JP3332623B2 - 漂白洗浄剤組成物 - Google Patents

漂白洗浄剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明では、溶解性の優れ、低温
においても優れた漂白性能を有する漂白洗浄剤組成物に
関する。
【0002】さらに詳しくは、本発明は広範囲の温度範
囲において優れた漂白性能を有し、特に黄ばんだ肌着等
の漂白に優れた性能を発揮する物である。
【0003】
【従来の技術】過ほう酸塩、過炭酸塩、過燐酸塩および
過珪酸塩のような過酸化化合物が染色された繊維および
白物の繊維製品等の漂白に対して有効であることは古く
から知られている。
【0004】しかし、これらの化合物は高温での洗浄、
特に煮沸洗浄等において非常に有効であるが、日本のよ
うに低温度でしかも短時間の洗浄肯定ではその性能を十
分に発揮することはできない。
【0005】そこで、より漂白力をあげるために漂白効
果の高い有機過酸を発生させる有機過酸前駆体を用いる
ことは業界においては公知である。
【0006】それらの漂白活性化剤のほとんどがO−ア
シル、N−アシル残基を含んでいる。多くの研究者ら
は、有機過酸前駆体(漂白活性化剤)の検討を行い、た
とえば英国特許836988号および854798号は、この分野の
特許において初期の特許にあたる。
【0007】それらは、アセトキシベンゼンスルホン酸
Naおよび、フェノールスルホン酸ナトリウムのエステル
を含み数種のエステルを開示している。
【0008】たとえば英国特許8557.5号ではN,N,N,N-テ
トラアセチルエチレンジアミン(TAED)が属するア
シルオルガノアミドが開示され、最近の特許では欧州01
7132号ならびに0185522 号、米国4412934 号、4248928
号が挙げられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの有機
過酸前駆体を用いてもまだ十分な漂白力を得ることはで
きない。それは、有機過酸前駆体が溶液に溶けだした時
に、漂白中の過酸化水素濃度が十分でないと有機過酸前
駆体が有効に有機過酸に成り得ず、漂白効果を発揮しな
いからである。
【0010】また、これら有機過酸前駆体はエステル結
合を分子中に有しているため、洗浄剤組成物中に含まれ
るアルカリ成分または、空気中の水分によって加水分解
してしまい、有効に漂白効果が得られているとはいえな
い。その主な原因としては、空気中の水分による吸湿
や、漂白洗浄剤中のアルカリ剤(ソーダ灰、過炭酸ソー
ダ)の分解が促進されることが挙げられる。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは上
記課題を解決すべく鋭意研究した結果、特定範囲の平均
粒径を持つ特定の有機過酸前駆体の造粒物と、特待範囲
の平均粒径を持つ過炭酸ナトリウム及び特定範囲の平均
粒径を持つ炭酸ナトリウムを用い、且つそれぞれの嵩密
度を調節することにより、有機過酸前駆体の安定性が向
上することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0012】即ち本発明は、下記成分を含有し、(a) 成
分,(b) 成分及び(c) 成分の嵩密度が何れも 400〜1000
mg/ccの範囲にあり、且つそれぞれの嵩密度の差の絶対
値が100mg/cc以内の範囲にあり、更に全組成物中の粒
径 350μm 以下の粒子の割合が10重量%以下であること
を特徴とする漂白洗浄剤組成物を提供するものである。 (a) 下記構造式(I)で示される有機過酸前駆体を含有す
る平均粒径200〜1500μmの造粒物
【0013】
【化4】
【0014】〔R は炭素数7〜16の直鎖のアルキル基で
あり、L は-SO3M 又は-COOM (M は水素又はアルカリ金
属を意味する)である。〕 (b) 平均粒径 200〜700 μm の炭酸ソーダ (c) 平均粒径 200〜700 μm の過炭酸ソーダ。
【0015】〔(a) 成分〕 本発明の必須成分である(a) 成分は、下記構造式(I) を
