JP3332620B2 - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JP3332620B2 JP29804794A JP29804794A JP3332620B2 JP 3332620 B2 JP3332620 B2 JP 3332620B2 JP 29804794 A JP29804794 A JP 29804794A JP 29804794 A JP29804794 A JP 29804794A JP 3332620 B2 JP3332620 B2 JP 3332620B2
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホール素子等の磁気検
出手段により、相対的に移動する着磁部材の位置を検出
する位置検出装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホール素子等の磁気検出センサ
は、VTRなどのAV機器やハードディスク装置,フロ
ッピーディスク装置など、OA機器のブラシレスモータ
の回転制御に広く用いられてきた。
【0003】図14は3相ブラシレスモータの構造を示
しており、図14(a)は断面図、図14(b)は平面
図である。
【0004】図14において、101は継鉄を兼ねる固
定部材、102a,102b,102c,102d,1
02e,102fは前記固定部材101に固定された駆
動用コイル、103は前記固定部材101に固定された
軸受部であり、これら固定部材101から駆動用コイル
103までによって固定子を構成している。
【0005】104は8極に着磁された磁石(マグネッ
トとも記す)、105は前記マグネット104のバック
ヨーク、106は回転軸であり、これらマグネット10
4から回転軸106までによって回転子を構成してい
る。
【0006】107a,107b,107cは前記固定
部材101に配置されたホール素子であり、この出力に
よりマグネット104の磁極の境界を検出し、順次励磁
する駆動コイル102a〜102fを切り換える事によ
り、回転子は回転する。
【0007】また、比較的大きな変位をホール素子で検
出する例として、民生用カムコーダの光量制御手段であ
る絞り装置が挙げられる。2極に着磁されたマグネット
回転子の位置をホール素子により検出し、演算により絞
り値を得ている。
【0008】さらに、駆動用コイル及びホール素子を具
備した固定部材に対し、ある間隔を持って平行移動する
被検出部材に、N極とS極が接合されて成る板状の磁石
を設け、前記被検出部材の移動による磁束の変化を前記
ホール素子にて検出することで、前記被検出部材の位置
を監視する装置が、特開昭59−88602号公報にて
開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、ホール素子が検出しているマグネット回転子
の磁束は空間的に非線形で変化している為に、該回転子
の移動量に対するホール素子の出力は直線性が悪く、ブ
ラシレスモータの様に磁極の境界のみを検出する様な用
途や、カムコーダの絞り値検出の様な概略の位置を検出
する用途に限られていた。
【0010】また、特開昭59−88602号の装置に
よれば、各磁石の接合部付近の合成磁界の磁束密度には
かなりの範囲で直線性が存在すること着目し、この部分
を利用することで、精度の良い位置制御を可能にしてい
るが、前記各磁石による磁束密度の直線的変化部分の範
囲が狭いため、微少位置変化しか検出できず、その用途
は極めて限られたものとなっていた。
【0011】(発明の目的)本発明の目的は、簡単な構
成により、比較的大きな移動量を持つ部材の位置検出
を、精度よく行うことのできる位置検出装置を提供する
ことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、本発明は、相対的移動を行う固定部と可動部の
いずれか一方に固定され、隣接して配置されたS極とN
とを有する駆動マグネットと、前記固定部と前記可動
部の他方に固定され、前記駆動マグネットに対し間隔を
持って配置された駆動コイルとを備え、前記駆動コイル
の前記駆動マグネットに対向する部分の中央に、前記相
対的移動による前記駆動マグネットの前記S極と前記N
極の磁界の変化を検出する磁気検出素子を設け、前記駆
動マグネットの前記S極と前記N極との間に無着磁領域
を設けるとともに、前記磁気検出素子が移動する範囲の
