JP3333352B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
記憶装置に係わり、特にメモリセルアレイ内のワード線
配置の改良をはかった半導体記憶装置に関する。
り高密度量産品では4M,16Mビット、研究開発では
1GビットのDRAMが製作できるようになってきた。
しかしながら、サブミクロン時代になってくると、リソ
グラフィ技術の遅れにより配線等の加工が困難になって
いる。特に、上層に形成される金属配線等が、下地の段
差等により加工が困難となっている。
イ部の構成を示す。ワード線W1 〜W4 、ビット線BL
1 ,/BL1 ,BL2 ,/BL2 の各交点にメモリセル
MC1 〜MC8 が選択的に配置される。ロウデコーダR
/D1 〜R/D4 により選択されたワード線WLにつな
がるメモリセルデータはビット線BLを通して読み出さ
れ、センスアンプS/A1 ,S/A2 で増幅される。
ジスタの配線となるゲート配線のみでは、この材料が比
較的高抵抗であることから選択時の立上り/立下りのR
C遅延が大きい。このため、従来図20(b)に示すよ
うにゲート配線上をAl等の金属配線を並列に這わせ、
セルアレイを分割して途中で金属配線とゲート配線のコ
ンタクトを取っている。この部分を通常、シャント(sh
unt),スナップ(snap)或いはスティッチ(stitch)と
呼んでいる。また、このコンタクトは図20(c)に示
すように、1度中間の配線に落としていたりもする。
題点がある。図20(d)に示すように、ゲート配線の
ピッチ(L1 =ライン、S1 =スペース)と金属配線の
ピッチ(L2 =ライン、S2 =スペース)を同一にしな
くてはならず、上層で下地段差があり、しかも金属自身
の加工が困難なため、金属配線の加工が困難な問題点が
あった。
階層ワード線方式をDRAMでも取り入れる試みが成さ
れてきた。図21(a)は、従来のDRAMにおける階
層ワード線方式を示す。また、図23に図21のチップ
の上から見た平面ブロック図を示す。
が与えられる金属配線からなるメインワード線(MW
L)が、ゲート配線となるポリSi等のサブワード線
(SWL)の4本に1本の割合で配置され、1つのメモ
リセルアレイが複数に分割され、その間にサブのロウデ
コーダ(S・R/D)が配置される。即ち、金属の配線
がゲート配線4本に1本の割合であることが分かる。
とビット線方向からのアドレス信号WDRVによりデコ
ードされ、ゲート配線を駆動する。このビット線方向か
らのアドレス信号によるデコードにより、メインロウデ
コーダ及びその出力の金属配線のメインワード線のピッ
チを図21の(b)に示すように、ゲート配線のピッチ
の4倍に大幅に緩和できる。図21(b)においてL3
+S3 =4(L1 +S2 )となるわけである。
のような問題点があった。snap方式は、コンタクト
を落とすのみであるのに対して、階層ワード線方式は、
サブのロウデコーダ回路を分散配置させるため、サブロ
ウデコーダ部の面積がsnapに比べ大きくなるため、
snap−snap間のカラム数よりS・R/D−S・
R/D間のカラム数を多くしないとチップサイズが大き
くなる。逆に、階層ワード線方式のS・R/D−S・R
/D間のカラム数を多くすると、このサブアレイ内のゲ
ート配線の抵抗によるRC遅延が大きくなる。
同等のチップサイズにするには 2×(カラム数/snap)=カラム数/サブロウデコ
ーダ 即ち、階層ワード線のS・R/D−S・R/D間のカラ
ム数をsnap方式のsnap−snap間のカラム数
の倍、或いはそれ以上にする必要がある。snap部面
積より、サブロウデコーダの面積は倍以上あるが、その
反面、階層ワード線方式はメインロウデコーダにつなが
るアレイがsnap方式より多くできるため、トータル
で考えると2倍程度で面積同等となる。このとき、ゲー
ト配線遅延RCはカラム数倍により、 RC=(2R)×(2C)=4RC で4倍遅くなるため、結果として同一スピードを保つた
めにはsnap方式に比べゲート配線の低抵抗化のため
の開発及びコスト幅が必要となる。
ような問題もあった。図24に示すようにサブアレイ上
は確かに金属配線のルールは緩和できる反面、メインロ
ウデコーダ,サブロウデコーダの金属配線のピッチは従
来のままで緩和できず、結局は金属配線のルールはメイ
ンロウデコーダ,サブロウデコーダルールで制約されて
しまう。
ダのルールはセルアレイ上のルールに比べ緩和できてい
たが、図21の階層ワード線方式は、逆にサブアレイ上
のルールが大幅に緩和されたために、メインロウデコー
