JP3345668B2 - 保護層を有する成形品の製造方法 - Google Patents
保護層を有する成形品の製造方法Info
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- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14827—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles using a transfer foil detachable from the insert
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、表面に保護層を有する
合成樹脂成形品の製造方法の改良に関するものである。
合成樹脂成形品の製造方法の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、合成樹脂の成形品の表面に保護層
を設ける製造技術としては、射出成形等で成形品を得た
後に、その成形品の表面に硬化性樹脂を塗布して硬化さ
せる方法がある。この方法は特別な設備を要せず人手に
て行うことができるが、その場合人件費が高く付くと同
時に塗布する際の作業環境が問題となる。次に、基材フ
イルムの上に硬化性樹脂の保護層を設けた転写シートを
使用し、成形品の表面にこの保護層を転写する方法があ
る。この方法は、成形品が三次元形状、特に深絞り形状
の場合は転写できない欠点がある。
を設ける製造技術としては、射出成形等で成形品を得た
後に、その成形品の表面に硬化性樹脂を塗布して硬化さ
せる方法がある。この方法は特別な設備を要せず人手に
て行うことができるが、その場合人件費が高く付くと同
時に塗布する際の作業環境が問題となる。次に、基材フ
イルムの上に硬化性樹脂の保護層を設けた転写シートを
使用し、成形品の表面にこの保護層を転写する方法があ
る。この方法は、成形品が三次元形状、特に深絞り形状
の場合は転写できない欠点がある。
【０００３】また、基材フイルムの上に設ける保護層と
して熱可塑性樹脂を用いた転写シートを使用し、これを
必要に応じて予備成形し、得られた予備成形品を射出成
形金型内に配置して合成樹脂の射出成形を行って、保護
層を有する成形品を得る方法もある。しかし、保護層が
熱可塑性樹脂では、一般に成形品の耐磨耗性、耐擦傷
性、耐溶剤性等の表面物性を高めることはできない。熱
可塑性樹脂より高い表面物性を有する熱硬化性樹脂を用
いたのでは、予備成形時にクラックが入ってしまう。
して熱可塑性樹脂を用いた転写シートを使用し、これを
必要に応じて予備成形し、得られた予備成形品を射出成
形金型内に配置して合成樹脂の射出成形を行って、保護
層を有する成形品を得る方法もある。しかし、保護層が
熱可塑性樹脂では、一般に成形品の耐磨耗性、耐擦傷
性、耐溶剤性等の表面物性を高めることはできない。熱
可塑性樹脂より高い表面物性を有する熱硬化性樹脂を用
いたのでは、予備成形時にクラックが入ってしまう。
【０００４】更に、特公平４ー１９９２４号、特開昭６
３ー１３２０９５号、特開平１ー１７６５３１号公報等
に開示されているように、成形可能な基材フイルムの上
に未硬化の樹脂を塗布して転写シートを作製し、このシ
ートを射出成形金型内に配置して射出成形を行った後
に、成形品に電離照射線を照射して樹脂を硬化させて保
護層を設ける方法がある。しかし、この方法では、電離
放射線硬化性樹脂が未硬化の状態で射出成形を行うの
で、未だ電離放射線硬化性樹脂に流動性があり、射出成
形時にゲート付近でインキ流れが生じる。また、転写法
による絵付けを行った場合、射出成形時の高温高圧によ
り基材シートと射出樹脂が熱融着する。
３ー１３２０９５号、特開平１ー１７６５３１号公報等
に開示されているように、成形可能な基材フイルムの上
に未硬化の樹脂を塗布して転写シートを作製し、このシ
ートを射出成形金型内に配置して射出成形を行った後
に、成形品に電離照射線を照射して樹脂を硬化させて保
護層を設ける方法がある。しかし、この方法では、電離
放射線硬化性樹脂が未硬化の状態で射出成形を行うの
で、未だ電離放射線硬化性樹脂に流動性があり、射出成
形時にゲート付近でインキ流れが生じる。また、転写法
による絵付けを行った場合、射出成形時の高温高圧によ
