JP3366218B2 - 車輛用物品キャリヤの側部レール及びその製造方法 - Google Patents

車輛用物品キャリヤの側部レール及びその製造方法

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    • B60R9/04Carriers associated with vehicle roof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1703Introducing an auxiliary fluid into the mould
    • B29C45/1704Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輛用物品キャリ
ヤに関し、更に詳細には、車輛用物品キャリヤ用の一体
成形された一部品側部レール部材に関する。
【0002】
【従来の技術】車輛用物品キャリヤは、車輛の屋根やト
ランクカバーといった車輛のボディ外面の上方で荷物を
固定的に支持する種々の用途で使用されている。このよ
うな車輛用物品キャリヤは、代表的には、空力学的に設
計されており、車輛のボディ外面に各々直接的に固定さ
れる一対の側部レールアッセンブリを含む。各側部レー
ルアッセンブリは、代表的には、側部レール構成要素の
両端に連結された一対の端部支持体を有する。各端部支
持体は、側部レール構成要素をボディ外面の上方に支持
するのに役立つ。かくして、従来の側部レールアッセン
ブリの各々は、別々に製造し、車輛の側部レール構成要
素の設置前又は設置中に組み立てなければならない幾つ
かの独立した部品からなる多部品構成要素を形成する。
【0003】更に、従来の車輛用物品キャリヤの端部支
持体は、代表的には、多部品副構成要素として形成され
ている。これは、部分的には、複雑な空力学的な端部支
持設計を型成形する場合の製造技術における制限によっ
て必要とされる。第1部品は、代表的には、周知の成形
技術によって形成され、この第1部品には、独立した第
2部品と係合又は相互係止するように孔又はボスが形成
されている。第2部品は、最も代表的には、完成した中
実の外観を端部支持体に提供するカバーの形態である。
代表的には、カバーは、第1部品の孔又はボスに第2部
品を係止可能に固定する複数のねじ締結要素又はボスで
第1部品に固定されている。現在、幾つかの一部品支持
体を製造できるけれども、これらの支持体は、簡単な形
状及び設計に限られている。このような現存の簡単な設
計の一部品支持体は、本願の譲受人から入手できる。
【0004】各端部支持体は、代表的には、外部締結要
素又は他の手段によって、側部レール部材全体が車輛の
ボディ外面の上方に支持されるように、側部レール部材
の一端に連結されている。このように、側部レール部材
は、代表的には、これが射出成形される場合には、それ
自体の工具を必要とする。
【0005】従来技術の側部レールアッセンブリは、一
般的には強度及び耐久性に関して満足のいくものである
ことがわかっているが、それにも関わらず、二つの端部
支持体を含む空力学的な複雑な形状の側部レールを一体
成形された一部品構成要素として製造できることが、製
造費用の観点から、更に望ましい。これは、三つ又はそ
れ以上の独立した構成要素(即ち、二つの端部支持体、
これらの各々のカバー部分、及び側部レール部材)の形
成に必要な工具の数を少なくすることによって製造費用
を大きく低減する。第2部品を第1部品に物理的に固定
して各端部支持体を形成する工程及び各端部支持体を側
部レール部材に固定する工程といった二つ又はそれ以上
の製造工程をなくすことによって製造費用を低減する。
更に、型成形した一部品側部レールは、美観の観点から
も望ましい。これは、僅かに異なる形状を持つように
(例えば、前部から後部まで幅又は高さが増大するよう
に)、又は一体成形した中央支持体及び/又は一対の横
バー用の一体成形した取り付け部分といった他の特徴を
持つように側部レール部分を成形できるためである。場
合によっては、外面を見たときに継目又は他の形態の連
結線が見える外観を持たないように製造できる場合に
は、一部品側部レールが望ましい。最後に、一部品側部
レールは、多くの多部品端部支持体よりも強度が大き
く、捩じり応力に対する抵抗が大きい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の主な
目的は、外面を見たときに目に見える継目又は他の成形
線を持たない一部品構成要素として一体成形された、車
輛のボディ外面に容易に固定されるようになった車輛用
物品キャリヤ用の一部品側部レール部材を提供すること
である。
【0007】本発明の別の目的は、一部品側部レール部
材を形成するための方法を提供することである。この方
法では、端部支持体の外面に成形線が全く見えない一部
品構造を持つ側部レール構成要素を形成する成形方法と
関連して多数の成形工具が使用される。
【0008】本発明の更に別の目的は、端部支持体の製
造に必要な製造工程の数を少なくし、端部支持体の製造
に必要な成形工程の数を少なくすることによって側部レ
ール構成要素の全費用を低減した、一部品側部レール構
成要素及びその製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の目的及び他の目的
