JP3356683B2 - プローブ装置 - Google Patents

プローブ装置

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JP3356683B2 JP10858198A JP10858198A JP3356683B2 JP 3356683 B2 JP3356683 B2 JP 3356683B2 JP 10858198 A JP10858198 A JP 10858198A JP 10858198 A JP10858198 A JP 10858198A JP 3356683 B2 JP3356683 B2 JP 3356683B2
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    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
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    • G01R31/2886Features relating to contacting the IC under test, e.g. probe heads; chucks
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  • Measuring Leads Or Probes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プローブ装置に関
し、更に詳しくはプローブカードの複数のプローブ端子
と被検査体とを常に均一な接触圧で接触させ、検査の信
頼性を高めたプローブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のプローブ装置は、通常、
図6、図7に示すように、ウエハWを搬送すると共にウ
エハWをプリアライメントするローダ室1と、このロー
ダ室1からウエハWを受け取ってその電気的特性検査を
行うプローバ室2とを備えて構成されている。図7に示
すようにローダ室1にはピンセット3及びサブチャック
4が配設され、ピンセット3でウエハWを搬送する間に
サブチャック4においてオリエンテーションフラットを
基準にしてウエハWをプリアライメントするようにして
ある。また、プローバ室2にはメインチャック5及び上
下カメラを有するアライメント機構6が配設され、ウエ
ハWを載置したメインチャック5がX、Y、Z及びθ方
向で移動しながらアライメント機構6によりウエハWと
プローブカード7のプローブ端子7Aとのアライメント
を行うようにしてある。そして、アライメント後のメイ
ンチャック5上のウエハWとプローブ端子7Aとを電気
的に接触させ、テストヘッドTを介してウエハWの検査
を行うようにしてある。しかも、メインチャック5には
温度調整機構が内蔵され、この温度調整機構を用いてウ
エハWの温度を例えば−50℃から+160℃の広い範
囲で温度設定し、ウエハWの常温検査は勿論のこと、低
温検査及び高温検査を行えるようにしてある。
【0003】従って、ウエハWの電気的特性検査を行う
時には、温度調整機構により検査温度に設定したメイン
チャック5にウエハWを載置し、アライメント機構6を
用いてウエハWとプローブ端子7Aとをアライメントし
た後、メインチャック5をX、Y及びZ方向で移動させ
てウエハWの電極パッドとプローブ端子7Aとを電気的
に接触させ、テストヘッドTを介してウエハWの電気的
特性検査を行うようにしてある。尚、プローブカード7
はプローバ室2の天面を形成するヘッドプレート8に対
して着脱可能に取り付けられている。
【0004】ところで、上記メインチャック5は、図6
に示すように、個別にX方向、Y方向に往復移動する
X、Yステージ9(説明の便宜上、Xステージ、Yステ
ージを一体のものとして図示してある)に固定され、
X、Yステージ9を介して上述のようにX方向、Y方向
に往復移動するようになっている。また、メインチャッ
ク5をZ方向に移動させる昇降機構10は、例えば図8
に模式的に示すように、X、Yステージ9に固定され、
X、Yステージ9においてメインチャック5をZ方向に
移動させるようにしてある。この昇降機構10は、例え
ば筒状の容器10A内に設けられたモータ10Bと、こ
のモータ10Bで回転するボールネジ10Cと、このボ
ールネジと螺合したナット部材(図示せず)とを有し、