り基材シートと射出樹脂が熱融着する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記記載のように、射
出成形等で成形品を得た後に、その成形品の表面に硬化
性樹脂を塗布して硬化させる方法は特別な設備を要せず
人手にて行うことができるが、作業効率が悪く、人件費
が高く付くと同時に塗布する際、溶剤の排気設備等の作
業環境が問題となる。基材フイルムの上に硬化性樹脂の
保護層を設けた転写シートを使用し、成形品の表面にこ
の保護層を転写する方法は成形品が三次元形状、特に深
絞り形状の場合は転写できない欠点がある。
出成形等で成形品を得た後に、その成形品の表面に硬化
性樹脂を塗布して硬化させる方法は特別な設備を要せず
人手にて行うことができるが、作業効率が悪く、人件費
が高く付くと同時に塗布する際、溶剤の排気設備等の作
業環境が問題となる。基材フイルムの上に硬化性樹脂の
保護層を設けた転写シートを使用し、成形品の表面にこ
の保護層を転写する方法は成形品が三次元形状、特に深
絞り形状の場合は転写できない欠点がある。
【０００６】次に、基材フイルムの上に設ける保護層と
して熱可塑性樹脂を用いた転写シートを使用し、これを
必要により予備成形し、得られた予備成形品を射出成形
金型内に配置して合成樹脂の射出成形を行って、保護層
を有する成形品を得る方法も、保護層が熱可塑性樹脂で
は、一般に成形品の耐磨耗性、耐擦傷性、耐溶剤性等の
表面物性を高めることはできない。熱可塑性樹脂より高
い表面物性を与える熱硬化性樹脂を用いた場合は、予備
成形時にクラックが入る欠点がある。
して熱可塑性樹脂を用いた転写シートを使用し、これを
必要により予備成形し、得られた予備成形品を射出成形
金型内に配置して合成樹脂の射出成形を行って、保護層
を有する成形品を得る方法も、保護層が熱可塑性樹脂で
は、一般に成形品の耐磨耗性、耐擦傷性、耐溶剤性等の
表面物性を高めることはできない。熱可塑性樹脂より高
い表面物性を与える熱硬化性樹脂を用いた場合は、予備
成形時にクラックが入る欠点がある。
【０００７】更に、成型可能な基材フイルムの上に、未
硬化の樹脂を塗布して転写シートを作製し、このシート
を射出成形金型内に配置して射出成形を行った後に、成
形品に電離照射線を照射して樹脂を硬化させて保護層を
設ける方法は、電離放射線硬化性樹脂が未硬化の状態で
射出成形を行うので、未だ電離放射線硬化性樹脂に流動
性があり、射出成形時にゲート付近でインキ流れが生じ
る。また、転写法による絵付けを行った場合、射出成形
時の高温高圧により基材シートと樹脂が熱融着するなど
の問題がある。
硬化の樹脂を塗布して転写シートを作製し、このシート
を射出成形金型内に配置して射出成形を行った後に、成
形品に電離照射線を照射して樹脂を硬化させて保護層を
設ける方法は、電離放射線硬化性樹脂が未硬化の状態で
射出成形を行うので、未だ電離放射線硬化性樹脂に流動
性があり、射出成形時にゲート付近でインキ流れが生じ
る。また、転写法による絵付けを行った場合、射出成形
時の高温高圧により基材シートと樹脂が熱融着するなど
の問題がある。
【０００８】本発明は、上記問題点を解決するため、成
形品が三次元形状、特に深絞り形状を有する場合でも、
耐摩擦性、耐擦傷性、耐溶剤性等の表面物性に優れた保
護層を有する成形品を製造する方法を提供することにあ
る。
形品が三次元形状、特に深絞り形状を有する場合でも、
耐摩擦性、耐擦傷性、耐溶剤性等の表面物性に優れた保
護層を有する成形品を製造する方法を提供することにあ
る。
【０００９】
【問題を解決するための手段】成形性の良好な基材フイ
ルムの上に、未硬化状態では熱可塑性の固体である電離
放射線硬化性樹脂からなる保護層をコートした転写シー
トを、射出成形金型内に配置して、該射出成形金型で転
写シートを真空成形又は真空・圧空成形をした後に、電
離放射線を照射して樹脂を硬化させて保護層を形成し、
更に金型を閉じて溶融樹脂を射出して射出成形を行い、
金型内で硬度の高い保護層を形成させる方法を採用し
た。
ルムの上に、未硬化状態では熱可塑性の固体である電離
放射線硬化性樹脂からなる保護層をコートした転写シー
トを、射出成形金型内に配置して、該射出成形金型で転
写シートを真空成形又は真空・圧空成形をした後に、電
離放射線を照射して樹脂を硬化させて保護層を形成し、
更に金型を閉じて溶融樹脂を射出して射出成形を行い、
金型内で硬度の高い保護層を形成させる方法を採用し
た。
