JP4413309B2 - 簡易継手一体型水栓の取り付け構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、簡易着脱機構を有する継手部が水栓本体に一体形成されている簡易継手一体型水栓の取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の単水栓や湯水混合栓などの水栓の、水栓に水または湯を供給する供給口に対する固定は、水栓の雄ねじ状の継手部を前記供給口にねじ込んだ後、継手部と供給口の接続部分にシールテープを巻き付けることにより行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の方法では、水栓の継手部を供給口にねじ込むことで取り付けるため、水栓の上下が適切な位置にくるように固定することが難しく、手間がかかり、また、前記継手部を供給口にねじ込むときに、無理な力がかかったりして供給口を形成する配管が破損したりした。
【0004】
本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、単水栓や湯水混合栓などの水栓の継手部を改善することにより、水栓へ水や湯を供給する供給口への取り付けおよび取り外しが簡単な水栓の取り付け構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の簡易継手一体型水栓の取り付け構造は、水栓本体と一体形成されている継手部の先端内周面にセレーションが設けられ、かつ前記継手部が簡易着脱機構を有する簡易継手一体型水栓と、一端に前記継手部の簡易着脱機構に対し着脱自在である継手部を有し、かつ他端に供給継手にねじ込み可能な雄ねじ部が設けてあるプラグとから構成され、
前記プラグは、これに備わっている前記継手部と前記雄ねじ部の境界に形成された鍔部を有するとともに、プラグ側の前記継手部の外周面に、簡易継手一体型水栓側の前記セレーションが嵌込み可能なように設けられた複数の突起を有するセレーションを有し、
さらに、前記複数の突起のそれぞれは、前記外周面よりも上方に突出した状態でプラグ側の前記継手部の先端側から、前記外周面の軸方向に沿って延設されて前記鍔部の手前まで至る平面視矩形形状に形成されている一方、前記プラグは、これら突起間に露出している外周面を周方向に有し、
しかも簡易継手一体型水栓側の前記継手部は、プラグ側の前記セレーションへの嵌込み位置の目安となる目印を上面に有している。
【0006】
上記の構成により、水栓へ水や湯を供給する供給口への取り付けおよび取り外しが簡単な水栓の取り付け構造を提供することができる。
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施例を、図を参照しながら説明する。
図1は参考例における簡易継手一体型水栓の取り付け構造Dの構成を概略的に示す斜視図であり、1は湯水混合栓の水栓本体であり、水栓本体1は、主に胴体2と湯流入路3と水流入路4と吐出管6とから構成されている。一端に温度を調整するための温度調整ハンドル10を、他端に水および温度調整された混合水の流量を調整するための流量調整ハンドル11を有したほぼ円筒状の胴体2の背面には、湯流入路3および水流入路4と、シャワーヘッド7につながるシャワ−ホ−ス5が接続され、また、本体2の下面には吐出管6が設けられている。さらに、前記湯流入路3と水流入路4の先端にはそれぞれ継手部3’および継手部4’が水栓本体1に一体形成されている。
【0009】
前記継手部3’および継手部4’は簡易着脱機構(例えば、特願平11−10193号明細書、図面に記載の簡易着脱機構)を有しており、水栓本体1へ水および湯を供給するために壁に設けられた湯供給継手8および水供給継手9に対して着脱自在である。
【0010】
図2は簡易継手一体型水栓の取り付け構造Dの構造を概略的に示す縦断面図であり、継手部3’と同様の構造をした簡易着脱機構の継手部4’は、本体13と、スライド部14と、押さえリング15と、ばね16と、4つの球状体17、17、17、17によって構成されている。ほぼ円筒状の本体13は、例えば合成樹脂で形成されていて、先端部よりに設けられた、本体13の外側から内側へと付勢される前記球状体17が内側に所定の長さだけ突出できる大きさとした流路方向に長い4つの長孔19、19、19、19と、外周の後端部側に設けられた鍔部20および2つの押さえリング後退防止部21、21を有している。2つの突起部15’、15’を設けてある、例えばポリアセタール樹脂から成る押さえリング15は本体13の外周に設けられていて、ばね16によって、先端部方向に付勢されている。さらに、押さえリング15の外周には、本体13と同じく、例えば合成樹脂製のスライド部14が設けられており、前記2つの突起部15’、15’はスライド部14の2か所にある切り欠き部分から外部へ露出している。このスライド部14と長孔19と押さえリング15によって、例えばステンレスから成る球状体17は保持されているとともに、球状体17が回転しながら長孔19に沿って流路方向にスライドすることによって、球状体17に当接するスライド部14と押さえリング15が本体13の外側に沿って流路方向に滑らかにスライドできるようになっている。
【0011】
次に、簡易継手一体型水栓の取り付け構造Dの継手部4’の取り付けおよび取り外しについて説明する。なお、継手部3’も同様である。
継手部4’を供給継手9に接続するには、押さえリング15の2つの突起部15’、15’を押さえながらスライド部14を押さえリング15の後端部が鍔部20に当接するまで後端部側へスライドさせる。このとき、スライド部14の先端部が球状体17を保持するための長孔19の位置に来ることで、球状体17が抜け落ちない程度のスペースが生じるように構成されていて、本体13の内側の面よりも内側へ突出していた球状体17が外側にもある程度自由に動くことができるようになり、結果として球状体17の突出により挿入できなかった供給継手8を、本体13の内部へ挿入できるようになる。この状態を保ったまま、本体13の先端部内へ供給継手8を奥まで嵌め込む。そして、後端部側にスライドさせていたスライド部14を放すと、再び球状体17がスライド部14によって本体13内側へと付勢されるため、継手部4’と供給継手9は固定され、接続は完了する。
