JP3927448B2 - 水道用コンセント - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば浴室で使用される防水性能を備えた新規な水道用コンセントに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の水道用コンセントとして、ハウジングと、このハウジング内に収容され、流入口、流出口および弁体を有する水栓本体と、流出口から送出可能な水の流量を調整するための流量調整部材と、この流量調整部材の開閉操作を弁体に伝達するための伝達機構と、流出口に固定されており、例えば洗面室に設置された洗濯機の給水ホースの上流端に設けられた継手部材が着脱自在である継手部とを備え、洗面室の内壁に形成した取り付け開口に取り付けられるよう構成されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記水道用コンセントでは、水栓本体の下部に設けた配管接続用の接続部と配管との接続を許容する大きさの接続開口がハウジングの底部に形成されており、前記水道用コンセントを、洗濯機が設置されている例えば洗面室や、浄水器、食器洗い機、湯沸器などの機器が設置されている台所の壁に設置する場合は問題ないが、前記水道用コンセントを、例えば浴室の壁に取り付けると、シャワ等からハウジング内に水または混合湯水が侵入し、水または混合湯水が前記接続開口を通って浴室の壁の裏側に漏れる事態が発生する。
【0004】
この発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、防水性能を備えた水道用コンセントを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明の水道用コンセントは、流入口、流出口および弁体を有する水栓本体をハウジング内に収容する一方、開閉操作を前記弁体に伝達するための伝達機構を介して前記流出口から送出可能な水の流量を調整する流量調整部材を設けるとともに、前記流入口と水を供給するための配管とを接続する接続部を設け、給水ホースの上流端に設けられた継手部材が着脱自在である継手部を前記流出口に接続してなり、更に、前記ハウジングは、底部に前記接続部と前記配管の接続を許容する大きさの接続開口および少なくとも前記水栓本体が収容可能な大きさの収容空間を有するハウジング本体と、このハウジング本体の前面開口を形成する周縁部を覆う枠体と、この枠体を介して前記前面開口を被覆するカバープレートとを備え、前記周縁部と前記枠体の間に壁、または、パネルを位置させながら、前記壁に形成された取り付け用開口、または、前記パネルに形成された取り付け用開口に設置されるように構成された水道用コンセントにおいて、前記ハウジング本体内に侵入した水または混合湯水が前記接続開口を通って前記壁の裏側または前記パネルの裏側に漏れるのを防止すべく、前記ハウジング本体内に嵌込まれた状態で、内部に少なくとも前記水栓本体が収容される防水カバーと、前記枠体および周縁部間に介装された枠状の座パッキンとを有することを特徴とする。
【0006】
また、この発明は別の観点から、湯の取入口、水の取入口、混合湯水の温度を調整する部材、水または混合湯水の流路、この流路内の水または混合湯水の流量を調整するための弁体、流量調整された水または混合湯水の流出口、前記湯の取入口に連通する湯用継手および前記水の取入口に連通する水用継手を有する水栓本体をハウジング内に収容する一方、前記流出口から流出可能な混合湯水の温度を調整するための温度調整部材を設け、開閉操作を流量調整用の弁体に伝達するための伝達機構を介して温度を調整された混合湯水の流量を調整するための流量調整部材を設け、また、前記水の取入口と水を供給するための配管とを接続するとともに前記湯の取入口と湯を供給するための配管とを接続する接続部を設け、給水ホースの上流端に設けられた継手部材が着脱自在である継手部を前記流出口に接続してなり、更に、前記ハウジングは、底部に前記接続部と前記各配管の接続を許容する大きさの接続開口および少なくとも前記水栓本体および温度調整部材が収容可能な大きさの収容空間を有するハウジング本体と、このハウジング本体の前面開口を形成する周縁部を覆う枠体と、この枠体を介して前記前面開口を被覆するカバープレートとを備え、前記周縁部と前記枠体の間に壁、または、パネルを挟みながら、前記壁に形成された取り付け用開口、または、前記パネルに形成された取り付け用開口に設置されるように構成された水道用コンセントにおいて、前記ハウジング本体内に侵入した水または混合湯水が前記接続開口を通って前記壁の裏側または前記パネルの裏側に漏れるのを防止すべく、前記ハウジング本体内に嵌込まれた状態で、内部に少なくとも前記水栓本体が収容される防水カバーと、前記枠体および周縁部間に介装された枠状の座パッキンとを有することを特徴とする水道用コンセントを提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を、図を参照しながら説明する。
