JP3155052B2 - 光束偏向装置および光学装置 - Google Patents

光束偏向装置および光学装置

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JP3155052B2
JP3155052B2 JP5062492A JP5062492A JP3155052B2 JP 3155052 B2 JP3155052 B2 JP 3155052B2 JP 5062492 A JP5062492 A JP 5062492A JP 5062492 A JP5062492 A JP 5062492A JP 3155052 B2 JP3155052 B2 JP 3155052B2
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angle prism
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野口和宏
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は頂角を自在に変化させ
ることのできる可変頂角プリズムを有する光束偏向装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、スチルカメラやビデオカメラ等の
撮影装置の自動化が進み、自動露出や自動焦点調節機構
などを備えたものが広く実用化されており、これらの自
動化・多機能化の一環として、装置全体のぶれに起因す
る像ぶれを補正するぶれ補正機能を実現する技術もいく
つか実用化されている。光学装置と被写体との相対位置
関係の時間的変化は前記光学装置が撮影もしくは計測も
しくは観察しようとしている光学像のぶれとして現わ
れ、前記光学装置の性能が十分に発揮てきなくなってし
まう。
【0003】この問題を解決するために、従来より様々
な方法が提案されている。その一つに、その頂角を変化
させ光線の偏角量を自在に変化させ得る可変頂角プリズ
ムがある。図3は公知の可変頂角プリズム装置の概略図
である。同図において、101aおよび101bはガラ
ス又はプラスチック等の透明板、102aおよび102
bは透明板101aおよび101bを接着した枠体、1
03aと103bは枠体102aおよび102bの補強
リング、104は枠体102aおよび102bを継ぐ蛇
腹状のフィルムである。これらによって形成された内部
空間には高屈折率の透明液体105が満たされており、
可変頂角プリズムが形成されている。この可変頂角プリ
ズムは枠体106aおよび106bに挟持され、各透明
板101a及び101bがヨー軸107aとピッチ軸1
07bの回りに揺動可能なように、それぞれ2本のピン
108a,109aおよび108b,109(図示せ
ず)によって保持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、ヨー軸107aおよびピッチ軸107bが可
変頂角プリズムの中心面から離れた位置に配置されてい
るために、駆動の負荷が増大し、揺動支持部軸受の側圧
による摩擦力が変動し、滑らかな揺動が困難となってい
た。特に、ヨー軸又はピッチ軸回りに面を揺動させると
蛇腹状フィルムに不自然な変形を生じ、その反発力によ
り前述したような問題が発生してしまう。
【0005】本発明は、前述の従来例における問題点を
解決するためになされたものであり可変頂角プリズム
を用いた光束偏向装置において、可変頂角プリズムの頂
角変更のための光学部材の回動が滑らかに行われるよう
にすることを目的とする
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、本発明の光束偏向装置では、第1の光学部材と、
第2の光学部材と、前記第1および第2の光学部材を相
回動可能に連結する蛇腹状の連結部材と、前記第1
よび第2の光学部材と前記連結部材とにより形成される
空間に封入された透明な液体とからなり、前記第1およ
び第2の光学部材を相対回動させることにより光軸を偏
向させる可変頂角プリズムと、前記第1および第2の光
学部材を光軸に直交するヨー軸およびピッチ軸回りで相
対回動可能に支持する支持手段と、を有し前記ヨー軸
および前記ピッチ軸を、前記第1および第2の光学部材
の間の、前記第1および第2の光学部材から等距離であ
る前記可変頂角プリズムの中心を通すようにしている。
【0007】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。図1および図2は本発明の実施例を示す図である。
図1は可変頂角プリズムの支持機構部分の断面図であ
り、図2は可変頂角プリズムを用いて構成されたぶれ補
正装置(光束偏向装置)の概略を示す分解斜視図であ
る。
【0008】図1及び図2において、1aと1bはガラ
ス又はプラスチック等の透明板(1aは第1の光学部
材、1bは第2の光学部材)、2aと2bは透明板1a
および1bを接着した枠体、3aと3bは枠体2aおよ
び2bの補強リング、4は枠体2aと2bを繋ぐ蛇腹状
のフィルム(連結部材)、5は封入された高屈折率の透
明液体であり、これらによって、可変頂角プリズムが構
成される。可変頂角プリズムは枠体6aと6b(支持部
材)に挟持され、それぞれの面がヨー軸(X−X)とピ
ッチ軸(Y−Y)回りに揺動可能なように支持ピン7a
と8aおよび7bと8bによって支持されており、各支
持ピンは図示しない装置固定部材にネジ締結されてい
る。また、ヨー軸(X−X)とピッチ軸(Y−Y)は可
変頂角プリズムの中心面内に直角に配置されている。な
お、ヨー軸およびピッチ軸と透明板1aとの距離および
ヨー軸およびピッチ軸と透明板1bとの距離は実質等距
離となっている。つまり、ヨー軸およびピッチ軸は可変
頂角プリズムの中心を通る。したがって、製造誤差やフ
ィルムの厚さ方向の低剛性にもかかわらず、図4に示す
ように、ヨー軸およびピッチ軸を可変頂角プリズムのほ
ぼ機械的中心に固定することができ、透明板1a,1b
を揺動させた際に蛇腹状フィルム4に不自然な変形が生
ずるのを防止して、透明板1a,1bの回動が滑らかに
