JP3338546B2 - 固形成形物の製造方法 - Google Patents
固形成形物の製造方法Info
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- JP3338546B2 JP3338546B2 JP03114994A JP3114994A JP3338546B2 JP 3338546 B2 JP3338546 B2 JP 3338546B2 JP 03114994 A JP03114994 A JP 03114994A JP 3114994 A JP3114994 A JP 3114994A JP 3338546 B2 JP3338546 B2 JP 3338546B2
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- Formation And Processing Of Food Products (AREA)
- Confectionery (AREA)
- Grain Derivatives (AREA)
- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固形成形物の製造方法
に関するものであり、より詳しくは、食品製造用素材、
特に製菓、製パン用素材などに用いられ、肉挽機を使用
して製造する冷凍、又は冷蔵固形成型物の製造方法に関
する。
に関するものであり、より詳しくは、食品製造用素材、
特に製菓、製パン用素材などに用いられ、肉挽機を使用
して製造する冷凍、又は冷蔵固形成型物の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】肉挽機は、肉、穀物、豆類等を粉砕、混
合に使用され、挽肉の製造、味噌の製造工程において既
に使用されている。肉挽機は、通常、室温又はより高温
状態で使用され、例えば、味噌製造における煮大豆のペ
ースト化、肉屋における挽肉の製造などに使用されてい
る。また、ペースト化のみならず、適度の硬さを有する
ペットフードの製造機としても一部用いられている。
合に使用され、挽肉の製造、味噌の製造工程において既
に使用されている。肉挽機は、通常、室温又はより高温
状態で使用され、例えば、味噌製造における煮大豆のペ
ースト化、肉屋における挽肉の製造などに使用されてい
る。また、ペースト化のみならず、適度の硬さを有する
ペットフードの製造機としても一部用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記使
用原料は通常栄養価の高い食品素材であることが多いた
め、室温以上の温度域での肉挽機の長時間使用は、製造
工程上、細菌など微生物の繁殖する危険性を非常に高め
衛生上問題があった。また、原料温度が室温以上である
ので、得られる製品は柔らかい物性になってしまい、適
度の硬さを有する成形物を得ることは困難であった。
用原料は通常栄養価の高い食品素材であることが多いた
め、室温以上の温度域での肉挽機の長時間使用は、製造
工程上、細菌など微生物の繁殖する危険性を非常に高め
衛生上問題があった。また、原料温度が室温以上である
ので、得られる製品は柔らかい物性になってしまい、適
度の硬さを有する成形物を得ることは困難であった。
【0004】一方、水産加工業界においては、冷凍原料
を粉砕するために肉挽機を使用することも知られてい
る。しかし、魚肉などの食品を冷凍状態で肉挽機に通す
と、つながりのないボロボロの状態になる。従って、肉
挽機を使用して保形性のある固型物を得ることは困難で
あった。また、肉挽機を使用して、水産加工業界におい
て製造された製品は、表面が滑らかではなく、ボロボロ
のため、見かけが極めて悪く、製品の品質を著しく損な
っていた。このような現象はまた、新たなこころみとし
て、製菓、製パン等の食品素材となりうる小麦粉、澱
粉、食物繊維等を含む原料生地について行った場合にも
同様に見られた。
を粉砕するために肉挽機を使用することも知られてい
る。しかし、魚肉などの食品を冷凍状態で肉挽機に通す
と、つながりのないボロボロの状態になる。従って、肉
挽機を使用して保形性のある固型物を得ることは困難で
あった。また、肉挽機を使用して、水産加工業界におい
て製造された製品は、表面が滑らかではなく、ボロボロ
のため、見かけが極めて悪く、製品の品質を著しく損な
っていた。このような現象はまた、新たなこころみとし
て、製菓、製パン等の食品素材となりうる小麦粉、澱
