JP3323862B2 - ポリエステル系フィルム - Google Patents
ポリエステル系フィルムInfo
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Description
インフレーションフィルムに関し、より詳細には、再生
ポリエステル樹脂や再生ポリオレフィン樹脂にも適用可
能な、高い機械的強度と良好なヒートシール性とを有す
るポリエステル系のインフレーションフィルムに関す
る。
(以降、PET樹脂と言う)のフィルムは、ビデオテー
プ等の分野で広く使われているが、そのフィルムはPE
T樹脂をキャスト成形して製造されている。しかし、P
ET樹脂をより一般的なインフレーション成形法によっ
てフィルム成形することは、その溶融粘度が極度に低い
ために難しく、実際にPET樹脂からインフレーション
フィルムの製造は行われていない。
のような酸無水物を配合すると、その酸無水物基がPE
T樹脂の持つ末端水酸基またはカルボン酸基と反応して
PET樹脂に架橋構造を形成することから、その結果P
ET樹脂の溶融粘度が増してインフレーションフィルム
成形が可能になってくる。しかし、この方法で製造され
たフィルムは、引張弾性率は高いが、引張強度、引裂き
強度、および衝撃強度が共に低く、いわば硬くて脆いフ
ィルムであるので、一般包装用フィルムとして使用する
には必ずしも適当ではない。
装のために低温ヒートシール性が必要とされている。し
かし、PET樹脂フィルムには低温でのヒートシール性
がないことからその利用範囲が限られており、もしPE
T樹脂フィルムに低温ヒートシール性が付与できるなら
ば、その利用範囲は広がることが期待できる。
進歩し、また使用済みポリオレフィン樹脂の回収が自動
車部品を初めとして多くの産業分野で検討されている。
一般に再生処理品は未使用品に比べて分子量低下が起こ
っており、それに伴って機械的物性も低下している。従
って、再生品の物性低下の影響を補いつつ、再生PET
樹脂と再生ポリオレフィン樹脂とを併せた新たな活用策
が考えられるならば、資源リサイクルと言う社会的要請
にも応えることができる。
困難とされていた、ポリエステル樹脂を利用したインフ
レーションフィルムの提供を目的にする。また、第二の
目的は、高い引張強度、引裂き強度、および衝撃強度を
有し、かつ良好なヒートシール性を有し、包装用途に適
したポリエステル系フィルムの提供を目的にする。さら
に、第三の目的は、再生樹脂の利用が可能なポリエステ
ル系フィルムの提供を目的にする。
エステル樹脂(A)45〜90重量%、カルボン酸変性
エチレン・α−オレフィン共重合体(B)1〜20重量
%、およびプロピレン系重合体(C)またはエチレン系
重合体(D)5〜40重量%とからなる樹脂組成物であ
って、前記のカルボン酸変性エチレン・α−オレフィン
共重合体(B)は、エチレン含量60〜95モル%およ
びα−オレフィン含量5〜40モル%とからなるエチレ
ン・α−オレフィン共重合体へのα,β−不飽和カルボ
ン酸のグラフト共重合体を含む重合体であって、その重
合体がα,β−不飽和カルボン酸単位を0.01〜5重
量%含有しており、その樹脂組成物をインフレーション
フィルム成形したポリエステル系フィルムに関する。こ
こで、A、B、CまたはDの合計量が100重量%にな
る。
チレン系重合体(D)を用いた場合には、ポリエステル
樹脂(A)60〜90重量%、カルボン酸変性エチレン
・α−オレフィン共重合体(B)1〜20重量%、およ
びエチレン系重合体(D)5〜30重量%から構成され
た樹脂組成物が望ましい。ここで、A、B、Dの合計量
が100重量%になる。
チレン系重合体(D)を用いた場合には、ポリエステル
樹脂(A)45〜90重量%、好ましくは60〜90重
量%、カルボン酸変性エチレン・α−オレフィン共重合
体(B)5〜20重量%、およびエチレン系重合体
(D)5〜40重量%、好ましくは5〜30重量%から
構成された樹脂組成物が望ましい。
は、ポリエステル樹脂(A)45〜85重量%、カルボ
ン酸変性エチレン・α−オレフィン共重合体(B)1〜
20重量%、好ましくは5〜20重量%、およびプロピ
レン系重合体(C)10〜40重量%から構成された樹
脂組成物が望ましい。ここで、A、B、Cの合計量が1
00重量%になる。
チレンテレフタレート、プロピレン系重合体としてはプ
ロピレン・エチレンブロック共重合体、エチレン系重合
体としては高圧法低密度ポリエチレン、あるいは結晶性
ないし非晶性のエチレン・α−オレフィン共重合体が好
ましい。
ィルムは、基本的にはポリエステル樹脂、カルボン酸変
性エチレン・α−オレフィン共重合体、およびプロピレ
ン系重合体またはエチレン系重合体とからなる樹脂組成
物から構成されており、次にそれら各成分、樹脂組成
