JP3330258B2 - カード繰出装置 - Google Patents

カード繰出装置

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JP3330258B2
JP3330258B2 JP20716395A JP20716395A JP3330258B2 JP 3330258 B2 JP3330258 B2 JP 3330258B2 JP 20716395 A JP20716395 A JP 20716395A JP 20716395 A JP20716395 A JP 20716395A JP 3330258 B2 JP3330258 B2 JP 3330258B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種カードを払出
すカード払出し装置に係わり、特に、カセットに収納さ
れたカードを1枚づつカセット外へ排出させるカード繰
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、交通機関における乗車券の自動券
売機や、公衆電話機のみならず、一般の商店や百貨店に
おいても、代金を前もって支払って購入したプリペイド
カードを用いて、商品を購入したり、各種サービスを受
けることが可能である。
【0003】このように多数の種類のプリペイドカード
が存在し、かつ同一種類のプリペイドカードであっても
額面が異なる複数種類のカードが存在する。このような
複数種類のカードを販売する手法として、カード自体を
自動販売するカード自動販売装置で販売する手法と、通
常の商品と同様に、販売員が客から現金と引換えにカー
ドを販売する手法とがある。
【0004】販売員が客に対してカードを対面販売する
場合、プリペイドカードは現金に近い機能を有している
ので、販売するまでの商品管理に対して細心の注意を払
う必要がある。また、各種プリペイドカードは形状が似
かよっているので、誤ったカードを客に手渡してしまう
人為的ミスの発生確率が上昇する。
【0005】このような不都合を解消するために、販売
員が一般の商品を販売する場合に使用するPOS端末機
(会計装置)の隣接位置に配設されるカード発行機能付
カードターミナルが提唱されている(特開平4−347
790号)。
【0006】このカード発行機能付カードターミナルに
おいては、それぞれ発行額面が異なる複数枚のカードを
収納した複数のカートリッジのなかから、指定されたカ
ートリッジに収納されているカードを取出して、このカ
ードに磁気記録されたカード残高等の情報をカードリー
ダライタで読出して、この読出した情報が販売しようと
するカードの情報に一致することを確認する。その確認
後に、例えばカード発行日や使用可能等の情報を前記カ
ードリーダライタで書込んで排出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たカード発行機能付カードターミナルにおいても、まだ
改良すべき次のような課題があった。このカード発行機
能付カードターミナルおいて、各カートリッジからカー
ドを取出すカード取出機構は、各カートリッジ毎に独立
して設けられているので、装置内に組込むカートリッジ
数が増加すると、この増加数に対応してカード取出機構
を増設する必要があり、装置全体が複雑化し、かつ大型
化する。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、可動フレームにソレノイド及びこのソレノ
イドで回動される回動アーム等を搭載する簡単な構成
で、カセット内に収納された複数のカードを1枚ずつ確
実にカセット外へ排出でき、装置全体の小型、軽量化を
図ることができ、かつ信頼性を向上できるカード繰出装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定フレーム
に形成されたスロット部内に装着されたカセットに収納
された複数のカードをこのカセットに形成されたカード
排出口から1枚づつ排出させるカード繰出装置に適用さ
れる。
【0010】そして、上記課題を解消するために本発明
においては、固定フレームに対してカセット内に収納さ
れた各カードのカード表面に平行する方向に移動自在に
設けられた可動フレームと、可動フレームに搭載された
ソレノイドと、可動フレームに取付けられ、ソレノイド
の通電動作に連動して、先端部がカセットの一面に形成
された長窓を介して、内部に収納された複数のカードの
うち一番手前のカードのカード表面に当接する回動アー
ムと、回動アームのカード表面に対する当接面に取付け
