JP3359727B2 - ジャンプ・シート - Google Patents

ジャンプ・シート

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JP3359727B2
JP3359727B2 JP04045394A JP4045394A JP3359727B2 JP 3359727 B2 JP3359727 B2 JP 3359727B2 JP 04045394 A JP04045394 A JP 04045394A JP 4045394 A JP4045394 A JP 4045394A JP 3359727 B2 JP3359727 B2 JP 3359727B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に関係ある分野】この発明は、自動車に使用され
るジャンプ・シートに関する。
【0002】
【背景技術】この種のジャンプ・シートでは、ジャンプ
・シート・クッションが跳上げ機構でジャンプ・シート
・バックの前面に持ち上げられるので、シート・ベルト
がそのシート・クッションから外れて下に落ちてしま
い、それでそのシート・ベルトの取り扱いが厄介であっ
た。
【0003】
【発明の課題】この発明の課題は、シート・クッション
の跳上げにかかわらずシート・ベルトを確実に格納可能
にして簡単に装着可能にするところのジャンプ・シート
の提供にある。
【0004】
【課題に相応する手段およびそれの作用】この発明は、
シート・クッション・リアから後方に伸びてヒンジ点を
ジャンプ・シート・バックの下方にする一対のヒンジ・
ブラケットで車体に連結され、そして、跳上げ機構でそ
のジャンプ・シート・バックに跳上げられるジャンプ・
シート・クッションと、その一対のヒンジ・ブラケット
を対応的に覆う一対のヒンジ・カバーと、その一対のヒ
ンジ・カバーの一方においてそのジャンプ・シート・ク
ッションおよびヒンジ点の間に配置され、そして、シー
ト・ベルトのバックルを保持可能にするバックル・ホル
ダと、その一対のヒンジ・カバーの他方においてそのジ
ャンプ・シート・クッションおよびヒンジ点の間に配置
され、そして、そのシート・ベルトのタング・プレート
を保持可能にするタング・プレート・ホルダとを含み、
そして、そのジャンプ・シート・クッションから後方に
離れてそのジャンプ・シート・クッションおよびジャン
プ・シート・バックの間にシート・ベルト保持位置を設
定し、そして、そのジャンプ・シート・クッションの跳
上げに支障を来さずにそのシート・ベルトを保持できて
ベルト格納およびベルト装置の操作性を向上する。
【0005】
【具体例の説明】以下、特定されて図示された具体例に
基づいて、この発明のジャンプ・シートを説明するに、
図1ないし図3は、自動車のステップド・リア・フロア
に配置されるところのこの発明のジャンプ・シートの具
体例10を示し、そして、このジャンプ・シート10で
は、ジャンプ・シート・クッション11、11が、それ
らのシート・クッション・リアから後方に伸びてヒンジ
点をジャンプ・シート・バック12の下方にする一対の
ヒンジ・ブラケット13、13、および13、13でそ
のステップド・リア・フロアに連結され、そして、跳上
げ機構(図示せず)でそのジャンプ・シート・バック1
2の前面に跳上げ可能にされ、また、一対のヒンジ・カ
バー14、14および14、14が、その一対のヒンジ
・ブラケット13、13および13、13を対応的に覆
い、さらに、バックル・ホルダ15、15が、その一対
のヒンジ・カバー14、14および14、14の一方に
おいてそのジャンプ・シート・クッション11、11お
よびヒンジ点の間に配置され、そして、シート・ベルト
22、22のバックル23、23を保持可能にし、また
さらに、タング・プレート・ホルダ16、16が、その
一対のヒンジ・カバー14、14および14、14の他
方においてそのジャンプ・シート・クッション11、1
1およびヒンジ点の間に配置され、そして、そのシート
・ベルト22、22のタング・プレート24、24を保
持可能にする。
【0006】その一対のヒンジ・ブラケット13,13
および13,13は、そのステップド・リア・フロアに
固定される一対のアンカ・ブラケット21,21および
21,21にピンで結合されてそのジャンプ・シート・
クッション11,11をそのステップド・リア・フロア
に揺動可能に連結する。
【0007】そして、そのバックル・ホルダ15,15
は、抜止め突起18,18を備える溝17に、そのタン
グ・プレート・ホルダ16,16は抜止め突起20,2
0を備えるソケット19,19にそれぞれ形成される。
【0008】また、このジャンプ・シート10におい
て、25はシート・ベルト・アンカである。
【0009】そのような構造で製造されるそのジャンプ
・シート10では、そのシート・ベルト22,22がそ
のバックル23,23をその抜止め突起付き溝17,1
7にはめ込むことによって、また、そのタング・プレー
ト24,24をその抜止め突起付きソケット19,19
に差し込むことによってその一対のヒンジ・カバー1
