JP3322042B2 - 文字処理装置 - Google Patents

文字処理装置

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JP3322042B2
JP3322042B2 JP31957494A JP31957494A JP3322042B2 JP 3322042 B2 JP3322042 B2 JP 3322042B2 JP 31957494 A JP31957494 A JP 31957494A JP 31957494 A JP31957494 A JP 31957494A JP 3322042 B2 JP3322042 B2 JP 3322042B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書作成装置や印刷装
置など文字コードを取り扱う文字処理装置に係わり、特
に外字を扱うことのできる文字処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ホストコンピュータやワードプロセッサ
など文書の作成を行う文書作成装置や作成された文書の
印刷を行う印刷装置などの文字処理装置では、文字パタ
ーンと1対1に対応させた文字コードによって文書をコ
ード化して取り扱っている。文字とこれに割り当てる文
字コードとの関係を所定の文字集合について定めたもの
は文字コード体系と呼ばれている。文字コード体系に
は、JIS(日本工業規格)体系やASCII(Ame
rican Stanndard Code for
Information Interchange)コ
ードなど様々な種類がある。ほとんどの印刷装置や文書
作成装置ではこれらの文字コード体系の何れかが採用さ
れている。また文字コードのビット数は文字コード体系
によってそれぞれ定められている。たとえばASCII
コードでは8ビット、シフトJISコードでは16ビッ
トの文字コードが使用されている。文書作成装置は作成
された文書の内容を文字コードを使用して印刷装置に送
信し、印刷装置は受信した文字コードを文字パターンに
展開して印刷するようになっている。このように文字を
コード化して伝送することによって文字パターンをその
都度伝送するのに比べて伝送時間の大幅な短縮が図られ
ている。
【0003】たとえば、文書作成装置と印刷装置がとも
に同一の文字コード体系を使用している場合は、文書作
成装置で作成した文書と同じ内容の文書を印刷装置で印
刷することができる。しかしながら、文字コード体系が
文書作成装置と印刷装置との間で一致しない場合には、
意図した文字と異なる文字が印刷されてしまうことにな
る。そこで、通常は印刷装置や文書作成装置の購入時
に、文字コード体系が一致するものを選択するような配
慮がなされている。
【0004】ところで、近年のネットワークの普及に伴
い、1台の印刷装置に複数の文書作成装置が接続される
ことが多くなってきている。ネットワークを介して印刷
装置に接続された文書作成装置の文字コード体系は互い
に異なる場合もあり、このようなときには印刷装置側で
2以上の文字コード体系に対応する必要が生じることが
ある。このため、文書作成装置の文字コード体系を印刷
装置で採用している文字コード体系に変換する機能を備
えた印刷装置がある。
【0005】また、文書作成装置では、文字コード体系
で予め定められている文字の他に、ユーザによって任意
の文字パターンを登録できる機能を備えたものがある。
たとえば、文字コードのビット数が16ビットであると
すると、通常は16ビットで表わすことができる文字コ
ードのうち文字コード体系で使用されるのはその一部で
あり、半数以上は使用されていないことが多い。そこ
で、これら使用されていない文字コードに対して任意の
文字パターンを登録できる機能を備え、使用できる文字
の自由度が高められている。このように、文字コード体
系で使用されていない文字コードに対して任意の文字パ
ターンの登録された文字は外字と呼ばれている。外字の
使用された文書を印刷する場合には、文書作成装置に登
録された文字パターンと同一の文字パターンを印刷装置
に伝える必要がある。装置間での伝送を文字コードで行
えば伝送時間の短縮を図ることができるので、文書作成
装置に登録された文字パターンを、その文字コードとと
もに印刷装置に転送して、印刷を行う前に互いに同一の
文字コードに外字を登録するようにした印刷装置があ
る。
【0006】また、外字についても文字コードの変換を
行うようにした文字処理装置は特開昭62−13734
8号公報に提案されている。この文字処理装置は、端末
とホストコンピュータの間に接続されるものである。こ
の装置は端末側からその端末の文字コード体系で使用さ
れていない文字コード、すなわち外字コードを受信する
と、これを送信先のホストコンピュータの文字コード体
系で使用されていない文字コードに変換するようになっ
ている。変換のために使用される文字コード体系変換テ
ーブルは、端末毎に複数用意されている。そして文字処
理装置は、受信した文字コードがどの端末から送られて
きたものかを判別し、それに応じた文字コード体系変換
テーブルを選択するようになっている。これにより、端
末側での外字コードを、ホストコンピュータでの外字コ
ードに変換するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】文書作成装置で外字の
登録された文字コードと同じ文字コードを使用して印刷
装置側に外字を登録する場合には、文書作成装置で割り
当てた文字コードをそのまま、印刷装置側で外字に割り
当てることができないことがある。文書作成装置と印刷
装置の文字コード体系が異なり、たとえば“9113”
の文字コードが文書作成装置では外字登録用に使用可能
であるが、印刷装置側では外字登録用の文字コードとし
て使用できないことがある。このため、実際に外字登録
用に使用できる文字コードは、印刷装置と文書作成装置
の双方の文字コード体系で共に使用さていない文字コ
ードに制限されてしまい、登録できる外字の数が少なく
なってしまうという問題があった。
【0008】また、特開昭62−137348号公報に
開示されている文字処理装置では、端末ごとに外字コー
ドが変換されるので、端末とホストコンピュータとで互
いに異なる文字コードに共通の文字パターンを登録する
ことができる。しかしながら、ホストコンピュータで
は、1つの文字コードに対して1つの文字パターンしか
登録できないことと、文字コードのビット数が決まって
いることから登録できる外字の総数には制限がある。す
