JPH0985637A - 制御弁のピストン組品脱着装置 - Google Patents

制御弁のピストン組品脱着装置

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JPH0985637A
JPH0985637A JP24950495A JP24950495A JPH0985637A JP H0985637 A JPH0985637 A JP H0985637A JP 24950495 A JP24950495 A JP 24950495A JP 24950495 A JP24950495 A JP 24950495A JP H0985637 A JPH0985637 A JP H0985637A
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JP
Japan
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piston assembly
bolt
flange plate
piston
screwed
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Application number
JP24950495A
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English (en)
Inventor
Tatsuhiro Oguchi
辰廣 小口
Koji Tonaga
浩二 東永
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2種類以上のピストン組品の脱着に適用でき
るとともに、この脱着作業を1人で安全にかつ容易に行
なえる制御弁のピストン組品脱着装置の提供。 【構成】 支持ボルト15、16により支持されるプレ
ート17と、このプレート17に螺合するジャッキボル
ト18と、このジャッキボルト18の先端に装着される
係合金具19とを含み、バイパスピストン組品2の着脱
時、締結ボルト10の一部をねじ孔1Dから取外した
後、これらのねじ孔1Dに支持ボルト15、16および
ガイドボルト20をそれぞれ螺合させて、係合金具19
でフランジ板9を押圧する状態でジャッキボルト18を
回転させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧エレベータの油圧
ユニット等に備えられる制御弁のピストン組品脱着装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に油圧エレベータの油圧ユニットに
は、油圧ユニットから油圧ジャッキに送りこむ作動油の
流量や圧力等を制御する制御弁が設けられている。
【0003】図5はこの種の制御弁の一例を示す説明図
である。
【0004】図5に示す制御弁は、複数の開孔1A、1
B、1Cを有するバルブボディ1を備え、第1の開孔1
Aに第1のピストン組品、例えばバイパスピストン組品
2が収容され、第2の開孔1Bに第2のピストン組品、
例えばチェックバルブ組品3が収容され、第3の開孔1
Cに他のピストン組品、図示しないダウンピストン組品
が収容されている。
【0005】前記のバイパスピストン組品2は、圧縮ば
ね5、バイパスピストン6、クローザ7およびバイパス
調整ボルト8からなり、バイパスピストン組品2を第1
の開孔1Aに収容した状態でこの第1の開孔1Aが第1
のフランジ板9により覆われ、この第1のフランジ板9
は、4本の締結ボルト10によりバルブボディ1に締結
されている。
【0006】また、前記のチェックバルブ組品3は、複
数のシールリング、例えばOリング12が外周に嵌め込
まれるピストン11を備え、このピストン11の後端側
に首部11Aを介して突出部11Bが設けられている。
このチェックバルブ組品および図示しないダウンピスト
ン組品をそれぞれ第2の開孔1Bおよび第3の開孔1C
に収容した状態で、これらの開孔1B、1Cの両方が第
2のフランジ板13により覆われ、この第2のフランジ
板9は、例えば6本の締結ボルト14によりバルブボデ
ィ1に締結されている。
【0007】従来、点検修理のため前記のバイパスピス