られた滑り防止用のゴムパッドと、回動アームの先端部
がカード表面に当接した状態で、可動フレームをカード
排出口方向へ移動させて、一番手前のカードをカード排
出口から排出させる可動フレーム駆動機構とを備えてい
る。
【0011】このように構成されたカード繰出装置にお
いては、スロット部内に装着されたカセット内に収納さ
れたカードのカード表面と平行する方向に移動可能な可
動フレーム上にソレノイド及び回動アームが搭載されて
いる。
【0012】ソレノイドを通電すると、回動アームの先
端部に取付けられたゴムパッドが、カセットに形成され
た長窓を介してカセット内部に収納された複数カードの
うちの一番手前のカードに当接する。この状態で、可動
フレーム駆動機構で可動フレームをカード排出口が形成
された方向へ移動させると、ゴムパッドで押さえられて
いる一番手前の1枚のカードがカード排出口から排出さ
れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面を用
いて説明する。図1は一実施形態に係わるカード繰出装
置の要部を示す図であり、図2は実施形態のカード繰出
装置が組込まれたカード払出し装置の外観図である。
【0014】図2のカード払出し装置において、上端開
口を有する箱型に形成されたケース1の前面1aの下方
位置にカード払出口2が形成され、側面1bに内部機構
の点検補修を行うための扉3が設けられ、上端開口1c
の一辺に蓋体4の一辺が枢支されている。
【0015】ケース1内には、固定フレーム5が収納さ
れている。この固定フレーム5の上面には、複数のカー
ド9が収納されたカセット6を収納するための合計10
個のスロット部7が直線的に形成されている。固定フレ
ーム5上における各スロット部7の近傍には、[1]〜
[10]のカセット番号8が付されている。
【0016】各カセット6は図3及び図4に示すように
構成されている。透明のプラスチック材で形成された箱
型ケース10の長尺方向の一端開口にカード挿入口10
aが形成されており、一方面に長尺方向に延びる長窓1
0bが形成されている。さらに、箱型ケース10の長尺
方向の他方の端面10cにはカード排出口10dが穿設
されている。
【0017】箱型ケース10の側面10eには、このカ
セット6をスロット部7内へ円滑に導くためのガイド1
1が突設されている。さらに、この側面10eには、各
カセット6毎に、互いに異なるパターンを有する突起部
12aが突設されている。また、箱型ケース10の一方
面及び他方面には、カセット6内にカード9が存在する
か否かを検出するための検出穴10fが穿設されてい
る。カード挿入口10aには開閉自在に蓋13が取付け
られている。
【0018】箱型ケース10内には、カード9とほぼ同
一形状を有した押し板14と、この押し板14と箱型ケ
ース10の長窓10b側に対する反対側の内面10gと
の間に介挿された円錐状態のコイルばね15とが収納さ
れている。そして、各カード9は、図4に示すように、
押し板14を介してコイルばね15によって、長窓10
b側の内面に付勢されている。
【0019】箱型ケース10内の端面10c近傍には、
カード排出口10dから同時に1枚のカード9のみを排
出可能とするゲート16が設けられている。さらに、こ
のゲート16とカード排出口10dとの間には、カード
排出口10dを開閉するシャッタ17が介挿されてい
る。このシャッタ17は通常状態においては板ばね18
によって、カード排出口10d方向へ付勢されており、
カード排出口10dは閉状態を維持している。
【0020】そして、このカセット6が自己に指定され
たスロット部7内の正規位置まで挿入装着されると、ス
ロット部7内の底部に突設された後述する開放アーム1
9が端面10cに穿設された作動穴10hに挿入される
ことによって、シャッタ17が移動して、カード排出口
10dが開放状態となる。
【0021】図5は図2に示すカード払出し装置のケー
ス1内を扉3側から見た模式図である。図5において
は、ケース1内の固定フレーム5に形成された10個の
スロット7部のうち5個のスロット部7が記載されてい
る。そして、5個のスロット部7のうち3個のスロット
部7内にカセット6が、スロット部7の底部に設けられ
たストッパー7a位置まで挿入装着されている。一方、
残り2個のスロット部7内にはカセット6は挿入装着さ
れていない。
【0022】また、各スロット部7内の底部には、カセ
ット6がストッパー7a位置まで挿入装着されると、カ
セット6内のシャッタ17をカード排出口10d方向に
対して反対方向へ移動させてカード排出口10dを開放
