JP3353297B2 - 新規なアイソステリックペプチド - Google Patents

新規なアイソステリックペプチド

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JP3353297B2
JP3353297B2 JP50513493A JP50513493A JP3353297B2 JP 3353297 B2 JP3353297 B2 JP 3353297B2 JP 50513493 A JP50513493 A JP 50513493A JP 50513493 A JP50513493 A JP 50513493A JP 3353297 B2 JP3353297 B2 JP 3353297B2
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    • C07K5/04Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing only normal peptide links
    • C07K5/06Dipeptides
    • C07K5/06008Dipeptides with the first amino acid being neutral
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61P7/02Antithrombotic agents; Anticoagulants; Platelet aggregation inhibitors
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトロンビンの新規拮抗阻害剤、それらの合
成、活性成分として該化合物を含有する医薬組成物およ
び例えば静脈血栓症、肺塞栓症、動脈血栓症特に心筋梗
塞症および脳血栓症、一般的な過凝血性状態および局所
的過凝血性状態であって、例えばその後血管形成外科お
よび心臓バイパス形成手段を受けるような血栓梗塞性疾
患の予防および治療のための抗凝固剤としての該化合物
の使用に関する。
発明の背景 血液凝固は止血(すなわち損傷血管からの血液損失の
防止)および血栓症(すなわち血塊による血管の病理学
的閉塞)の両者に包含される主要な過程である。凝固
は、種々の血餅形成因子がローマ数字で示されている後
記スキーム1に概略された複雑な一連の酵素反応の結果
である。
トロンビンは血液凝固の過程が内因性または外因性経
路によって開始される際の該凝固において中心的な役割
を果たす。トロンビンは血小板を活性化し、フィブリノ
ゲンをフィブリンモノマーに変換し、該モノマーは同時
に重合してフィラメントになる。そしてトロンビンはF
XIIIを活性化し、F XIIIは次いでポリマーを架橋して不
溶性フィブリンにする。トロンビンはさらに正フィード
バック反応においてF VおよびF VIIIを活性化する。従
って、トロンビンの阻害剤は有効な抗凝固剤であると予
想される。
従来技術 求電子性ケトンをベースとする最初のトロンビン阻害
剤はイギリス国優先権主張日1983年3月4日付のM.Szel
ke and D.M.JonesのEP−A1−0,118,280に記載のように
して開発された。これら初期の化合物はフィブリノゲン
Aα鎖のP3−P2′ペンタペプチドシークエンスから誘導
され、そこでは切れやすいP1−P1′ペプチド結合が−CO
−CH2−部分で置き換えられて対応するペプチドに対す
るケトアイソスターを形成している。
求電子性ケトンをベースとするセリンプロティナーゼ
阻害剤の知られているその他の例は下記のとおりであ
る。
(a)M.Kolb et al.(Merrel−Dow)EP−A2−0,195,21
2号(優先権主張日1986年2月4日)にはペプチドのα
−ケトエステルおよびアミドが記載されている。
(b)B.Imperiali and R.H.Abeles,Biochemistry 198
6,25,3760(ペプチジルフルオロアルキルケトン類)。
(c)Ueda et al.,Riochem.J.1990,265,539(ペプチジ
ルフルオロアルキルケトン類)。
(d)D.Schirlin et al.(Merrel−Dow)EP−A1−0,36
2,002(優先権主張日1988年9月1日)にはフルオロア
ルキルアミドケトン類が記載されている。
(e)P.Bey et al.(Merrel−Dow)EP−A2−0,364,344
(優先権主張日1988年10月7日)にはα,β,δ−トリ
ケト化合物が記載されている。
(f)E.N.Shaw et al.(Research Corporation)US−
4,318,904(優先権主張日1980年4月25日)にはペプチ
ドクロロ−メチルケトン例えばH−DPhe−Pro−Arg−CH
2Clが記載されている。
ペプチドアルデヒドをベースとするトロンビン阻害剤
はS.Bajusz et al.J.Med.Chem.1990,33,1729および(Ri
chter Gedeon Vegyeszeti Gyar R T)EP−A2−0,185,39
0(優先権主張日1984年12月21日)により報告されてい
る。アルギニンのC−末端ボロン酸誘導体およびそのイ
ソチオウロニウム類似体からなるペプチドとしてのトロ
ンビン阻害剤はA.D.Kettner et al.(Du Pont)EP−A2
−0,293,881(優先権主張日1987年6月5日および1988
年4月6日)により報告されている。
求電子性ケトンを含有していないトロンビン阻害剤ア
ルギニン誘導体または類似体の例を下記に記載する。
(a)S.Okamoto et al.(三菱化学工業株式会社)EP−
A1−0,008,746(優先権主張日1978年8月13日)にはア
リールスルホニルアルギニンアミド例えばアルガトロバ
ンが記載されている。