なわち、そのビット数で表すことのできる文字コードの
うち、ホストコンピュータの文字コード体系で使用され
ていない文字コードの総数に制限されてしまう。したが
って、接続される端末の数が増加すれば、1つの端末当
たりで使用可能な外字の数が相対的に少なくなってしま
うという問題がある。これは印刷データを作成する文書
作成装置と印刷装置の間でも同様に発生する問題であ
る。また、コスト面や設置場所の問題から同一の端末を
複数のユーザで共用する場合がある。外字はユーザが個
人的に登録するものが多いので、通常は、使用する外字
はユーザごとに異なっている。したがって、同一の端末
を複数のユーザで共用するような場合には、それだけ1
人当たりの登録可能な外字の数が少なくなってしまうと
いう問題がある。
【0009】一方、文字コードのビット数を増加させて
文字コード領域を広げれば、登録できる外字の数を増や
すことができる。しかしながら、文字コードのビット数
は文字コード体系によって定まっているので、そのビッ
ト数を変更すると装置の汎用性が失われてしまうことに
なる。さらに、文字コードのビット数を増やすと文字処
理装置間での伝送効率が低下してしまうという問題があ
る。
【0010】そこで本発明の目的は、限られた文字コー
ド領域において、ユーザの数が増加した場合において
も、1人当たりの使用可能な外字の数を充分に確保する
ことができる文字処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、複数のユーザの外字パターンをそれぞれ自装置側の
コード体系で表わした自装置側文字コードに対応させて
登録する外字パターン登録手段と、印刷データを構成す
る文字をそれぞれユーザ側のコード体系で表わしたユー
ザ側文字コードとその印刷データを送ったユーザを表わ
した情報とを受信する受信手段と、この受信手段の受信
したユーザ側文字コードが外字パターンを表わすコード
であるとき、これを外字パターン登録手段に登録されて
いる自装置側文字コードに変換するユーザ別に用意され
たコード体系変換手段と、このコード体系変換手段によ
ってユーザに対応して変換された後の自装置側文字コー
ドに対応する外字パターンを用いてそのユーザから送ら
れてきた印刷データの処理を行う印刷データ処理手段
を文字処理装置に具備させている。
【0012】すなわち請求項1記載の発明では、外字パ
ターン登録手段が複数のユーザの外字パターンを自装置
側文字コードに対応させて登録しておき、ユーザから印
刷データが送られてきたらそのユーザの外字パターンを
表わしたユーザ側文字コードをユーザ別に用意されたコ
ード体系変換手段で自装置側文字コードに変換して、所
望の文字パターンを外字として読み出させ、印刷データ
処理手段で印刷データの処理を行うようにしている。
【0013】請求項2記載の発明では、予め定められた
文字コード領域のうち所定の文字コード体系で文字の割
り当てられている一定範囲の文字コードのそれぞれに1
対1に対応付けられた記憶領域に所定の文字コード体系
でこれらの文字コードに割当られている文字を表わす文
字パターンをそれぞれ記憶した標準文字パターン記憶手
段と、予め定められた文字コード領域のうち一定範囲を
除く残りの領域の文字コードのそれぞれに対応付けられ
た新たに外字を登録するための外字登録用記憶領域がこ
の残りの領域の全ての文字コードに対応するだけ個々に
用意された複数の外字パターン記憶手段と、所定の文字
コード体系以外の他の文字コード体系で文字の割り当て
られている文字コードのそれぞれをこれらに割り当てら
れている文字と同一の文字が所定の文字コード体系で割
り当てられている文字コードに変換するための文字コー
ド体系別に複数用意された文字コード体系変換テーブル
と、予め定められた文字コード領域の文字コードのうち
他の文字コード体系で文字の割り当てられていないそれ
ぞれの文字コードをこの予め定められた文字コード領域
の残りの領域に含まれる文字コードに1対1に対応させ
て変換するための文字コード体系別に複数用意された外
字コード領域変換テーブルと、外字登録を行うための外
字の文字パターンとその文字コードおよびこれの文字コ
ード体系を表わしたコード体系名を登録先の外字パター
ン記憶手段を指定して入力する外字登録用入力手段と、
入力されたコード体系名が所定の文字コード体系と異な
るときこの外字登録用入力手段から入力された文字コー
ドをコード体系名に応じた外字コード領域変換テーブル
を用いて残りの領域の文字コードに変換する登録用外字
コード変換手段と、外字登録用入力手段から入力された
文字パターンを指定された外字パターン記憶手段のこの
登録用外字コード変換手段によって変換された後の文字
コードに対応付けられた外字登録用記憶領域に格納する
第1の外字登録手段と、入力されたコード体系名が所定
の文字コード体系と一致するとき外字登録用入力手段か
ら入力された文字パターンを指定された外字パターン記
憶手段のその文字コードに対応付けたれた外字登録用記
憶領域に格納する第2の外字登録手段と、表示を行うた
めの文字コードとそのコード体系名を外字パターン記憶
手段を指定して入力する表示用入力手段と、この表示用
入力手段から入力されたコード体系名が所定の文字コー
ド体系と異なるときそのコード体系名に対応する文字コ
ード体系変換テーブルあるいは外字コード領域変換テー
ブルのいずれかを用いて表示用入力手段から入力された
文字コードの変換を行う表示用文字コード変換手段と、
この表示用文字コード変換手段によって変換された後の
文字コードあるいは入力されたコード体系名が所定の文
字コード体系と一致するために変換の行われなかった表
示用入力手段から入力された文字コードが一定範囲に属
する文字コードであるとき標準文字パターン記憶手段を
用いてその文字コードを文字パターンに展開して表示す
る第1の文字パターン表示手段と、表示用文字コード変
換手段によって変換された後の文字コードあるいは入力
されたコード体系名が所定の文字コード体系と一致する
ために変換の行われなかった表示用入力手段から入力さ
れた文字コードが残りの領域に属する文字コードである
とき指定された外字パターン記憶手段を用いてその文字
コードを文字パターンに展開して表示する第2の文字パ
ターン表示手段とを文字処理装置に具備させている。
【0014】すなわち請求項2記載の発明では、所定の
文字コード体系と異なる他の文字コード体系で文字の割
り当てられている文字コードについては、所定の文字コ
ード体系で同一の文字に割り当てられている文字コード
に変換している。また、他の文字コード体系で文字の割
り当てられていない文字コードについては、予め定めら
