JP2008247172A - トリム及びウエザストリップ並びにその組付方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】組付け作業性や組付状態の安定性の向上等を図ることのできるトリム及びウエザストリップ並びにその組付方法を提供する。
【解決手段】自動車ボディの開口部周縁のフランジFに沿ってインサートレスのトリム1が装着されている。トリム1は、その本体部がフランジFを把持する車外側及び車内側の側壁部3,4と、当該両側壁部3,4を繋ぐ底壁部5とから構成され、断面略U字状に折り曲げられた状態で両面接着テープ7,8によりフランジFに接着固定される。また、両側壁部3,4と底壁部5とは第1薄肉部9及び幅広の第2側壁部10により連結されている。第2薄肉部10は、フランジFの厚みに応じて折れ点の位置が変更可能となっている。
【選択図】 図2
【解決手段】自動車ボディの開口部周縁のフランジFに沿ってインサートレスのトリム1が装着されている。トリム1は、その本体部がフランジFを把持する車外側及び車内側の側壁部3,4と、当該両側壁部3,4を繋ぐ底壁部5とから構成され、断面略U字状に折り曲げられた状態で両面接着テープ7,8によりフランジFに接着固定される。また、両側壁部3,4と底壁部5とは第1薄肉部9及び幅広の第2側壁部10により連結されている。第2薄肉部10は、フランジFの厚みに応じて折れ点の位置が変更可能となっている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、自動車等の車体を構成するパネルのフランジに対し接着固定されるインサートレスのトリム及びトリムを有するウエザストリップ並びにその組付方法に関するものである。
一般に、自動車等の車体には、当該車体を構成する各種パネルが接合される等して一部にフランジが形成される。このフランジには、一般に被覆部材としてのトリムが組付けられたり、取付基部となるトリムを有したウエザストリップがシール部材として組付けられる。
従来のトリム単体製品や、ウエザストリップの取付基部となるトリムは、フランジを把持するよう断面略U字状に形成されるとともに、その内部にはフランジに対する挟持力を維持するために金属製のインサートが埋設されていた(例えば、特許文献1参照。)。
ところが、近年では、トリムやウエザストリップの軽量化が求められていることから、かかるニーズに応えるべく、トリム内のインサートを省くことが試みられている。このようなインサートレスのトリムは、両面接着テープ等を介してフランジに接着固定されることとなる。
図9に示すように、インサートレスのトリム80は、例えばフランジを把持するための一対の側壁部81,82と、当該両側壁部81,82を繋ぐ底壁部83とが略平板状に開いた状態で形成されるとともに、両側壁部81,82の内側面にはそれぞれ両面接着テープ85が貼着される。そして、図10に示すように、フランジ87の先端に底壁部83の内側面を当接させつつ、フランジ87を挟むようにして両側壁部81,82を折り曲げ、断面略U字状とし、各両面接着テープ85をフランジ87の側面に押圧することにより、トリム80がフランジ87に接着固定される。なお、折れ点88となる所定位置に予めノッチ等の切込み部89を形成しておき、U字状に折り曲げやすくすることも周知技術の応用から考えられる。
特開2006−62541号公報
しかしながら、トリム80の組付対象となるフランジ87は、接合されるパネル91,92の枚数が部位によって異なるため、その厚みが部位によって変化する。従って、組付け部位によって、トリム80の折れ点88の位置も変化してしまう。このため、仮にノッチ等の切込み部89を所定位置に予め形成しておいたとしても、当該切込み部89の位置が実際の折れ点88の位置と一致しない組付け部位、例えば比較的フランジ87の厚みのある部位においては、フランジ87に追従させてトリム80を折り曲げることが困難となるとともに、その変形に際しての応力も大きくなるため、側壁部81,82がしっかりと接着固定されずに、フランジ87から剥がれてしまうおそれもある。結果として、組付け作業性や組付状態の安定性の低下が懸念される。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、組付け作業性や組付状態の安定性の向上等を図ることのできるトリム及びウエザストリップ並びにその組付方法を提供することにある。