(b)J.strzebecher et al.,Pharmazie 1981,36,639
(アリールスルホニルp−アミジノフェニルアラニンア
ミド類)。
本発明の目的はトロンビン酵素に対して拮抗的阻害活
性を有する、すなわち可逆的阻害を生起させる新規かつ
強力なトロンビン阻害剤を提供することである。さらに
別の目的は経口バイオアベイラビリティーを有しかつ他
のセリンプロテアーゼよりもトロンビンを阻害する点で
選択的である阻害剤を得ることである。治療投与量での
安定性、作用期間および低毒性もまた本発明のさらに別
の目的である。
発明の開示 化合物 本発明によれば化合物それ自体または生理学的に許容
しうる塩の形態でのいずれかおよび立体異性体をも包含
する一般式1 の化合物がトロンビンの強力な阻害剤であることが見出
された。
上記式1および以下に記載される場合において特記し
ない限り下記の意味が適用される。
Aは−CH2−、−CH=CH−、−CH2−CH2−または−CH2
−CH2−CH2−を示し; R1およびR2は同一または相異なっていて、それぞれH
またはX−B−〔ここでBは直鎖または分枝鎖状のC
1〜3アルキレン基でありそしてXはH、メチル、エチ
ル、C3〜6シクロアルキル基またはR′CO−(ここで
R′はOH、直鎖または分枝鎖状のC1〜4アルコキシ
基、NH2またはNHR″であり、R″は直鎖または分枝鎖状
のC1〜4アルキル基である)であるか、またはXは−
PO(OR)(ここでRはH、メチルまたはエチルで
ある)、−SO3Hおよび5−(1H)−テトラゾリルから選
択されるそれ自体知られたカルボン酸擬似物であるか、
またはBは−SO2−でありそしてXはメチルまたはエチ
ルである〕であり; mは0、1または2であり、R3はシクロヘキシル基を
示しそしてR3AはHを示す;かまたは mは1であり、R3はシクロヘキシルまたはフェニル基
を示しそしてR3AはR1と一緒になってエチレン橋を形成
し; YはOまたはS(O)(ここでpは0、1または2
である)を示し; R4はH;置換されていないかまたは1個またはそれ以上
のフルオロ原子で置換されそして/または1個のフェニ
ル基で置換されているC1〜6の直鎖または分枝鎖状ア
ルキルまたはシクロアルキル;フェニル、4−メトキシ
フェニル、4−tert−ブチルフェニル、4−メチルフェ
ニル、2−、3−または4−トリフルオロメチルフェニ
ル、1〜5個のフルオロ原子で置換されたフェニルから
選択される置換または非置換の芳香族環;または−CH
(CF3)−フェニルを示す。
式1の化合物は変形されたサブサイトP3−P1′を示し
ているヒトフィブリノゲンAα鎖のペプチドシークエン
スに関する。
上記シークエンスはシークエンスリスト(Sequence L
isting)においてSEQ ID No:1として確認されている。
好ましい態様によれば、本発明は式1において Aが−CH2−CH2−または−CH2−CH2−CH2−を示し; R1がHでありそしてR2がHOCO(CH2−またはCH3CH
2OCO(CH2−を示し、そしてnが1または2であ
り; YがOであり、 mが1であり、R3がシクロヘキシル基を示しそしてR
3AがHを示す化合物に関する。
本発明の特に有利な態様は下記の化合物で表される。
HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−CF3 HOOC−CH2−DCha−Pic−Arg−CH2−O−CH2−CF3 HOOC−CH2−DCha−Pic−Arg−CH2−O−nBu HOOC−CH2−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−nBu HOOC−CH2−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−CF
3 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−nBu 医薬および薬学的使用 さらに別の態様では、本発明はヒトおよび動物の生体
においてトロンビンの阻害が必要とされる状態の治療に
関する。本発明化合物は特にヒトを含む動物において血
液または組織の血栓症および過凝固性の治療または予防
に有用であることが予想される。該化合物が治療および
/または予防で可能な有用性を有している疾患状態とし
ては静脈血栓症および肺塞栓症、動脈血栓症例えば心筋
梗塞、不安定なアンギナ、血栓症に基づく発作および末
梢動脈血栓症を挙げることができる。さらに、該化合物
はアテローム性動脈硬化症、例えば冠状動脈疾患、脳動
脈疾患および末梢動脈疾患の予防における有用性が予想
される。さらに、該化合物は心筋梗塞では血栓分解剤と
一緒で有用であることが予想される。さらに、該化合物
は血栓崩壊、経皮性血管形成外科(PTCA)および心臓バ
イパス形成手術後の再閉塞の予防における有用性が予想
される。さらに、該化合物は顕微手術後の再血栓の予防
における有用性が予想される。さらに、該化合物は人工
の臓器および心臓弁に関する抗凝固処置において有用で
あることが予想される。さらに、該化合物は血液透析お
よび散在性血管内凝固での抗凝固処置における有用性が
予想される。1日当たりの投与量は通常、活性成分0.1m
g〜10gである。静脈内溶液は0.1〜100mg/mを含有する
のが好ましいが、一方、投与量単位は1〜1000mgを含有
するのが好ましくそして1日当たり1〜4回投与するの
が好ましい。
さらに別の予想される有用性は患者がインビボで用い
るカテーテルおよび機械装置によるすすぎおよびインビ
トロでの血液、血漿およびその他の血液製剤の保存用の
抗凝固剤としての使用にある。
製造 本発明のさらに別の目的は本発明化合物の製造方法で
ある。すなわち、本発明はさらに式1の化合物の製造方
法に関する。その方法は下記の方法I、方法IIまたは方
法IIIからなる。
(方法I) 式 (式中W1はアミノ末端保護基例えばtert−ブトキシカル
ボニルでありそしてW2は保護基(例えばベンジルオキシ
