面積範囲に亘って
密着させられている。
【0034】この吐水口保持部36は雄ねじ管70を有
していて、この雄ねじ管70がカウンター10に設けた
開口72より上側に突出し、その雄ねじ管70に対して
雌ねじ管74がねじ込まれている。この雌ねじ管74と
前記プレート64及びシート66とは、カウンター10
を上下両面側から挾み込んでおり、これによって吐水口
保持部36がカウンター10にしっかりと固定されてい
る。
していて、この雄ねじ管70がカウンター10に設けた
開口72より上側に突出し、その雄ねじ管70に対して
雌ねじ管74がねじ込まれている。この雌ねじ管74と
前記プレート64及びシート66とは、カウンター10
を上下両面側から挾み込んでおり、これによって吐水口
保持部36がカウンター10にしっかりと固定されてい
る。
【0035】一方吐水口12の基端には管状且つ突状の
嵌合部76が設けてあり、この嵌合部76が上記雄ねじ
管70内に嵌入され、Oリングを介して水密的に且つ相
対回転可能に雄ねじ管70の内周面に嵌合されている。
嵌合部76が設けてあり、この嵌合部76が上記雄ねじ
管70内に嵌入され、Oリングを介して水密的に且つ相
対回転可能に雄ねじ管70の内周面に嵌合されている。
【0036】上記吐水口保持部36の外周面上の環状の
突出部37は、前述したように水栓を湿式施工で埋込設
置する際に保護カバーを被せるために設けられてもので
あり、ここではこの環状突出部37が吐水口保持部36
のカウンター10への取付用として利用されている。即
ち吐水口保持部36はカウンター10への取り付けのた
めに何等改変は加えられておらず、プレート64を用い
ることによって、もともと備えられている環状突出部3
7がカウンター10への固定部として利用されている。
突出部37は、前述したように水栓を湿式施工で埋込設
置する際に保護カバーを被せるために設けられてもので
あり、ここではこの環状突出部37が吐水口保持部36
のカウンター10への取付用として利用されている。即
ち吐水口保持部36はカウンター10への取り付けのた
めに何等改変は加えられておらず、プレート64を用い
ることによって、もともと備えられている環状突出部3
7がカウンター10への固定部として利用されている。
【0037】このように本例では吐水口保持部36がカ
ウンター10に対してしっかりと固定される結果、カウ
ンター10上方に露出した吐水口12を入浴者が掴んだ
りした場合にも吐水口12がぐらついたりせず、何等支
障を生じない。
ウンター10に対してしっかりと固定される結果、カウ
ンター10上方に露出した吐水口12を入浴者が掴んだ
りした場合にも吐水口12がぐらついたりせず、何等支
障を生じない。
【0038】尚以上のようにして吐水口保持部36をカ
ウンター10に固定する場合、カウンター10の厚みが
厚くなると対応が難しくなる。この場合、図6及び図7
に示しているような押圧部材78を用いると好都合であ
る。この図において押圧部材78は、円筒状の本体80
の一端側、つまりカウンター10上面に近い方の一端側
に内向きの係合部82を有するとともに、本体80の他
端側に外向きの押圧部84を有しており、その係合部8
2が前記吐水口保持部36の環状の突出部37に係合さ
せられ、また押圧部84がカウンター10の下面に係合
させられるようになっている。
ウンター10に固定する場合、カウンター10の厚みが
厚くなると対応が難しくなる。この場合、図6及び図7
に示しているような押圧部材78を用いると好都合であ
る。この図において押圧部材78は、円筒状の本体80
の一端側、つまりカウンター10上面に近い方の一端側
に内向きの係合部82を有するとともに、本体80の他
端側に外向きの押圧部84を有しており、その係合部8
2が前記吐水口保持部36の環状の突出部37に係合さ
せられ、また押圧部84がカウンター10の下面に係合
させられるようになっている。
【0039】このような押圧部材78を用いた場合、雌
ねじ管74のねじ込みによって吐水口保持部36をカウ
ンター10にしっかりと固定できるとともに、係合部8
2と押圧部84とをある程度離れた位置に形成すること
によって、厚みの厚いカウンター10にも対処すること
が可能となる。
ねじ管74のねじ込みによって吐水口保持部36をカウ
ンター10にしっかりと固定できるとともに、係合部8
2と押圧部84とをある程度離れた位置に形成すること
によって、厚みの厚いカウンター10にも対処すること
が可能となる。
【0040】図8は押圧部材の他の例を示したもので、
この例の押圧部材86は、押圧部90が本体88と別体
とされて本体88にねじ結合されている。即ち押圧部9
0の内周面には雌ねじが形成されるとともに本体88の
外周面には雄ねじが形成され、それらがねじ結合されて
いる。
この例の押圧部材86は、押圧部90が本体88と別体
とされて本体88にねじ結合されている。即ち押圧部9
0の内周面には雌ねじが形成されるとともに本体88の
外周面には雄ねじが形成され、それらがねじ結合されて
いる。
【0041】このような押圧部材86を用いた場合、図
9に示しているように押圧部90のねじ込み量を調節す
ることによって、種々の厚みのカウンター10に対処す
ることができる利点が生ずる。
9に示しているように押圧部90のねじ込み量を調節す
ることによって、種々の厚みのカウンター10に対処す
ることができる利点が生ずる。
【0042】以上本考案の実施例を詳述したが、これは
あくまで一例示である。例えば上例では湿式施工で埋込
式に設置される水栓をカウンターに対して乾式工法で取
り付ける場合を例として説明したが、本考案は上例とは
異なった形態の水栓をカウンターに固定するに際して適
用可能なものであって、吐水口やハンドルをカウンター
