JP3369669B2 - 移植機 - Google Patents

移植機

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JP3369669B2
JP3369669B2 JP25079793A JP25079793A JP3369669B2 JP 3369669 B2 JP3369669 B2 JP 3369669B2 JP 25079793 A JP25079793 A JP 25079793A JP 25079793 A JP25079793 A JP 25079793A JP 3369669 B2 JP3369669 B2 JP 3369669B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異なるサイズのセルの
苗トレイを使用する際に、苗トレイの縦送りピッチ、及
び横送り速度の切換えを簡単に行えるようにした移植機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すように、移植機Zは、
苗トレイを載置する苗台支持フレーム201 を左右往復移
動させる横送り機構Xと、苗トレイを1ピッチ縦送りす
る縦送り機構Yとから構成する苗供給装置200 を具備し
ている。
【0003】そして、苗供給装置200 から供給されるポ
ット苗を苗取出爪209 で取出して植付爪210 へ受渡し、
同植付爪210 で圃場へ移植するようにしている。
【0004】上記苗供給装置200 の横送り機構Xは、苗
台横送り駆動ケース202 を右サイドフレーム203 に固設
して、同苗台横送り駆動ケース202 の横送り駆動軸204
とカウンター軸205 とを伝動チェーン206 で連動連結
し、同カウンター軸205 と植付クラッチケース207 の出
力側とを伝動チェーン208 で連動連結している。
【0005】そして、苗台横送り駆動ケース202 に横送
り軸211 を取付け、同横送り軸211を切換ギア212 を介
して前記横送り駆動軸204 に連動連結し、苗台支持フレ
ーム201 を横送り可能としている。
【0006】縦送り機構Yは、縦送り駆動ケース221 を
苗台支持フレーム201 の左側位置に設けると共に、同縦
送り駆動ケース221 内に駆動ユニットを収納配設し、植
付運転時に常時駆動される縦送り駆動軸222 の回転に同
駆動ユニットが連動し、スプロケット等からなる縦送り
駆動体223 を駆動して苗トレイを1ピッチ縦送りするよ
うに構成している。上記縦送り駆動軸222 は苗台横送り
駆動ケース202 の横送り駆動軸204 と連動連結してい
る。
【0007】ところで、苗トレイにはセルのサイズが異
なるものがあり、例えば、25mmセルの苗トレイと30mmセ
ルの苗トレイがある。
【0008】そして、苗取出爪209 が正確にポット苗を
取り出すことができるように、セルのサイズが異なる場
合は、それに合わせて縦送りピッチと横送り速度を変更
する必要があり、そのためには、通常、縦送りピッチを
レバー式で縦送り駆動体223を切換えると共に、横送り
速度を変更するためには切換ギア212 を所定のギアに取
替えるという二重の操作を行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した移
植機における苗供給装置200 においては、以下のような
問題が残されていた。
【0010】即ち、上記したように、セルのサイズの異
なる苗トレイを使用する場合の横送り速度と縦送りピッ
チとを切換えるためには、2つの操作を独立して行わな
ければならず、一方の切換え作業を忘れたりした場合、
セルは正方形なので、片方の切換えのみではタイミング
が狂ってしまい、苗取出爪209 が正確にポット苗を取り
出すことができなくなるばかりでなく、苗トレイを破損
してしまって正常な作業ができなくなるという問題があ
った。
【0011】このように、2つの切換え作業を忘れずに
行わなければならないためにその作業が煩わしく、しか
も上記した問題があって使い勝手としては良いものとは
いえなかった。
【0012】本発明では、上記した課題を解決すること
のできる移植機における苗供給装置を提供することを目
的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポット苗を収
容する苗トレイを左右往復移動させる横送り機構と、横
送り左右終端位置で前記苗トレイを1ピッチ縦送りする
縦送り機構と、前記苗トレイからポット苗を取り出す取
出機構と、取出されたポット苗を植付ける植付機構とを