無着磁領域の幅を広くし、該範囲の外の無着磁領域の幅
を狭くしたことを特徴とする、磁気駆動装置に用いられ
る位置検出装置というものである
【0013】
【実施例】 以下、本発明を図示の実施例及び参考技術
に基づいて詳細に説明する。
【0014】 図1及び図2は、ビデオカメラ等の光学
機器の像振れ補正装置に適用した場合の本発明に係る第
1の参考技術例を示すものであり、図1は主要部の断面
図を、図2は可動部分の分解斜視図を、それぞれ示して
いる。
【0015】これらの図において、1は可変頂角プリズ
ムであり、ガラス等の透明板である1a,1b、この透
明板1a,1bを支持する支持枠1c,1d、この支持
枠1c,1dを補強している補強リング1e,1f、前
記支持枠1c,1dを連結している蛇腹状フィルム1
g、及び、形成された内部空間に満たされた図示しない
高屈折率の透明液体より構成されている。
【0016】2は可変頂角プリズム1を用いた像振れ補
正装置を組み込むレンズ鏡筒の一部であり、3a,3
b,3cは該光学系のレンズ群の一部である。4はレン
ズ鏡筒2に固定された支持体、5は可変頂角プリズム1
の片面を支持体4へ固定する為の固定枠、6は可変頂角
プリズム1の他方の面に固着された支持枠である。
【0017】前記支持枠6にはコイル7P及び7Y(図
1には図示せず)が直角を成して接着等により固着され
ている。又、コイル7Pの両面にはあるギャップを保っ
て、上ヨーク8Pa、マグネット8Pb、このマグネッ
ト8Pbのバックヨークである下ヨーク8Pcが配置さ
れ、磁気回路を形成し、アクチュエータ8Pを構成して
いる。(上ヨーク及びマグネット,下ヨークは図示しな
いスペース部材により保持されている)。
【0018】前記コイル7Pに通電すると、ローレンツ
力を発生し、支持枠6を駆動する。又、コイル7Yにも
同様な構成でアクチュエータ8Y(図2参照)が配置し
てあり、アクチュエータ8P及び8Yの合成力が支持枠
6に作用する。
【0019】9P及び9Y(図2参照)は、それぞれコ
イル7P及び7Yの中央部分に位置する磁気検出素子で
あるホール素子であり、アクチュエータ8P及び8Yの
ギャップ内の磁束を検出して、可変頂角プリズム1のピ
ッチ及びヨー方向の頂角を検出する頂角センサを成す。
【0020】次に、図3により、可変頂角プリズム1に
ピッチ及びヨー方向のアクチュエータ8P,8Yにより
合成力が作用した時の,該可変頂角プリズム1の両面の
変形について説明する。
【0021】可変頂角プリズム1の片面を固定し、他方
の面を可動とする時、該可変頂角プリズム1の中心面内
で直交する軸を図示する様に軸X,Yとし、この軸X,
Yに直交する軸をZとすると、可動面の動きの自由度は
各軸方向への移動とそれぞれの軸まわりの回転の6自由
度が考えられる。ここで、可動面は固定面に対してZ軸
方向への伸縮性の高い構成の蛇腹状フィルム(図1の1
g)で結合され、尚かつ、その内部に液体が満たされて
いる。したがって、X,Y軸方向の移動は蛇腹状フィル
ムにより規制され、Z軸方向への移動は密封された液体
の非圧縮性と該蛇腹状フィルムの張力により、規制され
ている。
【0022】また、Z軸まわりの回転の自由度(rol
l)も蛇腹状フィルムによって規制されているので、結
局、可動面が固定面に対して容易に変形可能な変形の自
由度は、X軸まわりの回転(pitch)とY軸まわり
の回転(yaw)の2自由度に限定され、又その回転軸
は、蛇腹状フィルムの対称形状により、可変頂角プリズ
ム1の中心平面上に位置する。
【0023】すなわち、アクチュエータ8(8P及び8
Y)の発生する合成力が支持枠6に作用すると、可変頂
角プリズム1の固定面に対して可動面が合成力の作用す
る方向に回動し、プリズム頂角を形成する。
【0024】次に、ホール素子9(9P,9Y)による
可変頂角プリズム1の頂角検出について、図4及び図5
を用いて説明する。
【0025】図4は、マグネット8b(8Pb,8Y
b)及びホール素子9をアクチュエータ8のギャップ方
向より見た平面図であり、図示のホール素子9の位置は
初期位置(可変頂角プリズム1の頂角が0)を示し、可
変頂角プリズム1の可動面の回動により矢印の様に移動
する。
【0026】図5は、可変頂角プリズム1の頂角(横
軸)に対するホール素子9の出力(縦軸)の関係を示す
図であり、プリズム頂角が大きくなると、マグネット8
bの磁極(N又はS極)の方へホール素子9が移動し、
該ホール素子9を垂直に通る磁束が飽和するので、この
ホール素子出力は検出感度が低下する。
