JP3346934B2 - ナースコール装置の子機アダプタ脱落・断線対象登録方法 - Google Patents

ナースコール装置の子機アダプタ脱落・断線対象登録方法

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JP3346934B2
JP3346934B2 JP04185395A JP4185395A JP3346934B2 JP 3346934 B2 JP3346934 B2 JP 3346934B2 JP 04185395 A JP04185395 A JP 04185395A JP 4185395 A JP4185395 A JP 4185395A JP 3346934 B2 JP3346934 B2 JP 3346934B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はナースコール装置に関
し、特にナースコール子機アダプタの脱落又は断線の検
出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図2に示すようなナースコー
ル装置が知られている。このナースコール装置は、ナー
スコール親機Mに接続され病室毎に設けられた集合廊下
アダプタRAと、各集合廊下アダプタRAにバスライン
でバス接続され、かつ病室内のベッド毎に設けられた複
数の子機アダプタSA及びこの子機アダプタSAに接続
されたナースコール子機Sとを備えている。図ではナー
スコール親機M一台に対し集合廊下アダプタRA、子機
アダプタSA及びナースコール子機Sはそれぞれ一台ず
つしか示されていないが、実際には、親機M一台に対し
て集合廊下アダプタRAはm台(mは1以上の整数)接
続することができ、子機アダプタSAは集合廊下アダプ
タRA一台に対してn台(nは1以上の整数)接続する
ことができ、子機アダプタSAとナースコール子機Sと
は1対1で接続している。
【0003】そして、集合廊下アダプタRA及び子機ア
ダプタSAは、ナースコール管理のためのポーリング処
理およびナースコール親機Mがナースコール子機Sと連
絡を取合うための音声信号送受信の介在をしている。
尚、図ではナースコール親機Mとナースコール子機Sと
の音声信号送受信のための回路は省略されている。
【0004】ナースコール親機Mは、親機CPU10に
接続された脱落・断線警報発報回路12および集合廊下
アダプタRAの親機インターフェース21と接続する親
機インターフェース11を備えている。
【0005】集合廊下アダプタRAは、子機アダプタS
Aの数を設定する子機アダプタ台数設定回路22、子機
アダプタ台数設定回路22により設定された子機アダプ
タSAの数を読取り該当数分のポーリング処理をする集
合廊下アダプタCPU20、集合廊下アダプタCPU2
0に接続された親機インターフェース21、子機アダプ
タSAにポーリング処理データを送出するポーリング処
理データ送出回路23、及び子機アダプタSAからのポ
ーリング処理アンサーデータを受信するポーリング処理
アンサーデータ受信回路24を備えている。
【0006】ポーリング処理データ送出回路23から送
出されるポーリング処理データは、例えば、フレームス
タートビット、コマンドスタートビット、子機アダプタ
SA1のポーリングデータ、コマンドスタートビット、
子機アダプタSA2のポーリングデータ、・・・・コマ
ンドスタートビット、子機アダプタSAnのポーリング
データからなり、フレームスタートビットの後、コマン
ドスタートビットとポーリングデータを接続された子機
の数だけ繰返す。
【0007】子機アダプタSAは、子機アダプタCPU
30、子機アダプタCPU30に接続され集合廊下アダ
プタRAからのポーリング処理データを受信するポーリ
ング処理データ受信回路31、子機アダプタCPU30
に接続され集合廊下アダプタRAにポーリング処理アン
サーデータを送出するポーリング処理アンサーデータ送
出回路32、ナースコール子機Sの脱落を検出する脱落
検出回路34および子機アダプタSAの脱落・断線警報
を停止するための脱落・断線警報停止スイッチ33を備
えている。ここで、子機アダプタCPU30はナースコ
ール子機Sの接続状態(脱落か否か)を認識するととも
に、ポーリング処理データを受けて接続状態を表すポー
リング処理アンサーデータを返す働きをする。
【0008】このようなナースコール装置の動作を図3
を参照して説明する。
【0009】電源を投入すると(200)、集合廊下ア