は、本発明の好ましい実施例による一部品側部レール部
材及びその製造方法によって提供される。本発明の装置
は、細長い側部レール部分と、この側部レール部分と一
体成形された一対の端部支持体とを有する一部品側部レ
ール部材を含む。各端部支持体は、主本体部分及び底部
分とを有する。主本体部分は、端部分及び中央部分を含
む。端部分及び中央部分は、徐々に上方に傾斜した空力
学的輪郭を形成する。この輪郭は、車輛の移動中の風切
音や乱流を抑える上で機能的に望ましいばかりでなく、
美観に優れている。各端部支持体の端部分は、側部レー
ル部材の関連した末端部分に、これらの三つの構成要素
の接合部に目に見える成形線、継目、又は他の印を形成
することなく徐々に合一する。かくして、側部レール部
材及び端部支持体は、単一の射出成形工具で形成できる
一部品構成要素を形成する。更に、一部品側部レール部
材は、車輛のボディ外面に従来の多部品側部レールアッ
センブリよりも容易に且つ迅速に組み立てることができ
る。なお、本発明において、「空(気)力学的な形
態」、「空(気)力学的に成形」、或いは「空(気)力
学的輪郭」とは、側部レールの場合は、端部支持体が先
端より徐々に上方に傾斜または湾曲して水平に伸びる側
部レール部分に滑らかに合一する形状を言い、また、端
部支持体の場合は、先端より後方に向け徐々に上方に傾
斜または湾曲する形状を言い、そしていずれの場合も、
それによって、車両の移動中における風切り音や乱流を
抑える機能を有し、かつ美的に優れた輪郭形状を意味す
る。
【0010】好ましい実施例では、各端部支持体の底部
分には少なくとも一つの孔が設けられており、これによ
って、ねじ山を備えたファスナのような従来の締結要素
を通して位置決めできる。端部支持体が上側に取り付け
られる車輛のボディ外面に底部分をファスナによって取
り付けることができる。主本体部分及び底部分は、一部
品構成要素として一体成形されており、かくして、端部
支持体を車輛のボディ外面に取り付けた場合、従来技術
に従って製造された二部品端部支持体の場合と同様の、
見える継目又は他の連結線がない。
【0011】側部レール部分には、随意であるが、その
長さの少なくとも一部に沿って延びるU字形状チャンネ
ルのようなチャンネルを形成できる。このチャンネル
は、適当な構成を介してチャンネルに作動的に連結され
た横バーの一部を支持するのに使用できる。この場合、
横バーは側部レール部分に沿った所望の箇所に調節自在
に位置決めできる。横バーを側部レール部材とともに使
用しようとする場合、強度を更に高めるため、随意の金
属製チャンネル挿入体をチャンネルに挿入できる。側部
レール部材には、必ずしも、側部レール部分が各端部支
持体と合一する領域に目に見える継目や連結線が含まれ
ていない。美観上の目的のために所望である場合には、
このような継目や連結線を形成できるということは明ら
かである。
【0012】本発明の方法は、少なくとも第1成形工具
部分及び第2成形工具部分を持つ成形工具を使用し、溶
融状態のプラスチックが注入される成形キャビティを構
成する工程を含む。第1及び第2の成形工具部分を互い
に押し付けて成形キャビティを形成し、次いで所定量の
溶融状態のプラスチックを成形キャビティに注入する。
好ましい実施例では、これに続いて加圧流体を成形キャ
ビティに注入し、溶融状態のプラスチックを第1及び第
2の成形工具の各々の内面に押し付ける。所定期間の
後、流体圧力を成形キャビティから取り除き、第1及び
第2の成形工具を分離し、かくして一部品側部レール部
材を露呈する。好ましい実施例では、第3成形工具部分
を組み込み、溶融状態のプラスチックを成形キャビティ
に注入する前に第1及び第2の工具部分が互いに向かっ
て押し付けられているときに第3成形工具部分を第1及
び第2の成形工具部分に向かって移動する。
【0013】一つの好ましい実施例では、各端部支持体
の中央部分には中央開口部が形成されており、底部分に
は凹所をなした下面が設けられている。この好ましい実
施例では、中央部分の横方向に突出したベースを底部分
が形成する。かくして、一部品側部レール部材は、従来
技術に従って製造された側部レールよりも製造に費用が
かからない優れた外観を持つ構成要素を形成する。これ
は、必要とされる工具の数が少なく、組み立て工程が少
ないためである。
【0014】以下の説明及び特許請求の範囲を読み、添
付図面を参照することによって、本発明の種々の利点が
当業者に明らかになるであろう。
【0015】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、この図には従
来技術の二部品端部支持体10が示してある。端部支持
体10は、全体として、第1部品12及び第2部品14
を含む。第1部品12には、代表的には、複数のボス1
6が一体に形成されており、第2部品14には、代表的
には、これらのボスと対応する複数のスタッド18が一
体成形されている。第2部品14は、スタッド18がボ
ス16と固定的に係合するように第2部品14を第1部
品12に押し付けることによって、第1部品12に固定
されたカバーを形成する。スタッド18をボス16に永
久的に接着するため、ボス16内に従来の接着剤を配置
してもよい。別の態様では、セルフタッピングねじファ