【0008】
図1〜図19は、この発明の一実施形態を示す。
【0009】
図1〜図5において、1は、防水性能を備えた給水用の水道用コンセントで、浴室Bの壁Wに設けた取り付け用開口H(図10、図11参照)を介して設置されている。水道用コンセント1は、浴室Bでの人の移乗に使用される水圧式のリフト(図示せず)を駆動するシリンダ内に水を供給するために用いられる。
【0010】
2は、水道用コンセント1のハウジングで、樹脂製である。ハウジング2は、箱状で、固定枠としてのハウジング本体3と、このハウジング本体3の矩形形状をした前面開口3aを形成する外向き周縁部4を覆う下枠としての枠体5と、枠体5を介して前面開口3aを被覆するカバープレート(化粧プレート)6とよりなる。カバープレート6は、平面視矩形で、開閉の表示が施された化粧板部6aと、この化粧板部6aから全周にわたり内側に短く折り曲げて連設された折り曲げ端部6eとを有する。
【0011】
更に、前記枠体5は、前面開口3aとほぼ同じ大きさの開口5aを有するとともに、枠体5を周縁部4に取り付けるためのねじ7の挿通孔5cを四隅に有する。また、前記周縁部4は、上板部分と右板部分と左板部分よりなる正面視門型の外枠部4aと、この外枠部4aの内側より前方に突出形成された右枠部分および左枠部分よりなる左右一対の突出枠部4bとよりなるとともに、枠体4をねじ7によってハウジング本体3に固定するためのねじ孔8を突出枠部4bの上下に有する。
【0012】
前記外枠部4aは、枠体5とで最大厚みがj’までの壁Wまたはパネルを挟む機能を有し(図16参照)、幅j、厚みtを有する。一方、前記突出枠部4bは、前記最大厚みj’とほぼ同一の突出幅を有する。そして、水道用コンセント1が設置される壁Wやパネルが前記厚みj’より小さな厚みを有するものであれば、不足分の厚みを枠状のスペーサ10(特願2000−111202号明細書・図面参照)で補うことができる。すなわち、例えば複数枚の前記スペーサ10,10を外枠部4aと枠体5間に介在させることで対応できる。つまり、後述する配管11が接続された接続部25を有する水栓本体12が収容される収容部55を有するハウジング本体3に設けた複数の木ねじ13用のねじ挿通穴部14を介して壁Wやパネルの裏面側に位置する間柱15にハウジング本体3が木ねじ13で止められ(図9、図10参照)、その後、前記取り付け用開口Hを介して外枠部4aと枠体5で壁Wやパネルを挟む(図16参照)とともに、枠体5をカバープレート6で覆う(図17参照)ことにより水道用コンセント1は、壁Wやパネルに設置できる。なお、前記ねじ挿通穴部14は、ハウジング本体3の収容部55の上面部分と右側面部分と左側面部分にそれぞれ一対形成されており、図4に示す例えば前記上面部分は、平面視矩形で、背面視凸形のねじ挿通穴14aを有する。
【0013】
なお、カバープレート6は、裏面に複数の爪16を有し、この爪16が枠体5の内端に係止するとともに、枠体5は、上辺部5b、下辺部5c、右辺部5d、左辺部5eの外端に複数の突起17を有し、この突起17がカバープレート6の前記折り曲げ端部6eの内側に係止する。これにより、ねじ7によってハウジング本体3に固定された枠体5にカバープレート6を取り付けることができる。68は、枠体5の四隅に設けたねじ挿通孔で、前記ねじ7が挿通する。そして、枠体5を介して前記前面開口3aを被覆したカバープレート6と枠体5間にはスリット状の隙間が形成されている。
【0014】
ハウジング本体3には、水の流入口20、水の流出口21、および、セラミック製の可動ディスク22、固定ディスク23よりなる弁体24を有する水栓本体12と、前記流入口20と水を供給するための配管11とを接続する接続部25とが収容されている。55は、ほぼ箱状の収容部で、水栓本体12と接続部25とが収容されている。そして、収容部55の前端面から外向きに前記周縁部4が連設されている。この実施形態では、配管11を水栓本体12に繋ぐための継手としての接続部25は水栓本体12に連設されている。そして、ハウジング本体3は、底面部分26に前記接続部25と前記配管11の接続を許容する大きさの接続開口27を有する。
