JP3364653B2 - サッシ枠の連結部シール構造 - Google Patents

サッシ枠の連結部シール構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物躯体の開口部
に取付けられるサッシ枠の縦枠と横枠の連結部をシール
する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】サッシ枠としては例えば図19に示すも
のが知られている。左右の縦枠1,1と上の横枠2と下
の横枠3を備え、各枠は枠本体1a,2a,3aと取付
用ヒレ片1b,2b,3bを有する形状で、左右の縦枠
1の枠本体1aの上下端部分を切断して除去し、その枠
本体1aの内側面4上下寄り部分と上下の横枠2,3の
枠本体2a,3aの長手方向端面及び左右の縦枠1の取
付用ヒレ片1bの上下寄り内側端面と上下の横枠2,3
の取付用ヒレ片2b,3bの長手方向端面をシーラー5
を介して突き合せてビスで連結し、連結部をシールして
いる。シーラー5とは薄板状の水密材である。
【0003】前述のサッシ枠は各取付用ヒレ片1b,2
b,3bを建物躯体の開口縁室外側面に固着具6でそれ
ぞれ固着して取付けられる。この後に各取付用ヒレ片1
b,2b,3bと建物開口部の開口縁室外側面に亘って
図19に仮想線で示すように縦・横の防水テープ7を貼
着し、最後に外壁材を取付けている。
【0004】前述のシーラー5は例えば、図20に示す
ように下の横枠3の枠本体3aと対向した本体部分5a
と取付用ヒレ片3bと対向したヒレ状部分5bを有する
形状で、ヒレ状部分5bの幅(見込み寸法)は取付用ヒ
レ片3bの厚さよりも大きく、その取付用ヒレ片3bと
縦枠1の取付用ヒレ片1bの長手方向端面をシーラー5
のヒレ状部分5bを介して突き合せし易くしていると共
に、シーラー5の切断加工を容易としている。すなわ
ち、各取付用ヒレ片1a,2a,3aは厚さが1〜3m
m程度と薄いので、シーラー5のヒレ状部分5bの幅を
取付用ヒレ片3bの厚さよりも大きくして取付用ヒレ片
相互をシーラー5のヒレ状部分5bを介して突き合せし
易くしていると共に、ヒレ状部分5bの切断加工を容易
としている。つまり、シーラー5は大きな一枚のシート
を切断して加工するので、ヒレ状部分5bの幅を取付用
ヒレ片の厚さと同一とすると幅狭で長い形状となり、そ
のヒレ状部分5bを切断加工することが困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにして縦枠
と横枠の連結部をシールすると、図21に示すようにシ
ーラー5のヒレ状部分5bが取付用ヒレ片1b,2b,
3bよりも室外側に突出する。前述の防水テープ7はサ
ッシ枠を建物躯体に取付けた後に貼着するので、前述の
ようにヒレ状部分が取付用ヒレ片の全長に亘って突出し
ているとその取付用ヒレ片1b,2b,3bに防水テー
プ7を貼着する際にシーラー5のヒレ状部分5bの突出
した部分が邪魔になって防水テープを貼着しずらい。ま
た、防水テープ7が取付用ヒレ片とヒレ状部分5bに沿
って正しく密着して貼着せずに図21に示すようにヒレ
状部分5bにおいて空隙8が生じる。この空隙8を通っ
て雨水等が建物躯体9に浸入する恐れがある。特に、下
の横枠においては空隙8に流れ込んだ雨水が取付用ヒレ
片よりも下方に流れて建物躯体9に浸入し易い。
【0006】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたサッシ枠の連結部シール構造を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、サッシ枠
を形成する縦枠は、枠本体と取付用ヒレ片を備え、この
取付用ヒレ片の長手方向両端部分が枠本体よりも突出し
た形状で、前記サッシ枠を形成する横枠は、枠本体と取
付用ヒレ片を備えた形状で、前記縦枠の枠本体内側面と
横枠の枠本体長手方向端面がシーラーを介して突き合せ
て連結され、前記縦枠の取付用ヒレ片の内側端面と横枠
の取付用ヒレ片の長手方向端面との間にシーラーが存在
しないようにし、前記縦枠の取付用ヒレ片の内側端面と
横枠の取付用ヒレ片の長手方向端面が相対向し、かつ両
方の取付用ヒレ片に跨ってシール用シートが貼着され、
前記シール用シートは、シートと接着層を有し、その接
着層は、柔かく可撓性及び塑性変形し易い材質で、 前記
両方の取付用ヒレ片に亘って防水テープが、前記シール
