JP2640220B2 - 冷媒管等の配管用端部カバー - Google Patents

冷媒管等の配管用端部カバー

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JP2640220B2
JP2640220B2 JP33263894A JP33263894A JP2640220B2 JP 2640220 B2 JP2640220 B2 JP 2640220B2 JP 33263894 A JP33263894 A JP 33263894A JP 33263894 A JP33263894 A JP 33263894A JP 2640220 B2 JP2640220 B2 JP 2640220B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷暖房設備に於ける断
熱材で被覆された冷媒管等に外装されるカバー部材の一
部であって、カバー部材の端部に配置される冷媒管等の
配管用端部カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の配管用端部カバーは、種
々のものが提供されており、例えば、実公平6−382
51号公報に記載されているような配管カバーエンド等
がある。これは、建物側壁に配設する配管カバーの空調
配管導出部を覆う連結用の第1筒部と、先細り形状の空
調配管導出口形成用の第2筒部とからなり、前記第1、
第2筒部の周部に前記建物側壁への取付部を前記建物側
壁とほぼ平行に形成してある配管カバーエンドであっ
て、前記第1、第2筒部を、前記取付部に平行で、前記
取付部からの距離が異なる各別の第1及び第2切断線
と、前記取付部に対して略垂直に前記第1及び第2切断
線を結ぶ第3切断線を介して分離及び合体自在に2分割
したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の配管
カバーエンドにあっては、底部と蓋部を嵌合すると共
に、連結ネジによって両者を連結したとき、蓋部が底部
に対して壁面に沿ってズレるような分力が生じるような
ことはなくなったが、蓋部と底部に設けた連結ネジ穴を
正確な位置に設けておかないと、第3切断線部分に隙間
が生じる虞れがあった。また、冷媒管と一緒にドレンホ
ース等を収容する場合、これらを安定的に保持するのに
適していない等の難点があった。しかも、配管カバーエ
ンドを装着する際、先ず、底部を配管カバーの端部が収
まるように外壁の所定位置に取付け(例えば、ネジ止手
段等)、その後、配管カバーを挟むように蓋部を底部に
固定するようになるが、底部を外壁に取付ける(例え
ば、ネジ止手段等)際に、底部を手で確実に支持してお
かないと落下してしまったり、取付け位置がズレてしま
ったりする難点があった。すなわち、底部を外壁に取付
けるまで、手を添えておかなければならず、作業性が悪
い難点もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、前述
の如き難点等を解消すべく案出されたもので、請求項1
記載の冷媒管等の配管用端部カバーSにあっては、冷暖
房設備に於ける断熱材で被覆された冷媒管等に外装され
るカバー部材P3の端部に装着されるものであって、壁
面等への取付面となる平坦面4を備えたカバー用基部材
Aと、このカバー用基部材Aに連結ネジ5を介して連結
されるカバー用蓋部材Bとで端部カバー本体を形成し、
この端部カバー本体は、基端がわにカバー部材P3を内
嵌可能な大径筒状部1aを設け、先端がわに冷媒管P1
等を収容可能な小径筒状部1cを設け、この小径筒状部
1cと大径筒状部1aとの間に、先端がわに行くに従っ
て漸次窄まるような縮径筒状部1bを設けて構成され、
カバー用基部材Aとカバー用蓋部材Bとの分離接合面
を、基端がわに設けられると共に、基端がわに行くに従
って平坦面4に漸次接近するように傾斜する傾斜接合部
2aと、先端がわに設けられると共に、平坦面4に対し
て略平行で、且つ傾斜接合部2aの先端部より平坦面4
に接近する位置に配置される水平接合部2cと、傾斜接
合部2aの先端部と水平接合部2cの基端部とを連結す
ると共に、平坦面4に対して略直交するように配置され
る垂直接合部2bとで構成する手段を採用した。
【0005】また、請求項2記載の冷媒管等の配管用端