させる開放アーム19が設けられている。
【0023】各スロット部7内には、カセット6の側面
10eに突設された突起部12aに係合する凹部12b
が刻設されている。各凹部12bは互いに異なるパター
ンを有しており、自己に対応したカセット6の突起部1
2aのみが係合する。したがって、他のカセット6が誤
って挿入されることが未然に防止される。
【0024】ケース1内の固定フレーム5に形成された
各スロット部7内に挿入装着された状態の各カセット6
に対向する位置に、カセット6内に収納された各カード
9を1枚づつ下端の端面10cに形成されたカード排出
口10dから下方へ排出するカード繰出装置20が設け
られている。
【0025】各スロット部7内に挿入装着された各カセ
ット6の下方位置には、一対の駆動ローラ22a,22
bとコンベアベルト22cとからなるカード搬送機構2
2が配設されている。各カセット6から下方へ排出され
た各カード9は一対のローラ23a,23bによって、
強制的にコンベアベルト22c上に載置される。その結
果、各カード9はコンベアベルト22c上を矢印A方向
へ搬送されてカード払出口2へ排出される。
【0026】なお、各ローラ23a,23b位置にはカ
ード9がコンベアベルト22c上へ移動されたことを検
出するカード検出器24が設けられ、カード払出口2近
傍には、カード9が最終的にカード払出口2へ払出され
たことを検出するカード検出器25が配設されている。
【0027】図6は図2に示すカード払出し装置のケー
ス1内を扉3と反対側から見た模式図である。図6にお
いては、固定フレーム5に形成された10個のスロット
部7のうち2つスロット部7にのみカセット6が挿入装
着されている。
【0028】次に、各スロット部7内に挿入装着された
カセット6に収納された各カード9をカセット6外へ排
出する本発明の実施形態に係わるカード繰出機構20の
詳細構造及び動作を図6の模式図及び図7に示す切欠斜
視図を用いて説明する。
【0029】各スロット部7が形成された固定フレーム
5に対して、短冊形状の可動フレーム26の両端が固定
軸27a,27bを介して枢支されている。この可動フ
レーム26の一方端は前記固定軸27aを介して固定フ
レーム5に枢支されている。また、この可動フレーム2
6における固定軸27aと離れた位置に穿設された長孔
26aにクランク板29の上端に固定された軸28が係
止されている。
【0030】このクランク板29の下端部近傍には、前
記可動フレーム26の長尺方向に平行する長孔29aが
穿設されている。クランク板29の中間部には上下方向
に別の長孔29bが穿設されており、さらに、クランク
板29の中間部には凸部29cが形成されている。
【0031】ケース1内の底部にはモータ30が配設さ
れ、このモータ30の軸に前述したカード搬送機構22
の駆動ローラ22a及び歯車31aが取付けられてい
る。この歯車31aに歯合する別の歯車31bが設けら
れている。歯車31bの側面における外周近傍の1か所
にクランクピン31cが取付けられている。そして、こ
のクランクピン31cがクランク板29の長孔29a内
に係止されている。
【0032】このような構成において、モータ30を起
動すると、駆動ローラ22aが回転してコンベアベルト
22cが矢印A方向へ移動開始する。同時に、歯車31
a,31bが回転する。クランク板29の上下方向の長
孔29bには別の固定ピンが係止されているので、歯車
31bが回転すると、クランク板29は上下の往復移動
動作を開始する。
【0033】クランク板29が上下に往復移動すると、
クランク板29の上端に軸28及び長孔26aを介して
係止された可動フレーム26は固定軸27a,27bを
中心に矢印B方向に往復回動する。
【0034】また、前記固定フレーム5側には、凸部2
9cを検出することによってクランク板29が上端位置
に達したことを検出する上端検出器32aと、クランク
板29が下端位置に達したことを検出する下端検出器3
2bとが取付けられている。
【0035】したがって、モータ30、歯車31a,3
1b,クランク板29は可動フレーム26をほぼ上下方
向に往復移動させる可動フレーム駆動機構を構成する。
可動フレーム26の上面の各スロット部7に対向する各
位置に合計10個のソレノイド33及びこのソレノイド
33で回動制御される10個の回動アーム34が搭載さ
れている。すなわち、カード繰出装置20は1個の可動
フレーム26と10個のソレノイド33と10個の回動
アーム34とで構成されている。
【0036】次に、図1を用いてカード繰出装置20を
