JP3339200B2 - プラズマ発生装置、プラズマ加工方法および薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

プラズマ発生装置、プラズマ加工方法および薄膜トランジスタの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造プロ
セスにおけるプラズマを用いた加工を行うプラズマ発生
装置、プラズマ加工方法および薄膜トランジスタの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造プロセスでは、プラズ
マ発生装置(例えばプラズマドーピング装置,プラズマ
CVD装置,プラズマエッチング装置,プラズマアッシ
ング装置等)を用いた種々の加工がなされている。上記
いずれの装置による加工もプラズマを発生させて、その
プラズマを用いて加工を行う。
【0003】プラズマドーピング装置では、例えばドー
プする不純物原子を含むガス雰囲気中でグロー放電プラ
ズマを発生させて試料中に不純物原子をドーピングす
る。
【0004】またプラズマCVD装置では、例えば反応
性ガス雰囲気に高周波グロー放電プラズマを発生させ、
反応性ガスを分解して得た原子を堆積することで薄膜を
形成する。
【0005】さらにプラズマエッチング装置では、例え
ば反応性ガス雰囲気中でプラズマを発生させ、中性活性
種の作用でエッチングを進行させる。このような装置に
は、プラズマアッシング装置もある。または中性活性種
と反応性ガスイオンとの相乗効果によってエッチングを
進行させる。もしくは磁場により形成された発散磁界に
沿ってイオン源よりプラズマを放射させ、プラズマ流内
に置かれた試料をエッチングする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記説明したプラズマ
発生装置では、プラズマを発生させるとプラズマの発生
領域から紫外線が放出される。そのため、プラズマ加工
中の試料に紫外線が照射されるので、試料が損傷を受け
る。
【0007】その一例をプラズマドーピングによる水素
化処理によって説明する。プラズマ水素化処理は、多結
晶シリコン膜中に水素をドーピングして多結晶シリコン
膜の結晶粒界を排除する技術である。上記プラズマ水素
化処理では、プラズマ生成領域から110nm〜180
nmの波長範囲の高エネルギーな紫外線が放出される。
多結晶シリコンデバイスは、このような紫外線にさらさ
れると容易に損傷を受ける。
【0008】例えば、図2にプラズマ水素化薄膜トラン
ジスタ(以下TFTという、TFTはThin Film Tran
sistorの略)デバイスの特性としてドレイン電流−ゲー
ト電圧曲線(Id−Vg曲線)を示す。図では、縦軸に
ドレイン電流を示し、横軸にドレイン電圧を示す。
【0009】図2の(a)の特性曲線(実線で示す)で
示すデバイスは水素化したものであって、非水素化デバ
イスと比較してかなり良好な特性を示してはいるが、特
に優れた特性ではない。これはグロー放電で発生する紫
外線およびエネルギーに富んだ粒子によって生じる損傷
のためである。
【0010】次いで、水素流束を阻止する石英ガラスで
上記デバイスの被加工面側をカバーした後、285℃の
プラズマ発生領域から放出される紫外線にさらした。そ
の結果、図2の(b)に示すような特性曲線(破線で示
す)が得られた。この特性曲線からわかるように、紫外
線にさらした後のデバイス特性は大きく劣化することが
わかった。
【0011】その後さらに、285℃の温度で1時間に
わたってアニーリングを行った。このアニーリングによ
って、紫外線にさらした部分で発生した損傷が修復可能
か否かを確認した。その結果、図2の(c)に示す特性
曲線(1点鎖線で示す)のように、デバイス特性はある
程度回復するが、完全には回復していないことがわかっ
た。したがって、デバイスは紫外線にさらされると、特
性が劣化するような損傷を受けることがわかった。
