JP3322225B2 - 放電ランプおよび照明器具 - Google Patents

放電ランプおよび照明器具

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JP3322225B2 JP31290198A JP31290198A JP3322225B2 JP 3322225 B2 JP3322225 B2 JP 3322225B2 JP 31290198 A JP31290198 A JP 31290198A JP 31290198 A JP31290198 A JP 31290198A JP 3322225 B2 JP3322225 B2 JP 3322225B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/38Devices for influencing the colour or wavelength of the light
    • H01J61/42Devices for influencing the colour or wavelength of the light by transforming the wavelength of the light by luminescence
    • H01J61/44Devices characterised by the luminescent material

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放電ランプおよび照
明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、各種光源による色の見え方の良否
は、演色評価数で定量的に評価する方法が確立されてい
る。しかしながら、これは対象とする光が基準光にくら
べてどの程度忠実に色を再現しているかを定量評価する
ものである。最近では、忠実性とは別に、色の見え方の
好ましさ、について注目されており、人間の肌の色や食
品、植物、室内装飾、衣服等の生活空間に存在する色
を、いかに好ましく照明することができるかが重要なポ
イントとなりつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在、住宅・店舗照明
の分野においては相関色温度が約5000Kから約70
00Kまでの比較的高色温度の一般照明用放電ランプが
主照明として多く使用されている。しかし、照明された
空間を落ち着いた雰囲気にするためには高色温度のラン
プによる照明よりも、2800〜4500Kの低色温度
のランプによる照明の方が適していると言われている。
このような理由から近年、住宅・店舗照明の分野におい
ては低色温度の光源の使用が、徐々にではあるが年々増
加しつつある。
【0004】また、高色温度のランプでは、光源を直接
見たとき低色温度のランプよりも、まぶしく感じられる
という課題がある。さらに、近年では住宅・店舗照明の
手法として主照明のランプとともに白熱電球のダウンラ
イトを併用する場合も増えているが、主照明として高色
温度のランプを使用した場合、白熱電球との光色の差に
よって違和感が生じるという問題もある。
【0005】以上のように、落ち着いた雰囲気を演出す
るのに適していると考えられる低色温度領域のランプで
あるが、従来の相関色温度3700K以下の低色温度領
域のランプに関しては、色の実際の見え方に対し問題が
あると考えられる。例を挙げると、色を忠実に再現し高
い演色評価数を有する、青・緑・赤の3つの発光を主発
光としたランプであっても光色の黄ばみが強く、日本人
の肌色の見え方が悪い、新しい畳が黄ばんで古畳のよう
に見えるというような色の見え方の好ましさに関する問
題があった。また白いもの例えば新聞紙や白いワイシャ
ツ等が白く見えない、すなわち白色感に劣るといった問
題もあった。また従来の低色温度領域のランプでは色の
見えが劣るために色の識別に関しても問題があり、似た
色を見分けることが他の光色に比べ困難であると言われ
ている。
【0006】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、青色領域・緑色領域・赤色領域の発光
の組合せが主発光であって、各種色彩対象物の色の見え
が向上する光色、また、光源のまぶしさや白熱電球と併
用した際に違和感を感じにくい光色を有する放電ランプ
および照明器具を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の放電ランプは、放射される可視光の発光ピーク波長
が、400〜490nm、500〜550nm、600
〜670nmの範囲内である青色領域・緑色領域・赤色
領域の発光の組合せを少なくとも含む放電ランプであっ
て、光色の色度点がCIE1960uv色度図上で、色
度点(u,v)=(0.224,0.330)を中心と
して長軸が0.056、短軸が0.024でu軸からの
傾きが20度である楕円の範囲にあり、かつ色度点
(u,v)=(0.224,0.330)を中心として
長軸が0.078、短軸が0.014でu軸からの傾き
が30度である楕円の範囲内にあり、かつ色度点(u,
v)=(0.235,0.335)を中心として長軸が
0.060、短軸が0.030でu軸からの傾きが30
度である楕円の範囲内にあり、かつ色度点(u,v)=
(0.225,0.330)を中心として長軸が0.0
60、短軸が0.018でu軸からの傾きが20度であ
る楕円の範囲内にあり、かつ相関色温度が3500Kの
等色温度線よりも低色温度側の範囲内にある構成を有す