ダ,サブロウデコーダのルールで制約されるわけであ
る。
ダのウエルに対してコンタクトを取る場合、ビット線方
向に走る第2層金属配線(図示せず)から第1層金属配
線(メタル1)に落として、ウェルに落とすため(A)
部のように第1層金属配線のピッチは半減する。第1層
金属配線−第2層金属配線のコンタクトのルールが大き
いため、(A)部の第1層金属配線のルールはサブアレ
イの半分未満となる。これは、他のワード線電源(VS
V)の(B)部でも同様、また(C)部のように、メイ
ンロウデコーダ内の他の配線、例えば下回路の(S1 )
信号をメインワード線と並列配線すると益々厳しくな
る。また、サブロウデコーダ部も同様で、ここに(A)
のような部分は存在し、さらにサブワード線を(D)の
ように、第1層金属配線で形成すると益々厳しくなる。
リセルアレイ内のワード線配置に関して、snap方式
では金属配線ピッチが厳しく加工が困難であり、階層ワ
ード線方式では、ピッチは緩いがゲート配線を低抵抗化
しないと遅延が大きくなり、さらにチップサイズが大き
くなる問題があった。
レイ上の金属配線のピッチは大幅に緩和できる反面、メ
インロウデコーダ,サブロウデコーダの金属配線のルー
ルは従来のままで、結局この部分で金属配線のルールが
制約されてしまう問題があった。
ので、その目的とするところは、階層ワード線方式によ
り金属配線のルールを緩和することができ、かつチップ
サイズの増大やゲート配線の低抵抗化を要することなく
高速化をはかり得るダイナミック型の半導体記憶装置を
提供することにある。
方式において、サブアレイ上の金属配線のルールばかり
でなくメインロウデコーダ,サブロウデコーダのルール
も緩和できるダイナミック型の半導体記憶装置を提供す
ることにある。
装置は、ゲート配線からなる複数のワード線と、前記複
数のワード線に対して交差するように配置される複数の
ビット線と、前記複数のワード線と複数のビット線との
交点に選択的に配置される複数のメモリセルと、前記ワ
ード線の方向に沿って配置される複数のサブアレイとを
有するメモリセルアレイと、前記ワード線の方向に関す
る前記メモリセルアレイの少なくとも一端に配置される
メインロウデコーダと、前記複数のサブアレイ各々の少
なくとも1端に配置される複数のサブロウデコーダと、
前記ゲート配線の上層に形成される複数の第1の配線を
有する第1の配線層とを具備し、前記複数のサブアレイ
は、前記ワード線の方向に関して配置された2つの孫ア
レイを有し、前記サブアレイの2つのゲート配線の一方
は前記2つの孫アレイの境界部で分断されており、前記
第1の配線各々は、前記サブアレイの中の対応する1つ
に隣り合う前記サブロウデコーダから、前記サブアレイ
の中の対応する1つの中心までにわたって形成され、前
記サブアレイの中の対応する1つの内部において前記ゲ
ート配線各々に接続されていることを特徴とする。
は、次のものがあげられる。 (1) サブアレイの一方端のサブロウデコーダからの第1
の配線層と反対端のサブロウデコーダからの第1の配線
層は、各々のサブロウデコーダからサブアレイを2分割
した位置までのみ配線され、かつワード線方向でほぼ同
一直線上に配置されていること。 (2) メインロウデコーダとサブロウデコーダを接続する
配線は、第1の配線層と同じ配線層であること。 (3) メインロウデコーダとサブロウデコーダを接続する
配線は、サブアレイ上は第1の配線層と同じで、サブロ
ウデコーダ上は第1の配線層とは異なる第2の配線層で
あること。 (4) 第1,第2の配線層は、共にアルミニウム配線或い
は銅配線であること。 (5) ゲート配線は、ポリSi,WSi,W,MSi,
M,TiSiの内のいずれかを含む配線であること。 (6) メインロウデコーダは、メモリセルアレイのワード
線方向の両端に配置されること。 (7) ゲート配線の4本に3本の割合で第1の配線層が配
置されること。 (8) ゲート配線の8本に5本の割合で第1の配線層が配
置されること。
ゲート配線より上層にサブアレイからの第1の配線層
(金属配線)を形成し、サブアレイをワード線方向に2
分割した位置で、第1の配線層とゲート配線とのコンタ
クトを取ることにより、サブロウデコーダからの金属配
線をそのままゲート配線とした場合よりも金属配線のピ
ッチを緩くすることができ、かつゲート配線の低抵抗化
を要することなくRC遅延を低減できる。
ッチの4/3倍,8/5倍,或いはそれ以上に緩和しつ
つ、チップサイズの増大なくして、ゲート配線によるR
C遅延を従来のスナップ方式と同等にでき、低抵抗ゲー