用シートの上に接するように貼着されていることを特徴
とするサッシ枠の連結部シール構造である。
【0008】第2の発明は、第1の発明において前記シ
ール用シートは、その一側部が縦枠又は横枠の取付用ヒ
レ片にあらかじめ貼着され、かつ他側部の接着層に剥離
紙が貼着されているサッシ枠の連結部シール構造であ
る。
【0009】第3の発明は、第2の発明において前記シ
ール用シートの他端部が一側部に重ね合せ保持されてい
るサッシ枠の連結部シール構造である。
【0010】第4の発明は、サッシ枠を形成する縦枠
は、枠本体と取付用ヒレ片を備え、この取付用ヒレ片の
長手方向両端部分が枠本体よりも突出した形状で、前記
サッシ枠を形成する横枠は、枠本体と取付用ヒレ片を備
えた形状で、前記縦枠の枠本体内側面と横枠の枠本体長
手方向端面及び縦枠の取付用ヒレ片の内側端面と横枠の
取付用ヒレ片の長手方向端面がシーラーを介して突き合
せて連結され、前記両方の取付用ヒレ片に跨って、柔か
く可撓性及び塑性変形し易い接着層を有するシール用シ
ートが貼着され、前記両方の取付用ヒレ片に亘って防水
テープが、前記シール用シートの上に接するように貼着
されていることを特徴とするサッシ枠の連結部シール構
造である。
【0011】
【0012】
【作 用】第1の発明によれば、縦枠の取付用ヒレ片の
内側端面と横枠の取付用ヒレ片の長手方向端面との間に
はシーラーが存在せずに、両方の取付用ヒレ片に跨って
シール用シートが貼着してあるので、この両方の取付用
ヒレ片に亘って防水テープを容易に貼着できる。また、
シール用シートの両端面と防水テープとの間に空隙が生
じることがなく、雨水等が建物躯体側に流れ込むことが
ない。また、シール用シートの接着層は、柔かく可撓性
及び塑性変形し易い材料であるから、そのシール用シー
トの接着層は凹凸に沿って隙間なく確実に接着すると共
に、その接着した形状を維持する。 よって、取付用ヒレ
片の端部にばりがある場合には、接着層を指等で軽く押
すことでそのばり部分に沿って接着層を隙間なく接着す
ることができる。また接着層を滑らかな孤形状とするこ
とができ、シール用シートの表面を滑らかな孤形状とし
て防水テープを容易に貼着できる。
【0013】第2の発明によれば、縦枠と横枠を連結し
た後にシール用シートから剥離紙を剥離し、そのシール
用シートの他側部を取付用ヒレ片に貼着すれば良いの
で、そのシール用シートの貼着作業が容易である。
【0014】第3の発明によれば、シール用シートの他
側部が一側部に重ね合せ保持されているから、縦枠と横
枠を連結する際に他側部が邪魔にならない。
【0015】第4の発明によれば、枠本体間と取付用ヒ
レ片全長間をシーラーで連続して水密できる。シール用
シートの接着層は柔かく可撓性及び塑性変形し易いの
で、その接着層を隣接した取付用ヒレ片とシーラーのヒ
レ状部分に沿って隙間なく正しく接着できると共に、シ
ール用シートのヒレ状部分と対向した部分を滑らかな孤
形状とすることができる。したがって、隣接した取付用
ヒレ片に亘って防水テープを貼着し易いし、シール用シ
ートと防水テープとの間に空隙が生じることがなく、雨
水等が建物躯体側に流れ込むことがない。
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】図1に示すように、左右の縦枠1
0と上の横枠20と下の横枠30で方形状のサッシ枠と
してある。前記左右の縦枠10は枠本体11と、この枠
本体11よりも面内方向外側に突出した取付用ヒレ片1
2を備え、その枠本体11の上下端部分は切断して除去
され、枠本体11は取付用ヒレ片12よりも短かく、そ
の取付用ヒレ片12の上下端部分は枠本体11よりも上
下に突出して突出部分12aを形成している。前記上の
横枠20は枠本体21と、この枠本体21よりも面内方
向外側に突出した取付用ヒレ片22を備え、その枠本体
21と取付用ヒレ片22は同一長さで、その各長手方向
端面21a,22aは面内方向に同一位置である。前記
下の横枠30は枠本体31と、この枠本体31よりも面
内方向外側に突出した取付用ヒレ片32を備え、その枠
本体31と取付用ヒレ片32は同一長さで、その各長手
方向両端面31a,32aは面内方向に同一位置であ
る。
【0018】前記上の横枠20の枠本体21の長手方向
端面21aは左右の縦枠10の枠本体11の内側面11
aにおける上部寄りにシーラー40を介して突き合せら
