JP3353297B2 - 新規なアイソステリックペプチド - Google Patents
新規なアイソステリックペプチドInfo
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- JP3353297B2 JP3353297B2 JP50513493A JP50513493A JP3353297B2 JP 3353297 B2 JP3353297 B2 JP 3353297B2 JP 50513493 A JP50513493 A JP 50513493A JP 50513493 A JP50513493 A JP 50513493A JP 3353297 B2 JP3353297 B2 JP 3353297B2
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K5/00—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
- C07K5/04—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing only normal peptide links
- C07K5/06—Dipeptides
- C07K5/06008—Dipeptides with the first amino acid being neutral
- C07K5/06078—Dipeptides with the first amino acid being neutral and aromatic or cycloaliphatic
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P7/00—Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
- A61P7/02—Antithrombotic agents; Anticoagulants; Platelet aggregation inhibitors
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
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Description
成、活性成分として該化合物を含有する医薬組成物およ
び例えば静脈血栓症、肺塞栓症、動脈血栓症特に心筋梗
塞症および脳血栓症、一般的な過凝血性状態および局所
的過凝血性状態であって、例えばその後血管形成外科お
よび心臓バイパス形成手段を受けるような血栓梗塞性疾
患の予防および治療のための抗凝固剤としての該化合物
の使用に関する。
防止)および血栓症(すなわち血塊による血管の病理学
的閉塞)の両者に包含される主要な過程である。凝固
は、種々の血餅形成因子がローマ数字で示されている後
記スキーム1に概略された複雑な一連の酵素反応の結果
である。
路によって開始される際の該凝固において中心的な役割
を果たす。トロンビンは血小板を活性化し、フィブリノ
ゲンをフィブリンモノマーに変換し、該モノマーは同時
に重合してフィラメントになる。そしてトロンビンはF
XIIIを活性化し、F XIIIは次いでポリマーを架橋して不
溶性フィブリンにする。トロンビンはさらに正フィード
バック反応においてF VおよびF VIIIを活性化する。従
って、トロンビンの阻害剤は有効な抗凝固剤であると予
想される。
剤はイギリス国優先権主張日1983年3月4日付のM.Szel
ke and D.M.JonesのEP−A1−0,118,280に記載のように
して開発された。これら初期の化合物はフィブリノゲン
Aα鎖のP3−P2′ペンタペプチドシークエンスから誘導
され、そこでは切れやすいP1−P1′ペプチド結合が−CO
−CH2−部分で置き換えられて対応するペプチドに対す
るケトアイソスターを形成している。
阻害剤の知られているその他の例は下記のとおりであ
る。
2号(優先権主張日1986年2月4日)にはペプチドのα
−ケトエステルおよびアミドが記載されている。
6,25,3760(ペプチジルフルオロアルキルケトン類)。
ルフルオロアルキルケトン類)。
2,002(優先権主張日1988年9月1日)にはフルオロア
ルキルアミドケトン類が記載されている。
(優先権主張日1988年10月7日)にはα,β,δ−トリ
ケト化合物が記載されている。
4,318,904(優先権主張日1980年4月25日)にはペプチ
ドクロロ−メチルケトン例えばH−DPhe−Pro−Arg−CH
2Clが記載されている。
はS.Bajusz et al.J.Med.Chem.1990,33,1729および(Ri
chter Gedeon Vegyeszeti Gyar R T)EP−A2−0,185,39
0(優先権主張日1984年12月21日)により報告されてい
る。アルギニンのC−末端ボロン酸誘導体およびそのイ
