JPH0613045A - 蛍光ランプ - Google Patents

蛍光ランプ

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Publication number
JPH0613045A
JPH0613045A JP17242792A JP17242792A JPH0613045A JP H0613045 A JPH0613045 A JP H0613045A JP 17242792 A JP17242792 A JP 17242792A JP 17242792 A JP17242792 A JP 17242792A JP H0613045 A JPH0613045 A JP H0613045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluorescent lamp
color
emission
phosphor
wavelength band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17242792A
Other languages
English (en)
Inventor
睦夫 ▲高▼橋
Mutsuo Takahashi
Seiichi Yokoyama
成一 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP17242792A priority Critical patent/JPH0613045A/ja
Publication of JPH0613045A publication Critical patent/JPH0613045A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 3波長域発光形蛍光ランプより照明下で物体
本来の色よりあざやかに見せ、より一層好ましいと感じ
させるようにする。 【構成】 ガラス管内面に蛍光体層を形成し、紫外線の
励起により380〜800nmに発光エネルギーを有す
る蛍光ランプにおいて、500〜535nmの発光エネ
ルギーをAとし、380〜535nmの発光エネルギー
をBとし、発光エネルギーBに占める発光エネルギーA
の発光比率をSとしたとき、 22%≧S≧15% なる関係を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3波長域発光形蛍光ラ
ンプより照明下での物体色をあざやかに見せ、より一層
好ましいと感じさせる蛍光ランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光源の演色を評価する方法として演色評
価数が知られている。この評価値によって各光源の演色
の忠実度合を表わすことができる。しかし、同じ演色評
価数であっても物体の色の見え方を比較したとき物体本
体の色よりもあざやかに見えたり、くすんで見えたりす
ることがあり、演色評価数だけでは表わしきれないこと
も知られている。
【0003】ここで、演色の主観的な好ましさを評価す
る方法としてJIS Z8726(1990)(演色評
価数による以外の演色性評価方法)に記載する色域面積
比(以後Gaと称す。)がある。このGaにより、光源
で照明したときの物体色の見え方があざやかに見える
か、くすんで見えるかを評価できる。そして、Gaが1
00より大きいとき彩度が増し、物体色があざやかに見
える。一方、Gaが100より小さくなると彩度が減少
し、物体色がくすんで見える。
【0004】従来、物体色をあざやかに見せる蛍光ラン
プとして図5に示すような分光分布を有する3波長域発
光形蛍光ランプがある。そしてこのときのGaは100
〜104ポイントである。さらに、あざやかさを増すた
め、上記3波長域発光形蛍光ランプに使用している蛍光
体のほかに、620nm以上の深赤色域に発光エネルギ
ーを有するマンガン付活フロロゲルマン酸マグネシウム
や、3価ユーロピウム付活バナジン酸イットリウムなど
の蛍光体を加えた蛍光ランプにより演色性を改善し、G
aを向上させたものがある。しかし、前記深赤色蛍光体
を増やすと、光束が急激に低下するという問題がある。
【0005】このように、光束を極端に低下させること
なく、物体色をあざやかに見せるとともに好ましいと感
じさせる蛍光ランプは現在のところ、まだ存在しない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前者の3波長域発光形
蛍光ランプでは高光束が得られるが、あざやかさが不足
している。また、後者の3波長域発光形蛍光ランプに使
用しているB・G・R蛍光体のほかに、さらに、深赤色
蛍光体を添加した蛍光ランプでは、物体色の見え方はあ
ざやかに見えるが、620nm以上に発光を有する深赤
色蛍光体を加えるため、光束が低下するという問題があ
る。
【0007】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであり、光束の低下を抑制し、3波長域
