JP3363699B2 - シートガイド部材及びシート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シートガイド部材及びシート給送装置及び画像形成装置

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JP3363699B2 JP08810996A JP8810996A JP3363699B2 JP 3363699 B2 JP3363699 B2 JP 3363699B2 JP 08810996 A JP08810996 A JP 08810996A JP 8810996 A JP8810996 A JP 8810996A JP 3363699 B2 JP3363699 B2 JP 3363699B2
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    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/66Article guides or smoothers, e.g. movable in operation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシート載置部材上に
載置したシートを給送回転体によって一枚ずつ分離給送
するシート給送装置に装着し、薄手のシート又は厚手の
シートを確実に分離給送することが可能なシートガイド
部材、このシートガイド部材を装着可能なシート給送装
置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日使用されている複写機やファクシミ
リ装置、プリンタ等の画像形成装置は、シート載置部材
上に複数枚の記録シートを積載セットし、これを一枚ず
つ分離給送して画像を形成するものが多い。
【0003】このような装置において、積載したシート
を一枚ずつに分離して給送するために、カセット等の端
部に爪を設け、給送ローラで給送されるシートのコーナ
ーを前記爪に接触させることによって分離する所謂爪分
離方式、或いはシートを給送する方向に回転する給送ロ
ーラとシートを戻す方向に回転するリタードローラによ
り、積層されたシート間の摩擦を利用した所謂リタード
分離方式がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記爪
分離方式にあってはシート幅サイズに応じて爪位置を変
更しなければならない。また、リタード分離方式にあっ
ては構成が複雑になる等の課題がある。
【0005】本発明は従来の上記課題を解決するもので
あり、その目的とするところは、簡単な構成により薄手
のシート或いは厚手のシートを確実に分離給送するため
のシートガイド部材及びこれを用いることが可能なシー
ト給送装置及び画像形成装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、シート載置部材上に載
置したシートを給送回転体によって給送し、給送された
シートが突き当たって弾性的に角度が変化する突当部材
を乗り越えることによってシートを分離するシート給送
装置に装着可能なシートガイド部材であって、シートを
載置可能なガイド部を有し、前記シートガイド部材を前
記シート給送装置に装着すると、前記シートガイド部材
を前記シート給送装置に装着しないときとはシートが前
記突当部材と当接する位置が変化するとともに、前記給
送回転体から前記シート載置部材へ向けた垂線よりもシ
ート給送方向下流側に配された揺動支点を中心に揺動可
能であることを特徴とする。
【0007】上記構成のシートガイド部材をシート給送
装置に装着することにより、薄いシートであっても突当
部材によって座屈してしまうことがなくなり、確実に分
離給送されるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態に係るシ
ートガイド部材、シート給送装置を用いた画像形成装置
について、図面を参照して説明する。
【0009】〔第1実施形態〕本発明の第1実施形態に
係る画像形成装置について、図1乃至図7を参照して説
明する。尚、図1及び図2は薄手シート又は厚手シート
を給送する場合の説明図であり、図3は乃至図5は画像
形成装置の構成説明図、図6及び図7はシートガイドの
装着状態説明図である。
【0010】ここでは、まずシート給送装置を含めた画
像形成装置の全体構成について説明し、次にシートガイ
ド部材を装着してシートを給送する場合の作用について
説明する。
【0011】{画像形成装置の全体構成}この画像形成
装置は、図3の斜視図及び図4の断面模式図に示すよう
に、持ち運び可能な程度にコンパクトなインクジェット
方式のプリンタであり、装置本体1に対して開閉可能な
上部カバー2を開くと、シート給送口3が露出すると共
に、前記カバー2が給送トレイを兼ねるようになる。ま
た、シート給送口3の一方端部にはシート幅方向(シー
ト搬送方向と直交する方向)にスライド可能なサイドガ
イド4が設けてあり、シートサイズに応じてスライドさ
せることによりシートSの幅方向端部をガイドする。
【0012】尚、図3において、5は記録開始キー等の
キートップであり、6は動作状況や設定状況、エラーモ
ード等を表示する表示部である。