有する有機過酸及びその他の成分を造粒したものであ
る。
【0016】
【化5】
【0017】〔R は炭素数7〜16の直鎖のアルキル基で
あり、L は-SO3M 又は -COOM(M は水素又はアルカリ金
属を意味する)である。〕 上記構造式(I) において、R は炭素数7〜16の直鎖のア
ルキル基であり、炭素数は好ましくは9〜14であり、特
に好ましくはC11 である。R の炭素数が7未満では、水
に対する溶解性が高く、空気中の水分に対して影響を受
けやすく、また16を越えると、ほとんど水になじまない
ため溶解せず、漂白性能が発揮されない。
【0018】また、上記構造式(I) において、L は-SO3
M 又は -COOM(M は前記の通り)であり、好ましくはNa
塩である。
【0019】上記構造式(I) で表される有機過酸前駆体
の配合量は、組成物中 0.1〜20重量%、好ましくは1〜
10重量%、特に好ましくは2〜10重量%である。 0.1重
量%未満の配合量では十分な漂白性能が得られず、20重
量%を超えて配合しても性能の向上が認められない。
【0020】(a) 成分の造粒方法は特に限定する物では
ないが、押し出し造粒、転動造粒、解砕造粒、噴霧造粒
法などが挙げられ、好ましくは押し出し造粒、転動造粒
法である。(a)成分の造粒物の粒径は特に限定はしない
が、平均粒径が200〜1500μm、好ましくは 500〜1200μ
m であり、特に粒径 350μm 以下の粒子が造粒物全体の
10重量%以下であることが望ましい。
【0021】(a) 成分の造粒物の嵩密度は、 400〜1000
mg/ccの範囲にあることが必要であり、好ましくは 400
〜800 mg/cc、特に好ましくは 500〜750 mg/ccであ
る。嵩密度が400 mg/cc未満では安定性が低下し、また
1000mg/ccを超えると充分な洗浄力が得られない。
【0022】(a) 成分の造粒物としては、(e) 前記構造
式(I) で示される有機過酸前駆体 20〜95重量%(f) ア
ニオン性界面活性剤 1〜60重量%(g) 1分子中に2個
以上のカルボキシル基を有する有機酸及び/又はその塩
0.1〜20重量%を含有するものが好ましい。
【0023】ここで、配合されるアニオン性界面活性剤
は造粒物自体の溶解性をコントロールするために必要で
ある。アニオン性界面活性剤の好適な例としては、アル
キルベンゼンスルホン酸、アルキル又はアルケニルエー
テル硫酸、アルキル又はアルケニル硫酸、オレフィンス
ルフォン酸、アルカンスルホン酸、飽和又は不飽和脂肪
酸、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸、α−
スルフォ脂肪酸の塩が望ましく、特に望ましくは、アル
キルベンゼンスルフォン酸、アルキル又はアルケニルエ
ーテル硫酸、アルキル又はアルケニル硫酸である。これ
らのアルキル鎖長は8〜16程度が望ましい。
【0024】また、アニオン性界面活性剤の配合量は、
造粒物中に1〜60重量%、好ましくは5〜40重量%であ
る。配合量が1重量%未満では効果がなく、60重量%を
超えて配合すると造粒物の安定性に問題が認められる。
【0025】(a) 成分の造粒物中に配合される(g) 有機
酸及び/又はその塩は、1分子中に2個以上のカルボキ
シル基を有するものであり、これを配合することによっ
て造粒物が弱酸性になることで、有機過酸前駆体の安定
性が向上する。
【0026】かかる有機化合物の好適な例としては、ジ
グリコール酸、オキソジコハク酸、カルボキシメチルオ
キシコハク酸、クエン酸、リンゴ酸、シュウ酸、コハク
酸、フマル酸、等が挙げられ、好ましくはコハク酸、フ
マル酸、クエン酸等であり、塩としては、ナトリウム
塩、カリウム塩等が挙げられる。特にコハク酸、クエン
酸が好ましい。
【0027】(g) 有機化合物の塩の配合量は、造粒物中
に 0.1〜20重量%、好ましくは1〜10重量%である。配
合量が 0.1%未満では造粒物の安定性に効果がなく、20