トン組品2をバルブボディ1の開孔1Aから抜き出す
際、たとえば50kgf程度のばね力を有する圧縮ばね
5の付勢によりバイパスピストン6が飛び出さないよう
に一人の作業者が第1のフランジ板9を保持しながら、
他の作業者がバルブボディ1から締結ボルト10を取り
外し、バイパスピストン6の点検修理を行なった後、バ
ルブボディ1の開孔1Aにバイパスピストン組品2を挿
入する際、一人の作業者が圧縮ばね5のばね力に打ち勝
つようにバイパスピストン組品2を押し込んで第1のフ
ランジ板9を保持し、他の作業者が締結ボルト10を締
め込むことにより第1のフランジ板9をバルブボディ1
に取付けるようになっていた。また、チェックバルブ組
品3の脱着時、第2のフランジ板13を取外した後、ピ
ストン11の突出部11Bを把持してバルブボディ1の
開孔1Bから引き出し、チェックバルブ組品3の点検修
理を行なった後、チェックバルブ組品3をバルブボディ
1の開孔1Bに手で押し込んで第2のフランジ板13を
バルブボディ1に取付けるようになっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の制御弁のピストン組品脱着装置では、バイパスピス
トン組品2を脱着する際、第1のフランジ板9を保持す
る作業者と締結ボルト10を取扱う作業者との計2名が
必要であるとともに、一人の作業者が第1のフランジ板
9を保持しながら、他の作業者がバルブボディ1から締
結ボルト10を取り外す際、これらの2人の作業者の呼
吸が合わないと、締結ボルト10を取り外した際に圧縮
ばね5の付勢によりバイパスピストン6が勢いよく飛び
出すことが懸念されていた。
【0009】また、ピストン11を有するチェックバル
ブ組品3をバルブボディ1の開孔1Bから引き出す際、
複数のOリング12の摺動抵抗がかなり大きいため力を
加える必要があるが、誤って過大な力を加えるとチェッ
クバルブ組品3が飛び出すことが懸念され、一方、チェ
ックバルブ組品3をバルブボディ1の開孔1Bに挿入す
る際、押し込み力の加え加減を誤るとチェックバルブ組
品3を所定位置に止めることができず、挿入位置がずれ
ることもあり、したがって、チェックバルブ組品3の脱
着作業が困難であった。
【0010】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、少なくとも2種
類のピストン組品の脱着作業に適用できるとともに、こ
の脱着作業を1人の作業者で安全に、かつ容易に行なう
ことのできる制御弁のピストン組品脱着装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、複数の開孔およびこれらの開孔の周囲に設け
られる複数のねじ孔を有するバルブボディと、前記開孔
の1つに収容され、圧縮ばねにより付勢されるピストン
を有する第1のピストン組品と、前記開孔の他の1つに
収容され、外周にシールリングが嵌め込まれる他のピス
トンを有する第2のピストン組品と、前記バルブボディ
に装着され、前記開孔を覆うフランジ板と、前記ねじ孔
に螺合し、前記フランジ板を前記バルブボディに締結す
る締結ボルトとを備えた制御弁に用いられ、前記ピスト
ン組品の脱着を行なう制御弁のピストン組品脱着装置に
おいて、前記ピストン組品の軸方向と平行にそれぞれ延
設され、前記ねじ孔に各先端が螺合する一対の支持ボル
トと、これらの支持ボルトにより支持されるプレート
と、このプレートの中間部に螺合し、前記ピストン組品
の軸方向に延設されるジャッキボルトと、このジャッキ
ボルトの先端に装着され、ジャッキボルトの回転を許容
するとともに軸方向の力を伝達する係合金具とを備え、
前記第1のピストン組品を着脱する際に、前記締結ボル
トの一部を前記ねじ孔から取外した後、これらのねじ孔
に前記支持ボルトをそれぞれ螺合させるとともに、前記
係合金具を介して前記フランジ板を押圧する状態で前記
ジャッキボルトを回転させるようにし、また、前記第2
のピストン組品を着脱する際に、前記締結ボルトおよび
フランジ板を取外した後、前記支持ボルトを前記ねじ孔
にそれぞれ螺合させるとともに、前記係合金具を前記第
2のピストン組品に係合した状態で前記ジャッキボルト
を回転させる構成にしてある。
【0012】
