JPH04360195A - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

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JPH04360195A
JPH04360195A JP3136758A JP13675891A JPH04360195A JP H04360195 A JPH04360195 A JP H04360195A JP 3136758 A JP3136758 A JP 3136758A JP 13675891 A JP13675891 A JP 13675891A JP H04360195 A JPH04360195 A JP H04360195A
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JP
Japan
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display
circuit
address
window
screen
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Withdrawn
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JP3136758A
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Atsushi Okada
厚志 岡田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、CRT(Catho
de−Ray  Tube)等上への情報の表示を制御
するための表示制御装置に関し、特に、いわゆるマルチ
ウィンドウ機能を有するコンピュータ応用製品の表示制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ワークステーションやパーソナル
コンピュータなどにおいては、1画面上に複数の画面を
表示する、マルチウィンドウ処理が主流となっている。 マルチウィンドウ処理は、たとえば図11に示されるよ
うな構成を有する表示回路を採用することにより実現で
きる。図11を参照して、この回路は、表示されるべき
データを準備し、あるいは加工するためのCPU10と
、CPU10の準備した表示用のデータを格納するため
の表示用メモリ12a,12bと、それぞれ表示用メモ
リ12a,12bから出力されるディジタルのパラレル
信号をシリアル信号に変換するためのパラレル/シリア
ル変換(P/S)回路14a,14bと、P/S回路1
4a,14bの出力を切替えて出力するためのマルチプ
レクサ120と、CPU10とたとえばP/S回路14
bの出力とに接続され、CPU10によって指定された
優先順位に従って、マルチプレクサ120の出力をP/
S回路14a,14bの間で切換えるための優先順位付
回路122と、マルチプレクサ120から出力される、
シリアル信号に変換された表示データを映像信号に変換
して出力するための映像処理回路16と、映像処理回路
16から出力される映像信号を表示するためのCRT1
8と、CPU10から与えられる映像の制御情報に基づ
いて、表示用メモリ12aの読出アドレス信号、映像信
号に付加するための水平、垂直同期信号、ブランキング
信号等を出力するためのCRTコントローラ(以下「C
RTC」と省略する)20aとを含む。
【0003】図12を参照して、CRTC20aは、C
PU10から画面を制御するための情報、たとえば水平
方向最大表示文字数、垂直方向最大表示行数などの情報
を受取って記憶するための制御情報記憶部31と、CR
T18の表示画面上の走査に対応して、1文字分の走査
時間に対応した周期を有するクロックを図示されない発
振回路から受取り、CRT18上の現在の表示位置を検
出するための画面位置検出回路22と、画面位置検出回
路22から与えられる現在の画面位置に関する情報、制
御情報記憶部31に記憶された画面を制御するための情
報に基づいて、水平同期信号、垂直同期信号、ブランキ
ング信号を出力するための同期信号出力回路32と、画
面位置検出回路22から現在の画面位置を示す信号を受
取り、同期信号出力回路32から水平同期信号および垂
直同期信号を受取って、現在の走査位置に表示されるべ
きデータが格納された、表示用メモリの該当アドレスを
示すアドレス信号を生成して表示用メモリ12a,12
bに与えるためのアドレス信号生成回路30aとを含む
【0004】同期信号出力回路32は、画面位置検出回
路22から与えられる画面位置を示す信号と、制御情報
記憶部31に記憶された水平走査線の終了位置を示す情
報とを照合して、走査が水平走査線の終了点に達したと
きに水平同期信号を出力するための水平同期信号出力回
路100と、同様に画面位置検出回路22の出力と、制
御情報記憶部31に記憶された垂直走査の終了位置を示
す情報とを照合して、垂直同期信号を出力するための垂
直同期信号出力回路102と、画面位置検出回路22の
出力と、制御情報記憶部31に記憶された横方向および
縦方向の最大表示文字数、行数を示す情報とを照合して
、ブランキング信号を出力するためのブランキング信号
出力回路104とを含む。
【0005】図13を参照して、アドレス信号生成回路
30aは、画面位置検出回路22から与えられる画面位
置信号および垂直同期信号に同期して、垂直ブランキン
グ期間脱出時に所定の初期値にリセットされ、表示用メ
モリ12a,12bの表示用アドレスをカウントアップ
するための表示用アドレスカウンタ110と、表示用ア
ドレスカウンタ110のリセット時の初期値が格納され