ソチオウロニウム類似体からなるペプチドとしてのトロ
ンビン阻害剤はA.D.Kettner et al.(Du Pont)EP−A2
−0,293,881(優先権主張日1987年6月5日および1988
年4月6日)により報告されている。
ルギニン誘導体または類似体の例を下記に記載する。
A1−0,008,746(優先権主張日1978年8月13日)にはア
リールスルホニルアルギニンアミド例えばアルガトロバ
ンが記載されている。
(アリールスルホニルp−アミジノフェニルアラニンア
ミド類)。
性を有する、すなわち可逆的阻害を生起させる新規かつ
強力なトロンビン阻害剤を提供することである。さらに
別の目的は経口バイオアベイラビリティーを有しかつ他
のセリンプロテアーゼよりもトロンビンを阻害する点で
選択的である阻害剤を得ることである。治療投与量での
安定性、作用期間および低毒性もまた本発明のさらに別
の目的である。
しうる塩の形態でのいずれかおよび立体異性体をも包含
する一般式1 の化合物がトロンビンの強力な阻害剤であることが見出
された。
ない限り下記の意味が適用される。
−CH2−CH2−を示し; R1およびR2は同一または相異なっていて、それぞれH
またはX−B−〔ここでBは直鎖または分枝鎖状のC
1〜3アルキレン基でありそしてXはH、メチル、エチ
ル、C3〜6シクロアルキル基またはR′CO−(ここで
R′はOH、直鎖または分枝鎖状のC1〜4アルコキシ
基、NH2またはNHR″であり、R″は直鎖または分枝鎖状
のC1〜4アルキル基である)であるか、またはXは−
PO(OR)2(ここでRはH、メチルまたはエチルで
ある)、−SO3Hおよび5−(1H)−テトラゾリルから選
択されるそれ自体知られたカルボン酸擬似物であるか、
またはBは−SO2−でありそしてXはメチルまたはエチ
ルである〕であり; mは0、1または2であり、R3はシクロヘキシル基を
示しそしてR3AはHを示す;かまたは mは1であり、R3はシクロヘキシルまたはフェニル基
を示しそしてR3AはR1と一緒になってエチレン橋を形成
し; YはOまたはS(O)p(ここでpは0、1または2
である)を示し; R4はH;置換されていないかまたは1個またはそれ以上
のフルオロ原子で置換されそして/または1個のフェニ
ル基で置換されているC1〜6の直鎖または分枝鎖状ア
ルキルまたはシクロアルキル;フェニル、4−メトキシ
フェニル、4−tert−ブチルフェニル、4−メチルフェ
ニル、2−、3−または4−トリフルオロメチルフェニ
ル、1〜5個のフルオロ原子で置換されたフェニルから
選択される置換または非置換の芳香族環;または−CH
(CF3)−フェニルを示す。
ているヒトフィブリノゲンAα鎖のペプチドシークエン
スに関する。
isting)においてSEQ ID No:1として確認されている。
2OCO(CH2)n−を示し、そしてnが1または2であ
り; YがOであり、 mが1であり、R3がシクロヘキシル基を示しそしてR
3AがHを示す化合物に関する。
3 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−nBu 医薬および薬学的使用 さらに別の態様では、本発明はヒトおよび動物の生体
においてトロンビンの阻害が必要とされる状態の治療に
関する。本発明化合物は特にヒトを含む動物において血
液または組織の血栓症および過凝固性の治療または予防
に有用であることが予想される。該化合物が治療および
/または予防で可能な有用性を有している疾患状態とし
ては静脈血栓症および肺塞栓症、動脈血栓症例えば心筋
梗塞、不安定なアンギナ、血栓症に基づく発作および末
梢動脈血栓症を挙げることができる。さらに、該化合物
はアテローム性動脈硬化症、例えば冠状動脈疾患、脳動
脈疾患および末梢動脈疾患の予防における有用性が予想
される。さらに、該化合物は心筋梗塞では血栓分解剤と
一緒で有用であることが予想される。さらに、該化合物
は血栓崩壊、経皮性血管形成外科(PTCA)および心臓バ
イパス形成手術後の再閉塞の予防における有用性が予想
される。さらに、該化合物は顕微手術後の再血栓の予防
における有用性が予想される。さらに、該化合物は人工
の臓器および心臓弁に関する抗凝固処置において有用で
あることが予想される。さらに、該化合物は血液透析お
よび散在性血管内凝固での抗凝固処置における有用性が
予想される。1日当たりの投与量は通常、活性成分0.1m
g〜10gである。静脈内溶液は0.1〜100mg/mを含有する
のが好ましいが、一方、投与量単位は1〜1000mgを含有
するのが好ましくそして1日当たり1〜4回投与するの
が好ましい。
るカテーテルおよび機械装置によるすすぎおよびインビ
トロでの血液、血漿およびその他の血液製剤の保存用の
抗凝固剤としての使用にある。
ある。すなわち、本発明はさらに式1の化合物の製造方
法に関する。その方法は下記の方法I、方法IIまたは方
法IIIからなる。
ボニルでありそしてW2は保護基(例えばベンジルオキシ
