JP3355196B2 - 室壁の断熱方法および装置 - Google Patents

室壁の断熱方法および装置

Info

Publication number
JP3355196B2
JP3355196B2 JP11266091A JP11266091A JP3355196B2 JP 3355196 B2 JP3355196 B2 JP 3355196B2 JP 11266091 A JP11266091 A JP 11266091A JP 11266091 A JP11266091 A JP 11266091A JP 3355196 B2 JP3355196 B2 JP 3355196B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
air
conductive layer
room
coanda effect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11266091A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06159585A (ja
Inventor
フルモ ジャック
コジー ジュロム
ブルショ ロラン
ルグー ルイ
Original Assignee
サン−ゴバン ビトラージュ
アコム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サン−ゴバン ビトラージュ, アコム filed Critical サン−ゴバン ビトラージュ
Publication of JPH06159585A publication Critical patent/JPH06159585A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3355196B2 publication Critical patent/JP3355196B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B7/00Special arrangements or measures in connection with doors or windows
    • E06B7/02Special arrangements or measures in connection with doors or windows for providing ventilation, e.g. through double windows; Arrangement of ventilation roses
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F5/00Air-conditioning systems or apparatus not covered by F24F1/00 or F24F3/00, e.g. using solar heat or combined with household units such as an oven or water heater
    • F24F5/0075Systems using thermal walls, e.g. double window
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B7/00Special arrangements or measures in connection with doors or windows
    • E06B7/02Special arrangements or measures in connection with doors or windows for providing ventilation, e.g. through double windows; Arrangement of ventilation roses
    • E06B2007/026Special arrangements or measures in connection with doors or windows for providing ventilation, e.g. through double windows; Arrangement of ventilation roses with air flow between panes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F5/00Air-conditioning systems or apparatus not covered by F24F1/00 or F24F3/00, e.g. using solar heat or combined with household units such as an oven or water heater
    • F24F5/0075Systems using thermal walls, e.g. double window
    • F24F2005/0078Double windows
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/90Passive houses; Double facade technology

