JP2002168469A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

Info

Publication number
JP2002168469A
JP2002168469A JP2000370891A JP2000370891A JP2002168469A JP 2002168469 A JP2002168469 A JP 2002168469A JP 2000370891 A JP2000370891 A JP 2000370891A JP 2000370891 A JP2000370891 A JP 2000370891A JP 2002168469 A JP2002168469 A JP 2002168469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat medium
heat
radiator
air
air conditioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000370891A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamitsu Kondo
正満 近藤
Noriyuki Komeno
範幸 米野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000370891A priority Critical patent/JP2002168469A/ja
Publication of JP2002168469A publication Critical patent/JP2002168469A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 昼夜を問わず輻射暖房と対流暖房を実現する
こと。 【解決手段】 ブラインド10と、高温の熱媒を流す熱
媒管11と、熱媒管11を輻射体である銅板12の凹部
15へ接着剤16で接合している。これによって熱媒の
熱を効率よく銅板12へ伝熱し、銅板12の表面から輻
射エネルギーと自然対流放熱を高効率に発生することが
できる。よって、ブラインド10の銅板12の角度を調
節することにより昼間でも太陽光を採光しながら暖房す
ることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、循環する熱媒体の
熱と室内空気が熱交換する空気調和装置に関し、特に輻
射熱を用いた空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気調和装置は、例え
ば、特開平4−62326号公報に記載されているよう
なものがあった。図9は前記公報に記載された従来の暖
房カーテンを示すものである。
【0003】図9において、上下方向に折り畳み可能な
構造を有するカーテン本体1と、カーテン本体1の折り
曲げ線の方向に沿ってその表面または内部に配置された
線状ヒータ2と、室内側に設けた遠赤外線放射効率の高
い高放射素材3を有する構成となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、夜間カーテンを閉めたときに暖房するこ
とは可能であるが、昼間や夜間暖房したいときには、輻
射暖房として、また自然対流放熱暖房として機能させる
ことができなかった。
【0005】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、昼夜を問わず採光しつつも輻射および対流暖房を行
うことの可能な薄型高効率の輻射暖房を実現することの
できる空気調和装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の空気調和装置は、輻射体水平方向の
凹部に熱媒管が接着剤で接着され輻射体を構成したもの
である。この輻射体と熱媒管との間の熱伝導を促進し、
輻射体の表面の温度を上昇させ輻射を室内空間へ放射す
ると共に、ブラインドにより夜間は面を閉止で、昼間で
も外から太陽光を採光しつつ輻射と自然対流暖房を行う
ことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1記載に係る発明は、上下
方向に伸縮するブラインドと、熱媒を通す熱媒管と、熱
媒の熱を放熱する輻射体と、前記輻射体が短冊薄板の高
熱伝導材料からなり、前記輻射体が水平方向に複数段設
けられ、各前記輻射体が凹部を有し、前記凹部に前記熱