れ、縦枠10の枠本体11からビスを上の横枠20の枠
本体21のビスホールに螺合して連結される。前記シー
ラー40は図2に示すように上の横枠20の枠本体21
と対応した形状で、取付用ヒレ片22にはシーラー40
が存在しない。上の横枠20の取付用ヒレ片22の長手
方向端面22aは縦枠10の取付用ヒレ片12の突出部
分12aの内側面12bと隙間を置いて相対向し、各取
付用ヒレ片22,12の室外側面間に跨って薄いシール
用シート50が貼着してある。このシール用シート50
で前述の隙間を覆っていると共に、シーラー40の上端
面と接触して前述の隙間に雨水が浸入しいようにしてあ
る。
【0019】前記下の横枠30の枠本体31の長手方向
端面31aは左右の縦枠10の枠本体11の内側面11
aにおける下部寄りにシーラー40を介して突き合せら
れ、縦枠10の枠本体11からビスを下の横枠30の枠
本体31のビスホールに螺合して連結される。前記シー
ラー40は図2に示すように下の横枠30の枠本体31
と対応した形状で、取付用ヒレ片32にはシーラー40
が存在しない。下の横枠30の取付用ヒレ片32の長手
方向端面32aは縦枠10の取付用ヒレ片12の突出部
分12aの内側面12bと隙間を置いて相対向し、各取
付用ヒレ片32,12の室外側面間に跨って薄いシール
用シート50が貼着してある。このシール用シート50
で前述の隙間を覆っていると共に、シーラー40の下端
面に接触して前述の隙間に雨水が浸入しないようにして
ある。
【0020】前記シール用シート50は図3に示すよう
に、薄いシート51の裏面に接着層52を設け、このシ
ート51の長手方向中間部に折り目53をつけ、その折
り目53で略L字形状に折り曲げてある。前記シート5
1の折り目53を境とした一側部51a(シール用シー
ト50の一側部50a)が図4に示すように縦枠10の
取付用ヒレ片12の突出部分12aの室外側面に貼着さ
れる。前記シート51の折り目53を境とした他側部5
1b(シール用シート50の他側部50b)の接着層5
2に剥離紙54が貼着してある。
【0021】前述のように、シール用シート50は一側
部50aを縦枠10の取付用ヒレ片12にサッシ枠を枠
組みする前にあらかじめ貼着し、縦枠と横枠を連結して
サッシ枠を枠組みした後にサッシ枠を建物躯体に取付け
る以前に剥離紙54を剥離して他側部50bを上下の横
枠20,30の取付用ヒレ片22,32に貼着する。
【0022】前述のようであるから、図5に示すように
シール用テープ50が縦枠10の取付用ヒレ片12と下
の横枠30の取付用ヒレ片32に跨って貼着される。こ
のようであるから、各取付用ヒレ片32,12に亘って
防水テープ60を貼着する時に図5に示すように、その
防水テープ60をシール用テープ50の上に接するよう
に貼着すれば良く、その防水テープ60を取付ける作業
が容易である。また、シール用テープ50は薄いもので
あるから、前述のように防水テープ60を貼着した際
に、そのシール用テープ50の両端面と防水テープ60
との間に空隙が生じることがない。
【0023】前記シール用シート50の折り目53を境
とした一側部50aと他側部50bを重ね合せて保持し
ても良い。例えば図6(a)に示すようにシール用テー
プ50の他側部50b(シート51の他側部51b)に
小面積の補助接着層55を複数設け、その補助接着層5
5を一側部50a(シート51の一側部51a)に接着
することで一側部50aと他側部50bを重ね合せて容
易に剥離できるように接着して保持する。前記補助接着
層55は一側部50aに設けても良いし、一側部50a
と他側部50bに設けても良い。
【0024】また、図6(b)に示すようにシート51
を接着層52よりも若干小さくして接着層52がシート
51よりも突出するようにし、その接着層52の突出し
た部分52a同志を接着して一側部50aと他側部50
bを重ね合せて容易に剥離できるように接着して保持す
る。前記シート51は一側部51a又は他側部51bの
みを接着層52よりも若干短かくして接着層52の一側
部又は他側部のみを突出させ、その突出した部分52a
をシート51の一側部51a又は他側部51bに接着し
て一側部50aと他側部50bを重ね合せて接着しても
良い。
【0025】図6(c)に示すように、シール用シート
50の一側部50aを縦枠10の取付用ヒレ片12に接
着した状態で、そのシール用シート50の他側部50b
を一側部50aに重ね合せ、他側部50bの剥離紙54
