JP3330230B2 - 漂白洗浄剤組成物 - Google Patents

漂白洗浄剤組成物

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JP3330230B2 JP16814494A JP16814494A JP3330230B2 JP 3330230 B2 JP3330230 B2 JP 3330230B2 JP 16814494 A JP16814494 A JP 16814494A JP 16814494 A JP16814494 A JP 16814494A JP 3330230 B2 JP3330230 B2 JP 3330230B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、親油性の高いペルオク
ソ酸漂白剤前駆体と無機過酸化物を含有する漂白洗浄剤
組成物に関するものであり、特に親油性汚れに高い漂白
洗浄力を有し、しかも染料の脱色が起こらない漂白洗浄
剤組成物を提供するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】漂白剤
は塩素系漂白剤と酸素系漂白剤に分けられるが、塩素系
漂白剤は使用できる繊維に制限があり、色、柄物には使
用できず、また独特な臭いを有していることから、これ
らの欠点のない酸素系漂白剤が最近著しく普及してい
る。この酸素系漂白剤のうち、過炭酸ナトリウム、過ほ
う酸ナトリウムが粉末漂白剤として使用されており、ま
た過酸化水素は液体漂白剤として使用されている。
【0003】しかしながら、これら酸素系漂白剤は塩素
系漂白剤に比べて漂白力が弱く、各種ペルオクソ酸漂白
剤前駆体が併用されている。これらペルオクソ酸漂白前
駆体としては例えば、グルコースペンタアセテートなど
に代表される O−アセチル化物、テトラアセチルエチレ
ンジアミンに代表される N−アシル化物、無水マレイン
酸に代表される酸無水物などが挙げられる。これらのペ
ルオクソ酸漂白剤前駆体は洗濯浴中で過酢酸を生成させ
ることにより漂白力を高めるものである。しかしながら
過酢酸は親水性であることから紅茶、ワインなどの親水
性の汚れには高い漂白力を有するが、皮脂汚れ、油汚れ
などの親油性汚れには効果が低いという欠点がある。
【0004】この欠点を改善したペルオクソ酸漂白剤前
駆体として本発明者らは特開昭63−233969号公報、特開
昭63−315666号公報、特開昭64−68347 号公報、特開平
1−190654号公報として開示したように、過酸化水素と
反応して、第4級アンモニウム基を有する有機過酸を生
成する化合物がペルオクソ酸漂白剤前駆体として優れて
いることを見いだした。また、親油基を分子内に導入し
た陰イオン基を有するペルオクソ酸漂白剤前駆体の例が
特公昭63−12520 号公報に開示されている。しかしなが
ら、これらの各公報に記載されたペルオクソ酸漂白剤前
駆体は親油性汚れに効果を有するが満足のできるもので
はない。またそれ自身界面活性剤としての性質を有する
ことから、高濃度の水溶液で過酸を発生させた場合、過
酸化ジアシロイルが副成する。この過酸化ジアシロイル
は本発明者らの検討から繊維の染料を脱色させる作用の
あることが見出されている。このため上記ペルオクソ酸
漂白剤前駆体を漂白あるいは洗浄に用いた場合、溶け残
りがあるとその部分が脱色するという問題が生じた。
【0005】そこで本発明が解決しようとする課題は、
親油性汚れに高い漂白力を有し、繊維の染料を脱色させ
ないペルオクソ酸漂白剤前駆体を含有する漂白洗浄剤組
成物を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、特定のペルオクソ
酸漂白剤前駆体と無機過酸化物を含有する漂白洗浄剤組
成物に、特定の有機スルホン酸化合物及び有機カルボン
酸化合物と前記ペルオクソ酸漂白剤前駆体とを予め特定
の溶媒に溶解させて得た粉体として配合することによ
り、前述の目的を達成し得ることを見いだし、本発明を
完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、 (a) 水溶液中で過酸化水素を発生しうる無機過酸化物を
1〜95重量% (b) 一般式(1) で示されるペルオクソ酸漂白剤前駆体で
あって、