るレジスタ106と、水平同期信号をカウントすること
により、表示用ラスタのラスタ番号をカウントし、表示
用メモリ12aに与えるための表示用ラスタカウンタ1
12と、表示画面の1行あたりのラスタ数が格納される
行ラスタ数レジスタ116と、表示ラスタカウンタ11
2から出力されるラスタ番号と、行ラスタ数レジスタ1
16の格納内容との一致を検出して、表示ラスタカウン
タ112をクリアして“0”にするための一致検出回路
114と、表示ラスタカウンタ112のリセット時の初
期値を格納するためのレジスタ108とを含む。上述の
説明中の「行」とは、たとえば1画面内に40字×20
行で文字を表示する、という場合の「行」を表わす。1
文字を8×8ドットで表示する場合には、1行内のラス
タ数、すなわち行ラスタ数は8となる。
【0006】図11〜図13を参照して、従来のCRT
Cを用いた表示用回路は以下のように動作する。CPU
10は表示すべき2種類のデータを表示用メモリ12a
,12bに格納させる。CPU10は、また、制御情報
記憶部31(図12)に、水平方向に何文字表示するか
、水平方向の走査線の長さは文字数にして何文字分か、
同様に、垂直方向の表示行数および最大行数は何行か、
同期信号、ブランキング信号の幅はどれぐらいかという
、画面を制御するための情報を記憶させる。
【0007】画面位置検出回路22には、図示されない
発振回路から1文字を表示するのに要する時間に相当す
る周期をもったクロックが与えられる。画面位置検出回
路22は、このクロックをカウントすることによって現
在表示中の文字が画面のどの位置に相当するかを検出す
る。水平同期信号出力回路100、垂直同期信号出力回
路102、ブランキング信号出力回路104は、画面位
置検出回路22によって検出された現在表示中の文字位
置と、制御情報記憶部31に記憶された画面を制御する
ための情報とを照合し、それぞれ水平同期信号、垂直同
期信号、ブランキング信号を映像処理回路16に与える
。水平同期信号と垂直同期信号とは、アドレス信号生成
回路30aにも与えられる。
【0008】図13を参照して、表示用アドレスカウン
タ110は画面位置検出回路22から与えられる画面位
置信号をカウントすることによって、表示されるべき文
字が格納された表示用メモリ12a,12bのアドレス
を算出し表示用メモリ12a,12bに与える。表示用
アドレスカウンタ110は、垂直同期信号に応答し、垂
直ブランキング期間脱出時にリセットされ、レジスタ1
06に格納された初期値から再びカウントアップを始め
る。
【0009】表示用ラスタカウンタ112は、垂直走査
の開始時に、レジスタ108に格納された初期値を取り
込み、以降与えられる水平同期信号をカウントアップす
ることにより、現在表示中の行のラスタ番号を示す信号
を表示用メモリ12a,12bに与える。このラスタ番
号を示す信号は一致検出回路114にも与えられる。
【0010】一致検出回路114は、行ラスタ数レジス
タ116に格納された1行あたりのラスタ数と、表示用
ラスタカウンタ112から与えられる現在のラスタ番号
とを比較し、両者が一致したことを検出して表示用ラス
タカウンタ112をリセットする。表示用ラスタカウン
タ112はリセットされることによりクリアされ“0”
から再びラスタ数のカウントを始める。
【0011】前述のように1行が8本のラスタを含む場
合には、表示用アドレスカウンタ110は1行分の表示
が終わるまで、すなわち8本のラスタが表示されるまで
1行分のアドレス出力を繰返す。すなわち、表示用アド
レスカウンタ110は1行分のアドレスのカウントアッ
プを8回繰返す。
【0012】再び図11を参照して、表示用メモリ12
a,12bはそれぞれCRTC20aから与えられるラ
スタ番号を含むアドレス信号によって指定される箇所に
格納されたデータをP/S回路14a,14bに出力す
る。P/S回路14a,14bは表示用メモリ12a,
12bから与えられるディジタルの映像信号をシリアル
信号に変換し、マルチプレクサ120に与える。優先順
位付回路122は、P/S回路14bの出力を監視して
、表示用メモリ12bから表示すべきデータが出力され
た場合にはP/S回路14bの出力を、それ以外の場合
にはP/S回路14aの出力を映像処理回路16に与え
るようにマルチプレクサ120を動作させる。マルチプ
レクサ120は、優先順位に従って、P/S回路14a
またはP/S回路14bの出力の一方を映像処理回路1
6に与える。映像処理回路16はCRTC20aから与
えられる同期信号に基づいて、映像データを処理するこ
とにより映像信号を生成しCRT18に与える。したが
って、CRT18上には表示メモリ12aに格納された
データにより表される画面内に、表示メモリ12bに格
納されたデータにより表される映像がウィンドウ表示さ
れる。
【0013】図11に示される回路の場合には、表示用
メモリが2つのみ用意されている。さらに多数のウィン
ドウ表示を行なう場合には、表示用メモリを表示ウィン
ドウに対応する数だけ用意する必要がある。このように
することにより、ウィンドウ表示を行なう場合に、表示
用メモリの格納内容を退避する必要はない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の回
路を用いてマルチウィンドウ処理を行なう場合、以下の
ような問題点がある。
【0015】たとえば、バックグラウンドに、単色かつ
無模様の画像を表示する場合がある。また、図8に示さ
れるように、単純なパターンの画像のみを表示すればよ
い場合もある。このような場合にも、従来の装置ではバ
ックグラウンド用に用意された1画面分の記憶領域に上
のような画像データを予め書込み、表示するときにはそ