具備し、苗トレイのセルのサイズ違いに対応できるよう
に、苗トレイの横送り速度と縦送りピッチとをそれぞれ
切換可能に構成した移植機において、苗トレイの縦送り
ピッチを切換える切換動作に連動して、苗トレイの横送
り速度が、切換え変更された縦送りピッチに見合った速
度に自動的に切換えられることを特徴とする移植機に係
るものである。また、本発明は、上記縦送り機構にピッ
チ切換手段を設けるとともに、横送り機構に横送り速度
切換手段と縦送りピッチ検出部を設け、同縦送りピッチ
検出部により縦送りピッチが切換えられたことを検出す
ると、この検出に連動して、横送り速度切換手段によ
り、切換え変更された縦送りピッチに見合った横送り速
度に切換えるように構成したことにも特徴を有する。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を、以下、添付図に基づいて
具体的に説明する。
【0015】図1は本発明に係る苗供給装置を具備する
移植機の側面図、図2は同移植機の平面視による説明
図、図3は同苗供給装置の模式的説明図である。
【0016】図1及び図2に示すように、移植機Aは前
フレーム1にエンジン2を搭載し、同前フレーム1の後
端にミッションケース3を配設している。
【0017】ミッションケース3には、左右伝動ケース
5を介して上下揺動可能に支持された駆動輪としての左
右後輪4,4 を取付けている。6,6 は左右の前輪であり、
前記前フレーム1の前端側にアクスルフレーム7を介し
て上下揺動自在に取付けている。
【0018】また、ミッションケース3の後方に、シャ
シフレーム9を介して後述する苗供給装置8を設けると
共に、同苗供給装置8と前記ミッションケース3との間
には植付伝動ケース11を介して苗植付装置10を配設して
いる。
【0019】かかる苗植付装置10は、苗供給装置8の苗
載台14a に載置される苗トレイ15より1株分のポット苗
を取り出す苗取出爪16を具備する取出機構と、この苗取
出爪16で取り出されたポット苗を受け止め、マルチカッ
タ17と連動して上下動するホッパ形の苗植付爪18等を具
備する植付機構とから構成しており、この苗植付爪18に
よりポット苗を畝面Uに一定間隔置きに植付けるように
している。
【0020】なお、図1及び図2において、12は前記畝
面Uを鎮圧する鎮圧ローラ、13は前記苗植付装置10を上
下揺動可能に支持するゲージ輪、19は操向ハンドル、21
は植付クラッチレバー、22は主変速レバー、23は株間変
速レバー、24は植付深さ調節レバー、25は左右サイドク
ラッチレバーである。
【0021】上記構成の移植機Aにおいて、本考案の要
旨となる苗供給装置8について、以下に説明する。
【0022】苗供給装置8は、前記シャシフレーム9の
中間部に形成した凹部9aと、同凹部9aに固設した支持機
枠としての左右サイドフレーム32a,32b とで囲繞される
部位に配設しており、図2に示すように、前記苗トレイ
15を載置する苗載台14a を有する苗台支持フレーム14を
左右往復移動させる横送り機構Bと、前記苗台支持フレ
ーム14の左右移動終端位置で、前記苗載台14a に載置す
る苗トレイ15を1ピッチ縦送りする縦送り機構Cとから
構成している。
【0023】横送り機構Bは、図示しない植付クラッチ
を内装した植付クラッチケース27の出力側に伝動チェー
ン28を介して連動連結するカウンター軸29に伝動チェー
ン33を介して連動連結するものであり、右サイドフレー
ム32b に苗台横送り駆動ケース35を固設し、同ケース35
に前記伝動チェーン33により駆動される横送り駆動軸34
を設けている。
【0024】また、図3に示すように、前記苗台横送り
駆動ケース35にトラバース溝40a を有する横送り軸40の
一端を支持させ、同横送り軸40を一対の間歇ギア41,42
と横送り停止用カム43, 44及びカウンター軸45に設ける
一対の横送り切換ギア46,47を介して前記横送り駆動軸3
4に連動させ、前記横送り軸40を介して前記苗台支持フ
レーム14を左右往復移動させるようにしている。
【0025】また、苗台横送り駆動ケース35には、前記
横送り駆動軸34に減速ギア38,39 を介して連動連結する
縦送り駆動軸37の一端を支持している。そして、同縦送
り駆動軸37の他端、及び、前記横送り軸40の他端は、左
サイドフレーム32a に設けた軸受ケース36に支持されて
いる(図2参照)。
【0026】縦送り機構Cは、図1〜図3に示すよう
に、植付運転時に常時駆動される前記した縦送り駆動軸
37と、縦送り駆動ユニット48及び主としてスプロケット