カルボニルである)を有するハロメチルケトンのハロゲ
ンをR4Y-(Y=O、S)により置換し(後記の操作
(A)、(D)および(F)に説明されている)、ケト
ンをアルコールに還元し、アミノ末端保護基を除去し、
標準的なペプチド結合を行い、次いでアルコールを酸化
して保護されたトリペプチドケトンを得、アミノ末端保
護基を除去し次いでN−アルキル化し(操作(A)、
(B)、(G)および(H)に説明されている)そして
脱保護するかまたは前述のおよび説明される(例えば操
作(A)(iii))結合反応における保護されたジペプ
チドをアミノ末端−N−アルキル化−N−トリフルオロ
アシル保護されたジペプチドで置き換え(操作K)次に
酸化しそして脱保護するか、または (方法II) 式 (式中W1およびW2は前述の定義を有する)を有するα−
ケトールをR4−ハライドでアルキル化し(操作(E)で
説明されている)次いでさらに方法Iのように反応させ
るか、または (方法III) トリペプチドに適用されるようなダキン
−ウエスト(Dakin−West)反応(Angew.Chem.Int.Ed.E
ngl.(1969)981,およびJ.Org.Chem.50(1985)111
2)の変法により、式 (式中W1およびW2は前述の定義を有する)の化合物(ま
たは別法として直接的に使用するにはアミノ−末端−N
−アルキル化−N−トリフルオロアシル−保護されたト
リペプチド)を(T−CH2CO)2O(ここでTはハロゲ
ン、R4OまたはR4Sおよび4−DMAPである)と反応させ次
いでさらに方法Iのように反応させることからなる。
反応が立体異性体の混合物を生ずる場合には、これら
は場合により標準的なクロマトグラフィーまたは再結晶
の各手法によって分離され次いで所望により単一の立体
異性体が単離される。
発明の詳細な説明 以下に本発明の特徴を説明する。
合成および医薬調製 本発明の阻害剤を製造するのに使用する化学は合成ス
キーム(操作A〜H)および操作IおよびKに概略され
ているとおりである。アルギニンの必須アルコキシ−ま
たはフェノキシ−メチルケトンは(I)あらかじめ生成
したNaOR4を使用する(操作A)かまたはKFを使用する
(操作DおよびF)かのいずれかによってブロモメチル
ケトンのBrをR4O−で置換するかまたは(II)Ag2O/R4I
を使用してアルギニンα−ケトールをアルキル化する
(操作E参照)ことによって主に製造された。
標準的なペプチド結合反応を使用してDCha、Proおよ
びそれらの類似体を導入した。N−末端上のカルボキシ
アルキル基はブロモアセテートによるアルキル化または
tert−ブチル−アクリレートへのミカエル付加(操作
A、B)またはジペプチド部分中にカルボキシアルキル
をあらかじめ混入させる(操作K参照)ことによって導
入した。次いで全ての保護基を除去した(後記の脱保護
操作a〜c参照)。
一般的な実験操作: 標準的な後処理は酢酸エチル抽出を行い、通常は0.3M
KHSO4、1M KHCO3、H2Oおよびブラインで洗浄し次いで
ワットマン(Whatman)相分離紙で濾過しそしてトルエ
ンアゼオトロープにより乾燥する。TLCは市販のMerckシ
リカゲル60F254コーティングガラスプレートで実施し
た。視覚化はUV光線の組合せ、加熱次にフルオレスカミ
ン(fluorescamine)スプレーまたは加熱次に塩素化(C
l2タンク)および1%デンプン/KI溶液での噴霧により
実施した。フラッシュクロマトグラフィーはN2圧の下Me
rckシリカゲル60(40〜63μm)で実施した。アミノ酸
分析はベックマンゴールドシステム(Beckman Gold Sys
tem)を用いて実施した。ペプチドは加水分解(6N HCl
+フェノール、110℃で22時間)し次いで注入し、プロ
リンピークを定量化した。MPLCはVydac C18 15〜25μm
シリカを充填したガラスカラム(Anachem社製)中で、
1%TFA−H2O中への1%TFA−MeCNの各勾配を用いて実
施し、226nmでモニターした。フラクションはHPLCによ
り分析し、純粋なものをプールし次いで凍結乾燥した。
HPLCはSpectra−Physics 8700シリーズクロマトグラフ
ィーステーションを用いて実施した。MPLC用の溶媒系で
は210nmで検出。流速1.5m/分、カラム:Novapak C1
8、4μm(8×100mmカートリッジ、Waters社製)。全
ての中間体はNMR(Hitachi−Perkin Elmer R24 60MHzま
たはJeol 270MHz機器)によって特性化された。全ての
最終ペプチドはそれらのFAB質量スペクトル(M−Scan
Ascot,Berks.,英国)により特性化された。
出発物質の製造: Boc−Arg(Z2)−CH2Br: (i) 乾燥THF(50m)およびNMM(10mmol)中に入
れたBoc−Arg(Z2)−OH(10mmol)を−10℃に冷却し、
温度を−10℃に保持しながらiBC(10mmol)を滴加し
た。−10℃で10分経過後にその混合無水物をCH2N2−エ
ーテル(150m中の25mmol)中に注いだ。3時間後に過
剰のCH2N2を酢酸で分解し、溶液をH2O(3×)およびブ
ラインで洗浄した。乾燥し次いで蒸発させてジアゾケト
ンを黄色油状物として得た。IR 2100cm-1(COCHN2)。
(ii) 乾燥酢酸エチル(200m)中のジアゾケトン
(10mmol)を−15℃に冷却し、1M HBr/酢酸エチル(約1
1m)を滴加した。黄色が消失した時に、TLC(酢酸エ
チル/ヘキサン)はジアゾケトンが完全にブロモメチル
ケトンに変換されたことを示した。溶液を迅速に分液漏
斗に移し、1M KHCO3、ブラインで洗浄し、乾燥し次いで
蒸発させて固形物を得た。熱EtOH中に溶解し、冷却する
とブロモメチルケトンが無定形の白色粉末として得られ
た。
NMR(CDCl3):δ 1.3(5,9H),1.5−1.85(m,4H),3.7