ボールネジ10Cの回転によりナット部材を介してメイ
ンチャック5を同図の矢印Z方向に昇降させてウエハW
とプローブ端子7Aを接離させるようにしている。検査
時のメインチャック5の昇降距離は従来公知のように例
えばアライメント機構6の上下のカメラ6A、6B及び
ターゲット6Cを利用して測定し、この測定データに基
づいて昇降機構10を駆動させるようにしてある。つま
り、上下カメラ6A、6Bを用いてプローブ端子7A、
ターゲット6C及びウエハWをそれぞれ撮像し、それぞ
れの撮像位置におけるメインチャック5の位置座標デー
タに基づいて上述の昇降距離を算出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウエハ
サイズが現在の6インチまたは8インチから12インチ
の時代になると、ウエハサイズが大きくなるばかりでな
く、集積回路が超微細化して電極パッド間のピッチも益
々狭くなるため、従来のプローブ装置では種々解決しな
くてはならない課題がある。例えば、ウエハWの周縁近
傍にあるチップを検査する時に、チップの同測数と共に
プローブ端子7Aの数が増加するなどして例えば数kg
という大きな偏荷重がメインチャック5に作用するた
め、図8の一点鎖線で誇張して示すようにメインチャッ
ク5が傾斜すると共にX、Yステージ9が撓み、複数の
プローブ端子7A間でウエハWとの接触圧(針圧)にバ
ラツキが生じ、検査の信頼性を低下させる虞がある。更
に、ウエハサイズが12インチにもなると、メインチャ
ックの中心から針圧の作用点までの距離が従来にも増し
て長くなるため、偏荷重によるメインチャック5の傾斜
が顕著になって複数のプローブ端子7A間の針圧のバラ
ツキが益々顕著になり、場合によってはウエハWと接触
しないプローブ端子7Aが生じる虞があり、検査の信頼
性が著しく低下するという課題があった。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、今後被検査体が大口径化しても検査時に載
置台が常に水平に保持して複数のプローブ端子と被検査
体とが常に均一な接触圧で接触して検査の信頼性を高め
ることができ、しかも載置台が水平方向で円滑に水平方
向及び上下方向に移動すると共に載置台の昇降制御を極
めて簡単に行うことができるプローブ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】尚、本出願人は先に特願平9−23888
9号において既に本発明と関連する発明を提案している
が、本発明は先の発明を更に改良したもので、載置台の
昇降制御をより簡単にしたプローブ装置を提案するもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のプローブ装置は、被検査体の電気的特性検査を行うプ
ローバ室上面に固定されたプローブカードと、このプロ
ーブカードの下方に配置された載置台と、この載置台を
昇降可能に支持し且つ水平方向の一方向に往復移動する
第1ステージと、第1ステージを往復移動可能に支持し
且つその移動方向と直交する水平方向に往復移動する第
2ステージと、第2ステージの下方に固定され且つ上記
プローブカードの検査中心の延長線と軸心が一致する昇
降機構と、この昇降機構と軸心を共有して連結され且つ
上記昇降機構を介して昇降して上記載置台を昇降させる
昇降体と、この昇降体と上記載置台との間に細隙を維持
する細隙維持手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0009】また、本発明の請求項2に記載のプローブ
装置は、請求項1に記載の発明において、上記細隙維持
手段は、上記昇降体に設けられた静圧スラスト気体軸受
と、この静圧スラスト気体軸受を介して浮上する上記載
置台を上記昇降体側へ吸引する磁石とを有することを特
徴とするものである。
【0010】また、本発明の請求項3に記載のプローブ
装置は、請求項1に記載の発明において、上記細隙維持
手段は、上記昇降体に設けられて上記載置台と接触し且
つ上記昇降体との間で細隙を形成する球体と、この球体
と接触する上記載置台を上記昇降体側へ吸引する吸引手
段とを有することを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の請求項4に記載のプローブ
装置は、請求項3に記載の発明において、上記吸引手段
は、上記昇降体に付設された真空吸着手段であることを
