JP3365162B2 - フランジ仮固定具 - Google Patents

フランジ仮固定具

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JP3365162B2 JP22001195A JP22001195A JP3365162B2 JP 3365162 B2 JP3365162 B2 JP 3365162B2 JP 22001195 A JP22001195 A JP 22001195A JP 22001195 A JP22001195 A JP 22001195A JP 3365162 B2 JP3365162 B2 JP 3365162B2
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泰秀 松村
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  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はフランジとフランジを一
時的に固定するための固定具に関する。 【0002】 【従来の技術】フランジの結合はフランジとフランジを
向い合わせ、ガスケットを入れた後二枚のフランジにボ
ルトを通し、ナットで締め込むことによりなされる。 【0003】この時、フランジの一方が架台などに固定
されていて、もう一方のフランジを結合しようとした場
合、フランジのボルト孔にボルトを通してナットを締
め、手を離してもフランジが移動しないようになるまで
の間、フランジどうしを固定しておく必要があり、これ
を仮固定と呼んでいる。 【0004】仮固定の方法として、固定されていない方
のフランジを一人ないし複数人の手によって支え、もう
一人がフランジのボルト孔にボルトを通しナットで締め
る。つまり人の手で仮固定する方法がある。また、フラ
ンジを支えるためのジャッキ等の道具を準備して使用す
る場合もある。 【0005】ここでは単にフランジと表記したが、実際
にはフランジ単体だけではなくフランジの付いた真空チ
ャンバ,バルブ,配管類等も含んでいる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術で述
べたフランジを仮固定する方法では真空部品を支えるた
めの人が必要になるという問題があった。また狭い場所
での作業は二人以上の人が同時に作業をすることが困難
であり、作業時の危険が増すこと、および作業時間が増
加するという問題があった。 【0007】またジャッキ等の道具を使用する場合、フ
ランジとフランジの位置を正確に合わせることが困難で
あり、やはり作業時間が増大するという問題があった。 【0008】本発明の目的は、フランジを仮固定しよう
としたとき、人手によって真空部品を支える必要がな
く、また素早く仮固定を行うことができ、且つ、仮固定
した状態の解除が簡単に行える、フランジ仮固定具を提
供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はフランジのボルト孔にフランジ仮固定具の
回転中心を挿入し、フランジ仮固定具をフランジ側に回
転させ、その時、断面がコの字形をした弧状の部材が二
枚のフランジを挟み込むことにより、フランジを仮固定
するようにしたものである。 【0010】また、フランジ仮固定具が外れないように
するために、断面がコの字形をした弧状の部材が二枚の
フランジを挟み込んだ時、弧の一端には回転中心のピン
が、他の一端にはフランジのボルト孔にカムが飛び出す
ようにしたものである。 【0011】そして、カムを引き抜くことにより、フラ
ンジ仮固定具が簡単に外れるようにしたものである。 【0012】 【作用】断面がコの字形をした弧状の部材が、フランジ
二枚分の厚みと同じになっているため、この部材でフラ
ンジを挟み込むことにより二枚のフランジは外れること
がない。 【0013】また、弧状の部材の一端にある回転中心の
ピンがフランジのボルト孔に入り、他の一端にあるボル
ト孔に飛び出したカムの二個所でフランジ仮固定具を固
定することにより、仮固定具がフランジから抜け落ちる
ことはない。 【0014】そしてカムを引き抜くことにより、弧状の
部材が回転中心のピンを軸にして回転し、二枚のフラン
ジから外れるためフランジ仮固定具を簡単に外すことが
できる。 【0015】 【実施例】本発明の実施例を図1,図2,図3および図
4により説明する。 【0016】図3は仮固定しようとするフランジ11と
フランジ13の二枚を示した図であり、パイプ14はフ
ランジ11に、またパイプ15はフランジ13に溶接さ
れている。ここで、フランジ11は重力方向の上側、フ
ランジ13は重力方向の下側で、パイプ14はすでに架
台等に固定されている。パイプ15の先にはイオンポン
プ等の真空部品が取り付けられている。結合具1と結合
具2は断面を示している。 【0017】フランジ仮固定具の取り付けはフランジ1
1にフランジ13を近付けてガスケット(図示せず)を
入れ、フランジ13をフランジ11に合わせて結合具1
と結合具2を取り付ける。これで仮固定が完了する。つ
まり、フランジ仮固定具は上述したように二枚のフラン
ジをコの字形した結合具1と結合具2で挟み込むことに
より仮固定している。 【0018】図1はフランジ仮固定具をフランジに取り