こから順次読出す必要があった。このように、情報量の
少ないバックグラウンド領域の画像のために、1画面分
の記憶領域を用いなければならず、記憶領域の有効な利
用が図れないという問題があった。
【0016】それゆえに、この発明の目的は、ウィンド
ウ表示を行なう際に、記憶領域を有効に用いることがで
きる表示制御装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像表示
装置は、所定の時間間隔をもって走査される表示画面上
に、記憶装置に記憶された映像信号を転送することによ
り、表示画面上に映像を表示させるための表示制御装置
であって、各々が、表示画面の走査位置を記憶装置の記
憶アドレスの1つに対応づけるための複数個のアドレス
信号を出力するためのアドレス信号出力手段と、表示画
面を複数個の分割表示領域に分割するために、表示画面
の走査位置が各分割表示領域の内部であるか外部である
かを検出するための分割表示領域検出手段と、分割表示
領域検出手段の出力に応答して、複数個のアドレス信号
のうちの1つを選択して記憶装置に与えるためのアドレ
ス信号選択手段とを含み、アドレス信号出力手段は、表
示画面の互いに異なる走査位置を、記憶装置の予め定め
る同一のアドレスに対応づけるようにアドレス信号の1
つを出力するための手段を含む。
【0018】
【作用】上述の本発明に係る表示制御装置においては、
アドレス信号出力手段から出力されるアドレス信号のう
ちの1つは、表示画面の互いに異なる走査位置を、記憶
装置の同一のアドレスに対応づける。したがって、分割
表示領域検出手段の出力に応答してアドレス信号選択手
段が上述のアドレス信号を選択した場合、記憶装置の一
定アドレスに格納されたデータが表示画面上の異なる走
査位置に表示される。したがって、1画面分に表示すべ
き画像データを格納するための記憶装置の記憶領域は一
画面分すべての画像データを格納する必要はなく、領域
を節約することができる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明に係る表示制御装置の一例で
あるCRTC20を含む、コンピュータなどの表示回路
部分のブロック図である。図7を参照して、このCRT
C20は、表示画面92のバックグラウンド94上に、
ウィンドウ1、ウィンドウ2および図示されないウィン
ドウ0の3つのウィンドウによるマルチウィンドウ表示
を実現することができる。しかし、このCRTCは一例
に過ぎず、さらに多くのマルチウィンドウ表示を行なう
ことができるCRTCも、以下の実施例によって明らか
にされるような考え方により、実現することができる。
【0020】表示画面92上において、バックグラウン
ド94の開始位置は(0,0)、終了位置は(XMAX
 ,YMAX )に設定されるものとする。
【0021】ウィンドウ1(96)の水平方向の開始位
置はX11、終了位置はX12、垂直方向の開始位置は
Y11、終了位置はY12に設定されるものとする。ウ
ィンドウ1(96)の高さはH1、幅はW1である。ウ
ィンドウ1(96)は、バックグラウンド94の領域内
に含まれる。
【0022】ウィンドウ2(98)の水平方向の開始位
置はX21、終了位置はX22、垂直方向の開始位置は
Y11、終了位置はY22に設定されるものとする。ウ
ィンドウ2(98)の高さはH2、幅はW2である。ウ
ィンドウ2(98)は、バックグラウンド94の領域内
に含まれ、かつウィンドウ1(96)の一部と重なって
いる。
【0023】図1を参照して、この表示用回路が図11
に示される表示用回路と異なるのは、この発明に係るマ
ルチウィンドウ処理を可能とするCRTC20を従来の
CRTC20aに代えて含むことと、表示用メモリ12
aに代えて、各々が1画面分の表示データを格納するこ
とが可能な複数個の表示用メモリ12を含むこととであ
る。図1と図11とにおいて、同一の部品には同一の参
照符号および名称が与えられている。それらの機能も同
一である。したがって、ここではそれらについての詳し
い説明は繰返されない。
【0024】図6を参照して、各表示用メモリ12は8
KBの容量を有しており、その記憶領域は、たとえばウ
ィンドウ1用の表示データ領域99と、後述する固定ア
ドレス領域100とに分割されている。ウィンドウ1用
の表示データ領域99は、アドレス$000から開始す
る。なお、本明細書において記号「$」は、「後続する
文字列が16進数であること」を示す。固定アドレス領
域100は、アドレス$FE0から開始する。
【0025】表示データ領域99および固定アドレス領
域100の大きさは、次のようにして定められる。表示
用メモリ12は、いわゆるVRAM(Video Ra
ndom AccessMemory)と言われるもの
である。その容量と、画面との関係は次のようになって
いる。たとえばディスプレイ上に320×200ドット
の白黒ビットマップ表示を行なう場合、320×200
=64000(ビット)=8000(バイト)のデータ
を格納できる領域が必要である。そのためには、表示用
メモリのアドレスは8000あればよく、8KB(=8
192バイト)の表示用メモリを用いた場合、192の
アドレスが未使用となる。 したがって、表示用メモリ12のうち、最もアドレスの
大きな192バイトは、自由に使用することができる。 図6に示される固定アドレス領域100は、上述の自由
に使用できる領域のうち、最も後ろ32バイトをバック
グラウンドに表示させるデータを格納するための領域と
して用いたものである。固定アドレス領域100に格納
されているデータの例は、後述する。
【0026】再び図1を参照して、本発明の表示制御装
置の一例であるCRTC20は、CPU10に接続され