以下、上記問題を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.車体を構成するパネルのフランジを把持するための一対の側壁部と、当該両側壁部を繋ぐ底壁部とからなる本体部が断面略U字状に折り曲げられるとともに、少なくとも前記両側壁部が接着層を介して前記フランジ部に対し接着固定されるインサートレスのトリムであって、
前記両側壁部と前記底壁部とがそれぞれ薄肉部を介して連結されるとともに、当該両薄肉部のうち一方を、少なくとも他方の第1薄肉部よりも幅広の第2薄肉部とし、
前記第2薄肉部において、前記フランジの厚みに応じて折れ点の位置を変更可能としたことを特徴とするトリム。
前記両側壁部と前記底壁部とがそれぞれ薄肉部を介して連結されるとともに、当該両薄肉部のうち一方を、少なくとも他方の第1薄肉部よりも幅広の第2薄肉部とし、
前記第2薄肉部において、前記フランジの厚みに応じて折れ点の位置を変更可能としたことを特徴とするトリム。
上記手段1によれば、両側壁部と底壁部との両連結部分をそれぞれ薄肉部とするとともに、当該両薄肉部のうち一方を幅広の第2薄肉部としている。このため、両連結部分にノッチ等の切込み部や幅狭の薄肉部を設けただけの構成よりも、トリム本体部をU字状に折り曲げやすくなる。さらに、幅広の第2薄肉部を備えることにより、折れ点の位置変化も許容できるため、フランジの厚みが部位によって相違する場合であっても、トリム本体部をフランジに追従させて適性に折り曲げることができる。結果として、組付け作業性の向上を図ることができる。ひいては、側壁部をフランジ側面に沿って適正に接着できるため、側壁部がフランジから剥がれてしまうといった不具合も低減され、組付け安定性の向上も図ることができる。
また、少なくとも幅広の第2薄肉部において折れ点の位置が変更可能になっていれば、第1薄肉部を比較的幅狭とし、当該第1薄肉部において折れ点の位置が変更不能となっていても何ら支障はない。仮に第1及び第2の両薄肉部において折れ点の位置が変更可能となっていると、フランジ厚み方向に対する底壁部の位置決め作業、例えば底壁部の中心位置を常に一定位置に配置することが難しくなるおそれがある。また、仮に底壁部全域が薄肉部となっている場合には、同様の不具合が生じることに加え、トリム組付けの際に底壁部をフランジ先端に当接させて位置決めするのにも安定性を欠くため、フランジ延出方向に対する位置決め精度も低下するおそれがある。この点、第1薄肉部において折れ点の位置が変更不能な構成となっていれば、第1薄肉部により連結された側の側壁部等を基準にして位置決めを行うことができるとともに、第2薄肉部において折れ点の位置を調節することで、フランジの厚みの変化にも対応することができるため、組付け位置のばらつきを抑えることができる。
なお、上記「車体」には、車両本体のみならず、そこに取付けられるドア等の開閉部材などが含まれる。従って、上記トリムはドア等に組付けられるものであってもよい。
手段2.前記第2薄肉部において、前記フランジを構成するパネルの枚数に応じて異なる複数の折れ点の位置に対応してそれぞれ切込み部を形成したことを特徴とする手段1に記載のトリム。
上記手段2によれば、よりスムーズに折り曲げ作業を行うことができるともに、パネルの枚数に応じて、より正確な位置を折れ点とすることができる。
手段3.前記両側壁部のうち、前記第1薄肉部により連結された側の側壁部の先端において、前記パネルに当接可能な突起部を設けたことを特徴とする手段1又は2に記載のトリム。
上記手段3によれば、突起部を位置決めの際の基点にできるため、組付け位置のばらつきを抑えることができる。結果として、組付け作業や位置決め精度のさらなる向上を図ることができる。
手段4.少なくとも前記本体部は一体成形された押出成形体であることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のトリム。
上記手段4のように押出成形されるトリムでは、フランジの厚みに応じて異なる折れ点の位置に対応して、ノッチ等の切込み部をその都度変更して設けることが困難であるため、上記各手段の作用効果がより奏功する。
手段5.前記第1薄肉部により連結された側の側壁部を前記フランジに接着しかつ当該第1薄肉部を折り曲げた後、前記第2薄肉部を前記フランジの厚みに応じた折れ点の位置で折り曲げ、当該第2薄肉部により連結された側の側壁部を前記フランジに接着することを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載のトリムの組付方法。
上記手段5の組付手順を経ることにより、フランジの厚みが部位によって相違する場合であっても、フランジ厚み方向に対する底壁部の組付け位置のばらつきを抑えつつ、容易にトリム本体部をフランジに追従させて適性に折り曲げ、接着することができる。