5−3.95(m+s,4H),4.3(m,1H),5.05(s,2H),5.15
(s,2H),5.65(d,2H),7.30(m,10H),9.2(br,s,1
H),9.3(br,s,1H)。融点:50℃で軟化次いで>70℃で
徐々に分解した。
Boc−DCha−X−ONSu(X=Pro、PicまたはAze): (i) CH2Cl2/DMF(1:5、50m)中に入れたBoc−DCh
a−OH(10mmolをHONSu(11mmol)で処理し、0℃に冷却
し次いでWSCDI(13mmol)を加えた。30分後にそれを室
温に加温した。3時間後にTLCはBoc−DCha−ONSuが完全
に生成されたことを示した。Et2O(200m)を加え、H2
O(3×)、ブラインで洗浄し次いで乾燥してエステル
を無色泡状物として得た。
(ii) CH2Cl2(50m)中に入れたN−ヒドロキシス
クシンイミドエステル(10mmol)をH−Pro−OBzl.HCl
またはH−Pic−OBzl.HClまたはH−Aze−OBzl(11mmo
l)およびiPr2NEt(20mmol)で処理した。3時間撹拌し
た後に標準的な酢酸エチル/0.3M KHSO4による後処理を
行ってジペプチドエステルを得たが、これは次の工程で
使用するのに十分純粋であった。
(iii) THF中のBoc−DCha−X−OBzlをSTPで4時間5
%Pd/Cで水素化した。濾過し次いで蒸発させて酸を固形
物または泡状物として得た。再結晶(iPr2OまたはEt2O/
ヘキサン)して純粋な生成物が得られた。
Boc−DCha−Pro−OH(固形物、m.p.163−166℃):NMR
(CDCl3)δ 0.8−2.05(m,+s at 1.4,26H),3.4(m,1
H),3.85(m,1H),4.5(m,2H),5.2(m,1H)。
Boc−DCha−Pic−OH(固形物、m.p.121−122℃):NMR
(CDCl3)δ 0.8−2.05(m,+s at 1.45,28H),3.35
(m,1H),3.95(m,1H),4.6−4.9(m,1H),5.4(m,1
H),5.6(m,1H),8.8(br,s,1H)。
Boc−(Me)DCha−Pro−ONSu: Boc−(Me)DPhe−OHを90%酢酸−H2O中で0.41MPaに
おいて3日間5%Rh−Cで水素化して定収量のBoc−(M
e)DCha−OHを得た。CH2Cl2(50m)中におけるBoc−
(Me)DCha−OH(10mmol)およびNMM(10mmol)を−15
℃に冷却し、Ph2PO−Cl(10mmol)を加えた。20分後に
H−Pro−OBzl.HCl(11mmol)およびNMM(20mmol)を加
えた。1時間後にそれを室温に加温させた。2時間後に
標準的な後処理およびフラッシュクロマトグラフィー
(40%酢酸エチル/ヘキサン)を行って純粋なBoc−(M
e)DCha−Pro−OBzlを無色油状物(80%)として得た。
NMR(CDCl3):δ 0.5−2.2(m,+s at 1.4,26H),2.65
(s,3H),3.5(m,2H),4.3−5.0(m,2H),5.1(s,2H),
7.30(s,5H)。
これは下記のBoc−DCha−X−ONSuで記載するようにし
てN−ヒドロキシスクシンイミドエステルに変換され
た。
製造操作: 以下に前記方法I〜III並びにそれに続く最終化合物
合成への工程を製造操作によって説明する。
操作(A) (i) 窒素下、DMF(40m)中に溶解したアルコキシ
ドまたはフェノキシド(アルコールまたはフェノール10
mmolおよび80%NaH−油状物、10mmol)の予め生成して
おいた溶液に−20℃でBoc−Arg(Z2)−CH2Br(10mmo
l)を固形物として加えた。30分後に溶液を室温に加温
した。2時間後に0.3M KHSO4を加えて、残留しているい
ずれものアルコキシドを中和しそしてDMFを真空下で除
去した。粗生成物を酢酸エチルとH2Oとの間に分配し、
酢酸エチル層をブラインで洗浄し、乾燥し次いで蒸発さ
せた。フラッシュクロマトグラフィーまたは結晶化を行
って純粋なアルコキシケトンを得た。
Boc−Arg(Z2)−CH2OPh(固形物):NMR(CDCl3):δ
1.41(s,10H),1.64−1.68(m,3H),3.92(dd,2H),4.5
(m,1H),4.62(q,2H),5.1(s,2H),5.2(s,2H),5.5
(d,1H),6.8(d,2H),6.95(t,1H),7.2−7.45(m,12
H),9.2(br,s,1H),9.3(br,s,1H)。m.p.115−118
℃。
Boc−Arg(Z2)−CH2OCH2CF3(固形物):NMR(CDC
l3):δ 1.35(s,10H),1.55−1.75(m,3H),3.7(q,2
H),3.85(m,2H),4.2(q+m,3H),5.05(s,2H),5.15
(s,2H),5.7(d,1H),7.15−7.35(m,10H),9.15(br,
s,1H),9.3(br,s,1H)。m.p.87−90℃。
(ii) MeOH/THF(1:1)中のアルコキシメチルまたは
フェノキシメチルケトンを0℃においてNaBH4(1当
量)で処理した。10分後に0.3M KHSO4を加えてpH7に
し、その混合物を蒸発させてMeOH/THFを除去した。酢酸
エチルを加え次いで標準的な後処理(酢酸エチル/0.3M
KHSO4)を行って、アルコールをジアステレオマー混合
物として単離した。
(iii) アルコールを室温で15分間ジオキサン中にお
いて4M HClで処理し次いで蒸発させた。CH2Cl2中の残留
物(5m中の1mmol)をBoc−DCha−X−ONSu(1当量)
およびiPr2NEtで処理した(湿ったpH紙でpH9になるま
で)。3時間後に標準的な後処理を行って変性トリペプ
チドを得、それをフラッシュクロマトグラフィー(1%
酢酸を含有する酢酸エチル−ヘキサン混合物)により精