【0008】
【化3】
【0009】〔式中、R 1 は-SO 3 M 、-OH 、-COOM で置換
されていてもよく、また -COO-基、-OCO- 基、-NHCO-
基、-CONH-基、-O- 基で連結されていても良い直鎖又は
分岐鎖の炭素数7〜22のアルキル基もしくはアルケニル
基、又はアルキル基で置換されていてもよいアリール基
を示し、X は-SO 3 M 又は-COOM を示す。ここでMは無機
あるいは有機の陽イオンを示す。〕一般式(1) で示され
るペルオクソ酸漂白剤前駆体から生成する有機過酸に対
応する脂肪酸ナトリウム塩 RCOONa のデービス(Davies)
氏の方法〔J. T. Davies, Proc. Intern. Cong. Surfac
e Active Substances,2nd(London), Vol.1,p426(195
7)〕によって計算されるHLB が23以下であり、さらに当
該ペルオクソ酸漂白剤前駆体を10mM、過酸化水素を50mM
の濃度で含有する水溶液を調製した場合の20℃、10分後
における下記一般式(2)
【0010】
【化4】
【0011】に示される過酸化ジアシロイルの生成量が
1mM以上となるペルオクソ酸漂白剤前駆体を0.1 〜30重
量% (c) 下記の(c-1) 及び(c-2) (c-1) イセチオン酸、タウリン、p−トルエンスルホン
酸、o−及び/又はp−フェノールスルホン酸、スルフ
ァニル酸、メタンスルホン酸、あるいはこれらのアルカ
リ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩から選ばれる少な
くとも1種を前記ペルオクソ酸漂白剤前駆体に対して0.
05〜10重量% (c-2) 炭素数6〜12の脂肪族カルボン酸、コハク酸、ク
エン酸、安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸、サリチル
酸及びアセチルサリチル酸から選ばれる一種以上の有機
カルボン酸をそれぞれ前記ペルオクソ酸漂白剤前駆体に
対して0.01〜10重量% (d) 陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオ
ン界面活性剤、両性界面活性剤から選ばれる少なくとも
1種の界面活性剤を(c) 成分以外に 0.1〜50重量%含有
する漂白洗浄剤組成物であって、(b) 成分と(c) 成分
が、20℃又は25℃における比誘電率15以上の溶媒に(b)
成分及び(c) 成分を溶解あるいは分散させた後、粉末化
させた緊密な粉体として配合されていることを特徴とす
る漂白洗浄剤組成物を提供するものである。以下、本発
明について詳細に説明する。
【0012】本発明の(a) 成分である水溶液中で過酸化
水素を発生しうる無機過酸化物は漂白剤化合物であり、
具体的には粒状又は粉体状の過炭酸塩、過ホウ酸塩、過
燐酸塩、過珪酸塩等が挙げられ、特に過炭酸塩、とりわ
け過炭酸ソーダが有効である。本発明の組成物中の(a)
成分の配合量は1〜95重量%、好ましくは5〜90重量
%、更に好ましくは5〜85重量%である。この配合量が
1重量%未満では充分な漂白性能を得ることができず、
95重量%より多く配合しても漂白性能はそれほど向上し
ない。
【0013】ペルオクソ酸漂白剤前駆体は、洗濯浴中と
いうマイルドな条件において過酸化水素と反応してでき
る有機過酸で漂白するものであり、漂白力はこの有機過
酸の構造に影響される。テトラアセチルエチレンジアミ
ン及びグルコースペンタアセテートなどのペルオクソ酸
漂白剤前駆体は過酢酸を生成させる。この過酢酸は親水
性であることから、親油性汚れに効果が低くなる。そこ
で親油性汚れに親和性をもつアルキル基をペルオクソ酸
漂白剤前駆体に導入することは効果的である。
【0014】本発明者らは、特定のペルオクソ酸漂白剤
前駆体について検討を進め、特に当該ペルオクソ酸漂白
剤前駆体から生成する有機過酸に対応する脂肪酸ナトリ
ウム塩 RCOONa のデービス(Davies)氏の方法〔J.T.Davi
es, Proc.Intern.Cong. Surface Active Substances, 2
nd(London),Vol.1,p426(1957) 〕によって計算されるHL
B 及び当該ペルオクソ酸漂白剤前駆体からの過酸化ジア
