JP3368194B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3368194B2
JP3368194B2 JP35500897A JP35500897A JP3368194B2 JP 3368194 B2 JP3368194 B2 JP 3368194B2 JP 35500897 A JP35500897 A JP 35500897A JP 35500897 A JP35500897 A JP 35500897A JP 3368194 B2 JP3368194 B2 JP 3368194B2
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2132Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding
    • B41J2/2142Detection of malfunctioning nozzles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/38Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
    • B41J29/393Devices for controlling or analysing the entire machine ; Controlling or analysing mechanical parameters involving printing of test patterns

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置に関し、特
に、インクジェット方式に従って記録を行う複数のノズ
ルを持った記録ヘッドを備えた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式に従う記録装置は直
接記録媒体にインク滴を吐出することにより画像を形成
する。この方式は電子写真方式等とは異なり、画像形成
までに介在する装置構成要素が少ないので、意図した画
像を安定して得られるという大きな特徴を持つ。
【0003】しかしながら、インクジェット方式ではイ
ンクを吐出する記録ヘッドに設けられた微細なノズルか
ら微小なインク滴を吐出させて記録を行うために、
(1)そのノズルに塵が詰まりインクが吐出しなかった
り、(2)長い時間記録動作を行なわずに記録ヘッドを
放置しておくとインクの揮発成分が蒸発してインクの粘
性が高くなりノズルにそのインクが詰まって吐出ができ
なくなくなったり、(3)インクを吐出させるために膜
沸騰を生じさせる高密度に実装したヒータの一部が断線
して加熱ができずインク吐出がなされなかったり、或
は、(4)インク吐出口から吐出されたインク液滴の一
部が吐出口付近に付着して吐出口を覆ってしまいインク
吐出ができなくなったりする等、様々な理由でインクが
吐出されず、記録画像にそのインク不吐出による白筋が
発生し、記録画像の品位が低下することがあった。
【0004】このような欠点は、記録速度の向上を図っ
て、記録ヘッドのノズル数を数百、数千に増やした場
合、それに比例してインクが吐出されないノズルの確率
も増加するので、記録画像の品質という観点からは一層
大きな問題となった。
【0005】一方、記録ヘッドを製造する観点から見る
と、記録ヘッドのすべてのノズルから正常にインクを吐
出できる欠陥ない記録ヘッドの製造が要求される。しか
しながら、ノズル数を数百、数千に増やすと、製造中の
欠陥のあるノズル発生確率がそれに比例して増加するの
で、歩留まりが低下してしまい、経済的にみあう製造が
困難であるという問題があった。また、たとえ欠陥のな
い記録ヘッドが製造されたとしても、その記録ヘッドの
使用中で1つのノズルに故障が発生しても、その記録ヘ
ッド全体がまるまる使えなくなってしまうという問題も
あった。
【0006】例えば、数千のノズルを備えた記録ヘッド
を使用するインクの色に対応させて4〜8個の記録ヘッ
ドを搭載してフルカラーでの記録を行う印刷装置では、
しばしば異常な動作をするノズルが発生し、その度に質
の悪い画像が形成されるので、そのような印刷装置を実
用に供することはできなかった。
【0007】このような問題点を解決するために従来よ
り様々な改良が試みられている。
【0008】例えば、インクを吐出しない不良ノズルが
発生しても良質な画像を得るために以下のような記録方
法が提案されている。即ち、記録ヘッド1走査分の記録
に先立ち、どのノズルがインクの吐出できない不良ノズ
ルであるかを検出して、それに対応する画像データを取
り除いてしまい、その記録ヘッドの往路走査において記
録を行う。この記録によって、不良ノズルに対応する部
分は記録されていないので、画像には白すじが発生す
る。次にその記録ヘッドの復路走査において、1〜数ノ
ズル分だけ記録ヘッドを記録媒体の搬送方向にずらすか
或はその記録媒体をその搬送方向に搬送して、正常なノ
ズルを発生した白すじに対向させ、先程取り除いていた
画像データを往路走査とは逆順に送り、その正常なノズ
ル用いてインク吐出を行なわせ、補完記録を行うのであ
る。このような補完技術は、特開平8−25700号公
報に開示されている。
【0009】これに加えて、さらに、不良ノズルを検出
する具体的な方向として、以下のような方法が提案され
ている。即ち、記録ヘッドによる有効記録領域外にイン
クの吐出状況を検知するための記録媒体を設け、その記
録媒体をその搬送方向に大きなピッチで搬送させながら
その記録媒体に不良ノズルがどれかを判別できるように
所定のパターンを記録する。次に、記録ヘッドがその記
録位置から移動した後、高解像度のCCDカメラを備え
た光学読み取り装置をその位置に移動させてパターンを
読み取り、その読み取ったパターンに基づいて、どれが
インク吐出をしていない不良ノズルであるかを判定す
る。
【0010】或は、パターンが記録された記録媒体を光
学読み取り装置が設けられている位置まで搬送し、その
位置でそのパターンを読み取るようにする方法も提案さ
れている。
【0011】または、例えば、ガラス円盤のような媒体
上にパターンを記録し、その後、その円盤を回転させパ
ターンを光学読み取り装置の読取り位置まで移動させて
読み取るようにする方法も提案されている。