【0012】本発明は、プラズマ発生装置で発生する紫
外線の影響を排除するのに優れたプラズマ加工方法、プ
ラズマ発生装置および薄膜トランジスタの製造方法を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたプラズマ発生装置、プラズマ加工
方法および薄膜トランジスタの製造方法である。
【0014】プラズマ発生装置は、チェンバー内にプラ
ズマを発生させて該チェンバー内に配置した試料の加工
を行うプラズマ発生装置において、前記チェンバー内で
前記試料の被加工面に対向する位置に前記プラズマを発
生させて形成されるプラズマ領域と前記試料との間に、
断面がく字形で環状の複数の紫外線遮蔽板を前記試料の
被加工面に対して斜めでかつ該紫外線遮蔽板どうしが所
定間隔を置いて重なる状態に配置したものからなる紫外
線遮蔽手段を備えたものである。
【0015】プラズマ加工方法は、チェンバー内にプラ
ズマを発生させて、該プラズマによって該チェンバー内
に配置した試料を加工するプラズマ加工方法において、
前記チェンバー内で前記試料の被加工面に対向する位置
に前記プラズマを発生させて形成されるプラズマ領域と
前記試料との間に、断面がく字形で環状の複数の紫外線
遮蔽板を前記試料の被加工面に対して斜めでかつ該紫外
線遮蔽板どうしが所定間隔を置いて重なる状態に配置し
たものからなる紫外線遮蔽手段を配置し、前記チェンバ
ー内に発生させた前記プラズマ領域から放射される紫外
線を前記紫外線遮蔽手段によって遮るとともに、前記紫
外線遮蔽板間を通して前記プラズマ領域中の粒子を前記
試料表面に導いて、前記試料に前記粒子をドーピングす
る、または前記粒子によって前記試料表面をエッチング
する、または前記試料表面に前記粒子を堆積して膜を形
成する。
【0016】薄膜トランジスタの製造方法は、チェンバ
ー内に水素プラズマを発生させて、該水素プラズマによ
って該チェンバー内に配置した薄膜トランジスタをプラ
ズマ水素化処理するプロセスを含む薄膜トランジスタの
製造方法において、前記チェンバー内で前記薄膜トラン
ジスタの被加工面に対向する位置に前記水素プラズマを
発生させて形成される水素プラズマ領域と前記薄膜トラ
ンジスタとの間に、断面がく字形で環状の複数の紫外線
遮蔽板を前記薄膜トランジスタの被加工面に対して斜め
でかつ該紫外線遮蔽板どうしが所定間隔を置いて重なる
状態に配置したものからなる紫外線遮蔽手段を配置し、
前記チェンバー内に発生させた水素プラズマ領域から放
射される紫外線を前記紫外線遮蔽手段によって遮るとと
もに、前記紫外線遮蔽板間を通して前記水素プラズマ領
域中の水素を前記薄膜トランジスタ表面に導いて、前記
薄膜トランジスタに水素をドーピングする。
【0017】
【作用】上記プラズマ発生装置では、チェンバー内で試
料の被加工面に対向する位置にプラズマを発生させて形
成されるプラズマ領域と試料との間に、上記構成の紫外
線遮蔽手段を備えたから、断面がく字形で環状の複数の
紫外線遮蔽板によって直進性のある紫外線は遮られる。
したがって、プラズマ加工中に試料は紫外線によって損
傷を受けない。一方、プラズマ化した粒子は紫外線遮蔽
板間を通って試料表面に到達する。
【0018】上記プラズマ加工方法では、上記構成の紫
外線遮蔽手段を配置したから、チェンバー内に発生させ
たプラズマ領域から放出される直進性のある紫外線は紫
外線遮蔽手段によって遮られるので、試料表面には紫外
線が照射されない。このため、試料は紫外線によって損
傷を受けない。またプラズマ領域中のプラズマ化した粒
子は紫外線遮蔽板間を通って試料表面に導かれて、試料
内に粒子をドーピングされる、または粒子によって試料
表面がエッチングされる、または試料表面に粒子を堆積
して膜が形成される。このため、試料は紫外線による損
傷を受けることなく所望の加工が成される。
【0019】上記薄膜トランジスタの製造方法では、上
記構成の紫外線遮蔽手段を配置したから、チェンバー内