【作用】本発明は、上記のように構成したので、圧縮ば
ねにより付勢されるピストンを有する第1のピストン組
品、および外周にシールリングが嵌め込まれた他のピス
トンを有する第2のピストン組品などの脱着作業に用い
ることができ、すなわち少なくとも2種類のピストン組
品の脱着作業に適用できる。
【0013】また、第1のピストン組品を着脱する際
に、締結ボルトの一部をねじ孔から取外した後、これら
のねじ孔に支持ボルトをそれぞれ螺合させるとともに、
ジャッキボルトにより係合金具を介してフランジ板を押
圧することにより、前記の第1のピストン組品が勢いよ
く飛び出さないように保持でき、これによって、安全に
かつ容易に第1のピストン組品を着脱することができ
る。
【0014】また、第2のピストン組品を着脱する際
に、締結ボルトをねじ孔から取外した後、これらのねじ
孔に支持ボルトをそれぞれ螺合させるとともに、係合金
具を第2のピストン組品に係合させた状態でジャッキボ
ルトを締め込むことにより第2のピストン組品を押し込
み、その反対に、ジャッキボルトを緩めることにより第
2のピストン組品を引き抜く。これによって、複数のシ
ールリングの摺動抵抗に何らかかわりなく、ジャッキボ
ルトの回転操作によって第2のピストン組品の軸方向の
移動や位置決めを行なうことができ、この第2のピスト
ン組品の着脱作業も容易かつ安全である。
【0015】
【実施例】以下、本発明の制御弁のピストン組品脱着装
置の実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明の制
御弁のピストン組品脱着装置の一実施例を示す斜視図、
図2は図1のピストン組品脱着装置を用いてチェックバ
ルブ組品の脱着を行なう状態を示す斜視図、図3は図1
のピストン組品脱着装置を用いてバイパスピストン組品
の脱着を行なう状態を示す斜視図、図4は図1のピスト
ン組品脱着装置を用いてチェックバルブ組品の脱着を行
なう状態を示す側面図である。なお、図2〜図4におい
て前述した図5に示すものと同等のものには同一符号を
付してある。すなわち、1はバルブボディ、1Bは第2
の開孔、1Cは第3の開孔、2はバイパスピストン組品
(すなわち第1のピストン組品)、3はチェックバルブ
組品(すなわち第2のピストン組品)、9は第1のフラ
ンジ板、10は締結ボルト、11はピストン、11Aは
首部、11Bは突出部である。
【0016】図1に示す本実施例のピストン組品脱着装
置は、バイパスピストン組品2およびチェックバルブ組
品3の軸方向と平行にそれぞれ延設される第1の支持ボ
ルト15および第2の支持ボルト16と、これらの支持
ボルト15、16により支持されるプレート17と、こ
のプレート17の中間部に挿通され、バイパスピストン
組品2あるいはチェックバルブ組品3の軸方向に延設さ
れるジャッキボルト18と、このジャッキボルト18の
先端に装着され、ジャッキボルト18の回転を許容する
とともに軸方向の力を伝達する係合金具19と、第1の
フランジ板9に挿通され、バイパスピストン組品2を着
脱する際に第1のフランジ板9を案内するガイドボルト
20とからなっている。
【0017】上述した係合金具19は、コの字状に形成
され、かまぼこ状の切り込み19Aを有するとともに、
この係合金具19の下側に補助ピース21が装着可能で
ある。この補助ピース21は、前記の切り込み19Aと
同形状に形成される切り込み21Aと、この切り込み2
1Aの周縁下側に設けられる傾斜面21Bとを有してい
る。
【0018】上述したプレート17には、支持ボルト1
5、16およびジャッキボルト18がそれぞれ挿通され
る挿通孔(図示せず)と、他の孔17Aとが設けられ、
支持ボルト15に螺合する一対のナット22、23によ
りプレート17の一端を挟持し、他の支持ボルト16に
螺合する一対のナット24、25によりプレート17の
他端を挟持している。プレート17の中間部に他のナッ
ト26が固定され、このナット26にジャッキボルト1
8が螺合し、このジャッキボルト18の一端にハンドル
27が取付けられている。
【0019】この実施例にあっては、バイパスピストン
組品2を取外す際、まず(1)4本の締結ボルト10お
よび図5に示す6本の締結ボルト14をすべて緩め、