媒管が高熱伝導率の接着剤で接着することにより、輻射
体表面から輻射を室内空間へ放射すると共に、ブライン
ドにより昼間でも外から太陽光を採光しつつ輻射と自然
対流暖房を実現することができる。
【0008】請求項2記載に係る本発明は、左右方向に
伸縮するアコーデオン型ブラインドと、熱媒を通す熱媒
管と、熱媒の熱を放熱する輻射体と、前記輻射体が短冊
薄板の高熱伝導材料からなり、前記輻射体が垂直方向に
複数列設けられ、各前記輻射体が凹部を有し、前記凹部
に前記熱媒管が高熱伝導率の接着剤で接着することによ
り、輻射体表面から輻射を室内空間へ放射すると共に、
アコーデオン型ブラインドにより昼間でも外から太陽光
を採光しつつ輻射と自然対流暖房を実現することができ
る。
【0009】請求項3記載に係る本発明は、特に、請求
項1もしく請求項2記載の二枚の短冊薄板の対向する向
に互いに凹部を設け、前記凹部に熱媒管を高熱伝導率の
接着剤で接着し張り合わせ、輻射面とは反対側の薄板背
面に断熱材を設けることにより、輻射体の表面温度を更
に上昇させることができ、更に高効率な輻射体を超薄型
で実現し、ブラインドにより昼間でも外から太陽光を採
光しつつ輻射と自然対流暖房ができる。
【0010】請求項4記載に係る本発明は、特に、請求
項1もしくは請求項2記載の熱媒管が可とう性材料で形
成され、高熱伝導率である熱伝導繊維の糸で前記熱媒管
と垂直に交わる方向に編みこむことで輻射体を形成する
ことにより、柔軟な薄型輻射体を実現し、ブラインドに
より昼間でも外から太陽光を採光しつつ輻射と自然対流
暖房を実現できる。
【0011】請求項5記載に係る本発明は、特に、請求
項1〜3記載の輻射体の上端部に設けた送風手段と、前
記送風手段が下方向に吸い込み口と前記輻射体水平方向
に吹き出す吹き出し口を設け、室内空間方向に温風を吹
き出すことにより、暖房立ち上がり時の放熱能力を高
め、ブラインドにより昼間でも外から太陽光を採光しつ
つ輻射と自然対流暖房を実現できる。
【0012】請求項6記載に係る本発明は、特に、請求
項1〜3記載の輻射体の下端部に設けた送風手段と、前
記送風手段が下方向に吸い込み口と前記輻射体と窓との
間の送風通路に吹き出す吹き出し口を設け、前記送風通
路を通過する温風が前記輻射体の間を通過する際に熱媒
から伝熱し室内空間に温風を吹き出すことにより、暖房
立ち上がり時の放熱能力を高め、ブラインドにより昼間
でも外から太陽光を採光しつつ輻射と自然対流暖房を実
現ることができる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0014】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
おける空気調和装置の正面図であり、図2は拡大断面図
である。図において、10はブラインドであり、11は
熱媒を通す熱媒管であり、12は熱媒の熱を室内側へ輻
射する輻射体である複数段の薄板の銅板であり、銅板1
2には輻射エネルギーを効率的に発生する輻射率の高い
金属酸化物等のセラミック塗装を施した面をしており、
13は熱媒の熱を加熱する室外機であり、14は室外機
13と空気調和装置との間に熱媒を通す熱媒配管であ
り、熱媒配管14は熱媒管11に連通し、銅板12には
水平方向に2段凹部15を設け、この凹部15に沿って
熱媒管11が高熱伝導率を有するカーボンの粉体を含有
した接着剤16で接着されている。また、複数段ある銅
板12は両端と中央とでロープ17によりつり下げ固定
されており、このロープ17を上下に動かすことで伸縮
したり、太陽光を採光したり遮断するブラインド本来の
機能を果たすものである。
【0015】以上のように構成された空気調和装置につ
いて、以下その動作、作用を説明する。ボイラー等の室
外機13で加熱された温水等の高温の熱媒は熱媒配管1
4を通り室内側へ移送され熱媒管11に流入する。熱媒
管11は銅板12の凹部を往きと戻りの2段で配管さ
れ、熱媒管11を熱媒が通過する際に熱媒の熱が高熱伝
導率を有する接着剤16を介して銅板12へ効率よく熱
伝導し、銅板12の表面に塗装されたセラミック塗装面
から室内へ輻射熱を放熱する。また、輻射体である銅板
12自体が自然対流熱交換器として空気側へ熱を放熱す
る。従って、極めて薄型で高輻射率を実現できる。さら
に、図3に示すように昼間でもブラインドの銅板12の
角度を室内側からみて上方向もしくは水平方向に保つこ
とで太陽光を採光したり戸外の景色を見ながら輻射と自
然対流暖房を実現できる。
【0016】ここで、高熱伝導率を有する接着剤として