特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5に示す実施形態
に基づいて本発明を説明する。本実施形態のプローブ装
置10は、例えば図1、図2に示すように、プローバ室
11内のメインチャックの昇降機構に特徴がある。即
ち、本実施形態のプローバ室11内には例えば12イン
チのウエハWを載置するメインチャック12が配設さ
れ、このメインチャック12の上方にはプローブカード
13が固定されている。そして、メインチャック12
は、図1、図2に示すように、X、Yステージ14、1
5を介してX、Y方向に往復移動すると共にZステージ
16を介してZ方向に昇降し、メインチャック12上に
載置されたウエハWとプローブカード13のプローブ端
子13Aとが電気的に接触し、ウエハWの電気的特性検
査を行うようにしてある。そこで、X、Y、Zステージ
14、15、16の駆動機構について以下詳述する。
【0013】上記Xステージ14の中央には下方へ垂下
する円筒状ガイド14Aが形成され、この円筒状ガイド
14Aの内側にメインチャック12を支持するZステー
ジ16が配置されている。円筒状ガイド14Aの内周面
にはその軸方向に従って周方向等間隔に複数のLMガイ
ド17が配設され、これらのLMガイド17を介してZ
ステージ16をZ方向に昇降案内するようにしてある。
また、プローバ室11内にはZステージ16の下方に位
置する昇降機構18が固定され、この昇降機構18の駆
動軸(例えば、ボールネジ)18A上端に固定された昇
降体19を介してZステージ16が昇降するようになっ
ている。そして、ボールネジ18Aの軸心の上方向への
延長線(図2では一点鎖線で示してある)上に昇降体1
9の中心及びプローブカード13の検査中心が位置し、
これらの位置関係は検査中でも変わらないようにしてあ
る。尚、図1において、11Aはプローバ室11内の静
止面である。
【0014】また、本実施形態では、図2に示すように
検査中にZステージ16と昇降体19の間に隙間δを形
成し、この細隙δを維持してZステージ16が昇降体1
9に対してX、Y、Z方向に移動するようにしてある。
即ち、昇降体19には例えば図3に示すように表面の複
数箇所及び一側面でそれぞれ開口する内部通路(図示せ
ず)が形成され、この内部通路の側面の開口部には空気
配管20が接続されている。そして、検査を行っている
場合には、空気供給源(図示せず)から空気配管20を
介して昇降体19の内部通路へ空気を常時圧送し、表面
の開口19Aから噴出する空気圧で昇降体19上のZス
テージ16を浮上させるようにしてある。つまり、昇降
体19は平面形状が正方形の静圧スラスト空気軸受とし
ての働きをし、検査中にはZステージ16がエアスライ
ド方式で昇降体19上でX、Y方向に移動するようにし
てある。
【0015】ところが、Zステージ16が昇降体(即
ち、静圧スラスト空気軸受)19に対して拘束されてい
ないため、昇降機構18が停止してもZステージ16が
上昇時の慣性力で静圧スラスト空気軸受19からオーバ
ーシュートし、プローブ端子13Aを損傷する虞があ
る。そこで、Zステージ16のオーバーシュートを防止
するために、永久磁石によりでZステージ16を静圧ス
ラスト空気軸受19側へ吸引し、慣性力を相殺し、一定
の隙間δを維持するようにしてある。即ち、永久磁石2
1は静圧スラスト空気軸受19に形成された十字状の凹
部に装着され、また、この永久磁石21によって吸引す
る磁性体がZステージ16の下面にボトムプレート22
として取り付けられている。従って、静圧スラスト空気
軸受19、永久磁石21及びボトムプレート22は静圧
スラスト空気軸受19とボトムプレート22間の隙間δ
を常にほぼ一定に維持する隙間維持手段23として構成
されている。そして、静圧スラスト空気軸受19の浮上
力及び永久磁石21の吸引力はプローブ装置10の種類
に応じて適宜設定することができる。
【0016】静圧スラスト空気軸受19とZステージ1
6間の隙間δと負荷能力との関係を示したグラフが図4
である。図4において、負荷能力の+方向はZステージ
16に対して重力方向の負荷を表し、F0のマグネット
力と静圧スラスト空気軸受19によってZステージ16
が浮上する力との釣合によって隙間δの値をH0に維持
していることを表している。この状態を変動負荷が0と
している。このグラフによれば、Zステージ16に対し
て検査時のオーバドライブでδf1の負荷が掛かると隙
間δはH0からH1まで縮小し、逆に昇降機構18による