れた文字コード領域の外字登録用に残された領域の文字
コードに変換している。このように文字コード体系を変
換することによって、文字処理装置の内部で用いている
所定の文字コード体系と異なる文字コード体系の文字コ
ードにも対応できるようになっている。
【0015】請求項3記載の発明では、予め定められた
文字コード領域のうち所定の文字コード体系で文字の割
り当てられている一定範囲の文字コードのそれぞれに1
対1に対応付けられた記憶領域に所定の文字コード体系
でこれらの文字コードに割当られている文字を表わす文
字パターンをそれぞれ記憶した標準文字パターン記憶手
段と、予め定められた文字コード領域のうち一定範囲を
除く残りの領域の文字コードのそれぞれに対応付けられ
た新たに外字を登録するための外字登録用記憶領域がこ
の残りの領域の全ての文字コードに対応するだけ個々に
用意された複数の外字パターン記憶手段と、所定の文字
コード体系以外の他の文字コード体系で文字の割り当て
られている文字コードのそれぞれをこれらに割り当てら
れている文字と同一の文字が所定の文字コード体系で割
り当てられている文字コードに変換するための文字コー
ド体系別に複数用意された文字コード体系変換テーブル
と、予め定められた文字コード領域の文字コードのうち
他の文字コード体系で文字の割り当てられていないそれ
ぞれの文字コードをこの予め定められた文字コード領域
の残りの領域に含まれる文字コードに1対1に対応させ
て変換するための文字コード体系別に複数用意された外
字コード領域変換テーブルと、外字登録を行うユーザを
一意に表わしたユーザ識別情報に対応付けてそのユーザ
に割り当てられた外字パターン記憶手段を記憶した第1
のユーザ情報記憶手段と、各ユーザの用いる文字コード
体系を表わしたコード体系名をユーザ識別情報に対応づ
けて記憶した第2のユーザ情報記憶手段と、外字登録を
行うための外字の文字パターンとその文字コードおよび
登録を行うユーザを表わしたユーザ識別情報を入力する
外字登録用入力手段と、この外字登録用入力手段から入
力されたユーザ識別情報に対応するコード体系名が所定
の文字コード体系と異なるとき外字登録用入力手段から
入力された文字コードをそのコード体系名に応じた外字
コード領域変換テーブルを用いて残りの領域の文字コー
ドに変換する登録用外字コード変換手段と、外字登録用
入力手段から入力された文字パターンをユーザ識別情報
に対応する外字パターン記憶手段の登録用外字コード変
換手段で変換された後の文字コードに対応付けられた外
字登録用記憶領域に格納する第1の外字登録手段と、外
字登録用入力手段から入力されたユーザ識別情報に対応
するコード体系名が所定の文字コード体系と一致すると
き入力された文字パターンをユーザ識別情報に対応する
外字パターン記憶手段の外字登録用入力手段から入力さ
れた文字コードに対応付けられた外字登録用記憶領域に
格納する第2の外字登録手段と、表示を行うための文字
コードとユーザ識別情報とを入力する表示用入力手段
と、この表示用入力手段から入力されたユーザ識別情報
に対応するコード体系名が所定の文字コード体系と異な
るときそのコード体系名に対応する文字コード体系変換
テーブルあるいは外字コード領域変換テーブルのいずれ
かを用いて表示用入力手段から入力された文字コードの
変換を行う表示用文字コード変換手段と、この表示用文
字コード変換手段によって変換された後の文字コードあ
るいはユーザ識別情報に対応するコード体系名が所定の
文字コード体系と一致するために変換の行われなかった
表示用入力手段から入力された文字コードが一定範囲に
属する文字コードであるとき標準文字パターン記憶手段
を用いてその文字コードを文字パターンに展開して表示
する第1の文字パターン表示手段と、表示用文字コード
変換手段によって変換された後の文字コードあるいはユ
ーザ識別情報に対応するコード体系名が所定の文字コー
ド体系と一致するために変換の行われなかった表示用入
力手段から入力れた文字コードが残りの領域に属する文
字コードであるときユーザ識別情報に対応する外字パタ
ーン記憶手段を用いてその文字コードを文字パターンに
展開して表示する第2の文字パターン表示手段とを文字
処理装置に具備させている。
【0016】すなわち請求項3記載の発明では、外字を
登録するための外字パターン記憶手段が、ユーザごとに
割り当てられている。そしてユーザを一意に表わしたユ
ーザ識別情報に対応づけて、各ユーザに割り当てられた
外字パターン記憶手段を記憶している。また、各ユーザ
の用いている文字コード体系を変換するためのコード体
系変換テーブルをユーザ識別情報に対応させて記憶して
いる。これにより、各ユーザはユーザ識別情報を文字処
理装置に送るだけで、外字パターン記憶手段とコード体
系変換テーブルの双方がそのユーザに対応付けられもの
に切り換えられるようになっている。
【0017】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例における文字処
理装置を印刷装置に適用した場合における印刷システム
の概要を表わしたものである。LAN(ローカル・エリ
ア・ネットワーク)の通信ケーブル11には、文書の作
成を行う第1、第2のホストコンピュータ12、13お
よびこれらホストコンピュータによって作成された文書
の印刷を行う印刷装置14がそれぞれ接続されている。
第1および第2のホストコンピュータ12、13によっ
て作成された文書の印刷データは、通信ケーブル11を
介して印刷装置14のデータ入力部15に入力されるよ
うになっている。また、第1のホストコンピュータ12
は専用通信ケーブル16によって印刷装置14のデータ
入力部15と接続されており、これを介して印刷データ
を直接に送信できるようになっている。さらに印刷装置
14は磁気テープリーダ17によって、磁気テープから
印刷データを入力できるようになっている。印刷部18
は印刷データを文字パターンに展開して記録用紙に印刷
を行う部分である。印刷制御部19は印刷部18の制御
のほか印刷装置14における各種制御を行う部分であ
る。印刷装置14はCRT等のディスプレイ21とキー
ボード22を備えていおり、これらを通じて各種情報の
表示および入力が行えるようになっている。
【0019】図2は図1に示した印刷装置についてその
回路構成の概要を表わしたものである。印刷装置は各種
制御の中枢的な機能を有するCPU(中央制御装置)3
1を備えている。CPU31は、データバス等のバス3
2を介して各種回路装置と接続されている。このうちR
OM33は起動用のプログラムや固定的データを記憶し