部カバーSにあっては、カバー用蓋部材Bに、その小径
筒状部1cと、縮径筒状部1bの一部とに跨がるような
ドレンホース収容部3を湾出せしめる手段を採用した。
【0006】また、請求項3記載の冷媒管等の配管用端
部カバーSにあっては、カバー用基部材Aの基端がわ
に、カバー部材P3の係止凹部10に嵌脱自在に嵌合さ
れる一対の係止突起6を所定間隔に突設し、この一対の
係止突起6の係止凹部10への強制嵌合によってカバー
用基部材Aをカバー部材P3端部に仮固定できるよう構
成する手段を採用した。
【0007】また、請求項4記載の冷媒管等の配管用端
部カバーSにあっては、一対の係止突起6を、相互の間
隔がその長手方向一端がわに行くに従って漸次接近する
ように傾斜せしめて構成する手段を採用した。
【0008】また、請求項5記載の冷媒管等の配管用端
部カバーSにあっては、カバー部材P3の係止凹部10
を、溝底がわに行くに従ってその左右側壁部の間隔が広
くなるような略蟻溝状とし、一対の係止突起6を、先端
がわに行くに従ってその間隔が広くなるような略逆ハ字
状とする手段を採用した。
【0009】
【作用】しかして、請求項1記載の冷媒管等の配管用端
部カバーSにあっては、端部カバー本体は、平坦面4を
介して壁面等へ取付けられるカバー用基部材Aと、連結
ネジ5を介してカバー用基部材Aに連結されるカバー用
蓋部材Bとからなる。そして、断熱材で被覆された冷媒
管P1等に外装されるカバー部材P3を内嵌可能な大径
筒状部1aは、端部カバー本体の基端がわに設けられ、
冷媒管P1等を収容可能な小径筒状部1cは、端部カバ
ー本体の先端がわに設けられ、縮径筒状部1bは、小径
筒状部1cと大径筒状部1aとの間に配されると共に、
先端がわに行くに従って漸次窄まるよう構成されてい
る。更に、カバー用基部材Aとカバー用蓋部材Bとの分
離接合面は、傾斜接合部2aと、垂直接合部2bと、水
平接合部2cとで構成され、傾斜接合部2aは、端部カ
バー本体基端がわに設けられると共に、基端がわに行く
に従って平坦面4に漸次接近するように傾斜し、水平接
合部2cは、端部カバー本体先端がわに設けられると共
に、平坦面4に対して略平行で、且つ傾斜接合部2aの
先端部より平坦面4に接近する位置に配置され、垂直接
合部2bは、傾斜接合部2aの先端部と水平接合部2c
の基端部とを連結すると共に、平坦面4に対して略直交
するように配置される。すなわち、カバー用基部材Aと
カバー用蓋部材Bとを、連結ネジ5を介して連結する
と、連結ネジ5の締付け力が、傾斜接合部2a、水平接
合部2cを密接せしめる。しかも、傾斜接合部2aにあ
っては、連結ネジ5による締付け力によってカバー用蓋
部材Bがカバー用基部材Aに対して端部カバー本体基端
がわにスライドするような分力が生じ、垂直接合部2b
を密接せしめるように作用するものとなる。
【0010】また、請求項2記載の冷媒管等の配管用端
部カバーSにあっては、ドレンホース収容部3は、カバ
ー用蓋部材Bの小径筒状部1cと、縮径筒状部1bの一
部とに跨がるよう湾出せしめられ、この部分でドレンホ
ースP2が安定的に保持される。
【0011】また、請求項3記載の冷媒管等の配管用端
部カバーSにあっては、一対の係止突起6は、カバー用
基部材Aの基端がわに所定間隔で突設され、しかも、カ
バー部材P3の係止凹部10に強制嵌合され、この嵌合
状態にあってはカバー用基部材Aはカバー部材P3端部
に仮固定状態となる。
【0012】また、請求項4記載の冷媒管等の配管用端
部カバーSにあっては、一対の係止突起6は、相互の間
隔がその長手方向一端がわに行くに従って漸次接近する
ように傾斜し、カバー部材P3の係止凹部10への嵌合
がスムーズとなると共に、しっくりとした嵌合状態とな
る。
【0013】また、請求項5記載の冷媒管等の配管用端
部カバーSにあっては、カバー部材P3の係止凹部10
は、溝底がわに行くに従ってその左右側壁部の間隔が広
くなるような略蟻溝状となり、一対の係止突起6は、先
端がわに行くに従ってその間隔が広くなるような略逆ハ
字状となり、一対の係止突起6が、カバー部材P3の係
止凹部10へ強制嵌合されると、簡単に脱落しないよう
になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示例に基づいて説明する。
図中Sは、冷暖房設備に於ける断熱材で被覆された冷媒
管P1等に外装されるカバー部材P3の端部に装着され