る。
【0008】これにより色の弁別(識別)に優れ、かつ
照明によるまぶしさを感じにくい、青色領域・緑色領域
・赤色領域の発光の組合せを主体とする低色温度領域の
放電ランプが得られる。
【0009】なお、ここで放射される可視光とは蛍光体
からの放射、放電により励起された原子もしくは分子か
らの放射などが挙げられる。
【0010】本発明の請求項2に記載の放電ランプは、
放射される可視光の発光ピーク波長が、400〜490
nm、500〜550nm、600〜670nmの範囲
内である青色領域・緑色領域・赤色領域の発光の組合せ
を少なくとも含む放電ランプであって、光色の色度点が
CIE1960uv色度図上で、色度点(u,v)が、
(0.235,0.342)、(0.252,0.34
5)、(0.248,0.338)、(0.239,
0.334)の4点で囲まれた範囲内にある構成を有す
る。
【0011】これにより照明された白いものを白と感じ
させる(白色感に優れた)、かつ照明によるまぶしさを
感じにくい、青色領域・緑色領域・赤色領域の発光の組
合せを主体とする低色温度領域の放電ランプが得られ
る。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の放電ランプにおいて、光色の
色度点がCIE1960uv色度図上で、相関色温度が
3400Kの等色温度線よりも低色温度側の範囲内にあ
る構成を有する。
【0013】これにより、請求項1または請求項2にお
いて得られる効果に併せて、白熱電球と同時に使用した
際に、光源の光色差による違和感を感じにくいという良
好な効果が得られる。
【0014】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1〜請求項3のいずれかに記載の放電ランプにおいて、
光色の色度点がCIE1960uv色度図上で、(u,
v)=(0.2457,0.3403)を中心として半
径が0.003である円の範囲内にある構成を有する。
【0015】これにより、色の弁別や白色感に優れ、か
つ照明によるまぶしさや白熱電球と同時に使用した際
に、光源の光色差による違和感を感じにくいという効果
をより強く発揮できる。
【0016】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1〜請求項4のいずれかに記載の放電ランプにおいて、
放電ランプは蛍光ランプであり、発光ピーク波長が40
0〜490nm、500〜550nm、600〜670
nmの範囲内である、少なくとも3つの蛍光体を主成分
とする蛍光体層を備えた構成を有する。
【0017】これにより、色の弁別もしくは白色感に優
れ、かつ照明によるまぶしさを感じにくい、青色領域・
緑色領域・赤色領域の発光の組合せを主体とする低色温
度領域の放電ランプが得られる。
【0018】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
5に記載の放電ランプにおいて、前記蛍光体層は、発光
ピーク波長が400〜490nmである2価ユーロピウ
ム付活青色蛍光体の少なくとも一種類と、発光ピーク波
長が500〜550nmである2価マンガン付活もしく
は3価テルビウム付活もしくは3価テルビウム、3価セ
リウム付活もしくは2価マンガン、3価テルビウム付活
緑色蛍光体の少なくとも1種類と、発光ピーク波長が6
00〜670nmである3価ユーロピウム付活もしくは
2価マンガン付活もしくは4価マンガン付活赤色蛍光体
の少なくとも一種類、の少なくとも3つの蛍光体を主成
分として構成される。
【0019】これにより、色の弁別もしくは白色感に優
れ、かつ照明によるまぶしさを感じにくい、青色領域・
緑色領域・赤色領域の発光の組合せを主体とする低色温
度領域の放電ランプが得られる。
【0020】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
1〜請求項4のいずれかに記載の放電ランプにおいて、
前記放電ランプは、蛍光ランプであり、前記蛍光ランプ
内に、発光ピーク波長が400〜490nm、500〜
535nm、540〜550nm、600〜670nm
の範囲内である、少なくとも4つの蛍光体を主成分とす
る蛍光体層を備えている構成を有している。
【0021】これにより、色の弁別もしくは白色感に優
れ、かつ照明によるまぶしさを感じにくい、青色領域・
緑色領域・赤色領域の発光の組合せを主体とする低色温
度領域の放電ランプが得られる。
【0022】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
7記載の放電ランプにおいて、前記蛍光体層は、発光ピ
ーク波長が400〜490nmである2価ユーロピウム
付活青色蛍光体の少なくとも一種類と、発光ピーク波長
が500〜535nmである2価マンガン付活もしくは
2価マンガン、2価ユーロピウム付活緑色蛍光体の少な
くとも一種類と、発光ピーク波長が540〜550nm
である3価テルビウム付活、もしくは3価テルビウム、
3価セリウム付活もしくは2価マンガン、3価テルビウ
ム付活緑色蛍光体の少なくとも一種類と、発光ピーク波
長が600〜670nmである3価ユーロピウム付活も
しくは2価マンガン付活もしくは4価マンガン付活赤色
蛍光体の少なくとも一種類、の少なくとも4つの蛍光体
を主成分として構成されている。
【0023】これにより、色の弁別もしくは白色感に優
れ、かつ照明によるまぶしさを感じにくい、青色領域・
緑色領域・赤色領域の発光の組合せを主体とする低色温
度領域の放電ランプが得られる。