、ウィンドウ0、1、2のそれぞれの水平方向開始位置
、終了位置、垂直方向開始位置、終了位置を記憶するた
めのウィンドウ位置記憶回路24と、図示されない発振
回路からのクロック信号をカウントすることにより、画
面上の文字の表示位置を検出するための画面位置検出回
路22と、CPU10に接続され、表示画面全体の表示
サイズ、表示文字数、表示行数などの画面を制御するた
めの情報を記憶するための制御情報記憶回路31と、画
面位置検出回路22および制御情報記憶回路31に接続
され、画面位置検出回路22の出力に応答して、制御情
報記憶回路31に記憶された画面を制御するための情報
に基づいて、水平同期信号Hsync、垂直同期信号V
sync、ブランキング信号BLを出力するための同期
信号出力回路32と、画面位置検出回路22、CPU1
0、同期信号出力回路32に接続され、画面位置検出回
路22の出力に応答して、表示されるべきデータが格納
されたアドレスを各ウィンドウ0、1、2のそれぞれに
ついて出力するためのアドレス信号生成回路30と、画
面位置検出回路22に接続され、画面位置検出回路22
の出力に応答して、表示用メモリ12のバックグラウン
ドのためのアドレス$FE0〜$FFFのいずれかを示
すアドレスを出力するための固定アドレス発生回路23
と、ウィンドウ位置記憶回路24および画面位置検出回
路22に接続され、画面位置検出回路22によって検出
された現在表示中の文字位置が、ウィンドウ位置記憶回
路24に記憶された各ウィンドウ0、1、2内に属する
か否かを判断し、各ウィンドウごとにデータを映像処理
回路に転送すべきかどうかを指示するための切替指示回
路26と、切替指示回路26、アドレス信号生成回路3
0、CPU10に接続され、CPU10によって指示さ
れた優先順位と、切替指示回路26の出力とに基づいて
、アドレス信号生成回路30の出力する3つのアドレス
信号および固定アドレス発生回路23の出力のうちの1
つを選択して表示メモリ12に与えるためのアドレス信
号切替回路28とを含む。
【0027】図2を参照して、画面位置検出回路22は
、図示されない発信回路から与えられる基準クロックを
カウントすることにより、現在の走査位置が、水平方向
のキャラクタ数にして何番目であるかを示すキャラクタ
カウント値を出力するためのキャラクタカウンタ85と
、表示画面上で水平方向にどれだけのキャラクタが表示
されるべきかを示す、水平総文字数を記憶している水平
総文字数レジスタ6と、キャラクタカウンタ85の出力
と水平総文字数レジスタ86とに接続され、キャラクタ
カウンタ85から出力されるキャラクタカウント値が水
平総文字数と一致しているか否かを検出し、一致してい
る場合には一致検出パルスを出力するための一致検出回
路87と、一致検出回路87から出力される一致検出パ
ルスをクロックとして受取り、画面上の表示行の各々に
つき、各表示行を構成するラスタ数をカウントし、ラス
タカウント値を出力するためのラスタカウンタ88と、
1文字(したがって1行)についてのラスタ数を予め格
納しているキャラクタラスタ数レジスタ89と、ラスタ
カウンタ88の出力とキャラクタラスタ数レジスタ89
の出力とに接続され、両者の一致を検出して一致検出パ
ルスを出力するための一致検出回路90とを含む。 一致検出回路87の出力はキャラクタカウンタ85のリ
セット端子に、一致検出回路90の出力はラスタカウン
タ88のリセット端子にそれぞれ接続されている。キャ
ラクタカウンタ85から出力されるキャラクタカウント
値、ラスタカウンタ88から出力されるラスタカウント
値は各々、固定アドレス発生回路23と、切換指示回路
26と、アドレス信号生成回路30と、同期信号出力回
路32とに画面位置検出信号として与えられる。
【0028】図3は、ウィンドウ位置記憶回路24およ
び切替指示回路26のより詳細なブロック図である。図
3を参照して、ウィンドウ位置記憶回路24は、ウィン
ドウ0の水平開始位置、終了位置、垂直開始位置、終了
位置を記憶するための、ウィンドウ0位置記憶回路34
と、同様にウィンドウ1の開始、終了位置を記憶するた
めのウィンドウ1位置記憶回路36と、同じくウィンド
ウ2の開始、終了位置を記憶するためのウィンドウ2位
置記憶回路38とを含む。
【0029】回路34、36、38はいずれも同じ要素
を含む。たとえば回路36は、CPU10に接続され、
CPU10からウィンドウ1の水平開始位置を与えられ
、これを記憶するためのウィンドウ1水平開始レジスタ
60と、CPU10に接続され、CPU10からウィン
ドウ1の水平方向の終了位置を与えられ、これを記憶す
るためのウィンドウ1水平終了レジスタ62と、CPU
10からウィンドウ1の垂直開始位置を与えられ、これ
を記憶するためのウィンドウ1垂直開始レジスタ64と
、CPU10からウィンドウ1の垂直方向の終了位置を
与えられ、これを記憶するためのウィンドウ1垂直レジ
スタ66とを含む。
【0030】切替指示回路26は、画面位置検出回路2
2に接続され、現在表示中の文字位置がウィンドウ0内
にあるかどうかを判断し、ウィンドウ0内にあると判断
した場合には、ウィンドウ0のデータを映像処理回路に
転送すべきことを指示するための信号を出力するウィン
ドウ0切替指示回路40と、ウィンドウ1、ウィンドウ
2について同様の処理を行なうためのウィンドウ1切替
指示回路42、ウィンドウ2切替指示回路44とを含む
【0031】ウィンドウ1切替指示回路42は、それぞ
れレジスタ60、62、64、66の格納内容と画面位
置検出回路22の出力する現在の表示文字位置との一致
を検出して、一致検出信号を出力するための一致検出回
路46、48、50、52と、一致検出回路46の出力
によってセットされ、一致検出回路48の出力によって