また、例えば手段3の突起部をパネルに当接させつつ、当該突起部を基点にトリム本体部を回動させ、上記手段5の組付手順を経ることにより、組付け作業や位置決め精度のさらなる向上を図ることができる。
手段6.取付基部として手段1乃至4のいずれかに記載のトリムを備えるとともに、
前記トリムの外側面に設けられたシール部を備えたウエザストリップ。
前記トリムの外側面に設けられたシール部を備えたウエザストリップ。
ウエザストリップにおいては、例えばシール部がトリムの底壁部外側に設けられている場合のようにシール部の形成位置によっては、トリムの位置決めが適正に行われないと、シール部の位置が適正位置から外れてしまい、ひいてはシール性の低下を招くおそれがあるが、上記手段1乃至4のいずれかに記載のトリムの構成を採用することで、このような不具合を抑制することができる。また、シール部がトリムの底壁部外側に設けられている場合、底壁部全域が薄肉部となっていると、シール部を支える所望の剛性が確保できず、シール性が低下するおそれがあるが、このような不具合も、上記手段1乃至4のいずれかに記載のトリムの構成を採用することで抑制することができる。
手段7.前記第1薄肉部により連結された側の側壁部を前記フランジに接着しかつ当該第1薄肉部を折り曲げた後、前記第2薄肉部を前記フランジの厚みに応じた折れ点の位置で折り曲げ、当該第2薄肉部により連結された側の側壁部を前記フランジに接着することを特徴とする手段6に記載のウエザストリップの組付方法。
上記手段7によれば、上記手段5と同様の作用効果が奏される。
以下に一実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、車体本体となる自動車ボディの開口部周縁などに形成されるフランジに沿って装着されるトリムを例にして説明する。図1はトリムの成形時の状態を示す断面図であり、図2〜図4はフランジに組付けられた状態のトリムを示す断面図である。
トリム1は、その本体部がフランジFを把持する車外側及び車内側の側壁部3,4と、当該両側壁部3,4を繋ぐ底壁部5とから構成されている。トリム1本体部は、所定の押出成形機により側壁部3,4及び底壁部5が略平板状に開いた状態で押出成形された長尺状の押出成形体であり、その長手方向全域にわたって同一断面形状となっている。本実施形態では、トリム1本体部の材料として、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合)ソリッドゴムを採用している。
トリム1本体部は、上述したように側壁部3,4が開いた状態で成形されるのであるが、フランジFに対しては断面略U字状に折り曲げられた状態で組付けられる。
本実施形態のトリム1は、いわゆるインサートレスのトリムであり、本体部内にインサートが埋設される代わりに、フランジFに接着固定するための接着層となる両面接着テープ7,8が両側壁部3,4の内側面にそれぞれ貼着されている。
しかしながら、トリム1の組付対象となるフランジFは、自動車ボディを構成する各種パネルの先端が接合される等して形成されており、接合されるパネルの枚数が部位によって異なるため、その厚みも部位によって変化する。例えば、図2に示す部位では1枚のパネルaによってフランジFが構成され、図3に示す部位では2枚のパネルa,bによりフランジFが構成され、図4に示す部位では3枚のパネルa,b,cによりフランジFが構成されている。従って、トリム1の組付け部位によって、トリム1の折れ点の位置も変化してしまう。そのため、本実施形態のトリム1では、これに対応するための様々な工夫が施されている。
例えば本実施形態では、側壁部3,4を折り曲げやすくするために、車外側の側壁部3と底壁部5とが第1薄肉部9により連結され、車内側の側壁部4と底壁部5とが第2薄肉部10によって連結されている。本実施形態では、第1薄肉部9の幅W1よりも第2薄肉部10の幅W2が幅広に設定されており、当該第2薄肉部10において、フランジFの厚み(パネル枚数)に応じて折れ点の位置が変更可能となっている。このため、第2薄肉部10においては、さらにフランジFを構成するパネルの枚数に応じて異なる複数の折れ点P1,P2,P3の位置に対応してそれぞれ切込み部15,16,17が形成されている。これに対し、第1薄肉部9においては折れ点P0の位置が変更されないようになっている。
また、車外側の側壁部3の先端には、フランジFを構成する最も車外側のパネルaに当接可能な突起部としてのガイド突起19が突出形成されている。ガイド突起19は、EPDMスポンジゴムよりなり、トリム1本体部とともに共押出成形されている。