4,14および14,14に確実に格納され、そのジャ
ンプ・シート・クッション11,11がその跳上げ機構
でそのジャンプ・シート・バック12の前面に持ち上げ
られる際にもそのシート・ベルト22,22がそのジャ
ンプ・シート・クッション11,11から外れて下に落
ちるのが未然に防止される。
【0010】また、そのシート・ベルト22,22は、
そのバックル23,23およびタング・プレート24,
24をその対応する抜止め突起付き溝17,17および
抜止め突起付きソケット19,19から抜き取ることに
よって簡単に装着可能になる。
【0011】図4および図5は、自動車のステップド・
リア・フロアに配置されるところのこの発明のジャンプ
・シートの別の具体例30を部分的に示している。この
ジャンプ・シート30は、その前述されたジャンプ・シ
ート10においてそのバックル・ホルダ15,15およ
びタング・プレート・ホルダ16,16が変形されて使
用されたところである。具体的には、そのジャンプ・シ
ート30は、そのバックル・ホルダ31,31が変形さ
れて使用され、また、そのタング・プレート・ホルダ1
6,16が使用されたところである。
【0012】そして、そのバックル・ホルダ31,31
は、抜止め突起33,33を備えるソケット32,32
に形成される。そのように、このジャンプ・シート30
では、そのバックル・ホルダ31,31およびタング・
プレート・ホルダ16,16がそのバックル23,23
およびタング・プレート24,24に相応する抜止め突
起付きソケット32,32および19,19に形成され
る。
【0013】図6は、自動車のステップド・リア・フロ
アに配置されるところのこの発明のジャンプ・シートの
さらに別の具体例40を部分的に示している。このジャ
ンプ・シート40は、その前述されたジャンプ・シート
10においてそのバックル・ホルダ15,15およびタ
ング・プレート・ホルダ16,16が変形されて使用さ
れたところである。
【0014】このジャンプ・シート40では、バックル
・ホルダおよびタング・プレート・ホルダがそのヒンジ
・カバー14,14および14,14に配置される頭付
きピン41と、そのバックル23,23に配置されるキ
ー・ホール付き掛け止めプレート43あるいはそのタン
グ・プレート24,24に配置されるフック付き掛け止
めワイヤ47との組み合わせに具体化されて活用され
る。そして、この場合には、そのピン41は頭42がそ
の掛け止めプレート43の板厚およびその掛け止めワイ
ヤ47の外径よりも僅かに高く位置決めされてそのヒン
ジ・カバー14,14および14,14に一体的に植え
込まれ、その掛け止めプレート43は、互いに連続され
た大径穴45および小径穴46から形成されるキー・ホ
ール44を備えてそのバックル23,23に溶接され、
そして、その掛け止めワイヤ47は、U字形に曲げ加工
されたフック48を備えてそのタング・プレート24,
24に溶接されてそれぞれ活用されたところである。
【0015】図7は、自動車のステップド・リア・フロ
アに配置されるところのこの発明のジャンプ・シートの
なおさらに別の具体例50を部分的に示している。この
ジャンプ・シート50は、その前述されたジャンプ・シ
ート10においてそのバックル・ホルダ15,15およ
びタング・プレート・ホルダ16,16が変形されて使
用されたところである。
【0016】このジャンプ・シート50では、バックル
・ホルダ51,51は、シート・ベルトに使用されるタ
ング・プレートが活用され、そして、そのタング・プレ
ート51,51がその一対のヒンジ・カバー14,14
および14,14の一方に一体的に植え込まれ、また、
一方のタング・プレート・ホルダ52,52は、シート
・ベルトに使用されるバックルが活用され、そして、そ
のバックル52,52がその一対のヒンジ・カバー1
4,14および14,14の他方に一体的に埋め込まれ
たところである。勿論、そのタング・プレート・ホルダ
52,52は、図8に示されるように、スナップ・アク
ション可能なフック61を備えるソケット60に置き換
え可能である。
【0017】先に図面を参照して説明されたところのこ
の発明の特定された具体例から明らかであるように、こ
の発明の属する技術の分野における通常の知識を有する
者にとって、この発明の内容は、その発明の性質(na
ture)および本質(substance)に由来
し、そして、それらを内在させると客観的に認められる
その他の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の
内容は、その発明の課題に相応してその発明の成立に必
須である。
【0018】
【発明の便益】上述から理解されるように、この発明の
ジャンプ・シートは、シート・クッション・リアから後
方に伸びてヒンジ点をジャンプ・シート・バックの下方
にする一対のヒンジ・ブラケットで車体に連結され、そ
して、跳上げ機構でそのジャンプ・シート・バックに跳
上げられるジャンプ・シート・クッションと、その一対
のヒンジ・ブラケットを対応的に覆う一対のヒンジ・カ
バーと、その一対のヒンジ・カバーの一方においてその
ジャンプ・シート・クッションおよびヒンジ点の間に配
