JP2863059B2 - 液体漂白剤組成物 - Google Patents

液体漂白剤組成物

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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体漂白剤組成物に関す
るものであり、さらに詳しくは貯蔵安定性に優れた過酸
化水素と反応して有機過酸を生成する漂白活性化剤を配
合した液体漂白剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】漂白剤
には塩素系漂白剤と酸素系漂白剤に分けられるが、塩素
系漂白剤は使用できる繊維に制限があり、色、柄物には
使用できず、また独特の臭いを有していることから、こ
れらの欠点の無い酸素系漂白剤が最近著しく普及してい
る。この酸素系漂白剤のうち、過炭酸ナトリウム、過ほ
う酸ナトリウムが粉末漂白剤として使用されており、ま
た過酸化水素は液体漂白剤として使用されている。
【0003】しかしながら、これら酸素系漂白剤は塩素
系漂白剤に比べて漂白力が弱く、通常各種漂白活性化剤
が併用される。これら漂白活性化剤としては、例えばグ
ルコースペンタアセテート(GPAC)などに代表され
るO−アセチル化物、テトラアセチルエチレンジアミン
に代表されるN−アシル化物、無水マレイン酸等に代表
される酸無水物などがあげられる。さらに、本発明者ら
は特開昭63−233969号公報、特開昭63−31
566号公報、特開昭64−68347号公報、特開平
1−190654号公報等に例示されているように、過
酸化水素と反応して、第4級アンモニウム基を有する有
機過酸を生成する化合物が漂白活性化剤として極めて優
れていることを見出した。さらに、陰イオン基を有する
有機過酸前駆体の例が特公昭63−12520号公報に
例示されている。
【0004】これら漂白活性化剤は、洗浄条件のような
比較的マイルドな条件下においても過酸化水素と反応し
て有機過酸を生成する化合物であり、このため過酸化水
素に対しても一般的に不安定である。この理由から、通
常これら漂白活性化剤を液体漂白剤組成物の成分として
使用することは困難であり、乾燥状態を保つために固体
状過酸塩とこれら漂白活性化剤の乾燥粒子との混合物か
らなる組成物として使用されるのが一般的である。
【0005】また、有機過酸を生成する漂白活性化剤を
配合した液体漂白剤組成物として特開昭62−2308
97号公報には過酸化水素を含む酸性水溶液中に固体状
の漂白活性化剤を分散させてなる貯蔵安定性に優れ、低
温で活性を示す組成物が開示されている。しかし、この
組成物は漂白活性化剤が分散状態であることから、貯蔵
中に漂白活性化剤が沈澱分離し、商品における外観を著
しく損なうものであった。さらにこの組成物には、漂白
活性化剤が水溶液中に保存されることにより、徐々に分
解し、使用時に満足な漂白力が得られないという問題が
あった。
【0006】従って、本発明が解決しようとする課題
は、アルカリ性だけでなく、中性又は酸性条件下におい
ても高い漂白性能を示し、且つ貯蔵安定性が極めて優れ
た液体漂白剤組成物を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、特定の4成分を組み合わせることにより、上記
の課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成した。
【0008】即ち、本発明は、下記 (a)成分〜(d) 成分
を含有する液体漂白剤組成物を提供する。 (a) 成分:界面活性剤 (b) 成分:過酸化水素 (c) 成分:過酸化水素と反応して有機過酸を生成する漂
白活性化剤 (d) 成分:オルトリン酸、ピロリン酸、トリポリリン
酸、メタリン酸及びヘキサメタリン酸並びにこれらの塩
からなる群より選ばれる少なくとも一種の無機リン化合
物。
【0009】以下に本発明を詳細に説明する。
【0010】(a) 成分:本発明に使用される界面活性剤
として、非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤
及び両性界面活性剤からなる群より選ばれる少なくとも
1種以上が使用される。本発明に使用される界面活性剤
