JP3342785B2 - 酸化物超電導導体の製造装置および製造方法 - Google Patents

酸化物超電導導体の製造装置および製造方法

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JP3342785B2
JP3342785B2 JP20891995A JP20891995A JP3342785B2 JP 3342785 B2 JP3342785 B2 JP 3342785B2 JP 20891995 A JP20891995 A JP 20891995A JP 20891995 A JP20891995 A JP 20891995A JP 3342785 B2 JP3342785 B2 JP 3342785B2
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oxide superconducting
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基材上に良質の膜を
形成するCVD反応装置を利用した酸化物超電導導体の
製造装置とそれを用いた酸化物超電導導体の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、化学気相堆積法(CVD法)
は、スパッタなどの物理的気相堆積法(PVD法)や真
空蒸着等の気相法に比べて、基材形状の制約が少なく、
大面積の基材に高速で薄膜形成が可能な手法として広く
知られている。ところが、このCVD法にあっては、原
料ガスの仕込み組成や供給速度、キャリアガスの種類や
反応ガスの供給量、あるいは、反応リアクタの構造に起
因する成膜室でのガスの流れの制御など、他の成膜法に
は見られない独特の制御パラメータを数多く有している
がために、CVD法を用いて良質な薄膜形成を行うため
の条件の最適化が難しい欠点を有している。
【0003】一般にこの種のCVD装置は、反応生成室
を構成するリアクタと、このリアクタの内部に設けられ
た基材と、このリアクタの内部を所望の温度に加熱する
加熱装置と、このリアクタに反応生成用の原料ガスを供
給する原料ガス供給装置と、リアクタ内部で反応した後
のガスを排気する排気装置を主体として構成されてい
る。そして、この構成のCVD装置を用いて基材上に目
的の薄膜を製造するには、リアクタの内部を減圧雰囲気
とするとともに所望の温度に加熱し、原料ガス供給装置
から目的の薄膜に応じた原料ガスをリアクタの内部に導
入し、リアクタの内部で原料ガスを分解反応させて反応
生成物を基材上に積層し、反応後のガスを排気装置で排
出することで行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のC
VD装置により酸化物超電導薄膜を合成する場合に特徴
的な問題点として、リアクタ内部の汚染の問題がある。
特に、リアクタの全体を加熱装置で加熱する構成の、い
わゆるホットウォールタイプのCVD装置では、通常、
リアクタの全体を700〜800℃に加熱するために、
リアクタの内部のいたるところで原料ガスの分解積層反
応が起こり、結果的にリアクタの内壁は大量の反応生成
物により汚染されてしまう問題がある。このようにリア
クタの内部が汚染されると、実際に基材上に目的の組成
の純粋な酸化物超電導薄膜を生成させようとしても、リ
アクタの内壁から生じた微細なパーティクルなどが基材
上に付着して酸化物超電導薄膜の膜質を劣化させてしま
うことがあった。
【0005】ここで例えば、Y1Ba2Cu37-xなる組
成で広く知られるY系の酸化物超電導薄膜をテープ状の
基材上に形成する場合、前記パーティクル付着の問題以
上にY1Ba2Cu37-xなる組成の酸化物超電導薄膜が
酸化物系材料であることに起因して以下に説明するよう
な問題を生じていた。CVD法で良質な酸化物超電導薄
膜を合成するためには、蒸着時の酸素濃度(酸素分圧/
pO2)を厳密に制御することが重要であり、通常、こ