ダプタCPU20は子機アダプタ台数設定回路22によ
り設定された子機アダプタSAの台数を読取り(20
1)、メモリに脱落・断線警報の対象として登録して
(202)、子機アダプタSAの設定された台数分のポ
ーリング処理を開始する(203)。
【0010】各子機アダプタSAに対するポーリング処
理は以下のようになされる。即ち、集合廊下アダプタC
PU20によって処理されたポーリング処理データをポ
ーリング処理データ送出回路23から送出して、子機ア
ダプタSAのポーリング処理データ受信回路31で受
け、子機アダプタCPU30にナースコール子機Sが正
常に接続されているか否かを判断させる。ナースコール
子機Sの脱落は、ナースコール子機Sに接続された脱落
検出回路34のトランジスタスイッチがナースコール子
機Sが脱落していることによりオフ(子機アダプタCP
U30の入力電圧レベル低)となり正常に接続されてい
ればオン(子機アダプタCPU30の入力電圧レベル
高)となることから判断できる。子機アダプタCPU3
0はナースコール子機Sが子機アダプタSAに接続され
ていると判断した場合には正常接続されていることを示
すポーリング処理アンサーデータを、ナースコール子機
Sが脱落していると判断した場合には脱落していること
を示すポーリング処理アンサーデータをポーリング処理
アンサーデータ送出回路32を介して返す。このポーリ
ング処理アンサーデータを集合廊下アダプタRAのポー
リング処理アンサーデータ受信回路24で受信して、集
合廊下アダプタCPU20に制御を渡す。集合廊下アダ
プタCPU20は、ポーリング処理アンサーデータの種
類によって子機アダプタSAにナースコール子機Sが接
続されているか否か、即ち、脱落していないか否かを判
断する。一方、ポーリング処理データをポーリング処理
データ送出回路23から送出したにも拘らずポーリング
処理アンサーデータが返ってこない場合には、集合廊下
アダプタCPU20は子機アダプタSAが断線している
と判断する(204)。
【0011】このポーリング処理は集合廊下アダプタC
PU20のメモリに登録された台数の全ての子機アダプ
タSAについて行われ、常時、繰り返しポーリング処理
を行う(204−205−203)。ここで、処理20
5はナースコール子機Sからのデータの解析及びその内
容処理であり、例えばナースコール子機Sからの呼出処
理などがある。一方、あるナースコール子機Sが脱落又
は子機アダプタSAが断線している場合には、20秒タ
イマ処理により20秒をカウントして(206)、20
秒後にまだ脱落・断線が継続しているか否かを判断する
(207)。脱落・断線状態でなくなった場合にはポー
リング処理を行い(207−203)、脱落・断線状態
のままの場合には、集合廊下アダプタRA並びにナース
コール親機Mの各々の親機インターフェース21、11
および親機CPU10を介して脱落・断線警報発報回路
12により警報を発報する(208)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように従来技術に
よる脱落・断線検出方法において、電源投入時に設定さ
れた子機アダプタの台数分のポーリング処理がなされて
いるため、集合廊下アダプタの任意のベッド位置の警報
を発報しないようにする必要があるとき脱落・断線警報
を発報しないようにするには、発報しないベッド位置に
対応する不要なダミー子機アダプタを設置するか、集合
廊下アダプタ内の配線と子機アダプタ台数設定回路の設
定台数を変更する必要があった。
【0013】
【発明の目的】本発明は、このような従来技術の欠点を
取り除くためになされたもので、脱落・断線警報を発報
する必要のないときには、発報しないベッド位置に対応
する不要なダミー子機アダプタを設置したり、集合廊下
アダプタ内の配線と子機アダプタ台数設定回路の設定台
数を変更することなく、脱落・断線警報発報を回避でき
るようにした子機アダプタの脱落・断線検出方法を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のナースコール装置の子機アダプタ脱落・断
線対象登録方法は、ナースコール親機に接続され病室毎
に設けられた集合廊下アダプタと、各集合廊下アダプタ
にバスラインでバス接続され、かつ病室内のベッド毎に
設けられた複数の子機アダプタおよび子機アダプタに接
続されたナースコール子機とを備え、集合廊下アダプタ
からのポーリング処理データを各子機アダプタで受信