上述したトリム1の組付手順としては、先ず図5に示すようにガイド突起19の先端をパネルaに当接させつつ、当該ガイド突起19を基点にトリム1本体部を回動させるようにして、車外側の側壁部3をフランジFに接着する。そして、図6に示すように第1薄肉部9を折り曲げるとともに、底壁部5をフランジFの先端に当接させる。その後、第2薄肉部10をフランジFの厚みに応じた折れ点P1,P2,P3の位置で折り曲げる。つまり、図2に示す部位では折れ点P1の位置で折り曲げられ、図3に示す部位では折れ点P2の位置で折り曲げられ、図4に示す部位では折れ点P3の位置で折り曲げられる。最後に車内側の側壁部4をフランジFに接着することにより、トリム1の組付けが完了する。
以上詳述したように、本実施形態では、両側壁部3,4と底壁部5との両連結部分をそれぞれ第1薄肉部9及び第2薄肉部10とするとともに、一方の第2薄肉部10を幅広の薄肉部としている。このため、両連結部分にノッチ等の切込み部や幅狭の薄肉部を設けただけの構成よりも、トリム1本体部をU字状に折り曲げやすくなる。さらに、幅広の第2薄肉部10を備えることにより、折れ点の位置変化も許容できるため、フランジFの厚みが部位によって相違する場合であっても、トリム1本体部をフランジFに追従させて適性に折り曲げることができる。結果として、組付け作業性の向上を図ることができる。ひいては、側壁部3,4をフランジFの側面に沿って適正に接着できるため、側壁部3,4がフランジFから剥がれてしまうといった不具合も低減され、組付け安定性の向上も図ることができる。
また、本実施形態では、第2薄肉部10において、フランジFを構成するパネルの枚数に応じて異なる複数の折れ点P1,P2,P3の位置に対応してそれぞれ切込み部15,16,17が形成されている。このため、よりスムーズに折り曲げ作業を行うことができるともに、パネルの枚数に応じて、より正確な位置を折れ点とすることができる。
また、ガイド突起19を設けるとともに、第1薄肉部9において折れ点P0の位置が変更されないように構成されているため、上記組付手順で組付作業を行えば、フランジFの厚みが部位によって相違する場合であっても、より確実に第2薄肉部10において折れ点の位置変化を調節しつつ、容易にトリム1本体部をフランジFに追従させて適性に折り曲げ、接着することができる。さらに、このように組付けることでトリム1の組付け位置のばらつきも抑えることができる。結果として、組付け作業や位置決め精度のさらなる向上を図ることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、自動車ボディの開口部周縁などに組付けられるトリム1を例にしているが、組付部位によっては限定されず、ドア等に組付けられるトリムに適用してもよい。また、トリム単体製品に限らず、取付基部としてトリムを有するウエザストリップに適用してもよい。
例えば、図7に示すように、トランクルームの開口部周縁に取着されるトランク用ウエザストリップ20として実施してもよい。トランク用ウエザストリップ20は、上記トリム1を取付基部として備えるとともに、当該トリム1の底壁部5の外側面においてEPDMスポンジゴムよりなる中空状のシール部21を備えている。そして、トランクリッド閉時には、シール部21が潰れ変形することで、トランクリッドと自動車ボディとの間がシールされる。なお、仮に底壁部5全域が薄肉部となっていると、シール部21を支える所望の剛性が確保できず、シール性が低下するおそれがあるが、図7に示すように薄肉部9,10を除いて底壁部5にある程度の厚みを持たせることにより、そのような不具合は抑制される。
また、図8は、自動車ボディのドア開口部周縁に取着されるドアオープニング用ウエザストリップ30について具体化した変形例である。ドアオープニング用ウエザストリップ30は、上記同様にトリム1を取付基部として備えるとともに、当該トリム1の車外側の側壁部3の外側面においてEPDMスポンジゴムよりなる中空状のシール部31を備えている。そして、ドア閉時には、シール部31が潰れ変形することで、ドアと自動車ボディとの間がシールされる。
もちろん、中空状のシール部だけでなく、例えば舌片状のリップ部をシール部として備えたウエザストリップに適用してもよい。
(b)上記実施形態では、車外側に幅狭の第1薄肉部9を設け、車内側に幅広の第2薄肉部10を設けている。これに限らず、両者が逆に設けられた構成としてもよい。この場合には、ガイド突起19が車内側の側壁部4に設けられるとともに、車内側から順にフランジFに組付けられることが好ましい。