【0024】本発明の請求項9に記載の照明器具は、発
光ピーク波長が、400〜490nm、500〜550
nm、600〜670nmの範囲内である青色領域・緑
色領域・赤色領域の発光の組合せを少なくとも含む照明
光であって、色度点がCIE1960uv色度図上で、
色度点(u,v)=(0.224,0.330)を中心
として長軸が0.056、短軸が0.024でu軸から
の傾きが20度である楕円の範囲にあり、かつ色度点
(u,v)=(0.224,0.330)を中心として
長軸が0.078、短軸が0.014でu軸からの傾き
が30度である楕円の範囲内にあり、かつ色度点(u,
v)=(0.235,0.335)を中心として長軸が
0.060、短軸が0.030でu軸からの傾きが30
度である楕円の範囲内にあり、かつ色度点(u,v)=
(0.225,0.330)を中心として長軸が0.0
60、短軸が0.018でu軸からの傾きが20度であ
る楕円の範囲内にあり、かつ相関色温度が3500Kの
等色温度線よりも低色温度側の範囲内にある照明光を放
射するための透過板および反射板のうちの少なくとも一
方を有する構成を有する。
【0025】これにより、透過板を透過した照明光もし
くは反射板を反射した照明光は、青色領域・緑色領域・
赤色領域の発光の組合せを主体とする低色温度の照明光
であり、照明された物体の色の弁別(識別)が容易にな
り、かつ照明によるまぶしさを感じにくいという効果を
有する。
【0026】本発明の請求項10に記載の照明器具は、
発光ピーク波長が、400〜490nm、500〜55
0nm、600〜670nmの範囲内である青色領域・
緑色領域・赤色領域の発光の組合せを少なくとも含む照
明光であって、色度点がCIE1960uv色度図上
で、色度点(u,v)が、(0.235,0.34
2)、(0.252,0.345)、(0.248,
0.338)、(0.239,0.334)の4点で囲
まれた範囲内にある照明光を放射するための透過板およ
び反射板のうち少なくとも一方を有する構成を有する。
【0027】これにより、透過板を透過した照明光もし
くは反射板を反射した照明光は、青色領域・緑色領域・
赤色領域の発光の組合せを主体とする低色温度の照明光
であり、白色感に優れており、かつ照明によるまぶしさ
を感じにくいものである。
【0028】本発明の請求項11に記載の発明は、請求
項9または請求項10に記載の照明器具において、照明
光の色度点がCIE1960uv色度図上で、相関色温
度が3400Kの等色温度線よりも低色温度側の範囲内
にある構成を有する。
【0029】これにより、透過板を透過した照明光もし
くは反射板を反射した照明光は、色の弁別もしくは白色
感に優れている効果に併せて、照明によるまぶしさを感
じにくく、かつ白熱電球と同時に使用した際に光源の光
色差による違和感を感じにくいという効果を有する。
【0030】本発明の請求項12に記載の発明は、請求
項9〜請求項11のいずれかに記載の照明器具におい
て、照明光の色度点がCIE1960uv色度図上で、
(u,v)=(0.2457,0.3403)を中心と
して半径が0.003である円の範囲内にある構成を有
する。
【0031】これにより、色の弁別や白色感に優れ、か
つ照明によるまぶしさや白熱電球と同時に使用した際に
光源の光色差による違和感を感じにくいという効果をよ
り強く発揮できる照明光を放射する照明器具が得られ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】低色温度の光源からの光により、
色彩対象物が、より好ましく見える光色の色度範囲を求
めた実験について順次説明する。
【0033】まず、住宅内で頻繁に用いられる色を対象
に、光源の光色がそれぞれ異なるランプの下で、色の弁
別(識別)に関する実験を行なった。実験では住宅内で
頻繁に用いられる代表的な色のうち、黒と紺、赤、青、
緑等の見分けやすさを、その色差を種々変化させ、対象
とする色票の色の違いを被験者に判定させる方法によっ
て行なった。
【0034】図2は黒と紺の見分けやすさについての実
験結果を示し、光源の光色がCIE1960uv色度図
上で色度点(u,v)=(0.224,0.330)を
中心として長軸が0.056、短軸が0.024でu軸
からの傾きが20度である楕円内であれば75%以上の
被験者が、CIE1976L***色空間における色
差2以上の色を見分けられることが明らかとなった。
【0035】図3は赤の見分けやすさについての実験結
果を示し、光源の光色がCIE19601960uv色
度図上で、色度点(u,v)=(0.224,0.33
0)を中心として、長軸が0.060、短軸が0.01
8でu軸からの傾きが20度である楕円の範囲内にあれ
ば75%以上の被験者がCIE1976L***色空
間における色差2以上の色を見分けられることが明らか
となった。
【0036】また、図4は青の見分けやすさについての
実験結果を示し、光源の光色がCIE1960uv色度
図上で色度点(u,v)=(0.235,0.335)
を中心として長軸が0.060、短軸が0.030で、
u軸からの傾きが30度である楕円の範囲内であれば、
75%以上の被験者がCIE1976L***色空間
における色差2以上の色を見分けられることが明らかと
なった。
【0037】また、図5は緑の見分けやすさについての
実験結果を示し、光源の光色がCIE1960uv色度
図上で色度点(u,v)=(0.225,0.330)
を中心として、長軸が0.060、短軸が0.018で
u軸からの傾きが20度である楕円の範囲内にあれば7
5%以上の被験者がCIE1976L***色空間に