製した。収率:50〜85% (iv) CH2Cl2中のトリペプチドアルコールをDess−Ma
rtinペリオジナン(3当量)(Dess,D.B.およびMartin,
J.C.J.Org.Chem.1983,48,4155−4156)で処理した。室
温で2時間撹拌後標準的な後処理(Et2O/1M KHCO3/Na2S
2O3)を行って粗生トリペプチドケトンを得、これをフ
ラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン)
により精製した。
(v) ケトンを室温で15分間4M HCl−ジオキサンで処
理し次いで蒸発させた。乾燥MeCN中の残留物(5mの1m
mol)をベンジルブロモアセテートまたはtert−ブチル
ブロモアセテート(1.2当量)およびiPr2NEt(3当量)
で処理した。2時間還流した後に溶液を蒸発させ、フラ
ッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン)に
かけてベンジルオキシカルボニルメチルまたはtert−ブ
チルオキシカルボニルメチルペプチドを油状物(40〜50
%)として得た。
実施例30および31では、2.5当量のブロモアセテート
を用いてビスアルキル化を遂行した。
操作(B) ペプチドアルコキシメチルケトンを室温で15分間過剰
の4M HCl−ジオキサンで処理した。蒸発させてHCl塩を
得、それを酢酸エチルと1M KHCO3との間に分配した。酢
酸エチルを分離し、乾燥し次いで蒸発させて遊離アミン
を得、それをMeOH中に取り入れ、新しく蒸留したtert−
ブチルアクリレート(1.5当量)を加えた。4時間還流
してtert−ブトキシカルボニルエチルペプチドを得、そ
れを酢酸エチル/ヘキサン中でのフラッシュクロマトグ
ラフィーにより精製した。
操作(C) アルコールR4OH(5m)中に溶解したBoc−Arg(Z2
−CHN2(1mmol)をRh2(OAc)(触媒)で処理した。
室温で数時間経過後にTLC分析はジアゾケトンが全く残
留していないことを示した。アルコールを真空中で除去
し、酢酸エチル/ヘキサンの混合物を用いるフラッシュ
クロマトグラフィーによって生成物を単離した。
操作(D) (i) 乾燥CH2Cl2(50m)中に入れたBoc−Arg
(Z2)−OH(10mmol)を2,2,2−トリクロロエタノール
(11mmol)および4−DMAP(1mmol)で処理し、0℃に
冷却し次いでWSCDI(13mmol)を加えた。30分後にそれ
を室温に加温させ次いで24時間撹拌した。蒸発させ次い
で酢酸エチル/0.3M KHSO4の間に分配しその後0.3M KHSO
4で3回、H2Oで1回、ブラインで1回洗浄し、乾燥し次
に蒸発させてTceエステルを得、それはそのままで使用
された。
(ii) Tceエステル(10mmol)を室温で20分間4M HCl
−ジオキサン(50m)で処理し次いで蒸発させた。乾
燥後、CH2Cl2(50m)中の残留物を逐次Boc−DCha−X
−ONSu(10mmol)(X=Pro、Pic)およびiPr2NEtで処
理した(湿ったpH紙でpH9まで)。3時間後、標準的な
後処理(酢酸エチル/0.3M KHSO4)を行ってトリペプチ
ドエステルを油状物として得た。90%酢酸−H2O(50m
)中におけるTceエステル(10mmol)を5分間隔で1
時間にわたり、新しく活性化させたZnを少しずつ用いて
処理した。さらに1時間経過後にその混合物を濾過し、
溶液を蒸発させた。標準的な後処理(酢酸エチル/0.3M
KHSO4)を行ってトリペプチド酸を得、それをシリカで
のフラッシュクロマトグラフィー(2%酢酸−酢酸エチ
ル)により精製してトリペプチド酸を無色泡状物として
得た(3工程程で80%)。
(iii) Boc−Arg(Z2)−CH2Brについて記載したのと
同一の操作を用いてトリペプチド酸をブロモメチルケト
ンに変換した。このトリペプチドブロモメチルケトンは
酢酸エチル/ヘキサン混合物を用いたフラッシュクロマ
トグラフィーによって無色の油状物として得られた。
NMR(CDCl3):δ 0.9(m),1.15(m),1.25(m),
1.35(s),1.6(m),1.85(m),2.1(m)〔全体30
H〕,3.3(m,1H),3.7(m,1H),3.95(m,2H),4.15(s,2
H),4.25(m,1H),4.4(m,1H),4.5(m,1H),5.0(d,1
H),5.1(dd,2H),5.2(s,2H),7.2−7.4(s,m,10H),
9.2−9.5(2 br,s,2H)。
(iv) 乾燥DMF(5m)中におけるトリペプチドブロ
モメチルケトン(1mmol)をフッ素化アルコール、フェ
ノールまたはチオール(1.2mmol)および無水フッ化カ
リウム(1.5mmol)で処理し次いで室温で24時間撹拌し
た。蒸発させ次に標準的な後処理を行いそしてフラッシ
ュクロマトグラフィーにかけてトリペプチドケトンを得
た。
Boc−DCha−Pro−Arg(Z2)−CH2O−Ph(4−Me):NMR
(CDCl3)δ 0.9(m),1.15(m),1.25(m),1.35
(s),1.6(m),1.85(m),2.1(m),〔全体30
H〕,2.38(s,3H),3.4(m,1H),3.9(m,1H),4.1(br,
s,2H),4.4(m,1H),4.6(m,1H),4.7(m,1H),4.9(q,
2H),6.9(d,1H),7.15(d,1H),7.4−7.5(m,2H),7.4
5(s,10H),9.4(br,s,1H),9.6(br,s,1H)。
実施例37では、保護されたスルフィドをジクロロメタ
ン中でm−クロロ過安息香酸を用いて室温で酸化するこ
とによりスルホンが得られた。
操作(E) (i) DMF(40m)中におけるBoc−Arg(Z2)−CH2B
r(10mmol)およびベンゾイルギ酸(12mmol)をKF(14m
mol)で処理した。3時間撹拌後にDMFを蒸発させ、生成