し、各子機アダプタからのポーリング処理アンサーデー
タを集合廊下アダプタで受信し、ポーリング処理アンサ
ーデータを受信できたとき当該子機アダプタを脱落・断
線対象登録とし、受信できなかったとき当該子機アダプ
タを脱落・断線対象外登録とし、それぞれポーリング処
理登録データとして登録テーブルに登録すること、ポー
リング処理データを送信し、ポーリング処理アンサーデ
ータを受信できないとき当該子機アダプタが登録テーブ
ルに脱落・断線対象外登録として登録されていなけれ
ば、ナースコール子機が脱落又は子機アダプタが断線し
ている場合に発せられる脱落・断線警報発報を行うと共
にポーリング処理アンサーデータを受信できないとき当
該子機アダプタが登録テーブルに脱落・断線対象外登録
として登録されていれば、脱落・断線警報発報を回避す
ること、ポーリング処理データを再送信し、ポーリング
処理アンサーデータを受信できたとき登録テーブルに脱
落・断線対象外登録として登録されていれば、当該子機
アダプタを登録テーブルに脱落・断線対象登録し、登録
テーブルに脱落・断線対象登録として登録されていれ
ば、ナースコール子機が脱落していることを示すポーリ
ング処理アンサーデータである場合に脱落・断線警報発
報することから成るものである。
【0015】
【作用】このナースコール装置の子機アダプタ脱落・断
線対象登録方法によれば、電源投入時に集合廊下アダプ
タからのポーリング処理データを各子機アダプタで受信
し、ポーリング処理アンサーデータを受信できたときに
は当該子機アダプタを脱落・断線対象として、受信でき
なかったときには当該子機アダプタを脱落・断線対象外
として、それぞれポーリング処理登録データを格納する
登録テーブルに登録する。ここで、脱落・断線対象とは
脱落・断線警報を発報する対象のことをいい、脱落・断
線対象外とは脱落・断線警報を発報する対象ではないこ
とをいう。
【0016】ポーリング処理データを送信し、ポーリン
グ処理アンサーデータを受信できない場合に、当該子機
アダプタが該登録テーブルに脱落・断線対象外として登
録されていれば脱落・断線警報発報を回避することがで
きる。
【0017】一方、ポーリング処理データを再送信し、
ポーリング処理アンサーデータを受信できた場合に、登
録テーブルに脱落・断線対象外として登録されていれば
電源投入後新たに接続されたものとして当該子機アダプ
タについて登録テーブルに脱落・断線対象として再登録
する。また、ポーリング処理アンサーデータが受信でき
た場合に、登録テーブルに脱落・断線対象として登録さ
れていれば、ポーリング処理アンサーデータの種類を判
別する。それがナースコール子機が脱落していることを
示すポーリング処理アンサーデータである場合には脱落
・断線警報を発報し、脱落していないことを示すポーリ
ング処理アンサーデータである場合には脱落・断線警報
を発報しない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の子機アダプタ脱落・断線対象
登録方法をその一実施例について図1を参照して説明す
る。尚、本発明が適用されるナースコール装置の構成
は、従来技術の説明において参照した図2に示すナース
コール装置と全く同様であるので説明を省略する。
【0019】本発明のナースコール装置の子機アダプタ
脱落・断線対象登録方法では、まず電源投入後、各子機
アダプタについてポーリング処理アンサーデータの有無
により脱落・断線警報を発報する対象とするか否かの登
録処理をする。即ち、電源を投入すると(100)、集
合廊下アダプタCPU20のソフトウエアによって集合
廊下アダプタCPU20は子機アダプタ台数設定回路2
2により設定された子機アダプタの台数(n)を読取り
(101)、ポーリング処理データ送出回路23を介し
てポーリング処理データを子機アダプタSAに送出する
(102)。集合廊下アダプタCPU20は当該ポーリ
ング処理データに応答して各子機アダプタSAから送信
されたポーリング処理アンサーデータの受信の有無によ
って子機アダプタSAの断線を判断する(103)。
【0020】ここで、子機アダプタSAが断線している
か否かの判断は次のように行なう。子機アダプタSAと
集合廊下アダプタRAとの間が断線していなければ、集
合廊下アダプタRAのポーリング処理データ送出回路2
3から送出されたポーリング処理データは子機アダプタ
SAのポーリング処理データ受信回路31で受信され、
ポーリング処理データは子機アダプタCPU30へ送ら