【0013】前記給送口3からシートSを挿入すると、
図4に示すように、該シートSはシート載置部材である
圧板7上に積載される。この圧板7は圧板バネ8によっ
て図4の上方へ付勢されており、その上方にはシートS
を給送する給送回転体である扇状のピックアップローラ
9が配設してある。そして、通常は図示しないカムによ
って圧板7はピックアップローラ9から離間しており、
シート給送時には前記カムが動作して圧板7がバネ8に
よってピックアップローラ9方向へ付勢され、圧板7上
に積載された最上位のシートSがピックアップローラ9
に圧接し、この状態で該ローラ9が回転すると最上位の
シート及びその下の数枚のシートが給送される。
【0014】尚、前記圧板7のピックアップローラ9と
の対向面には分離パッド10が接着してある。ここで、前
記分離パッド10と記録シートSとの摩擦係数の関係は、
記録シートS相互の摩擦係数は分離パッド10と記録シー
トSの摩擦係数よりも小さく、ピックアップローラ9と
記録シートSとの摩擦係数は分離パッド10と記録シート
Sの摩擦係数より大きく設定されている。
【0015】前記ピックアップローラ9によって給送さ
れるSの給送方向下流側には、分離手段を構成する突当
部材11が設けてある。この突当部材11は弾性変形可能な
シート状部材で構成され、給送されたシートSの先端が
突き当たると弾性的に倒れて最上位の一枚のシートのみ
を分離するものである。
【0016】これを具体的に説明すると、図5(a) に示
すように、記録シートSを圧板7上にセットした状態に
あってはシートSと突当部材11との角度αは90度以下の
鋭角をなしており、記録シートSの先端は突当部材11に
突き当たって停止している。
【0017】次に図5(b) に示すように、シート給送状
態になるとピックアップローラ9の回転によって最上位
の数枚が押し出され、その推進力によって突当部材11が
撓みだし、前記角度αは徐々に大きくなる。また、前記
突当部材11の撓みに伴って記録シートSも上方へ撓みだ
す作用があるため、最上位の記録シートSはそれ以外の
記録シートより図中上方へ位置する効果があり、最上位
の記録シートSに対する突当部材11の角度は大きくな
る。
【0018】その後、(記録シートの推進力>突当部材
と記録シートの摩擦抵抗)となる角度αになると、図5
(c) に示すように、最上位の記録シートSのみが分離さ
れて突当部材11の上部を通過する。そしてピックアップ
ローラ9による推進力がなくなると突当部材11は弾性復
帰する。
【0019】以上のようにして圧板7上に積載セットさ
れた記録シートSは一枚ずつ分離給送される。
【0020】次に分離給送された記録シートSは、突当
部材11よりもシート給送方向下流側に設けられた駆動回
転可能な搬送ローラ12a及びこれに記録シートSを押圧
するピンチローラ12bとによって記録手段13へと搬送さ
れる。
【0021】本実施形態では記録手段13としてインクジ
ェット記録方式を用いており、図4に示すように、搬送
される記録シートSの裏面側を支持するプラテン13aと
対向する位置にキャリッジ13bが設けてある。このキャ
リッジ13bはシート幅方向に長いガイド軸13c及びガイ
ドレール13dに沿って図示しないモータによって往復移
動に取り付けられ、更にキャリッジ13bにはインクジェ
ット記録ヘッド13eが搭載されている。そして、キャリ
ッジ13bを移動させると共に、記録ヘッド13eからイン
クを吐出させて記録シートSに所定画像を記録するもの
である。
【0022】前記記録ヘッド13eは微細な液体吐出口
(オリフィス)、液路及びこの液路の一部に設けられる
エネルギー作用部と、該作用部にある液体に作用させる
液滴形成エネルギーを発生するエネルギー発生手段を備
えている。
【0023】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する
発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等が
ある。
【0024】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するた
めの液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列すること
ができるために高解像度の記録をすることが可能であ
る。その中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段とし
て用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、高
密度実装化が容易で、製造コストも安価なことから有利
である。
【0025】尚、本実施形態ではインクの吐出構成とし
て、記録信号に応じて電気熱変換体に通電し、その熱エ
ネルギーによってインクに生ずる膜沸騰を利用してイン
クに生ずる気泡の成長、収縮により、インクを吐出口か
ら吐出して記録を行うように構成している。
【0026】更に、記録手段13で記録したシートSは駆
動回転する排出ローラ14a及びこれにシートSを押圧し
て従動回転する拍車14bによって装置外へと排出するも
のである。尚、ここで拍車とは、記録シートSとの接触
面積が小さく、インク吐出によって画像が形成されたシ
ート面と接触してもインク像を乱すことがない回転体を
