JPH0571080B2 - - Google Patents

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JPH0571080B2
JPH0571080B2 JP60165235A JP16523585A JPH0571080B2 JP H0571080 B2 JPH0571080 B2 JP H0571080B2 JP 60165235 A JP60165235 A JP 60165235A JP 16523585 A JP16523585 A JP 16523585A JP H0571080 B2 JPH0571080 B2 JP H0571080B2
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JP
Japan
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oil
emulsified
emulsion
water
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JP60165235A
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Katsuhiko Deguchi
Masaki Tosaka
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Kao Corp
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Kao Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な乳化型食器洗浄剤組成物に関
し、更に詳細には洗浄性能が高く、すすぎ性及び
仕上り感が良好で、かつ手荒れのない乳化型食器
洗浄剤組成物に関する。 〔従来の技術及びその問題点〕 従来、食器や調理器具類の洗浄用に用いられて
いる台所用洗浄剤は、一般には透明液状あるいは
濁り剤で濁らせた不透明液状のものであり、基本
的には、主洗浄剤としてアルキルベンゼンスルホ
ン酸塩、α−オレフインスルホン酸塩、ポリオキ
シエチレンアルキル硫酸エステル塩などの陰イオ
ン性界面活性剤が主洗浄基剤として用いられ、補
助的に非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤等
が用いられているものであつた。 しかしながら、これらの陰イオン性界面活性剤
を主洗浄基剤とした液体の台所用洗浄剤は、洗浄
力、起泡力などに優れた特徴がみられるが、反
面、手荒れしやすく、すすぎに手間がかかる、河
川、湖沼などの泡公害などの点でまだ難点があ
り、十分満足しえるものとはいえなかつた。 そこで近年、上記の陰イオン活性剤を主洗浄基
剤とした透明液状あるいは不透明液状洗浄剤以外
に乳化型の台所用洗浄剤が開発され、報告されて
いる(特開昭51−84806号及び英国特許第1126479
号等)。この乳化型の台所用洗浄剤は、通常、水
中油型エマルジヨンとなり、食器などの油汚れを
洗浄する場合、このエマルジヨン粒子の油滴中に
汚れを取り込み、汚れる油剤で溶解して、洗浄す
るものとされている。しかしながら実際にはエマ
ルジヨン粒子の油滴中に汚れを取り込む量には限
度があり、また汚れが混入することで油相の
HLBがくずれ、エマルジヨンそのものが不安定
になりエマルジヨンが破壊されることは、経験的
によく知られている現象である。そして、従来の
水中油滴型エマルジヨンによる食器洗浄では、一
旦は、食器から汚れが落ちるものの、すぐにエマ
ルジヨンが破壊されてしまい、エマルジヨンの調
製に用いた油剤及び汚れとしての油が食器に再付
着するため、洗浄力、食器の仕上り感などは必ず
しも充分満足しうるものではなく一層の改善が要
望されていた。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、上記従来の陰イオン活性剤を主
洗浄基剤とした洗剤及び乳化型の洗剤の欠点を克
服し、時代の要望に沿つた洗浄剤を開発すべく、
鋭意研究を重ねた結果、水中油乳化型洗浄剤組成
物において、該組成物の粘度及び乳化物粒子径を
一定の範囲に調製すれば洗浄力、すすぎ性、仕上
り感などを充分に満足し、かつ皮膚に対する刺激
性が低く、手荒れ性もない乳化型食器洗浄剤組成
物が得られることを見い出し、本発明を完成する
に至つた。 すなわち、本発明は水中油型乳化物を形成する
ことのできる乳化剤、油剤及び水を含有する乳化
型食器洗浄剤組成物において、20℃における組成
物の粘度が100〜20000cpであり、かつ組成物中
の乳化粒子の平均粒径が0.05〜20μmであること
を特徴とする乳化型食器洗浄剤組成物を提供する
ものである。 本発明の乳化型食器洗浄剤組成物の従来のもの
との大きな相違点は、その洗浄機構にある。すな
わち、従来の乳化型洗浄剤組成物の如くエマルジ
ヨン粒子の油滴中に汚れを取り込ませるのではな
く、エマルジヨン粒子を汚れに吸着させ、汚れを
細かく分散させることによつて洗浄力を発現せし
める新しい洗浄機構である。このような機構で洗
浄力を発現せしめるには、エマルジヨンの粘度及
び粒径をある特定の範囲に調整することが肝要で
ある。このためには、従来から用いられている水
中油型乳化物を形成することのできる乳化剤(以
下「乳化剤」と略称する)、油剤及び水を例えば
転相乳化法、すなわち、乳化剤を含む油剤を70〜
85℃に加熱し、定速プロペラ(400rpm程度)で
かきまぜながら70〜85℃の水を徐々に加えて乳化
し、その後ただちに冷却し、調製する方法等に付
し、20℃の組成物の粘度が100〜20000cp、組成
物中の乳化粒子径を0.05〜20μmとする必要があ
る。もつともこれ以外の方法で調製された組成物
であつても組成物粘度および乳化粒子径が上記範
囲であればいずれも本発明の効果を奏する。 乳化型食器洗浄剤組成物において、組成物の粘
度及び乳化物粒子径のいずれかが上記した範囲を
外れると、組成物は洗浄力、すすぎ性及び仕上り
感のいずれの面においても満足のゆくものとはな
らない。 本発明で用いる乳化剤としては、非イオン性活
性剤あるいは陰イオン性活性剤が好ましく、特に