の例を挙げれば、次の通りである。例えば、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩類、アルキルまたはアルケニルエー
テル硫酸塩類、アルキルまたはアルケニル硫酸塩類、オ
レフィンスルホン酸塩類、アルカンスルホン酸塩類、飽
和または不飽和脂肪酸塩類、アルキルまたはアルケニル
エーテルカルボン酸塩類、α−スルホ脂肪酸塩類または
α−スルホ脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンアル
キルまたはアルケニルエーテル類、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル類、高級脂肪酸アルカノール
アミド類またはそのアルキレンオキサイド付加物、ショ
糖脂肪酸エステル類、アミンオキサイド類、アルキルグ
ルコシド類、スルホベタイン類、カルボベタイン類など
が挙げられる。ここでアルキル又はアルケニルとは直鎖
状又は分岐鎖のC8〜C24 のアルキル基又はアルケニル基
を意味する。これらの中でも、特に一般式(1) で表され
るポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エ
ーテル、一般式(2) で表されるスルホベタイン又はその
混合物が好ましい。
【0011】
【化1】R1O(QO)nH (1) 〔式中、 R1:直鎖又は分岐鎖のC8〜C24のアルキル基又はアルケ
ニル基を示す。 Q :炭素数2〜3のアルキレン基を示す。 n :1〜30の数を示す。〕
【0012】
【化2】
【0013】〔式中、 R2:直鎖又は分岐鎖のC8〜C24 のアルキル基もしくはア
ルケニル基を示すか、又はC824のアルキルで置換され
たアリール基を示す。 T :-NHCO-基, -CONH-基, -COO- 基又は-OCO- 基を示
す。 E :直鎖又は分岐鎖のC1〜C5のアルキレン基を示す。 R3,R4:-OH-基を有していてもよい、直鎖又は分岐鎖の
C1〜C5のアルキル基を示す。 R5:-OH 基を有していてもよい。直鎖又は分岐鎖のC1
C5のアルキレン基を示す。 Z :-COO- 又は-SO3 - で表される基を示す。 a, b:それぞれ0又は1を示し、a =0のときb =0で
あり、a =1のときb =1である。〕。
【0014】(c) 成分:本発明に使用する漂白活性化剤
としては、特に限定しないが、一般式 (3)〜(4) で表さ
れる化合物が好ましい。
【0015】
【化3】
【0016】〔式中、 R6:C1〜C20 のアルキル基もしくはアルケニル基を示す
か、又はC1〜C20のアルキル基で置換されていてもよい
アリール基を示す。 L :陰イオン性基を含む脱離基を示す。 e :0又は1を示す。〕 一般式(3) において、L 基の例として、例えば次のもの
が挙げられる。
【0017】
【化4】
【0018】
【化5】
【0019】〔式中、 R3, R4, L, e:前記の意味を示す。 R8:直鎖又は分岐鎖のC1〜C18のアルキル基又はアルケ
ニル基を示す。より好ましくは直鎖又は分岐鎖のC1〜C
14のアルキル基を示す。
【0020】
【化6】
【0021】f, g:それぞれ0又は1を示す。f =0の
とき g=0であり、f =1のとき、 g=1である。 -(連結基)-:2価の基を示す。〕 一般式(4) における-(連結基)-は、特に限定されるもの
ではないが、例えば直鎖もしくは分岐鎖のアルキレン
基、シクロアルキレン基、フェニレン基、アルキレンフ
ェニレン基、又はオキシアルキレン基(-CH2CH2O-) 等が
挙げられる。一般式(3) 又は(4) で表される漂白活性化
剤として、さらに好ましい化合物は例えば次のようなも
のが挙げられる。
【0022】
【化7】
【0023】(d) 成分: 本発明において使用される無機リン化合物として、オル
トリン酸、ピロリン酸、トリポリリン酸、メタリン酸及
びヘキサメタリン酸並びにこれらの塩からなる群より選
ばれる少なくとも一種が使用される。この場合における
無機リン化合物の塩としてアルカリ金属塩が使用され
る。
【0024】液体漂白剤組成物:本発明の液体漂白剤組
成物は前記の (a)〜(d) 成分を必須成分とし、(a) 成分
を0.5 〜20重量%、好ましくは1〜15重量%、(b) 成分
を 0.3〜30重量%、好ましくは0.5 〜20重量%、(c) 成
分を 0.5〜20重量%、好ましくは 0.5〜10重量%〔但