【００１０】また、成形性の良好な基材フイルムの上
に、未硬化状態では熱可塑性の固体である電離放射線硬
化性樹脂からなる保護層をコートした転写シートを、予
め射出成形金型に適合するように真空成形又は真空・圧
空成形をした後に、その成形品を射出成形金型に配置し
て、電離放射線を照射して樹脂を硬化させて保護層を形
成し、金型を閉じて溶融樹脂を射出して射出成形を行
い、金型内で硬度の高い保護層を形成させる方法を採用
した。
に、未硬化状態では熱可塑性の固体である電離放射線硬
化性樹脂からなる保護層をコートした転写シートを、予
め射出成形金型に適合するように真空成形又は真空・圧
空成形をした後に、その成形品を射出成形金型に配置し
て、電離放射線を照射して樹脂を硬化させて保護層を形
成し、金型を閉じて溶融樹脂を射出して射出成形を行
い、金型内で硬度の高い保護層を形成させる方法を採用
した。
【００１１】
【作用】本発明によれば、保護層をコートした転写シー
トを射出成形金型で予備成形し、同じ金型内で電離放射
線を照射して硬化性樹脂を硬化するので、射出成形時で
もインキ流れがなく、一工程で硬度の高い保護層を有す
る射出成形品を得ることができる。電離放射線を照射し
て硬化した保護層は、耐摩擦性、耐擦傷性、耐溶剤性等
の表面物性に優れており、高品質の成形品が得られる。
トを射出成形金型で予備成形し、同じ金型内で電離放射
線を照射して硬化性樹脂を硬化するので、射出成形時で
もインキ流れがなく、一工程で硬度の高い保護層を有す
る射出成形品を得ることができる。電離放射線を照射し
て硬化した保護層は、耐摩擦性、耐擦傷性、耐溶剤性等
の表面物性に優れており、高品質の成形品が得られる。
【００１２】
【実施例】以下、実施例に基づいて、図面等を参照にし
ながら本発明を詳細に説明する。図１〜図５は第１の実
施例を示した図である。透明で成形性のあるポリエチレ
ンテレフタレートフイルム（以下ＰＥＴフイルムとす
る）５０μｍに三菱油化ファイン（株）製溶剤希釈型紫
外線硬化性樹脂「ユピマー」をロールコートし、乾燥さ
せて手で触れてもべとつかない程度に乾燥して、１０〜
１５μｍの塗膜を得た。次に、塩化ビニル・酢酸ビニル
共重合体のインキを用い、紫外線（以下ＵＶとする）が
透過する程度のパターン印刷をグラビア印刷法にて行っ
た。更に、アクリル樹脂の接着剤を用いてグラビアコー
トにて接着剤層を設けて、図１に示すような転写シート
を作製した。上記転写シートを図２に示すように配置
し、熱盤の加熱によりシートを軟化させ、熱盤側より圧
空、射出成形金型の雌型側より真空成型を行い、キャビ
テイ壁面形状にシートの真空・圧空成形を行って予備成
形品をえた。（図３） 次に、この予備成形品に、図４に示すような紫外線ラン
プ（出力８０Ｗ／ｃｍのオゾンありタイプの高圧水銀
灯）を設置したスライド可能な照射装置で、スライドさ
せながらＵＶを照射して金型内の上記硬化性樹脂を硬化
させて保護層を形成した。更に、図５に示すように、射
出成形金型を閉じて常法により溶融樹脂を射出して、射
出成形品と保護層を接着して成形品に保護層を設ける。
金型を開いて成型品を取り出し、前記ＰＥＴフイルムを
剥離して、表面に保護層を有する成形品を得た。（図
６）
ながら本発明を詳細に説明する。図１〜図５は第１の実
施例を示した図である。透明で成形性のあるポリエチレ
ンテレフタレートフイルム（以下ＰＥＴフイルムとす
る）５０μｍに三菱油化ファイン（株）製溶剤希釈型紫
外線硬化性樹脂「ユピマー」をロールコートし、乾燥さ
せて手で触れてもべとつかない程度に乾燥して、１０〜
１５μｍの塗膜を得た。次に、塩化ビニル・酢酸ビニル
共重合体のインキを用い、紫外線（以下ＵＶとする）が
透過する程度のパターン印刷をグラビア印刷法にて行っ
た。更に、アクリル樹脂の接着剤を用いてグラビアコー
トにて接着剤層を設けて、図１に示すような転写シート
を作製した。上記転写シートを図２に示すように配置
し、熱盤の加熱によりシートを軟化させ、熱盤側より圧
空、射出成形金型の雌型側より真空成型を行い、キャビ
テイ壁面形状にシートの真空・圧空成形を行って予備成
形品をえた。（図３） 次に、この予備成形品に、図４に示すような紫外線ラン
プ（出力８０Ｗ／ｃｍのオゾンありタイプの高圧水銀
灯）を設置したスライド可能な照射装置で、スライドさ
せながらＵＶを照射して金型内の上記硬化性樹脂を硬化
させて保護層を形成した。更に、図５に示すように、射