Zステージ16の昇降が停止した時にZステージ16に
δf2の慣性力があると隙間δはH0からH2まで拡大す
ることを示している。従って、単に静圧スラスト空気軸
受19のみの場合には、検査時に隙間δを略一定の値に
維持しなくてはならないものが、H2を超える範囲で変
動し、Zステージ16の昇降距離を正確に制御すること
ができない。そこで、本実施形態では上述したように予
め永久磁石21及びボトムプレート(磁性体)22を介
して+負荷を付与し、静圧スラスト空気軸受19とボト
ムプレート22間の隙間δが変動負荷の方向に拘らず略
一定の値(図4ではH1からH2の範囲)になるようにマ
グネット力を設定してある。この隙間δとしては例えば
10μm以内に設定することが好ましい。
【0017】また、Xステージ14はYステージ15上
でX方向に往復移動するようにしてある。即ち、図2に
示すようにYステージ15上面には例えばLMガイドか
らなる一対のガイドレール(以下、「Xガイドレール」
と称す。)24が配設され、これらのXガイドレール2
4とXステージ14下面のY方向両端部に取り付けられ
た係合部材24A(図2参照)が係合している。更に、
図1に示すようにYステージ15上面にはX方向のボー
ルネジ(以下、「Xボールネジ」と称す。)25が左側
のXガイドレール24の内側近傍に配設され、このXボ
ールネジ25はモータ25Aによって正逆回転するよう
にしてある。Xボールネジ25にはXステージ14下面
に取り付けられたナット部材(図示せず)が螺合し、X
ボールネジ25の正逆回転によりXステージ14がYス
テージ15上でX方向に往復移動するようになってい
る。
【0018】一方、Yステージ14はプローバ室11の
基台11B上に配設され、基台11B上でY方向に往復
移動するようにしてある。即ち、基台11B上面のX方
向の両端部にはY方向に沿って一対のガイドレール(以
下、「Yガイドレール」と称す。)26が配設され、こ
れらのYガイドレール26とYステージ15のX方向両
端部に取り付けられた係合部材26Aが係合している。
更に、基台11B上面にはY方向のボールネジ(以下、
「Yボールネジ」と称す。)27が図1の下側に示した
Yガイドレール26の内側近傍に配設され、このYボー
ルネジ27はモータ27Aによって正逆回転するように
してある。そして、Yボールネジ27にはYステージ1
5下面に取り付けられたナット部材(図示せず)が螺合
し、Yボールネジ27の正逆回転によりYステージ15
が基台11B上でY方向に往復移動するようになってい
る。
【0019】また、プローバ室11内にはアライメント
機構のアライメントブリッジ28がY方向にX方向に沿
って配設された一対のガイドレール28Aに従って移動
可能に配設され、このアライメントブリッジ28に取り
付けられた上カメラ(図示せず)でメインチャック12
上のウエハWを撮像し、メインチャック12に取り付け
られた下カメラ(図示せず)でプローブカード13のプ
ローブ端子13Aを撮像し、これらの撮像データに基づ
いてプローブ端子13AとウエハWの検査用電極パッド
(図示せず)を位置合わせするようにしてある。アライ
メント機構としては特願平10−054423号明細書
で提案した機構を用いることができる。
【0020】次に、動作について説明する。プローブ装
置10が駆動すると、隙間維持手段23、即ち静圧スラ
スト空気軸受19、永久磁石21及びボトムプレート
(磁性体)22を介してZステージ16がXステージ1
4の円筒状ガイド14Aに沿って浮上し、静圧スラスト
空気軸受19との間で一定の隙間δを形成する。次い
で、図示しないローダ室からプローバ室11内のメイン
チャック12でプリアライメントされたウエハWを受け
取ると、アライメント機構の作動下でメインチャック1
2を支持するZステージ16がX、Yステージ14、1
5を介して昇降体である静圧スラスト空気軸受19上で
X、Y方向にエアスライドすると共にθ方向で正逆回転
し、メインチャック12上のウエハWとプローブカード
13のプローブ端子13Aとのアライメントを行う。ア
ライメント後ウエハWの検査時には、Zステージ16が
X、Yステージ14、15を介してX、Y方向にエアス
ライドし、メインチャック12上のウエハWが検査の初
期位置へ移動し、その位置で停止する。
【0021】次いで、昇降機構18が駆動し、静圧スラ
スト空気軸受19の作用によりZステージ16が静圧ス
ラスト空気軸受19と非接触で上昇しメインチャック1