ト材料の開発が不要となる。又は、ピッチを緩和しつ
つ、ゲート配線のRC遅延を従来の階層ワード線方式と
同一にすると、サブロウデコーダの数を半減してチップ
サイズを縮小することが可能となる。
レイの中間の境界部でゲート配線を2本に1本の割合で
分断し、ゲート配線が分断されないワード線に対して
は、孫アレイの境界部で第1の配線層とコンタクトを取
り、ゲート配線が分断されたワード線のうち、該ワード
線を駆動するサブロウデコーダに近いものは、サブロウ
デコーダとサブアレイの境界部分において第1の配線層
とコンタクトを取り、遠い側のものは、孫アレイの境界
部において第1の配線層とコンタクトを取ることによ
り、ゲートに対する上層配線からのコンタクトの部分に
おいて、4本のワード線のピッチで2本のゲートに対す
るコンタクトだけを取ればよく、コンタクトに対するゲ
ート材料の余裕をゲート材料の幅或いは間隔程度まで広
げることができる。
メインロウデコーダをセルアレイの両端に配置し、メイ
ンワード線配線を1本おきに交互に両端のメインロウデ
コーダに接続することにより、サブアレイ上の金属配線
のピッチを緩和できると共に、メインロウデコーダでの
金属配線のピッチを従来の2倍に緩和できる。
サブロウデコーダ上は第2の金属配線に接続を切り換え
られるようにすると、サブロウデコーダ内の金属配線は
ビット線方向に切り換えられるので、いくらでもルール
は緩和できる。さらに、サブロウデコーダ上はメインワ
ード線とビット線方向からの第1の金属配線を一度第1
の金属配線に落として、さらに下層に落とすのみに用い
て、サブワード線の配線等に用いなければ、サブロウデ
コーダ部の第1の金属配線のピッチは緩和できる。
る。 (実施例1)図1は、本発明の第1の実施例に係わるD
RAMのメモリセルアレイ部及びロウデコーダ部の配置
接続関係を示す図である。
ダ(M・R/D)が配置され、その出力のメインワード
線(MWL)はメモリセルアレイ上をゲート配線の4本
に1本の割合で通り、メモリセルアレイはワード線方向
にサブアレイとして複数に分割され、この間にサブロウ
デコーダ(S・R/D)が配置される。このサブロウデ
コーダは、メインワード線とビット線方向から来るアド
レス信号によりデコードされ、選択されたサブアレイ内
の1本のワード線が選択される点は従来の方式と同じで
ある。なお、メインワード線はAl等の金属配線であ
り、ゲート配線はポリSi等である。
る。即ち、従来のサブロウデコーダの出力は直接サブロ
ウデコーダからゲート配線としてサブアレイ内に入って
いたが、本実施例においてはゲート配線上に、メインワ
ード線と同一の金属配線層を、サブロウデコーダからサ
ブアレイをさらに2分割した部分まで配置し、この分割
部でsnap方式と同様にゲート配線とコンタクトを取
る。サブアレイの一端からのサブロウデコーダ出力の金
属配線(M00)は2分割点で終り、他端の他のサブロウ
デコーダ出力の金属配線(M01)も2分割点で終り、互
いにワード線方向で並んで配線しない。これらは、ほぼ
同一直線上に配置されるのが望ましい。
本に対して金属配線は、メインワード線の1本とsna
p用の2本の計3本で済み、従来のゲート配線に対して
ピッチを4/3倍にできる。例えば、ゲート配線の1G
ビットDRAMクラスでのライン/スペース=0.18
/0.2μmを仮定すると、金属配線のライン/スペー
ス=0.24/0.26μmまで緩み、DRAMでは1
世代,半世代前の配線加工装置でも十分加工できる。
た所での金属配線とゲート配線のコンタクト部のレイア
ウトを示す。図3の(a)は図2のスティック図を示
す。図2の例では、ゲート配線の8本に金属配線を6本
配置してあり、金属配線の左から2番目と5番目はメイ
ンワード線配線であり、上の各々1,3,4,6番目の
金属配線は上のサブロウデコーダからの信号でこのsn
ap部分で終端し、図3(c)に示すように1度ビット
線を介してゲート配線と接続している。下の各々1,
3,4,6番目の金属配線は下のサブロウデコーダから
の信号でこのsnap部分で終端し、ゲート配線とつな
がる。また、図3(d)に示すように直接金属とゲート
配線をつないでも良い。
は上下が互いに並列に走ることはなくほぼ同一直線上を
走るため、結果として図3(b)に示すように、ゲート
配線4本に対して金属配線を3本のみ配置すれば良く、
設計ルールを緩和できる。
たものであり、図5はその動作例を示す。例えば、メイ
ンワード線/MWL0 が選択され“H”レベルから
“L”レベルに下がり、ビット線方向からのアドレスW
