JPS6227500A - 乳化型食器洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な乳化型食器洗浄剤組成物に関し、更に詳
細には洗浄性能が高く、すすぎ性及び仕上り感が良好で
、かつ手荒れのない乳化型食器洗浄剤組成物に関する。

〔従来の技術及びその問題点〕

従来、食器や調理器具類の洗浄用に用いられている台所
用洗浄剤は、一般には透明液状あるいは濁り剤で濁らせ
た不透明液状のものであり、基本的には、主洗浄剤とし
てアルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスル
ホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩
などの陰イオン性界面活性剤が主洗浄基剤として用いら
れ、補助的に非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤等
が用いられているものであった。

しかしながら、これらの陰イオン性界面活性剤を主洗浄
基剤とした液体の台所用洗浄剤は、洗浄力、起泡力など
に優れた特徴がみられるが、反面、手荒れしやすく、す
すぎに手間がかかる、河川、湖沼などの泡公害などの点
でまだ難点があり、十分満足しえるものとはいえなかっ
た。

そこで近年、上記の陰イオン活性゛剤を主洗浄基剤とし
た透明液状あるいは不透明液状洗浄剤以外に乳化型の台
所用洗浄剤が開発され、報告されている（特開昭５１−
８４８０４号及び英国特許第１１２６４７９号等）。こ
の乳化型の台所用洗浄剤は、通常、水中油型エマルジョ
ンとなり、食器などの油汚れを洗浄する場合、このエマ
ルジョン粒子の油滴中に汚れを取り込み、汚れる油剤で
溶解して、洗浄するものとされている。しかしながら実
際にはエマルジョン粒子の油滴中に汚れを取り込む量に
は限度があり、また汚れが混入することで油相のＨＬＢ
がくずれ、エマルジョンそのものが不安定になりエマル
ジョンが破壊されることは、経験的によく知られている
現象である。そして、従来の水中油滴型エマルショアに
よる食器洗浄では、一旦は、食器から汚れが落ちるもの
の、すぐにエマルジョンが破壊されてしまい、エマルジ
ョンのｌ１１４製に用いた油剤及び汚れとしての油が食
器に再付着するため、洗浄力、食器の仕上り感などは必
ずしも充分満足しうるものではなく一層の改善が要望さ
れていた。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明者らは、上記従来の陰イオン活性剤を主洗浄基剤
とした洗剤及び乳化型の洗剤の欠点を克服し、時代の要
望に沿った洗浄剤を開発すべく、鋭意研究を重ねた結果
、水中油乳化型洗浄剤組成物において、該組成物の粘度
及び乳化物粒子径を一定の範囲に調整すれば洗浄力、す
すぎ性、仕上り感などを充分に満足し、かつ皮膚に対す
る刺激性が低く、手荒れ性もない乳化型食器洗浄剤組成
物が得られることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。

すなわち、本発明は水中油型乳化物を形成することので
きる乳化剤、油剤及び水を含有する乳化型食器洗浄剤組
成物において、２０℃における組成物の粘度が１００〜
２００００ｅｐであり、かつ組成物中の乳化粒子の平均
粒径が０．０５〜２０μｍであることを特徴とする乳化
型食器洗浄剤組成物を提供するものである。

本発明の乳化型食器洗浄剤組成物の従来のものとの大き
な相違点は、その洗浄機構にある。すなわち、従来の乳
化型洗浄剤組成物の如くエマルジョン粒子の油滴中に汚
れを取り込ませるのではなく、エマルジョン粒子を汚れ
に吸着させ、汚れを細かく分散させることによって洗浄
力を発現せしめる新しい洗浄機構である。このような機
構で洗浄力を発現せしめるには、エマルジョンの粘度及
び粒径をある特定の範囲に調整することが肝要である。

このためには、従来から用いられている水中油型乳化物
を形成することのできる乳化剤（以下「乳化剤」と略称
する）、油剤及び水を例えば転相乳化法、すなわち、乳
化剤を含む油剤を７０〜８５℃に加熱し、定速プロペラ
（４００ｒｐｍ程度）でかきまぜながら７０〜８５℃の
水を徐々に加えて乳化し、その後ただちに冷却し、調製
する方法等に付し、２０℃の組成物の粘度が１００〜２
００００ｃｐ　、組成物中の乳化粒子径を０．０５〜２
０μｍとする必要がある。もつともこれ以外の方法で調
製された組成物であっても組成物粘度及び乳化粒子径が
上記範囲であればいずれも本発明の効果を奏する。

乳化型食器洗浄剤組成物において、組成物の粘度及び乳
化物粒子径のいずれかが上記した範囲を外れると、組成
物は洗浄力、すすぎ性及び仕上り感のいずれの面におい
ても満足のゆくものとはならない。