カーボンの粉体を含有した例を示したが、カーボン以外
に銀粉等の金属系の粉体を含有させた接着剤を使用して
も同様の効果を発揮できる。
【0017】また、輻射体を銅板としたが薄板状の熱伝
導率の高い金属版であればほぼ同様の効果を発揮するこ
とができる。 銅板12に輻射エネルギーを効率的に発
生する輻射率の高い金属酸化物等のセラミック塗装を施
した例を示したが、セラミック塗装以外にもアクリル樹
脂等の塗装材料を使用しても同様の効果を発揮できる。
【0018】(実施例2)図1は、本発明の実施例2に
おける空気調和装置の正面図であり、図4は拡大断面図
である。図において、18はアコーデオン型ブラインド
であり、11は熱媒を通す熱媒管であり、12は熱媒の
熱を室内側へ輻射する輻射体である複数段の薄板の銅板
であり、銅板12には輻射エネルギーを効率的に発生す
る輻射率の高い金属酸化物等のセラミック塗装を施した
面をしており、熱媒管11は銅板12には垂直平方に2
列凹部15を設け、この凹部15に沿って熱媒管11が
高熱伝導率を有するカーボンの粉体を含有した接着剤1
6で接着されている。また、複数段ある銅板12はレー
ル金具19によりつり下げ固定されており、このレール
19を左右に銅板12が移動すると共に伸縮し、銅板1
2は左右に回動することで太陽光を採光したり遮断する
ブラインド本来の機能を果たすものである。
【0019】以上のように構成された空気調和装置につ
いて、以下その動作、作用を説明する。ボイラー等の室
外機13で加熱された温水等の高温の熱媒は熱媒管11
に流入する。熱媒管11は銅板12の凹部を往きと戻り
の2列で配管され、熱媒管11を熱媒が通過する際に熱
媒の熱が高熱伝導率を有する接着剤16を介して銅板1
2へ効率よく熱伝導し、銅板12の表面に塗装されたセ
ラミック塗装面から室内へ輻射熱を放熱する。また、輻
射体である銅板12自体が自然対流熱交換器として空気
側へ熱を放熱する。従って、極めて薄型で高輻射率を実
現できる。さらに、図示しないが昼間でもブラインドの
銅板12の角度を室内側からみて正面方向に保つことで
太陽光を採光したり戸外の景色を見ながら輻射と自然対
流暖房を実現できる。
【0020】ここで、高熱伝導率を有する接着剤として
カーボンの粉体を含有した例を示したが、カーボン以外
に銀粉等の金属系の粉体を含有させた接着剤を使用して
も同様の効果を発揮できる。
【0021】また、輻射体を銅板としたが薄板状の熱伝
導率の高い金属版であればほぼ同様の効果を発揮するこ
とができる。銅板12に輻射エネルギーを効率的に発生
する輻射率の高い金属酸化物等のセラミック塗装を施し
た例を示したが、セラミック塗装以外にもアクリル樹脂
等の塗装材料を使用しても同様の効果を発揮できる。
【0022】(実施例3)図5は、本発明の実施例3の
空気調和装置の拡大断面図である。図において、20は
輻射面と反対側の面に設けた断熱材である。実施例1も
しくは実施例2の構成と異なるとこは、熱媒管11を対
向する二枚の銅板12の凹部15で高熱伝導率の接着剤
16により接着し、輻射面と反対側の面に断熱材20を
設けた点である。
【0023】以上のように構成された空気調和装置につ
いて、以下その動作、作用を説明する。ボイラー等の室
外機13で加熱された温水等の高温の熱媒は熱媒管11
に流入する。熱媒管10は銅板12の凹部に挟まれた熱
媒管11を熱媒が通過する際に熱媒の熱が高熱伝導率を
有する接着剤16を介して銅板12へ効率よく熱伝導
し、銅板12の表面に塗装されたセラミック塗装面から
室内へ輻射熱を放熱する。このとき、輻射面とは反対側
に断熱材20を設けているため輻射面側の表面温度が上
昇し、輻射熱量が増加し、快適な暖房感が得られる。ま
た、輻射体である銅板12自体が自然対流熱交換器とし
て空気側へ熱を放熱する。従って、極めて薄型で高輻射
率を実現できる。さらに、図3に示すように昼間でもブ
ラインドの銅板12の角度を室内側からみて上方向もし
くは水平方向に保つことで太陽光を採光したり戸外の景
色を見ながら輻射と自然対流暖房を実現できる。
【0024】ここで、高熱伝導率を有する接着剤として
カーボンの粉体を含有した例を示したが、カーボン以外
に銀粉等の金属系の粉体を含有させた接着剤を使用して
も同様の効果を発揮できる。
【0025】また、銅板12に輻射エネルギーを効率的
に発生する輻射率の高い金属酸化物等のセラミック塗装
を施した例を示したが、セラミック塗装以外にもアクリ
ル樹脂等の塗装材料を使用しても同様の効果を発揮でき
る。
【0026】(実施例4)図6は、本発明の実施例4の
