JPH11304195A - 輻射冷暖房システム - Google Patents
輻射冷暖房システムInfo
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- JPH11304195A JPH11304195A JP10112504A JP11250498A JPH11304195A JP H11304195 A JPH11304195 A JP H11304195A JP 10112504 A JP10112504 A JP 10112504A JP 11250498 A JP11250498 A JP 11250498A JP H11304195 A JPH11304195 A JP H11304195A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 配管工事が簡略化された輻射冷暖房システム
を提供することを課題とする。 【解決手段】 壁面14の上部で縁を支持された膜天井
22が天井12から支持部材24につり下げられてい
る。膜天井22と断熱材20の間に形成された風道26
に冷暖気供給部32から冷気が供給され、膜天井22を
介して居室18に輻射冷房が施される。これにより、居
室18は柔らかい冷房が施されることになる。この際、
膜天井22を天井12の表面に配設するだけで風道26
が形成されるため、輻射冷暖房システムの施工が簡略化
される。しかも、膜天井22が通気性を有するため、急
速冷暖房時に膜天井22から冷気が室内に吹き出し、輻
射冷房の立ち上げの悪さを補う。輻射暖房も同様であ
る。
を提供することを課題とする。 【解決手段】 壁面14の上部で縁を支持された膜天井
22が天井12から支持部材24につり下げられてい
る。膜天井22と断熱材20の間に形成された風道26
に冷暖気供給部32から冷気が供給され、膜天井22を
介して居室18に輻射冷房が施される。これにより、居
室18は柔らかい冷房が施されることになる。この際、
膜天井22を天井12の表面に配設するだけで風道26
が形成されるため、輻射冷暖房システムの施工が簡略化
される。しかも、膜天井22が通気性を有するため、急
速冷暖房時に膜天井22から冷気が室内に吹き出し、輻
射冷房の立ち上げの悪さを補う。輻射暖房も同様であ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輻射熱を用いて冷
暖房を行うシステムに関し、一層詳細には、膜体で居室
の天井あるいは壁面の表面を覆い、膜体と天井あるいは
壁面との間の空間に冷気あるいは暖気を供給することに
より冷暖房を行う輻射冷暖房システムに関する。
暖房を行うシステムに関し、一層詳細には、膜体で居室
の天井あるいは壁面の表面を覆い、膜体と天井あるいは
壁面との間の空間に冷気あるいは暖気を供給することに
より冷暖房を行う輻射冷暖房システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エアコン等による冷暖房が普及し
て四季を通じて快適な居住空間が確保されるようになっ
てきた。しかしながら、空調を連続的に使用すると利用
者が不快になることもあった。例えば、冷房を使用する
場合には、冷気が直接体に吹きつけて体がだるくなるこ
とである。
て四季を通じて快適な居住空間が確保されるようになっ
てきた。しかしながら、空調を連続的に使用すると利用
者が不快になることもあった。例えば、冷房を使用する
場合には、冷気が直接体に吹きつけて体がだるくなるこ
とである。
【0003】このような問題点を解決する冷暖房システ
ムとして、輻射熱を利用することが注目されている。特
に、暖房においては床暖房という形でかなり普及しつつ
ある。床暖房は、頭寒足熱になること、足が床面に触れ
たときの快感(暖かさ)等の理由により、利用者の支持
を受けている。
ムとして、輻射熱を利用することが注目されている。特
に、暖房においては床暖房という形でかなり普及しつつ
ある。床暖房は、頭寒足熱になること、足が床面に触れ
たときの快感(暖かさ)等の理由により、利用者の支持
を受けている。
【0004】この床暖房と同様の発想から冷房にも輻射
熱を利用することが考えられる。すなわち、天井の面全
体を冷し、この冷気によって輻射冷房を行うシステムで
ある。このような研究、開発が行われている。
熱を利用することが考えられる。すなわち、天井の面全