非イオン性活性剤が好ましい。乳化剤の好ましい
具体例としては、ポリオキシエチレン(1〜50モ
ル付加)、アルキル(C8〜C22)エーテル、ポリオ
キシプロピレン(1〜50モル付加)アルキル
(C8〜C22)エーテル、ポリオキシエチレン(1〜
50モル付加)アルキル(C8〜C22)フエニルエー
テル、ポリオキシエチレン(1〜50モル付加)グ
リセリルエーテル、ポリオキシエチレン(1〜50
モル付加)ソルビトールエーテル、ポリオキシエ
チレン(1〜50モル付加)ソルビタン脂肪酸
(C8〜C20)エステル、ポリオキシエチレン(1〜
50モル付加)グリセリン脂肪酸(C8〜C20)エス
テル、ポリエチレングリコール(分子量300〜
10000)脂肪酸(C8〜C20)エステル、グリセリン
脂肪酸(C8〜C20)エステル、ソルビタン脂肪酸
(C8〜C20)エステル、シヨ糖脂肪酸(C8〜C20
エステル、ポリオキシエチレン(1〜80モル付
加)ヒマシ油、ポリオキシエチレン(1〜80モル
付加)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(1〜
50モル付加)ラノリンアルコール、アルキル
(C8〜C20)アミンオキシド、脂肪酸(C8〜C20
モノエタノールアミド、脂肪酸(C8〜C20)ジエ
タノールアミド、脂肪酸(C8〜C20)塩(Na、
K、トリエタノールアミン、NH4)、α−オレフ
イン(C8〜C20)スホン酸塩(Na、K、トリエタ
ノールアミン、NH4)、α−スルホ脂肪酸エステ
ル塩(
〔実施例〕
次に実施例を示して本発明をさらに具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例により限定され
るものではない。 実施例 1 表1に示す組成物を調製し、各組成物の洗浄
力、すすぎ性、仕上り感、粘度、エマルジヨンの
平均粒径を調べた。結果を表1に示す。尚、配合
成分の数字は重量部を示し、試験データは次の試
験法によるものである。 <試験法> (洗浄力) 牛脂に指示薬としてスダン(赤色色素)を
0.1%添加し、この3gを磁製の皿(直径25cm)
に塗布したものを洗剤10g、水20gをしみ込ませ
たスポンジでこすり洗いし、もはや皿より牛脂が
きれいに取れなくなる迄の洗浄された皿の枚数を
もつて示す。 (すすぎ性) 上記洗浄力試験において、最後の皿を洗い終つ
て水道水ですすぐ時のすすぎ易さを肉眼で観察
し、評価する。判定基準は以下の通りとする。 A:瞬時にすすげる。 B:すすぎに数秒かかる。 C:すすぎに10秒以上かかる。 (仕上り感) 上記すすぎ性試験の終了後、皿の表面の水道水
による漏れ具合を肉眼で観察し、仕上り感を評価
する。評定基準は以下の通りとする。 A:皿の全面が均一に水で漏れる。 B:皿の一部に水はじきが見られる。 C:皿の大部分に水はじきが見られる。 (粘度) 各組成物を所定温度(20℃)に保つた粘度ビー
カー入れ、B型粘度計を用いて測定する。 (平均粒径) 粒径の大きさにより、次に示す二方法のいずれ
かにより測定した。 (1) 平均粒径が1μm未満の場合: 各組成物を適宜、希釈したのちコールターカ
ウンターModel TA−を用いて測定する。 (2) 平均粒径が1μm以上の場合: 各組成物を適宜、希釈したのちコールターサ
ブミクロンN−4型を用いて測定する。
【表】 実施例 2 実施例1で調製した本発明組成物2と市販液体
中性洗剤Sを10名の女性パネルに渡し、各家庭で
2つのサンプルを交互に1週間毎に使用してもら
い、4週間後、手荒れ性についての意見を聞い
た。その結果は次の通りである。 本発明組成物2について: 手荒れがなかつた 9名 やや荒れた 1名 市販液体中性洗剤Sについて: 手荒れがなかつた 2名 やや荒れた 6名 荒れた 2名 この結果から、本発明の乳化型食器洗浄剤組成
物は従来の液体中性洗剤よりも手荒れ性が極めて
低いことがわかる。 実施例 3 表2に示す組成の各種乳化型食器洗浄剤組成物
を調製し、それぞれについて洗浄力、すすぎ性、
仕上り感などの性能について評価した。この結
果、いずれも優れた性能を示した。
【表】 実施例 4 表3に示す組成の各種乳化型洗浄剤組成物を調
製し、それぞれについて洗浄力、すすぎ性、仕上
り感などについて評価した。この結果、いずれも
優れた性能を示した。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水中油型乳化物を形成することのできる乳化
    剤、油剤及び水を含有する乳化型食器洗浄剤組成
    物において、20℃における組成物の粘度が100〜
    20000cpであり、かつ組成物中の乳化粒子の平均
    粒径が0.05〜20μmであることを特徴とする乳化
    型食器洗浄剤組成物。 2 水中油型乳化物を形成することのできる乳化
    剤を5〜40重量%、油剤を5〜40重量%含有する
    特許請求の範囲第1項記載の乳化型食器洗浄剤組
    成物。 3 水中油型乳化物を形成することのできる乳化
    剤が、非イオン性界面活性剤または陰イオン性界
    面活性剤の一種または二種以上の混合物である特
    許請求の範囲第1項記載の乳化型食器洗浄組成
    物。 4 油剤が植物油脂、動物油脂、炭化水素類およ
    びエステル類からなる群より選ばれた1種または
    2種以上のものである特許請求の範囲第1項記載
    の乳化型食器洗浄剤組成物。
JP16523585A 1985-07-26 1985-07-26 乳化型食器洗浄剤組成物 Granted JPS6227500A (ja)

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JPS6227500A JPS6227500A (ja) 1987-02-05
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5184806A (ja) * 1975-01-23 1976-07-24 Suzuki Yushi Kogyo Kk Yuseiosenbutsujokyoyosenzai

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