物、フィルムの成形方法および得られたフィルムについ
て詳細に説明する。
香族または脂肪族のジカルボン酸とジオールとの重縮合
体であって、製造に際してジカルボン酸およびジオール
は、各々1種類を選び、あるいは2種類以上を適宜組み
合わせて選び、触媒の存在下に通常の重縮合条件下で製
造される。
ソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、ナフタレン−
1,4−ジカルボン酸、ナフタレン−2,6−ジカルボ
ン酸、ジフニルエーテル−4,4’−ジカルボン酸等を
例示することができる。
プロピレングリコール、1,4−ブチレングリコール、
ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノー
ル、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
等を例示することができる。重縮合に際して、p−ヒド
ロキシ安息香酸等のヒドロキシカルボン酸を共存させて
もよい。
製造したポリエステル樹脂として、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)、ポリブチレンテレフタレートを一
例として挙げることができる。またポリエステル樹脂
は、それらの成形品を一旦使用した後の再生品であって
もよく、さらに未使用品と再生品との混合物であっても
よい。
テトラクロロエチレン=50/50(重量比)混合溶媒
中、25℃で測定した極限粘度(IV)が、0.60〜
0.85(dl/g)の範囲にある重合体がインフレー
ションフィルム成形に適している。
ン酸基を含むエチレン・α−オレフィン共重合体であっ
て、具体的にはエチレン・α−オレフィン共重合体へ
α,β−不飽和カルボン酸化合物をグラフト共重合して
得た重合体(グラフト変性共重合体)である。
ィン共重合体は、ポリエステル樹脂とプロピレン系重合
体またはエチレン系重合体との均一混合の促進に寄与す
ると共に、フィルムへのヒートシール性付与にも効果が
ある。本発明においては、特にグラフト変性共重合体が
フィルム成形用樹脂組成物の形成に好適であるので、次
にグラフト変性共重合体について詳述する。
レフィン共重合体は、エチレン含量60〜95、好まし
くは70〜90(モル%)、α−オレフィン含量5〜4
0、好ましくは10〜30(モル%)のランダム共重合体
である。α−オレフィンとしては、直鎖または分岐鎖状
の炭素数3〜20のオレフィンが好ましく、例えば、プ
ロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1
−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン
を挙げることができ、またそれらを2種類以上組み合わ
せてもよい。これら共重合体の中でも、エチレン・プロ
ピレン共重合体、エチレン・1−ブテン共重合体、エチ
レン・1−オクテン共重合体が好ましい。さらに、この
共重合体中には、少量のジエン成分含まれていてもよ
い。
合体は、その密度が0.85〜0.90(g/c
m3)、ASTM D−1238に準拠し、230℃、
2.16kg荷重下で測定したメルトフローレート(M
FR)が0.05〜40(g/10分)であって、また
X線回折法で測定した結晶化度が25%以下の低結晶性
ないし非晶性の重合体であることが望ましい。このよう
なエチレン・α−オレフィン共重合体は、例えば、チー
グラー系触媒またはメタロセン系触媒の存在下に、エチ
レンとα−オレフィンとの共重合を液相ないし気相状態
で行うことによって製造することができる。
ルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸、クロトン酸、シトラコン
酸、ソルビン酸、メサコン酸、無水マレイン酸、無水イ
タコン酸、無水シトラコン酸、無水ハイミック酸を例と
して挙げることができ、特にアクリル酸、マレイン酸、
無水マレイン酸が好ましい。
α,β−不飽和カルボン酸のグラフト共重合体は、エチ
レン・α−オレフィン共重合体の溶液状態ないし溶融状
態の下で、前記したα,β−不飽和カルボン酸をグラフ
ト共重合反応させることによって製造することができ
る。この際、過酸化物のようなラジカル発生剤を共存さ
せると、効率よくグラフト化反応を進めることができ
る。
共重合体は、前記したグラフト変性共重合体のみから構
成されていてもよく、またグラフト変性共重合体と未変
成のエチレン・α−オレフィン共重合体あるいは他のポ
リオレフィンとの混合体であってもよい。グラフト変性
共重合体またはその混合体中のα,β−不飽和カルボン
酸単位の含量は、0.01〜5重量%、好ましくは0.