おける色差2以上の色を見分けられることが明らかとな
った。
【0038】すなわち、実験で得られた黒と紺、赤、
青、緑等の見分けやすさに関する4つの全ての楕円の範
囲内にある光色をもつ光源は、ほぼ全てのカテゴリーの
色において色弁別性に優れた光源であると結論できる。
これら4つの楕円内にある色度範囲を図6において斜線
で示した。
【0039】次に、光源色が種々異なる相関色温度35
00K以下の低色温度領域のランプで照明された条件下
で無彩色の視覚対象を見たときに感じる白色感について
実験を行なった。
【0040】実験は光源の光色が種々異なるランプ下
で、マンセルバリューが9の無彩色色票を被験者に示
し、その色票から感じる色味と白味の合計を100点と
なるように点数を配分して回答させた。その結果を、C
IE1960uv色度図上において、白色感に優れた光
色の範囲として、図7の斜線を施した部分で示した。な
お、図7は、白味の回答が90点以上となる範囲を示し
たもので、CIE1960uv色度図上で色度点(u,
v)が、(0.235,0.342)、(0.252,
0.345)、(0.248,0.338)、(0.2
39,0.334)の4点で囲まれる範囲であることが
明らかとなった。したがって、光源色がこの範囲内にあ
る光源は、白いものをはっきり白色であると認識できる
ことがわかった。
【0041】さらに3500K以下の低色温度領域の光
色において、同じ相関色温度での白色感を比較した。そ
の結果、白色度が高いCIE1960uv色度図上で色
度点(u,v)が、(0.235,0.342)、
(0.252,0.345)、(0.248,0.33
8)、(0.239,0.334)の4点で囲まれる範
囲にある光源色のうち、CIE1960uv色度図上で
の黒体軌跡からの色度偏差が−0.007以上−0.0
03以下(符号のマイナスはCIE1960uv色度図
において黒体軌跡から右下側への色度偏差を示す)にあ
るものが、特に白色感が優れていることがわかった。
【0042】また別の課題として光源のまぶしさが挙げ
られる。まぶしく感じる光が眼に入ると、不快に感じる
だけでなく周りを正確に視認できなくなるため、光源の
まぶしさについての検討も行なった。
【0043】実験としては光源の光色の相関色温度を種
々変えた条件下で、その光源に対してどの程度まぶしさ
を感じるかを明らかにする実験を行なった。実験では3
000Kの光源を見たときと同じまぶしさを感じる輝度
を被験者に判定させた。
【0044】これは、3000Kの光源を見てまぶしさ
を感じる輝度を1としたときの、異なる相関色温度の光
源を見たときのまぶしさを感じる輝度について判定させ
た。その結果を図8に示した。これより相関色温度
(K)が高くなるほどまぶしさを感じる輝度は低くなる
ことが明らかになった。
【0045】そして、更に解析した結果、相関色温度が
3500K以下の光源を見てまぶしさを感じる輝度と、
相関色温度が3000Kの光源を見てまぶしさを感じる
輝度に、有意水準5%で有意差がないことが明らかにな
った。すなわち、相関色温度が3500K以下の光源
は、相関色温度が3000Kの光源とほぼ同等のまぶし
さしか感じないことがわかった。
【0046】次に、色温度が2800Kのハロゲン電球
と蛍光ランプとを同時に点灯したときの、これら2種類
の光源の光色の違いによって生じる違和感を、被験者に
判定させた。
【0047】被験者には「光色差による違和感を強く感
じる」、「光色差による違和感が気になる」、「光色差
による違和感が許容される」、「光色差による違和感が
差し支えない」、「光色差による違和感が全く気になら
ない」という5つのカテゴリーの中から1つのカテゴリ
ーを選択させる方法で光色差による違和感を判定させ
た。その結果を図9に示す。この結果より、蛍光ランプ
の相関色温度が高くなるほど光色差による違和感が強く
感じられることが明らかとなり、したがって、蛍光ラン
プの相関色温度が3400K以下であれば光色差による
違和感は許容できることが確認された。
【0048】以上の視感評価実験の結果を総合的に判断
した結果、低色温度領域の光源色として、色弁別性・白
色感に優れ、かつ照明によるまぶしさや白熱電球と同時
に使用した際に、光源の光色差による違和感を感じにく
いもっとも好ましい範囲は、光色の色度点がCIE19
60uv色度図上で、(u,v)=(0.2457,
0.3403)を中心として半径が0.003である円
の範囲内にあるときであることがわかった。
【0049】以上、本発明の効果を有するそれぞれの色
度範囲を、CIE1960uv色度図において図1にま
とめて示す。図1において、記号1は色弁別性に優れた
色度範囲、記号2は白色感に優れた範囲、記号3は照明
によるまぶしさを感じにくい境界である相関色温度35
00Kの等色温度線、記号4は白熱電球と同時に使用し
た時に光源の光色差による違和感を感じにくい境界であ
る相関色温度3400Kの等色温度線、記号5は特に好
ましい効果が得られる色度点がCIE1960uv色度
図上で、(u,v)=(0.2457,0.3403)
を中心として半径が0.003である範囲円を示す。
【0050】なお、本発明に記載の色弁別性に優れた色
度範囲と白色感に優れた範囲の両方の範囲内に光色の色
度点を持つ低色温度の光源が、色弁別性に優れかつ白色
感に優れた低色温度光源を意味することは言うまでもな
い。さらに、本発明の光源の光色の色度点は相関色温度
3500Kの等色温度線より低色温度側の範囲内にある
ので、色弁別性や白色感における効果に加え、照明によ
るまぶしさを感じにくいという効果も得られる。また、