カルボニルである)を有するハロメチルケトンのハロゲ
ンをR4Y-(Y=O、S)により置換し(後記の操作
(A)、(D)および(F)に説明されている)、ケト
ンをアルコールに還元し、アミノ末端保護基を除去し、
標準的なペプチド結合を行い、次いでアルコールを酸化
して保護されたトリペプチドケトンを得、アミノ末端保
護基を除去し次いでN−アルキル化し(操作(A)、
(B)、(G)および(H)に説明されている)そして
脱保護するかまたは前述のおよび説明される(例えば操
作(A)(iii))結合反応における保護されたジペプ
チドをアミノ末端−N−アルキル化−N−トリフルオロ
アシル保護されたジペプチドで置き換え(操作K)次に
酸化しそして脱保護するか、または (方法II) 式 (式中W1およびW2は前述の定義を有する)を有するα−
ケトールをR4−ハライドでアルキル化し(操作(E)で
説明されている)次いでさらに方法Iのように反応させ
るか、または (方法III) トリペプチドに適用されるようなダキン
−ウエスト(Dakin−West)反応(Angew.Chem.Int.Ed.E
ngl.8(1969)981,およびJ.Org.Chem.50(1985)111
2)の変法により、式 (式中W1およびW2は前述の定義を有する)の化合物(ま
たは別法として直接的に使用するにはアミノ−末端−N
−アルキル化−N−トリフルオロアシル−保護されたト
リペプチド)を(T−CH2CO)2O(ここでTはハロゲ
ン、R4OまたはR4Sおよび4−DMAPである)と反応させ次
いでさらに方法Iのように反応させることからなる。
は場合により標準的なクロマトグラフィーまたは再結晶
の各手法によって分離され次いで所望により単一の立体
異性体が単離される。
キーム(操作A〜H)および操作IおよびKに概略され
ているとおりである。アルギニンの必須アルコキシ−ま
たはフェノキシ−メチルケトンは(I)あらかじめ生成
したNaOR4を使用する(操作A)かまたはKFを使用する
(操作DおよびF)かのいずれかによってブロモメチル
ケトンのBrをR4O−で置換するかまたは(II)Ag2O/R4I
を使用してアルギニンα−ケトールをアルキル化する
(操作E参照)ことによって主に製造された。
びそれらの類似体を導入した。N−末端上のカルボキシ
アルキル基はブロモアセテートによるアルキル化または
tert−ブチル−アクリレートへのミカエル付加(操作
A、B)またはジペプチド部分中にカルボキシアルキル
をあらかじめ混入させる(操作K参照)ことによって導
入した。次いで全ての保護基を除去した(後記の脱保護
操作a〜c参照)。
KHSO4、1M KHCO3、H2Oおよびブラインで洗浄し次いで
ワットマン(Whatman)相分離紙で濾過しそしてトルエ
ンアゼオトロープにより乾燥する。TLCは市販のMerckシ
リカゲル60F254コーティングガラスプレートで実施し
た。視覚化はUV光線の組合せ、加熱次にフルオレスカミ
ン(fluorescamine)スプレーまたは加熱次に塩素化(C
l2タンク)および1%デンプン/KI溶液での噴霧により
実施した。フラッシュクロマトグラフィーはN2圧の下Me
rckシリカゲル60(40〜63μm)で実施した。アミノ酸
分析はベックマンゴールドシステム(Beckman Gold Sys
tem)を用いて実施した。ペプチドは加水分解(6N HCl
+フェノール、110℃で22時間)し次いで注入し、プロ
リンピークを定量化した。MPLCはVydac C18 15〜25μm
シリカを充填したガラスカラム(Anachem社製)中で、
1%TFA−H2O中への1%TFA−MeCNの各勾配を用いて実
施し、226nmでモニターした。フラクションはHPLCによ
り分析し、純粋なものをプールし次いで凍結乾燥した。
HPLCはSpectra−Physics 8700シリーズクロマトグラフ
ィーステーションを用いて実施した。MPLC用の溶媒系で
は210nmで検出。流速1.5m/分、カラム:Novapak C1
8、4μm(8×100mmカートリッジ、Waters社製)。全
ての中間体はNMR(Hitachi−Perkin Elmer R24 60MHzま
たはJeol 270MHz機器)によって特性化された。全ての
最終ペプチドはそれらのFAB質量スペクトル(M−Scan
Ascot,Berks.,英国)により特性化された。
れたBoc−Arg(Z2)−OH(10mmol)を−10℃に冷却し、
温度を−10℃に保持しながらiBC(10mmol)を滴加し
た。−10℃で10分経過後にその混合無水物をCH2N2−エ
ーテル(150m中の25mmol)中に注いだ。3時間後に過
剰のCH2N2を酢酸で分解し、溶液をH2O(3×)およびブ
ラインで洗浄した。乾燥し次いで蒸発させてジアゾケト
ンを黄色油状物として得た。IR 2100cm-1(COCHN2)。
(10mmol)を−15℃に冷却し、1M HBr/酢酸エチル(約1
1m)を滴加した。黄色が消失した時に、TLC(酢酸エ