付け、固定しようとする状態を示す平面図である。フラ
ンジ11のボルト孔12に回転中心軸3を挿入し、結合
具2を回転方向5の方向に回す。 【0019】ここで、結合具2は右勝手用であり、結合
具1は左勝手用である。 【0020】図2は仮固定具を取り付け、固定された状
態を示す平面図である。固定カム4がボルト孔12に挿
入され、結合具2はフランジ11から外れなくなる。こ
の図に示すように、フランジ仮固定具は右勝手用と左勝
手用の一対から成っている。 【0021】仮固定が完了した段階でボルト孔12にボ
ルトを通し、ナットで軽く締める。そして、フランジ仮
固定具を外し、残りのボルト孔12にボルトを通し、ナ
ットを付けフランジ全体のボルト・ナットを締め込みフ
ランジの結合が完了する。 【0022】図4はフランジ仮固定具をフランジに取り
付ける詳細を示す。図4(a)は図2のI−Iで示した断
面図であり、回転中心軸3の詳細を表している。図4
(b)は図2のII−IIで示した断面図であり、固定カム4
の詳細を表している。 【0023】図4(a)の回転中心軸3での断面図に示す
ように、回転中心軸3の近くでは結合具2の下側の部材
は取り払っている。これは回転中心軸3をボルト孔12
に挿入するとき邪魔になるためである。なおフランジ1
1とフランジ13の間にはガスケット16を挟んでい
る。 【0024】図4(b)に示すように、固定カム4はカム
4a,摘み4b,ばね4cから成っている。摘み4bを
上方に持ち上げるとカム4aはボルト孔12から外れる
が、ばね4cで常に下方に押しつけられているため、摘
み4bから手を離せば再びボルト孔12に入る。カム4
aは円柱を斜めに切断した形状となっている。 【0025】図4(b)で、固定カム4がボルト孔12か
ら外れている状態、つまり、図1に示すような状態を考
えてみる。図4(b)で見れば、結合具2とそれに取り付
けられた固定カム4は図1の右側でフランジ11および
フランジ13から外れた状態になっている。 【0026】図1で固定具2を回転方向5の方向に回す
状態、つまり、図4(b)では結合具2と固定カム4は図
の右側から左側に移動する。その結果、フランジ11の
右上の角にカム4aの斜面が接触する。 【0027】固定具2は更に左側に移動する。その時、
カム4aに上方の分力が働き、カム4aは押し上げられ
る。そしてカム4aはフランジ11の右上の角を乗り越
え、更に左側に移動してボルト孔12に落ちこんで止ま
る。これで固定具2はフランジ11およびフランジ13
から外れることはない。 【0028】フランジ仮固定具を取り外すときは上述し
た手順の逆を行えば良い。 【0029】固定カム4を外すには摘み4bを持って上
方へ引き上げれば良い。または摘み4bを回転させると
上方へ固定カム4が移動する機構を設ける方法もある。 【0030】本実施例では単にフランジと表記したが、
特にナイフエッジ型メタルシールフランジの仮固定に使
用すると有効である。 【0031】 【発明の効果】本発明によれば、フランジを仮固定しよ
うとしたとき、人手によって真空部品を支える必要がな
く、また素早く仮固定を行うことができ、且つ仮固定し
た状態の解除が簡単に行えるので、フランジの仮固定の
時間を大幅に短縮させ、それによって装置の組立時間を
大幅に短縮することができる。また、人手によって真空
部品を支えている必要がないので、狭い場所での作業や
重量物の真空部品を扱うときの作業の安全性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す平面図。 【図2】本発明の一実施例を示す平面図。 【図3】本発明の一実施例を示す断面図。 【図4】図2の詳細を示す断面図。 【符号の説明】 1…固定具、2…固定具、3…回転中心軸、4…固定カ
ム、11…フランジ、12…ボルト孔、13…フラン
ジ。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】【請求項1】 一対となった二枚のフランジを所望の位置
    に仮固定するために、挟持部、ピン、カム、ばねを含む
    部材が一体となった結合具を複数個有し、前記挟持部は
    上面、側面および下面を有する一枚の板からなり、前記
    上面の一端近傍には前記ピンが固着され、前記上面の他
    端近傍には前記カムを備え、前記挟持部の断面形状は前
    記一端近傍では前記下面の部材が取り払ってあり、前記
    他端近傍では前記上面および前記下面が互いに対向する
    ように配置されている前記結合具を用い、 前記フランジの双方には、相対する位置に複数のボルト
    孔が配置され、該相対するボルト孔の一対に前記ピンを
    挿入し、前記結合具を回転させることにより、前記ピン
    が挿入されたボルト孔以外のボルト孔に前記カムを入れ
    る工程と、 前記ばねにより前記フランジのボルト孔に挿入される方
    向に押しつけられた前記カムと前記ピンによって、前記
    フランジを仮固定する工程と、 該カムを前記フランジのボルト孔から抜くことにより前
    記フランジの仮固定を解除する工程を有することを特徴
    とするフランジの仮固定方法。
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