上記光源の光色の色度点が相関色温度3400Kの等色
温度線より低色温度側の範囲内にある場合は、色弁別性
や白色感における効果に加え、照明によるまぶしさを感
じにくい効果と白熱電球と同時に使用した時に光源の光
色差による違和感を感じにくい効果が得られる。
【0051】図1においては、色弁別性もしくは白色感
の少なくとも一つが優れた相関色温度3500K以下の
低色温度光源の光色の色度範囲を一例として斜線で示し
ている。上記範囲内では、相関色温度が3500Kの等
色温度線より低色温度側の範囲内にあるので、色弁別性
や白色感における効果に加え、照明によるまぶしさを感
じにくいという効果も併せて得られる。
【0052】以上の効果を有する光源を実現するために
は、放射される可視光の発光ピーク波長が、波長400
〜490nm、500〜550nm、600〜670n
mの範囲内である青色領域・緑色領域・赤色領域の発光
の組み合わせを少なくとも放射する放電ランプを用いれ
ばよい。波長400〜490nm、500〜550n
m、600〜670nmの放射量をそれぞれ適宜定める
ことにより本発明の効果を有する放電ランプを得ること
ができる。
【0053】なお、上記可視光を放射するためには、蛍
光体からの放射、放電により励起された原子もしくは分
子からの放射などを利用することができる。
【0054】放電ランプが蛍光ランプである場合は、蛍
光ランプ内に、発光ピーク波長が400〜490nm、
500〜550nm、600〜670nmの範囲内であ
る、少なくとも3つの蛍光体を主成分とする蛍光体層を
備えることによって上記目的は達成される。
【0055】また、同様に、発光ピーク波長が400〜
490nm、500〜535nm、540〜550n
m、600〜670nmの範囲内である、少なくとも4
つの蛍光体を主成分とする蛍光体層を備えることによっ
ても上記目的を達成することができる。
【0056】なお、上記蛍光ランプに備える蛍光体層に
発光ピーク波長が500〜535nmにある緑色蛍光
体、もしくは620〜670nmの赤色蛍光体を使用し
てもよい。この場合、蛍光体材料の組合せによっては、
各種色彩対象物の色が鮮やかに見える場合があることが
よく知られている。
【0057】放電ランプが蛍光ランプである場合に使用
される蛍光体としては、次の蛍光体が考えられる。発光
ピーク波長が400〜490nmである蛍光体として
は、2価ユーロピウム付活青色蛍光体が考えられる。ま
た、発光ピーク波長が500〜550nmである蛍光体
としては、2価マンガン付活もしくは3価テルビウム付
活もしくは3価テルビウム、3価セリウム付活もしくは
2価マンガン、3価テルビウム付活緑色蛍光体が考えら
れる。また、発光ピーク波長が600〜670nmであ
る蛍光体としては、3価ユーロピウム付活もしくは2価
マンガン付活もしくは4価マンガン付活赤色蛍光体が考
えられる。
【0058】また、発光ピーク波長が500〜535n
mである蛍光体の、2価マンガン付活もしくは2価マン
ガン、2価ユーロピウム付活緑色蛍光体をあわせて使用
することによっても、上記目的は達成される。以上述べ
た本発明を実現するために使用される蛍光体材料の一覧
を表1に示す。
【0059】
【表1】
【0060】また、照明された各種色彩対象物の色の見
えを向上させるという本発明の目的は、光源からの光を
適切な色度にする透過板および反射板のうち少なくとも
一方を有する照明器具を用いることによっても達成され
る。本発明の一実施形態である照明器具の構成の一例を
図10に示す。
【0061】この照明器具は、照明器具きょう体6、こ
のきょう体6内に設けられたランプ7、きょう体6の光
放出口に設けられた透過板8から構成されており、ラン
プ7の光は透過板8を透過し、その透過光9は照明光と
して利用される。そして、この透過板8は本発明の効果
が得られる色度範囲の光を放出するように作成されてい
る。
【0062】具体的には、透過板8は一般的にガラスや
プラスティック等を用いて作成することができ、ランプ
7から放射される光の発光スペクトルを本発明の効果を
有する所望の照明光になるように考慮して透過板8の可
視域の分光透過率を制御・設計すればよい。
【0063】透過板8の可視域の分光透過率を制御する
ためには、透過板8の材質中に特定の波長域の光を吸収
するような物質を単独もしくは組み合わせて含有させれ
ばよい。透過板8の材質がガラスである場合、特定の波
長の光のみを吸収するような金属イオンをガラス組成の
一部としてドーピングする方法が一般的である。また、
透過板8の材質がプラスティックである場合、プラステ
ィックを板状に成型する前に特定の波長の光のみを吸収
するような顔料を練り込み、その後成型する方法がよく
知られている。
【0064】また、透明もしくは半透明の板状のガラス
やプラスティックの表面や裏面に顔料等をコーティング
してもよいし、上記板状のガラスやプラスティックの表
面や裏面に分光透過率を制御したプラスティックフィル
ム等を貼っても透過板8を作成することができる。
【0065】なお、図10に示した例では、透過板を有
する照明器具を説明したが、本発明の効果が得られる色
度範囲の反射光を放射するように作製された反射板をき
ょう体内等に備えた照明器具を用いてもよい。また、こ
のような透過板および反射板を両方用いてもよい。
【0066】具体的には、発光ピーク波長が、400〜
490nm、500〜550nm、600〜670nm
の範囲内である青色領域・緑色領域・赤色領域の発光の
組合せを少なくとも含む照明光であって、色度点がCI
E1960uv色度図上で、色度点(u,v)=(0.