スナをスタッド18の代わりに使用して第2部品14を
第1部品12に固定することができる。
【0016】図1の2部品端部支持体10は車輛用物品
キャリヤで使用する上で満足のいくものであるが、二部
品構造であるため、端部支持体の製造プロセスに追加の
費用を要し、製造上の複雑さが大きい。第1部品12及
び第2部品14を別々に製造するために一つの追加の成
形工具が必要とされる。更に、第2部品14を第1部品
12に手作業で固定するために追加の組み立て工程が必
要とされる。結果的に得られた二部品端部支持体10
は、二部品構造であるため、第1及び第2の部品12及
び14の夫々が当接するところに「継ぎ目」が明らかに
見える。場合によっては、水又は水分が端部支持体10
の内部領域に入り込まないようにするため、継ぎ目を任
意の形態のシーラントでシールする必要がある。
【0017】次に図2を参照すると、この図には、本発
明の好ましい実施例による一部品端部支持体20が示し
てある。端部支持体20は、以下に更に詳細に説明する
ように、車輛24のボディ外面22に固定されるように
なっており、細長い支持部材25(破線で示す)をボデ
ィ外面22の上方に支持するのを助けるようになってい
る。
【0018】端部支持体20は、主本体部分26及び底
部分28を含む。主本体部分26は、全体として、端部
分30、中央部分32、及びネック部分34を有する。
ネック部分34は、ここから外方に突出した突出支持部
材36を含む。端部分30、中央部分32、及びネック
部分34は、徐々に上方に湾曲した空力学的な上/外面
38を形成し、これにより、風切音を大幅に減少し、端
部支持体20の美観を向上する。
【0019】好ましい実施例では、中央部分32は幾分
楕円形形状の開口部40を更に有する。開口部40は、
端部支持体20の美観を更に高めると同時に、端部支持
体20の製造に必要な材料の量を減少する。
【0020】更に、図2に関し、底部分28には一対の
孔42が設けられており、これらの孔により、底部分2
8を車輛のボディ外面22に固定するために従来のねじ
締結要素(図示せず)を使用できる。底部分28は、端
部支持体を車輛のボディ外面22に取り付けたときに追
加の横方向安定性を端部支持体20に提供するため、好
ましくは、主本体部分26の外方に僅かに末広がりにな
っているように形成されている。好ましい実施例では、
底部分28にはテーパした縁部44が設けられている。
この縁部は、端部支持体20の美観を更に高め、底部分
28が車輛のボディ外面22に更に滑らかに移行するの
を助ける。
【0021】図7及び図8を参照すると、底部分28
は、一部が下支持壁48によって形成された凹所をなし
た下面46を更に有する。ガスケット等の随意の構成要
素50が設けられているのがよい。この構成要素は、テ
ーパした縁部44に一体に形成された凹所をなした肩部
領域52に装着される。
【0022】次に図3を参照し、端部支持体20の形成
方法を説明する。図6を簡単に参照すると、三つの成形
工具54、56、及び58を互いに向かって移動し、図
3に示す成形キャビティ60を形成する。しかしなが
ら、成形キャビティ60を示すため成形工具56が見え
ないということは図3から理解されよう。
【0023】更に図3を参照すると、三つの成形構成要
素54、56、及び58を互いに向かって押圧して互い
に当接させた後、溶融状態のポリ塩化ビニル(PVC)
のような熱可塑性樹脂を、成形工具54及び56の表面
部分の半円形の開口部によって形成された開口部62を
通して注入する。溶融状態の所定量の熱可塑性樹脂を成
形キャビティ60に注入した後、成形工具54及び56
を通って延びるガス注入チューブ64を通して加圧流体
を注入する。ガス注入チューブ64を通して注入された
加圧流体は、溶融状態の熱可塑性樹脂を成形工具54及
び58の内面壁66及び68の夫々、及び第2成形工具
56の内面70(図6参照)に向かって外方に押圧す
る。
【0024】図3、図4、及び図5から、ガス注入チュ
ーブ64を通して注入された加圧流体が、どのようにし
て、溶融状態の所定量の熱可塑性樹脂を成形キャビティ
60に亘って押圧し、図5に示す中空内部部分72を形
成するのかがわかる。所定期間経過後、流体圧力を取り
除き、冷却を行うため、溶融状態の熱可塑性樹脂を所定
期間に亘って放置する。次いで、図6に示すように三つ
の成形工具54、56、及び58を互いから引き離し、
完成した端部支持体20を取り出す。上述の成形工程
は、従来の適当な射出成形装置を用いて行うことができ
る。
【0025】溶融状態の熱可塑性樹脂は、PVC又は種
々の熱可塑性樹脂が射出成形を容易に行うことができ且
つ良好な強度及び構造上の剛性を提供する場合、こうし
た材料から形成されているのがよい。図2、図7、及び
図8に示す完成した端部支持体20は比較的軽量である
が、構造的に強固である。端部支持体20は、一部品構
成要素として形成されているため、必要とされる成形工
具の数が二部品端部支持体で必要とされる成形工具より
も少なく、二部品端部支持体よりも強固であり、捩じり
力に対する抵抗が二部品端部支持体よりも大きく、ひと
たび成形部品を成形工具54、56、及び58から取り
出すと、これ以上の組み立て工程を必要としない。これ
は、カバー14(図1参照)を第1部品12に物理的に