粉、食物繊維等を含む原料生地について行った場合にも
同様に見られた。
【0005】このため、冷凍、又は冷蔵原料を直接肉挽
機に投入する固形成形物において、適度の硬さを有する
保形性、及び見かけがよく風味を損なわず、しかも衛生
的な製品の製造法が望まれている。従って、本発明の目
的は、冷凍又は冷蔵原料を直接肉挽機に用いて成形して
も、適度な硬さを有した保形性と風味を損なわず、更に
滑らかな状態の表面を持つスティック状の衛生的な固形
成形物を得るための製造方法を提供することにある。ま
た、本発明の目的は、スティック状に衛生的に成形さ
れ、またその風味を損なわず、適度の硬さを有し、滑ら
かな面を有する製菓、製パン用素材を提供することにあ
る。
機に投入する固形成形物において、適度の硬さを有する
保形性、及び見かけがよく風味を損なわず、しかも衛生
的な製品の製造法が望まれている。従って、本発明の目
的は、冷凍又は冷蔵原料を直接肉挽機に用いて成形して
も、適度な硬さを有した保形性と風味を損なわず、更に
滑らかな状態の表面を持つスティック状の衛生的な固形
成形物を得るための製造方法を提供することにある。ま
た、本発明の目的は、スティック状に衛生的に成形さ
れ、またその風味を損なわず、適度の硬さを有し、滑ら
かな面を有する製菓、製パン用素材を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題を解決すべく鋭意検討した結果、原料に油脂を一定量
添加して混合後、一度冷凍、又は冷蔵させる工程を経て
から、肉挽機を使用して成形することにより、上記問題
が解決できることを見い出し、本発明を完成させるに至
った。
題を解決すべく鋭意検討した結果、原料に油脂を一定量
添加して混合後、一度冷凍、又は冷蔵させる工程を経て
から、肉挽機を使用して成形することにより、上記問題
が解決できることを見い出し、本発明を完成させるに至
った。
【0007】即ち、本発明は、融点20℃以上の油脂5
〜85%(重量%、以下同じ)及び粉体と水を含有し、
品温が10〜−100℃である生地組成物を肉挽機にか
けることを特徴とする固形成形物の製造方法により、上
記目的を達成したものである。また、本発明は、融点2
0℃以上の油脂20〜100%及び水80〜0%を含有
し、品温が10〜−100℃である油脂組成物を肉挽機
にかけることを特徴とする固形成形物の製造方法によ
り、上記目的を達成したものである。本発明に係る固形
成形物の製造方法に従えば、風味を損なわず、適度の硬
さを有し、滑らかな状態の表面を有したスティック状の
衛生的な製品が提供される。
〜85%(重量%、以下同じ)及び粉体と水を含有し、
品温が10〜−100℃である生地組成物を肉挽機にか
けることを特徴とする固形成形物の製造方法により、上
記目的を達成したものである。また、本発明は、融点2
0℃以上の油脂20〜100%及び水80〜0%を含有
し、品温が10〜−100℃である油脂組成物を肉挽機
にかけることを特徴とする固形成形物の製造方法によ
り、上記目的を達成したものである。本発明に係る固形
成形物の製造方法に従えば、風味を損なわず、適度の硬
さを有し、滑らかな状態の表面を有したスティック状の
衛生的な製品が提供される。
【0008】本発明で製造された固形成形物は、形状
が、直径2〜50mm、長さが2〜100mmのスティック
状であることが好ましい。直径が2mm未満であると、製
造が著しく困難となる。また、直径が50mmを超える
と、食品製造用素材として使用するには大きすぎて実用
的でない。長さが2mm未満であると、製造が著しく困難
となる。また、長さが100mmを超えると、食品製造用
素材として使用するには長すぎて実際上の使用が困難で
ある。
が、直径2〜50mm、長さが2〜100mmのスティック
状であることが好ましい。直径が2mm未満であると、製
造が著しく困難となる。また、直径が50mmを超える
と、食品製造用素材として使用するには大きすぎて実用
的でない。長さが2mm未満であると、製造が著しく困難
となる。また、長さが100mmを超えると、食品製造用
素材として使用するには長すぎて実際上の使用が困難で
ある。
【0009】肉挽機は、通常、ボーンチョッパー、ミー
トチョッパー、あるいは単にチョッパーと呼ばれている
機械を含めて用いることができる。機械を簡単に説明す
ると、肉挽機は、主に、原料の受入部、スクリューによ
って押し出す圧縮部、スクリュー先端に取り付けられ、
製品が排出される固定プレート部からなる。受入口に投