224,0.330)を中心として長軸が0.056、
短軸が0.024でu軸からの傾きが20度である楕円
の範囲にあり、かつ色度点(u,v)=(0.224,
0.330)を中心として長軸が0.078、短軸が
0.014でu軸からの傾きが30度である楕円の範囲
内にあり、かつ色度点(u,v)=(0.235,0.
335)を中心として長軸が0.060、短軸が0.0
30でu軸からの傾きが30度である楕円の範囲内にあ
り、かつ色度点(u,v)=(0.225,0.33
0)を中心として長軸が0.060、短軸が0.018
でu軸からの傾きが20度である楕円の範囲内にあり、
かつ相関色温度が3500Kの等色温度線より低色温度
側の範囲内にある照明光を放射するための透過板および
反射板の少なくとも一方を有する一般照明用照明器具を
用いることにより、低色温度領域で照明された物体の色
の弁別(識別)が容易になり、かつ照明によるまぶしさ
を感じにくい照明光を得ることができる。
【0067】また、発光ピーク波長が、400〜490
nm、500〜550nm、600〜670nmの範囲
内である青色領域・緑色領域・赤色領域の発光の組合せ
を少なくとも含む照明光であって、色度点がCIE19
60uv色度図上で、色度点(u,v)が、(0.23
5,0.342)、(0.252,0.345)、
(0.248,0.338)、(0.239,0.33
4)の4点で囲まれた範囲内にある照明光を放射するた
めの透過板および反射板のうち少なくとも一方を有する
照明器具を用いることにより、低色温度で白色感に優
れ、かつ照明によるまぶしさを感じにくい照明光を得る
ことができる。そして、この場合でも、放射された照明
光がCIE1960uv色度図上で色度点(u,v)
が、(0.235,0.342)、(0.252,0.
345)、(0.248,0.338)、(0.23
9,0.334)の4点で囲まれる範囲内のうち、CI
E1960uv色度図上での黒体軌跡からの色度偏差が
−0.007以上−0.003以下にあるものが、特に
白色感が優れていることがわかった。
【0068】なお上記透過板を透過、もしくは上記反射
板を反射した、発光ピーク波長が、400〜490n
m、500〜550nm、600〜670nmの範囲内
である青色領域・緑色領域・赤色領域の発光の組合せを
少なくとも含む照明光の色度点がCIE1960uv色
度図上で、色度点(u,v)=(0.224,0.33
0)を中心として長軸が0.056、短軸が0.024
でu軸からの傾きが20度である楕円の範囲にあり、か
つ色度点(u,v)=(0.224,0.330)を中
心として長軸が0.078、短軸が0.014でu軸か
らの傾きが30度である楕円の範囲内にあり、かつ色度
点(u,v)=(0.235,0.335)を中心とし
て長軸が0.060、短軸が0.030でu軸からの傾
きが30度である楕円の範囲内にあり、かつ色度点
(u,v)=(0.225,0.330)を中心として
長軸が0.060、短軸が0.018でu軸からの傾き
が20度である楕円の範囲内にあり、かつ色度点(u,
v)が、(0.235,0.342)、(0.252,
0.345)、(0.248,0.338)、(0.2
39,0.334)の4点で囲まれた範囲内にある場合
は、照明された物体の色の弁別(識別)が容易になる効
果と白色感に優れる効果とを得られる。
【0069】さらに本発明の照明器具から放射される照
明光は、色度点が相関色温度3500Kの等色温度線よ
り低色温度側の範囲内にあるので、上記の効果に加え照
明によるまぶしさを感じにくい効果が得られる。さらに
相関色温度が3400Kの等色温度線より低色温度側の
範囲内にあれば、上記の効果に加え白熱電球と同時に使
用した際に、光源の光色差による違和感を感じにくい効
果も同時に得られる。
【0070】また上記透過板を透過、もしくは上記反射
板を反射した光の色度点においての色弁別性・白色感に
優れ、かつ照明によるまぶしさや、白熱電球と同時に使
用した際に光源の光色差による違和感を感じにくいもっ
とも好ましい範囲は、光色の色度点がCIE1960u
v色度図上で、(u,v)=(0.2457,0.34
03)を中心として半径が0.003である円の範囲内
にある時である。
【0071】次に、表1に挙げた蛍光体材料を用いて蛍
光ランプを作製し、実際の観測評価実験を行った。その
結果を表2に示す。
【0072】
【表2】
【0073】表2では、左から順に、作製ランプ記号、
蛍光体の種類と重量比、作製ランプのCIE1960u
v色度座標、作製ランプの相関色温度Tc、作製ランプ
のCIE1960uv色度図上における黒体軌跡からの
色度偏差Δuv(ただし、プラスはCIE1960uv
色度図上において黒体軌跡から左上側への色度偏差、マ
イナスは黒体軌跡から右下側への色度偏差を示す。)、
色弁別のしやすさ、白色感の観測評価結果、光源のまぶ
しさの観測評価結果、電球との違和感の観測評価結果、
最後に色の見えを中心に総合的にみて照明環境として適
しているかの総合的評価を示している。
【0074】色弁別のしやすさ、白色感の観測評価結
果、光源のまぶしさの観測評価結果、電球との違和感の
観測評価結果、総合的評価に関しては、◎印(特に優れ
ている、特に好ましい)、○印(優れている、好まし
い)、△印(許容の限界値)、×印(悪い、好ましくな