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は“側壁の動的(Parietod
ynamic)絶縁”として知られる壁面に沿って循環する空
気循環を利用する室壁の絶縁、特に気流が壁に沿って流
れるコアンダ(Coanda)効果を利用する室壁の断熱に関す
る。
【0002】
【従来の技術】室のコアンダ効果を利用する動的側壁断
熱は、例えば、フランス特許 2528473に記載されてい
る。この方法は簡単な手段を利用して壁外面の温度を低
下させると共に、壁内面に沿って流れる空気を加熱す
る。壁外面の温度低下は外部との熱交換を低下させる。
他方、対応する壁内面の温度低下は空気の加熱によって
全体的に補償される。従って、熱損失の減少のみがあ
る。にもかかわらず、この方法は限界を有する。これ
は、コアンダ効果にもかかわらず、流動空気流が壁から
離れて交換できる距離に限界があり、壁面がその現象に
追従できないことによる。そのため壁の断熱に関する改
良には制限がある。更に、上記方法は熱損失を減少させ
るが、それ自体は加熱手段を構成しない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は熱絶縁を改良するために既知方法の使用分野を拡大し
て室へ熱量を供給する手段を提供しようとする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による室壁の断熱
方法および断熱装置は空気を予かじめ付加的に加熱して
おいて、コアンダ効果を利用して空気を室壁内面に沿っ
て上方から下方へ循環させることを特徴とする。具体的
には、本発明による室壁の断熱方法は、室の内部に対面
する内壁および室の外部に対面する外壁から成りかつそ
の間に空間を有する室壁を断熱する方法であって、前記
内外壁間の空間において外部空気を下から上方へ送るこ
とによりその空気を予熱し、かつ前記予熱した空気を、
上端に空気取込み口を有しかつ下端に前記内壁の表面に
対して実質的平行に配向された空気吹出し口を有するコ
アンダ効果を有するデフレクタを介して、前記内壁の表
面へ向けて上から下方へ送り、それによりコアンダ効果
によって温風を前記内壁の表面に沿って実質的に平行に
供給しかつ前記室を絶縁することを特徴とする。この方
法において、予熱は前記内外壁間の空間に空気を下から
上へ送って該内外壁に接触させて空間から熱を奪うこと
により行われる。このようにして予熱された空気が前記
コアンダ効果を有するデフレクタの上端の空気吸込み口
から前記空気吹出し口を経て室の内壁表面上へ該内壁面
に沿って流れるように上から下へ移動することにより、
温風が室壁に沿って循環し、外気からの絶縁効果を高め
る。この方法の変形態として、前記内壁の裏面上には後
述のごとき導電層が形成されていてよい。それにより予
熱効果を高めることができる。本発明による他の形態の
断熱方法は、室の内部に対面する内壁および室の外部に
対面する外壁から成る室壁を断熱する方法であって、前
記内壁を電気的に加熱し、かつ外部空気を、上端に空気
取込み口を有しかつ下端に前記内壁の表面に対して実質
的平行に配向された空気吹出し口を有するコアンダ効果
を有するデフレクタを介して、電気的に加熱した前記内
壁の表面へ向けて上から下方へ送り、それによりコアン
ダ効果によって温風を前記内壁の表面に沿って実質的平
行に供給しかつ前記室を絶縁することを特徴とする。こ
の方法において、外気はコアンダ効果を有するデフレク
タを介して電気的に加熱された内壁の表面上に該表面に
沿って実質的平行に下方へ流れるように送られるので、
室内の効率的温度上昇が行なわれる。
【0005】本発明は更に、室壁を断熱する装置を提供
し、この断熱装置は、室の内部に対面する内壁および室
の外部に対面する外壁から成りかつその間に空間を有す
る室壁、上端に空気取込み口を有しかつ下端に前記内壁
の表面に対して実質的平行に配向された空気吹出し口を
有するコアンダ効果を有するデフレクタ、および外部空
気を予熱するために前記内外壁間の空間において下から
上方へ送り、かつ前記内外壁間の空間において上方へ送
られて予熱された空気をコアンダ効果を有する前記デフ
レクタの上端の空気取込み口から下端の空気吹出し口を
介して前記内壁の表面へ向けて上から下方へ送る手段を
含み、それによりコアンダ効果によって温風を前記内壁
の表面に沿って実質的平行に供給しかつ前記室を絶縁す
ることを特徴とする。この断熱装置において、外気を室
の前記内外壁間の空間において上方へ送りかつ上方へ送
られて予熱された空気を前記デフレクタの空気取込み口
から空気吹出し口を介して室の内壁表面上に送る手段は
適宜セントラル換気系等が使用できる。この装置の変形
態として、前記内壁は導電層を裏面側に有していてよ
い。かかる場合には加熱効果が高く、室用加熱手段を加
熱窓のみにより構成できる。本発明の他の形態の室壁断
熱装置は、室の内部に対面する内壁および室の外部に対
面する外壁から成る室壁、前記内壁を電気的に加熱する
手段、上端に空気取込み口を有しかつ下端に前記内壁の
表面に対して実質的平行に配向された空気吹出し口を有
するコアンダ効果を有するデフレクタ、および外部空気
を前記デフレクタの前記空気取込み口から前記空気吹出
し口を介して電気的に加熱された前記内壁の表面へ向け
て上から下方へ送る手段を含み、それによりコアンダ効
果によって温風を前記内壁の表面に沿って実質的平行に
供給しかつ前記室を絶縁することを特徴とする。好適形