たリード・オンリ・メモリである。作業用メモリ34
は、プログラムを実行する上で必要となる各種データを
一時的に格納するランダム・アクセス・メモリである。
ディスク制御装置35は、磁気ディスク36の読み書き
を制御する装置である。磁気ディスク36には、印刷デ
ータのほかに標準文字ファイルや外字ファイルなど各種
データファイルが格納されている。表示制御装置37
は、CRT等からなるディスプレイ21に対して各種デ
ータを表示させる装置である。入力回路38は、キーボ
ード22および磁気テープリーダ17と接続されてい
る。オペレータはキーボード22から各種の指示を印刷
装置14に入力できるようになっている。磁気テープリ
ーダ17は磁気テープの読み取りを行うものである。
【0020】通信制御装置39は、ネットワークを構成
する通信ケーブル11と接続されており、印刷データや
これに伴う各種付加データをホストコンピュータから入
力するようになっている。印刷部用インターフェイス回
路41は、印刷部18との間で各種データの入出力を行
う部分である。印刷部18は印刷部用インターフェイス
回路41を介して送られてくる印刷データを基に印刷を
行う部分である。
【0021】図3は図1に示した印刷装置における主要
なデータの流れを表わしたものである。印刷制御部19
にある磁気ディスク36には各種ファイルが格納されて
いる。このうちユーザ識別情報ファイル51は、印刷デ
ータの作成者を識別するためのユーザ識別情報に対応づ
けてユーザ固有の各種情報を記憶したファイルである。
ユーザ識別情報ファイル51は磁気ディスク36に格納
されるとともに、同一内容のデータが作業用メモリ34
に格納されている。標準文字ファイル52は、予め定め
られた文字パターンを所定の文字コードに対応付けて記
憶したファイルである。ここでは、JIS漢字の文字コ
ード体系に従って文字パターンが格納されている。この
文字コード体系では16ビットの文字コードが使用され
ている。
【0022】第1〜第N(Nは任意の整数)の外字ファ
イル531 〜53N は、それぞれ一人のユーザによって
登録された任意の文字パターンを所定の外字コードに対
応付けて格納したファイルである。たとえば、“800
0”〜“FFFF”(16進表記)の範囲にある文字コ
ードが外字を登録するための外字コードとして割り当て
られているとする。第1の外字ファイル531 はこの領
域内の文字コードに対して、ユーザAによって登録され
た文字パターンが格納されるようになっている。第2の
外字ファイル532 は、同一の外字コード領域に対して
ユーザBによって登録された文字パターンが格納される
ようになっている。このように、同一の外字コード領域
に対して、ユーザ別に複数の外字フォントを登録できる
ので、ユーザごとに、外字領域のすべてを使用して多数
の外字を登録することができる。
【0023】コード体系変換テーブルファイル541
54N は、印刷データの作成されたホストコンピュータ
で使用されている文字コード体系を、印刷装置内部で使
用している所定の文字コード体系に変換するためのコー
ド体系変換テーブルを格納したものである。本実施例で
は、印刷装置内部の文字コード体系としてJISC62
26のコード体系を使用している。コード体系変換テー
ブルは、ホストコンピュータで使用される文字コード体
系の種類別に各種用意されている。
【0024】これらを使用してこの印刷装置では、ユー
ザ識別情報を基に各ユーザの使用するホストコンピュー
タの文字コード体系を内部の文字コード体系に変換する
コード体系変換テーブルの選択が行われるようになって
いる。選択されたコード体系変換テーブルを参照して入
力された印刷データの文字コードは内部の文字コード体
系に沿った文字コードに変換される。次にユーザ識別情
報を基に、そのユーザの外字ファイルが選択され、これ
と標準文字ファイルを用いてコード体系の変換された後
の印刷データの印刷が行われるようになっている。
【0025】図4はユーザ識別情報ファイルの登録内容
についてその一例を表わしたものである。ユーザ識別情
報ファイル61は、ユーザを識別する情報としてユーザ
名を格納をしている。ここでは、“YAMADA”、
“TANAKA”および“SATOU”の3名のユーザ
が登録されている。ユーザ名“YAMADA”に対応す
るコード体系変換テーブルとしてテーブルAが登録され
ている。これは、ユーザ名“YAMADA”を持つユー
ザが使用しているホストコンピュータのホストコード体
系を印刷装置内部の文字コード体系に変換する変換テー
ブルの名称を表わしている。同様に、“TANAKA”
についてはテーブルBが登録されている。また、“SA
TOU”についてはテーブルAが登録されており、“Y
AMADA”と同じホストコード体系のホストコンピュ
ータをこのユーザが使用していることが分かる。ユーザ
識別情報ファイルには各ユーザ名に対応して、そのユー
ザによって登録された外字フォントを格納した外字ファ
イル名が登録されている。外字ファイルはユーザごとに
個別に用意されているので、3名のユーザそれぞれに異
なる外字ファイル名が登録されている。
【0026】ユーザ識別情報ファイルへの登録、削除お
よび登録内容の変更は、図1に示したキーボード22か
ら行うようになっている。また、登録等は通信ケーブル
11を介してホストコンピュータ12、13からも行な
えるようになっている。コード体系変換テーブルは予め
数種類のものが磁気ディスク36に登録されている。ユ
ーザは自己の使用しているホストコンピュータの文字コ
ード体系を印刷装置内部の文字コード体系に変換するた
めのコード体系変換テーブルをキーボード22等から指
定して登録するようになっている。また、外字ファイル
名は、所定の文字数の範囲で任意の名前を指定して登録
するようになっている。
【0027】図5はコード体系変換テーブルについてそ
の登録内容の一例を表わしたものである。コード体系変
換テーブル71は、標準文字についてその文字コードを
変換するためのデータが登録された標準文字領域72
と、外字コードを変換するためのデータが登録された外
字領域73に大別されている。いずれも、ホストコード
体系における文字コードと、これに対応する印刷装置内
部での文字コードが対になって登録されている。コード
体系変換テーブル71は、変換の必要な文字コードだけ
を記憶している。また、その昇順は、ホストコード体系
の文字コードを基準に、小さい値のコードから順に配置
されている。ホストコンピュータで使用される文字コー
ド体系として、たとえばJISコード、シフトJISコ
ード、EBCDIC(Extended Binary