い)で示した。
【0075】また、表2に示した作製・評価したランプ
の光色の色度点をCIE1960uv色度図上におい
て、これまでに述べた実験より得られた効果的な色度範
囲とともに拡大してマッピングしたものを図11に示
す。なお、図中の◎印、○印、△印、×印は表2の観測
評価実験において、作製ランプの光色の色度点を色の見
えを中心に総合的にみて照明環境として適しているかの
評価と共に示したものであり、図中のアルファベットは
表2の作製ランプ記号を示している。
【0076】以上より、本発明の効果が得られる光色の
色度領域を確認することができた。また、表1に挙げた
その他の蛍光体材料を用いた場合でも、同様の結果が得
られている。
【0077】また、放電により励起された原子もしくは
分子から放射された可視光を利用する、いわゆる高輝度
放電ランプを用いても、同様の効果が得られる。
【0078】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、低色温度
領域で色の見えを向上することができ、このため、照明
された物体の色が一層好ましくなる放電ランプおよび照
明器具を得ることができる。このように本発明は工業的
価値の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の効果を有するそれぞれの光色の色度範
囲(色弁別性に優れた色度範囲、白色感に優れた色度範
囲、照明によるまぶしさを感じにくい色度範囲、白熱電
球と同時に使用した時に光源の光色差による違和感を感
じにくい色度範囲、特に好ましい効果が得られる色度範
囲)をCIE1960uv色度図において総合的に示し
た図
【図2】CIE1960uv色度図における黒と紺の色
の弁別がしやすい光源色の色度範囲を示す図
【図3】CIE1960uv色度図における赤の弁別が
しやすい光源色の色度範囲を示す図
【図4】CIE1960uv色度図における青の弁別が
しやすい光源色の色度範囲を示す図
【図5】CIE1960uv色度図における緑の弁別が
しやすい光源色の色度範囲を示す図
【図6】CIE1960uv色度図における全てのカテ
ゴリーの色の弁別がしやすい光源色の色度範囲を示す図
【図7】CIE1960uv色度図における高い白色感
が得られる光源色の色度範囲を示す図
【図8】光源の相関色温度とまぶしさを感じる光源の輝
度の関係を示す図
【図9】光源の相関色温度と白熱電球との光色差による
違和感の関係を示す図
【図10】本発明の一実施形態である照明器具の構成の
一例を示す図
【図11】本発明の一実施形態として作製した蛍光ラン
プの光色の色度点とその観測評価の結果を示す図
【符号の説明】
1 色弁別性に優れた色度範囲 2 白色感に優れた色度範囲 3 相関色温度3500Kの等色温度線 4 相関色温度3400Kの等色温度線 5 特に好ましい効果が得られる色度範囲 6 照明器具きょう体 7 ランプ 8 透過板 9 透過光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東 亨 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工 業株式会社内 (72)発明者 武内 徹二 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工 業株式会社内 (72)発明者 柴田 治男 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工 業株式会社内 (72)発明者 金谷 末子 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工 業株式会社内 (72)発明者 岩間 克昭 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−161724(JP,A) 特開 平6−44947(JP,A) 特開 平8−55610(JP,A) 特開 平6−13045(JP,A) 特開 平9−120797(JP,A) 特開 平4−324241(JP,A) 特開 昭59−205146(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 61/44

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射される可視光の発光ピーク波長が、
    400〜490nm、500〜550nm、600〜6
    70nmの範囲内である青色領域・緑色領域・赤色領域
    の発光の組合せを少なくとも含む放電ランプであって、
    光色の色度点がCIE1960uv色度図上で、色度点
    (u,v)=(0.224,0.330)を中心として
    長軸が0.056、短軸が0.024でu軸からの傾き
    が20度である楕円の範囲にあり、かつ色度点(u,
    v)=(0.224,0.330)を中心として長軸が
    0.078、短軸が0.014でu軸からの傾きが30
    度である楕円の範囲内にあり、かつ色度点(u,v)=
    (0.235,0.335)を中心として長軸が0.0
    60、短軸が0.030でu軸からの傾きが30度であ
    る楕円の範囲内にあり、かつ色度点(u,v)=(0.