れ、ポーリング処理アンサーデータがポーリング処理ア
ンサーデータ送出回路32を介してポーリング処理アン
サーデータ受信回路24に返される。一方、子機アダプ
タSAと集合廊下アダプタRAとの間が断線していれ
ば、ポーリング処理データをポーリング処理データ送出
回路23から送出したにも拘らずポーリング処理アンサ
ーデータは返ってこない。即ち、集合廊下アダプタCP
U20はポーリング処理アンサーデータがポーリング処
理アンサーデータ受信回路24で受信できたかどうかに
よって子機アダプタSAが断線しているか否かを判断す
る。
【0021】集合廊下アダプタCPU20はこのように
断線しているか否かを判断し、例えば、1台目の子機が
断線していなければそのナースコール子機Sは接続され
た状態であるので、脱落・断線警報を発報する対象であ
ると判断し、脱落・断線対象登録としてポーリング処理
登録データ(FD1=1(FD1の1は1番目の子機であ
ることを示す。))を登録テーブルに登録する(10
4)。断線していればそこにはナースコール子機Sは接
続されていないものと判断し、脱落・断線警報を発報す
る対象ではない、即ち脱落・断線対象外登録としてポー
リング処理登録データ(FD1=0)を登録テーブルに
登録する(105)。同様に2番目以降の子機アダプタ
SAについても脱落・断線対象か否かの判断を行ない、
集合廊下アダプタRAに接続されているn台の子機アダ
プタSAについて登録テーブルにそれぞれ登録する。即
ち、電源投入時に子機アダプタSAが集合廊下アダプタ
RAに接続されているものを脱落・断線警報を発報する
対象とするのである。
【0022】以上のように、子機アダプタ台数設定回路
22により設定された全ての台数の子機アダプタSAに
ついて、それぞれが脱落・断線警報を発報する対象であ
るか対象外であるかの登録がなされ、以後このように登
録されたポーリング処理登録データを参照してポーリン
グ処理が行われる。
【0023】即ち、ポーリング処理データを集合廊下ア
ダプタRAのポーリング処理データ送出回路23から再
送出し(106)、集合廊下アダプタCPU20はポー
リング処理アンサーデータが受信できるかどうかによっ
て子機アダプタSAが断線しているか否かを判断する
(107)。
【0024】そして集合廊下アダプタRAと例えばi番
目(i=1,2,・・・n)の子機アダプタSAとの間
が断線していないと判断された場合には、子機アダプタ
SAが正常に接続されているので子機アダプタSAの状
態RDをRDi=1とする(108)。次いで集合廊下
アダプタCPU20はこのRDiと登録テーブルに格納
されているデータFDiとを比較する(109)。ここ
で当該子機が脱落・断線対象として登録されていれば、
登録テーブルのデータはFDi=1となっているので、
RDiとFDiとは一致し、これにより集合廊下アダプ
タCPU20はこの子機についてポーリング処理アンサ
ーデータの解析をし、ナースコール子機Sが脱落してい
るか否かの判断を行う(111)。
【0025】この脱落か否かの判断は従来のポーリング
処理と同様である。即ち、集合廊下アダプタRAのポー
リング処理データ送出回路23から送出され、子機アダ
プタSAのポーリング処理データ受信回路31で受信さ
れたポーリング処理データは、子機アダプタCPU30
へ送られる。子機アダプタCPU30は、ナースコール
子機Sに接続された脱落検出回路34のトランジスタス
イッチがオフ(子機アダプタCPU30の電圧レベル
低)かオン(子機アダプタCPU30の電圧レベル高)
かによって、ナースコール子機Sが脱落しているか正常
に接続されているかを判断する。ナースコール子機Sが
子機アダプタSAに接続されている場合には正常接続さ
れていることを示すポーリング処理アンサーデータが、
ナースコール子機Sが脱落している場合には脱落してい
ることを示すポーリング処理アンサーデータが、子機ア
ダプタCPU30によりポーリング処理アンサーデータ
送出回路32を介して返される。このポーリング処理ア
ンサーデータを集合廊下アダプタRAのポーリング処理
アンサーデータ受信回路24で受信して、集合廊下アダ
プタCPU20に制御を渡す。このようにして受け取っ
たポーリング処理アンサーデータの種類によって、集合
廊下アダプタCPU20はナースコール子機Sが脱落し
ているかを判断する(112)。
【0026】そしてポーリング処理アンサーデータがナ
ースコール子機Sの脱落を示すものではない場合には、
脱落・断線警報を発報しないでポーリング処理データ送