(c)上記実施形態では、幅広の第2薄肉部10においてのみ折れ点の位置が変更可能となっているが、これに限らず、第1薄肉部9の幅W1も折れ点の位置変更が可能な幅に設定されている構成としてもよい。但し、両薄肉部9,10において折れ点の位置が変更可能となっていると、フランジFの厚み方向に対する底壁部5の位置決め作業、例えば底壁部5の中心位置を常に一定位置に配置することが難しくなるおそれがあるため、上記実施形態のように片側の薄肉部だけで折れ点の位置が変更可能となっていることがより好ましい。
(d)上記実施形態ではトリム1を構成する素材としてEPDMを例示しているが、IR(イソブレンゴム)、CR(クロロプレンゴム)等の他のゴム材料を用いてもよい。また、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、或いは軟質のポリ塩化ビニル等のゴム状弾性を有する他の弾性材料により構成してもよい。
(e)両面接着テープ7,8に代えて、接着剤など他の接着手段によってフランジFに接着固定する構成としてもよい。
1…トリム、3,4…側壁部、5…底壁部、9…第1薄肉部、10…第2薄肉部、15,16,17…切込み部、19…ガイド突起、a,b,c…パネル、F…フランジ、P0,P1,P2,P3…折れ点、W1,W2…薄肉部の幅。
Claims (7)
- 車体を構成するパネルのフランジを把持するための一対の側壁部と、当該両側壁部を繋ぐ底壁部とからなる本体部が断面略U字状に折り曲げられるとともに、少なくとも前記両側壁部が接着層を介して前記フランジ部に対し接着固定されるインサートレスのトリムであって、
前記両側壁部と前記底壁部とがそれぞれ薄肉部を介して連結されるとともに、当該両薄肉部のうち一方を、少なくとも他方の第1薄肉部よりも幅広の第2薄肉部とし、
前記第2薄肉部において、前記フランジの厚みに応じて折れ点の位置を変更可能としたことを特徴とするトリム。 - 前記第2薄肉部において、前記フランジを構成するパネルの枚数に応じて異なる複数の折れ点の位置に対応してそれぞれ切込み部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のトリム。
- 前記両側壁部のうち、前記第1薄肉部により連結された側の側壁部の先端において、前記パネルに当接可能な突起部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のトリム。
- 少なくとも前記本体部は一体成形された押出成形体であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のトリム。
- 前記第1薄肉部により連結された側の側壁部を前記フランジに接着しかつ当該第1薄肉部を折り曲げた後、前記第2薄肉部を前記フランジの厚みに応じた折れ点の位置で折り曲げ、当該第2薄肉部により連結された側の側壁部を前記フランジに接着することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のトリムの組付方法。
- 取付基部として請求項1乃至4のいずれか一項に記載のトリムを備えるとともに、
前記トリムの外側面に設けられたシール部を備えたウエザストリップ。 - 前記第1薄肉部により連結された側の側壁部を前記フランジに接着しかつ当該第1薄肉部を折り曲げた後、前記第2薄肉部を前記フランジの厚みに応じた折れ点の位置で折り曲げ、当該第2薄肉部により連結された側の側壁部を前記フランジに接着することを特徴とする請求項6に記載のウエザストリップの組付方法。
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JP2007090480A JP2008247172A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | トリム及びウエザストリップ並びにその組付方法 |
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JP2014094630A (ja) * | 2012-11-08 | 2014-05-22 | Shigeru Co Ltd | 車両用内装 |
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2007
- 2007-03-30 JP JP2007090480A patent/JP2008247172A/ja not_active Withdrawn
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