構成する可動アーム26,ソレノイド33,回動アーム
34の詳細構成及び詳細動作の説明を行う。図1(a)
はカセット6がスロット部7内に挿入装着された状態の
カード繰出装置20を上方から見た平面図であり、図1
(b)はカード繰出装置20を図5のカード払出口2側
から見た正面図であり、図1(c)はカード繰出装置2
0を図5と同一側から見た側面図である。
【0037】回動アーム34は可動フレーム26に対し
て軸34aを介して回動自在に取付けられている。ま
た、回動アーム34の先端部には円筒状ケース37に嵌
込まれた滑り防止用のゴムパッド36が図1(b)に示
すように回転自在に、かつ回動アーム34の長尺方向に
所定距離だけ移動自在に取付けられている。そして、こ
のゴムパッド36が、カセット6の一方面に形成された
長窓10bを介して内部に収納された一番手前のカード
9の表面に対向している。
【0038】そして、ソレノイド33を通電すると、ロ
ッド33aが移動して、このロッド33aに巻装された
コイルばね33bによって、前記回動アーム34が反時
計方向に回動されて、先端のゴムパッド36が一番外側
(手前)のカード9の表面に当接される。
【0039】前述したように、モータ30を回転起動さ
せると、可動フレーム26は固定軸27a,27bを中
心に反復回動動作を行う。したがって、図1(b)に示
すように、回動アーム34の先端部においても、図中矢
印Cに示すように、ほぼ上下方向に往復移動を行う。
【0040】したがって、回動アーム34の先端部が上
端位置に達したことを図6,図7に示す上端検出器32
aで検出したタイミングでソレノイド33を通電する
と、先端のゴムパッド36がカード9の上部位置に当接
する。
【0041】その状態で、回動アーム34が矢印Cに沿
って下方に移動するので、一番手前の1枚のカード9
が、図1(c)に示すように、開放状態のカード排出口
10dからカセット6の下方に排出される。回動アーム
34の上下方向の移動距離は、カセット6から排出され
るカード9のカード排出口10dからカード検出器24
までの移動距離よりも若干長く設定されている。
【0042】そして、回動アーム34の先端部が下端位
置に達した時には既に排出されたカード9の先端は、ロ
ーラ23aとコンベアベルト22cとの間にローラ23
bの与圧で挟み込まれる。カセット6の下方に排出され
たカード9は下方に位置するローラ23a,23bによ
って、強制的にカード搬送機構22のコンベアベルト2
2c上に載せられる。
【0043】回動アーム34の先端部が下端位置に達し
たことを図7に示す下端検出器32bで検出したタイミ
ングでソレノイド33の通電を遮断すると、ゴムパッド
36がカード9の表面から離れる。
【0044】そして、回動アーム34が上方へ移動して
いる期間はソレノイド33は通電されていないので、カ
ード9がカセット6内で上方へ搬送されることはない。
カード搬送機構22のコンベアベルト22c上に載せら
れたカード9が、カード払出口2へ排出されると、カー
ド検出器25が立上がり、モータ30が停止する。
【0045】このように構成されたカード繰出装置20
においては、以下に述べる各技術的特徴を有する。 (a) 固定フレーム5に形成された各スロット部7に
挿入装着された各カセット6のカード9をカセット6外
へ排出するカード繰出機構20を、全てのカセット6に
共通する1つの可動フレーム26と、各カセット毎に設
けられ、各カセット6のカード9を係止して可動フレー
ム26の移動動作に伴ってカセット外へ排出する複数の
ソレノイド33と回動アーム34とゴムパッド36とで
構成している。
【0046】したがって、各カセット6毎に、完全なカ
ード繰出機構を設ける場合に比較して、構成が簡素化さ
れる。また、取扱いカード種類を増加する場合は、簡単
な構成のソレノイド33,可動アーム34及びゴムパッ
ド36を増設するのみでよいので、製造費が節減でき
る。
【0047】(b) カード9の表面に当接する滑り防
止用のゴムパッド36は、回動アーム34に対して回転
自在にかつ長尺方向に移動自在に取付けられているの
で、たとえ回動アーム34の先端部が図中矢印Cに示す
ように円弧状に下方へ移動したとしても、ゴムパッド3
6のカード9表面に対する当接位置が移動したり、回転
することはない。
【0048】その結果、ゴムパッド36とカード9表面
との間で摺動現象が発生することはなく、たとえこのカ
ード繰出装置20を長期間に亘って稼働したとしても、
ゴムパッド36が磨耗等によって劣化することはない。
したがって、カード払出し装置全体の維持管理費が節減
できる。