の酸素分圧(pO2)は以下の(1)式で計算される。 酸素分圧(pO2)=リアクタ内部の圧力(Torr)×(導入酸素量(ccm) /導入ガス総量(ccm)) …(1)
【0006】また、通常、この種のY系酸化物超電導薄
膜を製造する場合にCVD装置のリアクタの内壁に付着
する反応生成物として、Y1Ba2Cu37-xなる組成の
堆積物の他に、BaCO3やBaCuO2等があり、これ
らの堆積物は、5〜10Torrの圧力下では740℃以上
の温度で分解を始め、CO2ガスを放出する。従って前
記(1)式で定義される酸素分圧(pO2)が、リアク
タ内壁からの放出ガスにより低下し、超電導薄膜の特性
劣化を引き起こす原因となっていた。更に、基材として
長尺のテープを用いて長尺の酸化物超電導薄膜を製造す
る場合は、基材テープを長時間、リアクタの内部で移動
させる必要があるので、非定常的なCO2ガスの発生に
より、リアクタ内部の酸素分圧(pO2)値の時間変化
が不安定になり、長尺の超電導薄膜の長手方向に渡る臨
界電流密度のばらつきを生じる原因となっていた。
【0007】本発明は前記事情に鑑みてなされたもので
あり、長尺の基材の長さ方向に対し組成や膜質の安定し
た酸化物超電導薄膜を形成することができ、超電導特性
の優れた酸化物超電導導体を製造することができる装置
と製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、酸化物超電導体の原料ガスを化学反応させ
て基材表面に酸化物超電導薄膜を堆積させるCVD反応
を行うリアクタと、該リアクタ内に原料ガスを供給する
原料ガス供給機構と、該リアクタ内のガスを排気するガ
ス排気機構と、前記リアクタ内に酸素ガスを供給する酸
素ガス供給源とを備えた酸化物超電導導体の製造装置に
おいて、前記ガス排気機構に排気ガス中の酸素濃度を測
定する酸素濃度計測装置を接続し、前記酸素ガス供給源
に流量調整機構を接続し、この流量調整機構と酸素濃度
計測装置に、前記酸素濃度計測装置の計測結果に基づい
て流量調整機構を調整し、リアクタへ送る酸素ガスの供
給量を調整する制御機構を、接続してなるものである。
【0009】前記構造において前記リアクタを、基材導
入部と反応生成室と基材導出部とにそれぞれ隔壁を介し
て区画し、各隔壁に基材通過孔を形成し、前記リアクタ
の内部に基材導入部と反応生成室と基材導出部を通過す
る基材搬送領域を形成するとともに、前記原料ガス供給
機構を、原料ガスの供給源とリアクタの反応生成室の一
側に原料ガス供給源に接続されて設けられたガス拡散部
を具備して構成し、前記ガス排気機構として、前記ガス
拡散部形成側と反対側に前記基材搬送領域の両側に位置
して設けられたガス排気孔とこのガス排気孔に接続され
たガス排気装置とを具備して構成し、前記ガス拡散部と
前記ガス排気孔を基材搬送領域を挟んで対向してなる構
成とすることができる。
【0010】本発明の製造方法では、前記構成の製造装
置を用い、リアクタの基材搬送領域に基材を送り込み、
原料ガスの供給源から酸化物超電導体生成用の原料ガス
をリアクタに供給するとともに酸素ガスの供給源から酸
素ガスをリアクタに供給し、更に基材を加熱して反応生
成物を基材上に堆積させる一方、リアクタ内の排気ガス
をガス排気機構で排気し、酸素濃度計測装置で測定した
排気ガス中の酸素濃度の変化に対応させて流量調整機構
を作動させて酸素ガス供給量を調整し、リアクタ内の酸
素濃度を一定に保持しながらCVD反応を行うことによ
り前記の問題を解決した。
【0011】本発明ではリアクタから排出されたガス中
の酸素分圧の大小に応じてリアクタの内部に送る酸素量
を流量調整機構で調整できるので、リアクタ内を常に一
定の酸素分圧に維持することができる。これにより、酸
化物超電導体の原料ガスがリアクタの内部で必要充分な
酸素の存在を基に効率よく分解反応し、所望の組成の超
電導特性の優れた酸化物超電導薄膜が基材上に生成す
る。また、長尺の基材をリアクタ内で移動させ、長尺の
基材上に酸化物超電導薄膜を形成する場合、原料ガスの