05〜3重量%が望ましい。カルボン酸単位含量が前記
の範囲内にあると、ポリエステル樹脂とプロピレン系ま
たはエチレン系樹脂との相溶性を高め、また樹脂組成物
のヒートシール性を高める効果がある。
独重合体、プロピレンとα−オレフィンとのランダム共
重合体、プロピレンとα−オレフィンとのブロック共重
合体、あるいはプロピレンとα−オレフィンとのゴム状
共重合体のいずれであってもよく、これらは未使用の重
合体であってもよいし、あるいは一旦使用した後の再生
品であってもよい。
は、プロピレン以外の前述したと同じ炭素数2〜20の
オレフィンが使用できる。ランダム共重合体の場合に
は、α−オレフィン単位の含量が0.5〜5モル%、ブ
ロック共重合体の場合には、α−オレフィン単位の含量
が0.5〜20モル%含有されていることが望ましい。
これらの中で好ましいプロピレン系重合体は、プロピレ
ン・エチレンランダム共重合体、プロピレン・1−ブテ
ンランダム共重合体、またはプロピレン・エチレンブロ
ック共重合体である。さらに、それらを混合して使用す
ることもできる。
STM D−1238に準拠し、230℃、2.16k
g荷重下で測定した値が、0.1〜50、好ましくは
0.5〜20(g/10分)である。MFRがこの範囲
内にあるプロピレン系重合体を用いると、インフレーシ
ョンフィルム成形性を良好にし、フィルムの機械的強度
を高めると共に、ポリエステルフィルムよりも低温での
ヒートシール性を付与することができる。このようなプ
ロピレン系重合体は、チーグラー・ナッタ系触媒、ある
いはメタロセン系触媒のようなオレフィン立体規則性重
合触媒を使用し、プロピレンを、必要に応じてα−オレ
フィンを共存させて重合することによって製造すること
ができる。
ン系重合体の中でも低密度の範囲に属する。具体的に
は、その密度が0.930以下、好ましくは0.920
未満、より好ましくは0.850〜0.915、さらに
好ましくは0.870〜0.910(g/cm3)の範
囲にあることが望ましい。このような密度範囲にある重
合体をフィルム構成樹脂の一成分として使用すると、ポ
リエステル樹脂に対する十分な機械的強度の改良効果が
得られると共に、低温でのヒートシール性を付与するこ
とができる。
合体、エチレン・α−オレフィン共重合体、エチレンと
ビニルモノマーとの共重合体等、エチレン単位を主な繰
り返し単位として有する重合体であればいずれをも使用
することができる。
体は、前述したカルボン酸変性エチレン・α−オレフィ
ン共重合体を製造する際に使用した低結晶性ないし非晶
性のエチレン・α−オレフィン共重合体であってもよい
し、結晶性を有しかつエチレン単独重合体に近い物性を
有するエチレン・α−オレフィン共重合体であってもよ
い。従って、このエチレン・α−オレフィン共重合体を
構成するモノマー組成は、エチレン単位が70モル%以
上、α−オレフィン単位が30モル%以下と広範囲に亘
っている。ここで、α−オレフィンは、前述した炭素数
3〜20のオレフィンの中から適宜選択して使用するこ
とができ、特にプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセ
ン、1−オクテンが好ましい。
エチレン・α−オレフィン共重合体は、バナジウム化合
物またはチタン化合物と有機アルミニウム化合物との組
み合わせを一例としたチーグラー系触媒、シクロペンタ
ジエニル環を有するジルコニウム化合物とオキシアルミ
ニウム化合物との組み合わせを一例としたメタロセン系
触媒のようなオレフィン立体規則性重合触媒を用いるこ
とによって製造することができる。
しては、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ア
クリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸メチル共重
合体等を挙げることができる。
レン単独重合体またはエチレン・α−オレフィン共重合
体であって、特に低密度ポリエチレン、結晶性のエチレ
ン・1−ヘキセン共重合体、非晶性のエチレン・プロピ
レン共重合体、非晶性のエチレン・1−ブテン共重合
