JPH07260073A - パイプ接続装置 - Google Patents
パイプ接続装置Info
- Publication number
- JPH07260073A JPH07260073A JP6053591A JP5359194A JPH07260073A JP H07260073 A JPH07260073 A JP H07260073A JP 6053591 A JP6053591 A JP 6053591A JP 5359194 A JP5359194 A JP 5359194A JP H07260073 A JPH07260073 A JP H07260073A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stopper
- pipe
- elastic leg
- arcuate elastic
- hole
- Prior art date
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L37/00—Couplings of the quick-acting type
- F16L37/08—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members
- F16L37/084—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking
- F16L37/088—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of a split elastic ring
- F16L37/0885—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of a split elastic ring with access to the split elastic ring from a radial or tangential opening in the coupling
Abstract
(57)【要約】
【目的】 他の部品等が引っ掛かり難く、しかもパイプ
をより安定的に接続することができる。 【構成】 基端部の外周に環状突起１が設けられている
円筒状の挿入部３と、挿入部３の外径と同一の内径を有
し且つ先端よりの周壁４ａには対向する２つの孔部５が
形成されていると共に基端部の周壁４ａ内面には挿入部
３の環状突起１が当接する段部４ｂが設けられている円
筒状の受口部４と、孔部５に外側から内方突出状態に嵌
め込まれる２本の円弧状弾性脚体７をその凹曲面同士が
向合う対向位置に有すると共に該円弧状弾性脚体の内面
が傾斜面７ａとされているストッパ１０を備えており、
ストッパ１０の両円弧状弾性脚体７の先端には内向きＬ
字状の屈曲部１４が設けられている。
をより安定的に接続することができる。 【構成】 基端部の外周に環状突起１が設けられている
円筒状の挿入部３と、挿入部３の外径と同一の内径を有
し且つ先端よりの周壁４ａには対向する２つの孔部５が
形成されていると共に基端部の周壁４ａ内面には挿入部
３の環状突起１が当接する段部４ｂが設けられている円
筒状の受口部４と、孔部５に外側から内方突出状態に嵌
め込まれる２本の円弧状弾性脚体７をその凹曲面同士が
向合う対向位置に有すると共に該円弧状弾性脚体の内面
が傾斜面７ａとされているストッパ１０を備えており、
ストッパ１０の両円弧状弾性脚体７の先端には内向きＬ
字状の屈曲部１４が設けられている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてカーエアコン
の凝縮器や蒸発器等の熱交換器について、その配管に用
いられるパイプ接続装置に関する。
の凝縮器や蒸発器等の熱交換器について、その配管に用
いられるパイプ接続装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】出願人は、先に、パイプ接続具として、
以下に示すものを提案している（特願平５−２８１３１
３号）。
以下に示すものを提案している（特願平５−２８１３１
３号）。
【０００３】即ち、図１０および図１１に示すように、
パイプ連結具は、長さ方向の一端部外周面に、対向する
２個の孔部(42)を有する筒状の連結具本体(41)と、該連
結具本体(41)の前記孔部(42)に外側から内方突出状態に
嵌合される２個の円弧状弾性脚体(43)を対向配置に有す