空気調和装置の要部拡大斜視図である。
【0027】図において、21は熱媒管10を編み込む
高熱伝導率の熱伝導繊維である。実施例1もしくは実施
例2の構成と異なるとこは、熱媒管11が可とう性の柔
らかい樹脂や、ゴム等の材質で形成されていることと、
熱媒管11と直交方向に編み込む高熱伝導率の熱伝導繊
維21を設けた点である。
【0028】以上のように構成された空気調和装置につ
いて、以下その動作、作用を説明する。ボイラー等の室
外機13で加熱された温水等の高温の熱媒は熱媒管11
に流入する。熱媒管11は直行方向に熱伝導繊維21で
編み込まれ、複数段配管され、熱媒管11を熱媒が通過
する際に熱媒の熱が高熱伝導率を有する熱伝導繊維21
へ効率よく熱伝導し、この熱伝導繊維21から室内へ輻
射熱を放熱する。従って、輻射体12は柔軟性に富み極
めて薄型で、高輻射率を実現できる。
【0029】ここで、高熱伝導率を有する熱伝導繊維2
1としては、銅の繊維や、金糸、銀糸等の金属繊維を使
用することで高輻射機能を発揮することができる。
【0030】(実施例5)図7は、本発明の実施例5の
空気調和装置の拡大断面図である。
【0031】図において、22は送風手段であるクロス
フローファンであり、23は送風通路であり、24は吸
い込み口であり、25は吹き出し口である。実施例1〜
3の構成と異なるとこは、窓や壁26とブラインド10
やアコーデオン型ブラインド18との間に送風通路21
を設け、送風通路に空気を通過させる上端部27に設け
たクロスフローファン22をブラインド10やアコーデ
オン型ブラインドの上端部27に設けた点である。
【0032】以上のように構成された空気調和装置につ
いて、以下その動作、作用を説明する。ボイラー等の室
外機13で加熱された温水等の高温の熱媒は熱媒管11
に流入する。熱媒管11は銅板12の凹部15に配管さ
れ、熱媒管11を熱媒が通過する際に熱媒の熱が高熱伝
導率を有する接着剤16を介して銅板12へ効率よく熱
伝導し、銅板12の表面に塗装されたセラミック塗装面
から室内へ輻射熱を放熱する。また、ブラインド10も
しくはアコーデオン型ブラインド18と窓や壁26の間
の送風通路21にクロスフローファン22により複数の
銅板12の間隙である吸い込み口24から吸い込まれた
室内空気が加熱され、送風通路23を通過して吹き出し
口25から室内の天井近傍と平行して温風を吹き出す強
制対流熱交換器として機能する。強制循環暖房が天井近
傍を通過するため、室内にいる人には直接温風が当たら
ないため気流感を感じることが無く快適な暖房をを実現
でき、室内温度の立ち上がり性能を飛躍的に向上でき
る。
【0033】ここで、高熱伝導率を有する接着剤として
カーボンの粉体を含有した例を示したが、カーボン以外
に銀粉等の金属系の粉体を含有させた接着剤を使用して
も同様の効果を発揮できる。
【0034】また、銅板12に輻射エネルギーを効率的
に発生する輻射率の高い金属酸化物等のセラミック塗装
を施した例を示したが、セラミック塗装以外にもアクリ
ル樹脂等の塗装材料を使用しても同様の効果を発揮でき
る。
【0035】(実施例6)図8は、本発明の実施例6の
空気調和装置の拡大断面図である。
【0036】図において、22は送風手段であるクロス
フローファンであり、23は送風通路であり、24は吸
い込み口であり、25は吹き出し口である。実施例1〜
3と実施例5の構成と異なるとこは、窓や壁26とブラ
インド10やアコーデオン型ブラインド18との間に送
風通路21を設け、送風通路に空気を通過させるクロス
フローファン22をブラインド10やアコーデオン型ブ
ラインドの下端部28に設けた点である。
【0037】以上のように構成された空気調和装置につ
いて、以下その動作、作用を説明する。ボイラー等の室
外機13で加熱された温水等の高温の熱媒は熱媒管11
に流入する。熱媒管11は銅板12の凹部15に配管さ
れ、熱媒管11を熱媒が通過する際に熱媒の熱が高熱伝
導率を有する接着剤16を介して銅板12へ効率よく熱
伝導し、銅板12の表面に塗装されたセラミック塗装面
から室内へ輻射熱を放熱する。また、ブラインド10も
しくはアコーデオン型ブラインド18と窓や壁26の間
の送風通路21に下端部28に設けたクロスフローファ
ン22により吸い込み口24から吸い込まれた室内空気
が吹き出し口25である銅板12の間隙を通過する際に
加熱され室内へ温風を吹き出す強制対流熱交換器として
機能する。強制循環暖房がブラインドの全面から吹き出
すため、気流を銅板12の角度を調節することで上中下