固定することを必要とする従来の二部品端部支持体と大
きく異なっている。従って、端部支持体20は、美観を
損なう目に見える継ぎ目を持たない美観に優れた端部支
持体を形成し、製造を二部品端部支持体よりも経済的に
且つ簡単に行うことができるということは理解されよ
う。
【0026】追加の利点は、一部品端部支持体は、成形
工具からの取り出しが二部品支持体の二つの構成要素よ
りも容易であるということである。これは、二部品支持
体が成形工具から取り出す際に、僅かに捩じれ、かくし
てその形状が僅かに変形してしまうためである。本発明
の一部品端部支持体は、一部品設計であるため、構造上
の強度が更に大きく、支持体を成形工具から取り出す際
の捩じり力に抵抗する。
【0027】次に図9を参照すると、この図には、本発
明の別の好ましい実施例による車輛用物品キャリヤ10
0が示してある。車輛用物品キャリヤ100は、一体に
形成れた一対の一部品側部レール部材102を含み、こ
れらの側部レール部材は、車輛106のボディ外面10
4に各々固定されている。本発明の車輛用物品キャリヤ
100は、車輛106の屋根部分に固定された状態で示
してあるけれども、車輛用物品キャリヤ100は、変更
をほとんど又は全く加えずに、トランクカバー又は他の
車輛の部分に容易に固定できるということは直ちに理解
されるべきである。
【0028】図9を更に参照すると、車輛用物品キャリ
ヤ100は、一対の随意の横バー108及び110を含
む。これらの横バー108及び110は、いずれの横バ
ーも側部レール部材102に対して移動不能であるよう
に側部レール部材102に固定できる。別の態様では、
及び更に好ましくは、横バー108又は110の一方又
は他方が側部レール部材102に移動自在に取り付けら
れている。これは、種々の大きさ及び形状の物品に対し
て車輛用物品キャリヤを良好に適合するように、横バー
を各側部レール部材102の長さの少なくとも一部に沿
って調節自在に位置決めできるようにするためである。
更に、横バー108及び110の両方を側部レール部材
に沿って長手方向に移動自在であるように側部レール部
材102に取り付けることができる。
【0029】図10を参照し、一方の側部レール部材1
02の構造を以下に説明する。側部レール部材102
は、互いに鏡像対称につくられているということは理解
されるべきである。このように、二つの側部レール部材
102を車輛106のボディ外面104に固定しようと
する場合には、一方の側部レール部材は、車輛106の
運転手側に設置されるように製造されており、これに対
し、他方の側部レール部材102は、乗員側に固定され
るようになっている。車輛用物品キャリヤ100につい
て、一つ又はそれ以上の横バーを使用しようとする場合
には、側部レール部材102は、横バー108又は11
0をその間に固定できるのに十分な所定距離だけ互いか
ら離間されてボディ外面104に固定される。側部レー
ル部材102は、好ましくは、互いにほぼ平行に車輛に
沿って長手方向に車輛の前部から後部へ延びている。
【0030】更に図9を参照すると、各側部レール部材
102は、末端部分114を持つ細長い側部レール部分
112を含む。一部品端部支持体116が各末端部分1
14で側部レール部分112と一体に形成されている。
一部品端部支持体116及び側部レール部分112は、
構造的に強固であり、軽量であり、目に見える成形継
目、連結線、又は他の視覚的に確認できる印なしで製造
できる単一の一体に形成された構成要素を形成する。所
望であれば、このような視覚的に確認できる印を端部支
持体116が側部レール部分112の末端部分114に
合一する箇所に設ける。
【0031】図11を参照すると、各端部支持体116
は、中央部分118及び底部分120を含む。中央部分
118には、開口部122が形成されている。底部分1
20には、開口部122と連通した一つ又はそれ以上の
孔124が設けられている。これらの孔により、従来の
外部締結要素(図示せず)を使用して端部支持体116
を車輛106のボディ外面104に固定できる。
【0032】次に図10を参照する。側部レール部分1
12には、側部レール部材102の製造中に中空領域1
26が形成される。中空領域126は、好ましくは、側
部レール部分112の全長に沿って延びており、各端部
支持体116の内部領域と連通している。
【0033】好ましい実施例では、側部レール部分11
2は、その長さの少なくとも一部に沿って延びる、好ま
しくは側部レール部分112のほぼ全長に沿って延びる
一体に形成されたU字形状チャンネル128を更に有す
る。随意であるが、U字形状チャンネル128は、金属
製又はプラスチック製の外部チャンネル部材130を収
容できる。外部チャンネル部材130は、強度を追加す
るため、及び横バー108及び110の一方又は両方を
側部レール部材102に調節自在に固定できるようにす
るための部材である。中空領域126を形成すること
は、側部レール部分112の形成に必要なプラスチック
の量を減少し、側部レール部材102の全重量を減少す
るのに役立つ。
【0034】図11を参照すると、端部支持体116
は、外部に対して閉鎖された中空部分132を側部レー
ル112に形成された中空領域126と隣接して有す
る。中空部分132は、各端部支持体の中空領域126