【0012】以上のような方法を適用することによっ
て、良質な記録画像を得ることができる。
【0013】しかしながら以上のような方法では、パタ
ーンを記録後、光学読取装置もしくは記録媒体を移動さ
せないと不良ノズルの検出ができないという問題があ
る。
【0014】このため、光学読取装置もしくは記録媒体
を移動させなくとも、不良ノズルの検出を行うことがで
きる方法が提案されている。これによれば、記録ヘッド
からのインク吐出が光学センサのビーム光を横切るよう
な所定位置に停止させ、そのビーム光を横切るようにイ
ンク吐出を行い、その光学センサの出力から不良ノズル
の検出を行うように構成した装置も提案されている。カ
ラープリンタの場合はインクの色の数に対応して複数の
記録ヘッドが搭載されているので、これら複数の記録ヘ
ッドを順々にその所定位置に精度よく停止させてインク
吐出を行なわせることになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、いずれの方法でも不良ノズルの検出のために特
別の動作が必要となるので、記録速度が著しく低下する
という問題がある。
【0016】このため、不良ノズルの検出を行なってい
る間は、補完記録を行なわず、現在使用している記録ヘ
ッドを用いて記録を行い、不良ノズルの特定がなされた
後から補完記録を行うという方法も提案されている。し
かしながら、この方法では記録速度の低下は防止するこ
とができるものの、不良ノズルの検出を行なっている間
になされた記録に対しては補完記録がなされないので、
品質の悪い記録がそのまま行なわれてしまうという問題
がある。
【0017】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
であり、記録ヘッドの往復走査中にリアルタイムに動作
不良の記録要素を検知することにより、記録速度を低下
させることなく、例えば、その動作不良の記録要素によ
る記録不良の補完記録などの適切な記録制御が可能な記
録装置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は、以下のような構成からなる。
【0019】即ち、複数のノズルを所定方向に沿って配
列したノズル列を備えたインクジェット方式の記録ヘッ
ドを用い、インクを記録媒体に吐出して記録を行う記録
装置であって、前記記録ヘッドを往復走査させる走査手
段と、前記走査手段による前記記録ヘッドの走査経路の
一端に設けられ、光を照射する発光素子と該発光素子か
ら照射された光を受光する受光素子とを備えるととも
に、前記発光素子と前記受光素子との間の光軸が前記複
数のノズルの配列方向に対して所定の角度をもって交差
するように配置され、前記光軸の遮断状況に応じた信号
を出力するフォトセンサと、前記走査手段により前記記
録ヘッドを走査させながら、前記フォトセンサが設けら
れた位置において、前記記録ヘッドから試験的にインク
吐出を行うように前記記録ヘッドの動作を制御する試験
吐出手段と、前記試験吐出手段により前記記録ヘッドか
らのインクの吐出を行なっているときの前記走査手段に
よる走査方向に関する前記記録ヘッドの複数の位置夫々
における前記フォトセンサからの出力信号に基づいて、
前記記録ヘッドの複数のノズル各々からのインク吐出の
有無を分析する分析手段と、前記分析手段による分析結
果に基づいて、記録制御を行う制御手段とを有すること
を特徴とする記録装置を備える。
【0020】
【0021】また、受光素子の前面に、受光素子に入射
するビーム光の光束を絞り込むスリットを設けるとさら
に良い。
【0022】さらに、記録ヘッドの回復を行う回復手段
や、走査手段による往路走査時に記録ヘッドを駆動して
記録動作を行う記録手段を備えると良い。さらにまた、
上記分析手段による分析結果に基づいて、記録ヘッドの
複数のノズルの内、動作不良のノズルを特定し、その特
定された動作不良のノズルからの記録位置を、記録ヘッ
ドの復路走査時に正常に動作するノズルを用いて補完的
に記録する補完記録手段を備えると良い。
【0023】以上のような構成があると、上記制御手段
は、その分析結果に基づいて、回復手段を駆動するよう
制御できる。
【0024】また、メッセージを表示する表示手段をさ
らに備えておき、さらに所定回数、回復手段を駆動して
も、依然として動作不良のノズルの状態が回復しない場
合には、記録ヘッドの交換を促すメッセージを表示手段
に表示するよう制御できるし、その分析手段による分析
結果に基づいて、上記補完記録手段を動作させるように
制御できる。
【0025】さらにまた、上記走査手段による走査経路
上における記録ヘッドの位置を検出するエンコーダ手段
を備え、上記試験吐出手段によるインク吐出タイミング
を、そのエンコーダ手段から出力される位置情報に基づ
くようにもできる。そして、そのインク吐出タイミング
と検出手段からの出力信号との同期をとることにより、
各記録要素を特定することができる。
【0026】なお、上記記録ヘッドは、熱エネルギーを
利用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インク
に与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変
換体を備えていることが望ましい。
【0027】以上の構成により本発明は、記録ヘッドの
走査経路の一端に、記録ヘッドの複数のノズル各々から
のインク吐出の有無を検出する、光を照射する発光素子
とその光を受光する受光素子とを備えるとともに、その
発光素子と受光素子との間の光軸が複数のノズルの配列
方向とは所定の角度をもって交差するように配置された
フォトセンサを設け、その記録ヘッドを走査させなが
ら、そのフォトセンサが設けられた位置で記録ヘッドか
ら試験的にインク吐出を行わせ、フォトセンサから出力
される信号に基いて、記録ヘッドの複数のノズル各々か
らのインク吐出の有無を分析し、その分析結果に基づい
て、記録制御を行うよう動作する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0029】図1は本発明の代表的な実施形態であるイ
ンクジェット方式に従って記録を行う記録ヘッドを備え
たプリンタの詳細な構成を示す立体斜視図である。
【0030】図1に示すように、記録ヘッド5は、イン