(2)4本の締結ボルト10のうち、対角線上に位置す
る2本の締結ボルト10を取外し、6本の締結ボルト1
4をすべて取外して図5に示す第2のフランジ板13も
取外す。次いで、図3に示すように、(3)第1の支持
ボルト15をバルブボディ1の端部側に配置し、その内
側にガイドボルト20を配置して、これらの第1の支持
ボルト15およびガイドボルト20をそれぞれ第1のフ
ランジ板9に挿通するとともに、締結ボルト10を取外
した対角線上に位置する一対のねじ孔1Dに螺合させ、
前記のガイドボルト20に隣接する他のねじ孔1Dに第
2の支持ボルト16を螺合させる。(4)プレート17
および係合金具19と一体化したジャッキボルト18を
バイパスピストン組品2の軸方向に延設し、プレート1
7の両端部の挿通孔に第1の支持ボルト15および第2
の支持ボルト16を挿通し、第1の支持ボルト15と螺
合するナット22、23でプレート17を挟持するとと
もに、第2の支持ボルト16と螺合する他のナット2
4、25でもプレート17を挟持することにより、これ
らの支持ボルト15、16を介してプレート17を支持
し、(5)ハンドル27の回転操作によりジャッキボル
ト18を締め込んで先端の係合金具19を第1のフラン
ジ板9の表面に当接させた後、ジャッキボルト18をさ
らに締め込んで第1のフランジ板9を軽く押圧する。こ
の状態で(6)前記の締結ボルト10の残りの2本もさ
らに緩めて取外した後、(7)ハンドル27の回転操作
によりジャッキボルト18を徐々に後退させると、圧縮
ばね5の付勢によりバイパスバルブ組品2が第1の開孔
1Aより抜け出すとともに、第1のフランジ板9がバル
ブボディ1より離隔する。その後、図5の圧縮ばね5が
伸び切ったとき、ハンドル27の回転操作を停止して圧
縮ばね5を図5に示す第1の開孔1A内から抜き取るこ
とにより、バイパスピストン組品2を取外す作業が完了
する。
【0020】上述した一連の作業手順のうち、前記の
(2)の手順で第2のフランジ板13も取外す代わり
に、第1のフランジ板9に隣接するねじ孔1Dから図5
に示す1本の締結ボルト14を取外し、前記の(3)の
手順で第2の支持ボルト16を第2のフランジ板13に
挿通して前記のねじ孔1Dに螺合させるようにしてもよ
い。さらに、前記の(3)の手順で支持ボルト15、1
6をそれぞれねじ孔1Dに螺合させた後、前記の(4)
の手順でこれらの支持ボルト15、16をプレート17
の両端部に挿通するようにしたが、まず、支持ボルト1
5、16をプレート17の両端部に挿通した後、この状
態で支持ボルト15、16をそれぞれねじ孔1Dに螺合
させるようにしてもよい。
【0021】次に、バイパスピストン組品2を取外して
点検修理した後、本実施例の脱着装置を上記のようにセ
ットした状態で再びバイパスピストン組品2を取付ける
作業を図3を用いて説明する。まず(1)バイパスピス
トン組品2の構成部品を順にバルブボディ1の第1の開
孔1Aに挿入し、この開孔1Aから突出するバイパスピ
ストン組品2に第1のフランジ板9の裏面を当接させる
とともに、この第1のフランジ板9の表面にジャッキボ
ルト18先端の係合金具19を当接させ、この状態でハ
ンドル27の回転操作によりジャッキボルト18を締め
込んで、図5の圧縮ばね5に打ち勝ってバイパスピスト
ン組品2を第1の開孔1Aに押し込み、第1のフランジ
板9の裏面がバルブボディ1に密着したとき、ハンドル
27の回転操作を停止する。(2)取外しておいた2本
の締結ボルト10をそれぞれ第1のフランジ板9に挿通
させて所定のねじ孔1Dに螺合させて軽く締め付け、
(3)ハンドル27の回転操作によりジャッキボルト1
8を後退させた後、プレート17、ジャッキボルト18
および係合金具19を支持ボルト15、16から取外す
とともに、これらの支持ボルト15、16、および他の
ガイドボルト20をそれぞれバルブボディ1のねじ孔1
Dから取外す。次いで(4)残りの2本の締結ボルト1
0もそれぞれ第1のフランジ板9に挿通させて他のねじ
孔1Dに螺合させて軽く締め付け、(5)これらの4本
の締結ボルト10を順次締め付けて、それぞれの締付力
が均等となるように調整し、これによって、バイパスピ
ストン組品2を取付ける作業が完了する。
【0022】また、チェックバルブ組品3を取外す際、