からなる縦送り駆動体79と、縦送り従動体80並びに搬送
帯81とから構成している。
【0027】上記構成の移植機において、本発明の要旨
となるのは、苗トレイ15の縦送りピッチを切換える切換
動作に連動して、苗トレイ15の横送り速度が、切換え変
更された縦送りピッチに見合った速度に自動的に切換え
られるようにしたことにある。本実施例では、前記した
縦送り機構Cにピッチ切換手段aを設けるとともに、横
送り機構Bに横送り速度切換手段bと縦送りピッチ検出
部b1を設け、同縦送りピッチ検出部b1により縦送りピッ
チが切換えられたことを検出すると、この検出に連動し
て、横送り速度切換手段bにより、切換え変更された縦
送りピッチに見合った横送り速度に切換えるように構成
している。
【0028】より具体的に説明すると、支持機枠の左右
いずれか一側に苗台横送り駆動ケース35を設け、同ケー
ス35に苗台支持フレーム14を左右幅方向に往復横送り動
作可能に連動連結して、同苗台支持フレーム14の一側で
苗台横送り駆動ケース35と近接する位置に縦送り駆動ケ
ース55を設け、同縦送り駆動ケース55により苗台支持フ
レーム14上に載置した苗トレイ15を縦送り可能とし、同
縦送り駆動ケース55にピッチ切換手段aを設け、同ピッ
チ切換手段aにより苗トレイ15の縦送りピッチを切換可
能とすると共に、同ピッチ切換手段aに縦送りピッチ被
検出部a1を設ける一方、前記苗台横送り駆動ケース35に
横送り速度切換手段bを設けて同横送り速度切換手段b
により苗トレイ15の横送り速度を切換可能とすると共
に、同横送り速度切換手段bに縦送りピッチ検出部b1を
設け、苗トレイ15の横送り動作によって、縦送りピッチ
被検出手段a1と縦送り検出部b1とが接触すると、横送り
速度切換手段bの速度切換動作が連動して行われるよう
にしたものである。
【0029】即ち、図2及び図3に示すように、苗台支
持フレーム14の右側、即ち苗台横送り駆動ケース35側に
縦送り駆動ケース55を取付け、同駆動ケース55内に駆動
部56を配設して前記した駆動ユニット48を構成し、ま
た、駆動部56はフォロワカム69を具備しており、同フォ
ロワカム69は前記した縦送り駆動軸37に設けた縦送り操
作部材54に連動連結している。なお、フォロワカム69
は、駆動部56の中間部に回転自在に架設したフォロワカ
ム軸66に支持する筒軸68に取付けており、同フォロワカ
ム軸66の両端側に歯数の異なる伝動ギア70,71を取付け
ている。また、50は縦送り駆動ケース55に設けた従動軸
であり、この従動軸50に縦送りアーム51及びロックアー
ム52を設け、前記縦送り操作部材54に連動するようにし
ている。
【0030】また、図3において、75は筒状出力軸であ
り、同出力軸75は前記伝動ギア70,71と常時噛み合う増
速ギア73,74 を遊転自在に支持している。そして、筒状
出力軸75の増速ギア73,74 間に、切換ギア77をスプライ
ン嵌合して、同切換ギア77が増速ギア73,74 と選択的に
噛合可能としている。
【0031】さらに、図3に示すように、縦送り駆動ケ
ース55にケーシング90を連設し、同ケーシング90内に、
切換ギア77をシフトさせるための切換レバー91を設け、
同レバー91の基部にシフト用ロッド92を連設すると共
に、略L字状のアーム93を取付けて切換レバー91の回動
と連動して回動するようにしてピッチ切換手段aを構成
している。なお、前記切換レバー91の先端部側はケーシ
ング90外に突出させて任意に操作可能とし、中立位置の
選択も可能としている。
【0032】また、上記アーム93の両端部にそれぞれ対
応して当接可能となるように、第1、第2突起94,95 を
設け、切換レバー91の回動により前記アーム93の両端の
いずれかが対応する突起を押圧し、押圧された側の突起
がケーシング90の外方へ突出するようにして縦送りピッ
チ被検出部a1を構成している。
【0033】かかる第1、第2突起94,95 はスプリング
96によりアーム93側へ付勢されており、切換レバー91に
よる押圧力が解除された場合はケーシング90内へ引き戻
される。
【0034】一方、苗台横送り駆動ケース35には、前述
したように、カウンター軸45に一対の横送り切換ギア4
6,47 を設けており、さらに、横送り軸40には前記切換
ギア46,47 に噛合する従動ギア83,84 を取付けると共
に、同ギア83,84 間にスプライン嵌合するシフター85を
設けて横送り速度切換手段bを構成している。
【0035】そして、同シフター85が前記従動ギア83,8