クタンクを内蔵し、インクが無くなったときに記録ヘッ
ドごと新品と交換し得るカートリッジ式の記録ヘッドで
ある。
【0031】図1において、キャリッジ15は記録ヘッ
ド5を精度良く保持しながら、記録紙Pの搬送方向(副
走査方向、矢印G方向)とは直交する方向(主走査方
向、矢印H方向)に往復移動させる。また、キャリッジ
15は、ガイド棒16と突き当て部15aにより摺動自
在に保持されている。キャリッジ15の往復移動は、キ
ャリッジモータ(不図示)によって駆動されるプーリ1
7およびタイミングベルト18によって行われ、この時
に記録ヘッド5に与えられる記録信号や電力は、フレキ
シブルケーブル19によって装置本体の電気回路より供
給されている。記録ヘッド5とフレキシブルケーブル1
9とは互いの接点を圧接して接続している。
【0032】また、キャリッジ15のホームポジション
にはキャップ20が設けられインク受けとしても機能す
る。キャップ20は必要に応じて上下し、上昇時は記録
ヘッド5に密着しそのノズル部を覆いインクの蒸発やゴ
ミの付着を防止する。
【0033】さて、この装置では、記録ヘッド5とキャ
ップ20とが相対的に対向した位置となるように位置決
めするために、装置本体に設けられたキャリッジホーム
センサ21とキャリッジ15に設けられた遮光板15b
が用いられている。キャリッジホームセンサ21は透過
型のフォトインタラプタが用いられ、キャリッジ15が
移動して待機位置まで移動した時に、キャリッジホーム
センサ21の一部から照射された光が遮光板15bによ
ってその透過が遮られることを利用して、記録ヘッド5
とキャップ20とが相対的に対向した位置にあることを
検知する。
【0034】記録紙Pは図中下側より上方へ給紙され、
給送ローラ2および紙ガイド22によって水平方向に曲
げられて、矢印G方向(副走査方向)に搬送される。給
送ローラ2および排紙ローラ6は夫々、記録モータ(不
図示)によって駆動され、必要に応じてキャリッジ15
の往復移動と連動して高精度に記録紙Pを副走査方向に
搬送する。また、副走査方向には撥水性の高い材料でつ
くられ、その刃状の円周部のみで記録紙Pに接触する拍
車23が設けられる。拍車23は排紙ローラ6に対向す
る位置で、軸受部材23aにより主走査方向に所定長離
間して複数箇所に配設されており、記録直後の記録紙上
の未定着画像に接触しても画像に影響を与えずに記録紙
Pをガイドし搬送するようになっている。
【0035】フォトセンサ8は、図2に示すように、キ
ャップ20と記録紙Pの紙端との間に記録ヘッド5のノ
ズル列5cに対向した位置に配置され、記録ヘッド5の
ノズルより吐出されるインク滴を直接光学的に検知する
透過型フォトインタラプタである。
【0036】図2は図1に示すプリンタのフォトセンサ
付近の詳細な構成を示す拡大斜視図である。
【0037】ここで用いているフォトセンサ8は発光素
子81に赤外線LEDを用い、LED発光面にはレンズ
を一体成形し、受光素子82に向けておおよそ平行にビ
ーム光を投射できる。受光素子82にはフォトトランジ
スタが用いられ、受光素子82の受光面の前面にはモー
ルド部材80により例えば0.7mm×0.7mm程度
の穴が光軸上に形成され、受光素子81と発光素子82
との間全域において検出範囲を高さ方向には0.7m
m、幅方向には0.7mmに絞り込んでいる。
【0038】なぜなら、インク滴はビーム光の光束及び
センサの径に比べて10分の1以下と小さく、センサに
おいて得られる光量の変化量も小さいので、モールド部
材80に設けられたピンホールにより検出領域を絞るこ
とで、インク滴がその領域に存在するときに得られる光
量と、インク滴が光束中に存在しないときに得られる光
量との比(S/N比)を大きくすることができ、検出精
度を高めることができるからである。
【0039】また、発光素子81と受光素子82とを結
ぶ光軸83は記録ヘッド5のノズル列5cと角度θで交
差するように配置され、発光素子81と受光素子82と
の間隔は記録ヘッド5のノズル列5cよりも広くなって
いる。その検出範囲をインク滴が通過することにより、
インク滴が発光側からの光を遮り、受光側への光量を減
少させ、受光素子82であるフォトトランジスタの出力
の変化が得られる。
【0040】なお、上記の検出領域を絞る手段や形状は
モールド部材のピンホールに限るものでなく、スリット
等を使用しても良い。
【0041】このプリンタは記録ヘッドの往復走査にお
いて、記録ヘッドが矢印HFで示される往路方向に移動
するときに通常の記録を行い、矢印HBで示される復路
方向に移動するときに不良ノズルによる画像欠陥を補完
するための補完記録を行う。
【0042】図2において、P1は記録紙Pに既に記録
がなされた領域を、P2はこれから記録がなされる領域
を、また、S1、S2、Snは記録ヘッドから吐出され
たインク液滴の落下軌跡を、71は記録ヘッド5の移動
方向に沿って平行に取り付けられたスケールを、72は
記録ヘッド5に取り付けられたリニアエンコーダを示
す。
【0043】そして、記録ヘッド5の移動中にリニアエ
ンコーダ72はスケール71の目盛りを読み取ることに
よって記録ヘッド5の位置を検出する。この位置は画像
記録における基準になるとともに、後述する不良ノズル
検知のための基準情報ともなる。
【0044】また、部材84は、不良ノズル検出のため
に吐出されたインク滴を受ける部材で、支持台85に取
り付けられていて、図示されていないが部材84には間
欠的に少量の洗浄水が注がれ、吸引ポンプ(不図示)に
よってインクがその水とともに排出されるようになって
いる。
【0045】なお、記録ヘッドに備えられるノズル数が
多くなるほど、インク滴を相対的には長距離にわたって
安定的に検出する必要があるので、フォトセンサの光源
としては指向性が強く光束を絞りやすいものを用いた方
が有利である。従って、上記のLEDからの赤外光の他
に、例えば、半導体レーザやその他のレーザ光源等を用
いても良い。また、インク滴は1ノズル単位で順次記録
ヘッドから吐出されるが、その吐出周期は200μs以
下の短い周期であるため、フォトセンサ8にはPINシ
リコンフォトダイオードなどの高速応答性の良いものを
用いることが望ましい。更に、光源の出力は、フォトセ
ンサ8の特性(入射光強度の絶対定格等)に応じ調節し
ても良く、例えば、NDフィルタ等を用いてその光量を