体、非晶性のエチレン・1−オクテン共重合体が好適で
ある。なお、エチレン系重合体をフィルム形成樹脂組成
物の一成分として使用すると、その種類によっては樹脂
組成物が白色不透明化することもあるので、透明なフィ
ルムが必要な場合にはエチレン系重合体の種類と配合量
を適宜選択することが必要である。
STM D−1238に準拠し、190℃、2.16k
g荷重下に測定した値が、0.1〜20、好ましくは
0.1〜10、より好ましくは0.5〜10(g/10
分)である。MFRの値がこの範囲内にあると、インフ
レーションフィルムの成形性を良好にし、フィルムの機
械的強度を高め、低温ヒートシール性を付与することが
できる。
ては、高圧法低密度ポリエチレン、あるいは線状低密度
ポリエチレン(L−LDPE)を含む中低圧法低密度ポ
リエチレンを挙げることができ、それらは未使用の重合
体であっても、再生品であってもよい。
ポリエステル樹脂(A)、カルボン酸変性エチレン・α
−オレフィン共重合体(B)、プロピレン系重合体
(C)またはエチレン系重合体(D)が各々表1に記載
の範囲にある。ここで、前記3成分の合計量が100重
量%になっている。各成分が、この組成範囲内にある
と、インフレーションフィルムの成形を容易にし、機械
的強度およびヒートシール性に優れたフィルムを得るこ
とができる。
系重合体(C)を選択使用する場合には、各成分の混合
割合(重量%)は表2に記載した範囲が望ましい。ここ
で、3成分の合計量が100重量%になっている。この
樹脂組成物から成形したフィルムは、剛性の大きい、い
わゆる腰のあるフィルムが得られる。
(g/cm3)以下、好ましくは0.920(g/cm
3)未満のエチレン系重合体(D)を選択する場合に
は、各成分の混合割合(重量%)は表3に記載した範囲
にあることが望ましい。ここで、3成分の合計量が10
0重量%になっている。この樹脂組成物から成形したフ
ィルムは、耐衝撃性が高く、また一般のポリエチレンフ
ィルム並みの低温ヒートシールが可能になる。
脱しない範囲内で、各種の添加剤を適宜加えることがで
きる。添加剤の例としては、酸化防止剤、耐候安定剤、
光安定剤、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、核剤、
滑剤、顔料等を挙げることができる。
ブレンダー、リボンブレンダー、タンブラーブレンダー
等を用いて前記の各成分を所定の混合割合にドライブレ
ンドして均一組成に調製し、それをインフレーションフ
ィルム成形用樹脂組成物とする。またその後、一軸押出
機、二軸押出機、ニーダー、バンバリーミキサー、ミキ
シングロール等を用いて溶融混練りを加えることによっ
て、ペレット状のインフレーションフィルム成形用樹脂
組成物としてもよい。
る場合、ポリエステル樹脂が加水分解されることを避け
るために、ポリエステル樹脂の溶融混練り前に十分に乾
燥しておくことが必要である。また、それに代わって押
出機のベント口から減圧操作を加え、物性低下を招かな
い程度の吸水量まで水分を除去する方法をとることもで
きる。
は、次いでインフレーションフィルム成形機へと供給さ
れる。この場合にも、ペレット状樹脂組成物を製造する
時と同様にして、インフレーションフィルム成形機の押
出機部分に設けられたベント口から減圧操作を加えるこ
とによってさらに残存する水分を除去することもでき
る。押出機部分のシリンダー中で樹脂組成物を溶融し、
押出機先端に設けたサーキュラーダイから溶融樹脂を押
出し、次いで空気量を調整して円筒状に膨らませつつ冷
却し、その後二つ折りにして、あるいは1枚ないし2枚
に分離して巻き取ることによってインフレーションフィ
ルムを製造することができる。インフレーションフィル
ム成形機の押出機部分に使われるスクリューは、特に制
限されるものではなく、冷却は、通常の空気冷却が好ま
しい。必要に応じて、その後一軸または二軸方向への延
伸配向を行うことができる。
通常10〜200μmであって、それは引張強度、引裂
き強度、および衝撃強度等の機械的強度に優れている。
さらに、プロピレン系重合体(C)を用いれば170℃
以上で、エチレン系重合体(D)を用いれば120℃以