2上のウエハWの検査用電極パッドとプローブカード1
3のプローブ端子13Aとが接触し、更にZステージ1
6がオーバードライブした後、昇降機構18が停止す
る。この時、永久磁石21及びボトムプレート22を介
してZステージ16の慣性力によるオーバーシュートを
防止し、もって安定した隙間δを維持することができる
ため、検査用電極パッドとプローブ端子13Aが安定し
た針圧で接触することができる。
【0022】この初期の検査位置はウエハWの周縁部で
あるため、従来であればプローブ端子13Aの針圧がメ
インチャック12に対して偏荷重として作用するが、本
実施形態の場合にはプローブカード13の検査中心の真
下の静圧スラスト空気軸受19で針圧を受けるため、こ
の針圧はメインチャック12への偏荷重とはならず、メ
インチャック12を常に水平に保持することができ、複
数のプローブ端子13Aが均一な針圧でウエハWと接触
し、常に安定した信頼性のある検査を行うことができ
る。また、この時の針圧では隙間δはH0からH1へ変化
するが、H1の隙間を保持しているため、プローブ端子
13Aと検査用電極パッドは所期の針圧で接触する。引
き続き、ウエハWをインデックス送りして上述の動作を
繰り返してウエハWの電気的特性検査を実行するが、検
査中、隙間維持手段23が終始作動して隙間δをH1
らH2の範囲で維持することができるため、Zステージ
16を正確且つ簡単に昇降制御することができる。
【0023】以上説明したように本実施形態によれば、
プローブカード13の検査中心の下方への延長線とメイ
ンチャック12の昇降機構18の昇降体(静圧スラスト
空気軸受)19の軸心が常に一致するため、プローブ端
子13Aの針圧を常に真下の静圧スラスト空気軸受19
で受けることができ、メインチャック12に対する偏荷
重を確実に防止しメインチャック12の載置面を常に水
平に保持して複数のプローブ端子13AとウエハWとを
常に均一な針圧で確実に接触させることができ、検査の
信頼性を高めることができる。また、静圧スラスト空気
軸受19に対して一定圧の空気を圧送するだけで静圧ス
ラスト空気軸受19、永久磁石21及びボトムプレート
(磁性体)22からなる細隙維持手段23によってZス
テージ16が静圧スラスト空気軸受19上で略一定の細
隙δを維持することができるため、メインチャック12
を円滑に水平方向に移動させることができると共にメイ
ンチャック12の昇降距離を正確且つ簡単に制御するこ
とができる。
【0024】図5は本発明のプローブ装置の更に他の実
施形態の要部を示す図である。このプローブ装置10A
は上記実施形態とは細隙維持手段を異にする以外は上記
実施形態と同様に構成されている。従って、上記実施形
態と同一または相当部分に同一符号を附して説明する。
本実施形態における細隙維持手段23Aは、図5に示す
ように、昇降体19に設けられてZステージ16と接触
し昇降体19との間で細隙δを形成する球体30と、こ
の球体30と接触するZステージ16を昇降体19側へ
吸引する真空吸着手段31とを備え、検査中には真空吸
着手段31が常に作動するようにしてある。また、昇降
体19は上面に凹部19Bを有するキャップ状に形成さ
れ、この凹部19Bの中心に例えば1個の球体30が回
転自在に装着されている。また、昇降体19には図示し
ない内部通路が形成され、この内部通路は例えば凹部1
9内の少なくとも一箇所で開口すると共に昇降体19の
側面で開口している。そして、昇降体19の側面開口に
は真空配管31Aが接続され、図示しない真空排気装置
によって真空排気して凹部19B内を減圧状態にしてZ
ステージ16を真空吸着し、Zステージ16のオーバー
シュートを防止するようにしてある。また、Zステージ
16と昇降体19間の細隙δは例えば10μm以内に設
定することが好ましい。10μmを超えると真空吸着手
段31によるZステージ16の吸着力が急激に低下し、
Zステージ16のオーバシュートを防止できなくなる虞
がある。そして、真空吸着手段31の吸着力はプローブ
装置10の種類に応じて適宜設定することができる。
【0025】従って本実施形態の場合には、プローブ装
置10が駆動すると、隙間維持手段23Aの真空吸着手
段31が作動し、昇降体19とZステージ16との間で
隙間δを形成した状態でZステージ16を昇降体19側
へ真空吸着する。そして、検査時にZステージ16がオ
ーバドライブした後昇降機構18が停止しても真空吸着
手段31によってZステージ16を昇降体19側へ真空
吸着しているため、Zステージ16の慣性力によるオー