発光形蛍光ランプの照明下より物体色の見え方をさらに
あざやかに見せ、好ましい色と感じさせることのできる
蛍光ランプを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の蛍光ランプは、
ガラス管内面に蛍光体層を形成し、紫外線の励起により
発光エネルギーを有する蛍光ランプにおいて、500〜
535nmの発光エネルギーをAとし、380〜535
nmの発光エネルギーをBとし、前記発光エネルギーB
に占める前記発光エネルギーAの発光比率をSとしたと
き、 22%≧S≧15% なる関係を有する。
【0009】
【作用】この構成により、前記発光比率Sを増加させる
と、物体色があざやかに見える度合を示す色域面積比が
向上し、主観的評価において、3波長域発光形蛍光ラン
プと比較した場合に、物体色の見え方が明らかにあざや
かに見え、好ましい色と感じる光色が得られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を用い
て説明する。
【0011】表1に示すように、3波長域発光形蛍光ラ
ンプに使用されているB・G・R蛍光体であって、青色
に発光する2価ユーロピウム付活アルミン酸バリウム・
マグネシウム蛍光体B1と、緑色に発光するセリウム・
テルビウム付活リン酸ランタンG2と、赤色に発光する
3価ユーロピウム付活酸化イットリウムR1と、さら
に、500〜535nmに発光ピークを有し、緑色に発
光するテルビウム・マンガン付活アルミン酸セリウム・
マグネシウムG1との4成分の蛍光体混合物で色温度を
3000K,4200K,5000Kおよび6700K
になるように調整し、管径が32mmのガラス管の内面に
前記蛍光体混合物を被着形成し、直管形40ワット蛍光
ランプを作製した。各蛍光体の分光分布を図2および図
3に示す。そして、色温度別の発光比率S、Ga、平均
演色評価数Ra、光束等のランプ特性、3波長域発光形
蛍光ランプと主観的評価比較結果を表2〜表5にそれぞ
れ示す。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】
【表3】
【0015】
【表4】
【0016】
【表5】
【0017】上記結果より、それぞれの色温度において
発光比率Sが増加するにつれて、Raは低下する傾向を
示す。しかし、主観的な好ましさを評価するGaは逆に
向上することがわかった。次に同じ色温度の3波長域発
光形蛍光ランプと各実施例の蛍光ランプを点灯し、物体
色のあざやかさや好ましさを主観的評価比較した。この
とき、発光比率Sが14%以下(表2〜表5中、×印で
示す)では3波長域発光形蛍光ランプと比較した場合の
差異がなく、物体色のあざやかさや好ましさ感が感じら
れなかった。また、発光比率Sが23%以上(△印)で
は3波長域発光形蛍光ランプに対して、物体色のあざや
かさや好ましさ感は強く感じられるが、光束の低下が大
きく、全体の雰囲気が薄暗いイメージになることがわか
った。
【0018】そして、発光比率Sが14%〜22%の範
囲(○印)では、3波長域発光形蛍光ランプに対して、
物体色のあざやかさや好ましさ感が感じられ、光束につ
いても雰囲気的に暗いイメージを感じない明るさが得ら
れた。そして、上記範囲のGaでは114〜121ポイ
ントである。このときの代表的な分光分布を図1に示
す。
【0019】比較例 表1に示すように、3波長域発光形蛍光ランプに使用し
ているB・G・R蛍光体で、青色に発光する2価ユーロ
ピウム付活アルミン酸バリウム・マグネシウム蛍光体B
1と、緑色に発光するセリウム・テルビウム付活リン酸
ランタンG2と、赤色に発光する3価ユーロピウム付活
酸化イットリウムR1と、さらに、620nm以上に発
光ピークを有し深赤色に発光するマンガン付活フロロゲ
ルン酸マグネシウムR2との4成分の蛍光体混合物を実
施例と同様に色温度を3000K,4200K,500
0Kおよび6700Kになるように調整し、管径が32
mmのガラス管の内面に前記蛍光体混合物を被着形成し、
直管形40ワット蛍光ランプを作製した。各蛍光体の分
光分布を図2および図3に示す。そして、色温度別の発
光比率S、Ga、Ra、光束等のランプ特性、3波長域
発光形蛍光ランプと主観的評価比較結果を表6に示す。
【0020】
【表6】
【0021】上記結果より、比較例の各色温度ごとの発
光比率Sはほとんど変わらず、深赤色の蛍光体を増やす
ことにより、Raは低下する傾向を示した。また、主観
的な好ましさを評価するGaは逆に向上した。次に同じ
色温度の3波長域発光形蛍光ランプと比較例の各蛍光ラ
ンプを点灯し、物体色のあざやかさ、好ましさを主観的
評価比較した。このとき、Gaが115ポイントを越え
る(△印)と、3波長域発光形蛍光ランプに対して、物
体色のあざやかさ、好ましさ感は強く感じられるが、光
束の低下が大きく、全体の雰囲気が薄暗いイメージにな
り、さらに、前記実施例の蛍光ランプに比して光束が低