分解反応を長時間行うと、リアクタの内部壁面に反応生
成物が堆積し、この堆積物が加熱されると原料ガスの分
解反応に寄与しない余分なガスが発生するが、このよう
な場合であってもリアクタ内の酸素分圧を所望の圧力に
調整できるので、長尺の基材の全長にわたり所望の組成
の超電導特性の優れた酸化物超電導薄膜が生成する。
【0012】リアクタを隔壁により、基材導入部と反応
生成室と基材導出部に区画し、反応生成室の一側にガス
拡散部を他側に基材搬送領域の両側に位置させてガス排
気孔を設け、ガス拡散部とガス排気孔を基材搬送領域を
挟んで対向させて設けることで、ガス拡散部から出され
た原料ガスが基材周囲で反応した後に直ちにガス排気孔
から排出される。よって、反応後の残余ガスがリアクタ
の内部に残留するおそれは少なくなり、不純物の混入の
おそれの少ない酸化物超電導薄膜が基材上に生成され
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を更
に詳細に説明する。図1は本発明に係る酸化物超電導導
体の製造装置の一例を示すもので、この例の製造装置に
は、図3〜図5に詳細構造を示すようなCVD反応装置
30が組み込まれ、このCVD反応装置30内において
テープ状の基材に酸化物超電導薄膜が形成されるように
なっている。この例の製造装置で用いられる図3〜図5
に示すCVD反応装置30は、横長の両端を閉じた筒型
の石英製のリアクタ31を有し、このリアクタ31は、
隔壁32、33によって図3の左側から順に基材導入部
34と反応生成室35と基材導出部36に区画されてい
る。なお、リアクタ31を構成する材料は、石英に限ら
ずステンレス鋼などの耐食性に優れた金属であっても良
い。
【0014】前記隔壁32、33の下部中央には、テー
プ状の基材38を通過可能な通過孔39がそれぞれ形成
されていて、リアクタ31の内部には、その中心部を横
切る形で基材搬送領域Rが形成されている。更に、基材
導入部34にはテープ状の基材38を導入するための導
入孔が形成されるとともに、基材導出部36には基材3
8を導出するための導出孔が形成され、導入孔と導出孔
の周縁部には、第3図では省略されているが、基材38
を通過させている状態で各孔の隙間を閉じて基材導入部
34と基材導出部36を気密状態に保持する封止機構が
設けられている。
【0015】前記反応生成室35の天井部には、三角型
のガス拡散部40が取り付けられている。このガス拡散
部40は、リアクタ31の長手方向に沿って配置された
台形型の側壁41、41と、これらの側壁41、41を
相互に接続する前面壁42および後面壁43と、天井壁
44とからなるガス拡散部材45を主体として構成さ
れ、更に天井壁44に接続された供給管53を具備して
構成されている。また、供給管53の先端部には、噴出
ノズル53aが設けられている。なおまた、ガス拡散部
材45の底面は、細長い長方形状の開口部46とされ、
この開口部46を介してガス拡散部材45が反応生成室
35に連通されている。一方、基材導入部34の反応生
成室35側の底部から、基材導出部36の反応生成室3
5側の底部にかけて、基材搬送領域Rを左右から挟むよ
うにガス排気孔31a、31aが形成されている。
【0016】前記CVD反応装置30の外部には、図1
に示すように、基材導入部34の反応生成室35側の部
分から基材導出部36の反応生成室35側の部分を覆う
加熱ヒータ47が設けられ、基材導入部34が不活性ガ
ス供給源50に、また、基材導出部36が酸素ガス供給
源51にそれぞれ接続されている。また、ガス拡散部4
0の天井壁44には供給管53が接続され、この供給管
53が原料ガスの気化器(原料ガスの供給源)55に接
続されている。なお、供給管53の途中部分には、酸素
ガスの流量調整機構54を介して酸素ガス供給源52が
分岐して接続され、供給管53に酸素ガスを供給できる
ように構成されている。
【0017】前記原料ガスの気化器55は、球状の胴部