態において、前記内壁は導電層により加熱される。前記
導電層は、好適には、前記内壁に一体化され、薄く、透
明、または半透明である。前記導電層は内壁の内面上に
形成され、内外壁間を通る空気と接触し、かつ0.40未満
の輻射率を有することが望ましい。好適には、前記導電
層は粉末有機金属化合物の高温加熱により得られる金属
酸化物含有層、銀等の金属層、または少なくとも1つの
金属層を含む複合層の群に属する。金属酸化物は好適に
は透明の光学的導電性であって、は有機金属粉末の熱分
解により析出したものである。前記導電層はフッ素をド
ープした錫酸化物を含んでよい。好適形態において、前
記内外壁はガラス等の透明材料から形成されている。本
明細書において、前記内壁の「表面」は、該内壁の室に
対面する側の外面を意味し、前記内壁の内面または裏面
は該内壁の「表面」と反対側で前記外壁と対面する側を
意味する。
【0006】
【実施例】以下、本発明を添付図面を参照して更に詳述
する。図1はコアンダ系を動的側壁(Parietodynamic)
絶縁に応用した例である。図1において、ガラス壁1は
パテ3および図示されていない手段により固定されたプ
ラスチックビード4によりフレームへ取り付けられる。
通気口5は室の大気と外部空気とを交換するために使用
され、通常、例えば、住宅の全室または数室に働く中央
吸引系により概ね生じる差圧により空気を導入する。既
知コアンダ装置の原型は金属シートまたはプラスチック
材で形成されたデフレクタ6を基礎とし、壁またはパネ
ル1の全幅にわたって導入する空気を流通させる。この
デフレクタは孔7と狭い通路8まで通じる。空気流は通
路8から壁1の表面10に沿って流れる。
【0007】図2は本発明の装置の第1態様を示す。プ
ラスチック製窓11は開閉部12とその継ぎ手13,14を有す
る。窓11は継ぎ手16とシム18上のビード17で取り付けた
単一ガラス面15を具備する。上記開閉部はガラス面15の
内面を清浄にするために開放自在である。この開閉部の
上部は着脱自在に固定されていて上ガラス面19の解放を
可能にする。デフレクタ21は室の内側へ向く上ガラス面
19の面22上へコアンダ効果をもたらす。この装置は図1
の系と同一タイプである。新規な点は23でデフレクタ21
へ空気を導入する前に、ガラス面15と19との間の空間で
空気を下から上へ流通させる点である。また、その前
に、空気は上記開閉部の成形部内に形成されたオリフィ
ス24,25を通過する。上記のごとく、空気は、第1に2
ガラス面15と19との間を下から上へ移動し、第2に面22
に沿って上から下へ移動する。この空気の移動はセント
ラル換気系の作用により可能であり、全室を外部と比較
して僅かに低気圧下におく。
【0008】このように、コアンダ効果を持つデフレク
タダクトへ進入する前に、空気がガラス面19の内部を
“なめ尽くす”ことにより予備加熱される。上から下へ
の第2移動中、空気はガラス面19から生じる2度目の熱
量を補給される。その結果、コアンダ系の動的側壁断熱
効率がコアンダ系単独よりも改善される。
【0009】図3は本発明による装置の第2態様を示
す。図3において、木製フレーム26はフレーム内に従来
法によりシム28、パテ29およびビード30により取り付け
られた絶縁ガラス面27を保持する。これら部材の固定部
手段は図示されていない。
【0010】内ガラス板31の内面上で、ガラス面31は導
線33により電流が供給される薄い導電性透明層32を具備
する。この層は、例えば、フランス特許 2427141に開示
された方法によりホットガラス上に析出した錫有機金属
塩の粉末の熱分解により得られる金属酸化物層である。
【0011】室外部からの冷たい空気はフレーム26内に
形成された細長いオリフィス34から取り込まれる。この
とき、空気はコアンダ・デフレクタダクト35から入り、
孔36と狭い通路37を通過してリップ38を有すデフレクタ
位置へ達する。次いで、空気流はガラス面31の表面に沿
って流れる。ガラス面31の温度は層32を流れる電流によ
り生じるジュール効果の結果として上昇する。ガラス面
31は外側から入る空気と比較して高い温度勾配を有す
る。その結果、相当量の熱がそこから奪われる。このコ
アンダ効果と加熱ガラス面とを組み合わせる方法は結果
として室へ入る空気を大きく加熱する。このことは快適
さを大幅に改善する。なぜならば、冷たい空気流は非常
に少なくなり、この系はそれ自体加熱手段を構成し、こ
の温度領域に相当する面積のガラス面であればかかる加
熱手段はそれ自体で該当室を加熱するに充分であるから
である。また、この系はもう一つの利点を有する。封止
された絶縁ガラス面が加熱ガラス面へ変化すると、内部
空気噴流の温度上昇が内部圧の上昇につながり、ガラス
面の周辺結合部材の結合に作用してそれを劣化させるこ
とになる。ガラス面の温度上昇を大幅に制限することに
よりコアンダ効果はこれに関連して大いに改良される。
【0012】上記例において、外部空気に供給される熱
量は、事実上、加熱ガラス面により供給される。しか
し、本発明において、空気は適宜の手段、例えば、棒状
の電気抵抗、ホットエア循環管、等を使用してコアンダ
・デフレクタへ送る前に加熱される。更に、本発明の第
3態様は上記2態様を組み合わせたものである。この態
様は図2の装置を使用し、内ガラス面19が置換されてい
る。この内ガラス面は例えば1990年3月23日出願のアメ
リカ合衆国特許出願第496676号に開示されたような加熱