    225,0.330)を中心として長軸が0.060、
    短軸が0.018でu軸からの傾きが20度である楕円
    の範囲内にあり、かつ相関色温度が3500Kの等色温
    度線よりも低色温度側の範囲内にあることを特徴とする
    放電ランプ。
  2. 【請求項2】 放射される可視光の発光ピーク波長が、
    400〜490nm、500〜550nm、600〜6
    70nmの範囲内である青色領域・緑色領域・赤色領域
    の発光の組合せを少なくとも含む放電ランプであって、
    光色の色度点がCIE1960uv色度図上で、色度点
    (u,v)が、(0.235,0.342)、(0.2
    52,0.345)、(0.248,0.338)、
    (0.239,0.334)の4点で囲まれた範囲内に
    あることを特徴とする放電ランプ。
  3. 【請求項3】 光色の色度点がCIE1960uv色度
    図上で、相関色温度が3400Kの等色温度線よりも低
    色温度側の範囲内にある請求項1または請求項2に記載
    の放電ランプ。
  4. 【請求項4】 光色の色度点がCIE1960uv色度
    図上で、(u,v)=(0.2457,0.3403)
    を中心として半径が0.003である円の範囲内にある
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載
    の放電ランプ。
  5. 【請求項5】 前記放電ランプは、蛍光ランプであり、
    前記蛍光ランプ内に、発光ピーク波長が400〜490
    nm、500〜550nm、600〜670nmの範囲
    内である、少なくとも3つの蛍光体を主成分とする蛍光
    体層を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項4
    のいずれかに記載の放電ランプ。
  6. 【請求項6】 前記蛍光体層は、発光ピーク波長が40
    0〜490nmである2価ユーロピウム付活青色蛍光体
    の少なくとも一種類と、発光ピーク波長が500〜55
    0nmである2価マンガン付活もしくは3価テルビウム
    付活もしくは3価テルビウム、3価セリウム付活もしく
    は2価マンガン、3価テルビウム付活緑色蛍光体の少な
    くとも1種類と、発光ピーク波長が600〜670nm
    である3価ユーロピウム付活もしくは2価マンガン付活
    もしくは4価マンガン付活赤色蛍光体の少なくとも一種
    類、の少なくとも3つの蛍光体を主成分として構成され
    ることを特徴とする請求項5記載の放電ランプ。
  7. 【請求項7】 前記放電ランプは、蛍光ランプであり、
    前記蛍光ランプ内に、発光ピーク波長が400〜490
    nm、500〜535nm、540〜550nm、60
    0〜670nmの範囲内である、少なくとも4つの蛍光
    体を主成分とする蛍光体層を備えていることを特徴とす
    る請求項1〜請求項4のいずれかに記載の放電ランプ。
  8. 【請求項8】 前記蛍光体層は、発光ピーク波長が40
    0〜490nmである2価ユーロピウム付活青色蛍光体
    の少なくとも一種類と、発光ピーク波長が500〜53
    5nmである2価マンガン付活もしくは2価マンガン、
    2価ユーロピウム付活緑色蛍光体の少なくとも一種類
    と、発光ピーク波長が540〜550nmである3価テ
    ルビウム付活、もしくは3価テルビウム、3価セリウム
    付活もしくは2価マンガン、3価テルビウム付活緑色蛍
    光体の少なくとも一種類と、発光ピーク波長が600〜
    670nmである3価ユーロピウム付活もしくは2価マ
    ンガン付活もしくは4価マンガン付活赤色蛍光体の少な
    くとも一種類、の少なくとも4つの蛍光体を主成分とし
    て構成されることを特徴とする請求項7記載の放電ラン
    プ。
  9. 【請求項9】 発光ピーク波長が、400〜490n
    m、500〜550nm、600〜670nmの範囲内
    である青色領域・緑色領域・赤色領域の発光の組合せを
    少なくとも含む照明光であって、色度点がCIE196
    0uv色度図上で、色度点(u,v)=(0.224,
    0.330)を中心として長軸が0.056、短軸が
    0.024でu軸からの傾きが20度である楕円の範囲
    にあり、かつ色度点(u,v)=(0.224,0.3
    30)を中心として長軸が0.078、短軸が0.01
    4でu軸からの傾きが30度である楕円の範囲内にあ
    り、かつ色度点(u,v)=(0.235,0.33
    5)を中心として長軸が0.060、短軸が0.030
    でu軸からの傾きが30度である楕円の範囲内にあり、
    かつ色度点(u,v)=(0.225,0.330)を
    中心として長軸が0.060、短軸が0.018でu軸
    からの傾きが20度である楕円の範囲内にあり、かつ相
    関色温度が3500Kの等色温度線よりも低色温度側の
    範囲内にある照明光を放射するための透過板および反射
    板のうちの少なくとも一方を有する照明器具。
  10. 【請求項10】 発光ピーク波長が、400〜490n
    m、500〜550nm、600〜670nmの範囲内
    である青色領域・緑色領域・赤色領域の発光の組合せを
    少なくとも含む照明光であって、色度点がCIE196
    0uv色度図上で、色度点(u,v)が、(0.23
    5,0.342)、(0.252,0.345)、
    (0.248,0.338)、(0.239,0.33
    4)の4点で囲まれた範囲内にある照明光を放射するた
    めの透過板および反射板のうち少なくとも一方を有する
    照明器具。
  11. 【請求項11】 照明光の色度点がCIE1960uv
    色度図上で、相関色温度が3400Kの等色温度線より
    も低色温度側の範囲内にある請求項9または請求項10
    に記載の照明器具。
  12. 【請求項12】 照明光の色度点がCIE1960uv
    色度図上で、(u,v)=(0.2457,0.340
    3)を中心として半径が0.003である円の範囲内に
    あることを特徴とする請求項9〜請求項11のいずれか
    に記載の照明器具。
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