55aと円筒状の頭部55bを具備して構成され、胴部
55aと頭部55bは隔壁56により区画されるととも
に、胴部55aと頭部55bは、前記隔壁56を貫通し
て設けられた針状のニードル管57により連通されてい
る。また、この頭部55bの中には原料溶液タンク60
から供給管61を介して原料溶液が供給されるようにな
っていて、頭部55b内の原料溶液は前記ニードル管5
7の上端部近傍まで満たされるとともに、前記ニードル
管57の上端部は傾斜切断されていて、前記原料溶液が
この傾斜された切断部分から液滴状になって胴部55a
側に供給されるようになっている。なお、図1において
符号62は気化器55の頭部55bに接続された流量
計、63は流量計62に接続された調整ガスタンク、6
4はArガス供給源65に接続された流量調整器をそれ
ぞれ示している。
【0018】一方、前記CVD反応装置30の底部側に
設けられたガス排気孔31a、31aは排気管70を介
して真空ポンプ71を備えた圧力調整装置72に接続さ
れていて、CVD反応装置30の内部のガスをガス排気
孔31a、31aから排気できるようになっている。従
って、ガス排気孔31a…と排気管70と真空ポンプ7
1と圧力調整装置72によってガス排気機構が構成され
る。更に、CVD反応装置30の基材導出部36の側方
側には、CVD反応装置30内の基材搬送領域Rを通過
する基材38を巻き取るためのテンションドラム73と
巻取ドラム74とからなる基材搬送機構68が設けられ
ている。また、基材導入部34の側部側には、基材38
をCVD反応装置30に供給するためのテンションドラ
ム76と送出ドラム77とからなる基材搬送機構78が
設けられている。
【0019】また、CVD反応装置30に接続された排
気管70の途中には、排気管70を通過する排ガス中の
酸素濃度を測定する酸素濃度計測装置70aが取り付け
られるとともに、この酸素濃度計測装置70aには、制
御装置69が電気的に接続され、この制御装置69は酸
素ガス流量調整機構54に電気的に接続されている。前
記制御装置69は、酸素濃度計測装置70aの計測結果
に基づいて酸素ガス流量調整機構54を作動調整し、供
給管53を介してCVD反応装置30へ送る酸素ガス量
を調整するようになっている。
【0020】次に前記のように構成されたCVD反応装
置30を備えた酸化物超電導導体の製造装置を用いてテ
ープ状の基材38上に酸化物超電導薄膜を形成し、酸化
物超電導導体を製造する場合について説明する。図1に
示す製造装置を用いて酸化物超電導導体を製造するに
は、まず、テープ状の基材38と原料溶液を用意する。
この基材38は、長尺のものを用いることができるが、
特に、熱膨張係数の低い耐熱性の金属テープの上面にセ
ラミックス製の中間層を被覆してなるものが好ましい。
前記耐熱性の金属テープの構成材料としては、銀、白
金、ステンレス鋼、銅、ハステロイ(C276等)など
の金属材料や合金が好ましい。また、前記金属テープ以
外では、各種ガラステープあるいはマイカテープなどの
各種セラミックスなどからなるテープを用いても良い。
次に、前記中間層を構成する材料は、熱膨張係数が金属
よりも酸化物超電導体の熱膨張係数に近い、YSZ(イ
ットリウム安定化ジルコニア)、SrTiO3、Mg
O、Al23、LaAlO3、LaGaO3、YAl
3、ZrO2などのセラミックスが好ましく、これらの
中でもできる限り結晶配向性の整ったものを用いること
が好ましい。
【0021】次に酸化物超電導体をCVD反応により生
成させるための原料溶液は、酸化物超電導体を構成する
各元素の金属錯体を溶媒中に分散させたものが好まし
い。具体的には、Y1Ba2Cu37-xなる組成で広く知
られるY系の酸化物超電導薄膜を形成する場合は、Ba
-ビス-2,2,6,6-テトラメチル-3,5-ヘプタンジオン-ビス
-1,10-フェナントロリン(Ba(thd)2(phe
n)2)と、Y(thd)2と、Cu(thd)2などを
使用することができ、他にはY-ビス-2,2,6,6-テトラメ