シロイルの生成量と、親油性汚れの漂白力の相関を検討
した結果、HLB が23以下であり、さらに当該ペルオクソ
酸漂白剤前駆体を10mM(ミリモル)、過酸化水素を50mM
(ミリモル)の濃度で含有する水溶液が、調製直後から
10分後(20℃)に一般式(2)
【0015】
【化5】
【0016】に示される過酸化ジアシロイルを1mM以上
生成するようなペルオクソ酸漂白剤前駆体が極めて優れ
た漂白力を有することを見いだした。かかるHLB が23を
超える或いは過酸化ジアシロイルの生成量が1mM未満で
あると、親油性汚れに対する親和性が低下し親油性汚れ
の漂白効果が不充分となる。
【0017】このようなペルオクソ酸漂白剤前駆体と
て、本発明では、一般式(1) に示される化合物が使用さ
れる。
【0018】
【化6】
【0019】〔式中、R 1 は-SO 3 M 、-OH 、-COOM で置換
されていてもよく、また -COO-基、-OCO- 基、-NHCO-
基、-CONH-基、-O- 基で連結されていても良い直鎖又は
分岐鎖の炭素数7〜22のアルキル基もしくはアルケニル
基、又はアルキル基で置換されていてもよいアリール基
を示し、X は-SO 3 M 又は-COOM を示す。ここでMは無機
あるいは有機の陽イオンを示す。〕より具体的な例とし
ては表1,2の化合物が挙げられる。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】** ペルオクソ酸漂白剤前駆体10mM、過酸
化水素50mMの濃度の水溶液における20℃、10分後の対応
する過酸化ジアシロイルの生成量 これらの化合物は公知の方法、例えば対応する脂肪酸を
塩化チオニール等のクロル化剤と反応させて酸塩化物を
合成し、その後p−フェノールスルホン酸ナトリウム或
いはp−ヒドロキシ安息香酸ナトリウムと反応させて合
成することができる。
【0023】(b) 成分は、組成物中に 0.1〜30重量%、
好ましくは 0.5〜30重量%、更に好ましくは1〜20重量
%配合される。
【0024】しかしながらこれらペルオクソ酸漂白剤前
駆体は対応するカルボン酸のHLB が低いことから界面活
性剤としての性質を有しており、このため高濃度のペル
オクソ酸漂白剤前駆体と高濃度の過酸化水素が存在する
水溶液中では下記の反応式で示すように過酸化ジアシロ
イルが生成しやすくなる。
【0025】 RCO−L + H2O2 → RCOOH RCOOH + RCO−L → RCOOOCOR そこで、本発明者らは親油性汚れに効果の高いペルオク
ソ酸漂白剤前駆体について検討した結果、このようなペ
ルオクソ酸漂白剤前駆体は、当該ペルオクソ酸漂白剤前
駆体を10mM、過酸化水素を50mMの濃度で含む水溶液が、
調製直後から、20℃で10分間反応させた後の上記過酸化
ジアシロイルの生成量が1mM以上となることを見出し
た。
【0026】これにより、過酸化ジアシロイルの生成量
が1mM以上となるペルオクソ酸漂白剤前駆体を使用する
ことが望ましいことが判明したが、このようなペルオク
ソ酸漂白剤前駆体を無機過酸化物、例えば過炭酸ナトリ
ウムと一緒に、染料で染めた布の上に置き水道水を添加
して約30分放置すると染料の脱色を引き起こすことが判
明した。このことは、当該ペルオクソ酸漂白剤前駆体を
実際の漂白に使用した場合、溶け残りが存在すると染料
の脱色を引き起こすことを意味するため、この問題を解
決する必要があった。
【0027】本発明者らはこの問題を解決すべく更に検
討した結果、(c)成分として、(c-1)特定の有機スルホン
酸或いはその塩及び(c-2) 特定のカルボン酸或いはその
塩をそれぞれ特定の比率で、且つ特定の方法で配合する
ことで問題を解決することができ、しかも親油性の漂白
性能を向上させることができることを見いだした。即
ち、本発明では、(c) 成分として、下記の(c-1)成分及
び(c-2) 成分が配合される。 (c-1) イセチオン酸、タウリン、p−トルエンスルホン
酸、o−及び/又はp− フェノールスルホン酸、スルフ
ァニル酸、メタンスルホン酸、あるいはこれらのアルカ
リ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩から選ばれる少な
くとも1種を前記ペルオクソ酸漂白剤前駆体に対して0.