Code Decimal Interchange
Code)コード、ASCIIコードなどがある。こ
れらそれぞれの文字コード体系についてコード体系変換
テーブ71が用意されている。
【0028】図6は外字ファイルの登録内容の一例を表
わしたものである。外字ファイル81は、外字コードを
登録する外字コード登録領域82とその外字コードに対
応する任意の文字パターンを登録する文字パターン登録
領域83がそれぞれ組になって1文字分のデータを構成
している。外字コード登録領域82の大きさは2バイト
で、文字パターン登録領域の大きさは32バイトで、1
つの文字は16ドット×16ドットの文字パターンにな
っている。このほかに、文字を構成する要素をそれぞれ
ベクトルで表わして登録することもできるようになって
いる。外字ファイル81にはユーザ別のものと、全ての
ユーザで共通に使用するための共通外字ファイルがあ
る。磁気ディスク36には、登録されているユーザの数
だけのユーザ別の外字ファイルと1つの共通外字ファイ
ルが格納されている。共通外字ファイルはユーザ名が指
定されないときに使用されるようになっている。
【0029】外字ファイル81の登録は、ホストコード
体系における外字コードと登録したい文字パターンを表
わしたデータを各ユーザが第1、第2のホストコンピュ
ータ12、13から通信ケーブル11を介して印刷装置
14に送信することによって行うようになっている。登
録は1文字ずつ、あるいは使用する外字を全て1度に行
うことができる。ユーザの指定した外字コードはコード
体系変換テーブル71を使用して印刷装置内部の外字コ
ードに変換される。そして、送られてくる文字パターン
は変換後の外字コードに対応づけられてそのユーザの外
字ファイルに格納されるようになっている。
【0030】図7はこのような構成の印刷装置に外字が
登録される際の処理の流れを表わしたものである。ホス
トコンピュータ12、13は文字を登録するときには、
所定の登録コマンドとともに、ユーザ名と、文字コード
と登録する文字パターンを送信するようになっている。
印刷装置14の通信制御装置39はホストコンピュータ
12、13からデータが送信されてくるのを待機してい
る(ステップS101)。通信制御装置39がデータを
受信すると(ステップS101;Y)、CPU31は受
信したデータの内容を解析する。受信したデータが文字
を登録する登録コマンドでない場合には(ステップS1
02;N)、そのコマンドに沿った他の処理(ステップ
S103)が行われる。受信したコマンドが登録コマン
ドの場合には(ステップS102;Y)、受信したユー
ザ名、文字コードおよび文字パターンを作業用メモリ3
4に一時的に記憶する(ステップS104)。CPU3
1は受信した登録コマンドにユーザ名が含まれているか
どうかを調べる(ステップS105)。ユーザ名がない
場合には(ステップS105;N)、デフォルトのコー
ド変換テーブルと共通外字ファイルを選択する(ステッ
プS106)。ユーザ名が有る場合には(ステップS1
05;Y)、ユーザ識別情報ファイルを検索して受信し
たユーザ名と一致するユーザ名が登録されているかどう
かを調べる(ステップS107)。
【0031】受信したユーザ名と一致するユーザがユー
ザ識別情報ファイルに登録されている場合には(ステッ
プS108;Y)、そのユーザの外字ファイルと該当す
るコード体系変換テーブルを選択する(ステップS10
9)。ユーザ識別情報ファイルに一致するユーザが登録
されていない場合には(ステップS108;N)、エラ
ー情報をホストコンピュータに送信して(ステップS1
10)処理を終了する(エンド)。ユーザ識別情報を基
にコード変換テーブルと外字ファイルを選択したのち、
CPU31はそのコード変換テーブルを参照して受信し
た文字コードを内部の文字コードに変換する(ステップ
S111)。つぎにすでに選択してある外字ファイルを
オープンして受信した文字コードに対応する位置に文字
パターンを格納しファイルをクローズする(ステップS
112)。このようにして、ユーザ別にそれぞれ異なる
外字ファイルに任意の文字パターンを登録することがで
きる。また、登録コマンドにユーザ名がないときには共
通外字ファイルに文字が登録される。
【0032】図8は印刷装置がホストコンピュータから
送られてくる印刷データの印刷を行う際の処理の流れを
表わしたものである。図2に示した通信制御装置39
は、通信ケーブル11を介してホストコンピュータ1
2、13から印刷データが送られてくるのを待機してい
る(ステップS201)。印刷データがホストコンピュ
ータから到来したとき(ステップS202;Y)、CP
U31はバス32を通じてそのデータを通信制御装置3
9から読み取り、ユーザ識別情報が付加されているかど
うかを判断する(ステップS203)。ユーザ識別情報
はここではユーザ名である。実施例で用いたホストコン
ピュータは、その使用を開始するときにユーザ名を入力
するようになっている。これは一般にログインネームと
呼ばれるものである。ホストコンピュータ12、13は
作成された文書とともに入力されたユーザ名を記憶する
ようになっている。ホストコンピュータ12、13は、
記憶してある文書の印刷を行うときに、格納してあるユ
ーザ名を印刷データの先頭に付加して送信するようにな
っている。すなわち、印刷を行う際にホストコンピュー
タ12、13によって自動的にユーザ名が印刷装置14
に送られるようになっている。ただし、このような機能
を備えていないホストコンピュータに対応するために、
ユーザ名が付加されているかどうかの判断をステップS
203で行っている。
【0033】ホストコンピュータ12、13から送られ
てきたデータにユーザ名が付加されている場合には(ス
テップS203;Y)、CPU31は作業用メモリ34
に格納されているユーザ識別情報ファイルを検索して該
当するユーザ名が登録されているかどうかを調べる(ス
テップS204)。該当するユーザ名を見つけた場合に
は(ステップS205;Y)、そのユーザ名に対応する
コード体系変換テーブル名と外字ファイル名をユーザ識
別情報ファイルから読み出して作業用メモリ34に登録
する(ステップS206)。該当するユーザ名がユーザ
識別情報ファイルに登録されていない場合(ステップS
205;N)あるいは印刷データにユーザ名が付加され
ていない場合(ステップS203;N)には、デフォル
トのコード体系変換テーブル名と共通外字ファイル名を
作業用メモリに登録する(ステップS207)。デフォ
ルトのコード体系変換テーブルはここでは、シフトJI
Sコードを印刷装置の内部コードに変換するものが選択