調節しても良い。
【0046】図3は記録ヘッド5のノズル列とフォトセ
ンサの配置関係を示す図である。例えば、図3(a)に
示すように、カラー記録ヘッドのようにシアン、マゼン
タ、イエロ、ブラックの4色のインクを吐出するために
ノズル列が夫々の色に対応して4列平行に並んでいる場
合、隣接するノズル列夫々から得られるフォトセンサの
出力信号が干渉しないようにする為には、ヘッド間距離
(a)、ヘッド長(有効記録長)(b)、ビーム光軸と
ノズル列との角度(θ)との間には、図3(b)に示す
ように、次のような関係を満たす必要がある。
【0047】b×tanθ<a さもなければ、一つのノズル列に関する不良ノズル検出
が終わる前に、次のノズル列から吐出されたインク滴が
光の中を通過してしまい、どのノズル列に対しての不良
ノズル検出を行っているのかが判別できなくなるからで
ある。
【0048】この実施形態では、ノズル列をフォトセン
サの光軸に対して角度θで傾けているので、フォトセン
サはノズル1つ1つの吐出状態を検出することができ、
また、複数のノズル列を有したカラー記録ヘッドであっ
ても各ノズル間の間隔を角度(θ)を考慮して決定して
いるので、各ノズル列各ノズルのインク吐出状態を検出
できる。
【0049】図4は図1に示すプリンタの制御構成を示
すブロック図である。
【0050】図4において、24は装置全体を制御する
ための制御部であり、制御部24はCPU25と、CP
U25が実行する制御プログラムや各種データを記憶し
ているROM26と、CPU25が種々の処理を実行す
るにあたり作業領域として使用したり、各種データを一
時的に保存するためのRAM27と、記録ヘッド5の記
録動作を制御するヘッドコントローラ48等を有してい
る。
【0051】図4に示すように、記録ヘッド5はフレキ
シブルケーブル19を介して制御部24に接続し、フレ
キシブルケーブル19には制御部24から記録ヘッド5
に対する制御信号線、画像信号線が含まれている。ま
た、フォトセンサ8の出力は制御部24に転送され、ヘ
ッドコントローラ48を経てCPU25で解析可能とな
っている。キャリッジモータ30はモータ駆動回路32
によるパルスステップ数によって回転可能なモータであ
る。さらに、制御部24は、モータ駆動回路33を介し
キャリッジモータ30を、モータ駆動回路32を介し搬
送モータ31を制御し、キャリッジホームセンサ21か
らの出力を入力している。
【0052】さらにまた、制御部24は、外部コンピュ
ータ56からの記録命令や記録データを受信するプリン
タインタフェース54を備えている。さらにまた、制御
部24は装置利用者が種々の操作や指示を行なう操作パ
ネル58を接続している。操作パネル58にはメッセー
ジ表示を行なうためのLCD59が設けられている。
【0053】図5はヘッドコントローラ48の構成とそ
の動作に関連したフォトセンサ8の構成を示すブロック
図を示す。
【0054】図5に示すように、ヘッドコントローラ4
8は吐出コントローラ122及び補正回路123から構
成されている。
【0055】CPU25は外部コンピュータ56から転
送されRAM27に一時保存された画像データやROM
26に予め用意された画像データを、プリンタの記録動
作制御に従って、順次吐出コントローラ122に転送す
る。その転送信号には、シリアルスキャン方式で記録が
なされる記録ヘッド5の走査方向の有効画像領域を示す
BVE*信号(121d)、記録ヘッド5のノズル列5
a方向の有効画像領域を示すVE*信号(121e)、
画像信号(121f)、画像信号(121f)の転送同
期クロック(121g)の4つの信号が含まれる。これ
ら4つの信号はまとめて画像制御信号ともいい、記録ヘ
ッド5の位置を監視するリニアエンコーダ72からの基
準信号をもとに生成され、どの位置でどのデータを記録
すべきかを制御している。
【0056】また、吐出コントローラ122と補正回路
123とは、CPUデータバス121a、CPUアドレ
スバス121b、CPUコントロールバス121cを介
してCPU25或は互いに接続されている。 CPUコ
ントロールバス121cを介して授受されるバスコント
ロール信号には、デバイスティップセレクト信号、バス
リード・ライト信号、バスディレクション信号などが含
まれる。なお、 CPUデータバス121a、CPUア
ドレスバス121b、CPUコントロールバス121c
をまとめて総括的にCPUバスともいう。
【0057】更に、CPU25はフォトセンサ8の発光
素子81に対して、その光源をON/OFFする発光制
御信号121aを出力する。
【0058】さて、吐出コントローラ122はCPUバ
スを介してCPU25から供給される画像制御信号(1
21d〜g)に従い、記録ヘッド5を動作させるために
必要な4種類の信号で構成されるヘッド制御信号(12
2c)を生成する。また、吐出コントローラ122は補
正回路123に対して、補正同期クロック(122a)
と、VE*信号(121e)に同期した吐出同期信号
(122b)を出力している。
【0059】補正回路123は、受光素子82より出力
された検知信号112aを受け取り、S/N比を高めた
後、吐出コントローラ122から供給される補正同期ク
ロック122aと吐出同期信号122bに同期させて、
記録ヘッド5のノズルからのインク吐出状態を精度良く
検知し、その検知データをCPUバスを介してCPU2
5からのアクセスタイミングに従ってCPU25に転送
する。
【0060】さて、発光素子81から受光素子82に向
けて照射されたビーム光は、記録ヘッド5に備えられた
ノズル(図5では1N〜8N)から順次吐出されるイン
ク滴(113a〜113h)によって遮られる。この遮
光は受光素子82における受光強度の低下によって検知
され、その検知によって得られる情報に基づいて、各ノ
ズルのインク滴吐出状態が判断される。
【0061】図6は吐出コントローラ122の内部構成
を示すブロック図である。
【0062】図6から分かるように、吐出コントローラ
122はCPUインタフェース(I/F)1221とヒ
ートパルスジェネレータ1223とから構成される。ヒ
ートパルスジェネレータ1223は、画像データを用い
て記録を行う時に記録ヘッド5において用いられる制御
信号を生成する。一方、CPUインタフェース1221
はCPU25とのCPUバスを介して接続され、後述の