いう。
【0027】尚、図4において、15aは給送されるシー
トの有無を検出するセンサレバーであり、15bは該レバ
ー15aの動作を検出するセンサである。
【0028】前記のように弾性部材からなる突当部材11
を設けるだけの簡単な構成によってシートSを分離給送
可能となるが、この分離構成にあってはシートSを突当
部材11に押しつけて突当部材11を撓ませる構成であるた
めに、シートSが極端に薄い場合(例えば45g/m2以下の
レポート用紙のような場合) は、給送されたシートSが
突当部材11を撓ませることができずに座屈するおそれが
ある。
【0029】そのために、本実施形態では圧板7に図6
に示すようなシートガイド部材16を装着可能に構成して
あり、薄手のシートを給送する場合にはシートガイド部
材16を装着することによって給送されるシートの分離抵
抗を減少させることができるように構成している。
【0030】{シートガイド部材}次に前記シートガイ
ド部材16について説明する。シートガイド部材16は、図
6及び図7に示すように、シート給送口3から装置内部
へ挿入し得ると共に、シート給送方向に向かって先端が
上方へ湾曲したガイド部16aと、係止部16bとが一体的
に構成されている。
【0031】そして、前記ガイド部16aを給送口3から
差し込み、係止部16bをスライド自在なサイドガイド4
と、搬送基準側の固定サイドガイド17の端部に係合し、
差し込み方向即ち圧板7の表面に沿って下側に移動しな
いように係止されるように構成されている。このとき、
シートガイド部材16は後述するように、湾曲した揺動支
点Jを中心に揺動しても係止部16bが前記サイドガイド
から外れないようになっており、下側にずれ落ちること
がないようになっている。
【0032】尚、シートガイド部材16を装着したときの
ピックアップローラ9と対向する部分には前述した分離
パッド10と同様の摩擦係数を有する分離パッド16cが設
けてある。
【0033】前記シートガイド部材16を取り付けた状態
で、給送口2から薄手のシートSを挿入すると、該シー
トSはガイド部材16上にセットされる。このときガイド
部16aの先端は、図1(a) に示すように、突当部材11の
上端よりも若干高い位置又は上端近傍に位置するように
湾曲しているために、記録シートSをセットすると該シ
ートSの先端は突当部材11の上端よりも高い位置、又は
上端近傍の位置に当接する。
【0034】従って、図1(b) に示すようにピックアッ
プローラ9によって給送されるシートSは突当部材11に
よる分離抵抗が殆どなくなり、極めて弱い力で突当部材
11を乗り越えて搬送ローラ12aへ到達する。このため
に、極めて薄い記録シートSであっても座屈することな
く、給送することができる。
【0035】尚、図1(c) はシート給送動作が終了して
図示しないカムによって圧板7が下降してシートSがピ
ックアップローラ9から離間した状態を示すものであ
る。
【0036】シートガイド部材16は前述のように薄手の
シートを給送する場合に効果的であるが、厚手のシート
を給送する場合にも効果がある。
【0037】即ち、厚手のシートを搬送する場合はシー
トの腰が強いためにシート搬送パスの屈曲点が多いほど
シートの搬送を妨げる方向に働く抵抗が増加してジャム
(紙詰まり)や搬送不良の原因となる。
【0038】しかし、前述のようなシートガイド部材16
を取り付けると、図2に示すように、薄手のシートSの
搬送仮想ラインは図中の破線で示したラインとなるが、
厚手のシートSでは腰が強いために図中矢印K方向に力
が加わる。このとき、シートガイド部材16はピックアッ
プローラ9の回転中心から圧板7へ向けた垂線、即ちピ
ックアップローラ9との接触点よりもシート給送方向下
流側に揺動支点Jを有し、この揺動支点Jを中心に揺動
可能になっている。従って、シートガイド部材16は前記
厚手シートSによる矢印K方向への力によって揺動支点
Jを中心に反時計回り方向へ揺動する。これにより、シ
ートパスは図2中の太線で示したようなラインとなり、
シートパスの屈曲点が減ってシート搬送を妨げる方向に
作用する分離抵抗が減少し、ジャム等を生ずることなく
スムーズに給送されるようになる。
【0039】このように、通常の厚さのシートを分離給
送する場合にはシートガイド部材16を取り付けることな
く、また薄手のシートや厚手のシートを分離給送する場
合にはシートガイド部材16を取り付けることにより、全
てのシートを確実に分離給送することができるものであ
る。
【0040】〔第2実施形態〕次に第2実施形態とし
て、シートガイド部材16に設けた分離パッド16cにピッ
クアップローラ9をクリーニングするクリーニング手段
としての機能をもたせた例を図8を参照して説明する。
尚、この実施形態では分離パッド16cの材質以外の構成
は前述した第1実施形態と同一であるために説明を省略
し、また第1実施形態と同様の機能を有する部材は同一
符号を付して重複する説明を省略する。
【0041】ピックアップローラ9は紙等のシートに直
接接触するために、使用するに従ってシートの表面に付
着した紙粉や異物等がローラ9の表面に付着する。そし
て、紙粉等が付着したローラ9はシートSとの摩擦係数
が低下してしまう。そこで、本実施形態では前記ピック
アップローラ9が接触可能な分離パッド16cの材質とし