上面に露出させ且つ水栓本体をカウンターの下側に隠す
状態で水栓をカウンターに取り付けるに際して一般的に
適用可能なものである。
あくまで一例示である。例えば上例では湿式施工で埋込
式に設置される水栓をカウンターに対して乾式工法で取
り付ける場合を例として説明したが、本考案は上例とは
異なった形態の水栓をカウンターに固定するに際して適
用可能なものであって、吐水口やハンドルをカウンター
上面に露出させ且つ水栓本体をカウンターの下側に隠す
状態で水栓をカウンターに取り付けるに際して一般的に
適用可能なものである。
【0043】また上例では水栓本体のハウジングに一体
に設けた雌ねじ穴部を利用して化粧プレートの固定を行
うようにしているが、かかる化粧プレートを別途の固定
手段によりカウンターに固定することも、もとより可能
である。その他本考案はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて、当業者の知識に基づき様々な変更を加えた形態で
構成可能である。
に設けた雌ねじ穴部を利用して化粧プレートの固定を行
うようにしているが、かかる化粧プレートを別途の固定
手段によりカウンターに固定することも、もとより可能
である。その他本考案はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて、当業者の知識に基づき様々な変更を加えた形態で
構成可能である。
【図1】本考案の一実施例である水栓取付構造の要部を
分解して示す断面図である。
分解して示す断面図である。
【図2】その水栓の取付状態の断面図である。
【図3】図2における要部の断面図である。
【図4】図1におけるビスの詳細図である。
【図5】図3に示す取付構造の分解斜視図である。
【図6】吐水口保持部におけるカウンターへの取付構造
の他の例を示す図である。
の他の例を示す図である。
【図7】図6における押圧部材の断面図である。
【図8】図7に示す押圧部材の他の例を示す図である。
【図9】図8の押圧部材の作用説明図である。
【図10】埋込式水栓の湿式施工状態の図である。
【図11】その施工手順の説明図である。
10 カウンター 18 ベースプレート 20 表示プレート 22 化粧プレート 36 吐水口保持部 37 環状突出部 38 取付プレート 50,52,55 ビス 54 雌ねじ穴部 56 雌ねじ部 64 プレート 70 雄ねじ管 74 雌ねじ管 76 嵌合部 78,86 押圧部材 80,88 本体 82 係合部 84,90 押圧部
Claims (3)
- 【請求項1】 カウンター下面に対し所定面積に亘って
接触してこれを下側から押圧する押圧部と貫通穴とを備
えた押圧部材を該貫通穴においてカウンターの下側で管
状の吐水口保持部に嵌め合わせるとともに、該押圧部材
を該吐水口保持部の外周面上に外向きに設けた突部にて
受け止めるようにする一方、該吐水口保持部の先端部を
カウンターの開口より上側に突出させてその外周面に形
成した雄ねじに雌ねじ部材を螺合し、それら押圧部材と
雌ねじ部材とによりカウンターを上下両側から挟み込む
とともに、吐水口保持部の内周面に吐水口基端の嵌合突
部を水密的に嵌合させるように成したことを特徴とする
水栓の取付構造。 - 【請求項2】 前記押圧部材が、筒状の本体と、該本体
のカウンター上面に近い側の一端に形成された、前記吐
水口保持部外周面上の突部に係合させられる係合部と、
該本体の他端に形成された前記押圧部とを有するもので
あることを特徴とする請求項1に記載の水栓の取付構
造。 - 【請求項3】 前記押圧部が前記本体と別体に構成され
るとともに該押圧部の内周面に雌ねじが形成され、該雌
ねじが該本体の外周面に設けられた雄ねじに螺合されて
いることを特徴とする請求項2に記載の水栓の取付構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1606291U JPH082202Y2 (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 水栓の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1606291U JPH082202Y2 (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 水栓の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04108658U JPH04108658U (ja) | 1992-09-21 |
JPH082202Y2 true JPH082202Y2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=31903159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1606291U Expired - Lifetime JPH082202Y2 (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 水栓の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082202Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-26 JP JP1606291U patent/JPH082202Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04108658U (ja) | 1992-09-21 |
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