【0027】図5における破線の範囲内は、プリズム頂
角に対するホール素子出力の直線性を保証すべき範囲で
あり、図4で示す破線の範囲内(マグネット8bの無着
磁部分)に関連している。その幅は、ホール素子9の移
動量、すなわち回転中心からの距離とホール素子出力の
プリズム頂角に対する直線性を保証する角度範囲に応じ
て設定される。
【0028】次に、図6により、ピッチ及びヨー方向の
頂角センサの独立性について説明する。X軸,Y軸は図
3に示すものと同じであり、可変頂角プリズム1の中心
面内に設定されている。
【0029】今、可変頂角プリズム1の可動面が図示す
る様に、Y軸(ヨー軸)より角度φの軸で、角度θ揺動
した場合について考える。この時のピッチ及びヨー方向
の可動面の傾きがそれぞれ α=θ・sinφ ,β=θ・cosφ であり、α,βの角度がそれぞれ頂角センサで検出でき
れば、ピッチ及びヨー方向の頂角センサの独立性は完全
に保たれる。頂角センサの出力は、2つのホール素子の
紙面垂直方向の移動量で得られる。ホール素子9P,9
Yの移動量はそれぞれ γ・sinφ・sinθ ,γcosφ・sinθ となる。但し、γは可変頂角プリズム1からホール素子
9P,9Yまでの距離である。
【0030】今、sinθ≒θとなる角度を考えると、
それぞれ γ・sinφ・θ=γ・α ,γcosφ・θ=γ・β となり、2つのホール素子出力は、微小角度範囲内(s
inθ≒θ)では、それぞれピッチ及びヨーの頂角のみ
に比例しており、頂角センサの2軸の独立性は保たれて
いる事になる。
【0031】図7は、可変頂角プリズム1を用いた像振
れ補正装置の構成を示すブロック図である。
【0032】1は可変頂角プリズム、20は可変頂角プ
リズム1をその最前部に配置する撮影光学系である。2
1は角度センサである振動ジャイロで、装置の固定部材
に固定されており、装置の角速度を信号として出力す
る。この角速度信号は信号処理回路22によりBPF
(バンドパスフィルタ)等の処理を受け、積分器23に
より積分され装置の角度信号aとなる。24は前述のホ
ール素子9P,9Yより成る頂角センサであり、可変頂
角プリズム1の頂角に比例した信号を出力する。この信
号は信号処理回路25により、増幅,フィルタ処理等を
受け、頂角信号bとなる。
【0033】前記角度信号aと可変頂角プリズムの頂角
信号bが逆極性で加算回路26によって加算され、信号
cが得られる。この信号cは、増幅器27で増幅され、
駆動回路28で駆動信号に変換され、アクチュエータ2
9を駆動する事により、可変頂角プリズム1のプリズム
頂角を変化させる。
【0034】上記の回路構成では、信号cがゼロになる
様に、すなわち装置の角度信号aと可変頂角プリズム1
のプリズム頂角信号bが等しくなる様に、頂角センサ2
4からアクチュエータ29まで可変頂角プリズム1を含
めたフィードバック回路を形成している。
【0035】装置の動きを打ち消す方向に可変頂角プリ
ズム1が駆動されるので、撮影光学系20に入射する光
束の状態が変化せず、像振れ補正が可能となる。
【0036】図7においては、一軸(ピッチまたはヨー
方向)のみの構成を示しているが、前に説明した様に、
ピッチ及びヨー方向の頂角センサの独立性は保たれてい
るので、同様の構成をピッチ及びヨー方向についてそれ
ぞれ持ち、それぞれ独立に制御することによって可変頂
角プリズム1の片面のみの駆動で、ピッチ及びヨー方向
の像振れ補正を実現できる。
【0037】 (第1の実施例) 図8は本発明の第1
の実施例に係るマグネット及びホール素子を示す、アク
チュエータのギャップ方向より見た平面図である。
【0038】図8において、8b’はマグネット、9は
ホール素子である。図示のホール素子9の位置は初期状
態(可変頂角プリズムの頂角が0)を示し、可変頂角プ
リズムの可動面の回動により矢印の方向へ移動する。
【0039】 本発明に係る第1の参考技術例において
は、N極とS極の間の無着磁領域はプリズム頂角に対す
るホール素子出力の直線性を保証する幅で、マグネット
8bの端まで広く設定してあるが、本実施例では、ホー
ル素子9が移動する範囲内のみ無着磁領域を広くとり、
ホール素子に影響を与えない部分は、できるだけ無着磁
領域を狭くしている。したがって、マグネット8b’を
有効に利用可能である。
【0040】 その他の構成及び動作は、上記の第1の
参考技術例と同様なので省略する。
【0041】 (第2の参考技術例) 図9〜図11は