体を冷し、この冷気によって輻射冷房を行うシステムで
ある。このような研究、開発が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような輻射冷暖房
を実施する場合、配管工事の簡略化が要望されていた。
天井からの輻射冷房を行う場合であれば、熱交換機等を
配設するとともに、天井材の裏側に風道を設ける必要が
あり、配管工事が煩雑であるという不都合があった。
を実施する場合、配管工事の簡略化が要望されていた。
天井からの輻射冷房を行う場合であれば、熱交換機等を
配設するとともに、天井材の裏側に風道を設ける必要が
あり、配管工事が煩雑であるという不都合があった。
【0006】また、天井から輻射冷房を行う場合、床暖
房と異なり冷房特有の問題が発生する。すなわち、天井
面に結露が発生し、天井材を傷めてしまうおそれがあっ
た。この結露を解決するという観点から、天井材として
透湿性のあるものを使用するものが提案されている
(『放射冷房の結露防止に関する研究』松下電工技報
(Apr.1996))。
房と異なり冷房特有の問題が発生する。すなわち、天井
面に結露が発生し、天井材を傷めてしまうおそれがあっ
た。この結露を解決するという観点から、天井材として
透湿性のあるものを使用するものが提案されている
(『放射冷房の結露防止に関する研究』松下電工技報
(Apr.1996))。
【0007】これは、天井材に透湿性を有する部材を使
用することにより、天井裏に設けられた風道と室内の水
蒸気圧の差によって室内から風道に水蒸気を移動させ、
風道から熱交換器に運ばせてドレンとして外部に排出す
るものである。このように構成することにより、除湿器
等の特別な除湿機構を設けることなく、結露を防止でき
るとしている。
用することにより、天井裏に設けられた風道と室内の水
蒸気圧の差によって室内から風道に水蒸気を移動させ、
風道から熱交換器に運ばせてドレンとして外部に排出す
るものである。このように構成することにより、除湿器
等の特別な除湿機構を設けることなく、結露を防止でき
るとしている。
【0008】しかしながら、このような結露防止用の天
井材を用いて冷房を行うと、冷房の立ち上がりが遅いと
いう不都合があった。すなわち、天井材に透湿性を有す
る多孔質体を用いているため、風道に冷気を供給する
と、天井材を冷やすまでに時間を要する。したがって、
天井材による室内の輻射冷房が定常状態になるまで時間
がかかっていた(立ち上がりが悪かった)。
井材を用いて冷房を行うと、冷房の立ち上がりが遅いと
いう不都合があった。すなわち、天井材に透湿性を有す
る多孔質体を用いているため、風道に冷気を供給する
と、天井材を冷やすまでに時間を要する。したがって、
天井材による室内の輻射冷房が定常状態になるまで時間
がかかっていた(立ち上がりが悪かった)。
【0009】本発明は係る事実を考慮して、配管工事が
簡略化された輻射冷暖房システムを提供することを課題
とする。また、本発明は結露を防止しつつ、立ち上がり
の良好な輻射冷暖房システムを提供することを課題とす
る。
簡略化された輻射冷暖房システムを提供することを課題
とする。また、本発明は結露を防止しつつ、立ち上がり
の良好な輻射冷暖房システムを提供することを課題とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、部屋を構成する壁面あるいは天井と、前記壁面ある
いは天井の表面を覆う膜体と、前記壁面あるいは天井と
膜体の間に形成される空間に冷気あるいは暖気を供給す
る冷暖気供給手段と、を備えることを特徴とする。 請
求項1記載の発明の作用について説明する。
は、部屋を構成する壁面あるいは天井と、前記壁面ある
いは天井の表面を覆う膜体と、前記壁面あるいは天井と
膜体の間に形成される空間に冷気あるいは暖気を供給す
る冷暖気供給手段と、を備えることを特徴とする。 請
求項1記載の発明の作用について説明する。
【0011】壁面あるいは天井の表面を膜体で覆うこと
により、壁面あるいは天井と膜体の間の空間を風道と
し、ここに冷暖気供給手段から冷温風を供給することに
よって膜体を介して室内へ輻射冷暖房が行われる。した
がって、冷暖房のために新たに横引きダクトの配管工事
を行う必要がなく、壁面あるいは天井の表面を膜体で覆
うだけで良いため、配管工事が簡略化される。
により、壁面あるいは天井と膜体の間の空間を風道と