上でヒートシールが可能になり、良好な低温ヒートシー
ル性を有している。
発明はそれら実施例によって何ら限定されるものではな
い。
は、次の通りである。 (1)ポリエステル樹脂:ポリエチレンテレフタレート
樹脂(表4ではPETと記す) 極限粘度(IV)=0.73(dl/g)
フィン共重合体:マレイン酸グラフト変性エチレン・プ
ロピレン共重合体(表4では変性共重合体と記す) エチレン・プロピレン共重合体(エチレン含量=80モ
ル%、X線回折による結晶化度=5%、MFR=0.2
g/10分;230℃)へ無水マレイン酸をグラフト共
重合した変性体(マレイン酸含量=1.0重量%)
レン(表4では、aと記す) エチレン含量=100モル%、密度=0.922(g/
cm3)、MFR=0.6(g/10分)
ヘキセン共重合体(表4では、bと記す) エチレン含量=94モル%、密度=0.905(g/c
m3)、MFR=4(g/10分)
レン(表4では、cと記す) エチレン含量=100モル%、密度=0.968(g/
cm3)、MFR=5(g/10分)
エチレンブロック共重合体(表4では、dと記す) プロピレン含量=93モル%、密度=0.91(g/c
m3)、MFR=5(g/10分)
験方法で行った。 (1)引張試験:ASTM D−638に準拠し、23
℃で測定した。 (2)引裂き試験:ASTM D−1922に準拠し、
エルメンドルフ引裂き強度として測定した。 (3)衝撃試験:縦横共に長さが100mmのフィルム
を固定し、そこへ0.5インチの衝撃頭を備えた振り子
式ハンマーでフィルム下面より打ち破り、その時の破壊
エネルギーをフィルムインパクトテスターで測定した。
を重ね合わせ、シールバーの温度を10℃毎に変えなが
ら、圧力0.2MPaおよび時間1秒間の条件でヒート
シールした。その後、幅15mmにカットして試験片を
作成し、その試験片を300(mm/分)の速度でT型
剥離させ、その時の剥離強度を以ってヒートシール強度
として示した。なお、表4において、Sは接着強度が小
さくシール面から容易に剥離するいわゆる完全剥離を示
し、ESは接着強度が大きくフィルムが伸びながら剥離
するいわゆる伸び剥離を示す。
酸変性エチレン・α−オレフィン共重合体、エチレン系
重合体(a)を表4に記載の割合でドライブレンドし、
これをインフレーション成形機(CBCテック株式会社
製 E−50)に直接供給した。シリンダー温度260
℃、ダイ温度258℃、リップ開度1mm、引取り速度
12(m/分)の条件で、インフレーションフィルムを
成形した。フィルム成形は、容易に行うことができ、厚
さ36μmで外観良好なフィルムを得ることができた。
このフィルムから試験片を切り取り、引張試験、引裂き
試験、衝撃試験およびヒートシール試験を行い、その結
果を表4に記載した。
酸変性エチレン・α−オレフィン共重合体、エチレン系
重合体(b)を表4記載の割合でドライブレンドし、次
に同方向回転スクリュー二軸押出機(65mmφ、L/
D=27、2個所ベント付き;池貝株式会社製 PCM
−65)へと供給した。次いで、樹脂温度265℃で混
練りし、ペレットを得た。
(CBCテック株式会社製、E−50)に供給し、シリ
ンダー温度265℃、ダイ温度260℃、リップ開度1
mm、引取り速度10(m/分)の条件で、インフレー
ションフィルムを成形した。フィルム成形は、容易に行
うことができ、厚さ53μmで外観良好なフィルムを得
ることができた。このフィルムから試験片を切り取り、
引張試験、引裂き試験、衝撃試験およびヒートシール試
験を行い、その結果を表4に記載した。
系重合体(b)の代わりにプロピレン系重合体(d)を
用いた以外は実施例2と同様にフィルム成形を行った。
その結果、厚さ38μmのフィルムを容易に得ることが
でき、その物性測定結果を表4に併せて示した。
部当たり無水ピロメリット酸0.2部を配合し、実施例
2と同様の条件でインフレーションフィルムを成形し
た。得られたフィルムの物性を調べて、結果を表4に併
せて記した。
いる以外は実施例2と同様にしてインフレーションフィ
ルムを成形した。得られたフィルムの物性を調べて、結