と連通している。更に、端部支持体116は、底部分1
20から上方に徐々に湾曲しており、側部レール部分1
12が端部支持体116と合一する箇所に、視覚的に確
認できる継目、連結線、又は他の印を形成する必要なし
に側部レール部分112と合一するように空気力学的に
形成されているということがわかる。
【0035】次に、図12を参照すると、この図には、
一部品側部レール部材102を製造するための成形工具
134が示してある。成形工具134は、第1工具部分
134a及び第2工具部分134bを含む。第1工具部
分134aは、好ましくは、プラスチックを工具に注入
するための少なくとも一つのポート136、及び流体を
工具134に注入し、プラスチックを工具の内面に沿っ
て外方に押圧するためのポート138を含むように形成
されている。しかしながら、成形技術によっては、側部
レール部材102の形成において、液体の注入の補助を
必要としないということは明らかである。従って、液体
注入ポート138の例示は随意であるということは理解
されよう。図13を簡単に参照すると、第3成形工具部
分134cが成形工具134を完成する。
【0036】一部品側部レール部材102の形成にあた
り、従来の注入ガス補助式射出成形技術に従って溶融状
態のプラスチックをポート136に注入し、高圧流体を
ポート138に注入する。ポート138を通って進入し
た流体が溶融状態のプラスチックを成形工具134a、
134b、及び134cの内面に押し付け、一部品側部
レール部材102を形成する。次いで、ポート138か
ら流体圧力を取り除き、工具134に注入した溶融状態
のプラスチックを、三つの成形工具134a、134
b、及び134cを互いから分離する前に、十分な時間
に亘って冷却し、完成した一部品側部レール部材102
を取り出すことができるようにする。しかしながら、成
形プロセスを補助するために加圧流体を使用すること
は、使用された特定の成形技術によっては、必ずしも重
要でない。
【0037】車輛用物品キャリヤ100の一部品側部レ
ール部材102は、これらの側部レール部材102を車
輛106のボディ外面104に固定した後、側部レール
部材102を見れば容易にわかる成形線、継目、ひけ、
等の存在を必要としない、美観に優れ、空力学的に効果
的な側部レール部材を形成する。更に、本発明の側部レ
ール部材102は、単一の成形工具から製造でき、かく
して、車輛用物品キャリヤ100の全体としての製造費
用を大きく減少できる。更に、各側部レール部材102
を一部品構成要素として形成することによって、車輛用
物品キャリヤ100の組み立てを簡単にする。
【0038】本明細書中の教示により、一部品側部レー
ル部材を、その長さに沿って形状及び/又は寸法が変化
する側部レール部分を持つように形成できるということ
もまた理解されよう。例えば、側部レール部分を、幅が
前部から後部へ増大するように形成し、特に顕著な空力
学的外観を提供することができる。このような形状は、
従来のロール成形技術又は押出し技術では製造できず、
こうした技術では、その長さに沿って連続した均等な形
状を持つ側部レール部分しか製造できない。
【0039】更に、本明細書中に開示した一部品側部レ
ール部材の製造方法は、側部レール部分の長さの中央の
箇所に一体成形された中央支持区分を加え、及び/又は
一つ又はそれ以上の固定横レールと係合するために一体
成形された一つ又はそれ以上の支持体を加えるのに使用
できる。更に、一体成形したレール状部材を側部レール
部分の一方の側に沿って形成し、調節自在の横レールを
摺動自在に支持できる。製造上の他の可能性には、スタ
ッドをベース部分に成形することが含まれる。理解され
るように、本明細書中に記載した製造技術は、設計上の
種々の変更を実施するために及び一部品側部レール部材
の機能を高めるために使用できる。一部品側部レール部
材は、これ以外の方法では、幾つかの独立した製造工程
及び/又は組み立て工程を必要とし、側部レール部材1
02の全体としての費用を明らかに押し上げる。
【0040】当業者は、本発明の広範に亘る教示を種々
の形態で実施できるということを以上の説明から理解す
るであろう。従って、本発明をその特定の例と関連して
説明したが、本発明の真の範囲はこれに限定されず、添
付図面、明細書、及び以下の請求の範囲を検討すれば、
当業者には、他の変形例が明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の二部品端部支持体の斜視図である。
【図2】本発明の方法及び装置の好ましい実施例による
一部品端部支持体の斜視図である。
【図3】一部品端部支持体の製造に使用される三つの成
形工具のうちの二つの側断面図であり、これらの二つの
成形工具によって部分的に形成された成形キャビティ内
に注入された溶融状態のプラスチックの量を示す。
【図4】成形工具のうちの一つを通してガスを注入した
ときに溶融状態のプラスチックによって覆われた図3の
成形キャビティの内壁を示す断面図である。
【図5】溶融状態のプラスチックによって完全に覆われ
て一部品端部支持体を形成する成形キャビティの内壁を
示す断面図である。
【図6】図3、図4、及び図5に示す成形工具を第3成
形工具とともに示す端面図であり、これらの成形工具
は、全て、完成した一部品端部支持体から遠ざかる方向