チル-3,5-ヘプタンジオナート(Y(DPM)3)と、B
a(DPM)2と、Cu(DPM)2などを用いることが
できる。
【0022】なお、酸化物超電導薄膜には、Y系の他
に、La2-xBaxCuO4の組成で代表されるLa系、
Bi2Sr2Can-1Cun2n+2(nは自然数)の組成で
代表されるBi系、Tl2Ba2Can-1Cun2n+2(n
は自然数)の組成で代表されるTl系のものなど多種類
の超電導薄膜が知られているので、目的の組成に応じた
金属錯塩を用いてCVD法を実施すれば良い。ここで例
えば、Y系以外の酸化物超電導薄膜を製造する場合に
は、必要な組成系に応じて、トリフェニルビスマス(I
II)、ビス(ジピバロイメタナト)ストロンチウム
(II)、ビス(ジピバロイメタナト)カルシウム(I
I)、トリス(ジピバロイメタナト)ランタン(II
I)、などの金属錯塩を適宜用いてそれぞれの系の酸化
物超電導薄膜の製造に供することができる。
【0023】前記のテープ状の基材38を用意したなら
ば、これをCVD反応装置30内の基材搬送領域Rに基
材搬送機構78により基材導入部34から所定の移動速
度で送り込むとともに基材搬送機構68の巻取ドラム7
4で巻き取り、更に反応生成室35内の基材38を加熱
ヒータ47で所定の温度に加熱する。なお、基材38を
送り込む前に、不活性ガス供給源50から不活性ガスを
パージガスとしてCVD反応装置30内に送り込み、同
時に圧力調整装置72でガス排気孔31a、31a、3
1a、31aからCVD反応装置30の内部のガスを抜
くことでCVD反応装置30内の空気等の不用ガスを排
除して内部を洗浄しておくことが好ましい。
【0024】基材38をCVD反応装置30内に送り込
んだならば、酸素ガス供給源51からCVD反応装置3
0内に酸素ガスを送り、更に原料溶液タンク60から原
料溶液を気化器55の頭部55bに送るとともに、調整
タンク63からキャリアガスとしてArガスを気化器5
5の頭部55bに送る。同時にガス排気機構69の圧力
調整装置72でガス排気孔31a、31aからCVD反
応装置30の内部のガスを排気する。これにより気化器
55の頭部55b内の圧力と胴部55aの圧力に差異を
生じさせ、この気圧差により頭部55b内の原料溶液を
ニードル管57先端部からニードル管57の内部側に引
き込むことができ、これにより原料溶液を液滴状に変換
することができる。そして、以上の操作により液滴状の
原料をキャリアガス中に含ませた原料ガスを生成させる
ことができ、この原料ガスを気化器55の胴部55aか
ら供給管53を介してガス拡散部40に供給する。ま
た、これと同時に酸素ガス供給源52から酸素ガスを供
給して原料ガス中に酸素を混合する操作も行う。
【0025】次に、CVD反応装置30の内部において
は、供給管53の出口部分からガス拡散部40に出た原
料ガスが、ガス拡散部40の前面壁42と後面壁43に
沿って拡散しながら反応生成室35側に移動し、反応生
成室35の内部を通り、次いで基材35を上下に横切る
ように移動してガス排気孔31a、31aに引き込まれ
るように移動する。従って、加熱された基材38の上面
側で原料ガスを反応させて酸化物超電導薄膜を生成させ
ることができる。また、この例の装置では、反応に寄与
した残りの残余ガスを基材38の両側に位置するガス排
気孔31a…から直ちに排出できるので、反応後の残余
ガスを基材38に長い時間触れさせることなく成膜処理
できる。従って、基材38の上に未反応の純粋な原料ガ
スのみを用いて酸化物超電導薄膜を生成させることがで
きるので、基材38上に所望の組成の膜質の安定した酸
化物超電導薄膜75を形成できる。
【0026】更に、反応後の残余ガスを基材38の側方
に配置されたガス排気孔31a…から直ちに排出できる
ので、基材導入部34側にも基材導出部36側にも残余
ガスを到達させるおそれが少ない。よって、残余ガスに
より目的の組成とは異なった組成の薄膜や堆積物あるい
は反応生成物を基材導入部34側において、あるいは基