リセットされるフリップフロップ(FF)54と、一致
検出回路50の出力によってセットされ、一致検出回路
52の出力によってリセットされるフリップフロップ5
6と、FF54とFF56の出力についてANDをとっ
て、その結果をアドレス信号切替回路28に信号Bとし
て与えるためのAND部58とを含む。
【0032】回路40、44も回路42と全く同じ構成
要素を含む。回路40、44は、それぞれウィンドウ0
、ウィンドウ2について現在表示中の文字位置がウィン
ドウ内に含まれるか否かを判断し、アドレス信号切換回
路28に信号A、Cとして与える。
【0033】図4を参照して、アドレス信号生成回路3
0は、入力がCPU10に接続され、各々CPU10か
ら与えられるウィンドウ0、1、2に表示すべきデータ
のアドレスの初期値を格納するためのレジスタ78、8
0、82と、それぞれ画面位置検出回路22の出力に入
力が、出力がアドレス信号切替回路28の入力に接続さ
れ、同期信号出力回路32(図1参照)から与えられる
同期信号に基づいてウィンドウ0、1、2用の表示メモ
リ12内に格納されたデータのアドレス信号を出力する
ためのアドレスカウンタ72、74、76とを含む。
【0034】アドレスカウンタ72、74、76は、そ
れぞれレジスタ78、80、82の出力に接続されてい
る。各アドレスカウンタは垂直ブランキング期間の脱出
時にリセットされ、レジスタ78、80、82に格納さ
れた初期値からアドレスのカウントを開始する。
【0035】アドレス信号切替回路28は、入力が切替
指示回路26の出力に接続され、CPU10から与えら
れる優先順位付の情報に基づいて、ウィンドウ0、1、
2のうちのどのウィンドウを表示すべきかを判断し、2
ビットの信号として出力するための優先順位付回路68
と、入力がアドレスカウンタ72、74、76の出力と
固定アドレス発生回路23とに接続され、優先順位付回
路68から与えられる2ビットの信号に基づいて、アド
レスカウンタ72、74、76の出力する3つのアドレ
ス信号と固定アドレス発生回路23の出力のうちの1つ
を選択して表示用メモリ12に与えるためのマルチプレ
クサ70とを含む。
【0036】優先順位付回路68から出力される信号が
2ビットなのは、この例の場合表示ウィンドウの数とバ
ックグラウンドとをあわせて4つであるため、その1つ
を選択するためには2ビットで指定すれば十分なためで
ある。この数が5つ以上になれば3ビット、9つ以上で
あれば4ビットが必要である。
【0037】図5を参照して、優先順位付回路68は、
CPU10に接続され、それぞれ2ビットの情報を記憶
することが可能な8つのレジスタA〜Hと、切替指示回
路26から与えられる、現在表示中の文字位置が各ウィ
ンドウ内にあるか否かを示す信号A〜Cに応答して、レ
ジスタA〜Hの格納内容の1つを選択してマルチプレク
サ70に与えるためのマルチプレクサ84とを含む。
【0038】いま、ウィンドウの優先順位を2>1>0
に設定するものとする。すなわち、ウィンドウ0の上に
ウィンドウ1が、ウィンドウ0および1の上にウィンド
ウ2が表示されるように設定するものとする。このとき
、レジスタA〜Hの格納内容は、表1最右列に示される
ものとなる。この値は、CPU10によってレジスタA
〜Hに設定される。
【0039】
【表1】 マルチプレクサ84は、切換指示回路26から与えられ
る3つの信号A、B、Cの値(表1最左列)に従って、
対応するレジスタA〜Hの格納内容を出力するように設
定されている。このように設定されることにより、ウィ
ンドウ2、1、0の順で優先順位付されることは、後に
詳しく説明される。
【0040】表2には、マルチプレクサ70(図4)の
入力と出力アドレスとの関係が示されている。
【0041】
【表2】 マルチプレクサ70は、優先順位付回路68から与えら
れる2ビットの信号に応じて、表2に示されるようにア
ドレス信号を切替えて表示用メモリ12に与える。すな
わち、マルチプレクサ70は回路68から与えられる信
号の値が“00”の場合にはウィンドウ出力なしとして
、固定アドレス発生回路23の出力アドレスを表示用メ
モリ12に与える。入力信号が“01”である場合には
、マルチプレクサ70はウィンドウ0のアドレス、すな
わちアドレスカウンタ72の出力を表示用メモリ12に
与える。入力信号が“10”である場合には、マルチプ
レクサ70はウィンドウ1のアドレス、すなわちアドレ
スカウンタ74の出力を表示用メモリ12に与える。 入力信号の値が“11”の場合には、マルチプレクサ7
0はウィンドウ2のアドレス、すなわちアドレスカウン
タ76の出力を表示用メモリ12に与える。
【0042】図1〜図5を参照して、この発明に係るC
RTC20を用いた表示用回路は以下のように動作する
。表示されるウィンドウの数により、CRTC20内に
設定されるデータが変化してくるため、以下においては
例としてウィンドウ1のみの表示を行なう処理が説明さ
れる。
【0043】ウィンドウ1のみを表示する場合には、C
RTC20は以下のように動作する。CPU10は、図
6に示される表示用メモリ12のウィンドウ1用の表示
データ領域99に、表示データを書込む。CPU10は
、ウィンドウ1位置記憶回路36(図3)の水平開始レ
ジスタ60にX11を、水平終了レジスタ62にX12
を、垂直開始レジスタ64にY11を、垂直終了レジス
タ66にY12をそれぞれ書込む。また、ウィンドウ0
記憶回路34、ウィンドウ2位置記憶回路38内のすべ
てのレジスタには、“0”または表示領域外の値が書込
まれている。
【0044】画面位置検出回路22には、画面上に1文
字分を表示するのに必要な時間と同じ周期を有するクロ
ック信号が図示されない発振回路から与えられる。画面