果を表4に併せて記した。
得られたインフレーションフィルムは、比較例1〜2で
示したポリエステルフィルムやポリエチレンフィルムよ
りも引張強度、破断点強度、引裂き強度および衝撃強度
の高いフィルムが得られた。また、その破断点伸びは、
ポリエステルフィルムよりもはるかに大きいことから、
強靭で高剛性のフィルムであることがわかった。
ルムは、120℃以上でヒートシールが可能であり、ま
た実施例3で得られたフィルムは、170℃以上でヒー
トシールが可能であった。比較例1で示したポリエステ
ルフィルムの持つヒートシール可能温度200℃以上と
比べて、それらがより低い温度でヒートシール可能であ
ることがわかった。
は、ポリエステル樹脂、カルボン酸変性エチレン・α−
オレフィン共重合体およびプロピレン系またはエチレン
系重合体を均一に混合した樹脂組成物を用いているの
で、一般的なインフレーション成形機を使用し、かつ通
常の押出条件下で、外観良好なインフレーションフィル
ムを容易に成形することができる。しかも、このフィル
ムの成形に際して、未使用のポリエステル樹脂やポリオ
レフィン樹脂だけでなく、再生ポリエステル樹脂や再生
ポリオレフィン樹脂も同様にして使用することができ
る。
張強度、引裂き強度および衝撃強度を有しており、その
破断の際に大きな伸びを有し、しかも低温でのヒートシ
ール性がある。従って、このフィルムは、包装袋や買い
物バッグ等を製造する一般包装用フィルムとして好適に
使用することができる。
るポリエステル樹脂は、その発熱量がポリオレフィン樹
脂の約1/2と低いので、使用後の包装袋等を焼却処分
する際にも焼却炉に及ぼす影響が小さい。従って、衛生
医療用具等の廃棄物を焼却前に一時的に保存するための
包装袋や一般のごみ袋等としても好適に使用できる。
Claims (20)
- 【請求項1】ポリエステル樹脂(A)45〜90重量
%、カルボン酸変性エチレン・α−オレフィン共重合体
(B)1〜20重量%、およびプロピレン系重合体
(C)またはエチレン系重合体(D)5〜40重量%
(ここで、A、B、CまたはDの合計量が100重量%
になる)とからなる樹脂組成物であって、前記のカルボ
ン酸変性エチレン・α−オレフィン共重合体(B)は、
エチレン含量60〜95モル%およびα−オレフィン含
量5〜40モル%とからなるエチレン・α−オレフィン
共重合体へのα,β−不飽和カルボン酸のグラフト共重
合体を含む重合体であって、その重合体がα,β−不飽
和カルボン酸単位を0.01〜5重量%含有しており、
その樹脂組成物をインフレーションフィルム成形して得
たことを特徴とするポリエステル系フィルム。 - 【請求項2】前記の樹脂組成物が、ポリエステル樹脂
(A)60〜90重量%、カルボン酸変性エチレン・α
−オレフィン共重合体(B)1〜20重量%、およびエ
チレン系重合体(D)5〜30重量%(ここで、A、
B、Dの合計量が100重量%になる)とからなること
を特徴とする請求項1に記載のポリエステル系フィル
ム。 - 【請求項3】前記のエチレン系重合体(D)は、その密
度が0.930(g/cm3)以下であることを特徴と
する請求項1または2に記載のポリエステル系フィル
ム。 - 【請求項4】ポリエステル樹脂(A)45〜90重量
%、カルボン酸変性エチレン・α−オレフィン共重合体
(B)5〜20重量%、および密度0.920(g/c
m3)未満のエチレン系重合体(D)5〜40重量%
(ここで、A、B、Dの合計量が100重量%になる)
とからなる樹脂組成物をインフレーションフィルム成形
して得たことを特徴とするポリエステル系フィルム。 - 【請求項5】前記の樹脂組成物が、ポリエステル樹脂
(A)60〜90重量%、カルボン酸変性エチレン・α
−オレフィン共重合体(B)5〜20重量%、および密
度0. 920(g/cm 3 )未満のエチレン系重合体
(D)5〜30重量%(ここで、A、B、Dの合計量が
100重量%になる)とからなることを特徴とする請求
項4に記載のポリエステル系フィルム。 - 【請求項6】前記のエチレン系重合体(D)は、その密
度が0.850〜0.915(g/cm3)であること