【0015】
前記接続部25は、この実施形態では水栓本体12の下部に一体に連設されている。前記接続部25は、水栓本体12の下部に一体に連設されている内管30および外管31と、内管30および外管31間に形成される環状の配管挿入溝Mに挿入されている配管11の外周に装着されている爪付きの割りリング32と、袋ナット33とよりなる。なお、接続部25を水栓本体12と別体に設けてもよい。
【0016】
更に、水道用コンセント1は、流出口21から送出可能な水の流量を調整する流量調整部材34と、この流量調整部材34の開閉操作を前記弁体24に伝達するための伝達機構35と、水圧式のリフトを駆動するシリンダ内へ水を給水する給水ホース99(図19参照)の上流端に設けられた継手部材99aが着脱自在である継手部36とを有する。継手部36は、前記流出口21の中心軸のまわりに360°回転可能な状態で前記流出口21に、水撃緩和用の逆止弁21aを介して接続されているニップル21bと、ツバ21cとよりなる。
【0017】
一方、カバープレート6は流量調整部材34および継手部36のニップル21bがそれぞれ配置される二つの開口38,39を中央部における上下位置に有する。前記開口38は、正面視横長の長方形であり、前記開口39は、正面視円形である。
【0018】
また、前記配管11としては、蛇腹状の鞘管(図示せず)によって保護される例えば架橋ポリブテン管または架橋ポリエチレン管などの耐久性に優れた樹脂パイプや、樹脂パイプ層にアルミニウム薄膜層が挟まれてなり鞘管が不要なように構成された樹脂パイプや、あるいは、塩ビ製の樹脂パイプなどがある。そして、これらパイプの径に応じた接続部25が用意されている。例えば、前記架橋ポリブテン管または架橋ポリエチレン管は前記鞘管の内部に収容され、架橋ポリブテン管または架橋ポリエチレン管はこの鞘管によって配管経路上にガイドされるとともに保護されている。
【0019】
伝達機構35を含む流量調整部材34の開閉操作の機構は以下の通りである。
【0020】
流量調整部材34は、操作爪34aとカイド片34bと連結片34cよりなる。また、伝達機構35は、弁体24の可動ディスク22に嵌合係止される下面部を有する弁棒35aと、この弁棒35aに設けられ、弁棒35aと共に弁棒35aの軸心のまわりに回動する回動片35bとよりなる。そして、回動片35bは、連結片34cに設けた一対の係止溝(図示せず)に係合する一対の係止突起35e,35eを有する。
【0021】
更に、44,44は、前記カバープレート6の背面の上下に設けた一対の案内レールである。この案内レール44,44間にカイド片34bを差し込むことでカイド片34bが、カバープレート6の横方向(両矢印Xで示す方向)に一次元移動することが可能である。案内レール44は、カイド片34bが外れないように先端に係止爪45を有する。
【0022】
すなわち、前記流量調整部材34の操作爪34aの開閉操作が一次元操作可能に構成される。
【0023】
これにより、ハウジング21内の収容空間を小型化できるとともに、ハウジング本体3の壁Wやパネルからの前出しを小さくでき、ひいてはカバープレート6からの操作爪34aの前出しも小さくできて薄型の水道用コンセント1を得ることができる。
【0024】
以下、この発明の特徴的構成について説明する。
【0025】
50は、樹脂製の防水カバーで、ハウジング本体3内に嵌込まれた状態で、内部に水栓本体12および接続部25が収容される。上述したように、ハウジング本体3の収容部55の上面部分と右側面部分と左側面部分には、一対のねじ挿通穴14aがそれぞれ形成されている。そのため、これらねじ挿通穴14aを介して浴室Bの壁Wまたはパネルに設置されているシャワ等からハウジング本体3内に水または混合湯水が侵入し、水または混合湯水が前記接続開口27を通って浴室Bの壁Wまたはパネルの裏側に漏れる事態が発生するが、防水カバー50は、前記各挿通穴14aをハウジング本体3の内側から閉塞して前記漏れを防止する機能を有する。
【0026】
更に、カバープレート6は、前記折り曲げ端部6eにおける枠体5の下辺部5eに対応する下辺部分66で、かつ、この下辺部分66の中央内側に切欠49(図4参照)を有する。この切欠49は、上述したカバープレート6と枠体5間に形成された前記スリット状の隙間よりも大きな形状を有し、カバープレート6と枠体5間に形成された隙間から防水カバー50に侵入した水または混合湯水を外部に排出する排出流路を前記折り曲げ端部6eの前記下辺部分66とで形成する。