位置検出回路22は、このクロック信号をカウントする
ことにより、画面上の表示位置を検出し、切替指示回路
26、アドレス信号生成回路30、同期信号出力回路3
2に画面の位置を表わす信号を与える。
【0045】同期信号出力回路32は、画面位置検出回
路22から与えられる現在表示中の文字位置と、制御情
報記憶回路31に記憶された画面の動きを制御するため
の情報とを照合し、垂直同期信号、水平同期信号、ブラ
ンキング信号を出力し、映像処理回路16とアドレス信
号生成回路30とに与える。
【0046】アドレス信号生成回路30のレジスタ78
(図4)には、図6に示される表示用メモリ12のウィ
ンドウ1領域99の開始アドレス、すなわち$000が
CPU10によって書込まれている。
【0047】図4を参照して、アドレスカウンタ74は
、同期信号出力回路32から与えられる垂直同期信号に
応答し、垂直ブランキング期間の脱出時にリセットされ
、初期値としてレジスタ80の格納内容を取込む。アド
レスカウンタ74は、画面位置検出回路22から与えら
れるクロック信号を初期値からカウントする。これによ
りアドレスカウンタ74は、表示用メモリ12のウィン
ドウ1用の表示データ領域99(図6)内に格納された
、ウィンドウ1に表示されるべきデータのアドレスを示
すアドレス信号をアドレス信号切替回路28のマルチプ
レクサ70に与える。
【0048】ウィンドウ0領域、ウィンドウ2領域のた
めのアドレスカウンタ74、76も同様に、レジスタ7
8、82に格納された初期値からクロック信号をカウン
トする。これにより、ウィンドウ0、ウィンドウ2に表
示されるべきデータの格納されたメモリ12のアドレス
を示すアドレス信号がマルチプレクサ70に与られる。
【0049】図2を参照して、キャラクタカウンタ85
は、図示されない発振回路から与えられる基準クロック
をカウントすることにより、現在の走査位置が表示画面
上の水平方向の文字数にして何文字目の位置であるかを
示すキャラクタカウント値を出力する。キャラクタカウ
ント値は一致検出回路87にも与えられる。一致検出回
路87は、入力されるキャラクタカウント値と水平総文
字数レジスタ86の格納内容とを比較し、一致を検出す
ると一致検出パルスをキャラクタカウンタ85のリセッ
ト端子およびラスタカウンタ88のクロック端子に与え
る。キャラクタカウンタ85は、一致検出回路87から
のリセットパルスに応答して0にリセットされ、再びキ
ャラクタカウント値のカウントを開始する。これにより
、キャラクタカウンタ85から出力されるキャラクタカ
ウント値は、水平走査の開始時に0にリセットされ、走
査位置が水平方向に進むにつれ、表示画面の再左端から
現在の表示位置までの距離をキャラクタ数として検出し
、出力する。
【0050】一方、ラスタカウンタ88は一致検出回路
87から一致検出パルスが与えられるたびにその内容を
1カウントアップし、ラスタカウント値として出力する
。ラスタカウント値は一致検出回路90にも与えられる
。キャラクタラスタ数レジスタ89には、表示の1行を
構成するラスタ数が予め格納されている。この値は、た
とえば1キャラクタを16ドット×8ドットで表現する
場合には、「16」となる。一致検出回路90は入力さ
れるラスタカウント値とキャラクタラスタ数レジスタ8
9の格納内容とを比較し、一致を検出すると一致検出パ
ルスをラスタカウンタ88のリセット端子に与える。 ラスタカウンタ88は、一致検出パルスによってリセッ
トされ、0から再びラスタカウントを開始する。すなわ
ち、ラスタカウンタ88から出力されるラスタカウント
値は、表示画面上で新たな行に走査位置が移った場合に
は「0」にリセットされ、その後各ラスタが形成される
たびに1カウントアップし、最高「15」までカウント
アップされた後、再び次の行の最初に0にリセットされ
る。
【0051】図3を参照して、ウィンドウ1切替指示回
路42の一致検出回路46は、画面位置検出回路22か
ら与えられる水平方向の位置を示す信号とウィンドウ1
位置記憶回路36のレジスタ60の格納内容との一致を
検出し、FF54をセットする。一致検出回路48は、
画面位置検出回路22から与えられる水平方向の位置を
示す信号と、レジスタ62の格納内容との一致を検出し
、FF54をリセットする。したがって、FF54の出
力は、現在の表示位置が水平方向でX11とX12との
間ではセット、それ以外においてはリセットとなる。
【0052】一致検出回路50は、画面位置検出回路2
2から与えられる表示位置の垂直方向の位置と、レジス
タ64の格納内容との一致を検出し、FF56をセット
する。一致検出回路62は、画面位置検出回路22から
与えられる垂直方向の表示位置とレジスタ66との一致
を検出し、FF56をリセットする。したがって、FF
56の出力は、表示位置の垂直方向の座標がY11とY
12との間ではセット、それ以外ではリセットというこ
とになる。
【0053】AND部58は、FF54、56の出力が
ともにセットされている場合に、信号Aの内容を“1”
に、それ以外の場合には、“0”としてアドレス信号切
替回路28に与える。
【0054】ウィンドウ1位置記憶回路36、ウィンド
ウ1切替指示回路42は上述のように動作する。アドレ
ス信号切替回路28に与えられる信号Bは、第図7に示
されるウィンドウ1(96)内に表示位置がある場合に
は“1”、それ以外の場合には“0”となる。ウィンド
ウ0切替指示回路40、ウィンドウ2切替指示回路44
もウィンドウ1切替指示回路42と同様に動作する。こ
の場合、ウィンドウ0位置記憶回路34およびウィンド
ウ2位置記憶回路38の格納内容は、少なくとも表示範
囲内においては一致が検出されないように設定されてい