バーシュートを防止することができる。その他は上記実
施形態と同様の作用効果を期することができる。
【0026】尚、本発明は上記各実施形態に何等制限さ
れるものではない。要は、プローブカードの検査中心の
下方への延長線がプローバ室内に配設された昇降機構及
び昇降体の軸心と一致し、しかも細隙維持手段によって
載置台と昇降体との間に一定の隙間を維持した状態で検
査を行うプローブ装置であれば本発明に包含される。こ
とになる。
【0027】
【発明の効果】本発明の請求項1〜請求項4に記載の発
明によれば、今後被検査体が大口径化しても検査時に載
置台が常に水平に保持して複数のプローブ端子等の接触
端子と被検査体とが常に均一な接触圧で接触して検査の
信頼性を高めることができ、しかも載置台が水平方向で
円滑に水平方向及び上下方向に移動すると共に載置台の
昇降制御を極めて簡単に行うことができるプローブ装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプローブ装置の一実施形態のプローバ
室を示す平面図である。
【図2】図1に示すプローブ装置の要部を示す断面図で
ある。
【図3】図2に示す静圧スラスト空気軸受を示す斜視図
である。
【図4】図2に示すプローブ装置の静圧スラスト空気軸
受よって形成される隙間とZステージの負荷との関係を
示すグラフである。
【図5】本発明のプローブ装置の他の実施形態のプロー
ブ装置の要部を示す断面図である。
【図6】従来のプローブ装置を示す図で、プローバ室の
正面を破断して示す正面図である。
【図7】図6に示すプローブ装置の平面図である。
【図8】図6に示すプローブ装置のメインチャックを模
式的に示す断面図である。
【符号の説明】
10 プローブ装置 11 プローバ室 12 メインチャック(載置台) 13 プローブカード 14 Xステージ(第1ステージ) 15 Yステージ(第2ステージ) 18 昇降機構 19 昇降体(静圧スラスト空気軸受) 19B 凹部(真空吸着手段) 21 永久磁石 22 ボトムプレート(磁性体) 23 隙間維持手段 23A 隙間維持手段 30 球体 31 真空吸着手段 W ウエハ(被検査体) δ 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−355944(JP,A) 特開 平4−347008(JP,A) 特開 平2−111272(JP,A) 特開 平1−302836(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/66 G01R 1/06 G01R 31/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査体の電気的特性検査を行うプロー
    バ室上面に固定されたプローブカードと、このプローブ
    カードの下方に配置された載置台と、この載置台を昇降
    可能に支持し且つ水平方向の一方向に往復移動する第1
    ステージと、第1ステージを往復移動可能に支持し且つ
    その移動方向と直交する水平方向に往復移動する第2ス
    テージと、第2ステージの下方に固定され且つ上記プロ
    ーブカードの検査中心の延長線と軸心が一致する昇降機
    構と、この昇降機構と軸心を共有して連結され且つ上記
    昇降機構を介して昇降して上記載置台を昇降させる昇降
    体と、この昇降体と上記載置台との間に細隙を維持する
    細隙維持手段とを備えたことを特徴とするプローブ装
    置。
  2. 【請求項2】 上記細隙維持手段は、上記昇降体に設け
    られた静圧スラスト気体軸受と、この静圧スラスト気体
    軸受を介して浮上する上記載置台を上記昇降体側へ吸引
    する磁石とを有することを特徴とする請求項1に記載の
    プローブ装置。
  3. 【請求項3】 上記細隙維持手段は、上記昇降体に設け
    られて上記載置台と接触し且つ上記昇降体との間で細隙
    を形成する球体と、この球体と接触する上記載置台を上
    記昇降体側へ吸引する吸引手段とを有することを特徴と
    する請求項1に記載のプローブ装置。
  4. 【請求項4】 上記吸引手段は、上記昇降体に付設され
    た真空吸着手段であることを特徴とする請求項3に記載
    のプローブ装置。
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