るとともに、該円弧状弾性脚体(43)の厚さ方向の片面に
はパイプ案内用のすり鉢状テーパ部(44)が形成されたス
トッパ(45)とを具備し、前記テーパ部(44)がパイプ挿入
側を向く配置で円弧状弾性体(43)と前記孔部(42)とを嵌
合させることにより、前記ストッパ(45)が連結具本体(4
1)に組み付けられた状態で、端部外周に環状突部(46)を
有するパイプ(47)を、連結具本体(41)の端部からその環
状突部(46)が前記円弧状弾性脚体(43)を通過するまで押
し入れて、パイプ(47)を抜け止め状態に連結するものと
されていた。そして、上記ストッパ(45)の組み付け状態
において、左右の円弧状弾性脚体(43)の先端が連結具本
体(41)から下方に突出するように、両円弧状弾性脚体(4
3)の先端に延長部(43a) が設けられ、該延長部の一側面
だけに半球状リブ(48)が形成されていた。また、連結具
本体(41)の各孔部(42)の周方向両端には、上記ストッパ
(45)の組み付け時に円弧状弾性脚体(43)の半球状リブ(4
8)の通過を許容し得るように、半円状切欠き部(49)が設
けられていた。
パイプ連結具は、長さ方向の一端部外周面に、対向する
２個の孔部(42)を有する筒状の連結具本体(41)と、該連
結具本体(41)の前記孔部(42)に外側から内方突出状態に
嵌合される２個の円弧状弾性脚体(43)を対向配置に有す
るとともに、該円弧状弾性脚体(43)の厚さ方向の片面に
はパイプ案内用のすり鉢状テーパ部(44)が形成されたス
トッパ(45)とを具備し、前記テーパ部(44)がパイプ挿入
側を向く配置で円弧状弾性体(43)と前記孔部(42)とを嵌
合させることにより、前記ストッパ(45)が連結具本体(4
1)に組み付けられた状態で、端部外周に環状突部(46)を
有するパイプ(47)を、連結具本体(41)の端部からその環
状突部(46)が前記円弧状弾性脚体(43)を通過するまで押
し入れて、パイプ(47)を抜け止め状態に連結するものと
されていた。そして、上記ストッパ(45)の組み付け状態
において、左右の円弧状弾性脚体(43)の先端が連結具本
体(41)から下方に突出するように、両円弧状弾性脚体(4
3)の先端に延長部(43a) が設けられ、該延長部の一側面
だけに半球状リブ(48)が形成されていた。また、連結具
本体(41)の各孔部(42)の周方向両端には、上記ストッパ
(45)の組み付け時に円弧状弾性脚体(43)の半球状リブ(4
8)の通過を許容し得るように、半円状切欠き部(49)が設
けられていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前項で述べたパイプ連
結具において、円弧状弾性脚体(43)の延長部(43a) の一
側面における半球状リブ(48)は、ストッパ(45)が、誤っ
てその円弧状弾性脚体(43)のテーパ部(44)がパイプ挿入
側と反対側を向く配置で装着されないためのものであ
る。しかしながら、半球状リブ(48)が設けられた延長部
(43a) は、当該ストッパ(45)の着脱を容易にするもの
の、図１１において明らかなように、外方から他の部品
等が引っ掛かることも考えられる。具体的には、自動車
のエンジンルームは、通常、狭隘であって、多数の部品
が互いに接近して組み込まれるため、図１１のような円
弧状弾性脚体(43)の延長部(43a) の突出形態の場合、他
の部品の組み付け時に引っ掛かるおそれがある。そのた
め、作業者が部品の組み込み時に円弧状弾性脚体(43)の
延長部(43a) に接触しないように注意する必要があっ
た。また、ストッパ(45)は、基本的にその円弧状弾性脚
体(43)の延長部(43a) 間に一定の間隔(S) があるため
に、該部に矢印(A) の力が加わった場合、円弧状弾性脚
体(43)が矢印(B) 方向（外れる方向）へ開離することと
なり、この点を改良する必要があった。
結具において、円弧状弾性脚体(43)の延長部(43a) の一
側面における半球状リブ(48)は、ストッパ(45)が、誤っ
てその円弧状弾性脚体(43)のテーパ部(44)がパイプ挿入
側と反対側を向く配置で装着されないためのものであ
る。しかしながら、半球状リブ(48)が設けられた延長部
(43a) は、当該ストッパ(45)の着脱を容易にするもの
の、図１１において明らかなように、外方から他の部品
等が引っ掛かることも考えられる。具体的には、自動車
のエンジンルームは、通常、狭隘であって、多数の部品
が互いに接近して組み込まれるため、図１１のような円