置され、そして、シート・ベルトのバックルを保持可能
にするバックル・ホルダと、その一対のヒンジ・カバー
の他方においてそのジャンプ・シート・クッションおよ
びヒンジ点の間に配置され、そして、そのシート・ベル
トのタング・プレートを保持可能にするタング・プレー
ト・ホルダとを含むので、この発明のジャンプ・シート
では、シート・ベルト保持位置がそのジャンプ・シート
・クッションおよびヒンジ点の間に設定され、そのシー
ト・ベルトがそのジャンプ・シート・クッションの後方
に離れてそのジャンプ・シート・クッションおよびジャ
ンプ・シート・バックの間でそのヒンジ・ブラケットに
保持されて確実に格納され、また、そのジャンプ・シー
ト・クッションが跳上げられる際、そのシート・ベルト
がそのジャンプ・シート・クッションから外れて下に落
ちることが未然に防止されてそのシート・ベルトが簡単
に装着可能になり、そのようにしてそのシート・ベルト
が、そのジャンプ・シート・クッションの跳上げに支障
を来さずにそのヒンジ・カバーに保持され、ベルト格納
およびベルト装着の操作性が向上されてそのシート・ベ
ルトの取り扱いが簡単で容易になり、さらに、そのジャ
ンプ・シート・クッションが、そのシート・ベルトに何
等影響されずにクッション性を損なわず、そして、生産
性も損なわず、その結果、自動車にとって非常に有用で
実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車のステップド・リア・フロアに配置され
るところのこの発明のジャンプ・シートの具体例を示し
た概略斜視図である。
【図2】図1に示されたそのジャンプ・シートの部分拡
大図である。
【図3】図2の3−3線に沿って示した部分断面図であ
る。
【図4】自動車のステップド・リア・フロアに配置され
るところのこの発明のジャンプ・シートの別の具体例を
示した部分拡大斜視図である。
【図5】図4の5−5線に沿って示した部分断面図であ
る。
【図6】自動車のステップド・リア・フロアに配置され
るところのこの発明のジャンプ・シートのさらに別の具
体例を示した概略斜視図である。
【図7】自動車のステップド・リア・フロアに配置され
るところのこの発明のジャンプ・シートのなおさらに別
の具体例を示した概略斜視図である。
【図8】図7に示されたタング・プレート・ホルダに置
き換え可能に変形されたところのソケットを示した断面
図である。
【符号の説明】
11 ジャンプ・シート・クッション 12 ジャンプ・シート・バック 13 ヒンジ・ブラケット 14 ヒンジ・カバー 15 バックル・ホルダ 16 タング・プレート・ホルダ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/30 A47C 7/56 B60R 22/26

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート・クッション・リアから後方に伸
    びてヒンジ点をジャンプ・シート・バックの下方にする
    一対のヒンジ・ブラケットで車体に連結され、そして、
    跳上げ機構でそのジャンプ・シート・バックに跳上げら
    れるジャンプ・シート・クッションと、その一対のヒン
    ジ・ブラケットを対応的に覆う一対のヒンジ・カバー
    と、その一対のヒンジ・カバーの一方においてそのジャ
    ンプ・シート・クッションおよびヒンジ点の間に配置さ
    れ、そして、シート・ベルトのバックルを保持可能にす
    るバックル・ホルダと、その一対のヒンジ・カバーの他
    方においてそのジャンプ・シート・クッションおよびヒ
    ンジ点の間に配置され、そして、そのシート・ベルトの
    タング・プレートを保持可能にするタング・プレート・
    ホルダとを含むジャンプ・シート。
  2. 【請求項2】 そのバックル・ホルダが抜止め突起付き
    溝に形成され、また、そのタング・プレート・ホルダが
    抜止め突起付きソケットに形成される請求項1に記載の
    ジャンプ・シート。
  3. 【請求項3】 そのバックル・ホルダおよびタング・プ
    レート・ホルダがそのバックルおよびタング・プレート
    に相応する抜止め突起付きソケットに形成される請求項
    1に記載のジャンプ・シート。
  4. 【請求項4】 そのバックル・ホルダおよびタング・プ
    レート・ホルダがそのヒンジ・カバーに配置される頭付
    きピンと、そのバックルに配置されるキー・ホール付き
    掛け止めプレートあるいはそのタング・プレートに配置
    されるフック付き掛け止めワイヤとの組み合わせである
    請求項1に記載のジャンプ・シート。
  5. 【請求項5】 そのバックル・ホルダがその一対のヒン
    ジ・カバーの一方に配置されるタング・プレートであ
    り、また、そのタング・プレートがその一対のヒンジ・
    カバーの他方に配置されるバックルである請求項1に記
    載のジャンプ・シート。
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