に発生させた水素プラズマ領域から放出される直進性の
ある紫外線は紫外線遮蔽手段によって遮られるので、薄
膜トランジスタ表面には紫外線が照射されない。また水
素プラズマ領域中のプラズマ化した水素は紫外線遮蔽板
間を通って薄膜トランジスタ表面に導かれるので、薄膜
トランジスタは紫外線によって損傷を受けることなく、
薄膜トランジスタ内に水素がドーピングされる。
【0020】
【実施例】本発明のプラズマ発生装置の実施例を、図1
の概略模式断面図によって説明する。
【0021】図1に示すように、プラズマ発生装置1
は、チェンバー11内に配置した試料101の被加工面
101Sにほぼ対向する位置にプラズマ化した粒子(以
下プラズマと記す)Pを発生させて被加工面101Sの
プラズマ加工を行うものである。ここでは、一例として
一般的な平行平板型の第1,第2電極12,13を有す
るものを示す。したがって、プラズマPは第1電極12
と第2電極13との間に発生する。そして第2電極13
上には試料101が載置される。また上記第1,第2電
極12,13には電源14が接続されている。またチェ
ンバー11の天井側にはプロセスガスGを導入するガス
導入部15が設けられている。さらにチェンバー11の
底部側には真空排気を行う排気部16は設けられてい
る。
【0022】そして上記プラズマPを発生する領域(以
下プラズマ領域と記す)21と第2電極13上の試料1
01との間には、プラズマP(プラズマPの経路はプラ
ズマ領域21から出る曲線の矢印で示す)を通すととも
にプラズマ領域21から放出される紫外線UV(図中で
はプラズマ領域21から出る直線の矢印で示す)を遮る
紫外線遮蔽手段41が設けられている。
【0023】紫外線遮蔽手段41は、断面が略く字形で
環状の複数(例えばm枚)の紫外線遮蔽板42a,42
b,・・・,45mを試料101の被加工面101Sに
対して斜めでかつ該紫外線遮蔽板42a,42b,・・
・,42mどうしが所定間隔d2を置いて重なる状態に
配置したものからなる。すなわち、例えば図中の上方か
ら下方を見た場合に、各紫外線遮蔽板42a,42b,
・・・,42mの間隔d2から試料側が見えない状態に
配置されている。
【0024】上記構成の紫外線遮蔽手段41では、紫外
線遮蔽板42a,・・・,42mが試料101の被加工
面101Sに対して斜めに所定間隔d2を置いた状態で
かつオーバラップする状態に配置した構成になっている
ことから、プラズマ領域21から発生する紫外線UVは
直進性があるので紫外線遮蔽板42a,・・・,42m
によって遮られる。一方、排気部16によって真空排気
をしているため、プラズマ領域21のプラズマPは紫外
線遮蔽板42a,42b,・・・,42m間を通って試
料101の被加工面101Sに到達する。
【0025】上記説明した平行平板型電極のプラズマ発
生装置1以外にも、上記紫外線遮蔽手段41を設けるこ
とができる。すなわち、チェンバー内でプラズマを発生
させてプラズマ加工を行う装置であれば、紫外線遮蔽手
段41を取り付けることが可能である。ここでいうプラ
ズマ加工とは、変質加工であるドーピングおよび酸化,
除去加工であるエッチングおよびアッシング,成膜加工
であるCVD等の加工をいう。装置例としては、平行平
板型のプラズマ発生装置の他に、ヘキソード型プラズマ
発生装置,ECRプラズマ発生装置,マイクロ波プラズ
マ発生装置等に適用できる。そして各プラズマ発生装置
は、ドーピング装置,エッチング装置,CVD装置,ア
ッシング装置等に適用される。
【0026】本発明のプラズマ加工方法を以下に説明す
る。ここでは、プラズマ加工方法の一例として水素ドー
ピング法を、前記図1によって説明する。
【0027】図1に示すように、水素ドーピングを行う
には、まずチェンバー11の内部の所定位置に試料10
1を配置する。そして排気手段(図示省略)によって、
チェンバー11の内部を高真空状態にした後、所定圧力
になるように水素ガスHを導入する。水素ガスHが導入