DRV3 が選択され、WDRV3 が上がり、/WDRV
3 が下がるとする。すると、サブロウデコーダS・R/
D00が活性化され、それにつながる金属配線M02が立ち
上がり、snap1,snap2のコンタクトを通して
ゲート配線SWL3 が立ち上がり、メモリセルトランジ
スタがONしデータが読み出される。
とゲート配線のコンタクトは、サブアレイの中央のsn
ap1の部分に加え、サブロウデコーダの出口の所(s
nap2)でも取っても良い。
RC遅延は、従来の階層ワード線方式のように、S・R
/D−S・R/D間のカラム数で決まるのではなく、そ
の半分、即ち(S・R/D)−(snap)間のカラム
数分のゲート配線長で決まることになる。
明においては、従来のsnap方式におけるカラム数/
snapの2倍のカラム数/サブロウデコーダの時、ゲ
ート配線遅延は同一となる。これは、本発明はカラム数
/サブロウデコーダでRC遅延が決まらず、その半分の
カラム数、即ちsnap−S・R/D間のゲート配線長
で決まるためである。
同じチップサイズならば、即ち同じサブロウデコーダ分
割数ならば(snap部の面積はサブロウデコーダの面
積に比べ無視できる)、金属配線ルールを緩和しつつゲ
ート配線のRC遅延を、 R/2×C/2=1/4RC に、即ち1/4に低減できる。これは、従来の問題点の
ゲート配線の低抵抗化が不要となることを意味する。
割数の半分の分割数に本発明をすれば、ルールを緩和し
つつサブロウデコーダ数を半減し、チップサイズを縮小
しつつゲート遅延を同等とすることができる。
方式のカラム数/snapの2倍のカラム数/サブロウ
デコーダで同等のチップサイズを達成でき、このときs
nap方式のsnap−snap間のカラム数と、本発
明のsnap−S・R/D間のカラム数が同一のため、
ゲート配線のRC遅延は同一となり、snap方式に比
べ、チップサイズ同等、ゲート遅延同等で金属配線のル
ールを緩和できる。これは、ゲートの低抵抗化の開発不
要でしかもルールの緩和ができることを意味する。 (実施例2)図7は、本発明の第2の実施例に係わるD
RAMのメモリセルアレイ部及びロウデコーダ部の配置
接続関係を具体的な回路例で示したものである。図4の
例とは、サブロウデコーダの配置数が異なっている。
サブロウデコーダの出力はサブアレイA,B両方に共用
であるが、図7では独立に動作可能である。これは、ビ
ット線方向からのアドレスがサブアレイAではWDRV
3 ,WDRV1 で制御しているが、サブアレイBではW
DRV0',WDRV2'で制御しているためである。
タの素子数は2倍になるが、各トランジスタの負荷は片
側のサブアレイのみ駆動するため半分になり、トータル
の面積はほぼ同等となる。このように図7の回路では、
1つのサブアレイのみ活性化することが可能で、これに
より低消費電力化できる。 (実施例3)図8は、本発明の第3の実施例に係わるD
RAMのメモリセルアレイ部及びロウデコーダ部の配置
接続関係を示す図である。
のメインロウデコーダ(M・R/D)と1本の金属配線
であるメインワード線(MWL)と、各サブロウデコー
ダ(S・R/D)に4本の金属配線の出力を出してい
る。この例では、図9に示す通り、ゲート配線の8本に
対し、1本+4本の計5本の金属配線を配置しているた
め、金属配線のピッチ(L5 +S5 )=8/5(L1 +
S1 )と8/5倍より緩くに緩和しつつ、第1の実施例
と同等の効果がある。
している。メインワード線(MWL)をゲート配線(S
WL)の8本に1個にすることにより、ビット線方向か
らのアドレス数を、図4の例の2倍必要とする。この例
でも、図7のようなサブアレイ独立の構成は可能であ
る。
ブロウデコーダを構成しているが、nMOSのみで構成
しても良いし、他の回路例でも良い。 (実施例4,5)図11及び図12に、本発明の第4,
第5の実施例を示す。これらの実施例は図1、図8とは
異なり、メインロウデコーダ(M・R/D)をセルアレ
イの両端に配置したもので、メモリセルアレイ,サブロ
ウデコーダばかりでなくメインロウデコーダの設計ルー
ルも緩和した例である。
線の8本に1個のメインロウデコーダ、図12に示す第
5の実施例では、ゲート配線の16本に1個のメインロ
ウデコーダ配置に緩和できる。 (実施例6)図13は、本発明の第6の実施例に係わる
DRAMの要部構成を説明するためのもので、サブロウ
デコーダの一部のレイアウト図を示す。
WL)となる第1層金属配線(メタル1)が通るため、
その1本分だけサブロウデコーダ内の第1層金属配線の
ピッチが厳しくなっては、いくらセルアレイ内の第1層