チル/ヘキサン)はジアゾケトンが完全にブロモメチル
ケトンに変換されたことを示した。溶液を迅速に分液漏
斗に移し、1M KHCO3、ブラインで洗浄し、乾燥し次いで
蒸発させて固形物を得た。熱EtOH中に溶解し、冷却する
とブロモメチルケトンが無定形の白色粉末として得られ
た。
5−3.95(m+s,4H),4.3(m,1H),5.05(s,2H),5.15
(s,2H),5.65(d,2H),7.30(m,10H),9.2(br,s,1
H),9.3(br,s,1H)。融点:50℃で軟化次いで>70℃で
徐々に分解した。
a−OH(10mmolをHONSu(11mmol)で処理し、0℃に冷却
し次いでWSCDI(13mmol)を加えた。30分後にそれを室
温に加温した。3時間後にTLCはBoc−DCha−ONSuが完全
に生成されたことを示した。Et2O(200m)を加え、H2
O(3×)、ブラインで洗浄し次いで乾燥してエステル
を無色泡状物として得た。
クシンイミドエステル(10mmol)をH−Pro−OBzl.HCl
またはH−Pic−OBzl.HClまたはH−Aze−OBzl(11mmo
l)およびiPr2NEt(20mmol)で処理した。3時間撹拌し
た後に標準的な酢酸エチル/0.3M KHSO4による後処理を
行ってジペプチドエステルを得たが、これは次の工程で
使用するのに十分純粋であった。
%Pd/Cで水素化した。濾過し次いで蒸発させて酸を固形
物または泡状物として得た。再結晶(iPr2OまたはEt2O/
ヘキサン)して純粋な生成物が得られた。
(CDCl3)δ 0.8−2.05(m,+s at 1.4,26H),3.4(m,1
H),3.85(m,1H),4.5(m,2H),5.2(m,1H)。
(CDCl3)δ 0.8−2.05(m,+s at 1.45,28H),3.35
(m,1H),3.95(m,1H),4.6−4.9(m,1H),5.4(m,1
H),5.6(m,1H),8.8(br,s,1H)。
おいて3日間5%Rh−Cで水素化して定収量のBoc−(M
e)DCha−OHを得た。CH2Cl2(50m)中におけるBoc−
(Me)DCha−OH(10mmol)およびNMM(10mmol)を−15
℃に冷却し、Ph2PO−Cl(10mmol)を加えた。20分後に
H−Pro−OBzl.HCl(11mmol)およびNMM(20mmol)を加
えた。1時間後にそれを室温に加温させた。2時間後に
標準的な後処理およびフラッシュクロマトグラフィー
(40%酢酸エチル/ヘキサン)を行って純粋なBoc−(M
e)DCha−Pro−OBzlを無色油状物(80%)として得た。
(s,3H),3.5(m,2H),4.3−5.0(m,2H),5.1(s,2H),
7.30(s,5H)。
てN−ヒドロキシスクシンイミドエステルに変換され
た。
合成への工程を製造操作によって説明する。
ドまたはフェノキシド(アルコールまたはフェノール10
mmolおよび80%NaH−油状物、10mmol)の予め生成して
おいた溶液に−20℃でBoc−Arg(Z2)−CH2Br(10mmo
l)を固形物として加えた。30分後に溶液を室温に加温
した。2時間後に0.3M KHSO4を加えて、残留しているい
ずれものアルコキシドを中和しそしてDMFを真空下で除
去した。粗生成物を酢酸エチルとH2Oとの間に分配し、
酢酸エチル層をブラインで洗浄し、乾燥し次いで蒸発さ
せた。フラッシュクロマトグラフィーまたは結晶化を行
って純粋なアルコキシケトンを得た。
1.41(s,10H),1.64−1.68(m,3H),3.92(dd,2H),4.5
(m,1H),4.62(q,2H),5.1(s,2H),5.2(s,2H),5.5
(d,1H),6.8(d,2H),6.95(t,1H),7.2−7.45(m,12
H),9.2(br,s,1H),9.3(br,s,1H)。m.p.115−118
℃。
l3):δ 1.35(s,10H),1.55−1.75(m,3H),3.7(q,2
H),3.85(m,2H),4.2(q+m,3H),5.05(s,2H),5.15
(s,2H),5.7(d,1H),7.15−7.35(m,10H),9.15(br,
s,1H),9.3(br,s,1H)。m.p.87−90℃。
フェノキシメチルケトンを0℃においてNaBH4(1当
量)で処理した。10分後に0.3M KHSO4を加えてpH7に
し、その混合物を蒸発させてMeOH/THFを除去した。酢酸
エチルを加え次いで標準的な後処理(酢酸エチル/0.3M
KHSO4)を行って、アルコールをジアステレオマー混合
物として単離した。
いて4M HClで処理し次いで蒸発させた。CH2Cl2中の残留
物(5m中の1mmol)をBoc−DCha−X−ONSu(1当量)
およびiPr2NEtで処理した(湿ったpH紙でpH9になるま
で)。3時間後に標準的な後処理を行って変性トリペプ
チドを得、それをフラッシュクロマトグラフィー(1%