窓を構成する加熱ガラス面による単一ガラス板である。
加熱ガラス面は外部の新鮮な空気流により2度“なめ尽
くされる”。1度目は2枚のガラス面間の空間で下から
上へ、2度目はコアンダ効果により上から下へ流れる。
【0013】上記態様の利点は大きい。二重の空気通路
は所定の電力で加熱ガラス面の温度を大きく低下させ、
相当に高い熱量供給にもかかわらず高い効率と快適さを
維持する。従って、多くの場合、室用加熱手段を上記加
熱窓のみにより構成できる。
【0014】上記利点を実証するために比較テスト
(I,II,III およびIV)を行った。図4はそれに使用
した装置を示す。この装置は二重包囲体、外包囲体39は
内包囲体41からガードリング40により分離されている。
全壁が絶縁されている。この内包囲体を窓43を有する仕
切り42により2部に分割してテストした。この窓の全面
積は1.50×1.05mであり、この窓に異なる4つの系を連
続して設置した。第1は図3のタイプの組み合わせであ
って、コアンダ・デフレクタ21を除外した。外部空気は
上交差部材を直接通過する。更に、上記窓は加熱上ガラ
ス面19を具備する(テストI)。第2の組み合わせは同
一であるが、コアンダ・デフレクタを有する点が異な
る。また、空気は直接上部へ進入する(テストII)。第
3の態様は下から上へ空気循環する二重壁を有する加熱
窓を装備するが、コアンダ効果を伴わない。(デフレク
タ21は除去されている。テストIII)。第4の態様は加熱
窓、壁循環、およびコアンダ効果を組み合わせたもので
ある(テストIV) 。図4において、内包囲体の右手部44
の等温線は7℃である。この温度は蒸発器45を組合せる
ことにより一定に保持され、恒久的に作用する。また、
加熱抵抗器46は比例調整により周囲温度を安定させる。
左手部47において、加熱抵抗器48は周囲温度を、所望に
より、この場合、20℃に調整する。更に、排出器49は内
包囲体の冷却部44から暖房部47への空気循環をテスト窓
を通過させることにより可能にする。上記4組のテスト
中、流速は略90m3 /時間であり、大きな住宅の通常の
換気(時間当たり1容積)に相当する。上記テスト中の
変化温度を測定した。特に、冷たい側壁(上部)の外部
温度、冷却空気の吸い込み温度、即ち、包囲体へ進入す
る温度、および加熱空気の換気温度、即ち、包囲体47上
でテストされる壁を出る時の温度を測定した。採用され
たプローブ50は結果温度、即ち、熱放射を測定した。
【0015】テスト中、加熱窓の高さは1.25m、幅は0.
80mであった。また、この窓は4mm厚の硬質ガラスで形
成され、フッ素をドープした錫酸化物層を有し、その表
面抵抗は60ohm2であり、輻射率は0.30であった。
【0016】上記4テスト(I,II,III およびIV)の
各々において、初期工程は2室44と47の温度をそれぞれ
7および20℃に安定することであり、この安定を90分連
続した。この工程の終わりに、抵抗器48の接続を切り、
室44の制御を維持した。上記テストは60ワットの電力で
加熱窓を加熱して開始された。この状態を90分間安定し
た後に測定を行った。上記4テスト結果は次の表の通り
である。
【0017】
【表1】
【0018】上記テストIIとIVにおいて、空気流出温度
はコアンダ効果を伴わない状態で加熱された測定で、測
定意味がないので括弧に入れた。しかし、テストIVの29
℃値はテスト IIIの31℃と比較して加熱ガラス面がコア
ンダ効果が作用するときに温かくないことを示す。最後
欄の加熱ガラス面の高さ位置は上縁部から測定されたも
のであり、その温度はコアンダ効果により変化してい
る。この温度はガラス面を“なめ尽くす”空気が冷たく
なると(これら測定は赤外線カメラを用いて測定され
た)上昇する。しかし、最も重要な結果は窓の冷却側の
外部温度(冷たいガラス面温度)であり、温度低下につ
れて損失は減少する。このコアンダ効果による改善はテ
ストI(32℃)とテストII(27℃)との比較、およびテ
ストIII (24℃)とテストIV(23℃)との比較から明ら
かである。従って、冷却側の損失は上記温度と冷却包囲
体の7℃との間の差に比例する。テストIVでは、損失は
テストIより少ない(略2/3)。
【0019】上記テストは、空気加熱とコアンダ効果と
の組合せが大きな利点をもたらすことを証明する。この
利点は、側壁の動的絶縁のみの場合、または特に同様壁
に加熱ガラス面に組み合わせた場合とは比較にならな
い。かかるコアンダ効果を組み合わせない後者(テスト
例1およびII)の場合に、上から測定したときの窓上
での低い熱交換位置(テスト例IIでは80cmであるがテス
ト例IVでは40cm)では快適な低下はみられない。従っ
て、窓側の人にとって、その人の高さでの空気移動は少
なく、他方、内壁の温度はテストIVではテストIIよりも
わずかに高く、かつコアンダ効果により冷却されない表
面が大きいので、壁の熱放射による全体的効果は高くか
つ温熱感覚は大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】壁内面に沿って流れる空気を交換する通気口を
示す線図である。
【図2】本発明による2の動的側壁断熱効果を有する
窓、即ち、二重壁の窓にコアンダ効果を応用した説明図
である。
【図3】本発明による二重の加熱ガラス面上のコアンダ
効果を示す説明図である。
【図4】窓のテスト装置の線図である。
【符号の説明】