されるようになっている。
【0034】CPU31は、作業用メモリ34に登録さ
れた名称のコード体系変換テーブルを用いて、通信制御
装置39から入力される印刷データを印刷装置内部のコ
ード体系に変換する(ステップS208)。変換された
印刷データの文字コードが標準文字コードの場合には
(ステップS209;Y)、標準文字ファイルを用いて
この文字コードに対応する文字パターンをページメモリ
上に作成する(ステップS210)。文字コードが外字
コードである場合には、作業用メモリ34に登録されて
いる名称の外字ファイルを用いてページメモリ上に文字
パターンを作成する(ステップS211)。1ページ分
の処理が終了してないときは(ステップS212;
N)、ステップS208に戻り、1文字ずつ文字パター
ンへの展開処理が繰り返される。1ページ分の処理を終
了した場合には(ステップS212;Y)、CPU31
は印刷部18を起動し、ページメモリ上のイメージの印
刷を行う(ステップS213)。
【0035】図9は、同一のホストコンピュータから受
信した印刷データの一例を表わしたものである。ユーザ
“YAMADA”から受信した印刷データ91とユーザ
“SATOU”から受信した印刷データ92は、それぞ
れその先頭にユーザ名“YAMADA”と“SATO
U”が付されている。その後つづく文字コードは、“1
010”と“A1A1”で、両者とも同じになってい
る。図4に示したユーザ識別情報ファイル61を基に検
索すると、“YAMADA”と“SATOU”の双方と
もコード体系変換テーブルの名称はテーブルAになって
おり同一のコード体系変換テーブルが使用されることに
なる。
【0036】図10はコード体系変換テーブルAについ
て文字コード“1010”と“A1A1”の部分だけを
抜き出して表わしたものである。受信した文字コードを
コード体系変換テーブルA93を参照して変換すると、
“1010”は“2121”に、“A1A1”は“91
A1”にそれぞれ変換されることになる。
【0037】図11は標準文字ファイルと、ユーザ名
“YAMADA”と“SATOU”に対応する外字ファ
イルの該当部分を抜き出して表わしたものである。文字
コード“2121”は標準文字に対応しており、標準文
字ファイル(同図a)を用いて展開すると“外”という
文字になる。文字コード“91A1”は外字コードに対
応している。“YAMADA”についての外字ファイル
(同図b)は図4に示したユーザ識別情報ファイルから
“GAIJI−Y”である。同様に“SATOU”につ
いての外字ファイル(図10c)は“GAIJI−S”
である。したがって、“YAMADA”の場合には外字
コード“91A1”は外字ファイル“GAIJI−Y”
を用いて“適”に展開される。“SATOU”の場合に
は“91A1”は外字ファイル“GAIJI−S”を用
いて“財”に展開される。便宜上、“適”、“財”は外
字登録された文字パターンであるとする。
【0038】図12は、図9に示した印刷データの印刷
結果をを表わしたもである。ユーザ“YAMADA”の
場合の印刷結果(同図a)は“外適”であり、“SAT
OU”の場合の印刷結果(同図b)は“外財”になって
いる。このように、ホストコンピュータから送られてき
た文字コードが同一であっても、ユーザ名が違えば、異
なる外字フォントが選択されるために印刷結果は相違
し、それぞれのユーザの登録した外字に対応した印刷が
行われる。
【0039】この例では、“YAMADA”と“SAT
OU”の使用するホストコード体系が同じであったが、
ユーザの使用するホストコード体系が異なる場合には、
ユーザ名を基に、それぞれ異なるコード体系変換テーブ
ルによって文字コードの変換が行われる。これにより、
文字コード体系の異なる複数のホストコンピュータに対
応することができる。
【0040】変形例
【0041】実施例では、ユーザ名に対応するコード体
系変換テーブル名と、外字ファイル名をユーザ識別情報
ファイルに記憶しておきこれを基に、受信したユーザ名
に対応する外字ファイル等を選択するようになってい
る。これに対して変形例では、ユーザ名を基準とせずに
印刷データの中で、使用すべきコード体系変換テーブル
や外字ファイルを任意に指定できるようになっている。
【0042】図13は、このような変形例において、コ
ード体系変換テーブルと外字フォントを指定するために
文書作成装置から送信されるデータの一例を表わしたも
のである。データの先頭には、ホストコンピュータで使
用している文字コード体系を表わした情報81が付され
ている。たとえば、EBCDICコードを使用している
場合には、予めこれに割り当てられたコード体系識別情
報が付される。印刷装置は、ホストコード体系情報を基
に、使用すべきコード体系変換テーブルを選択して、選
択したコード体系変換テーブルを用いて、文字コードの
変換を行う。外字ファイル名82は、印刷装置に登録れ
ている外字ファイルのうち、外字コードを展開するとき
に使用すべき外字ファイルの名称を指定する部分であ
る。ユーザは、所定のコマンドをキーボードから入力す
ることによって、各々の外字ファイルに登録されている
文字パターンをディスプレイに表示させることができ、
これにより外字ファイルの登録内容を確認できるように
なっている。このように、印刷データの先頭に、コード
体系識別情報と外字ファイル名を付加することによっ
て、任意のコード体系で文書を作成することができ、ま
た任意の外字フォントを使用することができる。
【0043】以上説明した実施例では、ユーザ識別情報
としてユーザ名を使用しているが、ユーザ識別情報はこ
れに限るものではなく、ユーザを一意に識別できる情報
であれば、たとえば、識別番号のようなものであっても
よい。また、文字処理装置として印刷装置を例に説明し
たが、文書作成装置やホストコンピュータなどに適用で
きることは言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】このように請求項1記載の発明によれ
ば、ユーザが印刷データを送る際にそのユーザを表わし
た情報を送ることにしたので、コード体系変換手段によ
ってユーザ側の外字についての文字コードとしてのユー
ザ側文字コードを文字処理装置側の自装置側文字コード
に変換することができる。したがって、外字パターンを
自装置側で所定のメモリ領域に効率的に配置することも
可能になり、文字処理装置を多数のユーザによって共用
しても、外字登録用の文字コードの数が不足するような
事態はほとんど起こらないという利点がある
【0045】また請求項2記載の発明によれば、所定の