に押圧されている。
【図7】図6の7−7線に沿った、完成した一部品端部
支持体の側断面図である。
【図8】図7の8−8線に沿った、図7の一部品端部支
持体の断面図である。
【図9】車輛のボディ外面に固定された本発明の一部品
側部レール部材を組み込んだ車輛用物品キャリヤを示
す、車輛の一部の斜視図である。
【図10】一方の一部品側部レール部材の、図9の10
−10線に沿った断面図である。
【図11】一方の側部レール部材の端部支持体の図9の
11−11線に沿った断面斜視図である。
【図12】一部品側部レールの製造に使用される三要素
成形工具の二つの構成要素の断面図であり、溶融状態の
プラスチックが二つの工具構成要素内に注入されている
ことを示す。
【図13】三つの成形工具構成要素を取り外した後の一
部品側部レールの端部支持体の一部の断面図である。
【符号の説明】
20 一部品端部支持体 22 ボディ外面 24 車輛 25 支持部材 26 主本体部分 28 底部分 30 端部分 32 中央部分 34 ネック部分 36 突出支持部材 38 外面 40 開口部 42 孔 44 テーパした縁部 46 下面 48 下支持壁 50 ガスケット 52 肩部分領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・エス・クチェラン アメリカ合衆国ミシガン州48035,レイ ク・オリオン,インカ・トレイル 1069 (72)発明者 ジョン・マイケル・ヒューカート アメリカ合衆国ミシガン州48044,マコ ム,ファームブルック 15335 (56)参考文献 特開 平6−32178(JP,A) 特開 平7−195981(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 9/045

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌用物品キャリヤの側部レールであっ
    て、前記側部レールは、空気力学的な形態を有する単一
    の部品からなり、車輌のボディ外面に固定可能に構成さ
    れた、前記側部レールにおいて、前記側部レールは、 細長い側部レール部分と、 前記側部レール部分に一体化されて形成された一対の端
    部支持体であって、前記端部支持体は、単一の部品から
    なり、かつ、一体的に形成された剛性構造体を形成す
    る、前記端部支持体と、 前記一対の端部支持体を構成する各端部支持体は、更
    に、 空気力学的に成形された本体部分と、 前記本体部分に一体化されて形成された底部分と、 を有し、前記本体部分と前記底部分は、前記車輌のボデ
    ィ外面に直接固定できるように構成された、単一の、一
    体化された構成要素を形成することを特徴とする、車輌
    用物品キャリヤの側部レール。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の側部レールにおいて、
    前記側部レール部分は溝を有し、前記溝は、前記側部レ
    ール部分のほぼ全長に亘って延在する、前記側部レー
    ル。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の側部レールにおいて、
    前記側部レール部分に形成された前記溝は、前記側部レ
    ール部分の断面において、全体としてU字形の溝であ
    る、前記側部レール。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の側部レールにおいて、
    前記端部支持体の前記底部分は、少なくとも一つの開口
    を有し、前記開口は、外部の締結要素によって、前記底
    部分を前記車輌のボディ外面に固定することを可能にす
    るように構成された、前記側部レール。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の側部レールにおいて、
    前記本体部分は、端部分と中央部分とネック部分を有
    し、前記端部分と中央部分とネック部分は、空気力学的
    に徐々に湾曲した輪郭を形成する、前記側部レール。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の側部レールにおいて、
    前記ネック部分は、前記側部レール部分の一方の終端部
    に一体的に形成され、前記端部支持体は空気力学的に徐
    々に湾曲した輪郭を形成し、前記輪郭は、目視可能な継
    ぎ目や連結線を生じることなく、前記側部レール部分に
    融合する、前記側部レール。
  7. 【請求項7】 車輌のボディ外面の上方に物品を支持す
    るための車輌用物品キャリヤにおいて、前記車輌用物品
    キャリヤは、 前記ボディ外面に配置された一対の側部レールであっ
    て、前記一対の側部レールは互いに平行をなし、前記一
    対の側部レールの各側部レールは単一の部品によって構
    成され、前記一対の側部レールは、前記車輌の前部から
    後部まで前記ボディ外面に沿って長手方向に延在する、
    前記一対の側部レールを有し、 前記各側部レールは、 一対の終端部分を有する側部レール部分と、 一対の端部支持体であって、前記一対の端部支持体は前