されている際も、チェンバー11の内部は上記排気手段
によって真空引きされていて、所定の圧力に保たれてい
る。そして例えばグロー放電によってチェンバー11の
内部にプラズマ(水素プラズマ)Pを発生させる。
【0028】発生したプラズマ(水素プラズマ)Pは上
記試料101に導入され、水素ドーピングが行われる。
その際、水素プラズマPが発生するプラズマ領域21か
らは直進性を有する紫外線UV(図中ではプラズマ領域
21から出る直線の矢印で示す)が放出される。一方水
素プラズマPはガス状態になっている。このような性質
を利用して、直進する紫外線UVを遮り、曲がりくねっ
た経路も通ることができる水素プラズマPを通すような
フィルター作用を有する紫外線遮蔽手段41によって、
試料101の被加工面101Sには水素プラズマPのみ
を到達させる。
【0029】上記プラズマ加工方法では、チェンバー1
1内に発生させたプラズマ領域21から放出される紫外
線UVを遮ることから、試料101の被加工面101S
には紫外線UVは照射されない。このため、試料101
は紫外線UVの影響による損傷を受けない。またプラズ
マ領域21中の水素プラズマPは試料101の被加工面
101Sに導入されて、試料101に水素プラズマPが
ドーピングされる。
【0030】上記プラズマ加工方法を、TFTの水素化
処理に用いると、従来のプラズマ水素化TFTデバイス
で問題となっていた紫外線の影響を排除できるので、T
FTに紫外線を照射することなく、TFTへの水素ドー
ピングが行える。そのため、上記プラズマ加工方法によ
り水素化処理を施したTFTは、従来のプラズマ水素化
TFTデバイスよりも優れたデバイス特性が得られる。
【0031】上記プラズマ加工方法は、プラズマドーピ
ングの一例を説明したが、プラズマエッチング,プラズ
マアッシング,プラズマCVD,プラズマ陽極酸化等で
も、上記と同様にして、プラズマ領域から放出される紫
外線を遮蔽してプラズマ化した粒子(水素)のみを試料
表面に到達させることで紫外線の影響を受けない加工が
行える。すなわち、従来、紫外線が照射されることによ
って試料に発生していたダングリングボンドが発生しな
くなる。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のプラズマ
発生装置によれば、チェンバー内に発生するプラズマ領
域と試料との間にプラズマ化した粒子を通すとともに紫
外線を遮る紫外線遮蔽手段を設けたので、試料表面にプ
ラズマ化した粒子は導かれるが紫外線は照射されない。
したがって、プラズマ加工中に試料は紫外線によって損
傷を受けない。したがって、電気的特性に優れた半導体
装置の形成が可能になる。
【0033】本発明のプラズマ加工方法によれば、チェ
ンバー内に発生させたプラズマ領域から放出される紫外
線を遮ることから、試料には紫外線が照射されない。こ
のため、試料は紫外線によって損傷を受けない。またプ
ラズマ領域中の粒子は試料表面に導かれて、試料に粒子
をドーピングする、または粒子によって試料表面をエッ
チングする、または試料表面に粒子を堆積して膜を形成
する。このため、試料を損傷することなく、その試料に
対して所望の加工を成すことができる。したがって、試
料に半導体装置を形成する場合には半導体装置の電気的
特性の向上を図ることが可能になる。
【0034】本発明の薄膜トランジスタ(TFT)の製
造方法によれば、チェンバー内に発生させたプラズマ領
域から放出される紫外線を遮るので、TFTには紫外線
が照射されない。このため、TFTは紫外線によって損
傷を受けない。またプラズマ領域中の水素をTFT表面
に導くので、TFTを損傷することなくTFTに水素を
ドーピングすることができる。したがって、本発明のT
FTの製造方法により製造されたTFTは、従来の水素
化処理を施したTFTよりも電気的特性の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラズマ発生装置の実施例の概略模式断面図で