まず(1)図5に示す6本の締結ボルト14をすべて緩
めて図5に示す第2のフランジ板13を取外し、これに
伴って図示しないダウンピストン組品は自然に抜き出て
くるので、そのまま外しておく。次いで図2に示すよう
に、(2)第1の支持ボルト15および第2の支持ボル
ト16を、前記の締結ボルト14を取外したねじ孔1D
のうち、対角線上に位置する一対のねじ孔1Dに螺合さ
せ、(3)プレート17および係合金具19と一体化し
たジャッキボルト18をチェックバルブ組品3の軸方向
に延設し、プレート17の両端部の挿通孔に支持ボルト
15、16をそれぞれ挿通し、第1の支持ボルト15と
螺合するナット22、23でプレート17を挟持すると
ともに、第2の支持ボルト16と螺合する他のナット2
4、25でもプレート17を挟持することにより、これ
らの支持ボルト15、16を介してプレート17を支持
し、(4)ジャッキボルト18先端の係合金具19の切
り込み19Aをピストン11の首部11Aに係合させ
て、(5)ハンドル27の回転操作によりジャッキボル
ト18を徐々に後退させると、係合金具19の切り込み
19Aとピストン11の首部11Aとの係合によりチェ
ックバルブ組品3が引き出されるので、このチェックバ
ルブ組品3が第2の開孔1Bより抜け出したとき、ハン
ドル27の回転操作を停止して係合金具19の切り込み
19Aからチェックバルブ組品3を外すことにより、チ
ェックバルブ組品3を取外す作業が完了する。
【0023】次に、チェックバルブ組品3を取外して点
検修理した後、本実施例の脱着装置を上記のようにセッ
トした状態でチェックバルブ組品3を再び取付ける作業
を図2、図4を用いて説明する。すなわち、まず(1)
チェックバルブ組品3のピストン11先端を第2の開孔
1Bに少し挿入し、(2)ハンドル27の回転操作によ
りジャッキボルト18を締め込み、先端の係合金具19
の切り込み19Aをピストン11の首部11Aを係合さ
せた後、この首部11Aの付け根周辺が平坦でなく、テ
ーパ状になっている場合、係合金具19とピストン11
との間に補助ピース21を介設し、これによって、係合
金具19の片当たりを防止する。次いで(3)ハンドル
27の回転操作によりジャッキボルト18を締め込み、
チェックバルブ組品3を第2の開孔1Bに所定位置まで
挿入した後、ハンドル27の回転操作を停止し、(4)
ハンドル27を緩める方向に少し回転させて、プレート
17、ジャッキボルト18および係合金具19を支持ボ
ルト15、16から取外すとともに、これらの支持ボル
ト15、16をそれぞれバルブボディ1のねじ孔1Dか
ら取外し、(5)ダウンピストン組品を第3の開孔1C
に挿入するとともに、第2のフランジ板13をバルブボ
ディ1に装着して6本の締結ボルト14により締結し、
これによって、チェックバルブ組品3を再び取付ける作
業が完了する。
【0024】このように構成した実施例では、図5に示
す圧縮ばね5により付勢されるピストン6を有するバイ
パスピストン組品2、および外周に複数のOリング12
が嵌め込まれる他のピストン11を有するチェックバル
ブ組品3などの脱着作業に用いることができ、すなわち
少なくとも2種類のピストン組品の脱着作業に適用でき
る。
【0025】また、バイパスピストン組品2を着脱する
際に、ジャッキボルト18により係合金具19を介して
第1のフランジ板9を押圧することにより、前記のバイ
パスピストン組品2が勢いよく飛び出さないように保持
できるので、安全にかつ容易にバイパスピストン組品2
を着脱することができる。さらに、チェックバルブ組品
3を着脱する際に、複数のOリング12の摺動抵抗に何
らかかわりなく、ジャッキボルト18の回転操作によっ
てチェックバルブ組品3の軸方向の移動や位置決めを行
なうことができ、このチェックバルブ組品3の着脱も容
易かつ安全である。
【0026】また、係合金具19の下側に装着可能な補
助ピース21が切り込み21Aの周縁下側に設けられる
傾斜面21Bを有しているため、チェックバルブ組品3
の首部11Aの付け根周辺が平坦でなく、テーパ状にな
っている場合、係合金具19とピストン11との間に補
助ピース21を介設することにより、係合金具19の片
当たりを防止でき、チェックバルブ組品3を円滑に押し