入された冷凍、又は冷蔵固形原料は、スクリューにより
圧縮され、固定プレートを通過して排出される。製品で
あるスティック状の固形物の直径は、プレートの開口口
径に依存する。
トチョッパー、あるいは単にチョッパーと呼ばれている
機械を含めて用いることができる。機械を簡単に説明す
ると、肉挽機は、主に、原料の受入部、スクリューによ
って押し出す圧縮部、スクリュー先端に取り付けられ、
製品が排出される固定プレート部からなる。受入口に投
入された冷凍、又は冷蔵固形原料は、スクリューにより
圧縮され、固定プレートを通過して排出される。製品で
あるスティック状の固形物の直径は、プレートの開口口
径に依存する。
【0010】以下、本発明に係る製造方法の固形成形物
の原料の調製法について詳述する。本発明に用いられる
原料組成物としては、融点20℃以上の油脂5〜85%
及び、粉体と水を含有する生地組成物、融点20℃以上
の油脂20〜100%及び水80〜0%含有する油脂組
成物が挙げられる。
の原料の調製法について詳述する。本発明に用いられる
原料組成物としては、融点20℃以上の油脂5〜85%
及び、粉体と水を含有する生地組成物、融点20℃以上
の油脂20〜100%及び水80〜0%含有する油脂組
成物が挙げられる。
【0011】上記生地組成物を調製するには、小麦粉、
米粉、トウモロコシ粉等の穀物粉、穀物等の澱粉、食物
繊維などの粉体に油脂を添加して混合する。生地組成物
に対して粉体は10〜60%が好ましく、油脂は、5〜
85%、さらに好ましくは10〜50%である。水は0
〜40%とするのが好ましい。添加する油脂の量が5%
を下回ると、粉体に油脂が充分混合されず、油脂の添加
効果が現れず、つながりのない、ボソボソとした成形物
が得られ、本発明の効果が奏されない。また、油脂の量
が85%上回ると、呈味成分の配合割合が少なくなるの
で好ましくない。また油脂の量を10〜50%の範囲で
配合した場合、本発明の最良の効果が得られる。
米粉、トウモロコシ粉等の穀物粉、穀物等の澱粉、食物
繊維などの粉体に油脂を添加して混合する。生地組成物
に対して粉体は10〜60%が好ましく、油脂は、5〜
85%、さらに好ましくは10〜50%である。水は0
〜40%とするのが好ましい。添加する油脂の量が5%
を下回ると、粉体に油脂が充分混合されず、油脂の添加
効果が現れず、つながりのない、ボソボソとした成形物
が得られ、本発明の効果が奏されない。また、油脂の量
が85%上回ると、呈味成分の配合割合が少なくなるの
で好ましくない。また油脂の量を10〜50%の範囲で
配合した場合、本発明の最良の効果が得られる。
【0012】原料に配合する油脂は、市販の植物脂、動
物脂を用いることができるが、融点20℃以上の油脂で
あり、好ましくは、融点35℃以上の油脂である。融点
が20℃を下回る油脂を配合すると、肉挽機にかけたと
きに軟化し、適度の硬さを有する固形成形物が得られな
いおそれがある。これらの油脂は、例えば牛脂、豚脂、
パーム油等があるが、液状油を硬化させた油脂がより好
ましく、例えば米油を硬化し、融点を35、42℃に調
製した油脂、ナタネ油を硬化し、融点を36、42℃に
調製した油脂、コーン油を硬化し、融点を36、42℃
に調製した油脂、大豆油を硬化し、融点を36、42℃
に調製した油脂、綿実油を硬化し、融点を36、42℃
に調製した油脂、魚油を硬化し、融点を36、42℃に
調製した油脂等がある。更に好ましくは、異性化水素添
加をした油脂がある。
物脂を用いることができるが、融点20℃以上の油脂で
あり、好ましくは、融点35℃以上の油脂である。融点
が20℃を下回る油脂を配合すると、肉挽機にかけたと
きに軟化し、適度の硬さを有する固形成形物が得られな
いおそれがある。これらの油脂は、例えば牛脂、豚脂、
パーム油等があるが、液状油を硬化させた油脂がより好
ましく、例えば米油を硬化し、融点を35、42℃に調
製した油脂、ナタネ油を硬化し、融点を36、42℃に
調製した油脂、コーン油を硬化し、融点を36、42℃
に調製した油脂、大豆油を硬化し、融点を36、42℃
に調製した油脂、綿実油を硬化し、融点を36、42℃
に調製した油脂、魚油を硬化し、融点を36、42℃に
調製した油脂等がある。更に好ましくは、異性化水素添
加をした油脂がある。
【0013】次に水を添加して混合する。水の添加量は
全配合量に対し0〜40%が好ましい。このとき、各種
呈味成分を一緒に又は別個に添加することもできる。呈
味成分としては、果実、果汁、及びそのペースト、ジャ
ム、チーズ、バター、カレー、ポタージュ、卵、牛乳、