【0012】
反対に、継手部4’と供給継手9の接続を解除するには、押さえリング15の2つの突起部15’、15’を押さえながらスライド部14を押さえリング15の後端部が鍔部20に当接するまで後端部側へスライドさせ、この状態を保ったまま、本体13を供給継手9から引き抜けば解除が完了する。
【0013】
上記の構成により、継手部4’と水供給継手9との着脱並びに継手部3’と湯供給継手8の着脱が簡単になり、また、継手部3’と湯供給継手8を接続している状態、または、継手部4’と水供給継手9を接続している状態で、万が一何らかの意図しない力がかかり、スライド部14が後端部側にスライドしたとしても、押さえリング15の2つの突起部15’、15’を押さえない限り、必ず押さえリング15の後端部と本体13の外周にある鍔部20に設けられた押さえリング後退防止部21が当接するため、押さえリング15の後端部が鍔部20に当接する位置までスライド部14が後端部側にスライドすることはなく、継手部3’と湯供給継手8との接続並びに継手部4’と水供給継手9の接続が、意図せずに解かれることはない。
【0014】
図3は、継手部4’と水供給継手9との接続時の構成を概略的に示す縦断面図であり、水供給継手9の先端には、図に示すような8つの突起を有するセレーションが設けられており、継手部4’の本体13の先端は、水供給継手9のセレーションに対応する凹凸を有する構造となっている。このため、継手部4’と水供給継手9の接続中に、継手部4’が水供給継手9に対して回転するのを防止できる。なお、継手部3’と湯供給継手8との構成も同様である。
【0015】
図4は本発明の一実施例における簡易継手一体型水栓の取り付け構造Dの構成を概略的に示す斜視図である。
22は単水栓の水栓本体であり、水栓本体22の前面に接続された吐水管23と、水栓本体22の上面に接続された流量調整レバー24とから構成されている。また、水栓本体22の背面には、前記簡易着脱機構を有する継手部30が一体形成されている。なお、継手部30は第一実施例の継手部3’とほとんど同様の構成であるが、相違点は、先端付近の上面に目印31が設けられており、この目印31を、後述するプラグ25のセレーション29の位置に合わせて嵌め込めば、スムーズに接続することができる。
【0016】
一方、25は、一端に継手部30の簡易着脱機構に対して着脱自在である継手部26を有し、他端に雄ねじ部27を有するプラグであり、継手部26と雄ねじ部27の境界に円形状の鍔部28が形成されている。また、継手部26には、8つの突起を有するセレーション29が設けられ、継手部30との接続時に継手部30が継手部26に対して回転するのを防止することができる。
【0017】
次に、簡易継手一体型水栓の取り付け構造Dの取り付けについて説明する。
まず、先端に雌ねじ部が設けられている供給継手(図示せず)に、プラグ25の雄ねじ部27をねじ込む。そして、継手部30を継手部26に接続するだけでよい。継手部30と継手部26の接続および解除方法は、継手部3’と供給継手8との接続および解除方法と同様である。それに加えて、上記したように目印31を活用すれば、よりスムーズに継手部30と継手部26の接続をおこなえる。
【0018】
上記2つの実施例において、セレーションの構造を、突起を8つ有する形状としたが、これに限るものではない。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の簡易継手一体型水栓の取り付け構造は、水栓本体と一体形成されている継手部の先端にセレーションが設けられ、また、前記継手部が簡易着脱機構を有している。
【0020】
上記の構成により、水栓へ水や湯を供給する供給口への取り付けおよび取り外しが簡単な水栓の取り付け構造を提供することができる。
【0021】
さらに、前記簡易継手一体型水栓の取り付け構造に、一端が前記継手部の簡易着脱機構に対し着脱自在であり、かつ他端に雄ねじ部が設けてあるプラグを用いれば、前記供給口が雌ねじである場合にも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例における簡易継手一体型水栓の取り付け構造の構成を概略的に示す斜視図である。
【図2】 参考例の構造を概略的に示す縦断面図である。
【図3】 参考例の継手部と水供給継手との接続時の構成を概略的に示す縦断面図である。
【図4】 本発明の一実施例における簡易継手一体型水栓の取り付け構造の構成を概略的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1…水栓本体、25…プラグ、26,30…継手部、28…鍔部、29…プラグ側のセレーション、31…目印、D…簡易継手一体型水栓の取り付け構造。
Claims (1)
- 水栓本体と一体形成されている継手部の先端内周面にセレーションが設けられ、かつ前記継手部が簡易着脱機構を有する簡易継手一体型水栓と、一端に前記継手部の簡易着脱機構に対し着脱自在である継手部を有し、かつ他端に供給継手にねじ込み可能な雄ねじ部が設けてあるプラグとから構成され、
前記プラグは、これに備わっている前記継手部と前記雄ねじ部の境界に形成された鍔部を有するとともに、プラグ側の前記継手部の外周面に、簡易継手一体型水栓側の前記セレーションが嵌込み可能なように設けられた複数の突起を有するセレーションを有し、
さらに、前記複数の突起のそれぞれは、前記外周面よりも上方に突出した状態でプラグ側の前記継手部の先端側から、前記外周面の軸方向に沿って延設されて前記鍔部の手前まで至る平面視矩形形状に形成されている一方、前記プラグは、これら突起間に露出している外周面を周方向に有し、
しかも簡易継手一体型水栓側の前記継手部は、プラグ側の前記セレーションへの嵌込み位置の目安となる目印を上面に有することを特徴とする簡易継手一体型水栓の取り付け構造。
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