JP3847099B2 - 窓暖房装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、窓を暖めるための窓暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、住宅の室内暖房としては、部屋の内壁に設けたエアコンディショナー(以下、「エアコン」と称する。)による暖房が知られている。このエアコンによる暖房の場合、温風の吹き出しによって不快感を与えることがあり、また天井付近ほど温度が高くなって、頭熱足寒といった健康に好ましくない温熱環境となることが多い。
【0003】
このため、近年では、床暖房装置による暖房が主流となりつつある。この床暖房の場合、エアコンのような温風の吹き出しがなく、しかも床付近ほど温度が高くなって、頭寒足熱の良好な温熱環境を実現できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の床暖房においても、図7に示すように、窓(1)が外気で冷やされることで窓(1)付近に冷気(2)が発生して、この冷気(2)が床面(3)に向かって流れるといった現象(コールドドラフト)を阻止することはできず、これにより局部的な対流が発生して、室内に温度差が生じ易くなり、快適度が低下するといった不具合があった。しかも、窓(1)が冷やされると、窓(1)に結露が発生して、室内が乾燥するといった不具合もあった。
【0005】
そこで、この発明は、上記の不具合を解消して、室内の窓付近における冷気の発生を抑制するとともに、窓における結露の発生を防止して、室内の温熱環境を快適に保つことができる窓暖房装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明の窓暖房装置は、障子を嵌め込む窓枠の下弦材内に、発熱体を一体的に組み込んで、この発熱体によって窓枠を加熱することで、障子を暖めるようにしている。
【0007】
具体的には、発熱体として、床暖房用ヒータの一部を利用している。また、発熱体は、下弦材の長手方向のほぼ全長にわたって配されている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明するが、まず最初に、この発明の前提となる参考例について説明する。この参考例における窓暖房装置は、図1及び図2に示すように、障子(10)(10)を嵌め込む窓枠(11)内に、発熱体(12)を一体的に組み込むことによって構成されている。
【0009】
障子(10)は、ガラス製の板材(13)の周囲に、例えばアルミニウム製のような金属製の枠状框材(14)を取り付けてなる。そして、これら窓(10)(10)は、例えば引き違い可能に窓枠(11)に嵌め込まれている。障子(10)としては、このような引き違い式のものに限定されず、例えば観音開き式、引き倒し式、さらには嵌め殺し式等のものであっても良い。
【0010】
窓枠(11)は、一対の縦枠材(20)(20)と、これら縦枠材(20)(20)の上端部間を連結する上弦材(21)と、縦枠材(20)(20)の下端部間を連結する下弦材(22)とによって方形枠状に形成されている。これら縦枠材(20)(20)、上弦材(21)及び下弦材(22)は、例えばアルミニウム製のような金属製の押し出し成形品である。そして、この窓枠(11)の下弦材(22)は、図1に示すように、中空構造となっており、その内部に発熱体(12)が取り付けられている。
【0011】
発熱体(12)は、例えば帯板状の電気式パネル状ヒータからなり、その長手方向に沿った両端部が下弦材(22)内部に形成された一対の凹形溝(23)(23)に差し込まれて、発熱面(24)が上方を向くようにして、下弦材(22)の長手方向のほぼ全長にわたって配されている。発熱体(12)としては、パネル状ヒータに限らず、例えば図3に示すような電気式コード状ヒータ(25)であっても良い。また、電気式に限らず、例えばガス給湯式であっても良い。
【0012】
なお、図2中、(30)は、発熱体(12)に対する通電を制御するスイッチであって、室内の壁面(31)に取り付けられている。このスイッチ(30)としては、発熱体(12)に対する通電をオンオフするタイプのものだけに限らず、例えば発熱量を調整することができるタイプ、タイマー機能を備えたタイプ、室内外の温度や湿度といった窓(10)周辺の環境に応じて通電を制御するタイプ、床暖房用のスイッチと連動するタイプのものであっても良い。また、スイッチ(30)の取付場所は、壁面(31)に限らず、例えば窓枠(11)を囲む窓額縁(32)に取り付けるようにしても良い。図1及び図3中、(33)は基礎、(34)は大引、(35)は根太、(36)は窓枠用土台、(37)は下地材、(38)は床材である。