る。したがって、回路40、44の出力はいずれも“0
”となる。
【0055】図5を参照して、マルチプレクサ84は切
替指示回路26から与えられる信号A、B、Cの値に対
応して、表1に示されるような処理を行なう。本例の場
合、信号C、B、Aの値はそれぞれ0、1、0となり、
表1の第3行目に対応する。すなわち、マルチプレクサ
84はレジスタCの格納内容“10”を選択し、マルチ
プレクサ70(図4)に与える。
【0056】表2を参照して、既に説明したように、マ
ルチプレクサ70は優先順位付回路68から与えられる
2ビットの信号が“10”である場合には、アドレスカ
ウンタ74の出力するアドレス信号を表示用メモリ12
に与えるように動作する。
【0057】表示用メモリ12からはウィンドウ1の表
示データ領域99(図6)の格納データがP/S回路1
4(図1)に与えられる。P/S回路14によってシリ
アル信号に変換された信号は、映像処理回路16によっ
て映像信号に変換され、CRT18上に表示される。
【0058】上述のように回路34、36、38(図3
)を設定しておくことにより、画面上にはウィンドウ1
のみが表示される。
【0059】表1および図7を参照して、表示位置がウ
ィンドウ1の外にある場合を考える。このとき、切替指
示回路26から優先順位付回路68に与えられる信号は
“000”(信号“CBA”の順であるとする)である
。これは表1の第1行目に相当し、マルチプレクサ84
(図5)からはレジスタAの内容、すなわち“00”が
マルチプレクサ70(図4)に与えられる。マルチプレ
クサ70は表2を参照して、ウィンドウ出力なしと判断
して固定アドレス発生回路23の出力を表示用メモリ1
2にアドレス信号として与える。したがって、画面には
表示メモリ12の固定アドレス領域100に格納された
バックグラウンド表示のためのデータが表示される。
【0060】固定アドレス発生回路23の動作を説明す
る前に、図6に示される固定アドレス領域100に格納
された、バックグラウンド表示用のデータについて説明
する。図9を参照して、バックグラウンドに表示される
データも、他の表示データのビットパターンと同様に2
キャラクタ幅(=2バイト)16ラスタで構成される。 たとえば、図9右側に示されるようなパターンが固定ア
ドレス領域100に格納されている。図9の左側には、
その右側に示される1ブロック分のパターンのラスタ番
号を4ビットの2進数で表したラスタ番号が示されてい
る。そして、図9に示されるビットパターンは、以下の
表3に示される形式で図6の固定アドレス領域100に
格納されている。
【0061】
【表3】 表3を参照して、図6の固定アドレス領域100のアド
レス$FE0には、図9に示されるラスタナンバー00
00の左側1バイトのビットパターンを示すデータ「$
80」が格納されている。続くアドレス$FE1には、
ラスタナンバー0000の右側1バイト分のビットパタ
ーンを示すデータ「$01」が格納されている。以下、
固定アドレス領域100のアドレス$FE2〜$FFF
には、図9に示されるラスタナンバー0001〜111
1のビットパターンが、各ラスタの左側1バイトおよび
右側1バイトの順番で順次格納されている。
【0062】固定アドレス発生回路23(図1)から出
力されるアドレス信号がnビットからなるものとする。 図9に示されるビットパターンを表すデータは、表3に
示されるように、32のアドレスに格納されている。し
たがって、表3に示される各アドレスからデータを読出
すためには、アドレス信号のうち最下位の5ビット(第
0ビット〜第4ビット)のみを使用すればよい。そして
、第6ビットより上位の各ビットはすべて“1”として
おけばよい。
【0063】図10に示される第0ビット〜第4ビット
の構成は以下のようになっている。図10に示される第
0ビット〜第4ビットのうち、第1ビット〜第4ビット
には、図2に示されるラスタカウンタ88から出力され
るラスタカウント値を表す4ビットの信号がそのまま利
用される。第0ビットには、図2に示されるキャラクタ
カウンタ85から出力されるキャラクタカウント値の最
下位ビットが持ってこられる。キャラクタカウント値は
横方向の走査位置を、1キャラクタ=1バイトとしてカ
ウントしているため、図9に示される左1バイトの位置
ではキャラクタカウント値の最下位ビットは「0」に、
右側1バイトの位置では「1」となるためである。そし
て、固定アドレス信号を図10に示されるような構成と
した場合、このアドレス信号は現在の走査位置が画面上
のどの部分であるかには直接には関係なく、ただ画面を
図9に示されるような16ドット×16ドットのブロッ
クに分割した場合、走査位置が各ブロックのどの位置に
あるかによってのみその値を変える。すなわち、走査位
置が画面上の異なる位置であっても、その走査位置が図
9に示されるようなブロックの、同一のラスタ番号の部
分であれば、固定アドレス発生回路23から発生される
アドレス信号は同一のものとなる。そのため、画面上の
複数箇所と、表示用メモリ12の特定の箇所(固定アド
レス領域100)とが対応づけされることになる。
【0064】したがって、CRT18(図1)の表示画
面上のうち、バックグラウンド領域には、図9に示され
るようなビットパターンが繰返し表示されることになる
。この発明に係るCRTC20を用いた表示回路は上述
のように動作する。したがって、以下のような効果が生
ずる。固定アドレス発生回路23から出力されるアドレ
ス信号は、現在の走査位置にかかわらず、表示用メモリ
12のごく限られた領域のみのアドレスを示すものであ
る。そして、切替指示回路26によって現在の走査位置
がバックグラウンド領域であると判定された場合には、
アドレス信号切替回路28によって、固定アドレス発生