酢酸を含有する酢酸エチル−ヘキサン混合物)により精
製した。収率:50〜85% (iv) CH2Cl2中のトリペプチドアルコールをDess−Ma
rtinペリオジナン(3当量)(Dess,D.B.およびMartin,
J.C.J.Org.Chem.1983,48,4155−4156)で処理した。室
温で2時間撹拌後標準的な後処理(Et2O/1M KHCO3/Na2S
2O3)を行って粗生トリペプチドケトンを得、これをフ
ラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン)
により精製した。
理し次いで蒸発させた。乾燥MeCN中の残留物(5mの1m
mol)をベンジルブロモアセテートまたはtert−ブチル
ブロモアセテート(1.2当量)およびiPr2NEt(3当量)
で処理した。2時間還流した後に溶液を蒸発させ、フラ
ッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン)に
かけてベンジルオキシカルボニルメチルまたはtert−ブ
チルオキシカルボニルメチルペプチドを油状物(40〜50
%)として得た。
を用いてビスアルキル化を遂行した。
の4M HCl−ジオキサンで処理した。蒸発させてHCl塩を
得、それを酢酸エチルと1M KHCO3との間に分配した。酢
酸エチルを分離し、乾燥し次いで蒸発させて遊離アミン
を得、それをMeOH中に取り入れ、新しく蒸留したtert−
ブチルアクリレート(1.5当量)を加えた。4時間還流
してtert−ブトキシカルボニルエチルペプチドを得、そ
れを酢酸エチル/ヘキサン中でのフラッシュクロマトグ
ラフィーにより精製した。
−CHN2(1mmol)をRh2(OAc)4(触媒)で処理した。
室温で数時間経過後にTLC分析はジアゾケトンが全く残
留していないことを示した。アルコールを真空中で除去
し、酢酸エチル/ヘキサンの混合物を用いるフラッシュ
クロマトグラフィーによって生成物を単離した。
(Z2)−OH(10mmol)を2,2,2−トリクロロエタノール
(11mmol)および4−DMAP(1mmol)で処理し、0℃に
冷却し次いでWSCDI(13mmol)を加えた。30分後にそれ
を室温に加温させ次いで24時間撹拌した。蒸発させ次い
で酢酸エチル/0.3M KHSO4の間に分配しその後0.3M KHSO
4で3回、H2Oで1回、ブラインで1回洗浄し、乾燥し次
に蒸発させてTceエステルを得、それはそのままで使用
された。
−ジオキサン(50m)で処理し次いで蒸発させた。乾
燥後、CH2Cl2(50m)中の残留物を逐次Boc−DCha−X
−ONSu(10mmol)(X=Pro、Pic)およびiPr2NEtで処
理した(湿ったpH紙でpH9まで)。3時間後、標準的な
後処理(酢酸エチル/0.3M KHSO4)を行ってトリペプチ
ドエステルを油状物として得た。90%酢酸−H2O(50m
)中におけるTceエステル(10mmol)を5分間隔で1
時間にわたり、新しく活性化させたZnを少しずつ用いて
処理した。さらに1時間経過後にその混合物を濾過し、
溶液を蒸発させた。標準的な後処理(酢酸エチル/0.3M
KHSO4)を行ってトリペプチド酸を得、それをシリカで
のフラッシュクロマトグラフィー(2%酢酸−酢酸エチ
ル)により精製してトリペプチド酸を無色泡状物として
得た(3工程程で80%)。
同一の操作を用いてトリペプチド酸をブロモメチルケト
ンに変換した。このトリペプチドブロモメチルケトンは
酢酸エチル/ヘキサン混合物を用いたフラッシュクロマ
トグラフィーによって無色の油状物として得られた。
1.35(s),1.6(m),1.85(m),2.1(m)〔全体30
H〕,3.3(m,1H),3.7(m,1H),3.95(m,2H),4.15(s,2
H),4.25(m,1H),4.4(m,1H),4.5(m,1H),5.0(d,1
H),5.1(dd,2H),5.2(s,2H),7.2−7.4(s,m,10H),
9.2−9.5(2 br,s,2H)。
モメチルケトン(1mmol)をフッ素化アルコール、フェ
ノールまたはチオール(1.2mmol)および無水フッ化カ
リウム(1.5mmol)で処理し次いで室温で24時間撹拌し
た。蒸発させ次に標準的な後処理を行いそしてフラッシ
ュクロマトグラフィーにかけてトリペプチドケトンを得
た。
(CDCl3)δ 0.9(m),1.15(m),1.25(m),1.35
(s),1.6(m),1.85(m),2.1(m),〔全体30
H〕,2.38(s,3H),3.4(m,1H),3.9(m,1H),4.1(br,
s,2H),4.4(m,1H),4.6(m,1H),4.7(m,1H),4.9(q,
2H),6.9(d,1H),7.15(d,1H),7.4−7.5(m,2H),7.4
5(s,10H),9.4(br,s,1H),9.6(br,s,1H)。
ン中でm−クロロ過安息香酸を用いて室温で酸化するこ
とによりスルホンが得られた。