4 のいずれかと接続されると横送り軸40が所定の速度で
回転する。なお、シフター85はキー溝とキーによる嵌合
でもよい。
【0036】また、上記シフター85はシフトフォーク86
により左右軸方向に摺動されるものであり、同シフトフ
ォーク86は縦送りピッチ検出部b1に連動連結している。
【0037】縦送りピッチ検出部b1は、前記第1、第2
突起94,95 に対応して当接するように設けた第1、第2
受圧部87,88 をリンク機構89で連結し、同リンク機構89
と前記シフトフォークとを、左右移動体61を介して連結
して構成している。
【0038】また左右移動体61は、ディテントスプリン
グ62,62 により支持されており、左右のいずれかに摺動
した際に、所定の位置で同ディテントスプリング62,62
により支持されることになる。
【0039】例えば、図3に示すように、ピッチ切換手
段aの切換レバー91を操作して、第1突起94が突出する
ようにすると、苗台支持フレーム14が右側へ移動して、
縦送り駆動ケース55と苗台横送り駆動ケース35と当接し
たときに、第1受圧部87が押し込まれ、それによってリ
ンク機構89の枢軸Oを中心とした回転により左右移動体
61が押されて右側に摺動し、所定の個所でディテントス
プリング62により支持されると共に、同左右移動体61に
連結するシフトフォーク86がシフター85を右側へ作動さ
せて、切換ギア46の回転を横送り軸40に伝えることが可
能となる。
【0040】また、反対に第2突起95が突出するように
なると、前述同様に、リンク機構89により左右移動体61
は左側へ摺動してシフトフォーク86が左側へ摺動し、切
換ギア47の回転を横送り軸40に伝えることが可能とな
る。
【0041】このように、ピッチ切換手段aに縦送りピ
ッチ被検出部a1を設ける一方、前記苗台横送り駆動ケー
ス35に横送り速度切換手段bを設けて同横送り切換手段
bにより苗トレイ15の横送り速度を切換可能とすると共
に、同横送り速度切換手段bに縦送りピッチ検出部b1を
設け、苗トレイ15の横送り動作により、縦送りピッチ被
検出手段a1と縦送り検出部b1とが接触する動作と、横送
り速度切換手段bの速度切換動作とを連動させたことに
より、縦送りピッチを切り換えると、苗トレイ15が横送
りされて右側端に寄ると自動的に横送り速度が切り替わ
ることになり、横送り速度切換のタイミング合わせが不
要となり使い勝手が著しく向上する。
【0042】また、縦送りピッチと横送り速度の切換え
の不適合がなく、誤作動を起こすおそれがないので、苗
トレイ15を破損したりすることがなく安全である。
【0043】さらに、縦送りピッチの切換えを行わずに
中立位置にさせることもできるので、容易に苗継ぎが可
能となる。
【0044】次に、本移植機Aの他の特徴として、苗植
付装置10のガタ防止構造について説明する。
【0045】図4及び図6は植付装置10の説明図であ
り、図4に苗取出機構を、図6に苗植付機構を示してい
る。
【0046】図4において、101 は苗取出機構を駆動す
る苗取出爪駆動軸であり、前記した植付クラッチケース
27の出力軸27a に伝達チェーン27b を介して連動連結し
ている。
【0047】そして、同苗取出駆動軸101 に、ロータケ
ース102 及びクランクアーム103 及びカム軸104 を介し
て、苗取出アーム105 とアームガイド板106 とを取付け
ており、同苗取出アーム105 に苗取出爪16を連結支持し
ている。アームガイド板106は、苗取出アーム105 を苗
取出位置及び苗放出位置に直線及び揺動操作案内するよ
うに構成している。
【0048】また、107 は前記ロータケース102 に設け
たクランクアーム軸であり、同アーム軸107 に遊星ギア
108 を取付け、同遊星ギア108 を静止太陽ギア109 に中
間ギア110 を介して噛合させて連結している。
【0049】そして、苗取出駆動軸101 を介してロータ
ケース102 が回転するときに、同苗取出駆動軸101 を中
心としてクランクアーム軸107 を時計方向に公転させる
と共に、この公転時にクランクアーム軸107 を時計方向
に自転させるように構成し、苗取出爪16を所定の軌跡で
揺動させ、苗供給装置8のポット苗の中央部を正確に突
き刺すようにしている。
【0050】このように、苗取出爪16は遊星ギア108 の
作動で軌跡が定められているが、遊星ギア108 にガタが
発生すると、設定した軌跡を得ることができないことが
ある。そこで、本実施例では、クランクアーム軸107 と
ロータケース122 との間に、摩擦抵抗体fを設けてい