(1)〜(4)の吐出制御に必要な設定と、記録ヘッド
5への画像転送信号の生成、さらには、補正回路123
に供給する制御信号の生成を行う。
【0063】吐出制御に必要な設定及び信号生成とは以
下の通りである。
【0064】(1)ヒートパルスジェネレータ(122
3)へのヒートパルス設定。
【0065】これにより、通常記録動作実行時のヒート
パルスであるダブルパルスが設定信号(1221e)に
より設定される。ここで設定されたヒートパルス幅は、
吐出可能領域におけるパルス幅である。
【0066】(2)CPU25から供給される画像制御
信号(121d〜g)に基づいた記録ヘッド5へのデー
タ転送信号(1221a〜c)の生成。
【0067】ここで、データ転送信号1221aは全ノ
ズルに対応する(図5の例では8ノズル分)画像信号、
データ転送信号1221bは同期クロック、データ転送
信号1221cはラッチ信号である。具体的には、同期
クロック1221bの立ち上がりエッジで、画像信号1
221aを記録ヘッド5内部に備えられるシフトレジス
タ(不図示)に転送した後、ラッチ信号1221cを記
録ヘッド5に転送し、記録ヘッド5内部に設けられたラ
ッチ回路(不図示)に画像信号1221aをラッチさせ
るように信号を生成する。なお、実際のインク吐出はヒ
ートパルスジェネレータ1223から供給される吐出パ
ルス信号(1223aもしくは1223b)により実行
される。
【0068】(3)補正回路123に供給するクロック
信号112aの生成 このクロック信号は、画像転送クロック1221bと非
同期で、かつ、4倍の周波数の信号である。
【0069】(4)補正回路123に供給するVE*信
号122bの生成。
【0070】この同期信号は、VE*信号(121e)
に同期した信号で、吐出パルス信号と同タイミングで出
力される。
【0071】図7は補正回路123の内部構成を示すブ
ロック図である。また、図8はフォトセンサ8から得ら
れた検知信号が補正回路123で処理される時の各信号
のタイムチャートである。以下、図7〜図8を参照して
補正回路123の動作について説明する。
【0072】図7において、バンドパスフィルタ(BP
F)1231は、受光素子82の出力から得られる検知
信号(112a)のS/N比を向上させるためのフィル
タで、検知信号112aの特徴波形(1231a:以
下、フィルタ信号という)を抽出する。検知信号112
aは記録ヘッド5の第1ノズルから順番にインクが正常
に吐出されたかどうかを示す信号である。記録ヘッド5
に設けられたn個全てのノズルから正常にインク吐出が
なされるならば、一定の周期でピークをもつ信号が出力
される。図8における検知信号112aにおいて、11
2a−1は第1ノズルのインク滴吐出に関連した検知信
号、112a−2は第2ノズルのインク滴吐出に関連し
た検知信号、112a−3は第3ノズルのインク滴吐出
に関連した検知信号であり、以下同様に、第nノズルの
インク滴吐出に関連した検知信号まで続く。ただし、図
8では、第1〜第3ノズルまでの状態が示されている。
ここでは、第1、2ノズルが正常にインク吐出がなされ
た状態(吐出状態)を、第3ノズルがインク吐出がなさ
れなかった状態(不吐出状態)を示している。
【0073】さて、図8にも示されているように、検知
信号112aはノイズ成分を含んだ信号であるため、フ
ィルタ1231を通してノイズ成分を除去したフィルタ
信号(1231a)を生成する。これによって、例え
ば、第1ノズルのインク滴吐出に関連した検知信号(1
12a−1)は図8に示される信号(1231a−1)
のように高周波成分のノイズが除去された整形された信
号となる。
【0074】しかし、抽出された特徴波形(1231
a)は電圧レベルが低い微弱信号であるため、このまま
ではCPU25での処理に適さない。従って、増幅器
(AMP)1232はフィルタ信号(1231a)を増
幅して、図8に示されているように、その増幅信号(1
232a)を出力し、A/Dコンバータ1233により
デジタル信号(1233a)に変換する。
【0075】このようにしてデジタル化された検知信号
(1233a)は同期回路1234に入力され、スパイ
クノイズなどの信号処理には不要なノイズ信号の除去の
ため、図8に示されているように、吐出コントローラ1
22から供給されるクロック信号(122a)に基づい
て整形される。ノイズ成分のない整形された検知信号
(1234a)は、レジスタ1236のラッチクロック
に入力される。
【0076】一方、インク滴吐出順序をカウントしてい
るラインカウンタ1235の出力であるカウント信号
(1235a)はレジスタ1236に入力され、その値
がレジスタ1236に設定される。設定されたレジスタ
のデータは、CPU25からCPUコントロールバス1
21cを介して供給される制御信号に従って、CPUデ
ータバス121aを介してCPU25に出力される。レ
ジスタ1236に設定されたレジスタ値は吐出カウント
信号(122b)により毎吐出時にクリアされる。
【0077】従って、インク滴が吐出されたときは、レ
ジスタ1236からはノズル番号を表わし、インク吐出
不良が発生したときはレジスタクリアにより“0”とな
る吐出検知データ(1236a)が出力される。
【0078】次に、実際のインク滴検知を図8に示すタ
イムチャートを参照しながら順を追って説明する。
【0079】(1)時刻t=t1 吐出カウント信号(122b)がラインカウンタ123
5に入力され、そのカウント値をインクリメントしカウ
ント信号(1235a)の値を“1”にする。それと同
時に、吐出カウント信号(122b)は、レジスタ12
36のクリア端子(CLR)にも入力され、吐出検知デ
ータ(1236a)を“0”クリアする。
【0080】(2)時刻t=t2 検知信号(1234a)の立ち上がりは記録ヘッド5の
第1ノズルのインク滴が検知されたことを示すので、カ
ウント信号(1235a)の値“1”をレジスタ123
6にラッチする。このタイミングでラッチされた吐出検
知データ(1236a)の値は“0”から“1”に変化
し、第1ノズルからのインク滴検知をCPU25にCP
Uデータバス121aを介して通知する。
【0081】(3)時刻t=t3 吐出カウント信号(122b)がラインカウンタ123
5のカウント値をインクリメントし、カウント信号12
35aの値を“2”にする。それと同時に、レジスタ1