r(10mmol)およびベンゾイルギ酸(12mmol)をKF(14m
mol)で処理した。3時間撹拌後にDMFを蒸発させ、生成
物を酢酸エチル/H2Oの間に分配した。乾燥し次いで蒸発
させて粗ベンゾイルホルメートエステルを得、それを結
晶化(CH2Cl2−ヘキサン)により精製して生成物を白色
固形物(86%)として得た。
5(m,2H),4.3(m,1H),4.95(q,2H),5.15(ABq,2H),
5.25(s,2H),5.9(d,1H),7.35(m,10H),7.5(t,2
H),7.65(t,1H),8.15(t,2H),9.25(br,s,1H),9.45
(br,s,1H)。m.p.130−132℃。
おけるベンゾイルホルメートエステル(5mmol)を室温
で24時間激しく撹拌した。THFを分離し次いで蒸発さ
せ、水性相を酢酸エチルで抽出し、THFからの物質と合
した。CH2Cl2−ヘキサンから結晶化させてα−ケトール
を白色固形物(90%)として得た。
H),3.95(m,2H),4.25(m,2H),5.15(s,2H),5.25
(s,2H),5.6(d,1H),7.35(m,10H),9.25(br,s,1
H),9.4(br,s,1H),m.p.101−103℃。
l)をアルキルヨージド(5〜10mmol)および酸化銀(2
mmol)で処理した。混合物を暗中で2〜17時間(例えば
Me I、Et I、nPr I使用の場合には2時間;nBu I使用の
場合には5時間)還流した。蒸発させ次いでフラッシュ
クロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン)にかけて
アルコキシメチルケトンを無色油状物(50〜85%)とし
て得た。
1.15(t,3H),1.4(s,9H),1.5−1.8(m,4H),3.4(q,2
H),3.95(t,2H),4.1(q,2H),4.45(m,1H),5.15(s,
2H),5.25(s,2H),5.4(d,1H),7.35(m,10H),9.25
(br,s,1H),9.4(br,s,1H)。
0.9(t,3H),1.25−1.8(m)+1.4(s)〔17H〕,3.3
(dd,2H),3.95(t,2H),4.05(q,2H),4.45(m,1H),
5.1(s,2H),5.2(s,2H),5.35(d,1H),7.35(m,10
H),9.25(br,s,1H),9.4(br,s,1H)。
(Z2)−CH2BrをDMF中においてCF3CH2OH、CF3(CF2)2C
H2OHまたはAr−OHおよびKFで処理した。
キサンで処理し次いで蒸発させた。CH2Cl2中の残留物を
MeSO2Cl(1.1当量)およびiPr2NEt(2.5当量)で処理し
た。1時間後に標準的な後処理お よびフラッシュクロマトグラフィーを行ってメチルスル
ホニルペプチドを得、それを脱保護操作(a)のように
して脱保護した。
Clを酢酸エチル/1M KHCO3の分配を用いて完全に洗浄し
た。0℃に冷却したMeOH中の遊離アミンをアルデヒドCh
−CHO(1.5当量)およびNaCNBH3(1当量)で処理し
た。1時間後に冷中で蒸発させ、フラッシュクロマトグ
ラフィーにかけてN−アルキル化ペプチドを得た。脱保
護は脱保護操作(a)を用いて実施した。
ung et al.J.Org.Chem.1990,55,270に記載のようにして
製造し、それをBoc−(Me)DCha−Pro−OBzlについて前
述したようにしてH−Pro−OBzlに結合した。次にこの
ジペプチドを下記のようにしてその−ONSuエステルに変
換した。
ンはフェニル類似体から、90%HOAc−H2O中において0.4
1MPaで3日間5%Rh−Cで水素化することによって製造
された。
Pro−ONSuの合成 (i) Z−DCha−Pro−OtBu(標準的なペプチド結合
反応によって製造された)をTHF中で標準的な温度およ
び圧力において24時間5%Pd−Cで水素化した。濾過し
次いで蒸発させてH−DCha−Pro−OtBu(油状物、100
%)を得た。
びベンジルグリオキシレート(1当量)を3回の蒸発
(毎回新しいベンゼンを添加)に付して水を除去した。
1%酢酸/メタノール(8m)中にある残留イミン(2m
mol)をNaCNBH3(2mmol)で処理した。1時間後に蒸発
させ次いでシリカでのフラッシュクロマトグラフィー
(60%EtOAc−ヘキサン)にかけてBzlO2C−CH2−DCha−
Pro−OtBu 385mg(41%)を得た。
をEt3N(2当量)および(CF3CO)2O(1.2当量)で処理
した。40分後に蒸発させ次いでフラッシュクロマトグラ
フィー(シリカ、30%EtOAc−ヘキサン)にかけてN−
(BzlO2C−CH2−)、N−(CF3CO)−DCha−Pro−OtBu
を油状物390mg(86%)として得た。1 HNmr(COCl3)−4つの回転異性体の存在のために複雑
である−例えば、δ1.4−1.5におけるtBu基は1:0.25:0.