【0049】また、カード9表面に疵をつけずに、かつ
過大な力でカード9に圧接する事なく、確実にカード9
をカセット6から排出できる。したがって、カード払出
し装置全体の信頼性を向上できる。
【0050】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではない。実施形態においては、各カセット6
から排出した各カード9を一つのカード払出し口2へ搬
送するカード搬送機構22を設けた。
【0051】しかし、カード搬送機構22を除去して、
図8に示すように、各スロット部7の下方位置に、それ
ぞれ個別にカード払出口2aを配設することが可能であ
る。このように、カード搬送機構22を除去することに
よって、カード払出し装置の構成をさらに簡素化でき
る。
【0052】また、カード繰出装置20を構成するソレ
ノイド数及び回動アーム数も各10個に限定されるもの
ではなく、スロット部7の形成数に応じて任意の数に変
更できる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明のカード繰出
装置においては、カード表面に平行する方向に移動する
可動フレームにソレノイド及びこのソレノイドで回動さ
れる回動アーム等を搭載して、カセット内に収納された
カードをカード排出口から排出している。
【0054】したがって、簡単な構成で、カセット内に
収納された複数のカードを1枚づつ確実に、カセット外
へ排出でき、装置全体の小型、軽量化を図ることがで
き、かつ装置全体の信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のカード繰出装置の概略
構成を示す図
【図2】 同カード繰出装置が組込まれたカード払出し
装置を示す外観図
【図3】 同カード払出し装置で使用されるカセットの
概略構成を示す斜視図
【図4】 同カセットの側断面図
【図5】 同カード払出し装置の内部構成を示す一方面
側から見た断面模式図
【図6】 同カード払出し装置の内部構成を示す他方面
側から見た断面模式図
【図7】 同カード繰出装置の要部を取出して示す部分
斜視図
【図8】 本発明のカード繰出装置が組込まれた別のカ
ード払出し装置を示す外観図
【符号の説明】
1…ケース、2,2a…カード払出口、4…蓋体、5…
固定フレーム、6…カセット、7…スロット部、9…カ
ード、10…箱型ケース、10d…カード排出口、12
a…突起部、12b…凹部、13…蓋、14…押し板、
15…コイルばね、16…ゲート、17…シャッタ、1
8…板ばね、19…開放アーム、20…カード繰出装
置、22…カード搬送機構、23a.23b…ローラ、
24,25…カード検出器、26…可動フレーム、27
a,27b…固定軸、28…軸、29…クランク板、3
0…モータ、31a,31b…歯車、31c…クランク
ピン、32a…上端検出器、32b…下端検出器、33
…ソレノイド、34…回動アーム、36…ゴムパッド、
37…円筒状ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 3/06 G07F 7/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定フレーム(5) に形成されたスロット
    部(7) 内に装着されたカセット(6) に収納された複数の
    カードをこのカセットに形成されたカード排出口(10d)
    から1枚づつ排出させるカード繰出装置(20)において、 前記固定フレーム(5) に対して前記カセット内に収納さ
    れた各カードのカード表面に平行する方向に移動自在に
    設けられた可動フレーム(26)と、 この可動フレームに搭載されたソレノイド(33)と、 前記可動フレームに取付けられ、前記ソレノイドの通電
    動作に連動して、先端部が前記カセットの一面に形成さ
    れた長窓(10b) を介して、内部に収納された複数のカー
    ドのうち一番手前のカードのカード表面に当接する回動
    アーム(34)と、 この回動アームの前記カード表面に対する当接面に取付
    けられた滑り防止用のゴムパッド(36)と、 前記回動アームの先端部が前記カード表面に当接した状
    態で、前記可動フレームを前記カード排出口方向へ移動
    させて、前記一番手前のカードを前記カード排出口から
    排出させる可動フレーム駆動機構(29,30,31a,31b) とを
    備えたカード繰出装置。
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