236の吐出検知データ(1236a)の値を“0”ク
リアする。
【0082】(4)時刻t=t4 次の検知信号(1234a)の立ち上がりは記録ヘッド
5の第2ノズルのインク滴が検知されたことを示すの
で、カウント信号(1235a)の値“2”をレジスタ
1236にラッチする。このタイミングでラッチされた
吐出検知データ(1236a)の値は“0”から“2”
に変化し、第2ノズルからのインク滴検知をCPU25
にCPUデータバス121aを介して通知する。
【0083】(5)時刻t=t5 吐出カウント信号(122b)がラインカウンタ123
5のカウント値をインクリメントし、カウント信号(1
235a)の値を“3”にする。それと同時に、レジス
タ1236の吐出検知データ(1236a)を“0”ク
リアする。
【0084】(6)時刻t=t6 このタイミングでは検知信号(1234a)はインク滴
の検知状態になく、パルス信号の立ち上がりエッジがな
いために、カウント信号(1235a)の値“3”をレ
ジスタ1236にラッチすることができない。従って、
ラッチデータである吐出検知データ(1236a)の値
は“0”のまま変化せず、第3ノズルからのインク滴は
未検知である、即ち、不吐出状態をCPU25にCPU
データバス121aを介して通知する。
【0085】以上のような処理によって、この実施形態
のプリンタはほぼリアルタイムに各ノズル毎のインク吐
出状態をCPU25に通知することができる。また、フ
ォトセンサ8は記録ヘッド5のホームポジションと記録
有効領域との間に設けられているので、特別な記録ヘッ
ドの移動制御を行なわずとも、通常の記録ヘッドの往復
走査の中でインクの吐出状態を検出することができる。
【0086】さらにこの実施形態では、各ノズルが正常
に動作するノズルであるか、或は、不良ノズルであるか
をより高い精度で判断する為に、リニアエンコーダ72
からの出力信号と比較している。
【0087】図9はリニアエンコーダ72からの出力と
受光素子82からの出力とを比較したタイムチャートで
ある。図9において、横軸は時間を、縦軸はリニアエン
コーダ72と受光素子82からの出力(電圧)を示す。
なお、受光素子82からの出力6−aは補正回路123
において補正された信号の出力波形を示している。
【0088】ここで、ある時刻(t=t1)において、
リニアエンコーダ72から信号が出力されエンコーダ出
力電圧がV2(H)からV2(L)に変化した。即ち、
記録ヘッド5がある位置に達したことを検出したとす
る。その時に、その位置において検出対象となるノズル
からのインク滴が吐出される。このノズルが正常な場合
インク滴が吐出され、インク滴は発行素子81から照射
されるビーム光の光束の中を通過して光を遮断するの
で、受光素子82からの出力波形が時刻(t=t3)に
おいて電圧V1(L)から電圧V1(H)に変化する。
この時、その出力電圧が閾値であるV1(M)を越えた
場合、インク吐出されたと判断し、その閾値を越えない
場合、インク不吐出と判断する。
【0089】この場合、例えば、リニアエンコーダ72
の出力の立ち下がりとなる時刻(t=t1)からある一
定時間(Ts)の間(即ち、t=t1〜t4)のみ、受
光素子82からの出力のサンプリングを行うことで、受
光時のノイズ信号等による誤検出が防止される。
【0090】なお、図9において、6−cはインク吐出
がない場合の受光素子82からの信号を示す。
【0091】以上説明した構成によるインク吐出状態の
検出処理は、実際の記録動作において適宜実行され、そ
の検出結果に基づいて、回復動作や補完記録などの所定
の動作を実行するように制御される。
【0092】次に、図10〜図11に示すフローチャー
トを参照してインク吐出状態の検出結果に従う種々の記
録制御について説明する。
【0093】(1)回復動作(図10(a)) これはノズルからの不吐出を検出した後、その回復動作
を行う処理である。ここでいう回復動作とは、例えば、
通常のインク加圧・吸引動作、記録ヘッドのインク吐出
面の清掃(ワイピング、流体による洗浄)、予備吐出動
作等が含まれる。プリンタは、その処理能力、処理速
度、経済性(廃インク量)等を考慮し、適切な回復動作
を選択している。なお、これらの動作は公知であるの
で、ここでの詳細な説明は省略する。
【0094】まず、ステップS100では記録ヘッド5
を走査してN走査分の記録動作を実行する。このNの値
は“1”でも良いが、記録速度の向上のためN≧1の特
定の回数でも良い。その後、ステップS110におい
て、フォトセンサ8の位置で試験的にインク吐出を行う
各ノズルから正常にインク吐出がなされていなかどうか
を調べる。
【0095】次に、ステップS120では、その試験吐
出の結果、全ノズルから正常にインク吐出がなされたか
どうかを調べる。ここで、不吐出状態のノズルがなけれ
ば処理はステップS100に戻り、通常の記録動作を続
ける。これに対して、不吐出状態のノズルがあれば、処
理はステップS130に進み、回復動作を実行する。
【0096】その後、処理はステップS140におい
て、回復動作の累積回数(M)が所定の回数(L回)に
達したかどうかを調べる。ここで、L<Mであれば処理
はステップS120に戻るが、L=Mであれば、回復不
可能な不良ノズルがあると判断して回復動作を続行せず
に、処理はステップS150に進み、記録動作を停止
し、LCD59に記録ヘッドの交換を促すメッセージを
表示する。このとき、実際の記録画像においてインクが
吐出されず記録がなされていない部分が目立たないなら
そのまま記録を継続しても良いし、或は、インクカート
リッジを交換しても良い。
【0097】(2)補完記録動作(図10(b)) ここでは、ステップS100〜S120の処理後、不吐
出状態のノズルがあると判断されれば、処理はステップ
S160に進み、記録画像においてインクが吐出されず
記録がなされていない部分を補完するように記録動作を
実行する。なお、この補完記録は従来の技術で説明した
ような記録動作を行うものとし、詳細な説明は省略す
る。
【0098】(3)回復動作と補完記録動作(図11
(a)) ここでは、ステップS100〜S140の処理後、回復
動作の累積回数(M)が所定の回数(L回)に達したと
判断されたなら、回復不可能な不良ノズルがあると判断
して、処理はステップS160に進み、補完記録動作を
実行する。