材導出部36側において生成させてしまうことはなくな
る。以上のことから、前記構造の装置を用いるならば、
目的とする組成の純粋な原料ガスのみを使って反応生成
室35で確実に成膜処理を行えるので、基材38上に所
望の組成の膜質の安定した酸化物超電導薄膜を備えた酸
化物超電導導体75を得ることができる。
【0027】また、ガス排気孔31a、31aが、基材
導入部34から基材導出部36側にわたって開口されて
いるので、基材導入部34内に基材38の導入時に万が
一反応に寄与しない空気中の不用成分やガスを混入させ
てしまうことがあってもこれらをガス排気孔31aから
速やかに排出することができる。よって反応生成室35
に基材導入部34側から不用ガスや不用物を混入させて
しまう可能性が少なくなり、反応生成室35での原料ガ
スの分解と薄膜生成に悪影響を及ぼすおそれも少なくな
る。更に、成膜時において、酸素供給源51から基材導
出部36に送った酸素ガスにより、基材上の酸化物超電
導薄膜に酸素を供給し、酸化物超電導薄膜にできる限り
の酸素供給を行うので、より膜質の良好な酸化物超電導
薄膜を得ることができる。また、基材導出部36に送っ
た酸素ガスにより反応生成室35と基材導出部36との
気圧差を少なくして圧力バランスを取り、反応生成室3
5における原料ガスの流れを円滑にすることができる。
【0028】次に、CVD反応装置30内で反応が進行
する間に、反応生成室35の内部などにおいて堆積物が
増加し、この堆積物が加熱により分解反応を起こしてガ
スを放出すると、反応生成室35内の酸素ガス分圧が目
的の分圧と異なるようになることがある。このような場
合は、排気管70を介して排出される排気ガス中の酸素
濃度が変わるので、この濃度変化を酸素濃度計測装置7
0aで検出し、酸素濃度が低下した場合は、不足分に応
じて所定の割合で制御装置69が、CVD反応装置30
に送る酸素ガス量を増加させ、酸素濃度が増加した場合
は、増加分に応じて所定の割合で制御装置69がCVD
反応装置30に送る酸素ガス量を減少させる。 このよ
うな制御装置69の作用により反応生成室35内の酸素
分圧を常に一定に維持することができ、これにより、常
に一定の酸素分圧でCVD反応を起こすことができるよ
うになる。従って、長尺の基材38の全長にわたり均一
の酸化物超電導層を生成できるようになる。
【0029】次に、図6と図7は、CVD反応処理中の
原料ガスの流れを示すものである。図6と図7におい
て、図6はガス拡散ユニットの内部にガス排気孔31a
と噴出ノズル53aを設けていない例であり、原料ガス
が基材搬送領域Rに沿って基材搬送方向の前方側と後方
側の2つの方向に分流して流れ出す状態となってしま
う。図7は、噴出ノズルを設けた例である。この例で
は、噴出ノズルからガス拡散部に出た原料ガスが基材搬
送領域Rを通過した後で直ちに基材搬送領域Rを離れ、
排気側に移動する。以上のことから、原料ガスを基材に
触れさせて原料ガスの分解反応を生じさせて薄膜の堆積
を行い、反応後の残余ガスを直ちに基材から離すために
は、図1に示すCVD反応装置30が有利であることが
明らである。ところで前記の各構造例においては、いず
れも横長型のリアクタを用い、上下方向に原料ガスを移
動させる構成の装置について説明したが、リアクタは横
型に限らす縦型であっても良いし、原料ガスを流す方向
は上下方向に限らす左右方向や斜めの方向でも良く、基
材の搬送方向も左右方向あるいは上下方向のいずれでも
良いのは勿論である。また、リアクタ自体の形状も筒型
のものに限らず、ボックス型や容器型、球形型などのい
ずれの形状でも差し支えないのは勿論である。
【0030】
【実施例】Y1Ba2Cu37-xなる組成で知られるY系
の酸化物超電導薄膜を形成するために、CVD用の原料
溶液としてBa-ビス-2,2,6,6-テトラメチル-3,5-ヘプ
タンジオン-ビス-1,10-フェナントロリン(Ba(th
d)2(phen)2)と、Y(thd)2と、Cu(t
hd)2を用いた。これらの各々をY:Ba:Cu=1.