る。
【0051】同摩擦抵抗体fは、図5に示すように、ロ
ータケース102 側に設けた第1摩擦板111 とクランクア
ーム103 側に設けた第2摩擦板112 とから構成してお
り、第2摩擦板112 はスプリング113 によりロータケー
ス102 側へ付勢されている。
【0052】従って、遊星ギア108 のガタを一方向に寄
せることができるので、遊星ギア108 のガタに影響され
ることなく、安定した苗植付爪16の揺動軌跡を得ること
ができる。
【0053】また、図6に苗植付機構を示しており、同
機構においても上記した摩擦抵抗体fを用いている。
【0054】即ち、図6中、121 は苗植付駆動軸、122
はロータケース、123 はクランクアーム、127 はクラン
クアーム軸、128 は遊星ギアであり、ロータケース102
とクランクアーム軸127 との間に摩擦抵抗体fを配設
し、同抵抗体fによって、ロータケース102 内のギアの
バックラッシュやチェーン等の伝動系で発生するガタを
一方向に寄せて、苗植付爪18の回転変動を可及的になく
している。
【0055】従って、所望する植付爪軌跡を得ることが
でき、安定した苗の植付けを行うことができるものであ
る。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、ポット苗を収容する苗
トレイを左右往復移動させる横送り機構と、横送り左右
終端位置で前記苗トレイを1ピッチ縦送りする縦送り機
構と、前記苗トレイからポット苗を取り出す取出機構
と、取出されたポット苗を植付ける植付機構とを具備
し、苗トレイのセルのサイズ違いに対応できるように、
苗トレイの横送り速度と縦送りピッチとをそれぞれ切換
可能に構成した移植機において、苗トレイの縦送りピッ
チを切換える切換動作に連動して、苗トレイの横送り速
度が、切換え変更された縦送りピッチに見合った速度に
自動的に切換えられるようにしたので、横送り速度切換
のタイミング合わせが不要となり、使い勝手が著しく向
上する。
【0057】また、縦送りピッチと横送り速度の切換え
の不適合がなく、誤作動を起こすおそれがないので、苗
トレイを破損したりすることがなく安全である。
【0058】さらに、縦送りピッチの切換えを行わずに
中立位置にさせることもできるので、容易に苗継ぎが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る苗供給装置を具備する移植機の側
面図である。
【図2】同移植機の平面視による説明図である。
【図3】本発明に係る苗供給装置の説明図である。
【図4】移植機の苗取出機構を示す説明図である。
【図5】同苗植付機構の摩擦抵抗体の説明図である。
【図6】移植機の苗植付機構を示す説明図である。
【図7】従来の苗供給装置をを具備する移植機の説明図
である。
【符号の説明】
14 苗台支持フレーム 15 苗トレイ 35 苗台横送り駆動ケース 55 縦送り駆動ケース a ピッチ切換手段 a1 ピッチ被検出部 b 横送り切換手段 b1 ピッチ検出部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポット苗を収容する苗トレイ(15)を左右往
    復移動させる横送り機構(B)と、横送り左右終端位置で
    前記苗トレイ(15)を1ピッチ縦送りする縦送り機構(C)
    と、前記苗トレイ(15)からポット苗を取り出す取出機構
    と、取出されたポット苗を植付ける植付機構とを具備
    し、苗トレイ(15)のセルのサイズ違いに対応できるよう
    に、苗トレイ(15)の横送り速度と縦送りピッチとをそれ
    ぞれ切換可能に構成した移植機において、 苗トレイ(15)の縦送りピッチを切換える切換動作に連動
    して、苗トレイ(15)の横送り速度が、切換え変更された
    縦送りピッチに見合った速度に自動的に切換えられるこ
    とを特徴とする移植機。
  2. 【請求項2】縦送り機構(C)にピッチ切換手段(a)を設け
    るとともに、横送り機構(B)に横送り速度切換手段(b)と
    縦送りピッチ検出部(b1)を設け、同縦送りピッチ検出部
    (b1)により縦送りピッチが切換えられたことを検出する
    と、この検出に連動して、横送り速度切換手段(b)によ
    り、切換え変更された縦送りピッチに見合った横送り速
    度に切換えるように構成したことを特徴とする請求項1
    記載の移植機。
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