し、ここに冷暖気供給手段から冷温風を供給することに
よって膜体を介して室内へ輻射冷暖房が行われる。した
がって、冷暖房のために新たに横引きダクトの配管工事
を行う必要がなく、壁面あるいは天井の表面を膜体で覆
うだけで良いため、配管工事が簡略化される。
【0012】請求項2に記載の発明では、請求項1記載
の発明において、前記膜体は通気性を有することを特徴
とする。
の発明において、前記膜体は通気性を有することを特徴
とする。
【0013】請求項2記載の発明の作用について説明す
る。
る。
【0014】急速冷暖房を行う際に、気流速度(圧力)
が上昇すると、通気性を有する膜体から冷温風(冷暖
気)が室内に吹き出し、急速に室内の冷暖房を行い、輻
射冷暖房の立ち上がりの悪さを補う。
が上昇すると、通気性を有する膜体から冷温風(冷暖
気)が室内に吹き出し、急速に室内の冷暖房を行い、輻
射冷暖房の立ち上がりの悪さを補う。
【0015】請求項3に記載の発明では、請求項1記載
の発明において、前記膜体には、前記空間の圧力上昇に
応じて開口する吹き出し口を有することを特徴とする。
の発明において、前記膜体には、前記空間の圧力上昇に
応じて開口する吹き出し口を有することを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明の作用について説明す
る。
る。
【0017】急速冷暖房を行う際に、気流速度(気圧)
が上昇すると、膜体の吹き出し口が開口して冷温風(冷
暖気)が室内に吹き出し、急速に室内の冷暖房を行うた
め、輻射冷暖房の立ち上がりの悪さを一層良く補う。
が上昇すると、膜体の吹き出し口が開口して冷温風(冷
暖気)が室内に吹き出し、急速に室内の冷暖房を行うた
め、輻射冷暖房の立ち上がりの悪さを一層良く補う。
【0018】請求項4に記載の発明では、請求項1〜3
のいずれか1項に記載の発明において、前記壁面あるい
は天井と前記膜体の間に断熱材を配設し、断熱材と膜体
の間に形成される空間に前記冷暖気供給手段から冷気あ
るいは暖気を供給することを特徴とする。
のいずれか1項に記載の発明において、前記壁面あるい
は天井と前記膜体の間に断熱材を配設し、断熱材と膜体
の間に形成される空間に前記冷暖気供給手段から冷気あ
るいは暖気を供給することを特徴とする。
【0019】請求項4記載の発明の作用について説明す
る。
る。
【0020】断熱材と膜体の間の空間を風道とするた
め、輻射冷暖房システムの熱効率が向上する。
め、輻射冷暖房システムの熱効率が向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態に係る輻射
冷暖房システムについて、図1を参照して説明を行う。
図1は、輻射冷暖房システムの概略図である。本実施形
態の輻射冷暖房システム10は、鉄筋コンクリート製の
天井12、壁面14、床面16で形成された居室18に
対して設けられている。
冷暖房システムについて、図1を参照して説明を行う。
図1は、輻射冷暖房システムの概略図である。本実施形
態の輻射冷暖房システム10は、鉄筋コンクリート製の
天井12、壁面14、床面16で形成された居室18に
対して設けられている。
【0022】居室18の天井12の下部には、断熱材2
0が配設されており、さらに、断熱材20の下部には、
壁面14の上部で縁部が支持されるとともに支持部材2
4でつり下げられた膜天井22が天井12(断熱材2
0)の全面を覆っている。
0が配設されており、さらに、断熱材20の下部には、
壁面14の上部で縁部が支持されるとともに支持部材2
4でつり下げられた膜天井22が天井12(断熱材2
0)の全面を覆っている。
【0023】膜天井22は通気性に優れた布から形成さ
れており、支持部材24につり下げられることにより、
断熱材20との間に風道となる空間(以下、風道とい
う)26が形成される。
れており、支持部材24につり下げられることにより、
断熱材20との間に風道となる空間(以下、風道とい
う)26が形成される。
【0024】天井12の上部には、熱交換器28と送風
機30とから構成される冷暖気供給部32が配設されて
おり、冷暖気供給部32から風道26に供給用と還流用
の2本のパイプ34、36が配管されている。
機30とから構成される冷暖気供給部32が配設されて
おり、冷暖気供給部32から風道26に供給用と還流用
の2本のパイプ34、36が配管されている。