8:0.4の比で4回分裂された。0.9(m),1.1(m),
1.65(m),1.95(m),2.2(m)〔17H〕;1.4−1.5〔4
xs,9H〕;3.1(m),3.5(m),3.7(m)〔2H〕;4.3−
4.6〔m,3H〕;5.05−5.4(m,3H);7.35〔s,5H〕。
TFA(1:1、8m)で処理した。蒸発させ次いでトルエン
から3回蒸発させて遊離酸(100%)を得た。
にしてHONSuを用いてその−ONSuエステル(100%)に変
換した。
g(Z2)−CH2−YR4に結合させることができる。脱保護
操作aを用いるとN−CF3−CO−で保護されたペプチド
が得られる。このN−CF3−COは脱保護操作dによって
除去される。
中に入れた保護されたペプチドをSTPにおいて40分間5
%Pd/Cで水素化した。濾過(0.2μm)し、蒸発させ次
いで水から凍結乾燥してペプチドを綿毛状白色固形物と
して得た。必要により、MPLCで精製を遂行した(一般的
操作参照)。
2(1:1)で処理し次いで蒸発させ、さらに前記(a)の
ようにして水素化した。
し次いで(a)に記載のようにH2−Pd/Cで水素化した。
除去: N−トリフルオロアセチルペプチドをMeCN−H2O−0.8
80アンモニア(1:1:1)中で溶解し、室温で24時間保持
した。蒸発させ、必要により精製してペプチドを得た。
記表題“製造操作”の項に記載したそれらの製造に用い
た操作が示されたおりそして表3には記載した化合物の
特性データが示されている。
溶液を濾過し、オートクレーブでの処理または滅菌性の
0.2μmフィルターでの濾過により滅菌し、滅菌注入瓶
中に無菌状態で充填する。
溶液を濾過し、オートクレーブでの処理または滅菌性の
0.2μmフィルターでの濾過により滅菌し、滅菌アンプ
ル(5m)中に無菌状態で充填する。
水を使用中に溶解する。次いで容量を1000mに調整
し、その溶液を滅菌ポリエチレン容器中に充填する。
水溶液と混合する。混合物を乾燥し、粉砕して顆粒を得
る。次いで微結晶性セルロース次にステアリン酸マグネ
シウムを混合する。この混合物を錠剤機で圧縮して、各
々が100mgの活性成分を含有する錠剤1000個を得る。
em.社製)100μおよび阻害剤溶液100μを1分間イ
ンキュベートする。次にプールしたクエン酸処理の正常
血漿を加え、血餅形成時間を自動装置(KC10、Amelun
g)で測定する。
し、IC50TTを補間法により決定する。
時間を2倍にする阻害剤の濃度である。pIC50TTはmol/
で表示される、IC50TTの−log 10である。結果は表4
に示すとおりである。
アルギニン Aze=L−アゼチジン−2−カルボン酸 Boc=tert−ブトキシカルボニル Bu=ブチル Bzl=ベンジル Ch=シクロヘキシル Cha=L−β−シクロヘキシルアラニン DMF=ジメチルホルムアミド Et=エチル EtOAc=酢酸エチル FAB=高速原子衝撃 F I〜F XIII=凝固因子I〜XIII F II a〜F XIII a=凝固因子II〜XIIIの活性化形態 Gly=グリシン HMW−K=高分子量キニノゲン HOAc=酢酸 HONSu=N−ヒドロキシスクシンイミド HPLC=高性能液体クロマトグラフィー iBC=イソブチルクロロホルメート Kall=カリクレイン Me=メチル MPLC=中圧液体クロマトグラフィー NMM=N−メチルモルホリン Nph=ナフチル Ph=フェニル Pic=L−ピペコリン酸 PL=リン脂質 Pr=プロピル Prekall=プレカリクレイン Pro=L−プロリン STP=標準的な温度および圧力 Tce=2,2,2−トリクロロエチル TFA=トリフルオロ酢酸 THF=テトラヒドロフラン Val=L−バリン WSCDI=水溶性カルボジイミド Z=ベンジルオキシカルボニル 接頭辞n、iおよびtはそれらの通常の意味:ノルマ
ル、イソおよびtert−を意味する。
−α鎖中にトロンビン開裂部位を有するペプチドシーク
エンス” (ix)特徴: (A)名称/検索表:開裂−部位 (B)ロケーション:16..17 (xi)シークエンスの記載:SEQ ID NO:1:
Claims (7)
- 【請求項1】化合物それ自体または生理学的に許容しう
る塩の形態でのいずれかおよび立体異性体を包含する一
般式1 で表される化合物。 上記式中 Aは−CH2−、−CH=CH−、−CH2−CH2−または−CH2−
CH2−CH2−を示し; R1およびR2は同一または相異なっていて、それぞれHま
たはX−B−〔ここでBは直鎖または分枝鎖状のC1〜C3
アルキレン基でありそしてXはH、C3〜C6シクロアルキ
ル基またはR′CO−(ここでR′はOH、直鎖または分枝
鎖状のC1〜C4アルコキシ基、NH2またはNHR″であり、
R″は直鎖または分枝鎖状のC1〜C4アルキル基である)
であるか、またはBは−SO2−でありそしてXはメチル
またはエチルである〕であり; mは1であり、R3はシクロヘキシル基を示しそしてR3A
はHを示すか、または mは1であり、R3はシクロヘキシルまたはフェニル基を
示しそしてR3AはR1と一緒になってエチレン橋を形成
し; YはOまたはS(O)p(ここでpは0、1または2で
ある)を示し; R4はH;置換されていないかまたは1個またはそれ以上の
フルオロ原子で置換されそして/または1個のフェニル
基で置換されているC1〜C6の直鎖または分枝鎖状アルキ
ルまたはシクロアルキル;フェニル、4−メトキシフェ
ニル、4−tert−ブチルフェニル、4−メチルフェニ
ル、2−、3−または4−トリフルオロメチルフェニ
ル、1〜5個のフルオロ原子で置換されたフェニルから
選択される置換または非置換の芳香族環;または−CH
(CF3)−フェニルを示す。 - 【請求項2】式中、 Aが−CH2−CH2−または−CH2−CH2−CH2−を示し; R1がHでありそしてR2がHOCO(CH2)nまたはCH3CH2OCO
(CH2)n−を示し、そしてnが1または2であり; YがOであり、 mが1であり、R3がシクロヘキシル基を示しそしてR3A
がHを示す請求項1記載の化合物。 - 【請求項3】化合物それ自体または生理学的に許容しう
る塩の形態のいずれかおよび立体異性体を包含する、 H−DCha−Pro−Arg−CH2−OH、 H−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Me、 H−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−CF3、 H−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH(CF3)2、 H−DCha−Pro−Arg−CH2−O−(R又はS)CH(Ph)