し、重量比にて (a)成分/(c) 成分が50/1〜1/5、
好ましくは20/1〜1/2である〕、(d) 成分を 0.002
〜5重量%、好ましくは0.05〜3重量%含有する。本発
明において、かかる量的な関係が満足される場合には、
一層、良好に本発明の目的が達成される。
【0025】本発明の液体漂白剤組成物は、基本的には
(a)成分〜(d) 成分を、水中に溶解又は分散させたもの
であるが、低温での液の安定化及び凍結復元性を改善し
たり、高温での液分離を防止する目的でハイドロトロー
プ剤を配合しても差し支えない。このようなハイドロト
ロープ剤としては、一般的には、トルエンスルホン酸
塩、キシレンスルホン酸塩などに代表される短鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、エタノール、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、
グリセリンなどに代表されるアルコールおよび多価アル
コール、及び一般式(5) で表されるアルキレングリコー
ルエーテル等が挙げられる。
【0026】
【化8】R9-O(QO)s-R10 (5) 〔式中、 R9:C1〜C6のアルキル基を示す。 R10 :水素原子又はメチル基を示す。 Q :前記の意味を示す。 s :1〜12の数を示す。〕 ハイドロトロープ剤は、漂白剤組成物中において0〜30
重量%程度配合することができる。
【0027】さらに、本発明において、 (a)成分と (c)
成分の組み合せを選択する場合において、より優れた貯
蔵安定性の液体漂白剤組成物を得る為、下記の式で定義
されるβ値が−2より小さくなるように、 (a)成分と
(c)成分とを選択することが望ましい。
【0028】
【数2】
【0029】C1 :(a) 成分の臨界ミセル濃度 C2 :(c) 成分の臨界ミセル濃度 α1 :〔(a) 成分の添加モル数〕/〔(a) 成分の添加モ
ル数+(c) 成分の添加モル数〕 α2 :〔(c) 成分の添加モル数〕/〔(a) 成分の添加モ
ル数+(c) 成分の添加モル数〕 C* :(a) 成分と(c) 成分の混合系の臨界ミセル濃度 X1 :(a) 成分と(c) 成分の混合ミセル中の(a) 成分の
モル分率 X2 :(a) 成分と(c) 成分の混合ミセル中の(c) 成分の
モル分率(但し、X1+X2 =1)。
【0030】さらに本発明においては、所望により、キ
レート剤を配合することができる。キレート剤として
は、 (1) フィチン酸等のリン酸系化合物又はこれらのアルカ
リ金属塩もしくはアルカノールアミン塩 (2) エタン−1,1 −ジホスホン酸、エタン−1,1,2 −ト
リホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1 −ジホス
ホン酸およびその誘導体、エタンヒドロキシ−1,1,2 −
トリホスホン酸、エタン−1,2 −ジカルボキシ−1,2 −
ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸等のホスホ
ン酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノール
アミン塩 (3) 2−ホスホノブタン−1,2 −ジカルボン酸、1−ホ
スホノブタン−2,3,4 −トリカルボン酸、α−メチルホ
スホノコハク酸等のホスホノカルボン酸又はこれらのア
ルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩 (4) アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン等のアミ
ノ酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノール
アミン塩 (5) ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、エチレンジアミン
四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエー
テルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、
トリエチレンテトラミン六酢酸、ジエンコル酸等のアミ
ノポリ酢酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカ
ノールアミン塩 (6) ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメ
チルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ
酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン酸、カルボ
キシメチルコハク酸、カルボキシメチル酒石酸などの有
機酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノール
アミン塩 (7) ゼオライトAに代表されるアルミノケイ酸のアルカ
リ金属塩又はアルカノールアミン塩 (8) アミノポリ(メチレンホスホン酸)もしくはそのア
ルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩、又はポリ
エチレンポリアミンポリ(メチレンホスホン酸)もしく
はそのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩 などが挙げられる。
【0031】このようなキレート剤の量は、液体漂白剤
組成物に対し、0.0005〜5重量%、好ましくは0.01〜1
重量%が望ましい。
【0032】また、本発明において、さらに、種々の化
合物を含有させることができる。例えば、過酸化水素の
安定化剤として知られているリン酸、バルビツール酸、
尿酸、アセトアニリド、オキシキノリンやフエナセチン
などに代表されるアミノポリカルボン酸類、及び、DL−
α−トコフェロール、没食子酸誘導体、ブチル化ヒドロ
キシアニソール(BHA)、2,6 −ジ−tert−ブチル−
4−メチルフェノール(BHT)などを添加することが
できる。これらの安定化剤の添加量は過酸化水素の濃度
にもよるが通常0〜5%程度、好ましくは0.01〜3%含
有させるのがよい。
【0033】さらに、本発明において、変褪色防止剤と
して公知の物質を含むことができる。このような物質と
しては、フェニルアラニン、ヒスチジン、リジン、チロ
シン、メチオニン等のアミノ酸及びアミノ酸塩類、及び
ヒドロキシイミノジ酢酸等のアミノ又はイミド化合物更
には、アクリロニトリルと第四級アンモニウム基を有す
るアクリロニトリルと共重合可能なモノマーの1種又は
2種以上とのコポリマー等である。尚、アミノ酸には光
学異性体が存在するが、本発明の効果に於いては光学異
性体は関与しない。従って、化学的に合成したアミノ酸
を使用する事も可能である。
【0034】白物繊維に対する漂白効果を増す為に蛍光
増白剤として、チノパール(Tinopal) CBS〔チバ・ガ
イギー (Ciba-Geigy) 社製〕、チノパールSWN〔チバ
・ガイギー社製〕やカラー・インデックス蛍光増白剤2
8, 40, 61, 71などのような蛍光増白剤を0〜5%添加
しても良い。
【0035】組成物の粘度を高め使い勝手を向上させる
目的で増粘剤を0〜20%添加することが可能である。一
般的には、ポリアクリル酸塩、アクリル酸マレイン酸共
重合体、カルボキシメチルセルロース誘導体、メチルセ
ルロース、ヒドロキシメチルセルロースといった合成高
分子、キサンタンガム、グアーガム、ケルザンといった
天然高分子、モンモリロナイト、ビーガムといった水膨
潤性粘土鉱物などである。又、特開平1−319600号公報
に記載されているような、両性界面活性剤とアニオン界
面活性剤を組み合わせることで粘弾性レオロジー特性を
持たせることも可能である。
【0036】又、本発明には更に、染料や顔料のような
着色剤、香料、シリコーン類、殺菌剤、紫外線吸収剤、
無機電解質等の種々の微量添加物を適量(各々0〜約2
%程度)配合する事が出来る。尚、染料としては、酸性
溶液で耐過酸化水素性を有する酸性染料が特に好まし
い。
【0037】又、本発明組成物において、漂白性能を向
上させる為、従来公知の酵素(セルラーゼ、アミラー
ゼ、プロテアーゼ、リパーゼ等)を必要に応じ、配合す
ることができる。
【0038】本発明の液体漂白剤組成物のpHは6以下、
好ましくは 3.5以下とすることが望ましい。pHを調整す
る為には、硫酸、リン酸のような無機酸や、トルエンス
ルホン酸、ベンゼンスルホン酸のような有機酸を使用し
たり、前述のキレート剤やアニオン界面活性剤を酸の型