と取付用ヒレ片12に跨って接着テープ56を貼着して
一側部50aと他側部50bを重ね合せて保持する。こ
の場合には剥離紙54を剥離することで接着テープ56
が取付用ヒレ片12から剥離するので、接着テープ56
を剥離する作業は不要である。
【0026】前述のようにすることで、縦枠と横枠を連
結する際にシール用シート50の他側部50bが邪魔に
ならない。例えば図7に示すように、前記シール用シー
ト50の一側部50aを縦枠10の取付用ヒレ片12に
貼着した時に他側部50bを一側部50aに重ね合せて
保持する。このようにすれば、シール用シート50の他
側部50bが振れ動くことがないので、縦枠10と横枠
を連結する際にシール用シート50の他側部50bが邪
魔にならない。また、縦枠10と横枠を連結した後にシ
ール用シート50の他側部50bを一側部50aから剥
離して横枠の取付用ヒレ片に貼着することができる。
【0027】次にシール用シート50の他の実施の形態
を説明する。図8、図9に基づいて第2の実施の形態を
説明する。接着層70の表面に非接着性で延び変形、曲
がり変形したらその変形したままの状態を維持するシー
ト71を貼着したテープ本体72を2つ折りして剥離紙
73の下部分73aを介して重ね合せ、接着層70の下
部分70aとシート71の下部分71aで一側部50a
とすると共に、接着層70の上部分70bとシート71
の上部分71bで他側部50bとする。前記剥離紙73
を折り返し、その上部分73bを接着層70の上部分7
0bに接着して、その上部分70bを被覆する。この剥
離紙73は接着層70と同一幅か、接着層70よりも幅
広とする。前記剥離紙73の上部分73bとシート71
の下部分71aに亘って接着テープ74を貼着してシー
ル用テープ50の一側部50aと他側部50bが重ね合
せられた状態に保持する。
【0028】このシール用テープ50であれば、接着層
70の下部分70a(一側部50a)を縦枠の取付用ヒ
レ片に貼着することで接着層70の上部分70b、シー
ト71の上部分71b、剥離紙73の上部分73b(他
側部50b)が重ね合った状態に保持される。縦枠と横
枠を連結した後に接着テープ74を剥離し、剥離紙73
の上部分73bにおける接着層70の上部分70bから
突出した部分を持って接着層70の上部分70bから剥
離しながら、その上部分70bを横枠の取付用ヒレ片に
貼着する。このようであるから、接着層70の上部分7
0bを横枠の取付用ヒレ片に容易に貼着することができ
る。
【0029】なお、接着テープ74を用いずに補助接着
層を設けて重ね合せた状態に保持しても良いし、シート
71によって重ね合せたままとしても良い。
【0030】図10と図11に基づいて第3の実施の形
態を説明する。シート71を接着した接着層70を折り
返して重ね合せ、剥離紙73を接着層70の上部分70
bに接着し、その剥離紙73を接着層70よりも突出さ
せる。
【0031】図12と図13に基づいて第4の実施の形
態を説明する。シート71を接着した接着層70の略半
分の部分の下面に剥離紙73を接着し、その剥離紙73
を接着層70から突出させる。接着層70の剥離紙73
が存在しない部分を縦枠10の取付用ヒレ片12に貼着
する。
【0032】図14と図15に基づいて第5の実施の形
態を説明する。シート71を接着した接着層70の略半
分の部分の下面に剥離紙73を接着し、その剥離紙73
の幅方向両側縁にスリット75を入れると共に、接着層
70よりも突出させる。接着層70の剥離紙73が存在
しない部分を縦枠10の取付用ヒレ片12に貼着する。
【0033】前述の第2〜第5の実施の形態のシール用
テープ50は、剥離紙73が接着層70から突出してい
るので、その突出部分を手で持って容易に剥離できる。
【0034】前述の第2、第3の実施の形態のシール用
テープ50は接着層70が折り返して重ね合わせてある
ので、縦枠10の取付用ヒレ片12から接着層70が突
出しない。
【0035】前述の第2の実施の形態のシール用テープ
50は、剥離紙73が接着層70よりも幅広いので、接
着層70が剥離紙73からはみ出すことで重ね合せた状
態に接着保持されることがない。このことは後述する自
己接着性の接着層の場合により好ましい。
【0036】前述の第5の実施の形態のシール用テープ
50は、剥離紙73のスリット75を縦枠10の枠本体
11にひっかけてふらつきを防止できる。
【0037】前述の各シール用シート50の接着層5