本発明で用いる乳化剤としては、非イオン性活性剤ある
いは陰イオン性活注剤が好ましく、特に非イオン性活性
剤が好ましい。乳化剤の好ましい具体例としては、ポリ
オキシエチレン（１〜５０モル付加）、アルキル（Ｃ８
〜Ｃ２りエーテル、ポリオキシプロピレン（１〜５０モ
ル付加）アルキル（Ｃｓ−Ｃ２２）エーテル、ポリオキ
シエチレン（１〜５０モル（ｔｍ）アルキル（Ｃｓ〜Ｃ
ｘｚ）フェニルエーテル、ポリオキシエチレン（１〜５
０モル付加）グリセリルエーテル、ポリオキシエチレン
（１〜５０モル付加）ソルビトールエーテル、ポリオキ
シエチレン（２〜５０モル付力ｎ）ンルビタン脂肪酸（
Ｃａ−Ｃ２ｏ）エステル、ポリオキシエチレン（１〜５
０モル付加）グリ＋　１，１　：／ＢＷ肪ｅ　（Ｃ−〜
Ｃｏ＠）エステル、ポリエチレングリコール（分子量３
００〜１００００　）脂肪酸（Ｃｓ　＝　Ｃｘｏ　）　
　エステル、グリセリン脂肪酸（Ｃｓ〜Ｃｚｏ）　エス
テル、ンルビタン脂肪酸（Ｃｓ　＝　Ｃ２６）　　エス
テル、ショ糖脂肪酸（Ｃｓ＝Ｃｚ・）エステル、ポリオ
キシエチレン（１〜８０モル付加）ヒマシ油、ポリオキ
シエチレン（１〜８０モル付加）硬化ヒマシ油、ポリオ
キシエチレン（１〜５０モル付加）ラノリンアルコール
、アルキル（Ｃｍ〜Ｃｚｏ）アミンオキシド、脂肪酸（
ＣＢ　−Ｃ２ｏ　）モノエタノールアミド、脂肪酸（Ｃ
ｍ　−Ｃ２＠　）ジェタノールアミド、脂肪酸（Ｃｍ　
〜Ｃｘｏ　）塩（Ｎａ。

Ｋ、トリエタノールアミン、　Ｎ　Ｈａ　）、α−オレ
フイ７　（Ｃｓ　〜Ｃ！６）スルホン酸塩（Ｎ　ａ　＃
に、）リエタノールアミン、　ＮＨ４）、α−スルホ脂
肪酸エステル塩（Ｒ１−ＣＨＣＯＯＲ１カリ金属〕、ポ
リオキシエチレン（２〜８モル付加）アルキル（Ｃ＋＋
〜Ｃｔｓ）エーテル硫酸塩（Ｎａ＋に＋Ｃａ、Ｍｇ、　
　トリエタノール７　ミツ＊　ＮＨ４）、モノアルキ／
’　（Ｃｍ　〜Ｃ１１ｌ　）リン酸塩（Ｎａ、に、）リ
エタノールアミン。

アルギニン）、ポリオキシエチレン（２〜１０モル付加
）アルキル（Ｃｓ＝Ｃｘｓ）エーテルリン酸塩（Ｎａ、
に、）リエタノールアミン、アルギニン）、Ｎ−アシ／
’　（Ｃｓ　−Ｃｔｓ　）グルタミン酸塩（Ｎａ、に、
）リエタノールアミン）、Ｎ−メチル−Ｎ−アシル（Ｃ
ｍ〜Ｃ！−）−β−アラニン塩（Ｎａ、に、トリエタノ
ールアミン）、Ｎ−メチル−Ｎ−アシル（Ｃｍ　＝　Ｃ
＋、ｓ　）タウリン壌（Ｎａ、に、）リエタノールアミ
ン）などが挙げられる。

また油剤としては、植物油脂、動物油脂、炭化水素類、
エステル類等が好ましく、その具体例としては、オリー
ブ油、アボカド油、アルモンド油、サフラワー油、大豆
油、ナタネ油、綿実油、ゴマ油、□ヒマワリ油、ツバキ
油、とマシ油、ヤシ油、パーム油、パーム核油、トウモ
ロコシ油などの植物油脂；ミンク油、卵黄油、牛脂、豚
脂、硬化油などの動物油脂：ラノリン、液状ラノリン、
ミツロウ、鯨ロウなどの動物性ロウ頌：ホホバ油、カル
ナウバロウ、キャンデリラロウなどの植物性ロウ類：流
動パラフィン、パラフィン、ワセリン、スクワラン、オ
シケライト、セレシン、マイクロクリスタリンワックス
などの炭化水素類；一般式ＲＩＣＯＯＲｚ　（但し、Ｒ
１はＣ７〜ＣＷｔのアルキル基又はアルケニル基、Ｒ４
はＣ１−ｗｃｚｅ　　のアルキル基）で示される脂肪酸
エステルなどが挙げられる。