弧状弾性脚体(43)の延長部(43a) の突出形態の場合、他
の部品の組み付け時に引っ掛かるおそれがある。そのた
め、作業者が部品の組み込み時に円弧状弾性脚体(43)の
延長部(43a) に接触しないように注意する必要があっ
た。また、ストッパ(45)は、基本的にその円弧状弾性脚
体(43)の延長部(43a) 間に一定の間隔(S) があるため
に、該部に矢印(A) の力が加わった場合、円弧状弾性脚
体(43)が矢印(B) 方向（外れる方向）へ開離することと
なり、この点を改良する必要があった。
【０００５】本発明の目的は、他の部品等が引っ掛かり
難く、しかもパイプをより安定的に接続することができ
るパイプ接続装置を提供することにある。
難く、しかもパイプをより安定的に接続することができ
るパイプ接続装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、基端部の外周
に環状突起が設けられている円筒状の挿入部と、挿入部
の外径と同一の内径を有し且つ先端よりの周壁には対向
する２つの孔部が形成されていると共に基端部の周壁内
面には挿入部の環状突起が当接する段部が設けられてい
る円筒状の受口部と、孔部に外側から内方突出状態に嵌
め込まれる２本の円弧状弾性脚体をその凹曲面同士が向
合う対向位置に有すると共に該円弧状弾性脚体の内面が
傾斜面とされているストッパを備えており、ストッパ
を、その円弧状弾性脚体の傾斜面がパイプ挿入側を向く
状態で受口部の孔部に嵌め入れ、この受口部に挿入部を
その環状突起が円弧状弾性脚体を通過するまで挿入する
ことにより、挿入部の環状突起が受口部内面の段部とス
トッパの円弧状弾性脚体間に挟まれて固定され、これら
挿入部と受口部のうち、一方が接続すべきパイプの端部
に設けられ、他方がパイプの接続箇所に設けられている
パイプ接続装置であって、ストッパの両円弧状弾性脚体
の先端には内向きＬ字状の屈曲部が設けられているもの
である。
に環状突起が設けられている円筒状の挿入部と、挿入部
の外径と同一の内径を有し且つ先端よりの周壁には対向
する２つの孔部が形成されていると共に基端部の周壁内
面には挿入部の環状突起が当接する段部が設けられてい
る円筒状の受口部と、孔部に外側から内方突出状態に嵌
め込まれる２本の円弧状弾性脚体をその凹曲面同士が向
合う対向位置に有すると共に該円弧状弾性脚体の内面が
傾斜面とされているストッパを備えており、ストッパ
を、その円弧状弾性脚体の傾斜面がパイプ挿入側を向く
状態で受口部の孔部に嵌め入れ、この受口部に挿入部を
その環状突起が円弧状弾性脚体を通過するまで挿入する
ことにより、挿入部の環状突起が受口部内面の段部とス
トッパの円弧状弾性脚体間に挟まれて固定され、これら
挿入部と受口部のうち、一方が接続すべきパイプの端部
に設けられ、他方がパイプの接続箇所に設けられている
パイプ接続装置であって、ストッパの両円弧状弾性脚体
の先端には内向きＬ字状の屈曲部が設けられているもの
である。
【０００７】また、本発明は、円筒状の受口部の外周面
の一部を平面にするという手段も用いた。
の一部を平面にするという手段も用いた。
【０００８】
【作用】本発明のパイプ接続装置によれば、予め受口部
の孔部にストッパを嵌め入れておき、挿入部を受口部に
挿入することにより、挿入部の環状突起がストッパの対
向する円弧状弾性脚体をその弾力に抗して開離させつ
つ、該円弧状弾性脚体の傾斜面に沿って受口部内方へ進
入せられる。そして、挿入部の環状突起が円弧状弾性脚
体を通過して受口部の周壁内面の段部に当接すると同時
にストッパの円弧状弾性脚体が弾力で互いに接近方向に
復帰する結果、挿入部の環状突起は受口部周壁の段部と
ストッパの円弧状弾性脚体間に挟まれて固定され、この
挿入部と受口部の係合によって、パイプ接続が行われ
る。
の孔部にストッパを嵌め入れておき、挿入部を受口部に
挿入することにより、挿入部の環状突起がストッパの対
向する円弧状弾性脚体をその弾力に抗して開離させつ
つ、該円弧状弾性脚体の傾斜面に沿って受口部内方へ進
入せられる。そして、挿入部の環状突起が円弧状弾性脚
体を通過して受口部の周壁内面の段部に当接すると同時
にストッパの円弧状弾性脚体が弾力で互いに接近方向に
復帰する結果、挿入部の環状突起は受口部周壁の段部と
ストッパの円弧状弾性脚体間に挟まれて固定され、この
挿入部と受口部の係合によって、パイプ接続が行われ
る。
【０００９】そして、本発明では、ストッパの両円弧状
弾性脚体の先端に内向きＬ字状の屈曲部を設けたことに
より、受口部の孔部に円弧状弾性脚体を嵌め入れた状態