【0025】このように構成される輻射冷暖房システム
10の作用について説明する。
10の作用について説明する。
【0026】冷房を行う場合には、熱交換器28によっ
て冷却された冷気が送風機30によって供給用のパイプ
34から風道26に供給される。冷気が風道26内を満
たすことによって膜天井22を介して輻射冷房(波線矢
印参照)が行われ、居室18の室温が低下する。輻射冷
房によって温度上昇した風道26の空気は、気流によっ
て還流用のパイプ36を介して冷温風交換部32に戻
り、熱交換器28によって再び冷却され、供給用のパイ
プ34を介して風道26に再び供給される。
て冷却された冷気が送風機30によって供給用のパイプ
34から風道26に供給される。冷気が風道26内を満
たすことによって膜天井22を介して輻射冷房(波線矢
印参照)が行われ、居室18の室温が低下する。輻射冷
房によって温度上昇した風道26の空気は、気流によっ
て還流用のパイプ36を介して冷温風交換部32に戻
り、熱交換器28によって再び冷却され、供給用のパイ
プ34を介して風道26に再び供給される。
【0027】この場合、通常の冷房と異なり冷風が直
接、居室18に居る人間に吹きつけることはなく、柔ら
かい冷房が実現される。また、冷房により結露するおそ
れのある水蒸気も通気性のある天井膜22を介して風道
26内に移動し、気流によって熱交換部32に運ばれ、
ドレンとして外部に排出される。したがって、膜天井2
2が結露するおそれはない。
接、居室18に居る人間に吹きつけることはなく、柔ら
かい冷房が実現される。また、冷房により結露するおそ
れのある水蒸気も通気性のある天井膜22を介して風道
26内に移動し、気流によって熱交換部32に運ばれ、
ドレンとして外部に排出される。したがって、膜天井2
2が結露するおそれはない。
【0028】なお、急速冷房を行う場合には、送風機3
0によって気流を早くするため、風道26における気圧
が上昇する。この結果、通気性のある膜天井22から直
接冷気が噴出し(破線矢印参照)、室温を低下させる。
したがって、輻射冷房の立ち上がりを悪さを補い、冷房
の立ち上がりを良好にさせる。
0によって気流を早くするため、風道26における気圧
が上昇する。この結果、通気性のある膜天井22から直
接冷気が噴出し(破線矢印参照)、室温を低下させる。
したがって、輻射冷房の立ち上がりを悪さを補い、冷房
の立ち上がりを良好にさせる。
【0029】さらに、風道26は膜天井22を天井に張
るだけで良いので風道を形成するためのダクト工事が簡
単である。特に、支持部材24を使用せずに、壁面14
の上部に縁を支持させる構造のものは特に工程が簡単な
ため、輻射冷暖房システム10の配管工事の工程を簡略
化させることができる。
るだけで良いので風道を形成するためのダクト工事が簡
単である。特に、支持部材24を使用せずに、壁面14
の上部に縁を支持させる構造のものは特に工程が簡単な
ため、輻射冷暖房システム10の配管工事の工程を簡略
化させることができる。
【0030】ここでは、輻射冷房について説明したが、
輻射暖房についても同様の作用効果がある。
輻射暖房についても同様の作用効果がある。
【0031】次に、本発明の第2実施形態に係る輻射冷
暖房システムについて図2を参照して説明する。第1実
施形態と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、そ
の詳細な説明を省略する。図2は壁面の横断面図であ
る。輻射冷暖房システム40は、第1実施形態と同様の
ものを壁面に設けたものである。本実施形態では、冷暖
気供給部と供給用、還流用のダクトは図示を省略した。
暖房システムについて図2を参照して説明する。第1実
施形態と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、そ
の詳細な説明を省略する。図2は壁面の横断面図であ
る。輻射冷暖房システム40は、第1実施形態と同様の
ものを壁面に設けたものである。本実施形態では、冷暖
気供給部と供給用、還流用のダクトは図示を省略した。
【0032】壁面14は、外側から外壁42、柱44、
内壁46の順に形成されており、外壁42と内壁46の
間には断熱材48が配設されている。
内壁46の順に形成されており、外壁42と内壁46の
間には断熱材48が配設されている。
【0033】複数の係止部材54によって内壁46の所