【0099】(4)回復動作と補完記録動作(図11
(b)) ここでは、ステップS100〜S140の処理後、回復
動作の累積回数(M)が所定の回数(L回)に達したと
判断されたなら、処理はステップS155に進み、補完
記録を実行するかどうかを装置利用者に問い合わせる。
この問い合わせは、LCD59にメッセージを表示して
操作パネル58からの指示を待つようしても良いし、或
は、プリンタインタフェース54を介して外部コンピュ
ータ56にメッセージを送信して外部コンピュータ56
からの指示を待つようにしても良い。
【0100】ここで、装置利用者が補完記録の実行を指
示した場合には処理はステップS160に進み、補完記
録を実行する。これに対して、補完記録の実行が指示さ
れなかった場合には処理はステップS100に戻り通常
の記録動作を実行する。
【0101】このようにすることで、不良ノズルがあり
回復動作によってもその吐出不良が回復されない場合に
は最終的な判断を装置利用者が選択できる。これによっ
て、例えば、実際の記録画像においてインクが吐出され
ず記録がなされていない部分が目立たないなら、記録速
度の低下する補完記録を実行せずに、通常の記録速度を
維持するようにそのまま記録を継続するように選択でき
る。
【0102】従って以上説明した実施形態に従えば、フ
ォトセンサから出力された各ノズル毎のインク吐出/不
吐出の検出結果をリアルタイムで処理してCPUに送る
ことができるので、記録速度を低下させることなく、不
良ノズルの検出を行うことができる。
【0103】また、その検出結果に従って適切な記録制
御(例えば、回復動作、補完記録、記録ヘッドの交換な
ど)を行うことができる。
【0104】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0105】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0106】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0107】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0108】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0109】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0110】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0111】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0112】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0113】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0114】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0115】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0116】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0117】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0118】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0119】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0120】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録ヘッドを停止させたりする必要もなく、記録速度を低
下させることなく、記録ヘッドのノズル各々からのイン
ク吐出有無を検知することができるという効果がある。
【0122】これにより、動作不良のノズルが検出され
た場合には、例えば、回復動作や補完記録の実行などの
適切な記録制御を行うことができる。
【0123】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態であるインクジェッ
ト方式に従って記録を行う記録ヘッドを備えたプリンタ
の詳細な構成を示す立体斜視図である。
【図2】図1に示すプリンタのフォトセンサ付近の詳細
な構成を示す拡大斜視図である。
【図3】記録ヘッド5のノズル列とフォトセンサの配置
関係を示す図である。
【図4】図1に示すプリンタの制御構成を示すブロック
図である。
【図5】ヘッドコントローラ48の構成とその動作に関
連したフォトセンサ8の構成を示すブロック図を示す。
【図6】吐出コントローラ122の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図7】補正回路123の内部構成を示すブロック図で
ある。
【図8】フォトセンサ8から得られた検知信号が補正回
路123で処理される時の各信号のタイムチャートであ
る。
【図9】リニアエンコーダ72からの出力と受光素子8
2からの出力とを比較したタイムチャートである。
【図10】インク吐出状態の検出結果に従う種々の記録
制御を示すフローチャートである。
【図11】インク吐出状態の検出結果に従う種々の記録