1…壁またはパネル 2…フレーム 5…通気口 6…デフレクタ 11…窓 12…開閉部 15,19…ガラス面 21…デフレクタ 26…フレーム 27,31…ガラス面(ガラス板) 32…導電性透明層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジュロム コジー フランス国,60200 コンピェニュ,ア ベニュデ マルティールス ドゥ ラ リベルテ,14 (72)発明者 ロラン ブルショ フランス国,94360 ブリィ シュル マルヌ,アベニュ ジョルジュ クレメ ンショ,23 (72)発明者 ルイ ルグー フランス国,92500 リュイル マルメ ゾン,リュ ポール ジモン,22 (56)参考文献 特開 昭63−279039(JP,A) 特表 昭63−500812(JP,A) 仏国特許発明2528473(FR,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 59/06 E06B 7/02

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室の内部に対面する内壁および室の外部
    に対面する外壁から成りかつその間に空間を有する室壁
    の断熱方法において、 前記内外壁間の空間において外部空気を下から上方へ送
    ることによりその空気を予熱し、 前記予熱した空気を、上端に空気取込み口を有しかつ下
    端に前記内壁の表面に対して実質的平行に配向された空
    気吹出し口を有するコアンダ効果を有するデフレクタを
    介して、前記内壁の表面へ向けて上から下方へ送り、 それによりコアンダ効果によって温風を前記内壁の表面
    に沿って実質的平行に供給しかつ前記室を絶縁すること
    を特徴とする室壁の断熱方法。
  2. 【請求項2】 室の内部に対面する内壁および室の外部
    に対面する外壁から成る室壁の断熱方法において、 前記内壁を電気的に加熱し、 外部空気を、上端に空気取込み口を有しかつ下端に前記
    内壁の表面に対して実質的平行に配向された空気吹出し
    口を有するコアンダ効果を有するデフレクタを介して、
    電気的に加熱した前記内壁の表面へ向けて上から下方へ
    送り、 それによりコアンダ効果によって温風を前記内壁の表面
    に沿って実質的平行に供給しかつ前記室を絶縁すること
    を特徴とする室壁の断熱方法。
  3. 【請求項3】 室の内部に対面する内壁および室の外部
    に対面する外壁から成りかつその間に空間を有する室
    壁、 上端に空気取込み口を有しかつ下端に前記内壁の表面に
    対して実質的平行に配向された空気吹出し口を有するコ
    アンダ効果を有するデフレクタ、および外部空気を予熱
    するために外部空気を前記内外壁間の空間において下か
    ら上方へ送り、かつ前記内外壁間の空間において上方へ
    送られて予熱された空気をコアンダ効果を有する前記デ
    フレクタの前記空気取込み口から前記空気吹出し口を介
    して前記内壁の表面へ向けて上から下方へ送る手段を含
    み、 それによりコアンダ効果によって温風を前記内壁の表面
    に沿って実質的平行に供給しかつ前記室を絶縁すること
    を特徴とする室壁の断熱装置。
  4. 【請求項4】 室の内部に対面する内壁および室の外部
    に対面する外壁から成る室壁、 前記内壁を電気的に加熱する手段、 上端に空気取込み口を有しかつ下端に前記内壁の表面に
    対して実質的平行に配向された空気吹出し口を有するコ
    アンダ効果を有するデフレクタ、および外部空気を前記
    デフレクタの前記空気取込み口から前記空気吹出し口を
    介して電気的に加熱された前記内壁の表面へ向けて上か
    ら下方へ送る手段を含み、 それによりコアンダ効果によって温風を前記内壁の表面
    に沿って実質的平行に供給しかつ前記室を絶縁すること
    を特徴とする室壁断熱装置。
  5. 【請求項5】 前記内壁が導電層を含むことを特徴とす
    る請求項1または2の断熱方法。
  6. 【請求項6】 前記導電層が前記内壁に一体化されてい
    ることを特徴とする請求項5の断熱方法。
  7. 【請求項7】 前記内外壁はガラス等の透明材料から形
    成されていることを特徴とする請求項1または2の断熱
    方法。
  8. 【請求項8】 前記導電層は薄く、透明、または半透明
    であることを特徴とする請求項5の断熱方法。
  9. 【請求項9】 前記導電層は0.40未満の輻射率を有する
    ことを特徴とする請求項5の断熱方法。
  10. 【請求項10】 前記導電層は粉末有機金属化合物の高
    温加熱により得られる金属酸化物含有層、銀等の金属
    層、または少なくとも1つの金属層を含む複合層の群に
    属することを特徴とする請求項5の断熱方法。
  11. 【請求項11】 前記導電層は有機金属塩を基礎とする
    物質の熱分解により得られたことを特徴とする請求項5
    の断熱方法。
  12. 【請求項12】 前記導電層はフッ素をドープした錫酸
    化物を含むことを特徴とする請求項5の断熱方法。
  13. 【請求項13】 前記内壁が導電層を含むことを特徴と
    する請求項3または4の断熱装置。
  14. 【請求項14】 前記導電層が前記内壁に一体化されて
    いることを特徴とする請求項13の断熱装置。