で添加したり、必要に応じて水酸化ナトリウムや水酸化
カリウムのような苛性アルカリを用いて調整するのが良
い。
【0039】
【発明の効果】本発明に依れば、アルカリ性条件下だけ
でなく、中性又は耐性条件下においても高い漂白性能を
示し、且つ貯蔵安定性が極めて優れた液体漂白剤組成物
を提供することができる。
【0040】
【実施例】実施例にて本発明を説明するが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではない。
【0041】実施例1〜4及び比較例1〜2 (a) 成分として下記に示す(a−1)〜(a−2)、(c) 成分と
して下記に示す(c−1)〜(c−2)及び (d)成分として表1
に示す無機リン化合物及び下記に示すキレート剤(e−1)
を用いて、表1に示す配合で液体漂白剤組成物を調製し
た。得られた液体漂白剤組成物について、温度40℃、50
℃及び湿度70%、80%の条件で貯蔵した後の貯蔵安定性
を下記の方法で評価した。また、貯蔵前後の各組成物の
漂白性能を下記の方法で測定した。なお、表1に示す配
合組成物は、何れも硫酸によりpH2に調整した。
【0042】
【化9】
【0043】(1) 貯蔵安定性の評価 試料中の有機過酸を生成する漂白活性化剤の量を測定
し、次式により有効漂白活性化剤残存率を算出した。
【0044】
【数3】
【0045】(2) 漂白性能の測定法 0.133%市販洗剤水溶液(pH=10.2) 2リットルに、
表1,表2に示す漂白剤組成物を40ml添加し、下記のよ
うに調製した紅茶汚染布を5枚ずつ15分間浸漬させた。
その後水道水ですすぎ、乾燥させ、次式によって漂白率
を算出した。
【0046】*紅茶汚染布の漂白率
【0047】
【数4】
【0048】反射率は日本電色工業(株)製NDR−1
01DPで 460nmフィルターを使用して測定した。
【0049】*紅茶汚染布の調製法 日東紅茶(黄色パッケージ)80gを3リットルのイオン
交換水にて約15分間煮沸後、糊抜きしたさらし木綿でこ
し、この液に木綿金布#2003を浸し、約15分間煮沸
した。そのまま火よりおろし、約2時間程度放置後自然
乾燥させ、洗液に色がつかなくなるまで水洗し、脱水、
プレス後、10cm×10cmの試験片とし、実験に供した。
【0050】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−54279(JP,A) 特開 平4−345695(JP,A) 特公 昭38−451(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C11D 3/06 C11D 3/39 - 3/395 D06L 3/02 C11D 7/16 - 7/18 C11D 7/54 - 7/56 WPI/L(QUESTEL)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記 (a)成分〜(d) 成分を含有する液体
    漂白剤組成物。 (a) 成分:界面活性剤 (b) 成分:過酸化水素 (c) 成分:過酸化水素と反応して有機過酸を生成する漂
    白活性化剤 (d) 成分:オルトリン酸、ピロリン酸、トリポリリン
    酸、メタリン酸及びヘキサメタリン酸並びにこれらの塩
    からなる群より選ばれる少なくとも一種の無機リン化合
  2. 【請求項2】 (a)成分と (c)成分の組み合せを選択す
    る場合において、下記の式で定義されるβ値が−2より
    小さくなるように (a)成分と (c)成分とを選択する請求
    1記載の液体漂白剤組成物。 【数1】 1 :(a) 成分の臨界ミセル濃度 C2 :(c) 成分の臨界ミセル濃度 α1 :〔(a) 成分の添加モル数〕/〔(a) 成分の添加モ
    ル数+(c) 成分の添加モル数〕 α2 :〔(c) 成分の添加モル数〕/〔(a) 成分の添加モ
    ル数+(c) 成分の添加モル数〕 C* :(a) 成分と(c) 成分の混合系の臨界ミセル濃度 X1 :(a) 成分と(c) 成分の混合ミセル中の(a) 成分の
    モル分率 X2 :(a) 成分と(c) 成分の混合ミセル中の(c) 成分の
    モル分率(但し、X1+X2 =1)
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