行われるようにすることができる。
【0009】後側枠体6aにはその一端に偏平形コイル
9aが固着されており、その両面に対向して永久磁石1
0a並びに継鉄11aと12aが配置され、閉じた磁気
回路を形成している。また、枠体6aにはスリットをも
つスリット板13aが取付けられており、その両側には
発光素子14aおよび受光素子15aが配置され、発光
素子14aから発せられた光束がスリットを透過した後
に受光素子15aに照射されるようになっている。ここ
で、発光素子14aは例えばμRED等の赤外発光素子
であり、受光素子15aは例えば受光した光束のスポッ
ト位置によって出力が変化するPSD等の光電変換素子
である。そして、装置固定部材に固定された発光素子1
4aと受光素子15aの間を枠体6aの揺動に応じてス
リット部が移動することにより受光素子上のスポット位
置が変化し、枠体6aの揺動角度を電気信号として取り
出すことができる。
【0010】また、装置固定部材にはヨー方向とピッチ
方向についてのぶれ検出器16aと16bが取り付けら
れている。ここで、ぶれ検出器16aと16bは例えば
コリオリ力によって角速度を検出する振動ジャイロ等の
角速度センサーである。
【0011】また、図では省略するが、ピッチ側にもそ
れぞれ偏平コイル9bと永久磁石10bと継鉄11b及
び12bからなる電磁駆動力発生手段と、スリット板1
3b及び発光素子14b並びに受光素子15bからなる
枠体6bの揺動角度検出手段がそれぞれ配置され、前述
のヨー側の動作と同様に機能する。
【0012】次に、上記構成におけるぶれ補正動作を順
を追って説明する。撮影装置を保持する手の揺れ等の原
因で装置全体に動きが生じた場合、ぶれ検出器16a及
び16bによってその角速度に応じた信号が制御回路1
7に入力され、適当な演算処理により、可変頂角プリズ
ムでこの動きを補正するために必要な頂角の変位量が算
出される。
【0013】一方、可変頂角プリズムのヨーおよびピッ
チ方向の頂角の変動は、発光素子14a及び14bから
発射された光束が枠体6a及び6bに取り付けられたス
リット板13a及び13bのスリット部を透過して受光
素子15a及び15bに照射するときの受光面上のスポ
ット位置の移動によって検出される。受光素子15a及
び15bはそのスポットの移動量、すなわち可変頂角プ
リズムの頂角の変位の大きさ、に応じた出力を制御回路
17へ伝達する。
【0014】制御回路17は先に述べた演算された目標
の頂角の大きさと、現時点での可変頂角プリズムの頂角
の大きさとの差を演算し、これをコイルへの駆動指令信
号としてコイル駆動回路18へ伝達する。コイル駆動回
路18はコイル駆動指令信号に応じた駆動電流をコイル
9aと9bに通電し、永久磁石10aと10bとの間に
それぞれ電磁力による駆動力を発生する。可変頂角プリ
ズムの両面はこの駆動力によって軸X−X回りに回動し
て前述の目標の頂角と一致するように動く。
【0015】すなわち、本実施例のぶれ補正装置は、ぶ
れを補正するために演算された可変頂角プリズムの頂角
の値を基準信号とし、現在の頂角の値をフィードバック
信号とするフィードバック制御系によってぶれの補正制
御を行なうように構成されている。
【0016】以上説明したように、本発明によれば、可
変頂角プリズムを用いた光束偏向装置において、可変頂
角プリズムの頂角変更のための光学部材の回動に伴う蛇
腹状の連結部材の不自然な変形を防止することができ、
光学部材の回動が滑らかに行われるようにすることがで
きる。したがって、頂角変更のための駆動力を小さくし
たり、頂角制御を正確に行ったりすることができる等、
この種の装置、ひいてはこれを備えた光学装置の小型化
や高精度化等に好都合とすることができる。
【0017】
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるぶれ補正装置に備えられ
た可変頂角プリズムの主要部の縦断面図。
【図2】図1の可変頂角プリズムを用いて構成されたぶ
れ補正装置の構造を示す図。
【図3】従来の可変頂角プリズムの主要部の縦断面図。
【図4】可変頂角プリズムの動き及び変形を説明するた
めの図。
【符号の説明】
1a,1b…透明板 2a,2b…枠体 3a,3b…補強リング 4…蛇腹状フィルム 6a,6b…可変頂角プリズム保持枠体 9a…コイ
ル 10a…マグネット 11a,12a…継
鉄 14a…発光素子 15a…受光素子 16a,16b…角速度センサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光学部材と、第2の光学部材と、
    前記第1および第2の光学部材を相対回動可能に連結す
    蛇腹状の連結部材と、前記第1および第2の光学部材
    前記連結部材とにより形成される空間に封入された透
    明な液体とからなり、前記第1および第2の光学部材を
    相対回動させることにより光軸を偏向させる可変頂角プ
    リズムと、前記第1および第2の光学部材を光軸に直交するヨー軸
    およびピッチ軸回りで相対回動可能に支持する支持手段
    と、を有し前記ヨー軸および前記ピッチ軸が、前記第1および第2
    の光学部材の間の、前記第1および第2の光学部材から
    等距離である前記可変頂角プリズムの中心を通る ことを
    特徴とする光束偏向装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光束偏向装置を備えた
    ことを特徴とする光学装置。
JP5062492A 1992-03-09 1992-03-09 光束偏向装置および光学装置 Expired - Lifetime JP3155052B2 (ja)

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US08/026,742 US5715086A (en) 1992-03-09 1993-03-05 Image-shake correcting device

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