0:2.4:3.3のモル比で混合し、テトラヒドロフラ
ン(THD)の溶媒中に3.0重量%になるように添加
したものを原料溶液とした。
【0031】基材テープはNi合金の1種であるハステ
ロイC276(米国、Haynes Stellite Co.の商品名
で、Cr14.5〜16.5%、Mo15.0〜17.0
%、Co2.5%以下、W3.0〜4.5%、Fe4.0〜
7.0%、C0.02%以下、Mn1.0%以下、残部N
iの組成)からなる長さ300mm、幅5mm、厚さ
0.2mmのハステロイテープを鏡面加工し、このハス
テロイテープの上面にYSZ(Y23安定化ジルコニ
ア)からなる厚さ0.5μmの中間膜を形成したものを
用いた。
【0032】次に、図3〜図5に示す構造の石英製のC
VD反応装置30を図1に示す酸化物超電導導体の製造
装置に組み込んだ装置を用い、ガス気化器の温度を23
0℃に設定し、原料溶液の供給速度を0.2ml/分に
設定し、CVD反応装置内の基材テープの移動速度を2
0cm/時間、基材テープ加熱温度を700〜800
℃、反応生成室内の圧力を5Toor、酸素ガス供給源
からの酸素ガス流量を45〜55ccm、酸素分圧を
0.45Toorに酸素濃度計測装置で一定になるよう
に設定して連続蒸着を行い、導入ガス総量を545〜5
55ccmとしてYSZの中間膜上に厚さ0.6〜1.0
μmのY1Ba2Cu37-xなる組成の酸化物超電導薄膜
を形成し、長さ300mmの超電導導体を得た。なお、
この例で用いたCVD反応装置のガス拡散部の開口面の
幅は10mm、長さは60mm、ガス拡散部の天井壁か
ら反応生成室の底面までの高さ、即ち、原料ガス噴出部
から基材までの距離は60mm、原料ガスの供給管の内
径は7mm、反応生成室における成膜領域は60mmで
あった。
【0033】得られたテープ状の酸化物超電導導体に対
し、スパッタ装置によりAgの電極を形成して測定試料
とした。この試料を液体窒素で77Kに冷却し、外部磁
場0T(テスラ)の条件で4端子法で臨界電流密度(J
c)を測定したところ、酸化物超電導導体の全長にわた
り、図8に示すようにいずれの箇所においても1.0×
105A/cm2前後の特性が得られた。従ってこの超電
導導体試料のオーバーオールの臨界電流密度は1.0×
105A/cm2の優れた値となった。
【0034】「比較例」前記の酸素分圧調整操作を行わ
ずに他の条件は前記実施例と同じ条件で酸化物超電導導
体を製造し、その酸化物超電導導体の臨界電流密度を測
定した結果を図9に示す。なお、この比較例での条件と
して、導入酸素は50ccm、導入ガス総量は550c
cm、リアクタ圧力は5Toor、初期酸素分圧は0.
45Toorに設定した。図9に示す結果から明らかな
ように、臨界電流密度の値は試料の測定位置に応じて大
きなバラツキを生じた。この超電導導体試料のオーバー
オールの臨界電流密度は4×104A/cmであり、先
の実施例で得られた値よりも低下した。以上のことか
ら、CVD法による成膜中に酸素分圧を制御することで
長さ方向に均一で優れた臨界電流密度を示す酸化物超電
導導体を製造できることが明らかになった。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
リアクタから排出される排ガス中の酸素濃度を酸素濃度
計測装置で計測し、酸素濃度の増減に応じてそれを打ち
消すようにリアクタに送る酸素ガス供給量を調整するの
で、リアクタ内部の酸素濃度を常に一定に保持すること
ができ、これによりリアクタの内部で酸素分圧の均一な
状態でCVD反応を生じさせることができる。これによ
り、酸化物超電導体の原料ガスをリアクタの内部で必要
充分な酸素の存在を基に効率よく分解反応させることが
でき、所望の組成の超電導特性の優れた酸化物超電導薄
膜を基材上に生成できる。
【0036】また、長尺の基材をリアクタ内で移動さ
せ、長尺の基材上に酸化物超電導薄膜を形成する場合、
原料ガスの分解反応を長時間行うと、リアクタの内部壁
面に反応生成物が堆積し、この堆積物が加熱されると原
料ガスの分解反応に寄与しない余分なガスが発生する
が、このような場合であってもリアクタ内の酸素分圧を
所望の圧力に調整できるので、長尺の基材の全長にわた
り所望の組成の超電導特性の優れた酸化物超電導薄膜を
生成できる。
【0037】次に、リアクタを隔壁により、基材導入部
と反応生成室と基材導出部に区画し、反応生成室の一側
にガス拡散部を他側に基材搬送領域の両側に位置させて
ガス排気孔を設け、ガス拡散部とガス排気孔を基材搬送
領域を挟んで対向させて設けることで、ガス拡散部から
出された原料ガスを基材周囲で反応した後に直ちにガス
排気孔から排出できる。よって、反応後の残余ガスがリ
アクタの内部に残留するおそれは少なくなり、不純物の
混入のおそれの少ない酸化物超電導薄膜を基材上に生成
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 酸化物超電導導体の製造装置の全体構成を示
す図である。
【図2】 図1に示す製造装置のシステムフロー図であ
る。
【図3】 超電導導体製造用CVD反応装置の構造例を
示す略図である。
【図4】 図3に示すCVで反応装置の詳細構造を示す
断面図である。
【図5】 図3に示すCVで反応装置の詳細構造を示す
平面図である。