回路23からの出力が選択されて表示用メモリ12に与
えられる。表示用メモリ12からは、固定アドレス領域
に格納されていた、図9に示されるようなビットパター
ンがP/S回路14に与えられ、映像処理回路16を経
てCRT18上に表示される。バックグラウンド領域全
体に図9に示されるようなビットパターンを繰返し表示
する場合に、1画面分のすべてに図9に示されるビット
パターンの繰返しを格納させておく必要はない。図6に
示されるように設定された固定アドレス領域100に、
図9に示されるようなビットパターンの1ブロック分の
データを格納しておくだけで、バックグラウンド領域の
すべてにこのビットパターンが繰返し表示される。 従来のようにバックグラウンド用の記憶領域を1画面分
用意しておく必要はなく、記憶領域を有効に使用するこ
とができる。ウィンドウ表示エリアとバックグラウンド
との識別も切替指示回路26によって行なわれるため、
ウィンドウの開閉に応じてバックグラウンドデータを表
示用メモリ12に書込んだりする必要もない。また、バ
ックグラウンド領域に表示されるパターンを変更すると
きにも、わずか32バイトのデータを書替えるだけでよ
い。そのため、バックグラウンドに表示するパターンの
変更を高速で行なうことができる。
【0065】なお、上述の実施例においては、バックグ
ラウンドに図9に示されるようなパターンを繰返し表示
する例が説明された。しかし、本発明はこれには限定さ
れず、たとえばバックグラウンドに単色かつ無模様の映
像を表示させるものであってもよい。この場合には、表
3の各アドレスに格納されているデータをすべて「$0
0」または「$FF」としておけばよい。また、カラー
CRT上にカラーの映像を表示する場合には、3原色R
GBのそれぞれについて、上述の処理を行っておくこと
により、CRT18のバックグラウンド上に所望の色を
有す背景が表示できる。
【0066】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、アドレ
ス信号出力手段によって、表示画面の異なる走査位置を
、記憶装置の予め定める同一のアドレスに対応づけるよ
うなアドレス信号が出力されている。そして、表示画面
の走査位置が特定の分割表示領域にあると検出された場
合には、このアドレス信号が選択され、このアドレスに
格納されたデータが表示画面上に表示される。そのため
、1つのアドレスに格納されたデータが表示画面上の異
なる走査位置に表示されることになる。1つの表示領域
に表示するデータを格納するために、1画面分のデータ
を格納することができる領域を用意する必要はなく、記
憶装置の容量を節約することができる。
【0067】その結果、ウィンドウ表示を行なう際に、
記憶領域を有効に用いることができる表示制御装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るCRTCおよびその周辺の回路の
回路ブロック図である。
【図2】画面位置検出回路のブロック図である。
【図3】切替指示回路およびウィンドウ位置記憶回路の
ブロック図である。
【図4】アドレス信号切替回路およびアドレス信号生成
回路のブロック図である。
【図5】優先順位づけ回路のブロック図である。
【図6】表示用メモリの、領域の分割を示す模式図であ
る。
【図7】マルチウィンドウ表示を示す、表示画面の模式
図である。
【図8】バックグラウンドに表示されるパターンの一例
を示す模式図である。
【図9】バックグラウンドに表示されるパターンの1ブ
ロックを示す模式図である。
【図10】固定アドレス信号の形式を示す模式図である
【図11】従来のウィンドウ表示を行なう表示回路のブ
ロック図である。
【図12】従来のCRTCのブロック図である。
【図13】アドレス信号生成回路のブロック図である。
【符号の説明】
10  CPU 12  表示用メモリ 14  P/S回路 16  映像処理回路 18  CRT 20  CRTC 22  画面位置検出回路 23  固定アドレス発生回路 24  ウィンドウ位置記憶回路 26  切替指示回路 28  アドレス信号切替回路 30  アドレス生成回路 68  優先順位付回路 99  表示データ領域 100  固定アドレス領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  所定の時間間隔をもって走査される表
    示画面上に、記憶装置に記憶された映像信号を転送する
    ことにより、前記表示画面上に映像を表示させるための
    表示制御装置であって、各々が、前記表示画面の走査位
    置を前記記憶装置の記憶アドレスの1つに対応づけるた
    めの複数個のアドレス信号を出力するためのアドレス信
    号出力手段と、前記表示画面を複数個の分割表示領域に
    分割するために、前記表示画面の走査位置が各前記分割
    表示領域の内部であるか外部であるかを検出するための
    分割表示領域検出手段と、前記分割表示領域の検出手段
    の出力に応答して、前記複数個のアドレス信号のうちの
    1つを選択して前記記憶装置に与えるためのアドレス信
    号選択手段とを含み、前記アドレス信号出力手段は、前
    記表示画面の互いに異なる走査位置を、前記記憶装置の
    予め定める同一のアドレスに対応づけるように前記アド
    レス信号の1つを出力するための手段を含む表示制御装
    置。
JP3136758A 1991-06-07 1991-06-07 表示制御装置 Withdrawn JPH04360195A (ja)

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