文字コード体系と異なる他の文字コード体系で文字の割
り当てられている文字コードについては、所定の文字コ
ード体系で同一の文字に割り当てられている文字コード
に変換している。また、他の文字コード体系で文字の割
り当てられていない文字コードについては、予め定めら
れた文字コード領域の外字登録用に残された領域の文字
コードに変換している。これらにより、文字処理装置の
内部で用いている所定の文字コード体系と異なる文字コ
ード体系の文字コードにも対応することができる。ま
た、外字登録用の文字コード領域が相違していても、文
字コードが変換されるので外字登録用に残された領域の
全てを使用することができる。
【0046】さらに請求項3記載の発明によれば、ユー
ザ識別情報だけで、外字パターン記憶手段とコード体系
変換テーブルの双方がそのユーザに対応付けられものに
切り換えられている。これにより、外字パターン記憶手
段やコード体系変換テーブルを指定する作業が容易にな
り、装置の使い勝手を向上させることができる。たとえ
ば、文書を作成する際に入力したユーザ名を印刷データ
と共に送信するような文書作成装置が多く存在する。こ
のような場合、送出されるユーザ名をユーザ識別情報と
して用いれば印刷を行う際に特別な操作を行うことな
く、外字パターン記憶手段およびコード体系変換テーブ
ルの指定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における文字処理装置を印
刷装置に適用した場合における印刷システムの概要を表
わしたシステム構成図である。
【図2】 図1に示した印刷装置についてその回路構成
の概要を表わしたブロック図である。
【図3】 印刷装置における主要なデータの流れを表わ
した説明図である。
【図4】 ユーザ識別情報ファイルの登録内容について
その一例を表わした説明図である。
【図5】 コード体系変換テーブルについてその登録内
容の一例を表わした説明図である。
【図6】 外字ファイルの登録内容の一例を表わした説
明図である。
【図7】 文字を登録する際に印刷装置が行う処理の流
れを表わした流れ図である。
【図8】 ホストコンピュータから送られてくる印刷デ
ータの印刷を行う際の処理の流れを表わした流れ図であ
る。
【図9】 同一のホストコンピュータから受信した異な
るユーザによって作成された印刷データの一例を表わし
た各種説明図である。
【図10】 コード体系変換テーブルの一部分を抜き出
して表わした説明図である。
【図11】 標準文字ファイルと外字ファイルの一部分
を抜き出して表わした各種説明図である。
【図12】 図8に示した印刷データの印刷結果の一例
を表わした説明図である。
【図13】 変形例でコード体系変換テーブルと外字フ
ォントを指定するために送信するデータの一例を表わし
た説明図である。
【符号の説明】
11…通信ケーブル、12、13…ホストコンピュー
タ、14…印刷装置、15…データ入力部、16…専用
通信ケーブル、18…印刷部、19…印刷制御部、21
…ディスプレイ、22…キーボード、31…CPU、3
2…バス、33…ROM、34…作業用メモリ、36…
磁気ディスク、39…通信制御装置、41…印刷部用イ
ンターフェイス回路、51…ユーザ識別情報ファイル、
52…標準文字ファイル、53…外字ファイル、56…
コード体系変換テーブル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユーザの外字パターンをそれぞれ
    自装置側のコード体系で表わした自装置側文字コードに
    対応させて登録する外字パターン登録手段と、 印刷データを構成する文字をそれぞれユーザ側のコード
    体系で表わしたユーザ側文字コードとその印刷データを
    送ったユーザを表わした情報とを受信する受信手段と、 この受信手段の受信したユーザ側文字コードが外字パタ
    ーンを表わすコードであるとき、これを前記外字パター
    ン登録手段に登録されている自装置側文字コードに変換
    するユーザ別に用意されたコード体系変換手段と、 このコード体系変換手段によってユーザに対応して変換
    された後の自装置側文字コードに対応する外字パターン
    を用いてそのユーザから送られてきた印刷データの処理
    を行う印刷データ処理手段 とを具備することを特徴とす
    る文字処理装置。
  2. 【請求項2】 予め定められた文字コード領域のうち所
    定の文字コード体系で文字の割り当てられている一定範
    囲の文字コードのそれぞれに1対1に対応付けられた記
    憶領域に前記所定の文字コード体系でこれらの文字コー
    ドに割当られている文字を表わす文字パターンをそれぞ
    れ記憶した標準文字パターン記憶手段と、 前記予め定められた文字コード領域のうち前記一定範囲
    を除く残りの領域の文字コードのそれぞれに対応付けら
    れた新たに外字を登録するための外字登録用記憶領域が
    この残りの領域の全ての文字コードに対応するだけ個々
    に用意された複数の外字パターン記憶手段と、 前記所定の文字コード体系以外の他の文字コード体系で
    文字の割り当てられている文字コードのそれぞれをこれ
    らに割り当てられている文字と同一の文字が前記所定の
    文字コード体系で割り当てられている文字コードに変換
    するための文字コード体系別に複数用意された文字コー
    ド体系変換テーブルと、 前記予め定められた文字コード領域の文字コードのうち
    前記他の文字コード体系で文字の割り当てられていない
    それぞれの文字コードをこの予め定められた文字コード
    領域の前記残りの領域に含まれる文字コードに1対1に
    対応させて変換するための文字コード体系別に複数用意
    された外字コード領域変換テーブルと、 外字登録を行うための外字の文字パターンとその文字コ
    ードおよびこれの文字コード体系を表わしたコード体系
    名を登録先の外字パターン記憶手段を指定して入力する
    外字登録用入力手段と、 入力されたコード体系名が前記所定の文字コード体系と
    異なるときこの外字登録用入力手段から入力された文字
    コードをコード体系名に応じた前記外字コード領域変換
    テーブルを用いて前記残りの領域の文字コードに変換す
    る登録用外字コード変換手段と、 前記外字登録用入力手段から入力された文字パターンを
    指定された外字パターン記憶手段のこの登録用外字コー
    ド変換手段によって変換された後の文字コードに対応付
    けられた外字登録用記憶領域に格納する第1の外字登録