物を酢酸エチル/H2Oの間に分配した。乾燥し次いで蒸発
させて粗ベンゾイルホルメートエステルを得、それを結
晶化(CH2Cl2−ヘキサン)により精製して生成物を白色
固形物(86%)として得た。
NMR(CDCl3):δ 1.4(s,9H),1.65−1.9(m,4H),3.9
5(m,2H),4.3(m,1H),4.95(q,2H),5.15(ABq,2H),
5.25(s,2H),5.9(d,1H),7.35(m,10H),7.5(t,2
H),7.65(t,1H),8.15(t,2H),9.25(br,s,1H),9.45
(br,s,1H)。m.p.130−132℃。
(ii) THF(200m)および1M KHCO3(200m)中に
おけるベンゾイルホルメートエステル(5mmol)を室温
で24時間激しく撹拌した。THFを分離し次いで蒸発さ
せ、水性相を酢酸エチルで抽出し、THFからの物質と合
した。CH2Cl2−ヘキサンから結晶化させてα−ケトール
を白色固形物(90%)として得た。
NMR(CDCl3):δ 1.4(s,9H),1.7(m,4H),2.95(t,1
H),3.95(m,2H),4.25(m,2H),5.15(s,2H),5.25
(s,2H),5.6(d,1H),7.35(m,10H),9.25(br,s,1
H),9.4(br,s,1H),m.p.101−103℃。
(iii) 乾燥CH2Cl2(5m)中のα−ケトール(1mmo
l)をアルキルヨージド(5〜10mmol)および酸化銀(2
mmol)で処理した。混合物を暗中で2〜17時間(例えば
Me I、Et I、nPr I使用の場合には2時間;nBu I使用の
場合には5時間)還流した。蒸発させ次いでフラッシュ
クロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン)にかけて
アルコキシメチルケトンを無色油状物(50〜85%)とし
て得た。
Boc−Arg(Z2)−CH2OEt(油状物):NMR(CDCl3):δ
1.15(t,3H),1.4(s,9H),1.5−1.8(m,4H),3.4(q,2
H),3.95(t,2H),4.1(q,2H),4.45(m,1H),5.15(s,
2H),5.25(s,2H),5.4(d,1H),7.35(m,10H),9.25
(br,s,1H),9.4(br,s,1H)。
Boc−Arg(Z2)−CH2NBu(油状物):NMR(CDCl3):δ
0.9(t,3H),1.25−1.8(m)+1.4(s)〔17H〕,3.3
(dd,2H),3.95(t,2H),4.05(q,2H),4.45(m,1H),
5.1(s,2H),5.2(s,2H),5.35(d,1H),7.35(m,10
H),9.25(br,s,1H),9.4(br,s,1H)。
操作(F) 操作(D)(iv)で概説した操作を用いてBoc−Arg
(Z2)−CH2BrをDMF中においてCF3CH2OH、CF3(CF22C
H2OHまたはAr−OHおよびKFで処理した。
操作(G) Boc保護されたペプチドを室温で15分間4M HCl−ジオ
キサンで処理し次いで蒸発させた。CH2Cl2中の残留物を
MeSO2Cl(1.1当量)およびiPr2NEt(2.5当量)で処理し
た。1時間後に標準的な後処理お よびフラッシュクロマトグラフィーを行ってメチルスル
ホニルペプチドを得、それを脱保護操作(a)のように
して脱保護した。
操作(H) 前述のようにしてペプチドをBocについて脱保護し、H
Clを酢酸エチル/1M KHCO3の分配を用いて完全に洗浄し
た。0℃に冷却したMeOH中の遊離アミンをアルデヒドCh
−CHO(1.5当量)およびNaCNBH3(1当量)で処理し
た。1時間後に冷中で蒸発させ、フラッシュクロマトグ
ラフィーにかけてN−アルキル化ペプチドを得た。脱保
護は脱保護操作(a)を用いて実施した。
操作(I) Boc−(3−トランス−フェニル)−D,LプロリンをCh
ung et al.J.Org.Chem.1990,55,270に記載のようにして
製造し、それをBoc−(Me)DCha−Pro−OBzlについて前
述したようにしてH−Pro−OBzlに結合した。次にこの
ジペプチドを下記のようにしてその−ONSuエステルに変
換した。
Boc−(3−トランス−シクロヘキシル)−D,Lプロリ
ンはフェニル類似体から、90%HOAc−H2O中において0.4
1MPaで3日間5%Rh−Cで水素化することによって製造
された。
操作(K) 中間体N−(BzlO2C−CH2−)、N−(CF3CO)−DCha−
Pro−ONSuの合成 (i) Z−DCha−Pro−OtBu(標準的なペプチド結合
反応によって製造された)をTHF中で標準的な温度およ
び圧力において24時間5%Pd−Cで水素化した。濾過し
次いで蒸発させてH−DCha−Pro−OtBu(油状物、100
%)を得た。
(ii) ベンゼン中に入れた上記生成物(2mmol)およ
びベンジルグリオキシレート(1当量)を3回の蒸発
(毎回新しいベンゼンを添加)に付して水を除去した。
1%酢酸/メタノール(8m)中にある残留イミン(2m
mol)をNaCNBH3(2mmol)で処理した。1時間後に蒸発
させ次いでシリカでのフラッシュクロマトグラフィー
(60%EtOAc−ヘキサン)にかけてBzlO2C−CH2−DCha−
Pro−OtBu 385mg(41%)を得た。
(iii) 乾燥CH2Cl2(8m)中の上記生成物(380mg)
をEt3N(2当量)および(CF3CO)2O(1.2当量)で処理
した。40分後に蒸発させ次いでフラッシュクロマトグラ
フィー(シリカ、30%EtOAc−ヘキサン)にかけてN−
(BzlO2C−CH2−)、N−(CF3CO)−DCha−Pro−OtBu
を油状物390mg(86%)として得た。1 HNmr(COCl3)−4つの回転異性体の存在のために複雑
である−例えば、δ1.4−1.5におけるtBu基は1:0.25:0.