出成形金型を閉じて常法により溶融樹脂を射出して、射
出成形品と保護層を接着して成形品に保護層を設ける。
金型を開いて成型品を取り出し、前記ＰＥＴフイルムを
剥離して、表面に保護層を有する成形品を得た。（図
６）
【００１３】次に第２の実施例について記す。溶剤希釈
型電子線硬化性樹脂を使用して、実施例１と同様にＰＥ
Ｔフイルム５０μｍにロールコートし、絵柄の印刷、接
着剤をコートして転写シートを得た。（図７） この転写シートを第１の実施例と同様にして金型内で真
空・圧空成形を行い、保護層の予備成形品を作製した。
次に図８に示すように、電子線照射装置で電子線を照射
して上記硬化性樹脂を硬化させて保護層を形成した。更
に、射出成形金型を閉じて第１の実施例と同様にして溶
融樹脂を射出して保護層を有する成形品を作製した。
型電子線硬化性樹脂を使用して、実施例１と同様にＰＥ
Ｔフイルム５０μｍにロールコートし、絵柄の印刷、接
着剤をコートして転写シートを得た。（図７） この転写シートを第１の実施例と同様にして金型内で真
空・圧空成形を行い、保護層の予備成形品を作製した。
次に図８に示すように、電子線照射装置で電子線を照射
して上記硬化性樹脂を硬化させて保護層を形成した。更
に、射出成形金型を閉じて第１の実施例と同様にして溶
融樹脂を射出して保護層を有する成形品を作製した。
【００１４】第３の実施例は先ず第２の実施例と同様に
してＰＥＴフイルムで転写シートを作製する。次に射出
成形金型に適合するように、別工程で転写シートを真空
・圧空成形を行い予備成形品を作製する。これに電子線
を照射して上記硬化性樹脂を硬化させたものを射出成形
金型内に配置して、更に、射出成形金型を閉じて第２の
実施例と同様にして溶融樹脂を射出して保護層を有する
成形品を作製した。
してＰＥＴフイルムで転写シートを作製する。次に射出
成形金型に適合するように、別工程で転写シートを真空
・圧空成形を行い予備成形品を作製する。これに電子線
を照射して上記硬化性樹脂を硬化させたものを射出成形
金型内に配置して、更に、射出成形金型を閉じて第２の
実施例と同様にして溶融樹脂を射出して保護層を有する
成形品を作製した。
【００１５】
【発明の効果】本発明の保護層を有する成形品の製造方
法によれば、任意の三次元形状例えば深絞り形状のもの
であっても、耐磨耗性、耐擦傷性、耐溶剤性等の表面物
性に優れた保護層を有する合成樹脂成形品を得ることが
できる。
法によれば、任意の三次元形状例えば深絞り形状のもの
であっても、耐磨耗性、耐擦傷性、耐溶剤性等の表面物
性に優れた保護層を有する合成樹脂成形品を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】成形性を有する転写シートの構成を示す断面図
【図２】転写シートを真空・圧空成形するため金型と熱
盤の間に配置した図
盤の間に配置した図
【図３】転写シートを真空・圧空成形を行った状態図
【図４】紫外線を照射して樹脂を硬化させて保護層を作
る工程図
る工程図
【図５】射出成形を行い保護層と成形品を一体化する工
程図
程図
【図６】保護層を有する成形品
【図７】電子線硬化用転写シートの構成を示す断面図
【図８】電子線を照射して樹脂を硬化させて保護層を作
る工程図
る工程図
１Ａ 成形性を有する転写シート（紫外線硬化用） １Ｂ 成形性を有する転写シート（電子線硬化用） １１ 基材フイルム（ＰＥＴフイルム等） １２Ａ 紫外線硬化性熱可塑性樹脂層 １２Ｂ 紫外線硬化した保護層 １３ 絵柄の印刷 １４ 接着剤層 ２Ａ 射出成形金型の雌型 ２Ｂ 射出成形金型の雄型 ２Ｃ 射出ノズル ２１ 多孔質の電鋳品 ２２ 排気孔 ２３ 通気ラインを兼ねた熱盤装置 ２４ 通気孔 ２５ 真空・圧空源接続パイプ ２６ 射出成形樹脂（ポリスチレン、ポリプロピレン
等） ２７ 保護層を有する成形品 ４１ ＵＶランプハウジング ４２ ＵＶランプ反射板 ４３ ＵＶランプ ４４ シャッター ４５ スライド式ＵＶランプ支持装置 ７１ 電子線硬化性熱可塑性樹脂層 ８１ 電子線照射装置
等） ２７ 保護層を有する成形品 ４１ ＵＶランプハウジング ４２ ＵＶランプ反射板 ４３ ＵＶランプ ４４ シャッター ４５ スライド式ＵＶランプ支持装置 ７１ 電子線硬化性熱可塑性樹脂層 ８１ 電子線照射装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B29C 45/00 - 45/84