本発明に係る第2の参考技術例関する図であり、図9
はマグネット及びホール素子を示す、アクチュエータの
ギャップ方向より見た平面図である。
【0042】図9において、38はマグネット、31a
は第1のホール素子、31bは第2のホール素子であ
る。
【0043】図示の2個のホール素子31a,31bの
位置は初期状態(可変頂角プリズムの頂角が0)を示
し、可変頂角プリズムの可動面の回動により、矢印の方
向へホール素子2個が一体で移動する。マグネット38
のN極とS極の間の無着磁領域は実施例1より狭く設定
してあり、2個のホール素子31a,31bは無着磁領
域の境界に初期状態で位置する様に配置してあり、この
ホール素子の出力のプリズム頂角に対するホール素子出
力の直線性の良い部分を切り換えて、頂角出力としてい
る。
【0044】図10に、その回路構成であるブロック図
を示す。
【0045】31a,31bはホール素子、32a、3
2bはホール素子入力に定電圧を抑圧する電源、33
a,33bはホール素子出力を差動する差動増幅回路、
34a,34bは差動増幅された出力のオフセットを調
整するオフセット調整回路、35a,35bは差動増幅
出力のゲインを調整するゲイン調整回路である。
【0046】ホール素子31a,31bの出力は、この
構成で信号S1及びS2となる。図11に、横軸を可変
頂角プリズムのプリズム頂角とした場合の、前記信号S
1,S2の出力変化(縦軸)を示している。
【0047】36は信号S1と0を比較する比較器であ
り、信号S1が0より大きい時にはスイッチ37により
信号S1を出力として、又信号S1が0より小さい時に
は信号S2を出力として選択させるものであり、選択さ
れた信号S1又はS2は頂角信号Sとて用いられる。勿
論、信号S1,S2は、図11に示す様に、2個のホー
ル素子31a,31bの初期位置での出力が共に0にな
る様にオフセット調整され、可変頂角プリズムの頂角に
対する出力ゲインが同一となる様に、ゲイン調整されて
いる。
【0048】以上説明した様に、複数のホール素子の出
力の直線性の良い部分を切り換えて頂角出力とする事
で、マグネット38のS極とN極の無着磁部分を狭くす
る事ができ、該マグネット38を有効に活用すること可
能となる。
【0049】 尚、その他の構成及び動作は、上記の第
1の参考技術例と同様なので省略する。
【0050】 (第3の参考技術例図12はビデオ
カメラ等の光学機器の像振れ補正装置に適用した場合の
本発明に係る第3の参考技術例における主要部の分解斜
視図である。
【0051】51は可変頂角プリズム、52P,52Y
は前記可変頂角プリズム51を狭持する保持部材であ
り、この保持部材52P及び52Yはそれぞれ軸受穴部
52Pa,52Pb、及び、52Ya,52Ybを有
し、それぞれ軸受ピン53Pa,53Pb及び53Y
a,53Ybにより、それぞれピッチ及びヨー方向へ揺
動可能に支持されている。
【0052】54Yはマグネット、55Yは前記マグネ
ット54Yのバックヨーク、56Yは上ヨークであり、
これら54Y,55Y,56Yにより閉磁路を形成して
いる。57Yは保持枠52Yに固着された駆動用コイル
であり、該コイル57Yに通電する事により、閉磁路内
でローレンツ力により駆動トルクを発生する。58Yは
ホール素子であり、閉磁路内で移動することによる磁束
の変化を検出し、可変頂角プリズムのヨー方向の頂角を
得る。
【0053】駆動及び頂角検出部分については、ヨー方
向について図示しているが、ピッチ方向にも同様の構成
により駆動及び頂角検出が可能である。
【0054】次に、図13により、頂角検出について更
に説明する。
【0055】Rは揺動中心であり、図12の軸Y−Yも
しくは軸X−Xに相当する。54はマグネット,58は
ホール素子であり、図13はギャップ方向から見た平面
図である。
【0056】ホール素子58の位置は回転中心Rからの
距離を小さくする事により、可変頂角プリズムの必要な
頂角範囲について、該ホール素子58の出力の直線性を
得ることができる。
【0057】 振れ補正動作については、上記の第1の
参考技術例と同様であるので省略する。
【0058】 以上の実施例及び各参考技術例によれ
ば、可動部材の位置検出保証範囲内の動きに応じて、位
置を検出する磁気検出手段の出力の直線性(精度)が十
分得られる様に、検出すべき磁束を発生する固定部材に
隣接して配置されたS極とN極の間に無磁極部分を設け
る事により、簡単な構成で精度良く可動部材の位置を検