【0027】
防水カバー50は、水栓本体12および接続部25が収容される箱状の収容部52と、収容部52の前端面から外向きに連設された周縁部51とを有する。周縁部51は、枠状で、ハウジング本体3の矩形形状をした前面開口3aに対応する前面開口50aを形成する。また、収容部52は、ハウジング本体3の収容部55に内嵌可能な大きさに形成されている。更に、収容部52は、底部分52aで、ハウジング本体3の底部26に設けた接続開口27に対応する位置に、接続部25に接続される配管11が挿通可能な配管挿通孔部53を有する。53aは、配管挿通孔部53に形成された配管挿通孔である。そして、この配管挿通孔53aは樹脂パイプ11が内嵌可能な大きさに形成されている。したがって、樹脂パイプ11の外周面が配管挿通孔53aの内面に圧接状態で当接しており、防水カバー50に侵入した水または混合湯水が樹脂パイプ11および配管挿通孔53a間から外部へリークするのを防止できる。
【0028】
70は、防水カバー50の周縁部51の四隅に設けたねじ挿通孔で、ねじ挿通孔68に対応する位置にあり、前記ねじ7が挿通する。セット時には、周縁部51がハウジング本体3の周縁部4の突出枠部4bおよび枠体5間に挟まれる。
【0029】
80は、防水カバー50よりも柔らかいゴム製で、前記枠体5およびハウジング本体3の周縁部4間に介装された枠状の座パッキンで、剥離紙が一方面に設けられており、この剥離紙をはがして壁Wの前面に貼付けられる。この実施形態では、座パッキン80は、突出枠部4bに外嵌する形で前記枠体5の裏面に当接している防水カバー50と、周縁部4の前面に当接している二枚のスペーサ10との間に位置し、浴室Bの壁Wは、図3に示すように、スペーサ10および座パッキン80間に挟まれる。座パッキン80を設けるのは、壁Wの前面の凹凸に対応するためである。防水カバー50の周縁部51の裏面が壁Wの前面に当接するよりも、周縁部51より柔らかい座パッキン51を壁Wの前面に当接させた方が壁Wの前面の凹凸を吸収して壁Wに対するスペーサ10および座パッキン80の圧接を強固にできるからである。
【0030】
以下、施工手順について説明する。
図6に示すように、ハウジング本体3から水栓本体12を取り外し、図7に示すように、壁Wやパネルの厚みに対応させるために二枚のスペーサ10をハウジング本体3の周縁部4の一対の突出枠部4bに外嵌する。以下、図8〜図12において便宜上スペーサ10を省略する。
【0031】
続いて、図8(A)、図8(B)に示すように、樹脂パイプ11をハウジング本体3内に通す。
【0032】
続いて、図9に示すように、ハウジング本体3に設けた複数のねじ挿通穴部14を介して壁Wやパネルの裏面側に位置する間柱15にハウジング本体3が木ねじ13で固定される。作業者は、ハウジング本体3の取り付け寸法を確認した後、図10に示すように、浴室Bの壁Wとなるボードに型紙を使用して壁Wに所定の大きさの取り付け用開口Hを設ける。続いて、作業者は、ハウジング本体3の高さ範囲内に壁Wの当たり面があることを確認した後、図11に示すように、壁Wを取り付ける。
【0033】
次に、座パッキン80の前記剥離紙をはがし、図12に示すように、壁Wの前面に貼付ける。その後、図13に示すように、樹脂パイプ11を防水カバー50内に通し、図14に示すように、水栓本体12と樹脂パイプ11を接続し、図15に示すように、ねじ81を用いて水栓本体12をハウジング本体3内に固定する。
【0034】
続いて、図16に示すように、用いて防水カバー50の周縁部51を介して枠体5をハウジング本体3の周縁部4にねじ7で固定する。
【0035】
続いて、図17に示すように、連結片34cに設けた溝89と回動片35bとが合うようにセットする。最後に、図18に示すように、ニップル21bにツバ21cを取り付ける。このようにして取り付け用開口Hに設置された水道用コンセント1のニップル21bに、浴室Bでの人の移乗に使用される水圧式のリフト(図示せず)を駆動するシリンダ内に水を供給するための給水ホース99のホース継手99aをニップル21bに差し込むことで、給水できる。
【0036】
なお、この実施形態では、給水用の水道用コンセント1について説明したが、この発明は、給水および給湯用の水道用コンセントにも適用できる。
【0037】