Claims (2)
- 【請求項１】 成形性の良好な基材フイルムの上に、未
硬化状態では熱可塑性の固体である電離放射線硬化性樹
脂からなる保護層をコートした転写シートを、射出成形
金型内に配置して、該射出成形金型で転写シートを真空
成形又は真空・圧空成形をした後に、電離放射線を照射
して樹脂を硬化させて保護層を形成し、更に金型を閉じ
て溶融樹脂を射出して射出成形を行い、金型内で硬度の
高い保護層を形成させることを特徴とする成形品の製造
方法。 - 【請求項２】 成形性の良好な基材フイルムの上に、未
硬化状態では熱可塑性の固体である電離放射線硬化性樹
脂からなる保護層をコートした転写シートを、予め射出
成形金型に適合するように真空成形又は真空・圧空成形
をした後に、その成形品を射出成形金型に配置して、電
離放射線を照射して樹脂を硬化させて保護層を形成し、
金型を閉じて溶融樹脂を射出して射出成形を行い、金型
内で硬度の高い保護層を形成させることを特徴とする成
形品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32893292A JP3345668B2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 保護層を有する成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32893292A JP3345668B2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 保護層を有する成形品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06155518A JPH06155518A (ja) | 1994-06-03 |
| JP3345668B2 true JP3345668B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=18215711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32893292A Expired - Fee Related JP3345668B2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 保護層を有する成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3345668B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09123694A (ja) * | 1995-10-31 | 1997-05-13 | Nissha Printing Co Ltd | 立体転写物の製造方法とその製造方法に用いる転写材 |
| US6578476B2 (en) * | 2001-03-05 | 2003-06-17 | Tlcd Corporation | Print product on demand |
| JP4803514B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2011-10-26 | 株式会社吉野工業所 | 転写フィルム |
| JP5156679B2 (ja) * | 2009-04-20 | 2013-03-06 | 日本写真印刷株式会社 | 成形同時加飾成形品の製造方法及びその成形品、並びに加飾シート |
| US20120171437A1 (en) * | 2009-09-25 | 2012-07-05 | Toray Industries, Inc. | Molding film |
| JP5776798B2 (ja) * | 2014-01-29 | 2015-09-09 | 大日本印刷株式会社 | 三次元成形加飾フィルム及びその製造方法並びにそれを用いた加飾成形品及びその製造方法 |
-
1992
- 1992-11-16 JP JP32893292A patent/JP3345668B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06155518A (ja) | 1994-06-03 |
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