【図6】 従来のCVD反応装置内部のガスの流れを示
す図である。
【図7】 本発明に係るCVD反応装置内部のガスの流
れを示す図である。
【図8】 実施例で得られた酸化物超電導導体試料の位
置ごとの臨界電流密度を示す図である。
【図9】 比較例で得られた酸化物超電導導体試料の位
置ごとの臨界電流密度を示す図である。
【符号の説明】
30…CVD反応装置、31a…ガス排気孔、31、…
リアクタ、32、33…隔壁、34…基材導入部、35
…反応生成室、36…基材導出部、38…基材、R…基
材搬送領域、40…ガス拡散部、41…側壁、42…前
面壁、43…後面壁、50…不活性ガス供給源、52…
酸素ガス供給源、53…供給管、54…酸素ガス流量調
整機構、55…気化器(原料ガスの供給源)、68、7
8…基材搬送機構、69…制御装置、70…排気管、7
0a…酸素濃度計測装置、72…圧力調整装置、75…
酸化物超電導導体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01B 12/06 ZAA H01B 12/06 ZAA 13/00 565 13/00 565D (72)発明者 斉藤 隆 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式 会社フジクラ内 (72)発明者 河野 宰 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式 会社フジクラ内 (72)発明者 長屋 重夫 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20番 地の1 中部電力株式会社 電力技術研 究所内 (72)発明者 平野 直樹 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20番 地の1 中部電力株式会社 電力技術研 究所内 (56)参考文献 特開 平8−319569(JP,A) 特開 平5−44043(JP,A) Jpn.J.Appl.Phys., Vol.33 No.11(1994)pp. 6150−6156 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01B 13/14 C01G 1/00 C23C 16/40 C30B 29/22 H01B 12/06 H01B 13/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化物超電導体の原料ガスを化学反応さ
    せて基材表面に酸化物超電導薄膜を堆積させるCVD反
    応を行うリアクタと、該リアクタ内に原料ガスを供給す
    る原料ガス供給機構と、該リアクタ内のガスを排気する
    ガス排気機構と、前記リアクタ内に酸素ガスを供給する
    酸素ガス供給源とが備えられた酸化物超電導導体の製造
    装置において、 前記ガス排気機構に排気ガス中の酸素濃度を測定する酸
    素濃度計測装置が接続され、前記酸素ガス供給源に流量
    調整機構が接続され、この流量調整機構と前記酸素濃度
    計測装置に、前記酸素濃度計測装置の計測結果に基づい
    て流量調整機構を調整し、リアクタへ送る酸素ガスの供
    給量を調整する制御機構が、接続されてなることを特徴
    とする酸化物超電導導体の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記リアクタが、基材導入部と反応生成
    室と基材導出部とにそれぞれ隔壁を介して区画され、各
    隔壁に基材通過孔が形成され、前記リアクタの内部に基
    材導入部と反応生成室と基材導出部を通過する基材搬送
    領域が形成されるとともに、 前記原料ガス供給機構が、原料ガスの供給源とリアクタ
    の反応生成室の一側に原料ガス供給源に接続されて設け
    られたガス拡散部とを具備して構成され、 前記ガス排
    気機構が、前記ガス拡散部形成側と反対側に前記基材搬
    送領域の両側に位置して設けられたガス排気孔とこのガ
    ス排気孔に接続されたガス排気装置とを具備して構成さ
    れ、 前記ガス拡散部と前記ガス排気孔が基材搬送領域を挟ん
    で対向されてなることを特徴とする請求項1記載の酸化
    物超電導導体の製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の酸化物超電導体
    の製造装置を用い、 リアクタの基材搬送領域に基材を送り込み、原料ガスの
    供給源から酸化物超電導体生成用の原料ガスをリアクタ
    に供給するとともに酸素ガスの供給源から酸素ガスをリ
    アクタに供給し、更に基材を加熱して反応生成物を基材
    上に堆積させる一方、リアクタ内の排気ガスをガス排気
    機構で排気し、酸素濃度計測装置で測定した排気ガス中
    の酸素濃度の変化に対応させて流量調整機構を作動させ
    て酸素ガス供給量を調整し、リアクタ内の酸素濃度を一
    定に保持しながらCVD反応を行うことを特徴とする酸
    化物超電導導体の製造方法。
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