JP3358379B2 - Cmos圧電発振回路 - Google Patents

Cmos圧電発振回路

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JP3358379B2
JP3358379B2 JP09369695A JP9369695A JP3358379B2 JP 3358379 B2 JP3358379 B2 JP 3358379B2 JP 09369695 A JP09369695 A JP 09369695A JP 9369695 A JP9369695 A JP 9369695A JP 3358379 B2 JP3358379 B2 JP 3358379B2
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雅嗣 平野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三次オーバートーン周
波数で発振するCMOSデバイスを用いた圧電発振回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オーバートーン周波数で発振する
圧電発振回路には、例えば図5に示すようなCMOSイ
ンバータを用いた構成のものがある。この発振回路は、
MOS−FET42,43を2個直列接続した構成のC
MOSインバータの入出力間に、抵抗Rf と水晶振動子
とが並列に接続され、また、この水晶振動子の両端と基
準電位との間には、それぞれコンデンサが接続されてい
る。さらに、インバータの入力端子と電源または接地間
には、FET41が接続され、このFET41に印加す
る電圧によって発振出力を‘ON’/‘OFF’するス
タンバイ機能を有するものとなっている。
【0003】この回路構成を有する圧電発振回路におい
て、まず、発振を停止させる場合は、FET41のゲー
トに+5V(H)の電圧を印加する。これにより、イン
バータの入力端子は接地され、発振は停止する。一方、
発振動作をさせる場合には、FET41のゲートに0V
(L)の電圧を印加するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の圧電発振回路では、発振を停止させるためにFET
41を‘ON’とした場合、発振段の入力側a(図5に
示す)点が0V、出力側b(図5に示す)点がHレベル
(電源電圧)となるために、抵抗Rf に電圧がかかり、
無駄に電流を消費していた。特に、オーバートーン周波
数で発振させる場合、抵抗Rf は、基本波を発振させる
場合では1MΩであるのに対し、数kΩの値としなけれ
ばならず、発振停止時にはこの抵抗Rf の両端には数m
A(3mA〜5mA)のスタンバイ電流が流れる。従来
技術では、このように無駄に電流を消費してしまうた
め、例えば、バッテリーや乾電池等を使用した機器で
は、動作時間が短縮され、電源の効率的な使用ができな
いという問題があった。
【0005】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、オーバートーン周波数で発振しても
スタンバイ電流を低く抑えることができ、電源の効率的
な使用を可能とするCMOS圧電発振回路を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、本発明のCMOS圧電発振回路は、オーバート
ーン周波数で発振するCOMS圧電発振回路であって、
nMOSとpMOSをコンプリメンタリ接続してなるC
MOS回路によるNANDゲートと、このNANDゲー
トの入出力間に並列に接続された低抵抗値の抵抗および
水晶振動子と、その水晶振動子の両端と基準電位との間
にそれぞれ接続された発振用コンデンサと、その水晶振
動子の発振の動作あるいは停止を選択するためのスイッ
チを有するスタンバイ回路とからなり、上記NANDゲ
ートの1つの入力には上記スタンバイ回路からの動作信
号あるいは停止信号が入力され、かつ、もう一方の入力
には上記NANDゲートの出力が上記水晶振動子を介し
て入力されるとともに、そのNANDゲートは、上記停
止信号が入力された場合には、その停止信号と同レベル
の電位であるGNDレベルと遮断がなされるよう上記n
MOSあるいはpMOSの一部をオフとする構成とした
ことによって特徴付けられる。
【0007】また、上記NANDゲートに代えてNOR
ゲートとしてもよい。なお、本願発明でいう低抵抗値と
は、数kΩ〜十数kΩの範囲をいう。
【0008】
【作用】オーバートーン周波数で発振する本発明にかか
るCOMS圧電発振回路のNANDゲート(もしくはN
ORゲート)の1つの入力にはスタンバイ回路からの
動作信号あるいは停止信号が入力され、もう一方の入力
にはNANDゲート(もしくはNORゲート)の出力
が水晶振動子を介して入力される。
【0009】このように、発振の動作あるいは発振の停
止を指示する信号入力と、発振回路を構成するための入
力とは独立しており、互いの入力間において影響を及ぼ
さない。
【0010】ここで、スタンバイ回路からの動作信号あ
るいは停止信号が入力された場合、NANDゲートによ
る、入出力レベルの関係は表1に示すようになる。
【0011】
【表1】
【0012】また、NANDゲートに代えて、NORゲ
ートによる入出力レベルの関係は表2に示すようにな
る。
【0013】
【表2】
【0014】また、このNANDゲート(もしくはNO
Rゲート)は、nMOSとpMOSをコンプリメンタリ
接続されたCMOSデバイスによって構成されているの
で、能動負荷となるトランジスタに電流は流れず、直流
電流の消費は低減される。
【0015】さらに、発振の停止時には、停止信号と同
レベルの電位との遮断がなされるようnMOSあるいは
pMOSをオフとすることにより、NANDゲートの出
力はその電位から遮断されるので電流は流れない。
【0016】
【実施例】図1は本発明実施例のCMOS圧電発振回路
であり、発振段をNAND回路で構成したものである。
【0017】このCMOS回路圧電発振回路は、NAN
Dゲートで構成された発振段1と、この発振段1の入出
力間に並列に接続された低抵抗値の抵抗Rf および水晶
振動子LQ と、その水晶振動子LQ の両端と基準電位と
の間にそれぞれ接続された発振用コンデンサC1 ,C2
と、その水晶振動子LQ の発振の動作あるいは停止を選
択するためのスイッチング回路2とからなる。
【0018】まず、スタンバイ回路は、後述するTr1
およびTr4 のゲートと電源または接地間にスイッチン
グ回路2を接続し、ゲートに印加する電圧によって発振
出力を‘ON’/‘OFF’させるスタンバイ機能を有
する。ここで、正電位(+V)の電圧を印加すると、発
振動作が行われ、また、アース電位に接続されると発振
動作の停止が行われるようになっている。
【0019】また、発振段1を構成するNAND回路
は、nMOSとpMOSをコンプリメンタリ接続したC
MOS回路によって構成されている。すなわち、Tr1
のゲートとTr4 のゲート、また、Tr2 のゲートとT
3 のゲートがそれぞれ接続され、pMOSのTr3
よびTr4 は並列に、また nMOSのTr1 およびT
2 は直列に接続されている。ここで、発振回路を構成
しているトランジスタはTr3 およびTr2 である。こ
れらの構成により、能動負荷となるトランジスタに電流
は流れないので、直流電流の消費を極端に低減した回路
となっている。
【0020】なお、抵抗Rf は抵抗値が数kΩ〜十数k
Ωといった低いものが用いられており、これによりオー
バートーン周波数の発振を可能としている。以上の構成
の本実施例のCMOS圧電発振回路の動作を以下に説明
する。
【0021】発振動作を停止とする場合、まず、スイッ
チング回路2によって、アース電位に接続すると、図2
に示すように、Tr1 は‘OFF’、Tr4 は‘ON’
となる。これにより出力V0 側はGNDレベルと遮断さ
れ、抵抗Rf 両端には電圧がかからず、従って、電流は
流れない。
【0022】一方、発振動作をする場合は、スイッチン
グ回路2によって、正電位(+V)に接続すると、図3
に示すように、Tr4 は‘OFF’、Tr1 は‘ON’
となる。この状態で、通常の発振動作が行われる。
【0023】次に、本発明の他の実施例として、発振段
をNOR回路で構成した場合のCMOS圧電発振回路を
図4(a)に示す。この回路において、発振動作を停止
とする場合、まず、スイッチング回路によって片方の入
力端子を正電位(+V)に接続する。この状態で図4
(b)に示すように、Tr2 は‘ON’、Tr3 は‘O
FF’となる。これにより出力V0 側はVddレベルと遮
断され、抵抗Rf 両端には電圧がかからず、従って、電
流は流れない。
【0024】一方、発振動作をする場合は、スイッチン
グ回路によって、片方の入力端子をアース電位に接続す
ると、図4(c)に示すように、Tr2 は‘OFF’、
Tr 3 は‘ON’となる。この状態で、通常の発振動作
が行われる。
【0025】以上述べた本実施例の三次オーバートーン
発振器を用いた場合、スタンバイ電流は数μA以下とす
ることができ、従来3mA〜5mAであったのに対し、
かなりの減少を実現することできた。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のCMOS
圧電発振回路は、オーバートーン周波数で発振するCO
MS圧電発振回路であって、CMOS回路によるNAN
Dゲートと、このNANDゲートの入出力間に並列に接
続された低抵抗値の抵抗および水晶振動子と、その水晶
振動子の両端と基準電位との間にそれぞれ接続された発
振用コンデンサと、その水晶振動子の発振の動作あるい
は停止を選択するためのスイッチを有するスタンバイ回
路とからなり、NANDゲートの1つの入力にはスタン
バイ回路からの動作信号あるいは停止信号が入力され、
もう一方の入力にはNANDゲートの出力が水晶振動子
を介して入力されるとともに、そのNANDゲートは、
停止信号が入力された場合には、その停止信号と同レベ
ルの電位であるGNDレベルと遮断がなされるようnM
OSあるいはpMOSの一部をオフとする構成としたの
で、オーバートーン周波数で発振してもスタンバイ電流
は殆ど流れず、例えば従来3mA〜5mAであったのに
対し、数μA以下という低いオーダーとすることがで
き、効率的な使用を可能とすることができる。また特
に、小型の機器における電源を確保できる効果も大き
い。
【0027】なお、上記のNANDゲートに代えてNO
Rゲートとした場合も、上記したNANDゲートの場合
と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の回路図
【図2】本発明実施例の発振動作停止時の状態を示す図
【図3】本発明実施例の発振動作時の状態を示す図
【図4】本発明の他の実施例を説明するための回路図
【図5】従来例の回路図
【符号の説明】
1・・・・発振段 2・・・・スイッチング回路 Rf ・・・・抵抗 LQ ・・・・水晶振動子 C1 ,C2 ・・・・コンデンサ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03B 5/32 H03K 19/0948