込むことができる。
【0027】なお、本実施例では、支持ボルト15、1
6をそれぞれプレート17の図示しない挿通孔に挿通さ
せるようにしたが、必要に応じて、支持ボルト15、1
6の一方を他の孔17Aに挿通させることもできる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、少
なくとも2種類のピストン組品の脱着作業に適用できる
とともに、この脱着作業を1人の作業者で安全に、かつ
容易に行なうことができ、したがって、汎用性に富み、
作業効率の高い制御弁のピストン組品脱着装置が得られ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御弁のピストン組品脱着装置の一実
施例を示す斜視図である。
【図2】図1のピストン組品脱着装置を用いてチェック
バルブ組品の脱着を行なう状態を示す斜視図である。
【図3】図1のピストン組品脱着装置を用いてバイパス
ピストン組品の脱着を行なう状態を示す斜視図である。
【図4】図1のピストン組品脱着装置を用いてチェック
バルブ組品の脱着を行なう状態を示す側面図である。
【図5】一般的な制御弁の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 バルブボディ 1A〜1C 開孔 1D ねじ孔 2 バイパスバルブ組品(第1のピストン組品) 3 チェックバルブ組品(第2のピストン組品) 9 フランジ板 10 締結ボルト 11 ピストン 15、16 支持ボルト 17 プレート 18 ジャッキボルト 19 係合金具 19A 切り込み 20 ガイドボルト 21 補助ピース 21A 切り込み 21B 傾斜面 22〜26 ナット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の開孔およびこれらの開孔の周囲に
    設けられる複数のねじ孔を有するバルブボディと、前記
    開孔の1つに収容され、圧縮ばねにより付勢されるピス
    トンを有する第1のピストン組品と、前記開孔の他の1
    つに収容され、外周にシールリングが嵌め込まれる他の
    ピストンを有する第2のピストン組品と、前記バルブボ
    ディに装着され、前記開孔を覆うフランジ板と、前記ね
    じ孔に螺合し、前記フランジ板を前記バルブボディに締
    結する締結ボルトとを備えた制御弁に用いられ、前記ピ
    ストン組品の脱着を行なう制御弁のピストン組品脱着装
    置において、 前記ピストン組品の軸方向と平行にそれぞれ延設され、
    前記ねじ孔に各先端が螺合する一対の支持ボルトと、こ
    れらの支持ボルトにより支持されるプレートと、このプ
    レートの中間部に螺合し、前記ピストン組品の軸方向に
    延設されるジャッキボルトと、このジャッキボルトの先
    端に装着され、ジャッキボルトの回転を許容するととも
    に軸方向の力を伝達する係合金具とを備え、 前記第1のピストン組品を着脱する際に、前記締結ボル
    トの一部を前記ねじ孔から取外した後、これらのねじ孔
    に前記支持ボルトをそれぞれ螺合させるとともに、前記
    係合金具を介して前記フランジ板を押圧する状態で前記
    ジャッキボルトを回転させるようにし、 また、前記第2のピストン組品を着脱する際に、前記締
    結ボルトおよびフランジ板を取外した後、前記支持ボル
    トを前記ねじ孔にそれぞれ螺合させるとともに、前記係
    合金具を前記第2のピストン組品に係合した状態で前記
    ジャッキボルトを回転させるようにしたことを特徴とす
    る制御弁のピストン組品脱着装置。
  2. 【請求項2】 開孔の周囲に設けられるねじ孔に先端が
    螺合し、フランジ板に挿通されるガイドボルトを備え、
    第1のピストン組品を着脱する際に、支持ボルトの一方
    と前記ガイドボルトにより、前記フランジ板を案内する
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の制御弁のピ
    ストン組品脱着装置。
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