  15. 【請求項15】 前記内外壁はガラス等の透明材料から
    形成されていることを特徴とする請求項3または4の断
    熱装置。
  16. 【請求項16】 前記導電層は薄く、透明、または半透
    明であることを特徴とする請求項13の断熱装置。
  17. 【請求項17】 前記導電層は0.40未満の輻射率を有す
    ることを特徴とする請求項13の断熱装置。
  18. 【請求項18】 前記導電層は粉末有機金属化合物の高
    温加熱により得られる金属酸化物含有層、銀等の金属
    層、または少なくとも1つの金属層を含む複合層の群に
    属することを特徴とする請求項13の断熱装置。
  19. 【請求項19】 前記導電層は有機金属塩を基礎とする
    物質の熱分解により得られたことを特徴とする請求項1
    3の断熱装置。
  20. 【請求項20】 前記導電層はフッ素をドープした錫酸
    化物を含むことを特徴とする請求項13の断熱装置。
JP11266091A 1990-02-21 1991-02-21 室壁の断熱方法および装置 Expired - Fee Related JP3355196B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9002088 1990-02-21
FR9002088A FR2658548B1 (fr) 1990-02-21 1990-02-21 Fenetre a effet parieto-dynamique ameliore.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06159585A JPH06159585A (ja) 1994-06-07
JP3355196B2 true JP3355196B2 (ja) 2002-12-09

Family

ID=9393953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11266091A Expired - Fee Related JP3355196B2 (ja) 1990-02-21 1991-02-21 室壁の断熱方法および装置

Country Status (13)

Country Link
US (1) US5216224A (ja)
EP (1) EP0443946B1 (ja)
JP (1) JP3355196B2 (ja)
AT (1) ATE112038T1 (ja)
CA (1) CA2036690C (ja)
CS (1) CS43691A3 (ja)
DE (1) DE69104084T2 (ja)
DK (1) DK0443946T3 (ja)
ES (1) ES2064928T3 (ja)
FI (1) FI96534C (ja)
FR (1) FR2658548B1 (ja)
HU (1) HU218074B (ja)
NO (1) NO179649C (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19654704A1 (de) * 1996-12-30 1998-07-02 Walter Foeckersperger Raumbelüftungsverfahren
EP1068421A1 (de) * 1998-04-01 2001-01-17 Pax GmbH Verfahren zur zufuhr von aussenluft aus dem freien durch ein fenster in einen zwangsbelüfteten raum und fenster dazu
US5951006A (en) * 1998-05-22 1999-09-14 Xerox Corporation Modular air jet array with coanda exhausting for module decoupling
CA2446220C (en) * 2001-05-04 2007-11-13 Berry Plastics Corporation Beverage container closure
GB2439390A (en) * 2006-06-22 2007-12-27 Hudson Windows Doors Ltd Glazing system comprising detachable inner and outer glazing units in which the internal glazing unit comprises a removable glazing element
FR2970727B1 (fr) * 2011-01-21 2015-09-04 Designal Ensemble vitre comportant un cadre profile entourant au moins un vitrage, ainsi que son procede de montage
JP6017410B2 (ja) * 2013-12-27 2016-11-02 善郎 水野 高精度恒温システム
CN109057666B (zh) * 2018-08-14 2021-05-11 广东工业大学 一种排气扇
NO347505B1 (en) * 2021-08-17 2023-11-27 Maturitas As A multifunctioning window airing system comprising a bladeless fan