糖類、香辛料等がある。かかる生地組成物としては、各
種の製菓、製パン生地を目的に応じて自由に調製でき
る。また上記油脂組成物としては、油脂20〜100%
及び水80〜0%を含有する組成物であれば特に限定さ
れず、各種マーガリン、ショートニング、バターなどを
目的に応じて自由に利用できる。
全配合量に対し0〜40%が好ましい。このとき、各種
呈味成分を一緒に又は別個に添加することもできる。呈
味成分としては、果実、果汁、及びそのペースト、ジャ
ム、チーズ、バター、カレー、ポタージュ、卵、牛乳、
糖類、香辛料等がある。かかる生地組成物としては、各
種の製菓、製パン生地を目的に応じて自由に調製でき
る。また上記油脂組成物としては、油脂20〜100%
及び水80〜0%を含有する組成物であれば特に限定さ
れず、各種マーガリン、ショートニング、バターなどを
目的に応じて自由に利用できる。
【0014】このように配合、混合した原料を一度、冷
凍、又は冷蔵し、固形物とする。この時の原料品温は、
10〜−100℃とする。原料品温が10℃を上回る
と、保形性が悪く、充分な硬さを有する製品を得ること
ができない。また、−100℃を下回ると、作業性が大
幅に低下し実際上の使用が困難である。生地組成物の品
温は0〜−50℃の冷凍状態にするのが好ましく、本発
明の最良の効果が得られる。油脂組成物の場合は、上記
冷凍状態の他さらに4℃までの冷蔵状態でも本発明の最
良の効果が得られる。
凍、又は冷蔵し、固形物とする。この時の原料品温は、
10〜−100℃とする。原料品温が10℃を上回る
と、保形性が悪く、充分な硬さを有する製品を得ること
ができない。また、−100℃を下回ると、作業性が大
幅に低下し実際上の使用が困難である。生地組成物の品
温は0〜−50℃の冷凍状態にするのが好ましく、本発
明の最良の効果が得られる。油脂組成物の場合は、上記
冷凍状態の他さらに4℃までの冷蔵状態でも本発明の最
良の効果が得られる。
【0015】
【実施例】以下、実施例に従い、更に詳細に本発明を説
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。
【0016】〔実施例1〕薄力粉150kg、α化澱粉4
0kg、ステビア400g 、コーヒー粉末60kgを計量
し、攪拌タンクを用いて混合する。混合した粉体に溶解
させた米油異性化水添硬化油(融点35℃)50kgを少
しづつ添加し、混合する。この時、品温を30℃以上に
保つ。次に、攪拌タンクを冷却しながら水60kgを添加
してよく混合する。品温が30℃以下になったら、攪拌
を終了し、10kg程度に小分けして、一夜−20℃で冷
凍する。
0kg、ステビア400g 、コーヒー粉末60kgを計量
し、攪拌タンクを用いて混合する。混合した粉体に溶解
させた米油異性化水添硬化油(融点35℃)50kgを少
しづつ添加し、混合する。この時、品温を30℃以上に
保つ。次に、攪拌タンクを冷却しながら水60kgを添加
してよく混合する。品温が30℃以下になったら、攪拌
を終了し、10kg程度に小分けして、一夜−20℃で冷
凍する。
【0017】冷凍した原料生地組成物を、ハンマーなど
で粗粉砕後、固定プレートの口径6mm、固定プレートの
外側に切断用外刃を装着した肉挽機を使用して成形し、
直径6mm、長さ20mmのスティック状の固形成形物を得
る。製造した製品(ステイックコーヒー)を食パンの生
地に加えて、焼成すると、食パンの中に、コーヒー色し
たコーヒー味の部分が極在しており、パンチの効いた風
味食パンが製造された。
で粗粉砕後、固定プレートの口径6mm、固定プレートの
外側に切断用外刃を装着した肉挽機を使用して成形し、
直径6mm、長さ20mmのスティック状の固形成形物を得
る。製造した製品(ステイックコーヒー)を食パンの生
地に加えて、焼成すると、食パンの中に、コーヒー色し
たコーヒー味の部分が極在しており、パンチの効いた風
味食パンが製造された。
【0018】〔実施例2〕澱粉30kg、α化澱粉60k
g、ステビア2kgを計量し、攪拌タンクを用いて混合す
る。混合した粉体に溶解させたパーム硬化油(融点40
℃)300kgを少しづつ添加して混合する。この時、品
温を30℃以上に保つ。次に、攪拌タンクを冷却しなが
ら水38kgを添加してよく混合する。更に、イチゴジャ
ム110kg、粉糖40kgを加えて混合し、品温が30℃
以下になったら、攪拌を終了し、10kg程度に小分けし
て、一夜−50℃で冷凍する。
g、ステビア2kgを計量し、攪拌タンクを用いて混合す
る。混合した粉体に溶解させたパーム硬化油(融点40
℃)300kgを少しづつ添加して混合する。この時、品
温を30℃以上に保つ。次に、攪拌タンクを冷却しなが
ら水38kgを添加してよく混合する。更に、イチゴジャ
ム110kg、粉糖40kgを加えて混合し、品温が30℃
以下になったら、攪拌を終了し、10kg程度に小分けし
て、一夜−50℃で冷凍する。
【0019】冷凍した原料生地組成物を、ハンマーなど
で粗粉砕後、固定プレートの口径3mm、固定プレートの
外側に切断用外刃を装着した肉挽機を使用して成形し、
直径3mm、長さ100mmのスティック状の固形成形物を
得る。製造した製品(スティックいちご)を食パンの生
地に加えて、同様に焼成すると、食パンの中に、いちご
色したいちご味の部分が極在しており、パンチの効いた
風味食パンが製造された。
で粗粉砕後、固定プレートの口径3mm、固定プレートの
外側に切断用外刃を装着した肉挽機を使用して成形し、
直径3mm、長さ100mmのスティック状の固形成形物を
得る。製造した製品(スティックいちご)を食パンの生
地に加えて、同様に焼成すると、食パンの中に、いちご
色したいちご味の部分が極在しており、パンチの効いた
風味食パンが製造された。
【0020】〔実施例3〕澱粉30kg、α化澱粉60k
g、ステビア2kgを計量し、攪拌タンクを用いて混合す
る。混合した粉体に溶解させたナタネ硬化油(融点60
℃)115kgを少しづつ添加して混合する。この時、品
温を50℃以上に保つ。次に、攪拌タンクを冷却しなが
ら水38kgを添加してよく混合する。更に、りんごジャ
ム110kg、粉糖40kgを加えて混合し、品温が50℃
以下になったら、攪拌を終了し、10kg程度に小分けし
て、一夜10℃で冷蔵する。
g、ステビア2kgを計量し、攪拌タンクを用いて混合す
る。混合した粉体に溶解させたナタネ硬化油(融点60
℃)115kgを少しづつ添加して混合する。この時、品
温を50℃以上に保つ。次に、攪拌タンクを冷却しなが
ら水38kgを添加してよく混合する。更に、りんごジャ
ム110kg、粉糖40kgを加えて混合し、品温が50℃
以下になったら、攪拌を終了し、10kg程度に小分けし
て、一夜10℃で冷蔵する。
【0021】冷凍した原料生地組成物を、ハンマーなど
で粗粉砕後、固定プレートの口径40mm、固定プレート
の外側に切断用外刃を装着した肉挽機を使用して成形
し、直径40mm、長さ10mmのスティック状の固形成形
物を得る。製造した製品(ステイックりんご)を食パン
の生地に加えて、同様に焼成すると、食パンの中に、り
んご味の部分が極在しており、パンチの効いた風味食パ
ンが製造された。
で粗粉砕後、固定プレートの口径40mm、固定プレート
の外側に切断用外刃を装着した肉挽機を使用して成形
し、直径40mm、長さ10mmのスティック状の固形成形
物を得る。製造した製品(ステイックりんご)を食パン
の生地に加えて、同様に焼成すると、食パンの中に、り
んご味の部分が極在しており、パンチの効いた風味食パ
ンが製造された。
【0022】〔実施例4〕パーム油200kg、菜種油4
8kg、エマルジーMS500g 、食塩3kg、水60kg仕
込で、コンビネータータイプの機械を使用してマーガリ
ンを製造する。製造したマーガリンを−40℃で一夜冷
凍する。冷凍したマーガリン(油脂組成物)を、ハンマ
ーなどで粗粉砕後、固定プレートの口径6mm、固定プレ
ートの外側に切断用の外刃装着した肉挽機を使用して成
形し、直径6mm、長さ20mmのスティック状の固形成形
物を得る。製造した製品(ステイックマーガリン)を食
パンの生地に加えて、同様に焼成すると、食パンの中
に、マーガリンが極在した風味食パンが製造された。
8kg、エマルジーMS500g 、食塩3kg、水60kg仕
込で、コンビネータータイプの機械を使用してマーガリ
ンを製造する。製造したマーガリンを−40℃で一夜冷
凍する。冷凍したマーガリン(油脂組成物)を、ハンマ
ーなどで粗粉砕後、固定プレートの口径6mm、固定プレ
ートの外側に切断用の外刃装着した肉挽機を使用して成
形し、直径6mm、長さ20mmのスティック状の固形成形
物を得る。製造した製品(ステイックマーガリン)を食
パンの生地に加えて、同様に焼成すると、食パンの中
に、マーガリンが極在した風味食パンが製造された。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る固形成形物の製造方法で
は、冷凍又は冷蔵原料を直接肉挽機に用いて成形して
も、適度な硬さを有した保形性と風味を損なわず、更に
滑らかな状態の表面を持つスティック状の衛生的な固形
成形物を得ることができる。また、本発明に係る製菓、
製パン用素材は、スティック状に衛生的に成形され、ま
たその風味を損なわず、適度の硬さを有し、滑らかな面
を有する。
は、冷凍又は冷蔵原料を直接肉挽機に用いて成形して
も、適度な硬さを有した保形性と風味を損なわず、更に
滑らかな状態の表面を持つスティック状の衛生的な固形
成形物を得ることができる。また、本発明に係る製菓、
製パン用素材は、スティック状に衛生的に成形され、ま
たその風味を損なわず、適度の硬さを有し、滑らかな面
を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白川 洋一 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭 電化工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−7137(JP,A) 特開 平3−164156(JP,A) 特開 平1−312955(JP,A) 特開 平1−285181(JP,A) 特開 昭62−111678(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/00 A21D 6/00 A21D 10/02 A23P 1/12 A23L 3/36 B29C 47/12
Claims (7)
- 【請求項1】 融点20℃以上の油脂5〜85%(重量
%、以下同じ)及び粉体と水を含有し、品温が10〜−
100℃である生地組成物を肉挽機にかけることを特徴
とする固形成形物の製造方法。 - 【請求項2】 上記生地組成物が融点20℃以上の油脂
5〜85%、粉体10〜60%、水0〜40%を含有す
る請求項1記載の固形成形物の製造方法。 - 【請求項3】 上記生地組成物の品温が0〜−50℃で
ある請求項1又は2記載の固形成形物の製造方法。 - 【請求項4】 融点20℃以上の油脂20〜100%及
び水80〜0%を含有し、品温が10〜−100℃であ
る油脂組成物を肉挽機にかけることを特徴とする固形成
形物の製造方法。 - 【請求項5】 上記油脂組成物の品温が4〜−50℃で
ある請求項4記載の固形成形物の製造方法。 - 【請求項6】 上記成形物の形状が、直径2〜50mm、
長さ2〜100mmのスティック状である請求項1〜5の
いずれかに記載の固形成形物の製造方法。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の固形成
形物からなる製菓又は製パン用素材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03114994A JP3338546B2 (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | 固形成形物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP03114994A JP3338546B2 (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | 固形成形物の製造方法 |
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JPH07236432A JPH07236432A (ja) | 1995-09-12 |
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ID=12323387
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WO1999011767A1 (fr) * | 1997-08-28 | 1999-03-11 | Meiji Seika Kaisha Ltd. | Endoglucanase acc4 |
-
1994
- 1994-03-01 JP JP03114994A patent/JP3338546B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH07236432A (ja) | 1995-09-12 |
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