出可能であり、コスト及びスペースの削減の効果があ
る。
【0059】 (発明と実施例の対応) 本実施例にお
いて、ホール素子9が本発明の磁気検出素子に相当し、
マグネット8b’が本発明の駆動マグネットに相当す
る。
【0060】 以上が実施例の構成と本発明の各構成の
対応関係であるが、本発明は、この実施例の構成に限定
されるものではなく、請求項で示した機能、又は実施例
がもつ機能が達成できる構成であればどのようなもので
あってもよいことは言うまでもない。
【0061】
【0062】 (変形例) 以上の実施例において、両
磁極を含む磁気回路を固定とし、ホール素子を含むコイ
ル固定部材が可動な、いわゆるムービングコイルタイプ
について説明したが、コイルを固定とし、磁気回路を可
動とした、いわゆるムービングマグネットタイプについ
ても、同様な構成が可能であることは自明である。
【0063】また、本実施例では、S極とN極の間を何
れにも着磁しない部分を挟んで連結された形状のマグネ
ットとしているが、これに限定されるものではなく、無
着磁部分を多角形,円,楕円等の穴部としたり、S極と
N極の間を隙間とした形状であってもよい。
【0064】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、駆動マグネットのS極とN極との間に無着磁領域を
設けるとともに、磁気検出素子が移動する範囲の無着磁
領域の幅を広くし、該範囲の外の無着磁領域の幅を狭く
している。
【0065】よって、簡単な構成により、比較的大きな
移動量を持つ部材の位置検出を、精度よく行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1の参考技術例に関する位置
検出装置を光学機器の振れ補正装置に適用した場合の要
部を示す断面図である。
【図2】 図1の可動部分の分解斜視図である。
【図3】 図2の可変頂角プリズムの可動面の自由度に
ついて説明する為の斜視図である。
【図4】 本発明に係る第1の参考技術例におけるマグ
ネットとホール素子の位置関係を示す平面図である。
【図5】 本発明に係る第1の参考技術例におけるホー
ル素子出力とプリズム頂角の関係を示す図である。
【図6】 本発明に係る第1の参考技術例におけるピッ
チとヨー方向の頂角センサの独立性について説明する為
の図である。
【図7】 図1の振れ補正装置の構成を示すブロック図
である。
【図8】 本発明の第1の実施例における位置検出装置
のマグネットとホール素子の位置関係を示す平面図であ
る。
【図9】 本発明に係る第2の参考技術例における位置
検出装置のマグネットとホール素子の位置関係を示す平
面図である。
【図10】 本発明に係る第2の参考技術例における位
置検出装置の構成を示すブロック図である。
【図11】 図10の信号S1,S2とプリズム頂角の
関係を示す図である。
【図12】 本発明に係る第3の参考技術例関する
置検出装置を振れ補正装置に適用した場合の要部を示す
分解斜視図である。
【図13】 本発明に係る第3の参考技術例における位
置検出装置のマグネットとホール素子の位置関係を示す
平面図である。
【図14】一般的な3相ブラシレスモータの構造を示す
図である。
【符号の説明】
1 可変頂角プリズム 6 支持枠 8(8P,8Y) アクチュエータ 8b(8Pb,8Yb) マグネット 8b’38,54 マグネット 9(9P,9Y) ホール素子 31,31b,58 ホール素子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的移動を行う固定部と可動部のいず
    れか一方に固定され、隣接して配置されたS極とN極
    を有する駆動マグネットと、前記固定部と前記可動部の
    他方に固定され、前記駆動マグネットに対し間隔を持っ
    て配置された駆動コイルとを備え、前記駆動コイルの前記駆動マグネットに対向する部分の
    中央に、前記相対的移動による前記駆動マグネットの前
    記S極と前記N極の磁界の変化を検出する磁気検出素子
    を設け、 前記駆動マグネットの前記S極と前記N極との間に無着
    磁領域を設けるとともに、前記磁気検出素子が移動する
    範囲の無着磁領域の幅を広くし、該範囲の外の無着磁領
    域の幅を狭くした ことを特徴とする、磁気駆動装置に用
    いられる位置検出装置。
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