ある。
【図2】課題を説明するId−Vg特性図である。
【符号の説明】
1…プラズマ発生装置、11…チェンバー、41…紫外
線遮蔽手段、42a,42b,42c,・・・,42m
…紫外線遮蔽板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−192520(JP,A) 特開 平5−152333(JP,A) 特開 平6−84837(JP,A) 特開 平8−31803(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/205 C23C 14/54 H01L 21/3065 H01L 21/31

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チェンバー内にプラズマを発生させて該
    チェンバー内に配置した試料の加工を行うプラズマ発生
    装置において、 前記チェンバー内で前記試料の被加工面に対向する位置
    に前記プラズマを発生させて形成されるプラズマ領域と
    前記試料との間に、 断面がく字形で環状の複数の紫外線遮蔽板を前記試料の
    被加工面に対して斜めでかつ該紫外線遮蔽板どうしが所
    定間隔を置いて重なる状態に配置したものからなる紫外
    線遮蔽手段を備えたことを特徴とするプラズマ発生装
    置。
  2. 【請求項2】 チェンバー内にプラズマを発生させて、
    該プラズマによって該チェンバー内に配置した試料を加
    工するプラズマ加工方法において、 前記チェンバー内で前記試料の被加工面に対向する位置
    に前記プラズマを発生させて形成されるプラズマ領域と
    前記試料との間に、断面がく字形で環状の複数の紫外線
    遮蔽板を前記試料の被加工面に対して斜めでかつ該紫外
    線遮蔽板どうしが所定間隔を置いて重なる状態に配置し
    たものからなる紫外線遮蔽手段を配置し、 前記チェンバー内に発生させた前記プラズマ領域から放
    射される紫外線を前記紫外線遮蔽手段によって遮るとと
    もに、前記紫外線遮蔽板間を通して前記プラズマ領域中
    の粒子を前記試料表面に導いて、 前記試料に前記粒子をドーピングする、または前記粒子
    によって前記試料表面をエッチングする、または前記試
    料表面に前記粒子を堆積して膜を形成することを特徴と
    するプラズマ加工方法。
  3. 【請求項3】 チェンバー内に水素プラズマを発生させ
    て、該水素プラズマによって該チェンバー内に配置した
    薄膜トランジスタをプラズマ水素化処理するプロセスを
    含む薄膜トランジスタの製造方法において、 前記チェンバー内で前記薄膜トランジスタの被加工面に
    対向する位置に前記水素プラズマを発生させて形成され
    る水素プラズマ領域と前記薄膜トランジスタとの間に、
    断面がく字形で環状の複数の紫外線遮蔽板を前記薄膜ト
    ランジスタの被加工面に対して斜めでかつ該紫外線遮蔽
    板どうしが所定間隔を置いて重なる状態に配置したもの
    からなる紫外線遮蔽手段を配置し、 前記チェンバー内に発生させた水素プラズマ領域から放
    射される紫外線を前記紫外線遮蔽手段によって遮るとと
    もに、前記紫外線遮蔽板間を通して前記水素プラズマ領
    域中の水素を前記薄膜トランジスタ表面に導いて、前記
    薄膜トランジスタに水素をドーピングすることを特徴と
    する薄膜トランジスタの製造方法。
JP23260694A 1994-09-28 1994-09-28 プラズマ発生装置、プラズマ加工方法および薄膜トランジスタの製造方法 Expired - Fee Related JP3339200B2 (ja)

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