金属配線のピッチを緩和しても意味がない。
の信号及び電源を第2層金属配線(メタル2)で走ら
せ、第1層金属配線を介して他の拡散層,トランジスタ
等と接続する場合、第1層金属配線を介するだけ、さら
にサブロウデコーダの第1層金属配線のピッチは厳しく
なる。特に、メタル1−メタル2間のコンタクト(VI
Aコンタクト)が大きい場合むずかしい。この例ではこ
れ以上メタル1を増やすとルールがセルアレイより厳し
くなる。
ード線の配線とサブアレイ上のメインワード線の配線を
同一金属層にしても良いし、次に示す図14、図15の
異なる金属層にしても良い。 (実施例7)図14及び図15は、本発明の第7の実施
例を示し、図14より第1層金属配線(メタル1),第
2層金属配線(メタル2),メタル1−メタル2間コン
タクトを抜き出したものが、図15となる。
ド線(MWL)とサブワード線(SWL)を同一の第1
層金属配線とし、サブロウデコーダではメインワード線
を第2層金属配線に切り換えている。また、ビット線方
向からのアドレス信号,電源等は第1層金属配線で走ら
せ各回路に接続する。
属配線から第1層金属配線を介して回路につなぐ必要は
なく、第1層金属配線から回路につなぐため、不用なメ
タル1−メタル2間コンタクトや第1層金属配線の中継
ぎが不要になるため第1層金属配線のルールが緩和でき
る。 (実施例8)図16は、本発明の第8の実施例に係わる
DRAMのメモリセルアレイ部とロウデコーダ部の配置
接続関係を示す図である。
分割し(この例では4分割)、サブアレイとして、その
間にサブロウデコーダ(S・R/D)を分割配置する。
このサブロウデコーダは、ワード線方向のメインワード
線(MWL)のアドレスとビット線方向からのアドレス
でデコードしてサブワード線(SWL)としてゲート配
線でサブアレイに入る。
は分割により小さいので、図1の例のようなsnapを
不要にできる。また、ビット線方向のアドレスがあるた
め、ワード線方向の金属配線のメインワード線のピッチ
はこの例では4倍に大幅に緩和できる。これにより、サ
ブセルアレイ上の金属配線の加工は非常に容易になる。
図上から分かる通り、金属配線がゲート配線の4本に1
本の割合であることが分かる。
ウデコーダは、メモリセルアレイの両端に配置されてお
り、複数のメインワード線は1本おきに交互に両端のメ
インロウデコーダに接続される。これにより、明らかに
メインロウデコーダ内の金属配線のピッチは従来の階層
ワード線方式(図23)の2倍に緩和できる。従って、
従来のサブアレイ上のピッチに比べロウデコーダ内の金
属配線のピッチが著しく厳しい問題は解決される。
コーダ部のレイアウト図を示す。ここでは見やすいよう
にメタル1,メタル2,メタル1−メタル2間コンタク
ト層のみを表示している。メインワード線のメタル1の
ピッチは、メインロウデコーダとサブロウデコーダのつ
なぎ部分(A)では両端おきのため、サブアレイ上のメ
タル1の2倍に緩和される。
タ部(B)においても昇圧電源VSV用のメタル1の配
線があってもそのピッチはサブアレイ上のメタル1のピ
ッチと同等である。その前段駆動部トランジスタQ2 の
ピッチは(C部)サブセルアレイ上に比べ、2/2.5
倍で少しきびしい程度で従来方式に比べ大幅に緩和でき
る。但し、この(C)部のメタル1は、メインワード線
に直接接続されないため、メインワード線のRC遅延と
は関係なく、メタル1である必要はない。
ウデコーダ部のレイアウトを示す。図18(a)におい
て、メインワード線をメタル1でサブロウデコーダを通
して、ビット線方向からの信号(WDRV0 )は1度メ
タル2からメタル1に落として、その下層に落としてい
るため、サブアレイ上のメタル1のピッチの半分にな
る。(M部)しかし、ゲート配線のサブワード線はビッ
ト線と同一配線を用いて、サブロウデコーダ中を引き回
すため、従来の図24の(D)部のようにはせずルール
は緩和される。
デコーダ上はサブアレイ上のメタル1の配線をメタル2
に切り換えることにより、図18(a)の(M)部のよ
うな部分は無くなる。これは、ピッチ線方向からの信号
をメタル1に変え、直接下層におとすので、その上層の
メタル2とは関係無く配線できるためである。さらに、
サブワード線をビット線配線でサブロウデコーダ中を引
き回すことにより、結果として、メタル1のピッチは、
サブアレイ上とサブロウデコーダ上と同一にできる。 (実施例9)図19は、本発明の第9の実施例に係わる
DRAMのメモリセルアレイ部とロウデコーダ部の配置
接続関係を示す図である。
に入るビット線方向からのアドレスを増加させ、メイン