2,70はブチル系もしくはアクリル系の柔かく可撓性
及び塑性変形し易く、変形した状態を維持する材質とし
ても良い。前述の材質の接着層52,70を用いたシー
ル用テープ50であれば、接着面の凹凸に沿って隙間な
く接着する。
【0038】このようであるから、例えば図16に示す
ように取付用ヒレ片22,32の端部にばり80がある
場合には、接着層52,70を指等で軽く押すことでそ
のばり80部分に沿って接着層52,70が隙間なく接
着する。また接着層52,70を滑らかな孤形状とする
ことができ、シール用シート50の表面(シート51,
71)を滑らかな孤形状として防水テープ60を容易に
貼着できる。
【0039】また、図4におけるシーラー40の下端面
に接着層52,70を隙間なく接着することができる。
さらに、シーラー40に短かいヒレ状部分を設けて枠本
体間と取付用ヒレ片間の境い目を水密し、その短かいヒ
レ状部分と隣接した取付用ヒレ片に接着層52,70を
隙間なく接着できる。
【0040】また、図17に示すようにシーラー40
を、上下の横枠20,30の取付用ヒレ片22,32の
端面に接する幅狭いヒレ状部分40bを有する形状とし
て枠本体間と取付用ヒレ片間をシーラー40で連続して
水密した場合に、図18に示すように接着層52,70
を指等で軽く押すことで隣接した取付用ヒレ片12,2
2(32)とシーラー40のヒレ状部分40bに沿って
隙間なく接着することができる。しかも、接着層52,
70を、その表面が滑らかな孤形状となるように接着す
ることで、その孤形状が維持されるから、シール用シー
ト50の表面(シート51,71)を滑らかな孤形状と
して防水テープ60を容易に貼着できる。
【0041】以上の説明ではシール用シート50の一側
部50aを縦枠10の取付用ヒレ片12にあらかじめ貼
着したが、そのシール用テープ50の一側部50aを横
枠の取付用ヒレ片にあらかじめ貼着し、枠組み後に剥離
紙54,73を剥離して他側部50bを縦枠の取付用ヒ
レ片に貼着しても良い。
【0042】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、縦枠の取
付用ヒレ片の内側端面と横枠の取付用ヒレ片の長手方向
端面との間にはシーラーが存在せずに、両方の取付用ヒ
レ片に跨ってシール用シートが貼着してあるので、この
両方の取付用ヒレ片に亘って防水テープを容易に貼着で
きる。また、シール用シートの両端面と防水テープとの
間に空隙が生じることがなく、雨水等が建物躯体側に流
れ込むことがない。また、シール用シートの接着層は、
柔かく可撓性及び塑性変形し易い材料であるから、その
シール用シートの接着層は凹凸に沿って隙間なく確実に
接着すると共に、その接着した形状を維持する。 よっ
て、取付用ヒレ片の端部にばりがある場合には、接着層
を指等で軽く押すことでそのばり部分に沿って接着層を
隙間なく接着することができる。また接着層を滑らかな
孤形状とすることができ、シール用シートの表面を滑ら
かな孤形状として防水テープを容易に貼着できる。
【0043】請求項2に係る発明によれば、縦枠と横枠
を連結した後にシール用シートから剥離紙を剥離し、そ
のシール用シートの他側部を取付用ヒレ片に貼着すれば
良いので、そのシール用シートの貼着作業が容易であ
る。
【0044】請求項3に係る発明によれば、シール用シ
ートの他側部が一側部に重ね合せ保持されているから、
縦枠と横枠を連結する際に他側部が邪魔にならない。
【0045】請求項に係る発明によれば、枠本体間と
取付用ヒレ片全長間をシーラーで連続して水密できる。
シール用シートの接着層は柔かく可撓性及び塑性変形し
易いので、その接着層を隣接した取付用ヒレ片とシーラ
ーのヒレ状部分に沿って隙間なく正しく接着できると共
、シール用シートのヒレ状部分と対向した部分を滑ら
かな孤形状とすることができる。したがって、隣接した
取付用ヒレ片に亘って防水テープを貼着し易いし、シー
ル用シートと防水テープとの間に空隙が生じることがな
く、雨水等が建物躯体側に流れ込むことがない。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すサッシ枠の外観図で
ある。
【図2】上下の横枠の縦断面図である。
【図3】シール用シートの斜視図である。
【図4】シール用シートの貼着部分の斜視図である。
【図5】図1のA−A拡大断面図である。
【図6】重ね合せ保持できるようにしたシール用シート