下することがわかった。このときの代表的な分光分布を
図4に示す。
【0022】以上のように、前記3波長域発光形蛍光ラ
ンプに使用されているB・G・R蛍光体に500〜53
5nmに発光ピークを有し、緑色に発光するテルビウム
・マンガン付活アルミン酸セリウム・マグネシウム蛍光
体を加え、そのとき発光比率Sを増やすことによりGa
を向上することができる。さらに、Gaを115〜12
1ポイントの範囲にすることにより、物体の色の見え方
があざやかとなり、好ましい色と感じさせる光色を有す
る蛍光ランプが得られることがわかった。
【0023】なお、上記実施例では500〜535nm
に発光エネルギーを有する緑色蛍光体としてテルビウム
・マンガン付活アルミン酸セリウム・マグネシウム蛍光
体を使用した場合について説明したが、マンガン付活ア
ルミン酸セリウム・マグネシウム、マンガン付活ケイ酸
亜鉛蛍光体等を用いても同様の効果が得られる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ガラス
管内面に蛍光体層を形成し、紫外線の励起により発光エ
ネルギーを有する蛍光ランプにおいて、500〜535
nmの発光エネルギーをAとし、380〜535nmの
発光エネルギーをBとし、前記発光エネルギーBに占め
る前記発光エネルギーAの発光比率をSとしたとき、2
2%≧S≧15%なる関係を有する構成にすることによ
り、光束を低下させることなく、Gaを向上させること
によって、物体色の見え方をよりあざやかに見せ、好ま
しい色と感じさせる蛍光ランプを提供することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の蛍光ランプの分光分布図
【図2】各蛍光体の分光分布図
【図3】各蛍光体の分光分布図
【図4】比較例の蛍光ランプの分光分布図
【図5】3波長域発光形蛍光ランプの分光分布図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス管内面に蛍光体層を形成し、紫外線
    の励起により380〜800nmに発光エネルギーを有
    する蛍光ランプにおいて、500〜535nmの発光エ
    ネルギーをAとし、380〜535nmの発光エネルギ
    ーをBとし、前記発光エネルギーBに占める前記発光エ
    ネルギーAの発光比率をSとしたとき、 22%≧S≧15% なる関係を有することを特徴とする蛍光ランプ。
JP17242792A 1992-06-30 1992-06-30 蛍光ランプ Pending JPH0613045A (ja)

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JP17242792A JPH0613045A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 蛍光ランプ

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JP17242792A JPH0613045A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 蛍光ランプ

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JPH0613045A true JPH0613045A (ja) 1994-01-21

Family

ID=15941774

Family Applications (1)

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JP17242792A Pending JPH0613045A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 蛍光ランプ

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JP (1) JPH0613045A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11339725A (ja) * 1998-03-24 1999-12-10 Matsushita Electron Corp 放電ランプおよび照明器具
JP2000243352A (ja) * 1999-02-17 2000-09-08 Matsushita Electronics Industry Corp 蛍光ランプ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11339725A (ja) * 1998-03-24 1999-12-10 Matsushita Electron Corp 放電ランプおよび照明器具
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