図20に示すように、給水および給湯用の水道用コンセント1’は、混合湯水の温度を調整する部材(以下、温度調整部材という)102(図21参照)(特願2000−76912号明細書・図面参照)を有し、水道用コンセント1’のカバープレート(化粧プレート)6’は、前記温度調整部材102に設けた弁棒110に固着された温度調整用ハンドル200の設置用開口201と、給水ホース99(図19参照)の上流端に設けられた継手部材99aが着脱自在である継手部36’のニップル21b’の設置用開口202と、水または混合湯水の流量を調整するための流量調整用ハンドル203の設置用開口204とを下から上に向かってこの順に有する。
【0038】
そして、給水および給湯用の水道用コンセント1’は、図3に示した給水用の水道用コンセント1における水の流入口20に代えて、図21に示すように、前記温度調整部材102に設けた湯の取入口100と水の取入口101を有するとともに、図3に示した給水用の水道用コンセント1における弁24に代えて、水または混合湯水の流量を調整するための弁体(図示せず)を図20における継手部36’が接続されている水栓本体12’内に有し、更に、混合湯水の温度を調整するための温度調整用の固定弁体104および可動弁体105を前記温度調整部材102内に有する。また、前記水栓本体12’は、前記湯の取入口100に連通する湯用継手および前記水の取入口101に連通する水用継手を有する。
【0039】
更に、給水および給湯用の水道用コンセント1’は、前記水または混合湯水の流量を調整するための弁体と前記温度調整部材102とを水または混合湯水の流路116(後述する)で連通するよう構成される一方、前記水道用コンセント1’には、図3に示した給水用の水道用コンセント1における水の流出口21に代えて、流量調整された水または混合湯水の流出口300が前記水栓本体12’における最下流端で、継手部36’の接続位置に設けられ、開閉操作を流量調整用の前記弁体に伝達するための伝達機構を介して温度を調整された混合湯水の流量を調整するための前記流量調整用ハンドル203を備えた流量調整部材が設けられ、前記水の取入口101と水を供給するための配管とを接続するとともに前記湯の取入口100と湯を供給するための配管とを接続する接続部が設けられ、前記継手部36’が前記流出口に接続されてなり、更に、水栓本体12’および前記温度調整部材102をハウジング本体内に収容する一方、ハウジング本体の底部に前記接続部と前記各配管の接続を許容する大きさの接続開口が設けられ、前記ハウジング本体の前面開口を形成する周縁部を覆う枠体と、この枠体を介して前記前面開口を被覆する前記カバープレート6’とを備えている。なお、図21において、110は、温度調整用ハンドル200に固着された弁棒で、軸方向(A1 方向)のまわりに回動する。111は、前記温度調整部材102の湯水混合室で、固定弁体104の位置よりも下流側に設けられている。115は、混合湯水の複数の出口である。116は、湯水混合室111から出口115を介して連通する混合湯水または水の流路で、前記水または混合湯水の流量を調整するための弁体を介して前記水または混合湯水の流出口に連通する。
【0040】
【発明の効果】
この発明では、防水性能を備えた給水用の水道用コンセントと、給水および給湯用の水道用コンセントとを提供することことができ。そのため、例えば浴室の壁またはパネルに設置されているシャワ等からハウジング本体内に水または混合湯水が侵入し、水または混合湯水が接続開口を通って浴室の壁またはパネルの裏側に漏れる事態を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す正面図である。
【図2】上記実施形態において、カバープレートを取り外した状態を示す正面図である。
【図3】上記実施形態を示す構成説明図である。
【図4】上記実施形態を示す分解斜視図である。
【図5】上記実施形態を示す分解斜視図である。
【図6】上記実施形態における施工の手順の第1番目を示す分解斜視図である。
【図7】上記実施形態における施工の手順の第2番目を示す分解斜視図である。
【図8】(A)は、上記実施形態における施工の手順の第3番目を示す正面図である。
(B)は、上記実施形態における施工の手順の第3番目を示す斜視図である。
【図9】上記実施形態における施工の手順の第4番目を示す斜視図である。
【図10】上記実施形態における施工の手順の第5番目を示す斜視図である。
【図11】上記実施形態における施工の手順の第6番目を示す斜視図である。
【図12】上記実施形態における施工の手順の第7番目を示す斜視図である。