て、少なくともピックアップローラ9よりも硬度が硬
く、表面粗さの粗い部材を用いるようにしている。例え
ば、シート状の基材に粒状の研磨剤を付着固定した「紙
やすり」状のものや、ナイロンやポリエステルの不織布
に研磨剤を付着固定したもの、ポリエステルシートに基
材に粒状の研磨剤を付着固定したもの、或いは多孔質部
材(例えば、ポリオレフィンの100 μm 程度の粒子を焼
結した多孔質プラスチック等)等によって構成してい
る。
【0042】分離パッド16cを前記のような材質によっ
て構成すると、シートSを給送し終わった後等に、ピッ
クアップローラ9をシートガイド部材16上の分離パッド
16cに圧接させ、この状態でピックアップローラ9を回
転させると、ローラ9の表面は分離パッド16cによって
研磨されるようになり、ローラ表面に付着した紙粉等が
除去される。このため、ピックアップローラ9とシート
Sとの摩擦係数が低下することなく、常に安定したシー
ト給送が可能となるものである。
【0043】尚、クリーニング手段は乾いた状態でクリ
ーニングする乾式クリーニングよりもクリーニング液で
クリーニングを行う湿式クリーニングの方がクリーニン
グ効果が高い。このため、前記分離パッド16cにクリー
ニング液を含浸させてからシートガイド部材16を装着す
るようにするとよい。この場合は、分離パッド16cとし
て親水性のある不織布やポリオレフィンの粒子を焼結し
たプラスチック等を用いるとよい。また、クリーニング
液としてはエタノール、水等がローラ9の汚れ除去効果
が高く、且つ摩擦力の回復性がよい。
【0044】尚、前記分離パッド16cはシートガイド部
材16に固着するようにしてもよいが、シートガイド部材
16をピックアップローラ9にクリーニング用に使用する
ために、分離パッド16cをシートガイド部材16に対して
着脱可能となるように構成してもよい。
【0045】〔第3実施形態〕次に第3実施形態とし
て、シートガイド部材16のガイド部16aの全面にピック
アップローラ9をクリーニングするクリーニング手段と
しての機能をもたせた例を図9を参照して説明する。
尚、この実施形態では前記構成以外は前述した第1実施
形態と同一であるために説明を省略し、また第1実施形
態と同様の機能を有する部材は同一符号を付して重複す
る説明を省略する。
【0046】このシートガイド部材16のガイド部16aの
ピックアップローラ9に対する面は表面に細かい凹凸が
一体に形成してある。このような細かい凹凸形状面を一
般にシボ面というが、これは例えばプラスチック射出成
形用の金型の表面に向けて細かい粒子の砂やガラスを高
速でぶつける、所謂ブラスト加工や化学的に腐食させる
ことによって加工できる。このような金型を用いてプラ
スチックを射出成形してガイド部16aを形成すると、そ
の凹凸形状が転写形成される。このようなガイド部16a
にピックアップローラ9を圧接して回転させることによ
り、前記凹凸によってピックアップローラ9に付着した
紙粉等を除去することができる。
【0047】前記のように構成すると、クリーニング手
段の形成をシートガイド部材16の形成と一体的になし得
るために、簡単に且つ低コストで製作することが可能と
なる。
【0048】尚、シートガイド部材16を前述した第2実
施形態で述べたような多孔質部材によって一体成形して
も同様の効果を得るとができ、またクリーニング液を含
浸させるように構成してもよい。
【0049】また、この実施形態では分離パッド16cに
該当するものを設けていないが、ガイド部16aの表面摩
擦係数を前述した分離パッド16cと同様の値となるよう
に構成すればよい。
【0050】〔他の実施形態〕前述した実施形態では、
画像形成装置の記録手段としてインクジェット記録方式
を例示したが、この記録手段は電子写真記録方式、熱転
写記録方式等、他の記録方式を用いてもよいことは当然
である。
【0051】また、前述した実施形態ではシート給送装
置として画像形成装置における記録シートを給送する場
合について説明したが、このシート給送装置は画像形成
装置に用いる場合のみなならず、例えばセットした複数
枚の原稿を一枚ずつ分離して給送する原稿読取装置等に
も好適に用いることができる。
【0052】また、前述した実施形態では給送回転体と
してピックアップローラ9を例示したが、これは必ずし
もローラ状のものに限定する必要はなく、回転ベルト等
で構成することも可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明は前述したように、シートガイド
部材を装着することで、装着しないときとはシートが突
当部材と当接する位置を変えることが可能となり、且つ
前記シートガイド部材は揺動可能であるため、給送され
るシートの分離抵抗を減少させることができる。このた
め、薄手シートや厚手シートを給送するときは、前記シ
ートガイド部材をシート給送装置に装着することによ
り、シートに座屈等を生じさせることなく、確実に分離
給送することができるものである。
【0054】また、前記シートガイド部材に給送回転体
をクリーニングするクリーニング手段を設けるようにす
れば、給送回転体によるシート給送性能を低下させるこ
とを効果的に防止することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】シートガイド部材を装着して薄手シートを給送