    記側部レール部分の終端部分に一体的に形成されて、単
    一の構成部品を形成する、前記一対の端部支持体と、 を有し、 前記各端部支持体は、 空気力学的に成形された本体部分と、 前記本体部分に一体的に形成された底部分と、 を有し、前記本体部分と前記底部分は、前記車輌のボデ
    ィ外面に直接固定できるように構成された、単一の、一
    体化された端部支持体を形成することを特徴とする、車
    輌用物品キャリヤ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の車輌用物品キャリヤに
    おいて、前記単一の構成部品を形成する端部支持体の前
    記底部分は、少なくとも一つの開口を有し、前記開口
    は、締結要素によって、前記底部分を前記車輌のボディ
    外面に固定することを可能にするように構成された、前
    記車輌用物品キャリヤ。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の車輌用物品キャリヤに
    おいて、前記本体部分は端部分と中央部分を有し、前記
    端部分と前記中央部分は空気力学的に徐々に湾曲した輪
    郭を形成し、前記輪郭は、前記車輌の前記ボディ外面か
    ら上方に向かって徐々に湾曲する、前記車輌用物品キャ
    リヤ。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の車輌用物品キャリヤ
    において、前記側部レール部分は一体的に形成された溝
    を有し、前記溝は、前記側部レール部分の長さの主な部
    分に沿って延在する、前記車輌用物品キャリヤ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の車輌用物品キャリ
    ヤにおいて、前記溝は、前記側部レール部分の断面にお
    いて、U字形の溝である、前記車輌用物品キャリヤ。
  12. 【請求項12】 物品を車輌のボディ外面よりも上方に
    支持するための車輌用物品キャリヤにおいて、前記車輌
    用物品キャリヤは、 一対の側部レールであって、前記一対の側部レールの各
    側部レールは空気力学的な形態を有する単一の部品によ
    って構成され、前記一対の側部レールは、前記ボディ外
    面に固定され、かつ、全体として互いに平行に配置され
    た、前記一対の側部レールと、 前記各側部レールの側部レール部分であって、前記側部
    レール部分は細長い中空部を有し、前記細長い中空部は
    前記側部レール部分のほぼ全長に沿って延在し、前記側
    部レール部分は、更に、一対の端部分を有する、前記側
    部レール部分と、 一対の端部支持体であって、前記一対の端部支持体は、
    前記側部レール部分の終端部分に一体的に形成され、前
    記端部支持体が前記側部レール部分の前記終端部分に連
    接する所には、目に見える継ぎ目や連結線が存在しない
    ように構成された、前記一対の端部支持体と、 を有し、前記一対の端部支持体の各端部支持体は、単一
    の構成部品によって構成され、かつ、外部に対して閉鎖
    された中空領域を有し、前記外部に対して閉鎖された中
    空領域は、前記側部レール部分の前記中空部に連通して
    いることを特徴とする、車輌用物品キャリヤ。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の車輌用物品キャリ
    ヤにおいて、前記各端部支持体は本体部分と底部分を有
    し、前記本体部分には開口が形成され、前記底部分は前
    記本体部分に一体的に形成され、前記底部分は少なくと
    も一つの開口を有し、前記開口は、外部の締結要素によ
    って、前記車輌のボディ外面に前記底部分を固定するた
    めに使用されるように構成された、前記車輌用物品キャ
    リヤ。
  14. 【請求項14】 物品を車輌のボディ外面の上方に支持
    するための車輌用物品キャリヤにおいて、前記車輌用物
    品キャリヤは、 一対の側部レールを有し、前記一対の側部レールの各側
    部レールは空気力学的な形態を有する単一の部品によっ
    て構成され、前記一対の側部レールは、前記ボディ外面
    に配置され、かつ、互いに平行に位置し、 前記各側部レールは、 細長い側部レール部分であって、前記側部レール部分の
    内部には細長い中空領域が形成され、前記中空領域は前
    記側部レール部分のほぼ全長に亘って延在し、前記側部
    レール部分には一体的に溝が形成され、前記溝は、前記
    側部レール部分の長さの少なくとも一部に沿って延在
    し、前記側部レール部分は、更に、前記側部レール部分
    の両端に、一対の終端部を有する、前記側部レール部分
    と、 一対の端部支持体であって、前記一対の端部支持体の各
    端部支持体は単一の部品によって構成され、前記一対の
    端部支持体は前記側部レール部分に一体的に形成され、
    前記各端部支持体が、対応する前記側部レール部分の終
    端部に接合する箇所には、目視可能な継ぎ目や連結線が
    存在しないように構成された、前記一対の端部支持体