制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5 記録ヘッド 5c ノズル列 8 フォトセンサ 15 キャリッジ 19 フレキシブルケーブル 21 キャリッジホームセンサ 24 制御部 25 CPU 26 ROM 27 RAM 30 キャリッジモータ 32、33モータ駆動回路 48 ヘッドコントローラ 54 プリンタインタフェース 56 外部コンピュータ 58 操作パネル 59 LCD 71 スケール 72 リニアエンコーダ 80 モールド部材 81 発光素子 82 受光素子 121a CPUデータバス 121b CPUアドレスバス 121c CPUコントロールバス 122 吐出コントローラ 123 補正回路 1221 CPUインタフェース(I/F) 1223 ヒートパルスジェネレータ 1231 バンドパスフィルタ(BPF) 1232 増幅器(AMP) 1233 A/Dコンバータ 1234 同期回路 1235 ラインカウンタ 1236 レジスタ P 記録紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 親信 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 三宅 裕幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 清水 昌志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−25700(JP,A) 特開 平6−79956(JP,A) 特開 平9−98244(JP,A) 特開 平7−314784(JP,A) 特開 平7−25017(JP,A) 特開 平9−94948(JP,A) 特開 平7−47684(JP,A) 特開 平8−295028(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/01

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズルを所定方向に沿って配列し
    たノズル列を備えたインクジェット方式記録ヘッドを
    用い、インクを記録媒体に吐出して記録を行う記録装置
    であって、 前記記録ヘッドを往復走査させる走査手段と、前記走査手段による 前記記録ヘッドの走査経路の一端に
    設けられ、光を照射する発光素子と該発光素子から照射
    された光を受光する受光素子とを備えるとともに、前記
    発光素子と前記受光素子との間の光軸が前記複数のノズ
    ルの配列方向に対して所定の角度をもって交差するよう
    に配置され、前記光軸の遮断状況に応じた信号を出力す
    るフォトセンサと、 前記走査手段により前記記録ヘッド走査させながら
    前記フォトセンサが設けられた位置において、前記記録
    ヘッドから試験的にインク吐出を行うように前記記録ヘ
    ッドの動作を制御する試験吐出手段と、 前記試験吐出手段により前記記録ヘッドからのインクの
    吐出を行なっているときの前記走査手段による走査方向
    に関する前記記録ヘッドの複数の位置夫々における前記
    フォトセンサからの出力信号に基づいて、前記記録ヘッ
    ドの複数のノズル各々からのインク吐出の有無を分析す
    る分析手段と、 前記分析手段による分析結果に基づいて、記録制御を行
    う制御手段とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記フォトセンサの発光素子は、レーザ
    光源を有することを特徴とする請求項に記載の記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記受光素子の前面に、前記受光素子
    入射するビーム光の光束を絞り込むスリットをさらに有
    することを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドの回復を行う回復手段を
    さらに有することを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記走査手段による往路走査時に前記記
    録ヘッドを駆動して記録動作を行う記録手段をさらに有
    することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記分析手段による分析結果に基づいて
    特定される、前記記録ヘッドの複数のノズルの内、動作
    不良のノズルによる記録位置を、前記記録ヘッドの復路
    走査時に、正常に動作するノズルを用いて補完的に記録
    する補完記録手段をさらに有することを特徴とする請求
    に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記分析手段による分
    析結果に基づいて、前記回復手段を駆動することを特徴
    とする請求項に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 メッセージを表示する表示手段をさらに
    有することを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、さらに所定回数、前記
    回復手段を駆動しても、依然として動作不良のノズル
    状態が回復しない場合には、前記記録ヘッドの交換を促
    すメッセージを前記表示手段に表示するよう制御する請
    求項に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記分析手段による
    分析結果に基づいて、前記補完記録手段を動作させるこ
    とを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記走査手段による走査経路上の前記
    記録ヘッドの位置を検出するエンコーダ手段をさらに有
    することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記試験吐出手段によるインク吐出タ
    イミングは、前記エンコーダ手段から出力される位置情
    報に基づくことを特徴とする請求項11に記載の記録装
    置。
  13. 【請求項13】 前記インク吐出タイミングと前記フォ
    トセンサからの出力信号との同期をとることにより、各
    ノズルを特定することを特徴とする請求項12に記載の
    記録装置。
  14. 【請求項14】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに
    与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換
    体を備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録
    装置。
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