定箇所に係止された断熱材50と通気性の良い膜体52
が内壁46の表面を覆っている。この断熱材50と膜体
52の双方が弛むため、その間に空間(風道)56が形
成される。
定箇所に係止された断熱材50と通気性の良い膜体52
が内壁46の表面を覆っている。この断熱材50と膜体
52の双方が弛むため、その間に空間(風道)56が形
成される。
【0034】図示されない冷暖気供給部(熱交換器およ
び送風機)から風道56に供給される冷暖気によって室
内が輻射冷暖房され(波線矢印参照)、居住者に優しい
冷暖房が行われる。
び送風機)から風道56に供給される冷暖気によって室
内が輻射冷暖房され(波線矢印参照)、居住者に優しい
冷暖房が行われる。
【0035】急速冷暖房時には、第1実施形態と同様に
通気性の良い膜体52から冷気あるいは暖気が吹き出
し、急速に冷暖房を行う。したがって、輻射冷暖房の立
ち上がりの悪さを補う。
通気性の良い膜体52から冷気あるいは暖気が吹き出
し、急速に冷暖房を行う。したがって、輻射冷暖房の立
ち上がりの悪さを補う。
【0036】この場合も、通常の冷暖房であれば壁面の
内部に設置されるダクトが外部の断熱材50と膜体52
によって簡単に形成されるとともに、ダクト(風道5
6)から漏れる熱エネルギーがそのまま輻射冷暖房に使
用されるため、空調システム全体の熱効率が良い。
内部に設置されるダクトが外部の断熱材50と膜体52
によって簡単に形成されるとともに、ダクト(風道5
6)から漏れる熱エネルギーがそのまま輻射冷暖房に使
用されるため、空調システム全体の熱効率が良い。
【0037】なお、膜天井や床暖房と併用することによ
ってさらに効率的に冷暖房を行うことができる。
ってさらに効率的に冷暖房を行うことができる。
【0038】また、膜天井22あるいは膜体52に気圧
の上昇によって開口する吹き出し口を設けることによ
り、急速冷暖房時にこの吹き出し口から冷気あるいは暖
気が居室18に吹き出し、輻射冷暖房の立ち上げの悪さ
を一層良く補うように構成することも可能である。
の上昇によって開口する吹き出し口を設けることによ
り、急速冷暖房時にこの吹き出し口から冷気あるいは暖
気が居室18に吹き出し、輻射冷暖房の立ち上げの悪さ
を一層良く補うように構成することも可能である。
【0039】さらに、第1、第2実施形態では鉄筋コン
クリート製の居室について説明したが、木造や鉄骨造り
等、他の構造の居室についても適用可能である。
クリート製の居室について説明したが、木造や鉄骨造り
等、他の構造の居室についても適用可能である。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、簡単な施工で
輻射冷暖房システムを設けることができる。
輻射冷暖房システムを設けることができる。
【0041】請求項2記載の発明では、冷暖房の立ち上
げ時に、冷温風が膜体から室内に吹き込むため、急速に
冷暖房され、輻射冷暖房の立ち上げの悪さを補う。
げ時に、冷温風が膜体から室内に吹き込むため、急速に
冷暖房され、輻射冷暖房の立ち上げの悪さを補う。
【0042】請求項3記載の発明では、急速冷暖房時
に、吹き出し口から冷温風が吹き出すため、一層冷暖房
の立ち上げが良好になる。
に、吹き出し口から冷温風が吹き出すため、一層冷暖房
の立ち上げが良好になる。
【0043】請求項4記載の発明では、熱効率良く輻射
冷暖房を行うことができる。
冷暖房を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る輻射冷暖房システ
ムの概略図である。
ムの概略図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る輻射冷暖房システ
ムの概略図である。
ムの概略図である。
10、40 輻射冷暖房システム 12 天井 14 壁面 18 居室(部屋) 20、50 断熱材 22、52 膜天井(膜体) 26、56 風道(空間) 32 冷暖気供給部 46 内壁(壁面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 5/57 Q
Claims (4)
- 【請求項1】 部屋を構成する壁面あるいは天井と、 前記壁面あるいは天井の表面を覆う膜体と、 前記壁面あるいは天井と膜体の間に形成される空間に冷