−CF3、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−CF3、 Et−OOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−CF3、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−CF2−CF2
−CF3、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Ph、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Ph(4−OM
e)、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Ph(4−tB
u)、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Ph(4−Me)、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Ph(4−F)、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Ph(3−F)、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Ph(2−F)、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Ph(3−C
F3)、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Ph(4−C
F3)、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Ph(2−C
F3)、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−C6F5、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−Et、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−nPr、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−nBu、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−iBu、 HOOC−CH2−DCha−Aze−Arg−CH2−O−CH2−CF3、 HOOC−CH2−DCha−Pic−Arg−CH2−O−CH2−CF3、 HOOC−CH2−DCha−Pic−Arg−CH2−O−nBu、 Me−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−CF3、 Me−SO2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−CF3、 Ch−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−CF3、 (HOOC−CH2)2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−C
F3、 (HOOC−CH2)2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−iBu、 HOOC−CH2−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−nBu、 HOOC−CH2−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−C
F3、 H−DPro(3−トランス−Ph)−Pro−Arg−CH2−O−C
H2−CF3、 H−DPro(3−トランス−Ch)−Pro−Arg−CH2−O−C
H2−CF3、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−S−nBuおよび HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−SO2−nBu から選択される請求項1記載の化合物。 - 【請求項4】化合物それ自体または生理学的に許容しう
る塩の形態のいずれかおよび立体異性体を包含する、 HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−CF3、 HOOC−CH2−DCha−Pic−Arg−CH2−O−CH2−CF3、 HOOC−CH2−DCha−Pic−Arg−CH2−O−nBu、 HOOC−CH2−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−nBu、 HOOC−CH2−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−CH2−CF3
および HOOC−CH2−DCha−Pro−Arg−CH2−O−nBu から選択される請求項1記載の化合物。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合
物の製造において、 (方法I) 式 (式中W1はアミノ末端保護基でありそしてW2は保護基で
ある)を有するハロメチルケトンのハロゲンをR4Y-(Y
=O、S)により置換し、ケトンをアルコールに還元
し、アミノ末端保護基を除去し、標準的なペプチド結合
を行い、次いでアルコールを酸化して保護されたトリペ
プチドケトンを得、アミノ末端保護基を除去し次いでN
−アルキル化し、そして脱保護するかまたは前記の結合
反応における保護されたジペプチドをアミノ末端−N−
アルキル化−N−トリフルオロアシル保護されたジペプ
チドで置き換え次に酸化しそして脱保護するか、または (方法II) 式 (式中W1およびW2は前述の定義を有する)を有するα−
ケトールをR4−ハライドでアルキル化し次いでさらに方
法Iのように反応させるか、 または (方法III) 式 (式中W1およびW2は前述の定義を有する)の化合物を
(T−CH2−CO)2O(ここでTはハロゲン、R4OまたはR4
Sおよび4−DMAPである)と反応させ次いでさらに方法
Iのように反応させ、さらに所望により生理学的に許容
しうる塩を形成し、そして反応が立体異性体の混合物を
生成する場合にはそれらは標準的なクロマトグラフィー
または再結晶手法で場合により分離し、そして所望によ
り単一の立体異性体を単離することからなる、前記の製
造方法。 - 【請求項6】有効量の請求項1〜4に記載の化合物のい
ずれかおよびさらに1種以上の製薬担体を含有するヒト
または動物の生体におけるトロンビン阻害用製剤。 - 【請求項7】請求項1〜4のいずれかの化合物を含有す
る抗凝固剤。
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