る本発明の配管用端部カバーで、この配管用端部カバー
Sは、壁面等への取付面となる平坦面4を備えた適宜合
成樹脂製のカバー用基部材Aと、このカバー用基部材A
に連結ネジ5を介して連結、分離可能な適宜合成樹脂製
のカバー用蓋部材Bとで形成される端部カバー本体を基
本構成とするものである。そして、端部カバー本体は、
基端がわにカバー部材P3を内嵌可能な大径筒状部1a
を設け、先端がわに冷媒管P1等を収容可能な小径筒状
部1cを設け、この小径筒状部1cと大径筒状部1aと
の間に、先端がわに行くに従って漸次窄まるような縮径
筒状部1bを設けて構成されている。
【0015】更に、端部カバー本体をカバー用基部材A
とカバー用蓋部材Bとに分離する分離接合面は、端部カ
バー本体の基端がわに設けられると共に、基端がわに行
くに従って平坦面4に漸次接近するように傾斜する傾斜
接合部2aと、端部カバー本体の先端がわに設けられる
と共に、平坦面4に対して略平行で、且つ傾斜接合部2
aの先端部より平坦面4に接近する位置に配置される水
平接合部2cと、傾斜接合部2aの先端部と水平接合部
2cの基端部とを連結すると共に、平坦面4に対して略
直交するように配置される垂直接合部2bとで構成して
ある。すなわち、カバー用基部材Aとカバー用蓋部材B
とを、連結ネジ5を介して連結すると、連結ネジ5の締
付け力が、傾斜接合部2a、水平接合部2cを密接せし
め、しかも、傾斜接合部2aにあっては、連結ネジ5に
よる締付け力によってカバー用蓋部材Bがカバー用基部
材Aに対して端部カバー本体基端がわにスライドするよ
うな分力を生じせしめ、垂直接合部2bが密接するよう
に構成してある。また、傾斜接合部2aは、先に壁面等
に固定されるカバー用基部材A(小径筒状部1cが下向
きの場合)にカバー用蓋部材Bを嵌合せしめたときに、
カバー用蓋部材Bがカバー用基部材Aから下方に脱落し
ないような状態(仮止状態)に維持できるよう構成され
ている。
【0016】また、カバー用蓋部材Bには、その小径筒
状部1cと、縮径筒状部1bの一部とに跨がるようなド
レンホース収容部3を湾出せしめてあり、このドレンホ
ース収容部3を介してドレンホースP2(或いは、三系
統の冷媒管P1を使用したものにあっては、その内の一
本でも良い)が配管用端部カバーS内にスムーズに導入
されると共に、ドレンホースP2を安定的に保持できる
ように構成されている。
【0017】そして、縮径筒状部1bには、適宜間隔で
多数の段凹部が周設されている。すなわち、この段凹部
は、冷媒管P1等が小径筒状部1cより太い場合に、縮
径筒状部1bを所望の段凹部に沿って切断して、冷媒管
P1等を収容できるようにするためのものである。
【0018】それから、カバー用基部材Aの基端がわに
は、カバー部材P3の係止凹部10の左右側壁に夫々当
接するようにして嵌合される一対の係止突起6が所定間
隔に突設されている。すなわち、この一対の係止突起6
は、弾性変形等を利用した係止凹部10への強制嵌合に
よってカバー用基部材Aがカバー部材P3端部に仮固定
できるように構成してある。しかも、一対の係止突起6
は、先端寄りがわの相互の間隔が漸次接近するように傾
斜せしめてあり、カバー部材P3の係止凹部10への嵌
合がスムーズに行えるように配慮してあると共に、しっ
くりとした強固で確実な嵌合状態が期待できるように構
成してある。
【0019】また、カバー部材P3の係止凹部10は、
溝底がわに行くに従ってその左右側壁部の間隔が広くな
るような略蟻溝状に形成され、一対の係止突起6は、先
端がわに行くに従ってその間隔が広くなるような略逆ハ
字状に形成してある(図5参照)。すなわち、一対の係
止突起6は、弾性等を利用してカバー部材P3の係止凹
部10へ強制嵌合されると、カバー部材P3から簡単に
脱落しないでその係止状態が維持されるように構成して
ある。
【0020】ところで、配管用端部カバーSの具体的構
成、形状、寸法、材質、カバー用基部材Aの具体的構
成、形状、寸法、カバー用蓋部材Bの具体的構成、形
状、寸法、大径筒状部1aの具体的形状、寸法、縮径筒
状部1bの具体的形状、寸法、小径筒状部1cの具体的
形状、寸法、傾斜接合部2aの具体的形状、寸法、配設
位置、垂直接合部2bの具体的形状、寸法、配設位置、
水平接合部2cの具体的形状、寸法、配設位置、ドレン
ホース収容部3の具体的形状、寸法、配設位置、平坦面