と任意に切り替えることが可能であり、快適な暖房をを
実現でき、室内温度の立ち上がり性能を飛躍的に向上で
きる。
【0038】ここで、高熱伝導率を有する接着剤として
カーボンの粉体を含有した例を示したが、カーボン以外
に銀粉等の金属系の粉体を含有させた接着剤を使用して
も同様の効果を発揮できる。
【0039】また、銅板12に輻射エネルギーを効率的
に発生する輻射率の高い金属酸化物等のセラミック塗装
を施した例を示したが、セラミック塗装以外にもアクリ
ル樹脂等の塗装材料を使用しても同様の効果を発揮でき
る。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように請求項1
〜6に記載の発明によれば、ブラインドにより昼夜を問
わず輻射と自然対流による放熱が可能であり、熱媒管か
ら輻射体への熱伝導を向上し、輻射体から高輻射するこ
とができ、小型で薄型の空気調和装置を実現することが
可能となる。さらにまた、輻射体に送風手段からの空気
を送風することにより強制対流による熱交換が可能とな
り、暖房立ち上がり性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における空気調和装置の正面
【図2】同装置の断面図
【図3】同装置の他の断面図
【図4】本発明の実施例2における空気調和装置の正面
【図5】本発明の実施例3における空気調和装置の断面
【図6】本発明の実施例4における空気調和装置の要部
の斜視図
【図7】本発明の実施例5における空気調和装置の断面
【図8】本発明の実施例6における空気調和装置の断面
【図9】従来の空気調和装置の正面図
【符号の説明】
10 ブラインド 11 熱媒管 12 銅板 15 凹部 16 接着剤 18 アコーデオン型ブラインド 20 断熱材 21 熱伝導繊維 22 クロスフローファン 23 送風通路 24 吸い込み口 25 吹き出し口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に伸縮するブラインドと、熱媒
    を通す熱媒管と、短冊薄板からなり熱媒の熱を放熱する
    輻射体とを備え、前記輻射体を上下方向に複数段設ける
    と共に、前記輻射体のそれぞれに設けた凹部に前記熱媒
    管を接着剤で接着した空気調和装置。
  2. 【請求項2】 左右方向に伸縮するアコーデオン型ブラ
    インドと、熱媒を通す熱媒管と、短冊薄板からなり熱媒
    の熱を放熱する輻射体とを備え、前記輻射体を左右方向
    に複数列設けると共に、前記輻射体のそれぞれに設けた
    凹部に前記熱媒管を接着剤で接着した空気調和装置。
  3. 【請求項3】 二枚の短冊薄板のそれぞれに互いに対向
    するように凹部を設け、前記凹部に熱媒管を接着剤で接
    着すると共に、輻射面とは反対側になる前記短冊薄板の
    背面に断熱材を設けた請求項1又は2記載の空気調和装
    置。
  4. 【請求項4】 熱媒管を可とう性材料で形成し、熱伝導
    繊維の糸を前記熱媒管に直交させて編みこむことで輻射
    体を形成した請求項1又は2記載の空気調和装置。
  5. 【請求項5】 輻射体の上部に設けた送風手段によって
    前記送風手段の下方向から吸い込んだ空気を温風にして
    前記輻射体の水平方向に吹き出す請求項1、2又は3記
    載の空気調和装置。
  6. 【請求項6】 輻射体の下部に設けた送風手段によっ
    て、前記送風手段の下方向から空気を吸い込み、この空
    気を前記輻射体と窓との間に設けた送風通路に吹き出す
    と共に、前記送風通路を通過する空気が前記輻射体の間
    を通過する際に昇温させ、温風として室内空間に吹き出
    す請求項1、2又は3記載の空気調和装置。
JP2000370891A 2000-12-06 2000-12-06 空気調和装置 Pending JP2002168469A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000370891A JP2002168469A (ja) 2000-12-06 2000-12-06 空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000370891A JP2002168469A (ja) 2000-12-06 2000-12-06 空気調和装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002168469A true JP2002168469A (ja) 2002-06-14