において、外方から他の部品等が引っ掛かり難く、ま
た、上記内向きＬ字状の屈曲部が受口部の孔部間の桟部
を抱き込む状態となることから、装着時のストッパのが
たつきが防止されると共に当該ストッパを引き抜く力が
働いた場合でも上記内向きＬ字状の屈曲部が受口部の孔
部間の桟部に係止されてストッパの抜脱が阻止される。
弾性脚体の先端に内向きＬ字状の屈曲部を設けたことに
より、受口部の孔部に円弧状弾性脚体を嵌め入れた状態
において、外方から他の部品等が引っ掛かり難く、ま
た、上記内向きＬ字状の屈曲部が受口部の孔部間の桟部
を抱き込む状態となることから、装着時のストッパのが
たつきが防止されると共に当該ストッパを引き抜く力が
働いた場合でも上記内向きＬ字状の屈曲部が受口部の孔
部間の桟部に係止されてストッパの抜脱が阻止される。
【００１０】この他、円筒状の受口部の外周面の一部を
平面にしたものは、当該受口部にパイプをかしめにより
取り付ける場合等において、その位置決めが容易とな
る。
平面にしたものは、当該受口部にパイプをかしめにより
取り付ける場合等において、その位置決めが容易とな
る。
【００１１】
【実施例】本発明をカーエアコンにおける熱交換器のパ
イプ接続装置に適用した場合の実施例について説明す
る。
イプ接続装置に適用した場合の実施例について説明す
る。
【００１２】基端部の外周に環状突起(1) が設けられて
いる円筒状の挿入部(3) と、挿入部(3) の外径と同一の
内径を有し且つ先端よりの周壁(4a)には対向する２つの
孔部(5) が形成されていると共に基端部の周壁(4a)内面
には挿入部(3) の環状突起(1) が当接する段部(4b)が設
けられている円筒状の受口部(4) と、孔部(5) に外側か
ら内方突出状態に嵌め込まれる２本の円弧状弾性脚体
(7) をその凹曲面同士が向合う対向位置に有すると共に
該円弧状弾性脚体の内面が傾斜面(7a)とされているスト
ッパ(10)を備えており、ストッパ(10)を、その円弧状弾
性脚体(7) の傾斜面(7a)がパイプ挿入側を向く状態で受
口部(4) の孔部(5) に嵌め入れ、この受口部(4) に挿入
部(3) をその環状突起(1) が円弧状弾性脚体(7) を通過
するまで挿入することにより、挿入部(3) の環状突起
(1) が受口部(4) 内面の段部(4b)とストッパ(10)の円弧
状弾性脚体(7) 間に挟まれて固定され、挿入部(3) が接
続すべき一方のパイプ(11)の端部に設けられ、受口部
(4) が他方のパイプ(12)に設けられているパイプ接続装
置であって、ストッパ(10)の両円弧状弾性脚体(7) の一
側面に突起(13)が設けられていると共に両円弧状弾性脚
体(7) の先端には内向きＬ字状の屈曲部(14)が設けられ
ており、受口部(4) の孔部(5) の一側縁には円弧状弾性
脚体(7) の突起(13)が進入し得る凹部(15)が設けられて
いる。また、円筒状の受口部(4) の基端側の外周面にお
ける左右対称位置には、平面(16)が設けられている。
いる円筒状の挿入部(3) と、挿入部(3) の外径と同一の
内径を有し且つ先端よりの周壁(4a)には対向する２つの
孔部(5) が形成されていると共に基端部の周壁(4a)内面
には挿入部(3) の環状突起(1) が当接する段部(4b)が設
けられている円筒状の受口部(4) と、孔部(5) に外側か
ら内方突出状態に嵌め込まれる２本の円弧状弾性脚体
(7) をその凹曲面同士が向合う対向位置に有すると共に
該円弧状弾性脚体の内面が傾斜面(7a)とされているスト
ッパ(10)を備えており、ストッパ(10)を、その円弧状弾
性脚体(7) の傾斜面(7a)がパイプ挿入側を向く状態で受
口部(4) の孔部(5) に嵌め入れ、この受口部(4) に挿入
部(3) をその環状突起(1) が円弧状弾性脚体(7) を通過
するまで挿入することにより、挿入部(3) の環状突起
(1) が受口部(4) 内面の段部(4b)とストッパ(10)の円弧
状弾性脚体(7) 間に挟まれて固定され、挿入部(3) が接
続すべき一方のパイプ(11)の端部に設けられ、受口部
(4) が他方のパイプ(12)に設けられているパイプ接続装
置であって、ストッパ(10)の両円弧状弾性脚体(7) の一
側面に突起(13)が設けられていると共に両円弧状弾性脚
体(7) の先端には内向きＬ字状の屈曲部(14)が設けられ
ており、受口部(4) の孔部(5) の一側縁には円弧状弾性
脚体(7) の突起(13)が進入し得る凹部(15)が設けられて
いる。また、円筒状の受口部(4) の基端側の外周面にお
ける左右対称位置には、平面(16)が設けられている。
【００１３】図中、(2) は挿入部(3) の凹溝(3a)に装着
されたＯリング、(6) はストッパ(10)の円弧状弾性脚体
(7) 間に設けられた頭部、(8) は円弧状弾性脚体(7) の
基端部内面に形成された係止部を示す。
されたＯリング、(6) はストッパ(10)の円弧状弾性脚体
(7) 間に設けられた頭部、(8) は円弧状弾性脚体(7) の
基端部内面に形成された係止部を示す。
【００１４】なお、本実施例では、ストッパ(10)は合成
樹脂製であり、挿入部(3) および受口部(4) 並びにパイ
プ(11)(12)はすべて金属製である。
樹脂製であり、挿入部(3) および受口部(4) 並びにパイ
プ(11)(12)はすべて金属製である。
【００１５】受口部(4) は、パイプ(12)の先端部にかし
めにより、固定されている。この場合、図８および図９
に示したように、受口部(4) の基端部内周には一定間隔
を保ってスプライン状の縦溝(9) が形成され、該縦溝に
よって受口部(4) がより強固に取り付けられる。
めにより、固定されている。この場合、図８および図９
に示したように、受口部(4) の基端部内周には一定間隔
を保ってスプライン状の縦溝(9) が形成され、該縦溝に
よって受口部(4) がより強固に取り付けられる。
【００１６】本実施例のパイプ接続装置によれば、予め
受口部(4) の孔部(5) にストッパ(10)を嵌め入れてお
き、挿入部(3) を受口部(4) に挿入することにより、挿
入部(3) の環状突起(1) がストッパ(10)の対向する円弧
状弾性脚体(7) をその弾力に抗して開離させつつ、該円
弧状弾性脚体の傾斜面(7a)に沿って受口部(4) 内方へ進
入せられる。そして、挿入部(3) の環状突起(1) が円弧
状弾性脚体(7) を通過して受口部(4) の周壁内面の段部
(4b)に当接すると同時にストッパ(10)の円弧状弾性脚体
(7) が弾力で互いに接近方向に復帰する結果、挿入部
(3) の環状突起(1)は受口部(4) 周壁の段部(4b)とスト
ッパ(10)の円弧状弾性脚体(7) 間に挟まれて固定され、
この挿入部(3) と受口部(4) の係合によって、パイプ(1
1)とパイプ(12)の接続が行われる。
受口部(4) の孔部(5) にストッパ(10)を嵌め入れてお
き、挿入部(3) を受口部(4) に挿入することにより、挿
入部(3) の環状突起(1) がストッパ(10)の対向する円弧
状弾性脚体(7) をその弾力に抗して開離させつつ、該円
弧状弾性脚体の傾斜面(7a)に沿って受口部(4) 内方へ進
入せられる。そして、挿入部(3) の環状突起(1) が円弧
状弾性脚体(7) を通過して受口部(4) の周壁内面の段部
(4b)に当接すると同時にストッパ(10)の円弧状弾性脚体
(7) が弾力で互いに接近方向に復帰する結果、挿入部
(3) の環状突起(1)は受口部(4) 周壁の段部(4b)とスト
ッパ(10)の円弧状弾性脚体(7) 間に挟まれて固定され、
この挿入部(3) と受口部(4) の係合によって、パイプ(1
1)とパイプ(12)の接続が行われる。
【００１７】そして、ストッパ(10)の円弧状弾性脚体
(7) の一側面に突起(13)を設けると共に受口部(4) の孔
部(5) の一側縁には円弧状弾性脚体(7) の突起(13)が進
入し得る凹部(15)を設けたことにより、ストッパ(10)
を、その円弧状弾性脚体(7) の傾斜面(7a)がパイプ(11)
の挿入側を向く状態で受口部(4) の孔部(5) に嵌め入れ
られた場合、円弧状弾性脚体(7) の突起(13)が受口部
(4) の孔部(5) における凹部(15)内に進入することとな
るため、ストッパ(10)の装着が行える。一方、ストッパ
(10)が逆向き、すなわちストッパ(10)を、その円弧状弾
性脚体(7) の傾斜面(7a)がパイプ(11)の挿入側と反対側
を向く状態で受口部(4) の孔部(5) に嵌め入れられよう
とする場合、ストッパ(10)の円弧状弾性脚体(7) の突起
(13)が、受口部(4) の孔部(5) の凹部(15)が設けられて
いない他側縁に当接することとなり、その装着が阻止さ
れる。
(7) の一側面に突起(13)を設けると共に受口部(4) の孔
部(5) の一側縁には円弧状弾性脚体(7) の突起(13)が進
入し得る凹部(15)を設けたことにより、ストッパ(10)
を、その円弧状弾性脚体(7) の傾斜面(7a)がパイプ(11)
の挿入側を向く状態で受口部(4) の孔部(5) に嵌め入れ
られた場合、円弧状弾性脚体(7) の突起(13)が受口部
(4) の孔部(5) における凹部(15)内に進入することとな
るため、ストッパ(10)の装着が行える。一方、ストッパ
(10)が逆向き、すなわちストッパ(10)を、その円弧状弾
性脚体(7) の傾斜面(7a)がパイプ(11)の挿入側と反対側
を向く状態で受口部(4) の孔部(5) に嵌め入れられよう
とする場合、ストッパ(10)の円弧状弾性脚体(7) の突起
(13)が、受口部(4) の孔部(5) の凹部(15)が設けられて
いない他側縁に当接することとなり、その装着が阻止さ
れる。
【００１８】すなわち、ストッパ(11)が逆向き、すなわ
ちストッパ(11)を、その円弧状弾性脚体(7) の傾斜面(7
a)がパイプ(11)挿入側と反対側を向く状態で受口部(4)
の孔部(5) に嵌め入れられようとする場合、ストッパ(1
1)の円弧状弾性脚体(7) の突起(13)が、受口部(4) の孔
部(5) の凹部(15)が設けられていない他側縁に当接する
こととなり、その誤装着が確実に防止できる。
ちストッパ(11)を、その円弧状弾性脚体(7) の傾斜面(7
a)がパイプ(11)挿入側と反対側を向く状態で受口部(4)
の孔部(5) に嵌め入れられようとする場合、ストッパ(1
1)の円弧状弾性脚体(7) の突起(13)が、受口部(4) の孔
部(5) の凹部(15)が設けられていない他側縁に当接する
こととなり、その誤装着が確実に防止できる。
【００１９】また、ストッパ(10)の両円弧状弾性脚体
(7) の先端に内向きＬ字状の屈曲部(14)を設けたことに
より、受口部(4) の孔部(5) に円弧状弾性脚体(7) を嵌
め入れた状態において、図５に示すように、外方から他
の部品等が引っ掛かり難い形態となり、円弧状弾性脚体
(7) を開離させようとする矢印(C) 方向の力を受け難
い。更に、上記内向きＬ字状の屈曲部(14)が受口部(4)
の孔部(5) 間の桟部(4c)を抱き込む状態となることか
ら、装着時のストッパ(10)のがたつきが防止されると共
に当該ストッパを引き抜く力（矢印(D) 方向の力）が働
いた場合でも上記内向きＬ字状の屈曲部(14)が受口部
(4) の孔部(5) 間の桟部(4c)に係止されてストッパ(10)
の抜脱が阻止される。
(7) の先端に内向きＬ字状の屈曲部(14)を設けたことに
より、受口部(4) の孔部(5) に円弧状弾性脚体(7) を嵌
め入れた状態において、図５に示すように、外方から他
の部品等が引っ掛かり難い形態となり、円弧状弾性脚体
(7) を開離させようとする矢印(C) 方向の力を受け難
い。更に、上記内向きＬ字状の屈曲部(14)が受口部(4)
の孔部(5) 間の桟部(4c)を抱き込む状態となることか
ら、装着時のストッパ(10)のがたつきが防止されると共
に当該ストッパを引き抜く力（矢印(D) 方向の力）が働
いた場合でも上記内向きＬ字状の屈曲部(14)が受口部
(4) の孔部(5) 間の桟部(4c)に係止されてストッパ(10)
の抜脱が阻止される。
【００２０】この他、円筒状の受口部(4) の基端側の外
周面における左右対称位置に平面(16)が設けられている
ため、円筒状の受口部(4) にパイプ(12)をかしめにより
取り付ける場合等において、その位置決めが容易とな
る。
周面における左右対称位置に平面(16)が設けられている
ため、円筒状の受口部(4) にパイプ(12)をかしめにより
取り付ける場合等において、その位置決めが容易とな
る。
【００２１】上記実施例において、ストッパ(10)の円弧
状弾性脚体(7) の突起(13)を円弧状弾性脚体(7) の中央
位置に設けたことにより、これに対応して受口部(4) の
孔部(5) における凹部(15)も孔部(5) の側縁の中央に設
けることとなり、凹部(15)の位置決めおよびその切削加
工が容易に行える。しかしながら、本発明はこれに限定
されず、突起(13)は、円弧状弾性脚体(7) の上端寄り或
いは下端寄り位置に設けることもあり、また、一方の円
弧状弾性脚体(7) のみに設けても良い。そして、上述し
た突起(13)の構成に対応して受口部(4) の孔部(5) にお
ける凹部(15)の位置およびその数を変更することは勿論
である。
状弾性脚体(7) の突起(13)を円弧状弾性脚体(7) の中央
位置に設けたことにより、これに対応して受口部(4) の
孔部(5) における凹部(15)も孔部(5) の側縁の中央に設
けることとなり、凹部(15)の位置決めおよびその切削加
工が容易に行える。しかしながら、本発明はこれに限定
されず、突起(13)は、円弧状弾性脚体(7) の上端寄り或
いは下端寄り位置に設けることもあり、また、一方の円
弧状弾性脚体(7) のみに設けても良い。そして、上述し
た突起(13)の構成に対応して受口部(4) の孔部(5) にお
ける凹部(15)の位置およびその数を変更することは勿論
である。
【００２２】また、上記実施例において、凹部(15)は円
弧状の切り欠きとされているが、本発明はこれに限定さ
れず、円弧状弾性脚体(7) の突起(13)が進入し得る形状
であれば良い。
弧状の切り欠きとされているが、本発明はこれに限定さ
れず、円弧状弾性脚体(7) の突起(13)が進入し得る形状
であれば良い。
【００２３】
【発明の効果】本発明のパイプ接続装置は、ストッパの
両円弧状弾性脚体の先端に内向きＬ字状の屈曲部を設け
たことにより、受口部の孔部に円弧状弾性脚体を嵌め入
れた状態において、外方から他の部品等が引っ掛かり難
く、しかも、上記内向きＬ字状の屈曲部が受口部の孔部
間の桟部を抱き込む状態となることから、装着時のスト
ッパのがたつきが防止されると共に当該ストッパを引き
抜く力が働いた場合でも上記内向きＬ字状の屈曲部が受
口部の孔部間の桟部に係止されてストッパの抜脱が阻止
される。したがって、ストッパは受口部の孔部に安定的
に装着され、不意に外れることがないのである。
両円弧状弾性脚体の先端に内向きＬ字状の屈曲部を設け
たことにより、受口部の孔部に円弧状弾性脚体を嵌め入
れた状態において、外方から他の部品等が引っ掛かり難
く、しかも、上記内向きＬ字状の屈曲部が受口部の孔部
間の桟部を抱き込む状態となることから、装着時のスト
ッパのがたつきが防止されると共に当該ストッパを引き
抜く力が働いた場合でも上記内向きＬ字状の屈曲部が受
口部の孔部間の桟部に係止されてストッパの抜脱が阻止
される。したがって、ストッパは受口部の孔部に安定的
に装着され、不意に外れることがないのである。
【００２４】円筒状の受口部の外周面の一部を平面にし
たものは、当該受口部にパイプをかしめにより取り付け
る場合、或いはパイプを曲げる場合において、その位置
決めが容易となる。
たものは、当該受口部にパイプをかしめにより取り付け
る場合、或いはパイプを曲げる場合において、その位置
決めが容易となる。
【図１】本発明のパイプ接続装置の一実施例を示す斜視
図である。
図である。
【図２】パイプ同志の接続状態を示す斜視図である。
【図３】パイプ同志の接続状態を示す部分断面図であ
る。
る。
【図４】パイプ同志の接続状態を示す側面図である。
【図５】図４におけるＶ−Ｖ線断面図である。
【図６】ストッパの正面図である。
【図７】図６におけるVII −VII 線断面図である。
【図８】受口部の部分断面図である。
【図９】図８におけるIX−IX線断面図である。
【図１０】先行提案のパイプ接続装置を示す斜視図であ
る。
る。
【図１１】図１０におけるストッパの装着状態を示す断
面図である。
面図である。
(1) 環状突起 (3) 挿入部 (4) 受口部 (4a) 周壁 (4b) 段部 (5) 孔部 (7) 円弧状弾性脚体 (7a) 傾斜面 (10) ストッパ (13) 突起 (14) 内向きＬ字形の屈曲部 (15) 凹部 (16) 平面
Claims (2)
- 【請求項１】 基端部の外周に環状突起(1) が設けられ
ている円筒状の挿入部(3) と、挿入部(3) の外径と同一
の内径を有し且つ先端よりの周壁(4a)には対向する２つ
の孔部(5) が形成されていると共に基端部の周壁(4a)内
面には挿入部(3) の環状突起(1) が当接する段部(4b)が
設けられている円筒状の受口部(4) と、孔部(5) に外側
から内方突出状態に嵌め込まれる２本の円弧状弾性脚体
(7) をその凹曲面同士が向合う対向位置に有すると共に
該円弧状弾性脚体の内面が傾斜面(7a)とされているスト
ッパ(10)を備えており、ストッパ(10)を、その円弧状弾
性脚体(7) の傾斜面(7a)がパイプ挿入側を向く状態で受
口部(4) の孔部(5) に嵌め入れ、この受口部(4) に挿入
部(3) をその環状突起(1) が円弧状弾性脚体(7)を通過
するまで挿入することにより、挿入部(3) の環状突起
(1) が受口部(4) 内面の段部(4b)とストッパ(10)の円弧
状弾性脚体(7) 間に挟まれて固定され、これら挿入部
(3) と受口部(4) のうち、一方が接続すべきパイプの端
部に設けられ、他方がパイプの接続箇所に設けられてい
るパイプ接続装置であって、ストッパ(10)の両円弧状弾
性脚体(7) の先端には内向きＬ字状の屈曲部(14)が設け
られているパイプ接続装置。 - 【請求項２】 円筒状の受口部(4) の外周面の一部が平
面(16)となされている請求項１記載のパイプ接続装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6053591A JPH07260073A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | パイプ接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6053591A JPH07260073A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | パイプ接続装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07260073A true JPH07260073A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12947120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6053591A Withdrawn JPH07260073A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | パイプ接続装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07260073A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1158236A1 (de) * | 2000-05-17 | 2001-11-28 | Rasmussen GmbH | Kupplungsvorrichtung mit einem U-förmigen Verriegelungselement |
| FR2820489A1 (fr) * | 2001-02-05 | 2002-08-09 | Valeo | Dispositif de branchement d'alimentation pour un systeme a pression de fluide |
| JP2003021287A (ja) * | 2001-07-05 | 2003-01-24 | Piolax Inc | スピゴット継手 |
| JP2010071465A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-04-02 | Ti Group Automotive Systems Llc | 横方向の安定を有するクイックコネクタ継手 |
| JP2010120699A (ja) * | 2008-11-24 | 2010-06-03 | Tetra Laval Holdings & Finance Sa | 包装材料チューブに注入可能な食品の密閉パッケージを製造するための包装ユニット |
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| FR2993630A1 (fr) * | 2012-07-23 | 2014-01-24 | Raymond A & Cie | Dispositif de raccordement fluidique avec une bague reductrice d'effort de montage |
| US9115837B2 (en) | 2012-11-05 | 2015-08-25 | TI Automotive (Fuldabrück) GmbH | Quick connector coupling |
| FR3060097A1 (fr) * | 2016-12-12 | 2018-06-15 | Valeo Embrayages | Dispositif de connexion pour circuit hydraulique |
-
1994
- 1994-03-24 JP JP6053591A patent/JPH07260073A/ja not_active Withdrawn
Cited By (23)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010605 |