【図13】上記実施形態における施工の手順の第8番目を示す斜視図である。
【図14】上記実施形態における施工の手順の第9番目を示す斜視図である。
【図15】上記実施形態における施工の手順の第10番目を示す斜視図である。
【図16】上記実施形態における施工の手順の第11番目を示す分解斜視図である。
【図17】上記実施形態における施工の手順の第12番目を示す分解斜視図である。
【図18】上記実施形態における施工の手順の第13番目を示す斜視図である。
【図19】上記実施形態における使用状態を示す斜視図である。
【図20】この発明の他の実施形態を示す正面図である。
【図21】上記他の実施形態の要部を示す構成説明図である。
【符号の説明】
1…水道用コンセント、2…ハウジング、3…ハウジング本体、3a…前面開口、4…周縁部、5…枠体、6…カバープレート、11…配管、12…水栓本体、20…流入口、21…流出口、24…弁体、25…接続部、26…底部、27…接続開口、34…流量調整部材、35…伝達機構、36…継手部、50…防水カバー、80…座パッキン、99…給水ホース、99a…継手部材、W…壁、H…取り付け用開口。
Claims (3)
- 流入口、流出口および弁体を有する水栓本体をハウジング内に収容する一方、開閉操作を前記弁体に伝達するための伝達機構を介して前記流出口から送出可能な水の流量を調整する流量調整部材を設けるとともに、前記流入口と水を供給するための配管とを接続する接続部を設け、給水ホースの上流端に設けられた継手部材が着脱自在である継手部を前記流出口に接続してなり、更に、前記ハウジングは、底部に前記接続部と前記配管の接続を許容する大きさの接続開口および少なくとも前記水栓本体が収容可能な大きさの収容空間を有するハウジング本体と、このハウジング本体の前面開口を形成する周縁部を覆う枠体と、この枠体を介して前記前面開口を被覆するカバープレートとを備え、前記周縁部と前記枠体の間に壁、または、パネルを位置させながら、前記壁に形成された取り付け用開口、または、前記パネルに形成された取り付け用開口に設置されるように構成された水道用コンセントにおいて、前記ハウジング本体内に侵入した水または混合湯水が前記接続開口を通って前記壁の裏側または前記パネルの裏側に漏れるのを防止すべく、前記ハウジング本体内に嵌込まれた状態で、内部に少なくとも前記水栓本体が収容される防水カバーと、前記枠体および周縁部間に介装された枠状の座パッキンとを有することを特徴とする水道用コンセント。
- 浴室の壁に設置され、浴室での人の移乗に使用される水圧式のリフトを駆動するシリンダ内に水を供給するために用いられる請求項1に記載の水道用コンセント。
- 湯の取入口、水の取入口、混合湯水の温度を調整する部材、水または混合湯水の流路、この流路内の水または混合湯水の流量を調整するための弁体、流量調整された水または混合湯水の流出口、前記湯の取入口に連通する湯用継手および前記水の取入口に連通する水用継手を有する水栓本体をハウジング内に収容する一方、前記流出口から流出可能な混合湯水の温度を調整するための温度調整部材を設け、開閉操作を流量調整用の弁体に伝達するための伝達機構を介して温度を調整された混合湯水の流量を調整するための流量調整部材を設け、また、前記水の取入口と水を供給するための配管とを接続するとともに前記湯の取入口と湯を供給するための配管とを接続する接続部を設け、給水ホースの上流端に設けられた継手部材が着脱自在である継手部を前記流出口に接続してなり、更に、前記ハウジングは、底部に前記接続部と前記各配管の接続を許容する大きさの接続開口および少なくとも前記水栓本体および温度調整部材が収容可能な大きさの収容空間を有するハウジング本体と、このハウジング本体の前面開口を形成する周縁部を覆う枠体と、この枠体を介して前記前面開口を被覆するカバープレートとを備え、前記周縁部と前記枠体の間に壁、または、パネルを挟みながら、前記壁に形成された取り付け用開口、または、前記パネルに形成された取り付け用開口に設置されるように構成された水道用コンセントにおいて、前記ハウジング本体内に侵入した水または混合湯水が前記接続開口を通って前記壁の裏側または前記パネルの裏側に漏れるのを防止すべく、前記ハウジング本体内に嵌込まれた状態で、内部に少なくとも前記水栓本体が収容される防水カバーと、前記枠体および周縁部間に介装された枠状の座パッキンとを有することを特徴とする水道用コンセント。
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