出処理(106)に再び戻り、次(i+1番目)のナー
スコール子機Sについて同様のポーリング処理を行な
う。
【0027】また、ポーリング処理アンサーデータがナ
ースコール子機Sの脱落を示すものである場合には、こ
のようなポーリング処理アンサーデータがポーリング処
理アンサーデータ送出回路32から送出されることによ
り、集合廊下アダプタCPU20は脱落であると判断
し、次の脱落・断線警報を発報するための処理に移る
(115)。
【0028】脱落・断線警報を発報するためには次のよ
うな処理がなされる。即ち、20秒タイマ処理により2
0秒をカウントして(115)、20秒後にまだ脱落・
断線が継続しているか否かを判断する(116)。脱落
・断線状態でなくなった場合には再びポーリング処理デ
ータ送出処理を行い(106)、脱落・断線状態のまま
の場合には、集合廊下アダプタRAの親機インターフェ
ース21、ナースコール親機Mの親機インターフェース
11および親機CPU10を介して脱落・断線警報発報
回路12により脱落・断線警報発報を行う(117)。
【0029】次に、集合廊下アダプタRAが子機アダプ
タSAからのポーリング処理アンサーデータを受信した
にも拘らず、当該子機(例えばj番目とする。ここでj
=1,2・・・,n)が脱落・断線対象登録となってい
ない場合について説明する。これはナースコール装置使
用の途中で子機アダプタSAが追加された場合であっ
て、電源投入時には未接続であったため脱落・断線警報
を発報する対象とする必要はなく、その子機アダプタS
Aに該当する登録テーブルには脱落・断線警報の対象外
(FDj=0)として登録されている場合である。この
場合は再登録して脱落・断線対象登録とする。
【0030】具体的には、ポーリング処理データを再送
出し(106)、ポーリング処理アンサーデータの受信
の可否によって子機アダプタSAが断線しているか否か
を判断し(107)、このケースの場合は断線していな
いので、RDj=1とする(108)。集合廊下アダプ
タCPU20はこのRDjと登録テーブルに格納されて
いるデータFDjとを比較する(109)。この場合、
FDj=0(脱落・断線対象外登録)となっているの
で、RDjとFDjとは一致しない。しかし、子機アダ
プタSAを追加接続したことにより、新たに脱落・断線
警報を発報する対象として登録する必要があるので、脱
落・断線対象登録(FDj=1)として登録テーブルに
再登録する(110)。この再登録の後は脱落・断線対
象登録と同様、ポーリング処理アンサーデータの解析を
し(111)、ナースコール子機Sが脱落しているか否
かを判断し(112)、ナースコール子機Sが脱落して
いないときは脱落・断線警報は発報はせず、ナースコー
ル子機Sが脱落しているときは脱落・断線警報を発報す
る。尚、脱落・断線警報発報処理については前述と同様
である。この再登録処理を設けたことによりナースコー
ル装置の使用途中にも子機アダプタSAの追加をするこ
とができる。
【0031】次にポーリング処理アンサーデータの受信
がなく子機アダプタSAが断線していると判断される場
合について説明する(107)。この場合は断線してい
るので、RDk=0(k=1,2・・・,n)とする
(113)。集合廊下アダプタCPU20はこのRDk
と登録テーブルに登録されているデータFDkとを比較
する(114)。ここで登録テーブルに脱落・断線対象
外登録(FDk=0)されていれば、RDkとFDkと
は一致するので、脱落・断線警報を発報せず、ポーリン
グ処理データ送出処理(106)に再び戻る。
【0032】一方、RDk=0(断線状態)であるが登
録テーブルに脱落・断線対象登録(FDk=1)されて
いる場合には、RDkとFDkとは一致しない。この場
合には、脱落時に警報を発報する場合と同様に脱落・断
線警報発報処理を行なう(115−117)。即ち、2
0秒タイマ処理により20秒をカウントして(11
5)、20秒後にまだ脱落・断線が継続しているか否か
を判断する(116)。脱落・断線状態でなくなった場
合には再びポーリング処理データ送出処理を行い(10
6)、脱落・断線状態のままの場合には、集合廊下アダ
プタRAの親機インターフェース21、ナースコール親
機Mの親機インターフェース11および親機CPU10
を介して脱落・断線警報発報回路12により脱落・断線
警報発報を行う(117)。
【0033】従って、脱落・断線対象外との登録がされ
ている場合には断線状態にあっても脱落・断線警報の発