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2107523A (en) * 1935-11-15 1938-02-08 Elbert H Coe Building structure
US2200045A (en) * 1939-04-17 1940-05-07 George R Siefken Ventilator
US2561290A (en) * 1947-05-06 1951-07-17 Thomas J Payant Heating apparatus
US3231986A (en) * 1961-12-13 1966-02-01 Wurton Machine Company Apparatus for curing tobacco
FR2528473B1 (fr) * 1982-06-14 1985-07-05 Oth Nord Procede et dispositif d'isolation de parois de locaux contenant de l'air a differentes temperatures
JPS5927149A (ja) * 1982-08-02 1984-02-13 Yoshida Kogyo Kk <Ykk> 内外装構造体における冷暖房用空気吹出装置
FI73045C (fi) * 1985-08-22 1988-05-17 Partek Ab Foenster.
JPS63279039A (ja) * 1987-05-08 1988-11-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 換気装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5216224A (en) 1993-06-01
HUT59988A (en) 1992-07-28
NO179649B (no) 1996-08-12
NO179649C (no) 1996-11-20
HU910577D0 (en) 1991-09-30
EP0443946B1 (fr) 1994-09-21
FR2658548A1 (fr) 1991-08-23
EP0443946A1 (fr) 1991-08-28
CA2036690A1 (fr) 1991-08-22
DK0443946T3 (da) 1995-02-20
HU218074B (hu) 2000-05-28
ATE112038T1 (de) 1994-10-15
DE69104084D1 (de) 1994-10-27
DE69104084T2 (de) 1995-05-11
FI910827A0 (fi) 1991-02-20
FI96534C (fi) 1996-07-10
JPH06159585A (ja) 1994-06-07
FI910827A (fi) 1991-08-22
NO910683D0 (no) 1991-02-20
FI96534B (fi) 1996-03-29
NO910683L (no) 1991-08-22
FR2658548B1 (fr) 1996-09-06
CS43691A3 (en) 1992-12-16
CA2036690C (fr) 2004-04-13
ES2064928T3 (es) 1995-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3355196B2 (ja) 室壁の断熱方法および装置
JPH11182907A (ja) 換気装置
US20010016677A1 (en) Incubator with thermoelectric cooler
JPS6331706B2 (ja)
JP2808443B1 (ja) サウナ装置
JPH05141708A (ja) 輻射冷暖房パネル
FI74110B (fi) Anordning vid foenster.
JP3847099B2 (ja) 窓暖房装置
FI72779B (fi) Anordning vid innerpanel foer eliminering av en kallstraolande vaegg-, tak- eller golvyta.
CN220355605U (zh) 一种用于局部空间的半导体温控系统
JP3032886B2 (ja) 暖房空気の室内均一法
JP2002168469A (ja) 空気調和装置
JPH0762545B2 (ja) 天井輻射冷暖房システム
JP2889980B2 (ja) 蓄熱電気暖房装置
JPH06284990A (ja) ボディドライヤー装置
JPS637789Y2 (ja)
JPH0114848Y2 (ja)
JPH0517528Y2 (ja)
JPH0131894Y2 (ja)
JPS6224194Y2 (ja)
JPH0236046Y2 (ja)
JPS6399121U (ja)
JPH0517464B2 (ja)
JP3117212U (ja) マイナスイオンの発生機能を具備する発熱額縁{TheHeatGenerationFramewhichhasanAnionOccurrenceFunction}
JP2697323B2 (ja) 天井冷暖房システム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees