JP3334724B2 - 流動表示制御方式 - Google Patents

流動表示制御方式

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JP3334724B2
JP3334724B2 JP07255793A JP7255793A JP3334724B2 JP 3334724 B2 JP3334724 B2 JP 3334724B2 JP 07255793 A JP07255793 A JP 07255793A JP 7255793 A JP7255793 A JP 7255793A JP 3334724 B2 JP3334724 B2 JP 3334724B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報となる文字や絵を
縦方向(上下方向)または横方向(左右方向)に流動さ
せて表示する流動表示制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の流動表示方式において、文字や
絵を縦方向に流動させて表示する場合は、一般に、図7
に示すような方式で行っている。同図において、表示す
べきデータ(文字や図形や絵など)1が、2バイト×2
バイト(マトリクス状に配列された16ビット×16ビ
ット)で構成されているものとすると、それを行方向8
ビットずつを、図示の如く、1バイト目A1、2バイト
目A2、3バイト目A3、・・・というようにして、こ
れら各1バイト単位のデータを、画面情報記憶手段とし
てのVRAM(Video Random Access Memory) 2に、1
バイト目A1、2バイト目A2、3バイト目A3、・・
・というように、1バイト単位毎に格納する。
【0003】そして、これを表示する場合は、VRAM
2から、まず最初は、1バイト目A1を読み出しのスタ
ート点とし、1バイト目A1、2バイト目A2、3バイ
ト目A3、・・・と各バイト毎のデータを読み出してシ
リアルデータとして表示部3に出力する。表示部3では
このシリアルデータを表示画面4上に、図示の如く割り
付けを行い、これにより、文字や図形や絵などが表示さ
れる。
【0004】次に、3バイト目A3を読み出しのスター
トアドレスとし、3バイト目A3、4バイト目A4、5
バイト目A5,・・・というように読み出してシリアル
データとして表示部3に出力し、上記同様、表示画面4
上に表示を行う。このように、3バイト目A3を読み出
しのスタートアドレスとして、それを表示すると、その
表示内容は、1バイト目A1と2バイト目A2が欠けた
ものとなる。すなわち、「あ」という文字の上端横方向
1ライン分が欠けたものとなる。そして次に、5バイト
目A5を読み出しのスタートアドレスとし、さらにその
次に7バイト目A7を読み出しのスタートアドレスとす
るというようにして、順次、表示を行うことにより、表
示画面4上では「あ」という文字が、あたかも下から上
に流動(スクロール)しているかのように見える。
【0005】以上が縦方向の流動(以下これを縦スクロ
ールという)であるが、この縦スクロールの場合は、V
RAM2から1バイト目A1、2バイト目A2、3バイ
ト目A3、・・・という順序で読み出して、それをその
順序で表示すればよい。すなわち、ここで示した流動制
御方式は、表示すべきデータ1を構成する横並びのビッ
トを横スキャンして読み出す方式であるため、横方向
(行方向)1バイト単位でVRAMに格納して、その内
容のうち、所定のアドレスを読み出しのスタート点とし
てその内容を読み出して、表示画面上に表示させるよう
にすれば良いことから、容易に縦スクロールが行えるの
である。つまり、この方式は縦スクロール用のハードウ
エアであるといえる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような縦スクロールのハードウエアにて、横方向の流動
(以下これを横スクロールという)表示、つまり、たと
えば「あ」という文字を右方向から左方向へ流動させる
場合は、上記縦スクロールのハードウエアそのままでは
行えず、横スクロール用のハードウエアを用いて行う必
要がある。
【0007】従って、このような流動表示方式において
は、縦スクロールと横スクロールを自由に行わせる場合
には、いずれか一つのハードウエアでは行えないという
ことになる。つまり、ハードウエアでは縦スクロールと
横スクロールの両方を自由に行えるほどの自由度はな
く、縦スクロール用のハードウエア、横スクロール用の
ハードウエアというように、それぞれ専用のハードウエ
アを持つしか方法がなかった。また、それをソフトウエ
アで行おうとすると、処理速度の遅いソフトウエアでは
速度的な問題があり、高速で滑らかなスクロールが行え
ず、実用性には程遠いものであった。
【0008】本発明は、流動表示制御をハードウエアと
ソフトウエアとを機能分けして用いることにより、縦ス
クロールと横スクロールの両方を自由に、しかも高速で
滑らかに行うことを可能とする流動表示制御方式を実現
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、以下のように構成する。なお、各構成要素
には、それに対応する図中の符号を付してある。すなわ
ち、本発明は、文字や絵からなる情報を表示部(29)
で縦方向又は横方向に流動表示させる流動表示制御方式
において、前記表示部(29)で表示すべきマトリクス
状にビット配列されてなるデータ(11)を格納する第
1の記憶手段(12)と、該第1の記憶手段(12)に
格納されたデータをその行/列方向の配置関係を維持し
たまま画面情報として記憶する第1の画面情報記憶手段
(13)と、前記第1の記憶手段(12)にマトリクス
状に配列されて格納された各ビットデータの配置関係を
行/列変換する変換手段(21)と、該変換手段(2
1)で行/列変換して得られたデータを格納する第2の
記憶手段(15)と、該第2の記憶手段(15)に格納
されたデータをその行/列方向の配置関係を維持したま
ま画面情報として記憶する第2の画面情報記憶手段(1
6)と、前記第1の画面情報記憶手段(13)から、読
み出し開始アドレスを列方向に順次移動させつつ、行方
向のデータを順次読み出して前記表示部(29)で行方
向に表示させる動作を繰り返すことで、前記表示部(2
9)で縦方向の流動表示を行わせる第1の表示制御手段
(24、25、26)と、前記第2の画面情報記憶手段
(16)から、読み出し開始アドレスを列方向に順次移
動させつつ、列方向にデータを順次読み出して前記表示
部(29)で行方向に表示させる動作を繰り返すこと
で、前記表示部(29)で横方向の流動表示を行わせる
第2の表示制御手段(26、28)と、を備えることを
特徴とするものである。ここで、本発明の原理につい
て、図1を用いて、更に分かりやすく説明する。図1に
おいて、11は流動表示されるデータの構成を示すもの
で、ここでは説明を分かりやすくするため、1つの文字
がマトリクス状に配列された8ビット×8ビット(1バ
イト×1バイト)で構成されるものとして説明する。そ
して、各ビットには、横並び方向(行方向)は、1、
2、・・・、8の8ビット分の数字を付し、縦並び方向
(列方向)は、a、b、・・・、hの8ビット分の符号
を付し、それぞれのビットをa1、a2、・・・、h8
というようにして表す。また、横並び方向の8ビットず
つ(たとえば、a1、a2、・・・、a8)を1バイト
とし、これら各1バイト毎に、X1、X2、X3、・・
・、X8という符号を付すことにする。したがって、1
バイト目X1はa1、a2、a3、・・・、a8、2バ
イト目X2はb1、b2、b3、・・・、b8、3バイ
ト目X3はc1、c2、c3、・・・、c8、・・・、
8バイト目X8はh1、h2、h3、・・・、h8とい
うビットで構成される。
【0010】このような表示すべきデータ11を、縦ス
クロールする場合は、上記表示すべきデータ11を1バ
イト目X1から,それを構成する各ビットa1,a2,
・・・a8を横方向にスキャンして読み出し、1バイト
単位毎に第1の記憶手段(以下、第1のRAMという)
12に格納してゆく。そして、この第1のRAM12の
内容は、ダイレクトメモリアクセスによって、第1の画
面情報記憶手段(以下、第1のVRAMという)13に
転送される。この第1のVRAM13の内容も第1のR
AM12の内容と同じように、読み出されたビットが1
バイト単位で格納されたものとなる。
【0011】この第1のVRAM13の内容を表示画面
上14に表示させるには、まず最初に、第1のVRAM
13の1バイト目X1を読み出しのスタートアドレスと
し、1バイト目X1、2バイト目X2、3バイト目X
3、・・・8バイト目X8というように、8バイト分の
ビットデータを読み出してシリアルデータとして出力
し、このシリアルデータを表示画面14の所定位置に
(この場合は、8ビットを横方向1ラインとして)割り
付けることにより、8バイトで構成される情報が表示さ
れる。つぎに、2バイト目を読み出しのスタートアドレ
スとし、2バイト目X2、3バイト目X3、4バイト目
X4、・・・8バイト目X8というように、2バイト目
以降のデータを読み出して上記同様に、表示画面14上
に表示させる。この場合、表示画面14上に表示される
内容は、1バイト目X1のデータが欠けたものとなる。
【0012】このように次々と読み出しのスタートアド
レスを次に移して読み出しを行って、表示していくこと
により、表示画面14上においては、文字は下から上へ
流動しているような表示、つまり縦スクロールの表示が
行われる。
【0013】一方、このように、表示すべきデータ11
を構成するビット(この場合、8×8ビット)を、横並
びの8ビットで1バイトとし、それを横方向にスキャン
して読み出すことにより、表示画面14上に表示させる
ようなハードウエア構成における流動表示制御方式にお
いて、表示すべき文字を左右方向に流動させる表示、つ
まり、横スクロール表示を行う場合は次のようにして行
う。
【0014】まず、表示すべきデータ11の1バイト目
X1の各ビットa1,a2,・・・a8、2バイト目X
2の各ビットb1,b2,・・・b8、3バイト目X3
の各ビットc1,c2,・・・c8、・・・、8バイト
目X8の各ビットh1,h2,・・・h8を前述と同様
に、1バイト目X1からそれを構成する各ビットを横方
向(行方向)にスキャンして読み出し、行方向1バイト
単位毎に第1のRAM12に格納して行く。そして、こ
の第1のRAM12に格納されている行方向1バイト単
位毎の情報が、表示すべきデータ11の列方向1バイト
単位毎の情報となる如く、行/列変換して並び換え、そ
の行/列変換して並び換えたものを図示の如く、第2の
RAM15に格納する。このようなビット展開を行うこ
とにより、第2のRAM15の内容は、横方向(行方
向)のビットの並びが、一行目はa1,b1,・・・h
1、二行目はa2,b2・・・h2というような縦方向
(列方向)の並びとなる。この各ビットの横並びから縦
並びへのビット展開は、ソフトウエアの制御にて行う。
【0015】そして、この第2のRAM15の内容をダ
イレクトメモリアクセスによって、第2のVRAM16
に転送する。この場合も、前記縦スクロールの場合と同
様、各ビットは横方向のスキャンで読み出され、1バイ
ト単位で第2のVRAM16に格納される。したがっ
て、この第2のVRAM16の内容は、1バイト目Y1
の内容が、a1,b1,・・・h1、2バイト目Y2の
内容が、a2,b2,・・・h2、3バイト目Y3の内
容が、a3,b3,・・・h3、・・・、8バイト目Y
8の内容が、a8,b8,・・・h8というようにな
る。
【0016】これを表示画面上14に表示させるには、
まず最初に、第2のVRAM16の1バイト目Y1を読
み出しのスタートアドレスとして読み出すが、この場合
は、最初にa1,次にa2、さらにa3・・・、b1,
b2,・・・、h1,h2,・・・というように、a1
ビットを起点に列方向にシリアルデータとして取りだし
ていく。具体的には、読み出しのスタートアドレスとな
るバイトを構成する各ビット(この場合は、a1,b
1,・・・h1)を起点に、横方向に8ビットに一回の
割りでビットを取り出していく動作を繰り返していく。
このようにして取り出したシリアルデータを表示画面1
4上に割り付けて表示を行う。この1バイト目Y1を読
み出しのスタートアドレスとしたときは、表示画面14
上には8バイト分のビットで描かれる文字の表示がなさ
れる。
【0017】そして次に、2バイト目Y2を読み出しの
スタートアドレスとして読み出すが、この場合も上記同
様、読み出しのスタートアドレスとなるバイトを構成す
る各ビット(この場合は、a2,b2,・・・h2)を
起点に、横方向に8ビットに一回の割りでビットを取り
出していく。したがって、この場合は、最初にa2,次
にa3、さらにa4・・・、b2,b3,・・・、h
2,h3,・・・というようにビットが取り出されてシ
リアルデータとして出力される。このようにして取り出
したシリアルデータを表示画面14上に割り付けて表示
を行う。この2バイト目Y2を読み出しのスタートアド
レスとしたときは、表示画面14上には、a2〜a8,
b2〜b8,・・・h2〜h8のビットにより描かれる
文字、つまり、表示すべきデータ11の左端の縦方向1
列のビット(a1,b1,c1,・・・h1)が欠けた
ものが表示される。
【0018】このように第2のVRAM16から、読み
出しのスタートアドレスを順次移してデータを読み出
し、その読み出しのスタートアドレスとなるバイトを構
成する各ビットを起点に、横方向に8ビットに一回の割
りでビットを取り出していく動作を繰り返して表示を行
うことにより、表示画面14上においては、文字は図に
おいて右から左への流動表示、つまり横スクロールの表
示が行われる。この第2のVRAM16から表示画面1
4へのデータの転送制御はハードウエアの制御により行
う。
【0019】
【作用】このように、表示すべきデータ11を構成する
ビット(この場合、8×8ビット)を、横並びの8ビッ
トを1バイトとし、それを横方向にスキャンして読み出
すことにより、表示画面14上に表示させるようなハー
ドウエア構成における流動表示制御方式において、縦ス
クロールを行う場合は、第1のRAM12に1バイト毎
のビットデータを格納し、それをダイレクトメモリアク
セスにより第1のVRAM13に転送して、その内容を
表示画面14上に最初は1バイト目から、次は2バイト
目からというように表示を行うことで、縦スクロール表
示を行う。
【0020】また、横スクロールを行う場合は、まず、
上記第1のRAM12に格納された1バイト毎の横並び
のビットデータを、ソフトウエア制御により、縦並びに
ビット展開して、第2のRAM15に格納する。そし
て、この第2のRAM15の内容を、ダイレクトメモリ
アクセスにより第2のVRAM16に転送して、この第
2のVRAM16から、まず、1バイト目のデータをそ
のバイトを構成する各ビット(この場合は、a1,b
1,・・・h1)を起点に、横方向に8ビットに一回の
割りでビットを取り出して、表示画面14上に表示さ
せ、つぎに読み出しのスタートアドレスを移してデータ
を読みだし、上記同様に、読み出しのスタートアドレス
となるバイトを構成する各ビット(この場合は、a2,
b2,・・・h2)を起点に、横方向に8ビットに一回
の割りでビットを取り出して、表示画面14上に表示さ
せるという動作を繰り返して行うことにより、表示画面
14上においては、文字は図において右から左への流動
表示、つまり横スクロールの表示が行われる。この第2
のVRAM16から表示画面14へのデータの転送制御
はハードウエアの制御により行う。
【0021】この横スクロール表示においては、表示す
べきデータ11を構成するビットの行/列変換は、表示
すべきデータ11を表示画面14上に表示する前の段階
で行っているため、ビットの行/列変換を処理速度の遅
いソフトウエアで行っても、スクロールの滑らかさや速
度に影響を与えることはない。
【0022】したがって、表示すべきデータ11を構成
する横並びの各ビットを横方向にスキャンして読み出す
ことにより、表示画面14上に表示させるようなハード
ウエア構成における流動表示制御方式において、本来の
縦スクロール表示のみならず、横スクロール表示も可能
とすることが出来る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。図2は
実施例を説明する構成図であり、図1と同一部分には同
一符号を付してある。図2において、21はCPUであ
り、そのアドレスバスAB,データバスDBには、ダイ
レクトメモリアクセスコントローラ(以下、DMACと
いう)22、前記図1で説明した第1のRAM12、第
2のRAM15、第1のVRAM13、第2のVRAM
16がそれぞれ接続され、さらに、縦スクロールと横ス
クロールとを切り換えるための切り換え信号を保持する
レジスタ23が接続されている。
【0024】上記第1のVRAM13の内容はラッチ回
路24に入力されたのちシフトレジスタ25に入力され
る。これら第1のVRAM13からのデータの読み出
し、ラッチ回路24およびシフトレジスタ25への入力
のそれぞれのタイミングは表示カウンタ26からのカウ
ント出力に同期して行われる。そして、シフトレジスタ
25は、第1のVRAM13からのパラレルデータをシ
リアルデータとして出力し、そのシリアルデータはセレ
クタ27に送られる。
【0025】また、上記第2のVRAM16の内容は、
1/8セレクタ28により、1ビット目、9ビット、1
7ビット目・・・というように、8ビットのうち1ビッ
トが順次読み出されて行く。これを前記図1の例で説明
すると次のようである。すなわち、、第2のVRAM1
6の内容は、図1の如く、1バイト目Y1はa1,b
1,・・・h1、2バイト目Y2はa2,b2,・・・
h2、・・・、8バイト目Y8はa8,b8,・・・h
8となっており、たとえば、1バイト目Y1が読み出し
のスタートアドレスであるとすると、読み出しのスター
トアドレスとなるバイトを構成する各ビット(この場合
は、a1,b1,・・・h1)を起点に、横方向に8ビ
ットに一回の割りでビットが取り出されていく。したが
って、この場合は、1/8セレクタ28によって、まず
最初にa1、次にa2、その次にa3・・・a8、そし
て次にb1,b2,・・・b8、・・・、h1,h2,
・・・h8というように取り出されていき、これらがシ
リアルデータとして出力されるようになっている。
【0026】この1/8セレクタ28からのシリアルデ
ータは、上記セレクタ27に送られ、上記レジスタ23
からの切り換え信号により、縦スクロールと横スクロー
ルの切り換えが行われる。また、29は表示部である。
【0027】このような構成において、次にその動作を
説明する。この実施例では、前記同様、説明を分かりや
すくするため、一つの文字がマトリクス状に配列された
8ビット×8ビット(1バイト×1バイト)で構成され
ているものとして説明する。
【0028】まず最初に、縦スクロール表示を行う場合
について、図2、図3、図4を参照しながら説明する。
図3において、11は表示すべきデータの構成を示すも
ので、8ビット×8ビット構成となっている。そして、
前述したように、各ビットには、横並び方向(行方向)
は、1,2,・・・8の8ビット分の数字を付し、縦並
び方向(列方向)は、a,b,・・・hの8ビット分の
符号を付し、それぞれのビットをa1,a2,・・・h
8というようにして表す。また、横並び方向の8ビット
ずつ(たとえば、a1,a2,・・・a8)を1バイト
とし、説明を容易にするため、これら各1バイト毎に、
図示の如く、X1,X2,X3,・・・X8という符号
を付すことにする。
【0029】このような表示すべきデータ11は、CP
U21により、第1のRAM12に1バイト単位で格納
される。つまり、表示すべきデータ11は横方向にスキ
ャンされて読み出され、第1のRAM12には、各1バ
イトのデータがX1,X2,・・・X8というように1
バイト毎に格納されたのち、この第1のRAM12の内
容はDMAC22によって、第1のVRAM13に転送
される。
【0030】そして、この第1のVRAM13の内容の
うち、まず最初に、1番目のバイトX1をスタートアド
レスとして、この1番目のバイトX1から順に、X2,
X3,・・・X8というように読み出されていく。その
内容はラッチ回路24でラッチされたのち、シフトレジ
スタ25に入力され、このシフトレジスタ25からX
1,X2,・・・X8のシリアルデータとして表示部2
9に出力される。表示部29では、このシリアルデータ
を表示画面14上において、図4(a) に示すようにビッ
トの割り付けを行う。この場合、表示画面14上では、
X1,X2,・・・X8の全てのデータが割り付けられ
るので、そのデータがたとえば、「あ」という文字であ
ったとすると、「あ」という文字全体が表示される。
【0031】次に、第1のVRAM13からは、2番目
のバイトX2をスタートアドレスとして、この2番目の
バイトX2から順に、X3,X4,・・・X9というよ
うに読み出されて、その内容が第1のVRAM13に格
納される。そしてその内容はラッチ回路24でラッチさ
れたのち、シフトレジスタ25に入力され、このシフト
レジスタ25からX2,X3,・・・X9のシリアルデ
ータとして出力される。このシリアルデータは表示画面
14上において、図4(b) に示すようにビットが割り付
けられる。したがって、この場合は、X1のバイトで形
成される部分が欠けた状態の文字として表示される。つ
まり、そのデータが例えば「あ」という文字であったと
すると、「あ」という文字の上端横方向が1ライン分欠
けたものとなる。
【0032】そして次に、第1のVRAM13からは、
3番目のバイトX3をスタートアドレスとして、この3
番目のバイトX3から順に上記同様の動作を行うことに
より、X1とX2のバイトで形成される部分が欠けた状
態の文字として表示される。このような動作が繰り返さ
れることにより、表示画面14上に表示される文字は、
下から上へ流動しているかのように見える。
【0033】次に横スクロール表示を行う場合の動作に
ついてを図2、図5、図6を参照しながら説明する。こ
の横スクロール表示の場合は、上記第1のRAM12に
格納された内容を、各ビットの並びを縦並びから横並び
に変換し、それを第2のRAM15に格納するという処
理を行う。この処理はソフトウエア制御により、この表
示すべきデータ11を表示画面14上に表示する前の段
階であらかじめ行われる。
【0034】これにより、第2のRAM15の内容は図
5に示す如く、第1のRAM12に格納されている縦並
び方向のそれぞれの8ビットが、横並びの8ビットとし
て、上から順に格納された状態となる。つまり、第1の
RAM12に格納されている縦並び方向のそれぞれの8
ビットを、それぞれY1〜Y8の8個のバイトとすれ
ば、これらY1〜Y8の8個のバイトが上から順に格納
された状態となり、1バイト目Y1はa1,b1,c
1,・・・h1のビットで構成され、2バイト目Y2は
a2,b2,c2,・・・h2のビットで構成され、・
・・8バイト目Y8はa8,b8,c8,・・・h8の
ビットで構成されたものとなる。
【0035】そして、この第2のRAM15の内容は、
DMAC22により第2のVRAM16に転送される。
したがって、この第2のVRAM16の内容は、表示す
べきデータ11を構成する各ビットを縦読みしたもの
が、1バイト単位で格納されたものとなる。すなわち、
この場合は、Y1〜Y8の8個のバイトが上から順に格
納された状態となる。
【0036】次に上記第2のVRAM16の内容は、表
示カウンタ26からのカウント信号により、まず最初
は、Y1のバイトがスタートアドレスとして指定され、
1/8セレクタ28によって、最初はa1ビット、次は
a2ビット、つぎはa3ビットというように、8ビット
に一回の割合でビットが読み出され、シリアルデータと
して出力される。つまり、この1/8セレクタ28から
は、a1,a2,・・・a8、b1,b2,・・・b
8、・・・、h1,h2,・・・h8というようなシリ
アルデータが出力される。このシリアルデータはセレク
タ27に与えられ、レジスタ23からの切り換え信号に
より、表示部29に送られる。
【0037】表示部29では、送られてきたシリアルデ
ータを、表示画面14上の所定位置に割り付けて表示を
行う。この場合は、表示画面14上には図6(a) に示す
ように、1行目がa1,a2,・・・a8、2行目がb
1,b2,・・・b8、・・・、8行目がh1,h2,
・・・h8というように割り付けられて、これらのビッ
トで構成される文字などが表示される。表示すべきデー
タが、たとえば、「あ」という文字であったとすると、
「あ」全体が表示される。
【0038】そして次に、Y2のバイトがスタートアド
レスとして指定され、1/8セレクタ28によって、最
初はa2ビット、次はa3ビット、つぎはa4ビットと
いうように、8ビットに一回の割合でビットが読み出さ
れ、シリアルデータとして出力される。つまり、この1
/8セレクタ28からは、a2,a3,・・・a9、b
2,b3,・・・b9、・・・、h2,h3,・・・h
9というようなシリアルデータが出力される。
【0039】表示部29では、送られてきたシリアルデ
ータを、表示画面14上の所定位置に割り付けて表示を
行う。この場合は、表示画面14上には図6(b) に示す
ように、1行目がa2,a3,・・・a9、2行目がb
2,b3,・・・b9、・・・、8行目がh2,h3,
・・・h9というように割り付けられて、これらのビッ
トで構成される文字などが表示される。したがって、こ
の場合は、図6(a) における左端の縦方向1列分の1バ
イトY1(a1ビット,b1ビット,・・・h1ビッ
ト)が欠けたものとなる。これにより、表示される文字
が「あ」であれば、この「あ」の左端が縦方向に1ライ
ン分欠けたものとして表示される。
【0040】このようにして、第2のVRAM16から
順次データを読み出し、読み出しのスタートアドレスと
なるバイトを構成する各ビットを起点に、1/8セレク
タ28により8ビットに一回の割合でビットを取り出し
て、シリアルデータとして表示部29に送ることによ
り、表示画面14上に表示される文字は、図において、
右から左へ流動しているかの如く表示される。
【0041】以上のように、この実施例では、表示すべ
きデータを横並びの8ビット毎に横方向にスキャンして
読み出すことにより、表示画面14上に表示を行うよう
なハードウエア構成における流動表示制御方式におい
て、横スクロール表示を行う場合は、表示データを構成
する各ビットの並びを、ソフトウエア制御によって縦/
横変換してVRAMに格納し、そのVRAMの内容をハ
ードウエア制御によって、表示部に送るようにしてい
る。
【0042】このように、ビットの並び換えというソフ
トウエア処理は、流動表示の品質(流動の滑らかさや速
さなど)に直接関係しないところ、つまり表示前の段階
で行い、流動表示の品質に直接関係するVRAMから表
示部へのデータ転送処理はハードウエア制御によって行
うことにより、ハードウエア構成を極力少なくして、し
かも高品質の縦横両方向の流動表示を行うことが可能と
なる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、表示すべきデータを横
並びの8ビット毎に横方向にスキャンして読み出すこと
により、表示画面14上でそのデータを流動表示させる
ようなハードウエア構成における流動表示制御方式にお
いて、流動表示の滑らかさや速さなどの流動表示の品質
に影響を与えずに、しかもハードウエア構成を複雑にす
ること無く、縦スクロール表示のみでなく横スクロール
表示も自由に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】本発明の一実施例を説明する構成図である。
【図3】同実施例における縦スクロール表示の動作を説
明する図である。
【図4】縦スクロール表示における表示画面上でのビッ
ト割り付け例を示す図である。
【図5】同実施例における横スクロール表示の動作を説
明する図である。
【図6】横スクロール表示における表示画面上でのビッ
ト割り付け例を示す図である。
【図7】従来から一般的に行われている縦スクロール表
示方法を説明する図である。
【符号の説明】
12・・・第1のRAM 13・・・第1のVRAM 14・・・表示画面 15・・・第2のRAM 16・・・第2のVRAM 28・・・1/8セレクタ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字や絵からなる情報を表示部で縦方向
    又は横方向に流動表示させる流動表示制御方式におい
    て、 前記表示部で表示すべきマトリクス状にビット配列され
    てなるデータを格納する第1の記憶手段と、 該第1の記憶手段に格納されたデータをその行/列方向
    の配置関係を維持したまま画面情報として記憶する第1
    の画面情報記憶手段と、 前記第1の記憶手段にマトリクス状に配列されて格納さ
    れた各ビットデータの配置関係を行/列変換する変換手
    段と、 該変換手段で行/列変換して得られたデータを格納する
    第2の記憶手段と、 該第2の記憶手段に格納されたデータをその行/列方向
    の配置関係を維持したまま画面情報として記憶する第2
    の画面情報記憶手段と、 前記第1の画面情報記憶手段から、読み出し開始アドレ
    スを列方向に順次移動させつつ、行方向のデータを順次
    読み出して前記表示部で行方向に表示させる動作を繰り
    返すことで、前記表示部で縦方向の流動表示を行わせる
    第1の表示制御手段と、 前記第2の画面情報記憶手段から、読み出し開始アドレ
    スを列方向に順次移動させつつ、列方向にデータを順次
    読み出して前記表示部で行方向に表示させる動作を繰り
    返すことで、前記表示部で横方向の流動表示を行わせる
    第2の表示制御手段と、 を備える ことを特徴とする流動表示制御方式
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の記憶手段はいずれも
    RAMであり、前記第1及び第2の画面情報記憶手段は
    いずれもVRAMであることを特徴とする請求項1記載
    の流動表示制御方式
  3. 【請求項3】 前記変換手段の動作はソフトウェアによ
    り実現されることを特徴とする請求項1又は2記載の流
    動表示制御方式
  4. 【請求項4】 前記第1の表示制御手段は、前記第1の
    画面情報記憶手段から読み出された行方向のデータを一
    時的に記憶するラッチ回路と、該ラッチ回路に記憶され
    たデータを入力してシリアルデータとして前記表示部に
    出力するシフ トレジスタと、前記第1の画面情報記憶手
    段からのデータの読み出しのタイミングと前記ラッチ回
    路及び前記シフトレジスタでのデータの各入出力のタイ
    ミングとを制御する表示カウンタと、を備えることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の流動表
    示制御方式
  5. 【請求項5】 前記第2の表示制御手段は、前記第2の
    画面情報記憶手段からその行方向に沿って8ビットに1
    回の割合でデータを取り出しシリアルデータとして前記
    表示部に出力する1/8セレクタと、前記第2の画面情
    報記憶手段からのデータの読み出しのタイミングと前記
    1/8セレクタによるデータの入出力のタイミングとを
    制御する表示カウンタと、を備えることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1項に記載の流動表示制御方
    式。
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