報は回避できるため、不要なダミーの子機アダプタSA
を接続しておく必要がない。また、ナースコール装置の
使用途中で子機アダプタSAの断線及び追加にも対応で
きる。
【0034】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明のナースコール装置の子機アダプタ脱落・断線対象登
録方法によれば、電源投入後に、脱落・断線警報発報の
対象か否かを登録する登録テーブルを作成し、ポーリン
グ処理時にこの登録テーブルのデータを参照することに
より、ポーリング処理データを送出したにも拘らずポー
リング処理アンサーデータを受信できなかったとき、即
ち断線状態のときに該登録テーブルに脱落・断線対象外
として登録されていれば、脱落・断線警報発報を回避す
ることができる。従って、集合廊下アダプタの任意のベ
ッド位置の警報を発報しないようにする必要があると
き、発報しないベッド位置に対応する不要なダミー子機
アダプタを設置したり、集合廊下アダプタ内の配線と子
機アダプタ台数設定回路の設定台数を変更する必要がな
い。
【0035】また、電源投入後の登録により該登録テー
ブルに脱落・断線対象外として登録されていても、ポー
リング処理データを再送信し、ポーリング処理アンサー
データを受信できたときには当該子機アダプタについて
登録テーブルに脱落・断線対象として再登録することに
より、子機アダプタの追加等に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のナースコール装置の子機アダプタ脱落
・断線対象登録方法を説明するフローチャート図であ
る。
【図2】本発明のナースコール装置の子機アダプタ脱落
・断線対象登録方法及び従来技術を実施するためのナー
スコール装置のブロック図である。
【図3】従来技術を説明するフローチャート図である。
【符号の説明】
M・・・・・・ナースコール親機 RA・・・・・・集合廊下アダプタ SA・・・・・・子機アダプタ S・・・・・・ナースコール子機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 9/00 - 9/08 H04L 12/00 - 12/66

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ナースコール親機(M)に接続され病室毎
    に設けられた集合廊下アダプタ(RA)と、各集合廊下
    アダプタにバスラインでバス接続され、かつ病室内のベ
    ッド毎に設けられた複数の子機アダプタ(SA)および
    前記子機アダプタに接続されたナースコール子機(S)
    とを備え、 前記集合廊下アダプタからのポーリング処理データを各
    子機アダプタで受信し、各子機アダプタからのポーリン
    グ処理アンサーデータを前記集合廊下アダプタで受信
    し、ポーリング処理アンサーデータを受信できたとき当
    該子機アダプタを脱落・断線対象登録とし、受信できな
    かったとき当該子機アダプタを脱落・断線対象外登録と
    し、それぞれポーリング処理登録データとして登録テー
    ブルに登録すること、 前記ポーリング処理データを送信し、前記ポーリング処
    理アンサーデータを受信できないとき当該子機アダプタ
    が前記登録テーブルに脱落・断線対象外登録として登録
    されていなければ、前記ナースコール子機が脱落又は前
    記子機アダプタが断線している場合に発せられる脱落・
    断線警報発報を行うと共に前記ポーリング処理アンサー
    データを受信できないとき当該子機アダプタが前記登録
    テーブルに脱落・断線対象外登録として登録されていれ
    ば、脱落・断線警報発報を回避すること、 前記ポーリング処理データを再送信し、前記ポーリング
    処理アンサーデータを受信できたとき前記登録テーブル
    に脱落・断線対象外登録として登録されていれば、当該
    子機アダプタを前記登録テーブルに脱落・断線対象登録
    し、前記登録テーブルに脱落・断線対象登録として登録
    されていれば、前記ナースコール子機が脱落しているこ
    とを示すポーリング処理アンサーデータである場合に脱
    落・断線警報発報する ことを特徴とするナースコール装
    置の子機アダプタ脱落・断線対象登録方法
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