【0013】
上記構成において、発熱体(12)に通電すると、この発熱体(12)が発熱して下弦材(22)が加熱される。これによって、下弦材(22)に連続する縦枠材(20)(20)、さらには上弦材(21)が熱伝導によって順次暖まり、窓枠(11)全体が暖まる。また、この窓枠(11)に接する障子(10)の框材(14)が熱伝導によって暖まり、さらに框材(14)に接する板材(13)も暖まって、障子(10)全体が暖まる。
【0014】
このようにして窓(40)全体が暖まると、図4に示すように、この窓(40)に接触する空気も暖まって暖気(41)となる。これによって、室内における窓(40)付近での冷気の発生がなくなり、局部的な対流の発生を防止して、室内の温度を均一に保つことができる。また、窓(40)全体が暖まることで、結露の発生を防止することができる。
【0015】
図5及び図6は、この発明の実施形態に係る窓暖房装置を示している。この窓暖房装置では、発熱体(50)として、室内に床に敷設される床暖房用ヒータ(60)(60)…の一部が利用されている。すなわち、電気式パネル状ヒータである床暖房用ヒータ(60)(60)…の下弦材(52)に沿った一端部を、下弦材(52)まで延設して、その下弦材(52)に形成された横溝(53)に差し入れることで、発熱体(50)を組み込むようにしている。
【0016】
なお、床暖房用ヒータ(60)(60)…は、パネル状ヒータに限らず、例えば電気式コード状ヒータであっても良く、この場合、そのコード状ヒータの一部を下弦材(52)内部において引き回すことで、発熱体を下弦材に組み込むようにすれば良い。また、床暖房用ヒータ(60)(60)…は、電気式に限らず、例えばガス給湯式であっても良い。その他の構成は、図1及び図2に示す窓暖房装置の構成と同様であり、また同様の作用効果を奏する。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明の窓暖房装置では、窓枠を加熱する発熱体を組み込んでいるので、熱伝導によって窓全体を効果的に暖めて、窓付近での冷気の発生を抑えることができる。これにより、局部的な対流の発生を防止して、室内の温度を均一に保つことができる。また、窓全体が暖まることで、窓における結露の発生を抑えて、特に乾燥しがちな冬場における室内の乾燥を防止することができる。従って、室内の温熱環境を快適に維持することができる。
【0019】
さらに、結露をなくして乾燥を防止することで、カビ等の発生を抑制して窓周辺を衛生的に保つことができ、室内の木質系造作物の寿命も延ばすことができる。
【0020】
また、寒冷地においては、窓のガラス面等に氷がついて外が見えなくなることを防ぐことができ、氷による開閉の妨げも防ぐことができる。
【0021】
さらにまた、床暖房用ヒータの一部を利用した発熱体を、窓枠の下弦材内に組み込むようにしたり、下弦材の長手方向のほぼ全長にわたって配することで、発熱体から発生する熱を窓全体に素早くほぼ均一に伝えることができ、暖房性能の向上を図ることができる。
【0022】
さらに、発熱体として、床暖房用ヒータの一部を利用することで、窓暖房専用の発熱体を省略することができ、構造の簡略化及び施工費の削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の前提となる参考例としての窓暖房装置の断面図であ
る。
【図2】窓の正面図である。
【図3】発熱体としてコード状ヒータを使用した窓暖房装置の断面図である。
【図4】窓付近の暖気の流れを示す概略図である。
【図5】 この発明の実施形態に係る窓暖房装置の要部斜視図である。
【図6】同じくその断面図である。
【図7】従来の窓付近の冷気の流れを示す概略図である。
【符号の説明】
(10) 障子
(11) 窓枠
(12)(50) 発熱体
(22)(52) 下弦材
(60) 床暖房用ヒータ
Claims (2)
- 障子を嵌め込む窓枠の下弦材内に、発熱体を一体的に組み込んで、この発熱体によって窓枠を加熱することで、障子を暖めるようにした窓暖房装置であって、前記発熱体として、床暖房用ヒータの一部を利用したことを特徴とする窓暖房装置。
- 発熱体は、下弦材の長手方向のほぼ全長にわたって配されている請求項1記載の窓暖房装置。
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