8:0.4の比で4回分裂された。0.9(m),1.1(m),
1.65(m),1.95(m),2.2(m)〔17H〕;1.4−1.5〔4
xs,9H〕;3.1(m),3.5(m),3.7(m)〔2H〕;4.3−
4.6〔m,3H〕;5.05−5.4(m,3H);7.35〔s,5H〕。
(iv) 上記生成物(335mg)を室温で2.5時間CH2Cl2
TFA(1:1、8m)で処理した。蒸発させ次いでトルエン
から3回蒸発させて遊離酸(100%)を得た。
(v) 上記酸は前述のBoc−DCha−OHで記載したよう
にしてHONSuを用いてその−ONSuエステル(100%)に変
換した。
この中間体は既に概説した一般的方法を用いてH−Ar
g(Z2)−CH2−YR4に結合させることができる。脱保護
操作aを用いるとN−CF3−CO−で保護されたペプチド
が得られる。このN−CF3−COは脱保護操作dによって
除去される。
脱保護操作: (a) 1M HCl(2当量)を含有するMeOH/H2O(3:1)
中に入れた保護されたペプチドをSTPにおいて40分間5
%Pd/Cで水素化した。濾過(0.2μm)し、蒸発させ次
いで水から凍結乾燥してペプチドを綿毛状白色固形物と
して得た。必要により、MPLCで精製を遂行した(一般的
操作参照)。
(b) 保護されたペプチドをまず1時間TFA/CH2Cl
2(1:1)で処理し次いで蒸発させ、さらに前記(a)の
ようにして水素化した。
(c) COCOPh基をまず(E)(ii)のように加水分解
し次いで(a)に記載のようにH2−Pd/Cで水素化した。
(d) N−CF3−CO(N−トリフルオロアセチル)の
除去: N−トリフルオロアセチルペプチドをMeCN−H2O−0.8
80アンモニア(1:1:1)中で溶解し、室温で24時間保持
した。蒸発させ、必要により精製してペプチドを得た。
実施例 以下に実施例により本発明の本質を詳細に説明する。
本発明化合物の例は表1に示されており、表2には前
記表題“製造操作”の項に記載したそれらの製造に用い
た操作が示されたおりそして表3には記載した化合物の
特性データが示されている。
実施例1〜37 実施例38 連続静脈内投与用の溶液 溶液は下記成分: トロンビン阻害剤 50mg 注射用塩化ナトリウム 4.5g 注射用蒸留水 全量が500mになるまでの量 から調製される。
活性成分および塩化ナトリウムを水中に溶解し次いで
溶液を濾過し、オートクレーブでの処理または滅菌性の
0.2μmフィルターでの濾過により滅菌し、滅菌注入瓶
中に無菌状態で充填する。
実施例39 注射用溶液 溶液は下記成分: トロンビン阻害剤 5g 注射用塩化ナトリウム 9g 注射用蒸留水 全量が1000mになるまでの量 から調製される。
活性成分および塩化ナトリウムを水中で溶解し次いで
溶液を濾過し、オートクレーブでの処理または滅菌性の
0.2μmフィルターでの濾過により滅菌し、滅菌アンプ
ル(5m)中に無菌状態で充填する。
実施例40 鼻内投与用溶液 溶液は下記成分: トロンビン阻害剤 10g グリセロール 200g メチルp−ヒドロキシベンゾエート 1g ピロピルp−ヒドロキシベンゾエート 0.2g 注射用蒸留水 全量が1000mになるまでの量 活性成分および保存剤をグリセロールおよび大部分の
水を使用中に溶解する。次いで容量を1000mに調整
し、その溶液を滅菌ポリエチレン容器中に充填する。
実施例41 経口用錠剤 錠剤1000個は下記成分: トロンビン阻害剤 100g ラクトース 200g ポリビニルピロリドン 30g 微結晶性セルロース 30g ステアリン酸マグネシウム 6g から調製される。
活性成分およびラクトースをポリビニルピロリドンの
水溶液と混合する。混合物を乾燥し、粉砕して顆粒を得
る。次いで微結晶性セルロース次にステアリン酸マグネ
シウムを混合する。この混合物を錠剤機で圧縮して、各
々が100mgの活性成分を含有する錠剤1000個を得る。
実施例42 経口用ゼラチンカプセル ゼラチンカプセルに下記成分: トロンビン阻害剤 50mg ステアリン酸マグネシウム 3mg ラクトース 100mg の混合物を充填する。
生物学 トロンビンによる血餅形成時間およびIC50TTの測定: 緩衝液pH7.4、中のヒトトロンビン(T6769、Sigma Ch
em.社製)100μおよび阻害剤溶液100μを1分間イ
ンキュベートする。次にプールしたクエン酸処理の正常
血漿を加え、血餅形成時間を自動装置(KC10、Amelun
g)で測定する。
秒表示の血餅形成時間を阻害剤濃度に対してプロット
し、IC50TTを補間法により決定する。
IC50TTはヒト血漿におけるトロンビンによる血餅形成
時間を2倍にする阻害剤の濃度である。pIC50TTはmol/
で表示される、IC50TTの−log 10である。結果は表4
に示すとおりである。
略記 4−DMAP=4−ジメチルアミノピリジン AAA=アミノ酸分析 Arg=L−アルギニン Arg(Z2)=UN,N−ジベンジルオキシカルボニル−L−
アルギニン Aze=L−アゼチジン−2−カルボン酸 Boc=tert−ブトキシカルボニル Bu=ブチル Bzl=ベンジル Ch=シクロヘキシル Cha=L−β−シクロヘキシルアラニン DMF=ジメチルホルムアミド Et=エチル EtOAc=酢酸エチル FAB=高速原子衝撃 F I〜F XIII=凝固因子I〜XIII F II a〜F XIII a=凝固因子II〜XIIIの活性化形態 Gly=グリシン HMW−K=高分子量キニノゲン HOAc=酢酸 HONSu=N−ヒドロキシスクシンイミド HPLC=高性能液体クロマトグラフィー iBC=イソブチルクロロホルメート Kall=カリクレイン Me=メチル MPLC=中圧液体クロマトグラフィー NMM=N−メチルモルホリン Nph=ナフチル Ph=フェニル Pic=L−ピペコリン酸 PL=リン脂質 Pr=プロピル Prekall=プレカリクレイン Pro=L−プロリン STP=標準的な温度および圧力 Tce=2,2,2−トリクロロエチル TFA=トリフルオロ酢酸 THF=テトラヒドロフラン Val=L−バリン WSCDI=水溶性カルボジイミド Z=ベンジルオキシカルボニル 接頭辞n、iおよびtはそれらの通常の意味:ノルマ
ル、イソおよびtert−を意味する。
シークエンスリスト シークエンスNo.:1 (1)SEQ ID NO:1についての情報 (i)シークエンス特性 (A)長さ:20個のアミノ酸 (B)タイプ:アミノ酸 (D)トポロジー:面状 (ii)分子の種類:ペプチド (iii)仮定的条件:なし (vi)起源: (A)生物体:ホモサピエンス (ix)特徴: (A)名称/検索表:ペプチド (B)ロケーション:1..20 (D)その他の情報:/注=“ヒトフィビリノゲンA
−α鎖中にトロンビン開裂部位を有するペプチドシーク
エンス” (ix)特徴: (A)名称/検索表:開裂−部位 (B)ロケーション:16..17 (xi)シークエンスの記載:SEQ ID NO:1:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 セルケ,マイクル イギリス国ハンプシヤー州エス・オー51 0ピー・エヌ.ラムジー.ブレイシユ フイールド(番地なし).‘サウスビユ ー’ (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07K 5/08 A61K 38/55 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化合物それ自体または生理学的に許容しう
    る塩の形態でのいずれかおよび立体異性体を包含する一
    般式1 で表される化合物。 上記式中 Aは−CH2−、−CH=CH−、−CH2−CH2−または−CH2
    CH2−CH2−を示し; R1およびR2は同一または相異なっていて、それぞれHま
    たはX−B−〔ここでBは直鎖または分枝鎖状のC1〜C3
    アルキレン基でありそしてXはH、C3〜C6シクロアルキ
    ル基またはR′CO−(ここでR′はOH、直鎖または分枝
    鎖状のC1〜C4アルコキシ基、NH2またはNHR″であり、
    R″は直鎖または分枝鎖状のC1〜C4アルキル基である)
    であるか、またはBは−SO2−でありそしてXはメチル
    またはエチルである〕であり; mは1であり、R3はシクロヘキシル基を示しそしてR3A
    はHを示すか、または mは1であり、R3はシクロヘキシルまたはフェニル基を
    示しそしてR3AはR1と一緒になってエチレン橋を形成
    し; YはOまたはS(O)(ここでpは0、1または2で
    ある)を示し; R4はH;置換されていないかまたは1個またはそれ以上の
    フルオロ原子で置換されそして/または1個のフェニル
    基で置換されているC1〜C6の直鎖または分枝鎖状アルキ