を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のポリエス
テル系フィルム。 - 【請求項7】前記のエチレン系重合体(D)が、高圧法
低密度ポリエチレン、あるいは結晶性または非晶性のエ
チレン・α−オレフィン共重合体であることを特徴とす
る請求項1〜6のいずれかに記載のポリエステル系フィ
ルム。 - 【請求項8】前記のエチレン系重合体(D)が、結晶性
エチレン・1−ヘキセン共重合体であることを特徴とす
る請求項1〜6のいずれかに記載のポリエステル系フィ
ルム。 - 【請求項9】前記のエチレン系重合体(D)が、非晶性
のエチレン・プロピレン共重合体、エチレン・1−ブテ
ン共重合体およびエチレン・1−オクテン共重合体から
なる群から選ばれる少なくとも1種の共重合体であるこ
とを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のポリエ
ステル系フィルム。 - 【請求項10】前記のエチレン系重合体(D)は、AS
TM D−1238に準拠し、190℃、2.16kg
荷重下で測定したそのメルトフローレートの値が0.1
〜20(g/10分)であることを特徴とする請求項1
〜9のいずれかに記載のポリエステル系フィルム。 - 【請求項11】前記のエチレン系重合体(D)が、再生
樹脂であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか
に記載のポリエステル系フィルム。 - 【請求項12】前記の樹脂組成物が、ポリエステル樹脂
(A)45〜85重量%、カルボン酸変性エチレン・α
−オレフィン共重合体(B)1〜20重量%、およびプ
ロピレン系重合体(C)10〜40重量%(ここで、
A、B、Cの合計量が100重量%になる)とからなる
ことを特徴とする請求項1に記載のポリエステル系フィ
ルム。 - 【請求項13】前記のプロピレン系重合体(C)が、プ
ロピレン・エチレンブロック共重合体であることを特徴
とする請求項1または12に記載のポリエステル系フィ
ルム。 - 【請求項14】前記のプロピレン系重合体(C)が、再
生樹脂であることを特徴とする請求項1、12、および
13のいずれかに記載のポリエステル系フィルム。 - 【請求項15】前記のポリエステル樹脂(A)が、ポリ
エチレンテレフタレートであることを特徴とする請求項
1〜14のいずれかに記載のポリエステル系フィルム。 - 【請求項16】前記のポリエステル樹脂(A)が、再生
樹脂であることを特徴とする請求項1〜15のいずれか
に記載のポリエステル系フィルム。 - 【請求項17】前記のエチレン・α−オレフィン共重合
体が、エチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンとの
共重合体であって、その結晶化度が25%以下であるこ
とを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載のポリ
エステル系フィルム。 - 【請求項18】前記のエチレン・α−オレフィン共重合
体は、その密度が0.85〜0.90(g/cm 3 )で
あることを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載
のポリエステル系フィルム。 - 【請求項19】前記のエチレン・α−オレフィン共重合
体は、ASTM D−1238に準拠し、230℃、
2.16kg荷重下で測定したそのメルトフローレート
の値が0.05〜40(g/10分)であることを特徴
とする請求項1〜18のいずれか に記載のポリエステル
系フィルム。 - 【請求項20】前記のエチレン・α−オレフィン共重合
体が、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・1−
ブテン共重合体およびエチレン・1−オクテン共重合体
からなる群から選ばれる少なくとも1種の共重合体であ
ることを特徴とする請求項1〜19のいずれかに記載の
ポリエステル系フィルム。
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