05〜10重量% (c-2) 炭素数6〜12の脂肪族カルボン酸、コハク酸、ク
エン酸、安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸、サリチル
酸及びアセチルサリチル酸から選ばれる一種以上の有機
カルボン酸をそれぞれ前記ペルオクソ酸漂白剤前駆体に
対して0.01〜10重量%
【0028】(c-1) 成分は、(b) 成分に対して0.05〜10
重量%、好ましくは 0.1〜5重量%、より好ましくは
0.1〜2.0 重量%配合される。
【0029】(c-2) 成分は、(b)成分に対して0.01〜10
重量%、好ましくは0.1 〜5重量%、より好ましくは0.
5〜3重量%配合される。
【0030】これらの(c) 成分は(b) 成分と共に、20℃
又は25℃における比誘電率が15以上の溶媒、好ましくは
水、メタノール、アセトニトリル、アセトン、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1,3 −ジメチル
イミダゾリジノンから選ばれる1種あるいは2種以上の
混合溶媒に、予め溶解あるいは分散させられた後、例え
ば減圧留去するかあるいは再結晶等の方法で溶媒を除去
することにより一次粒子内に(b) 成分と(c) 成分が緊密
に混合された粉末として本発明の組成物に配合される。
もちろん粉末は一次粒子の凝集物も含む。
【0031】ここで20℃又は25℃における比誘電率が15
未満の溶媒を使用すると、(b) 成分及び/又は(c) 成分
が当該溶媒に全く溶解しない或いは分散不良となるため
得られた粉体が不均一な混合物となり、本発明の目的を
達成することができない。例えば塩化エチレンのような
溶媒は20℃又は25℃における比誘電率が低いので本発明
の効果を得ることができない。なお、比誘電率は化学便
覧基礎編II(昭和41年,丸善株式会社発行,増補版)に
記載されている。本発明で使用し得る溶媒の20℃又は25
℃における比誘電率を以下に示す。
【0032】
【表3】
【0033】これらの方法で得られた(b) 成分と(c) 成
分を含有する粉体は、公知の方法例えばポリエチレング
リコールや脂肪酸などのバインダーを添加して押し出し
造粒や転動造粒等の方法で製剤化して使用することもで
きる。
【0034】本発明においては、(d) 成分として陰イオ
ン界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性
剤及び両性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種の界
面活性剤を組成物中 0.1〜50重量%、好ましくは 0.5〜
50重量%、より好ましくは1〜50重量%配合する。これ
らの界面活性剤の例としては、アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩類、アルキルまたはアルケニルエーテル硫酸塩
類、アルキルまたはアルケニル硫酸塩類、オレフィンス
ルホン酸塩類、アルカンスルホン酸塩類、飽和または不
飽和脂肪酸塩類、アルキルあるいはアルケニルエーテル
カルボン酸塩類、α−スルホ脂肪酸塩類、またはα−ス
ルホ脂肪酸エステル類などの陰イオン界面活性剤、ポリ
オキシエチレンまたはポリオキシプロピレンあるいはこ
れらのコポリマー、ポリオキシエチレンアルキルまたは
アルケニルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル類、高級脂肪酸アルカノールアミド類、
またはそのアルキレンオキシド付加物、蔗糖脂肪酸エス
テル類、アルキルグルコシド類などの非イオン界面活性
剤、アミンオキサイド類、スルホベタイン類、カルボベ
タイン類等の両性界面活性剤、あるいは第4級アンモニ
ウム塩類などの陽イオン界面活性剤等が挙げられる。な
お、(d) 成分は(c) 成分と同一の物質であってもよい
が、(d) 成分の配合量は(c) 成分の配合量とは別とす
る。
【0035】これらの内、特に炭素数10〜20のアルキル
ベンゼンスルホン酸塩類、炭素数10〜20のアルキルまた