    と、 前記各端部支持体の内部に形成され、かつ、外部に対し
    て閉鎖された、中空部であって、前記中空部は、前記側
    部レール部分の製造中に前記各端部支持体の内部に形成
    され、かつ、前記側部レール部分の内部に形成された前
    記中空領域に連通するように構成された、前記中空部
    と、 を有することを特徴とする、車輌用物品キャリヤ。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の車輌用物品キャリ
    ヤにおいて、前記各端部支持体は、底部分と、製造中に
    前記各端部支持体の内部に形成された開口とを有し、前
    記底部分には、前記底部分を前記車輌のボディ外面に固
    定することを可能にするように、少なくとも一つの開口
    が形成されている、前記車輌用物品キャリヤ。
  16. 【請求項16】 車輌のボディ外面の上方に物品を支持
    するように構成された車輌用物品キャリヤの側部レール
    の製造方法であって、前記側部レールは、単一の部品か
    らなり、かつ、空気力学的に成形された、前記側部レー
    ルの製造方法において、前記製造方法は、 第1の成形工具と第2の成形工具を互いに接近する方向
    に移動させ、前記側部レールの外部輪郭の少なくとも一
    部を画成するように、前記第1の成形工具と前記第2の
    成形工具を係合させる工程と、 前記第1の成形工具と前記第2の成形工具の間に形成さ
    れた成形用のキャビティに、前記第1の成形工具又は前
    記第2の成形工具を介して、プラスチック材料を射出
    し、前記成形用のキャビティによって画成された前記側
    部レールの外部表面に対して、前記プラスチック材料を
    押付けて、前記側部レールを形成する工程と、 前記第1の成形工具と前記第2の成形工具を互いに離隔
    させる方向に移動する工程と、 前記側部レールを前記第1の成形工具又は前記第2の成
    形工具から取り外す工程と、 を有することを特徴とする、車輌用物品キャリヤの製造
    方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の製造方法におい
    て、前記製造方法は、更に、 加圧流体を前記成形用のキャビティに射出し、前記プラ
    スチック材料が前記第1の成形工具と前記第2の成形工
    具のそれぞれの内面に対して押付けられるのを補助する
    工程と、 予め定められた時間が経過した後、前記成形用のキャビ
    ティに対する前記加圧流体の供給を排除する工程と、 を有する、前記製造方法。
  18. 【請求項18】 車輌用物品キャリヤの側部レールであ
    って、前記車輌用物品キャリヤは、車輌のボディ外面の
    上方に物品を支持するように構成され、前記側部レール
    は、単一の部品で構成され、かつ、一体的に形成され
    た、前記側部レールにおいて、前記側部レールは、 細長い側部レール部分であって、前記側部レール部分は
    終端部と中空部を有し、前記中空部は、前記側部レール
    部分の少なくとも一部に沿って形成された、前記側部レ
    ール部分と、 一対の端部支持体であって、前記一対の端部支持体の各
    端部支持体は、前記側部レール部分の前記終端部に一体
    的に形成された、前記一対の端部支持体と、 前記各端部支持体の内部に形成され、かつ、外部に対し
    て閉鎖された、中空領域であって、前記中空領域は、前
    記各端部支持体の製造中に形成され、かつ、前記側部レ
    ール部分の内部に形成された前記中空部分に連通する、
    前記中空領域と、 を有し、前記各端部支持体は徐々に湾曲する外部輪郭を
    有し、前記外部輪郭は、空気力学的な外観を有し、か
    つ、空気力学的に効率的な構造を有することを特徴とす
    る、車輌用物品キャリヤの側部レール。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の側部レールにおい
    て、前記各端部支持体は、開口を有する本体部分と、前
    記本体部分に一体的に形成された底部分とを有し、前記
    底部分には、外部の締結要素によって前記底部分を前記
    車輌のボディ外面に固定するために使用することが可能
    であるように、少なくとも一つの開口が形成されてい
    る、前記側部レール。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載の側部レールにおい
    て、前記側部レール部分には、前記側部レール部分の長
    さの少なくとも一部に沿って延在するチャンネルが、一
    体的に形成され、前記チャンネルは、前記車輌の前記ボ
    ディ外面の上方に位置する横バーの一端を調節可能に支
    持するように構成されている、前記側部レール。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の側部レールにおい
    て、前記チャンネルは、前記側部レールの断面におい
    て、U字形状を成す、前記側部レール。
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