本発明の乳化型食器洗浄剤組成物の、各成分の配合量と
しては、乳化剤が５〜４０重量％（以下単に「％」で示
す）、特に１０〜３０％が好ましく、油剤は５〜４０％
、特に１０〜３０％とするのが好ましい。

本発明の乳化型食器洗浄剤組成物には、洗浄力、すすぎ
性、食器の仕上り感などの性能を阻害しない範囲で任意
成分を添加することができる。でうした任意成分として
は、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、防腐剤、着色剤、
香料、保湿剤などが挙げられる。

〔実施例〕

次に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明するが
、本発明はこれら実施例により限定されるものではない
。

実施例１ 表１に示す組成物を調製し、各組成物の洗浄力、すすぎ
性、仕上り感、粘度、エマルジョンの平均粒径を詞べた
。結果を表１に示す。

同、配合成分の数字は重量部を示し、試験データは次の
試験法によるものである。

〈試験法〉 （洗浄力） 牛脂に指示薬としてスダンＩ（赤色色素）を０．１％添
加し、この３２を磁製の皿（直径２５ｏ）に塗布したも
のを洗剤１０ｆ、水２０？をしみ込ませたスポンジでこ
すり洗いし、もはや皿より牛脂がきれいに取れなくなる
迄の洗浄された皿の枚数をもって示す。

（すすぎ性） 上記洗浄力試験において、最後の皿を洗い終って水道水
ですすぐ時のすすぎ易さを肉眼で観察し、評価する。判
定基準は以下の通りとする。

Ａ：瞬時にすすげる。

Ｂ：すすぎに数秒かかる。

Ｃ：すすぎに１０秒以上かかる。

（仕上９感） 上記すすぎ性試験の終了後、皿の表面の水道水による濡
れ具合を肉眼で観察し、仕上り感を評価する。判定基準
は以下の通りとする。

Ａ：皿の全面が均一に水で濡れる。

Ｂ：皿の一部に水はじきが見られる。

Ｃ：皿の大部分に水はじきが見られる。

（粘度） 各組成物を所定温度（２０℃）Ｋ保った粘度ビーカーに
入れ、Ｂ型粘度計を用いて測定する。

（平均粒径） 粒径の大きさにより、次に示すニオ法のいずれかにより
測定した。

（１）　　平均粒径が１μｍ未満の場合：各組成物を適
宜、希釈したのちコールタ−カウンターＭｏｄｅＪ　Ｔ
Ａ　−Ｉｔを用いて測定する。

（２）平均粒径が１μｍ以上の場合： 各組成物を適宜、希釈したのちコールタ−サブミクロン
Ｎ−４型を用いて測定する。

以下余白 実施例２ 実施例１でｙ４製した本発明組成物２と市販液体中性洗
剤Ｓを１０名の女性パネルに渡し、各家庭で２つのサン
プルを交互に１週間毎に使用してもらい、４週間後、手
荒れ性についての意見を聞いた。その結果は次の通りで
ある。

本発明組成物２について： 手荒れがなかった　　　　９名 やや荒れた　　　　　　　１名 市販液体中性洗剤Ｓについて： 手荒れがなかった　　　　２名 やや荒れた　　　　　　　６名 荒れた　　　　　　　　　　２名 この結果から、本発明の乳化型食器洗浄剤組成物は従来
の液体中性洗剤よりも手荒れ性が極めて低いことがわか
る。

実施例３ 表２に示す組成の各種乳化型食器洗浄剤組成物を調製し
、それぞれについて洗浄力、すすぎ性、仕上り感などの
性能について評価した。この結果、いずれも優れた性能
を示した。

以下余白 実施例４ 表３に示す組成の各種乳化型洗浄剤組成物を調製し、そ
れぞれについて洗浄力、すすぎ性、仕上シ感などＫつい
て評価した。この結果、いずれも優れた性能を示した。

し、−１ζ示臼

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、水中油型乳化物を形成することのできる乳化剤、油
   剤及び水を含有する乳化型食器洗浄剤組成物において、
   ２０℃における組成物の粘度が１００〜２００００ｃｐ
   であり、かつ組成物中の乳化粒子の平均粒径が０．０５
   〜２０μｍであることを特徴とする乳化型食器洗浄剤組
   成物。 ２、水中油型乳化物を形成することのできる乳化剤を５
   〜４０重量％、油剤を５〜４０重量％含有する特許請求
   の範囲第１項記載の乳化型食器洗浄剤組成物。 ３、水中油型乳化物を形成することのできる乳化剤が、
   非イオン性界面活性剤または陰イオン性界面活性剤の一
   種または二種以上の混合物である特許請求の範囲第１項
   記載の乳化型食器洗浄剤組成物。 ４、油剤が植物油脂、動物油脂、炭化水素類およびエス
   テル類からなる群より選ばれた１種または２種以上のも
   のである特許請求の範囲第１項記載の乳化型食器洗浄剤
   組成物。