はアルケニル硫酸塩類、炭素数10〜20のアルキルまたは
アルケニルエーテル硫酸塩類、炭素数10〜20、オキシエ
チレン付加モル数4〜30のポリオキシエチレンアルキル
またはアルケニルエーテル類、炭素数8〜20のアルキル
基を有するスルホベタインあるいはカルボベタインが特
に好ましい。
【0036】さらに本発明においては所望により金属イ
オン封鎖剤を配合することができる。金属イオン封鎖剤
としては、 1) フィチン酸等の燐酸系化合物またはアルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアル
カノールアミン塩 2) エタン−1,1 −ジホスホン酸、エタン−1,1,2 −ト
リホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1 −ジホス
ホン酸、エタンヒドロキシ−1,1,2 −トリホスホン酸、
エタン−1,2 −ジカルボキシ−1,2 −ジホスホン酸、メ
タンヒドロキシホスホン酸などのホスホン酸またはこれ
らのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウ
ム塩もしくはアルカノールアミン塩 3) アクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、アニコット
酸、メタクリル酸、フマル酸、2−ヒドロキシアクリル
酸、シトラコン酸等のポリマーあるいは2種以上のコポ
リマーであり、平均分子量が 500〜100000でこれらのカ
ルボキシル基の1部または全てがアルカリ金属塩、アル
カリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルカノールアミン
塩になっていても良いポリカルボン酸類 4) 2−ホスホノブタン−1,2 −ジカルボン酸、1−ホ
スホノブタン−2,3,4 −トリカルボン酸、α−メチルホ
スホノコハク酸などのホスホノカルボン酸またはこれら
のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム
塩もしくはアルカノールアミン塩 5) ニトリロ3酢酸、イミノジ酢酸、エチレンジアミン
4酢酸、ジエチレントリアミン5酢酸、グリコールエー
テルジアミン4酢酸、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸、
トリエチレンテトラミン6酢酸、ジエンコル酸などのア
ミノポリ酢酸またはこれらのアルカリ金属塩、アルカリ
土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノールアミ
ン塩 6) ゼオライトA に代表されるアルミノケイ酸のアルカ
リ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしく
はアルカノールアミン塩などが挙げられる。
【0037】これらの中で特に2)、3)、5)、6)から選ば
れる少なくとも1種が好ましい。このような金属イオン
封鎖剤の量は漂白洗浄剤組成物に対し、0.0005〜10重量
%、より好ましくは 0.1〜5重量%が望ましい。
【0038】さらに本発明では上記成分以外に通常添加
される公知の成分を添加することもできる。たとえば炭
酸ナトリウムなどのアルカリ剤、漂白繊維に対する漂白
効果を増すために蛍光増白剤として、チノパールCBS
(チバ・ガイギー社製)、チノパールSWN (チバ・ガイ
ギー社製)や、カラー・インデックス蛍光増白剤28、4
0、61、71などのような蛍光増白剤や、漂白性能を向上
させるために従来公知の酵素(セルラーゼ、アミラー
ゼ、プロテアーゼ、リパーゼ)を必要に応じて配合する
ことができる。
【0039】さらに本発明は染料や顔料のような着色
剤、香料、シリコーン類、殺菌剤、紫外線吸収剤などの
種々の微量添加物を適量配合することができる。
【0040】本発明の組成物の製法は、前記(b) 成分と
(c) 成分とを20℃又は25℃における比電誘率15以上の溶