ワード線(MWL)のピッチをサブワード線(SWL)
のピッチの8倍にした例である。このとき、メインロウ
デコーダ(M・R/D)のアレイ両端配置により、メイ
ンロウデコーダのメタル1のピッチは図16のピッチの
さらに2倍にできる。 (実施例10)前述した第1の実施例においては、Al
の金属配線層からポリSiのゲート配線へのコンタクト
を、ゲート配線が最小ピッチで並んだ部分で取らなけれ
ばならない。ここで、例えば最小加工寸法をFとする
と、ワード線の幅と間隔がそれぞれF、コンタクトのサ
イズがF×Fの正方形となるため、コンタクトの位置に
対してゲート配線を十分大きく取ることができない。こ
のとき、ゲート配線とコンタクトの加工において、それ
ぞれのマスクの基板に対する相対位置が互いにずれてし
まった場合、ゲートからコンタクトがはみ出して形成さ
れてしまうので、ゲート配線と基板とがショートしてし
まうという問題がある。
通常は層間膜とゲート材料とでエッチレートの異なるプ
ロセスが用いられる。即ち、例えば層間膜にSiO2 、
ゲート材料にポリSiを用いる場合、ポリSiのエッチ
レートが小さく、SiO2 のエッチレートが大きいRI
Eプロセスを用いることになる。ところが、コンタクト
がゲート配線に対してずれて配置されてしまった場合、
ゲート材料で止まるはずの穴が基板まで突き抜けてしま
う。このため、ゲートに対して与えるはずの電位を、基
板に対して与えることになり、ゲートと基板がショート
することになるのである。
プ面積の増大やワード線のRC遅延増大を招くことなく
金属配線の配線ピッチを従来のsnap方式に比べて緩
和できる方式において、ゲートに対するコンタクトに対
して加工余裕がない問題を解決したものである。
ード線の駆動回路とゲート配線及びゲートよりも上層の
配線を模式的に表したものである。図26は、本実施例
のレイアウトの例で、孫アレイの境界部分のものであ
る。なお、図26において、(a)はゲート配線,ビッ
ト線配線,メタル配線の全てを示し、(b)はゲート配
線とビット線配線を示し、(c)はビット線配線とメタ
ル配線を示し、(d)はゲート配線のみを示している。
ルミニウムの配線が3本となり、上層の金属配線層の加
工ピッチを緩和してある。ビット線の配線層は、アルミ
ニウムの配線層とゲートの配線層の中間で加工され、こ
の部分ではアルミニウムとゲートのコンタクトは、一旦
ビット線の配線を介して取られている。この部分におけ
るビット線の加工ピッチは、本実施例ではゲート4本分
のピッチに最高2本のビット線配線が重なるのみで、ゲ
ート配線層に比べて十分緩和された加工寸法を実現して
いる。
であり、本実施例はこれに加えて、ゲート配線を2本に
1本の割合で分断したことを特徴としている。即ち、サ
ブアレイをワード線方向に2分割した孫アレイの中間の
境界部でゲート配線を2本に1本の割合で分断し、ゲー
ト配線が分断されないワード線に対しては、孫アレイの
境界部で上層の金属配線層とコンタクトを取る。そし
て、ゲート配線が分断されたワード線のうち、該ワード
線を駆動するサブロウデコーダに近いものは、サブロウ
デコーダとサブアレイの境界部分において金属配線層と
コンタクトを取り、遠い側のものは、孫アレイの境界部
において金属配線層とコンタクトを取るようにしてい
る。
線のコンタクトのレイアウトは、図26(d)に示すよ
うに、コンタクトの回りにゲートの余裕を十分取ること
ができる。具体的には、ゲート配線の幅と間隔をそれぞ
れ最小加工寸法F、コンタクトをF×Fの大きさで作る
場合でも、コンタクトの回りにゲート配線を、それぞれ
Fの幅の余裕を持って配置することができる。
対的な位置が加工時に最悪Fの大きさだけずれた場合で
も、ゲートに対するコンタクトが、ゲートを外れて基板
まで突き抜けることを回避することができる。これは、
ワード線の2本に1本を孫アレイ毎に切断し、この切断
部分でビット線とゲートのコンタクトを取ることによっ
て実現されている。
は、2つの孫アレイの境界部分の上下で電気的に導通し
ている。これは、図27に示すように、サブロウデコー
ダと第1の孫アレイの境界部分で、第1の孫アレイに属
するゲートに対するコンタクトをアルミニウムの配線層
から取り、第1,第2の孫アレイの境界部分で、ビット
線の配線層を介して第2の孫アレイに属するゲートに対
するコンタクトを取ることによって実現されている。ビ
ット線を介してアルミニウムの配線とゲート配線を接続
する構成は前記図3(c)に示す通りである。
線の配線層を介する理由の一つは、アルミニウムの配線