気あるいは暖気を供給する冷暖気供給手段と、 を備えることを特徴とする輻射冷暖房システム。 - 【請求項2】 前記膜体は通気性を有することを特徴と
する請求項1記載の輻射冷暖房システム。 - 【請求項3】 前記膜体には、前記空間の圧力上昇に応
じて開口する吹き出し口を有することを特徴とする請求
項1または2記載の輻射冷暖房システム。 - 【請求項4】 前記壁面あるいは天井と前記膜体の間に
断熱材を配設し、断熱材と膜体の間に形成される空間に
前記冷暖気供給手段から冷気あるいは暖気を供給するこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の輻
射冷暖房システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10112504A JPH11304195A (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 輻射冷暖房システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10112504A JPH11304195A (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 輻射冷暖房システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11304195A true JPH11304195A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14588317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10112504A Pending JPH11304195A (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 輻射冷暖房システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11304195A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004294053A (ja) * | 2003-03-10 | 2004-10-21 | Daikin Ind Ltd | 輻射パネル構造体および空気調和機 |
WO2006115050A1 (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Daikin Industries, Ltd. | 空気調和機および空気調和機の設置方法 |
GB2436867B (en) * | 2006-04-04 | 2011-11-30 | Red Engineering Design Ltd | Improvements in and relating to rapidly controlling room air temperature |
CN104298269B (zh) * | 2013-07-15 | 2017-06-27 | 北京京仪北方仪器仪表有限公司 | 基于智能电能表的无动力循环节能温控系统 |
CN108612264A (zh) * | 2018-07-12 | 2018-10-02 | 上海朗诗规划建筑设计有限公司 | 一种防结露的屋顶结构及方法 |
CN111121186A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-05-08 | 北京约顿气膜建筑技术股份有限公司 | 高原气膜结构 |
JP2020165628A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社フジタ | 放射空調装置、放射パネルの取り付け方法及び取り外し方法 |
JP2024076623A (ja) * | 2022-11-25 | 2024-06-06 | 株式会社ミヤジャパン | 輻射空調装置及び輻射空調システム |
-
1998
- 1998-04-22 JP JP10112504A patent/JPH11304195A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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