する場合の説明図である。
【図2】厚手シートを給送する場合の説明図である。
【図3】画像形成装置の斜視説明図である。
【図4】画像形成装置の構成模式図である。
【図5】突当部材によるシート分離作用の説明図であ
る。
【図6】シートガイド部材をシート給送口に装着する状
態説明図である。
【図7】シートガイド部材をシート給送口に装着した斜
視説明図である。
【図8】シートガイド部材にクリーニング手段を設けた
実施形態の説明図である。
【図9】シートガイド部材のガイド面全体にクリーニン
グ手段を形成した実施形態の説明図である。
【符号の説明】
1 …装置本体 2…上部カバー 3…給送口 4…サイドガイド 5…キートップ 6…表示部 7…圧板 8…圧板バネ 9…ピックアップローラ 10…分離パッド 11…突当部材 12a…搬送ローラ 12b…ピンチローラ 13…記録手段 13a…プラテン 13b…キャリッジ 13c…ガイド軸 13d…ガイドレール 13e…記録ヘッド 14a…排出ローラ 14b…拍車 15a…センサレバー 15b…センサ 16…シートガイド部材 16a…ガイド部 16b…係止部 16c…分離パッド 17…サイドガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 英明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 野田 厚 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 川▲崎▼ 典子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中村 仁志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 岩崎 武史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 木田 朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−42423(JP,A) 特開 昭63−315435(JP,A) 特開 平9−58876(JP,A) 実開 昭63−185159(JP,U) 実開 平1−80370(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/00 - 3/68

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート載置部材上に載置したシートを給
    送回転体によって給送し、給送されたシートが突き当た
    って弾性的に角度が変化する突当部材を乗り越えること
    によってシートを分離するシート給送装置に装着可能な
    シートガイド部材であって、 シートを載置可能なガイド部を有し、前記シートガイド
    部材を前記シート給送装置に装着すると、前記シートガ
    イド部材を前記シート給送装置に装着しないときとはシ
    ートが前記突当部材と当接する位置が変化するととも
    に、前記給送回転体から前記シート載置部材へ向けた垂
    線よりもシート給送方向下流側に配された揺動支点を中
    心に揺動可能であることを特徴とするシートガイド部
    材。
  2. 【請求項2】 シート幅方向にスライド可能なサイドガ
    イド及び搬送基準側の固定サイドガイドに係合する係止
    部を有することを特徴とする請求項1に記載のシートガ
    イド部材。
  3. 【請求項3】 前記給送回転体との当接部分に前記給送
    回転体の汚れを除去するクリーニング手段を有すること
    を特徴とする請求項2に記載のシートガイド部材。
  4. 【請求項4】 前記クリーニング手段は、多孔質部材で
    構成したことを特徴とする請求項3に記載のシートガイ
    ド部材。
  5. 【請求項5】 前記多孔質部材は、親水性を有する部材
    であることを特徴とする請求項4に記載のシートガイド
    部材。
  6. 【請求項6】 前記クリーニング手段は、ポリオレフィ
    ン樹脂の焼結成型部材で構成したことを特徴とする請求
    項3に記載のシートガイド部材。
  7. 【請求項7】 シート載置部材上に載置したシートを給
    送回転体によって給送し、給送されたシートが突き当た
    って弾性的に角度が変化する突当部材を乗り越えること
    によってシートを分離するシート給送装置において、 シートを載置可能なガイド部を有し、前記シート給送装
    置に装着すると、前記シート給送装置に装着しないとき
    とはシートが前記突当部材と当接する位置が変化すると
    ともに、前記給送回転体から前記シート載置部材へ向け
    た垂線よりもシート給送方向下流側に配された揺動支点
    を中心に揺動可能であるシートガイド部材を装着可能で
    あることを特徴とするシート給送装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のシート給送装置を備
    え、前記シート給送装置より給送されたシートに画像を
    形成することを特徴とする画像形成装置。
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