重量%を超えて配合すると逆に吸湿性が高くなり、造粒
物の安定性が悪くなる。
【0028】〔(b) 成分〕 本発明の必須成分の一つである炭酸ソーダは平均粒径 2
00〜700 μm であり、炭酸ソーダの平均粒径が 200μ未
満では、微粉末状態のアルカリが有機過酸前駆体に対し
て影響が大きく、また 700μm を超えると溶解性が著し
く低下する。
【0029】また、炭酸ソーダの嵩密度は 400〜1000mg
/ccであり、好ましくは 600〜1000mg/ccである。粒子
径と嵩密度を制御する方法としては、例えば特開昭59−
190216号公報記載の方法が挙げられる。
【0030】〔(c) 成分〕 本発明の必須成分の一つである過炭酸ソーダは、その有
効酸素量が6〜11%であることが望ましい。
【0031】過炭酸ソーダの平均粒径は 200〜700 μm
であり、好ましくは 300〜500 μmである。平均粒径が2
00 μm 未満では、微粉体が多いため有機過酸前駆体の
安定性に影響があり、 700μm を超えると過炭酸ソーダ
の溶解性が著しく低下するため、漂白性能が得られな
い。
【0032】また、過炭酸ソーダの嵩密度は400〜1000m
g/ccであり、好ましくは600〜1000mg/ccである。
【0033】本発明の(c) 成分には2価金属硫酸塩を配
合することが好ましい。2価金属硫酸塩を配合する場合
は、過炭酸ソーダの製造時に添加してもよく、また造粒
等を行う場合は造粒時に添加してもよい。
【0034】2価金属としては、Ca、Mg、Ba、Cu、Feな
どが挙げられるが、好ましくはCa、Mgであり、特に好ま
しくはMg硫酸塩である。
【0035】〔本発明の組成物〕 上記(a) 成分、(b) 成分及び(c) 成分の嵩密度は何れも
400〜1000mg/ccの範囲にあるが、それぞれの嵩密度の
差(即ち、(a) と(b) との比較、(a) と(c) との比較及
び(b) と(c) との比較における差)の絶対値が、何れ
100mg/cc以内である必要がある。嵩密度の差の絶対値
100mg/ccを超えると保存安定性が低下し、十分な漂
白力を得られなくなる。
【0036】本発明の漂白洗浄剤組成物における各成分
の配合量は、(a) 成分が 0.1〜20重量%、好ましくは
0.1〜10重量%、特に好ましくは1〜10重量%、(b) 成
分が1〜60重量%、好ましくは1〜40重量%、特に好ま
しくは1〜30重量%、(c) 成分が 0.1〜80重量%、好ま
しくは1〜60重量%、特に好ましくは1〜40重量%が好
ましい。また、2価金属硫酸塩を配合する場合の配合量
は0.01〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量%、特に好
ましくは0.01〜2重量%である。
【0037】本発明の漂白洗浄剤組成物を洗剤として用
いる場合は、別途製造した洗剤粒子を添加してもよい。
洗剤粒子を添加する場合は、粒径 300〜800 μm 、好ま
しくは 400〜600 μm 、嵩密度500 〜1000mg/cc、好ま
しくは 600〜850 mg/ccのものを用いることが望まし
く、このような洗剤の製造方法としては、特開昭61−69
897 号、特開昭61−69899 号、特開昭61−69900 号、特
開平5−209200号に記載された方法を挙げることができ
る。その他に、プロテアーゼ、リパーゼ、セルラーゼ等
の酵素を別途粒子として添加してもよい。洗剤組成物の
詳細は先に記載した公報を参照すればよい。
【0038】上記の如き本発明の漂白洗浄剤組成物は、
最終組成物中の粒径 350μm 以下の粒子の割合が10重量
%以下である必要がある。組成物中の粒径 350μm の粒
子の割合が10重量%を超えると、保存安定性が低下し、
十分な漂白力が得られなくなる。
【0039】
【実施例】以下実施例にて本発明を説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0040】参考例1<有機過酸前駆体の合成方法> (i)有機過酸前駆体a 予め脱水を行ったp−フェノールスルフォン酸ナトリウ