    手段と、 入力されたコード体系名が前記所定の文字コード体系と
    一致するとき前記外字登録用入力手段から入力された文
    字パターンを指定された外字パターン記憶手段のその文
    字コードに対応付けたれた外字登録用記憶領域に格納す
    る第2の外字登録手段と、 表示を行うための文字コードとそのコード体系名を前記
    外字パターン記憶手段を指定して入力する表示用入力手
    段と、 この表示用入力手段から入力されたコード体系名が前記
    所定の文字コード体系と異なるときそのコード体系名に
    対応する前記文字コード体系変換テーブルあるいは前記
    外字コード領域変換テーブルのいずれかを用いて前記表
    示用入力手段から入力された文字コードの変換を行う表
    示用文字コード変換手段と、 この表示用文字コード変換手段によって変換された後の
    文字コードあるいは入力されたコード体系名が前記所定
    の文字コード体系と一致するために変換の行われなかっ
    た前記表示用入力手段から入力された文字コードが前記
    一定範囲に属する文字コードであるとき前記標準文字パ
    ターン記憶手段を用いてその文字コードを文字パターン
    に展開して表示する第1の文字パターン表示手段と、 前記表示用文字コード変換手段によって変換された後の
    文字コードあるいは入力されたコード体系名が前記所定
    の文字コード体系と一致するために変換の行われなかっ
    た前記表示用入力手段から入力された文字コードが前記
    残りの領域に属する文字コードであるとき指定された外
    字パターン記憶手段を用いてその文字コードを文字パタ
    ーンに展開して表示する第2の文字パターン表示手段と
    を具備することを特徴とする文字処理装置。
  3. 【請求項3】 予め定められた文字コード領域のうち所
    定の文字コード体系で文字の割り当てられている一定範
    囲の文字コードのそれぞれに1対1に対応付けられた記
    憶領域に前記所定の文字コード体系でこれらの文字コー
    ドに割当られている文字を表わす文字パターンをそれぞ
    れ記憶した標準文字パターン記憶手段と、 前記予め定められた文字コード領域のうち前記一定範囲
    を除く残りの領域の文字コードのそれぞれに対応付けら
    れた新たに外字を登録するための外字登録用記憶領域が
    この残りの領域の全ての文字コードに対応するだけ個々
    に用意された複数の外字パターン記憶手段と、 前記所定の文字コード体系以外の他の文字コード体系で
    文字の割り当てられている文字コードのそれぞれをこれ
    らに割り当てられている文字と同一の文字が前記所定の
    文字コード体系で割り当てられている文字コードに変換
    するための文字コード体系別に複数用意された文字コー
    ド体系変換テーブルと、 前記予め定められた文字コード領域の文字コードのうち
    前記他の文字コード体系で文字の割り当てられていない
    それぞれの文字コードをこの予め定められた文字コード
    領域の前記残りの領域に含まれる文字コードに1対1に
    対応させて変換するための文字コード体系別に複数用意
    された外字コード領域変換テーブルと、 外字登録を行うユーザを一意に表わしたユーザ識別情報
    に対応付けてそのユーザに割り当てられた前記外字パタ
    ーン記憶手段を記憶した第1のユーザ情報記憶手段と、 各ユーザの用いる文字コード体系を表わしたコード体系
    名を前記ユーザ識別情報に対応づけて記憶した第2のユ
    ーザ情報記憶手段と、 外字登録を行うための外字の文字パターンとその文字コ
    ードおよび登録を行うユーザを表わしたユーザ識別情報
    を入力する外字登録用入力手段と、 この外字登録用入力手段から入力されたユーザ識別情報
    に対応するコード体系名が前記所定の文字コード体系と
    異なるとき外字登録用入力手段から入力された文字コー
    ドをそのコード体系名に応じた前記外字コード領域変換
    テーブルを用いて前記残りの領域の文字コードに変換す
    る登録用外字コード変換手段と、 前記外字登録用入力手段から入力された文字パターンを
    ユーザ識別情報に対応する外字パターン記憶手段の前記
    登録用外字コード変換手段で変換された後の文字コード
    に対応付けられた外字登録用記憶領域に格納する第1の
    外字登録手段と、 前記外字登録用入力手段から入力されたユーザ識別情報
    に対応するコード体系名が前記所定の文字コード体系と
    一致するとき入力された文字パターンをユーザ識別情報
    に対応する外字パターン記憶手段の外字登録用入力手段
    から入力された文字コードに対応付けられた外字登録用
    記憶領域に格納する第2の外字登録手段と、 表示を行うための文字コードとユーザ識別情報とを入力
    する表示用入力手段と、 この表示用入力手段から入力されたユーザ識別情報に対
    応するコード体系名が前記所定の文字コード体系と異な
    るときそのコード体系名に対応する前記文字コード体系
    変換テーブルあるいは前記外字コード領域変換テーブル
    のいずれかを用いて表示用入力手段から入力された文字
    コードの変換を行う表示用文字コード変換手段と、 この表示用文字コード変換手段によって変換された後の
    文字コードあるいはユーザ識別情報に対応するコード体
    系名が前記所定の文字コード体系と一致するために変換
    の行われなかった前記表示用入力手段から入力された文
    字コードが前記一定範囲に属する文字コードであるとき
    前記標準文字パターン記憶手段を用いてその文字コード
    を文字パターンに展開して表示する第1の文字パターン
    表示手段と、 前記表示用文字コード変換手段によって変換された後の
    文字コードあるいはユーザ識別情報に対応するコード体
    系名が前記所定の文字コード体系と一致するために変換
    の行われなかった前記表示用入力手段から入力れた文字
    コードが前記残りの領域に属する文字コードであるとき
    ユーザ識別情報に対応する外字パターン記憶手段を用い
    てその文字コードを文字パターンに展開して表示する第
    2の文字パターン表示手段とを具備することを特徴とす
    る文字処理装置。
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