の斜視図である。
【図7】縦枠に貼着したシール用シートを重ね合せ保持
した状態の斜視図である。
【図8】シール用シートの第2の実施の形態を示す平面
図である。
【図9】図8のB−B断面図である。
【図10】シール用シートの第3の実施の形態を示す平
面図である。
【図11】図10のC−C断面図である。
【図12】シール用シートの第4の実施の形態を示す平
面図である。
【図13】図12のD−D断面図である。
【図14】シール用シートの第5の実施の形態を示す平
面図である。
【図15】図14のE−E断面図である。
【図16】取付用ヒレ片の連結部横断面図である。
【図17】シーラーの説明用上下横枠の側面図である。
【図18】取付用ヒレ片の連結部横断面図である。
【図19】従来のサッシ枠の外観図である。
【図20】下枠部分の縦断面図である。
【図21】図19のF−F拡大断面図である。
【符号の説明】
1…縦枠 1a…枠本体 1b…取付用ヒレ片 2…上の横枠 2a…枠本体 2b…取付用ヒレ片 3…下の横枠 3a…枠本体 3b…取付用ヒレ片 5…シーラー 7…防水シート 10…縦枠 11…枠本体 12…取付用ヒレ片 20…上の横枠 21…枠本体 22…取付用ヒレ片 30…下の横枠 31…枠本体 32…取付用ヒレ片 40…シーラー 40b…ヒレ状部分 50…シール用シート 50a…一側部 50b…他側部 51…シート 52…接着層 54…剥離紙 60…防水テープ 70…接着層 71…シート 73…剥離紙 74…接着テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−109774(JP,A) 特開 平8−319778(JP,A) 特開 平10−330703(JP,A) 実開 平3−86991(JP,U) 実開 昭56−16777(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 3/96

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サッシ枠を形成する縦枠は、枠本体と取
    付用ヒレ片を備え、この取付用ヒレ片の長手方向両端部
    分が枠本体よりも突出した形状で、 前記サッシ枠を形成する横枠は、枠本体と取付用ヒレ片
    を備えた形状で、 前記縦枠の枠本体内側面と横枠の枠本体長手方向端面が
    シーラーを介して突き合せて連結され、前記縦枠の取付用ヒレ片の内側端面と横枠の取付用ヒレ
    片の長手方向端面との間にシーラーが存在しないように
    し、 前記縦枠の取付用ヒレ片の内側端面と横枠の取付用ヒレ
    片の長手方向端面が相対向し、かつ両方の取付用ヒレ片
    に跨ってシール用シートが貼着され、前記シール用シートは、シートと接着層を有し、その接
    着層は、柔かく可撓性及び塑性変形し易い材質で、 前記両方の取付用ヒレ片に亘って防水テープが、前記シ
    ール用シートの上に接するように貼着されていることを
    特徴とするサッシ枠の連結部シール構造。
  2. 【請求項2】 前記シール用シートは、その一側部が縦
    枠又は横枠の取付用ヒレ片にあらかじめ貼着され、かつ
    他側部の接着層に剥離紙が貼着されている請求項1記載
    のサッシ枠の連結部シール構造。
  3. 【請求項3】 前記シール用シートの他端部が一側部に
    重ね合せ保持されている請求項2記載のサッシ枠の連結
    部シール構造。
  4. 【請求項4】 サッシ枠を形成する縦枠は、枠本体と取
    付用ヒレ片を備え、この取付用ヒレ片の長手方向両端部
    分が枠本体よりも突出した形状で、 前記サッシ枠を形成する横枠は、枠本体と取付用ヒレ片
    を備えた形状で、 前記縦枠の枠本体内側面と横枠の枠本体長手方向端面及
    び縦枠の取付用ヒレ片の内側端面と横枠の取付用ヒレ片
    の長手方向端面がシーラーを介して突き合せて連結さ
    れ、 前記両方の取付用ヒレ片に跨って、柔かく可撓性及び塑
    性変形し易い接着層を有するシール用シートが貼着さ
    れ、前記両方の取付用ヒレ片に亘って防水テープが、前記シ
    ール用シートの上に接するように貼着されていることを
    特徴とするサッシ枠の連結部シール構造。
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