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーバートーン周波数で発振するCOMS
    圧電発振回路であって、nMOSとpMOSをコンプリ
    メンタリ接続してなるCMOS回路によるNANDゲー
    トと、このNANDゲートの入出力間に並列に接続され
    た低抵抗値の抵抗および水晶振動子と、その水晶振動子
    の両端と基準電位との間にそれぞれ接続された発振用コ
    ンデンサと、その水晶振動子の発振の動作あるいは停止
    を選択するためのスイッチを有するスタンバイ回路とか
    らなり、上記NANDゲートの1つの入力には上記スタ
    ンバイ回路からの動作信号あるいは停止信号が入力さ
    れ、かつ、もう一方の入力には上記NANDゲートの出
    力が上記水晶振動子を介して入力されるとともに、その
    NANDゲートは、上記停止信号が入力された場合に
    は、その停止信号と同レベルの電位であるGNDレベル
    遮断がなされるよう上記nMOSあるいはpMOS
    一部をオフとする構成としたことを特徴とするCMOS
    圧電発振回路。
  2. 【請求項2】 上記NANDゲートに代えてNORゲー
    トとすることを特徴とするCMOS圧電発振回路。
JP09369695A 1995-04-19 1995-04-19 Cmos圧電発振回路 Ceased JP3358379B2 (ja)

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