層から直接ゲートに対するコンタクトを取るには、非常
に深い、即ちアスペクト比の高いコンタクトの穴をあけ
る必要があり、技術的に困難であるので、ビット線配線
層を介することによってコンタクトの工程を作りやすく
する点である。
に、WLB1を駆動するための第1のサブロウデコーダ
から遠い側(第2の孫アレイ)のゲートに対する配線
と、サブアレイの反対側に配置された、WLB2を駆動
する第2のサブロウデコーダからの第1の孫アレイに属
するゲートに対する配線が、互いに交差しなくてはなら
ず、金属配線層を介したまま交差させようとすると、ア
ルミニウムの加工ピッチを小さくしなければならなくな
ってしまうので、ビット線配線層を用いることによっ
て、これらの配線を交差させていることである。
例と同様の効果が得られるのは勿論のこと、ゲートに対
する上層配線からのコンタクトの部分において、4本の
ワード線のピッチで2本のゲートに対するコンタクトだ
けを取ればよく、コンタクトに対するゲート材料の余裕
を、ゲート材料の幅或いは間隔程度にまで広げることが
できる。 (実施例11)図29は、本発明の第11の実施例に係
わるレイアウトの例を示す図であり、(a)はゲート配
線,ビット線配線,メタル配線の全てを示し、(b)は
ゲート配線とビット線配線を示し、(c)はビット線配
線とメタル配線を示し、(d)はゲート配線のみを示し
ている。
れぞれにおいて、電気的に等価なワード線は同一直線上
に配置されているが、本実施例では孫アレイ毎にワード
線が同一直線上にはない配置の例を示している。このよ
うな構成であっても、第10の実施例と同様の効果が得
られる。なお、本発明は上述した各実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形
して実施することができる。
属配線のピッチをゲート配線のピッチの4/3倍、8/
5倍、或いはそれ以上に緩和しつつ、チップサイズの増
大なくして、ゲート配線によるRC遅延を従来のsna
p方式と同等にでき、低抵抗ゲート材料の開発が不用と
なる。或いは、ピッチを緩和しつつ、ゲート配線のRC
遅延を階層ワード線方式と同一にするとサブロウデコー
ダの数を半減し、チップサイズを縮小できる。
で、サブアレイ上のメタル1のピッチは緩和できる反
面、メインロウデコーダ,サブロウデコーダ×メタル1
のピッチは、従来のままで、結局この部分でメタル1の
ピッチが制約されるのに対して、メインロウデコーダを
セルアレイの両端に配置し、メインワード線配線を1本
おきに交互に両端のメインロウデコーダに接続するた
め、従来のメインロウデコーダのピッチを2倍に緩和で
きる。
レイ部及びロウデコーダ部の配置接続関係を示す図。
金属配線とゲート配線のコンタクト部のレイアウトを示
す図。
図。
レイ部及びロウデコーダ部の配置接続関係を具体的な回
路例で示した図。
レイ部及びロウデコーダ部の配置接続関係を示す図。
アレイ部及びロウデコーダ部の配置接続関係を示す図。
アレイ部及びロウデコーダ部の配置接続関係を示す図。
説明するためのもので、サブロウデコーダの一部のレイ
アウトを示す図。
レイアウトを示す図。
レイアウトを示す図。
アレイ部とロウデコーダ部の配置接続関係を示す図。
部のレイアウトを示す図。
アウトを示す図。
アレイ部とロウデコーダ部の配置接続関係を示す図。
図。
示す図。
図。
路,ゲート配線及びゲートよりも上層の配線を模式的に
表した図。
のレイアウトを示す図。
を示す図。
明図。
のレイアウトを示す図。
Claims (14)
- 【請求項1】ゲート配線からなる複数のワード線と、 前記複数のワード線に対して交差するように配置される
複数のビット線と、 前記複数のワード線と複数のビット線との交点に選択的
に配置される複数のメモリセルと、前記ワード線の方向
に沿って配置される複数のサブアレイとを有するメモリ
セルアレイと、前記メモリ セルアレイの少なくとも一端に配置されるメ
インロウデコーダと、 前記複数のサブアレイ各々の少なくとも1端に配置され
る複数のサブロウデコーダと、 前記ゲート配線の上層に形成される複数の第1の配線を
形成する第1の配線層とを具備し、 前記複数のサブアレイは、前記ワード線の方向に関して
配置された2つの孫アレイを有し、前記サブアレイの2
つのゲート配線の一方は前記2つの孫アレイの境界部で
分断されており、 前記第1の配線各々は、前記サブアレイに隣接した前記
サブロウデコーダから、前記サブアレイの中心までにわ
たって形成され、前記サブアレイの中心において前記ゲ
ート配線各々に接続されていることを特徴とする半導体