ム100 g (0.46mol)をジメチルホルムアミド(DMF)
300 g中に分散させ、メカニカルスターラーで攪拌しな
がら、ラウリン酸クロリドを50℃、30分かけて滴下し
た。滴下終了後8時間反応を行った。DMFを減圧下、
100℃で留去し、アセトン洗浄後、水/アセトン(=1
/1mol)溶媒で再結晶を行い、下記の有機過酸前駆体a
を得た。収率85%。
【0041】
【化6】
【0042】(ii)有機過酸前駆体b 予め脱水を行ったp−フェノールカルボン酸ナトリウム
100 g(0.46mol) をジメチルホルムアミド(DMF)30
0 g中に分散させ、メカニカルスターラーで攪拌しなが
ら、ラウリン酸クロリドを50℃、30分かけて滴下した。
滴下終了後8時間反応を行った。DMFを減圧下、 100
℃で留去し、アセトン洗浄後、水/アセトン(=1/1
mol)溶媒で再結晶を行い、下記の有機過酸前駆体bを得
た。収率85%。
【0043】
【化7】
【0044】(iii)有機過酸前駆体c 予め脱水を行ったp−フェノールカルボン酸ナトリウム
100 g(0.46mol) をジメチルホルムアミド(DMF)30
0 g中に分散させ、メカニカルスターラーで攪拌しなが
ら、ミリスチン酸クロリドを50℃、30分かけて滴下し
た。滴下終了後8時間反応を行った。DMFを減圧下、
100℃で留去し、アセトン洗浄後、水/アセトン(=1
/1mol)溶媒で再結晶を行い、下記の有機過酸前駆体c
を得た。収率70%。
【0045】
【化8】
【0046】(iv) 有機過酸前駆体d〜e 下記の有機過酸前駆体d,fについてはaと同様にして
製造し、eのTAEDは市販されている微粉末を用い
た。
【0047】
【化9】
【0048】 参考例2<有機過酸前駆体造粒物の造粒方法> 混合機(深江工業(株)、ハイスピードミキサー)に、
有機過酸前駆体、アニオン性界面活性剤、有機酸を表1
に示す割合で仕込み、ジャケット温度を80℃、主軸回転
数を200rpm、粉砕羽の回転数を1500rpm として、混合、
昇温し、更に表1に示す割合でポリエチレングリコール
を添加して、粉体の温度が70℃になった時点で混合物を
抜き出した。このようにして得られた混合物を押し出し
造粒機(不二パウダル、ペレッターブル)によって、孔
径800μmのスクリーンを通して押し出し、圧密形成を行
った。押し出した造粒物は、振動冷却器(不二パウダ
ル、バイブロ・フロードライヤー)にて冷却し、整粒機
(不二パウダル、ナイフカッター)にて粉砕した。得ら
れた解砕物を分級機(徳寿製作所、寿型振動ふるい)に
より分級し、粒子径200μm 〜1500μm に整えた。
【0049】
【表1】
【0050】実施例1表2及び表3に示す各成分を用いて漂白洗浄剤組成物を
調製した。ここで、有機過酸前駆体造粒物の調製は参考
例2と同様に行った。有機過酸前駆体造粒物、炭酸ソー
ダ及び過炭酸ソーダは、何れも350μm以下の粒子が20
重量%以下のものを使用した。得られた組成物について
以下の方法で漂白率の測定と保存安定性試験を行った。
その結果を表2,3に示す。なお、表2,3中、○を付
したものは比較品である。
【0051】(i)保存安定性試験 表2,3に示す漂白洗浄剤組成物を三進容器(100cc)に
50g入れ、口を閉めた後、40℃、80%の条件で、2週間
放置し、放置した後のサンプルを1g採取し、0.2N塩
酸(0.1 %亜硫酸水素Na)100cc に溶解(10分間)し、
この溶液について前記の液体クロマトグラフィーの条件
で脱離基(例フェノールスルホン酸)を定量し、有機過
酸前駆体の安定性を確認する。
【0052】このとき、有機過酸前駆体の残存率が90%
以上であれば○、75%以上95%未満であれば○△、50%
以上75%未満であれば△、50%未満であれば×とする。
【0053】有機過酸前駆体の重量は、分取したサンプ
ル1gを、炭酸バッファー溶液(pH=11、過酸化水素1
%添加)1リットルに溶解し、20分間攪拌後、高速液体