Family

ID=18840698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000370891A Pending JP2002168469A (ja) 2000-12-06 2000-12-06 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002168469A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100988484B1 (ko) * 2009-09-17 2010-10-25 정재헌 유동 유로가 구비된 블라인드
JP2012241974A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 Toyota Home Kk 冷暖房システム
JP2013040720A (ja) * 2011-08-17 2013-02-28 Asahi Kasei Homes Co 輻射パネル装置
JP2017096757A (ja) * 2015-11-24 2017-06-01 トヨタ自動車株式会社 筒内圧センサ
CN114351932A (zh) * 2021-12-10 2022-04-15 北新集团建材股份有限公司 一种吊顶结构和室内温度调节方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100988484B1 (ko) * 2009-09-17 2010-10-25 정재헌 유동 유로가 구비된 블라인드
KR101136113B1 (ko) 2009-09-17 2012-04-17 정재헌 냉각유로를 구비한 태양광 발전 블라인드
KR101169758B1 (ko) * 2009-09-17 2012-08-02 정재헌 유동 유로가 구비된 블라인드
JP2012241974A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 Toyota Home Kk 冷暖房システム
JP2013040720A (ja) * 2011-08-17 2013-02-28 Asahi Kasei Homes Co 輻射パネル装置
JP2017096757A (ja) * 2015-11-24 2017-06-01 トヨタ自動車株式会社 筒内圧センサ
CN114351932A (zh) * 2021-12-10 2022-04-15 北新集团建材股份有限公司 一种吊顶结构和室内温度调节方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5544580B1 (ja) 空気調和装置及び空気調和装置の運転方法
JP6512658B2 (ja) 放射空調システム
JP2013509559A (ja) 部屋を空調するための装置、および装置中で使用するためのヒートポンプアセンブリ
JP6484090B2 (ja) 放射空調システム
JP2002168469A (ja) 空気調和装置
JP2014134301A (ja) 天井空調ユニット及びこれを用いた空調システム
JP2004020047A (ja) 空気調和装置
JPH05141708A (ja) 輻射冷暖房パネル
JP2015025650A (ja) 空気調和装置及び空気調和装置の運転方法
JP2002162053A (ja) 空気調和装置
JP2004197988A (ja) 冷暖房装置
JP2002162057A (ja) 空気調和装置
JP4698204B2 (ja) 建物の室内空調システム
JP2710707B2 (ja) 天井輻射冷暖房システム
JP4729874B2 (ja) 空気調和機
JP3849497B2 (ja) 空気調和装置
CN214370568U (zh) 一种带隐藏式通风管道的踢脚线散热器
JP2002286241A (ja) 空気調和装置
JP2003042472A (ja) 空気調和装置
JP2008209048A (ja) 縦型放射パネル及び縦型放射パネルを備えた放射空調システム
JP2002286242A (ja) 空気調和装置
JP2006214697A (ja) 放射パネル及び空調システム
JP2697323B2 (ja) 天井冷暖房システム
JP6340240B2 (ja) 冷暖房パネル及び天井構造
JP2002168470A (ja) 空気調和装置