4の具体的形状、寸法、連結ネジ5の取付け位置、数、
係止突起6の具体的形状、寸法、配設位置、カバー部材
P3の具体的構成、形状、寸法、係止凹部10の具体的
形状、寸法等は、図示例のもの等に限定されることなく
適宜自由に設定できるものである。
【0021】
【発明の効果】従って、請求項1記載の冷媒管等の配管
用端部カバーSは、冷暖房設備に於ける断熱材で被覆さ
れた冷媒管等に外装されるカバー部材P3の端部に装着
されるものであって、壁面等への取付面となる平坦面4
を備えたカバー用基部材Aと、このカバー用基部材Aに
連結ネジ5を介して連結されるカバー用蓋部材Bとで端
部カバー本体を形成し、この端部カバー本体は、基端が
わにカバー部材P3を内嵌可能な大径筒状部1aを設
け、先端がわに冷媒管P1等を収容可能な小径筒状部1
cを設け、この小径筒状部1cと大径筒状部1aとの間
に、先端がわに行くに従って漸次窄まるような縮径筒状
部1bを設けて構成され、カバー用基部材Aとカバー用
蓋部材Bとの分離接合面を、基端がわに設けられると共
に、基端がわに行くに従って平坦面4に漸次接近するよ
うに傾斜する傾斜接合部2aと、先端がわに設けられる
と共に、平坦面4に対して略平行で、且つ傾斜接合部2
aの先端部より平坦面4に接近する位置に配置される水
平接合部2cと、傾斜接合部2aの先端部と水平接合部
2cの基端部とを連結すると共に、平坦面4に対して略
直交するように配置される垂直接合部2bとで構成した
ので、大径筒状部1aでは、断熱材で被覆された冷媒管
P1等に外装されるカバー部材P3を確実に内嵌でき、
小径筒状部1cでは、冷媒管P1等を収容でき、縮径筒
状部1bでは、小径筒状部1cと大径筒状部1aとを外
観上の体裁良く連結できるようになる。
【0022】特に、カバー用基部材Aとカバー用蓋部材
Bとを、連結ネジ5を介して連結すると、連結ネジ5の
締付け力が、傾斜接合部2a、水平接合部2cを密接せ
しめ、更に、傾斜接合部2aにあっては、連結ネジ5に
よる締付け力によってカバー用蓋部材Bがカバー用基部
材Aに対して端部カバー本体基端がわにスライドするよ
うな分力が生じ、垂直接合部2bを確実に密接せしめら
れるようになる。しかも、構成が極めて簡素で、製造し
易く、量産に適し、低廉に提供できる経済的な配管用端
部カバーSとなる。
【0023】加えて、傾斜接合部2aを設けたので、先
に壁面等に固定されるカバー用基部材A(小径筒状部1
cが下向きの場合)にカバー用蓋部材Bを嵌合せしめる
と、カバー用蓋部材Bがカバー用基部材Aから下方に脱
落しないような状態(仮止状態)を確実に維持できるよ
うになり、取扱い易く、取付け作業性の優れたものとな
る。
【0024】また、請求項2記載の冷媒管等の配管用端
部カバーSは、カバー用蓋部材Bに、その小径筒状部1
cと、縮径筒状部1bの一部とに跨がるようなドレンホ
ース収容部3を湾出せしめたので、ドレンホース収容部
3を介してドレンホースP2(或いは、三系統の冷媒管
P1を用いた場合は、その内の一つ)を配管用端部カバ
ーS内にスムーズに導入できるようになると共に、ドレ
ンホースP2(或いは、冷媒管P1)がガタつくことな
く安定的に保持できるようになる。
【0025】更に、請求項3記載の冷媒管等の配管用端
部カバーSは、カバー用基部材Aの基端がわに、カバー
部材P3の係止凹部10に嵌脱自在に嵌合される一対の
係止突起6を所定間隔に突設し、この一対の係止突起6
の係止凹部10への強制嵌合によってカバー用基部材A
をカバー部材P3端部に仮固定できるよう構成したの
で、一対の係止突起6を利用してカバー用基部材Aを、
予め取付けてあるカバー部材P3の係止凹部10に強制
嵌合して、カバー用基部材Aをカバー部材P3端部に仮
固定状態にでき、取扱い易く、取付け作業性の優れたも
のとなる。
【0026】そして、請求項4記載の冷媒管等の配管用
端部カバーSは、一対の係止突起6を、相互の間隔がそ
の長手方向一端がわに行くに従って漸次接近するように
傾斜せしめて構成したので、係止突起6の弾性等と相俟
って一対の係止突起6をカバー部材P3の係止凹部10
にスムーズに強制嵌合できるようになると共に、しっく
りとした強固で確実なる嵌合状態が得られるようにな
る。
【0027】それから、請求項5記載の冷媒管等の配管
用端部カバーSは、カバー部材P3の係止凹部10を、
溝底がわに行くに従ってその左右側壁部の間隔が広くな
るような略蟻溝状とし、一対の係止突起6を、先端がわ
に行くに従ってその間隔が広くなるような略逆ハ字状と
したので、係止突起6の弾性等を利用して一対の係止突
起6をカバー部材P3の係止凹部10へ強制嵌合する
と、カバー部材P3から簡単に脱落しないでその係止状
態を維持できるようになる。すなわち、カバー用基部材
Aを外壁等の所定位置に取付ける(例えば、ネジ止手段
等)際に、カバー用基部材Aをカバー部材P3の端部が
収まるように、一対の係止突起6を係止凹部10へ強制
嵌合せしめておくだけで、手で支持しておかなくともカ
バー用基部材Aの落下やズレが生じることがなく、作業
性の優れたカバー用基部材Aとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配管用端部カバーの分解斜視図であ
る。
【図2】本発明の配管用端部カバーの一部切欠側面図で
ある。
【図3】本発明の配管用端部カバーの正面図である。
【図4】本発明の配管用端部カバーの一部切欠平面図で
ある。
【図5】本発明の配管用端部カバーの縦断正面図であ
る。
【図6】本発明の配管用端部カバーの使用状態を示す側
面図である。
【符号の説明】
S 配管用端部カバー A カバー用基部材 B カバ
ー用蓋部材 1a 大径筒状部 1b 縮径
筒状部 1c 小径筒状部 2a 傾斜接合部 2b 垂直
接合部 2c 水平接合部 3 ドレンホース収容部 4 平坦
面 5 連結ネジ 6 係止
突起 P1 冷媒管 P2 ドレ
ンホース P3 カバー部材 10 係止
凹部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷暖房設備に於ける断熱材で被覆された
    冷媒管等に外装されるカバー部材の端部に装着されるも
    のであって、壁面等への取付面となる平坦面を備えたカ
    バー用基部材と、このカバー用基部材に連結ネジを介し
    て連結されるカバー用蓋部材とで端部カバー本体を形成
    し、この端部カバー本体は、基端がわにカバー部材を内
    嵌可能な大径筒状部を設け、先端がわに冷媒管等を収容
    可能な小径筒状部を設け、この小径筒状部と大径筒状部
    との間に、先端がわに行くに従って漸次窄まるような縮
    径筒状部を設けて構成され、カバー用基部材とカバー用
    蓋部材との分離接合面を、基端がわに設けられると共
    に、基端がわに行くに従って平坦面に漸次接近するよう
    に傾斜する傾斜接合部と、先端がわに設けられると共
    に、平坦面に対して略平行で、且つ傾斜接合部の先端部
    より平坦面に接近する位置に配置される水平接合部と、
    傾斜接合部の先端部と水平接合部の基端部とを連結する
    と共に、平坦面に対して略直交するように配置される垂
    直接合部とで構成したことを特徴とする冷媒管等の配管
    用端部カバー。
  2. 【請求項2】 カバー用蓋部材に、その小径筒状部と、
    縮径筒状部の一部とに跨がるようなドレンホース収容部
    を湾出せしめたことを特徴とする請求項1記載の冷媒管
    等の配管用端部カバー。
  3. 【請求項3】 カバー用基部材の基端がわに、カバー部
    材の係止凹部に嵌脱自在に嵌合される一対の係止突起を
    所定間隔に突設し、この一対の係止突起の係止凹部への
    強制嵌合によってカバー用基部材をカバー部材端部に仮
    固定できるよう構成したことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の冷媒管等の配管用端部カバー。
  4. 【請求項4】 一対の係止突起を、相互の間隔がその長
    手方向一端がわに行くに従って漸次接近するように傾斜
    せしめて構成したことを特徴とする請求項3記載の冷媒
    管等の配管用端部カバー。
  5. 【請求項5】 カバー部材の係止凹部を、溝底がわに行
    くに従ってその左右側壁部の間隔が広くなるような略蟻
    溝状とし、一対の係止突起を、先端がわに行くに従って
    その間隔が広くなるような略逆ハ字状としたことを特徴
    とする請求項3または請求項4記載の冷媒管等の配管用
    端部カバー。
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