媒に前記(b) 成分と(c) 成分を溶解或いは分散させた
後、粉末化させた緊密な粉体を、前記(a) 成分、(d) 成
分及び任意成分と混合するものであり、(b) 成分と(c)
成分が一次粒子中に緊密に混合された粉体として配合す
ることを特徴とするものである。具体的には、例えば漂
白成分(過炭酸ナトリウムなどの(a) 成分)、(b) 成分
と(c) 成分を含む粉体や、酵素、蛍光染料及びアルカリ
溶液中で不安定な基剤等を、別途造粒しておいた洗浄成
分の粒子とアフターブレンドする方法が好ましく、洗浄
成分の造粒方法は例えば、特開平5−209200号、或い
は、特開昭61−69897 号、特開昭61−69899 号、特開昭
61−69900 号各公報に記載されている方法、即ち、洗浄
剤成分をスラリーにして噴霧乾燥後、ハイスピードミキ
サー等で造粒する方法等が利用できる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば親油性汚れに極めて優れ
た漂白力を有し、しかも染料の脱色を引き起こさない漂
白洗浄剤組成物を提供することができる。
【0042】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0043】参考例1〔粉体Aの調製〕 下記 (b)−1
【0044】
【化7】
【0045】で表されるペルオクソ酸漂白剤前駆体50g
とp−フェノールスルホン酸ナトリウム 0.5g、ラウリ
ン酸 0.5g及び500ml のメタノールを1リットルナスフ
ラスコに仕込み、約40℃で5時間加熱混合した。その
後、エバポレータによりメタノールを減圧留去すること
により粉体Aを得た。
【0046】参考例2〔粉体Bの調製〕 下記 (b)−2
【0047】
【化8】
【0048】で表されるペルオクソ酸漂白剤前駆体50g
とイセチオン酸 1.5g、安息香酸 1.0g及びジメチルア
セトアミド 500mlを1リットルナスフラスコに仕込み、
100 ℃で約3時間加熱混合した。その後減圧下溶媒を留
去し、残査をアセトンで数回洗浄し乾燥させて粉体Bを
得た。
【0049】参考例3〔粉体Cの調製〕 下記 (b)−3
【0050】
【化9】
【0051】で表されるペルオクソ酸漂白剤前駆体50g
とp−トルエンスルホン酸Na5g、クエン酸5g及び
1,3−ジメチルイミダゾリジノン500ml を1リットルナ
スフラスコに仕込み、100 ℃で約3時間加熱混合した。
その後2時間かけて冷却すると燐片状の結晶が析出す
る。この結晶をろ取しアセトンで数回洗浄し乾燥するこ
とで粉体Cを得た。p−トルエンスルホン酸Naの含有量
は1.2 %、クエン酸の含有量は 0.7%であった。
【0052】参考例4〔粉体Dの調製〕 下記 (b)−4
【0053】
【化10】
【0054】で表されるペルオクソ酸漂白剤前駆体50g
とタウリン0.3 g、カプリン酸0.6 g及び500ml のアセ
トニトリルを1リットルナスフラスコに仕込み、約50℃
で1時間加熱混合した。その後、エバポレータで溶媒を
減圧留去することで粉体Dを得た。
【0055】参考例5〔粉体Eの調製〕 下記 (b)−5
【0056】
【化11】
【0057】で表されるペルオクソ酸漂白剤前駆体50g
とサリチル酸 1.0g、スルファニル酸1.0 g及び500ml
のイオン交換水を1リットルナスフラスコに仕込み、約
50℃で1時間加熱混合した。その後、エバポレータで水
を減圧留去し、得られた結晶をアセトンで数回洗浄後乾
燥し粉体Eを得た。
【0058】比較参考例1〔粉体Fの調製〕 参考例1において (b)−1の代わりに下記(b')−1
【0059】
【化12】
【0060】で表される化合物を用いた以外は全く同様
の方法で粉体Fを得た。
【0061】比較参考例2〔粉体Gの調製〕 参考例2において (b)−2の代わりに下記(b')−2
【0062】
【化13】
【0063】で表される化合物を用いた以外は全く同様
の方法で粉体Gを得た。
【0064】比較参考例3〔粉体Hの調製〕 参考例1において、メタノールをジクロロエタン〔比誘
電率(20℃)=10.45〕にかえた以外は全く同様の方法