    ルまたはシクロアルキル;フェニル、4−メトキシフェ
    ニル、4−tert−ブチルフェニル、4−メチルフェニ
    ル、2−、3−または4−トリフルオロメチルフェニ
    ル、1〜5個のフルオロ原子で置換されたフェニルから
    選択される置換または非置換の芳香族環;または−CH
    (CF3)−フェニルを示す。
  2. 【請求項2】式中、 Aが−CH2−CH2−または−CH2−CH2−CH2−を示し; R1がHでありそしてR2がHOCO(CH2またはCH3CH2OCO
    (CH2−を示し、そしてnが1または2であり; YがOであり、 mが1であり、R3がシクロヘキシル基を示しそしてR3A
    がHを示す請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】化合物それ自体または生理学的に許容しう
    る塩の形態のいずれかおよび立体異性体を包含する、 H−DCha−Pro−Arg−CH2−OH、 H−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Me、 H−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−CF3、 H−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH(CF3、 H−DCha−Pro−Arg−CH2−O−(R又はS)CH(Ph)
    −CF3、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−CF3、 Et−OOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−CF3、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−CF2−CF2
    −CF3、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Ph、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Ph(4−OM
    e)、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Ph(4−tB
    u)、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Ph(4−Me)、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Ph(4−F)、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Ph(3−F)、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Ph(2−F)、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Ph(3−C
    F3)、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Ph(4−C
    F3)、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Ph(2−C
    F3)、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−C6F5、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Et、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−nPr、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−nBu、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−iBu、 HOOC−CH2−DCha−Aze−Arg−CH2−O−CH2−CF3、 HOOC−CH2−DCha−Pic−Arg−CH2−O−CH2−CF3、 HOOC−CH2−DCha−Pic−Arg−CH2−O−nBu、 Me−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−CF3、 Me−SO2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−CF3、 Ch−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−CF3、 (HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−C
    F3、 (HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−iBu、 HOOC−CH2−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−nBu、 HOOC−CH2−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−C
    F3、 H−DPro(3−トランス−Ph)−Pro−Arg−CH2−O−C
    H2−CF3、 H−DPro(3−トランス−Ch)−Pro−Arg−CH2−O−C
    H2−CF3、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−S−nBuおよび HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−SO2−nBu から選択される請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】化合物それ自体または生理学的に許容しう
    る塩の形態のいずれかおよび立体異性体を包含する、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−CF3、 HOOC−CH2−DCha−Pic−Arg−CH2−O−CH2−CF3、 HOOC−CH2−DCha−Pic−Arg−CH2−O−nBu、 HOOC−CH2−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−nBu、 HOOC−CH2−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−CF3
    および HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−nBu から選択される請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合
    物の製造において、 (方法I) 式 (式中W1はアミノ末端保護基でありそしてW2は保護基で
    ある)を有するハロメチルケトンのハロゲンをR4Y-(Y
    =O、S)により置換し、ケトンをアルコールに還元
    し、アミノ末端保護基を除去し、標準的なペプチド結合
    を行い、次いでアルコールを酸化して保護されたトリペ
    プチドケトンを得、アミノ末端保護基を除去し次いでN
    −アルキル化し、そして脱保護するかまたは前記の結合
    反応における保護されたジペプチドをアミノ末端−N−
    アルキル化−N−トリフルオロアシル保護されたジペプ
    チドで置き換え次に酸化しそして脱保護するか、または (方法II) 式 (式中W1およびW2は前述の定義を有する)を有するα−
    ケトールをR4−ハライドでアルキル化し次いでさらに方
    法Iのように反応させるか、 または (方法III) 式 (式中W1およびW2は前述の定義を有する)の化合物を
    (T−CH2−CO)2O(ここでTはハロゲン、R4OまたはR4
    Sおよび4−DMAPである)と反応させ次いでさらに方法
    Iのように反応させ、さらに所望により生理学的に許容
    しうる塩を形成し、そして反応が立体異性体の混合物を
    生成する場合にはそれらは標準的なクロマトグラフィー
    または再結晶手法で場合により分離し、そして所望によ
    り単一の立体異性体を単離することからなる、前記の製
    造方法。
  6. 【請求項6】有効量の請求項1〜4に記載の化合物のい
    ずれかおよびさらに1種以上の製薬担体を含有するヒト
    または動物の生体におけるトロンビン阻害用製剤。
  7. 【請求項7】請求項1〜4のいずれかの化合物を含有す
    る抗凝固剤。
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