クロマトグラフィーを用い、有機過酸から脱離したフェ
ノール化合物(例えばフェノールスルホン酸)を定量す
ることにより行った。
【0054】定量の条件は日立社製 L-4000uvメータ
ー L-6200 ポンプ溶媒 水/メタノール=8/2カラム
関東科学 ミクロスペアRP−18 内径5mm流速 1.00c
c/min検出 420nmで行った。
【0055】(ii)漂白率の測定 (ii-a) ほうれん草150 gをミキサーで粉砕し、水500cc を添加
し、汚染布調整溶液を調整する。このほうれん草溶液
を、8×8cmの木綿布に1cc均一に成るように滴下し、
乾燥後漂白洗浄後の反射率を測定し、下記の方法で汚染
布を漂白した。漂白後の反射率を測定し、以下の式にて
漂白率を算出した。また、反射率は予め原布についても
測定しておく。
【0056】(ii-b)漂白方法 1リットルビーカーに交換水 500ccを入れ、保存安定性
試験後の漂白洗浄剤組成物1gを入れ、1分間100rpmで
攪拌後、汚染布を5枚入れ30分浸漬後、ターゴトメータ
にて10分間(100rpm) 洗浄した。
【0057】
【数1】
【0058】
【表2】
【0059】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 慎也 和歌山県和歌山市西浜1450 花王水軒寮 133A 審査官 井上 典之 (56)参考文献 特開 平6−256797(JP,A) 特開 平3−33004(JP,A) 特開 平4−356600(JP,A) 特開 平6−40709(JP,A) 特開 平6−316700(JP,A) 特開 昭59−190216(JP,A) 特開 平2−255800(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 1/00 - 19/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記成分を含有し、(a) 成分,(b) 成分
    及び(c) 成分の嵩密度が何れも 400〜1000mg/ccの範囲
    にあり、且つそれぞれの嵩密度の差の絶対値が 100mg/
    cc以内の範囲にあり、更に全組成物中の粒径 350μm 以
    下の粒子の割合が10重量%以下であることを特徴とする
    漂白洗浄剤組成物。 (a) 下記構造式(I)で示される有機過酸前駆体を含有す
    る平均粒径200〜1500μmの造粒物 【化1】 〔R は炭素数7〜16の直鎖のアルキル基であり、L は-S
    O3M 又は-COOM (M は水素又はアルカリ金属を意味す
    る)である。〕 (b) 平均粒径 200〜700 μm の炭酸ソーダ (c) 平均粒径 200〜700 μm の過炭酸ソーダ
  2. 【請求項2】 有機過酸前駆体が下記構造式(II)で示さ
    れる化合物である請求項1記載の漂白洗浄剤組成物。 【化2】
  3. 【請求項3】 有機過酸前駆体が下記構造式で示される
    化合物である請求項1又は2記載の漂白洗浄剤組成物。 【化3】
  4. 【請求項4】 有機過酸前駆体の組成物中の配合量が
    0.1〜20重量%の範囲にある請求項1〜の何れか1項
    記載の漂白洗浄剤組成物。
  5. 【請求項5】 (a) 成分が、前記構造式(I) で表される
    有機過酸前駆体20〜95重量%、アニオン性界面活性剤1
    〜60重量%及び1分子中に2個以上のカルボキシル基を
    有する有機酸及び/又はその塩0.1 〜20重量%を含有す
    る造粒物である請求項1〜の何れか1項記載の漂白洗
    浄剤組成物。
  6. 【請求項6】 (c) 成分が、過炭酸ソーダと二価金属硫
    酸塩の混合物である請求項1〜の何れか1項記載の漂
    白洗浄剤組成物。
  7. 【請求項7】 二価金属硫酸塩がMgの硫酸塩である請求
    記載の漂白洗浄剤組成物。
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