で粉体Hを得た。
【0065】実施例1〜18及び比較例1〜15 (a) 成分として過炭酸ナトリウム、(b) 成分及び(c) 成
分として上記参考例1〜5で得られた粉体A〜E、(d)
成分として下記 (d)-1〜(d)-4 、また、金属封鎖剤とし
てエタン−1−ヒドロキシ−1,1 −ジホスホン酸のナト
リウム塩〔(e)-1 〕、エチレンジアミン4酢酸〔(e)-2
〕及びアクリル酸−マレイン酸コポリマー(BASF社製,
ソカラン CP-5 )〔(e)-3 〕を用い、さらにアルカリ
剤として炭酸ナトリウム、ゼオライト、及びその他の成
分を配合し、表4(実施例1〜9)及び表6(実施例10
〜18)に示す組成の漂白洗浄剤組成物を調製し、下記の
方法によって漂白性能を測定した。その結果を表4,6
に示す。
【0066】
【化14】
【0067】また、比較例として上記比較参考例1〜3
で得られた粉体F,G,Hを用いた場合と、(b) 成分及
び(c) 成分を予め混合せずに配合した場合の結果を表5
及び表7に示す。
【0068】◎漂白性能の測定 実施例1〜9及び比較例1〜9 市販洗剤25gの入った2リットル水溶液に表4〜5に示
す漂白洗浄剤組成物を10g添加し、下記のように調製し
た親油性汚れであるカレー汚染布を5枚ずつ15分間浸漬
させた。その後水道水ですすぎ、乾燥させて次式によっ
て漂白率を算出した。
【0069】
【数1】
【0070】反射率は日本電色工業(株)製NDR− 1
01DPで 460nmフィルターを使用して測定した。
【0071】(カレー汚染布の調製) 大塚食品 (株) 製「ボンカレー」を80℃/30分加熱後ザ
ルで濾過し固形分を除去した液に木綿金布#2003を浸
し、15分間加熱した。そのまま2時間ほど放置後液より
布を取り出し余分な液を取り除いて自然乾燥した。プレ
ス後10cm×10cmの試験片として実験に供した。 ◎脱色試験 市販の染料で染色した衣料を10×10cmに半裁し、その布
に漂白洗浄剤組成物を5gのせた。その上から5mlの水
道水をかけて約30分間放置した。その後、水道水ですす
ぎ乾燥後下記のように評価した。 ◎…全く脱色していない ○…色がやや落ちているが全く気にならない △…一部分脱色が起こっている ×…脱色が布全体に起こっている
【0072】
【表4】
【0073】
【表5】
【0074】 実施例10〜18及び比較例10〜15 表6〜7の組成物については、それぞれの組成物25gを
30リットルの水道水に溶解させ、上記のカレー汚染布20
枚を洗濯機で洗浄し、その後水道水ですすぎ、乾燥させ
て上記同様の方法で漂白率を算出した。また、上記と同
様に脱色試験を行なった。
【0075】
【表6】
【0076】
【表7】
フロントページの続き (72)発明者 花田 美幸 和歌山県海南市鳥居517−1 (72)発明者 斉藤 慎也 和歌山県和歌山市西浜1450 花王水軒寮 133A 審査官 井上 典之 (56)参考文献 特開 昭59−206498(JP,A) 特開 平2−255800(JP,A) 特開 昭59−135299(JP,A) 特開 平6−330092(JP,A) 特開 平7−331295(JP,A) 特開 平8−20797(JP,A) 特開 平6−256797(JP,A) 特開 平8−3593(JP,A) 特開 平7−197098(JP,A) 特開 平7−197097(JP,A) 特公 昭63−12520(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 1/00 - 19/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 水溶液中で過酸化水素を発生しうる無
    機過酸化物を1〜95重量% (b) 一般式(1) で示されるペルオクソ酸漂白剤前駆体で
    あって、 【化1】 〔式中、R 1 は-SO 3 M 、-OH 、-COOM で置換されていても
    よく、また -COO-基、-OCO- 基、-NHCO-基、-CONH-基、
    -O- 基で連結されていても良い直鎖又は分岐鎖の炭素数