記憶装置。 - 【請求項2】ゲート配線からなる複数のワード線と、 前記複数のワード線に対して交差するように配置される
複数のビット線と、 前記複数のワード線と複数のビット線との交点に選択的
に配置される複数のメモリセルと、前記ワード線の方向
に沿って配置される複数のサブアレイとを有するメモリ
セルアレイと、前記メモリ セルアレイの少なくとも一端に配置されるメ
インロウデコーダと、 前記複数のサブアレイ各々の少なくとも1端に配置され
る複数のサブロウデコーダと、 前記ゲート配線の上層に形成される複数の第1の配線を
形成する第1の配線層とを具備し、 前記第1の配線層は、5本の第1の配線を有し、前記5
本の第1の配線は、8本のゲート配線が配置されている
領域内に配置されており、 前記第1の配線各々は、前記サブアレイに隣接した前記
サブロウデコーダから、前記サブアレイの中心までにわ
たって形成され、前記サブアレイの中心において前記ゲ
ート配線各々に接続されていることを特徴とする半導体
記憶装置。 - 【請求項3】分断されていないゲート配線を有する前記
サブアレイのワード線は、前記2つの孫アレイの境界部
で前記第1の配線に接続され、 分断されているゲート配線を有する前記サブアレイから
のワード線のうち、該ワード線を駆動する前記サブロウ
デコーダに近いワード線は、前記サブロウデコーダと前
記サブアレイとの境界部分において前記第1の配線層に
接続され、 分断されているゲート配線を有する前記サブアレイから
のワード線のうち、該ワード線を駆動する前記サブロウ
デコーダから遠いワード線は、前記2つの孫アレイの境
界部分において前記第1の配線層に接続されることを特
徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。 - 【請求項4】前記第1の配線層は、3本の第1の配線を
有し、前記3本の第1の配線は、4本のゲート配線が配
置されている領域内に配置されていることを特徴とする
請求項1記載の半導体記憶装置。 - 【請求項5】前記第1の配線層は、前記メインロウデコ
ーダからのメインゲート配線と、前記複数のサブロウデ
コーダからの複数のサブゲート配線とを有することを特
徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。 - 【請求項6】前記第1の配線層は、5本の第1の配線を
有し、前記5本の第1の配線は、8本のゲート配線が配
置されている領域内に配置されていることを特徴とする
請求項1記載の半導体記憶装置。 - 【請求項7】前記複数のサブロウデコーダが前記サブア
レイの第1の端と第2の端とに配置され、 前記サブアレイの第1の端に配置されるサブロウデコー
ダから延びる第1の配線の1つと、前記サブアレイの第
2の端に配置されるサブロウデコーダから延びる第1の
配線の他の1つとは、前記サブアレイの中心でオーバー
ラップしないで互いに電気的に絶縁されて前記ワード線
と各々接続されることを特徴とする請求項2記載の半導
体記憶装置。 - 【請求項8】前記複数のメインロウデコーダと前記複数
のサブロウデコーダとは、前記第1の配線層と同じ配線
層を介して互いに接続されていることを特徴とする請求
項2記載の半導体記憶装置。 - 【請求項9】前記メインロウデコーダと前記サブロウデ
コーダとは、前記第1の配線層と異なる配線層を介して
互いに接続されていることを特徴とする請求項1又は2
記載の半導体記憶装置。 - 【請求項10】前記第1の配線層は、アルミニウム又は
銅を主成分とする配線からなることを特徴とする請求項
1又は2記載の半導体記憶装置。 - 【請求項11】前記ゲート配線は、ポリシリコン、タン
グステンシリサイド、タングステン、モリブデンシリサ
イド、モリブデン、チタニウムシリサイドのいずれかを
含む配線であることを特徴とする請求項1又は2記載の
半導体記憶装置。 - 【請求項12】前記メインロウデコーダは、前記メモリ
セルアレイの両端の各々に配置されることを特徴とする
請求項1又は2記載の半導体記憶装置。 - 【請求項13】前記第1の配線層は、前記メインロウデ
コーダからのメインゲート配線と、前記複数のサブロウ
デコーダからの複数のサブゲート配線とを有することを
特徴とする請求項1又は2記載の半導体記憶装置。 - 【請求項14】前記第1の配線層から前記ゲート配線へ
の接続は、第3の配線層を介して行われることを特徴と
する請求項1又は2記載の半導体記憶装置。
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