    7〜22のアルキル基もしくはアルケニル基、又はアルキ
    ル基で置換されていてもよいアリール基を示し、X は-S
    O 3 M 又は-COOM を示す。ここでMは無機あるいは有機の
    陽イオンを示す。〕一般式(1) で示されるペルオクソ酸
    漂白剤前駆体から生成する有機過酸に対応する脂肪酸ナ
    トリウム塩 RCOONa のデービス(Davies)氏の方法〔J.
    T. Davies, Proc. Intern. Cong. Surface Active Subs
    tances,2nd(London), Vol.1,p426(1957)〕によって計
    算されるHLB が23以下であり、さらに当該ペルオクソ酸
    漂白剤前駆体を10mM、過酸化水素を50mMの濃度で含有す
    る水溶液を調製した場合の20℃、10分後における下記一
    般式(2) 【化2】 に示される過酸化ジアシロイルの生成量が1mM以上とな
    るペルオクソ酸漂白剤前駆体を0.1 〜30重量% (c) 下記の(c-1) 及び(c-2) (c-1) イセチオン酸、タウリン、p−トルエンスルホン
    酸、o−及び/又はp−フェノールスルホン酸、スルフ
    ァニル酸、メタンスルホン酸、あるいはこれらのアルカ
    リ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩から選ばれる少な
    くとも1種を前記ペルオクソ酸漂白剤前駆体に対して0.
    05〜10重量% (c-2) 炭素数6〜12の脂肪族カルボン酸、コハク酸、ク
    エン酸、安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸、サリチル
    酸及びアセチルサリチル酸から選ばれる一種以上の有機
    カルボン酸をそれぞれ前記ペルオクソ酸漂白剤前駆体に
    対して0.01〜10重量% (d) 陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオ
    ン界面活性剤、両性界面活性剤から選ばれる少なくとも
    1種の界面活性剤を(c) 成分以外に 0.1〜50重量%含有
    する漂白洗浄剤組成物であって、(b) 成分と(c) 成分
    が、20℃又は25℃における比誘電率15以上の溶媒に(b)
    成分及び(c) 成分を溶解あるいは分散させた後、粉末化
    させた緊密な粉体として配合されていることを特徴とす
    る漂白洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 前記一般式(1) のペルオクソ酸漂白剤前
    駆体において、R1が炭素数10〜18のアルキル基又はアル
    ケニル基である請求項記載の漂白洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 前記20℃又は25℃における比誘電率15以
    上の溶媒が、水、メタノール、アセトニトリル、アセト
    ン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1,
    3 −ジメチルイミダゾリジノンから選ばれる1種あるい
    は2種以上の混合溶媒である請求項1又は2記載の漂白
    洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 更に金属イオン封鎖剤を含有する請求項
    1〜の何れか1項記載の漂白洗浄剤組成物。
  5. 【請求項5】 前記(b) 成分と(c) 成分とを20℃又は25
    ℃における比電誘率15以上の溶媒に溶解或いは分散させ
    た後、粉末化させた緊密な粉体を、前記(a)成分、(d)
    成分及び任意成分と混合する工程を有する請求項1〜4
    の何れか1項記載の漂白洗浄剤組成物の製造方法。
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