JPH11306169A - 文字編集方法および文字編集装置、並びに、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

文字編集方法および文字編集装置、並びに、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体

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JPH11306169A
JPH11306169A JP10126788A JP12678898A JPH11306169A JP H11306169 A JPH11306169 A JP H11306169A JP 10126788 A JP10126788 A JP 10126788A JP 12678898 A JP12678898 A JP 12678898A JP H11306169 A JPH11306169 A JP H11306169A
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Masahito Yamamoto
将人 山本
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字を外字変換する際の労力を軽減し、その
使い勝手の向上を図る。 【解決手段】図示する変換前の熟語「拳闘」に含まれる
文字「拳」を変換後の熟語の文字のように外字変換す
るに当たって、オペレータは、変換対象文字「闘」の読
み等を入力する。すると、この変換対象文字「拳」のJ
IS漢字コードにおける文字コードが特定され、この文
字コードに基づいて、変換後の熟語の文字に変換され
る。文字については、文字「拳」の異体字としての外
字であり、文字「拳」のJIS漢字コードにおける文字
コードと同一の文字コードに文字のアウトラインデー
タを対応付けられており、外字変換の際には、文字
「拳」の文字コードをそのままにして、アウトラインデ
ータが文字のものとされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定のコード体系
の文字コード群に含まれる文字コードで規定される文字
を編集する文字編集方法とその装置、並びに、その処理
を実行するためのプログラムを記録した記録媒体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】文字でもって意志疎通を行う場合、仮名
や漢字、或いは記号が用いられる。そして、これら文字
をコンピュータや通信の分野でも取り扱えるよう、日本
工業規格協会にて「情報交換用漢字符号系(以下、JI
S漢字コードという)」が制定され、各文字に割り振っ
た文字コードでもって文字を特定するようにされてい
る。この場合、使用頻度の高いこれら文字は第1水準文
字として、また、この第1水準文字よりは使用頻度は低
いものの地名、人名として日常生活で用いられがちな文
字が第二水準としてそれぞれ規定されている。
【0003】ところで、第1水準、第2水準に含まれる
文字以外にも使用され得る記号、漢字等の文字は存在
し、特定の団体では、この第1水準、第2水準以外の文
字が慣用的に使用されている。つまり、この第1水準、
第2水準以外の文字は、第1水準、第2水準に含まれる
文字に替わって採択されることから外字とされ、この外
字を、いわゆるワードプロセッサ等のコンピュータ機器
で取り扱って表示或いは印刷等できるよう、種々の取り
組みがなされている。なお、この外字としては、第1水
準、第2水準に含まれる漢字の異体字の他、その漢字の
補助漢字、特定団体で慣用的に用いられている記号、或
いは、ユーザー自身が作成した文字を挙げることができ
る。
【0004】上記のように外字を扱うに際し、外字を1
バイト系の欧文コードのように割り付け、キーボード上
の特定のキーとこの欧文コードの特定のための英数字キ
ーとを操作して、外字変換を行うことがなされている。
より詳しく説明すると、外字を16進数のコードに割り
付け、その対応を採った外字配列表を用意し、この外字
配列表から変換を所望する外字を探し出す。その一方、
外字が割り付けられた16進数のコードを特定するため
のキー組み合わせを作成しておき、探し出した外字のコ
ードと一致するキー組み合わせのキー操作を行って、外
字変換する。
【0005】また、次のような外字変換も行われてい
る。JIS漢字コードには、何の文字が割り振られてい
ないコードエリアがF040〜F9FC(シフトJIS
コード記述)に存在する。このコードエリアをコンピュ
ータのメーカーが外字コードエリアとして使用し、予め
当該エリアの文字コードを外字に割り振り、この文字コ
ードを入力して外字変換する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た手法では、以下のような問題が指摘されるに至った。
上記のように、外字を欧文コードに割り付ける手法で
は、用いる外字配列表に、通常、数百文字以上の文字が
含まれていることから、所望する外字を探し出すのに相
当の手間と熟練を必要としていた。また、複数キーの組
み合わせ操作も必要であるため、煩雑であった。なお、
このように変換した外字は、1バイト系の欧文コードで
あることから文字の縦組に対応できず、縦組表示の際に
は文字の回転表示のための演算を必要とし、その分手間
がかかっていた。
【0007】一方、JIS漢字コードの所定のコードエ
リアを外字コードエリアとする手法にあっては、このコ
ードエリアのコード数の制約を受けて、割り振り可能の
外字の文字数が制限される。また、外字変換に当たって
は、この割り振り済みの外字から所望する外字を探し出
す必要があり、やはり、相当の手間と熟練を必要として
いた。
【0008】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、文字を外字変換
する際の労力を軽減し、使い勝手の向上を図ることを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明
は、以下の構成を採った。即ち、本発明の文字編集方法
は、所定のコード体系の文字コード群に含まれる文字コ
ードで規定される文字の編集方法であって、前記文字に
替わって採択され得る外字への変換対象となる文字を特
定する工程と、前記変換対象文字を前記外字に変換する
場合には、前記文字コード群における前記変換対象文字
の文字コードを特定すると共に、前記文字コード群と同
一のコード体系を有し前記外字を文字コードで規定する
外字コード群を参照し、前記変換対象文字を、前記外字
コード群において前記特定された文字コードで規定され
る外字に変換する工程と、を備えることを要旨とする。
【0010】また、本発明の文字編集装置は、所定のコ
ード体系の文字コード群に含まれる文字コードで規定さ
れる文字の編集装置であって、前記文字に替わって採択
され得る外字への変換対象となる文字を特定する文字特
定手段と、前記文字コード群と同一のコード体系を有
し、前記外字を文字コードで規定する外字コード群を記
憶した外字記憶手段と、前記変換対象文字を前記外字に
変換する場合には、前記文字コード群における前記変換
対象文字の文字コードを特定すると共に、前記外字記憶
手段の前記外字コード群を参照し、前記変換対象文字
を、前記外字コード群において前記特定された文字コー
ドで規定される外字に変換する外字変換手段と、を備え
ることを要旨とする。
【0011】上記した本発明の文字編集方法並びに文字
編集装置では、変換対象文字を外字に変換する場合、変
換対象文字を規定する文字コード群の文字コードを、外
字コード群において外字を規定する際の文字コードとす
る。そして、この文字コードにより外字コード群におい
て規定される外字を変換後のものとして採択し、変換対
象文字が外字に変換される。よって、本発明の文字編集
方法並びに文字編集装置によれば、オペレータは変換対
象となる文字を特定するための操作を行えば良く、従来
のように所望する外字の探し出しや複数キーの組み合わ
せ操作等を必要としないので、外字変換の際の労力を軽
減でき、その使い勝手を向上することができる。
【0012】更に、上記の本発明の文字編集方法並びに
文字編集装置では、次の利点がある。既述したように、
JIS漢字コードの外字コードエリアに外字を割り振る
従来の手法を採る場合、外字の割り振りはコンピュータ
のメーカーが独自の規定(例えば、部首順、画数順等)
に従って定められる。よって、この外字を含む文書デー
タを他のメーカーのコンピュータで使用する場合には、
文字とその文字コードの対応が取れないためその表示や
印刷等の出力ができなかったり、他の外字として取り扱
われて表示等されたりすることがあり、不便であった。
しかし、本発明の文字編集方法並びに文字編集装置で
は、変更対象文字を、この変更対象文字自体の文字コー
ドにより外字コード群にて定まる文字(外字)に変換す
るに過ぎず、文字コードの取り扱いは変更対象文字の文
字コードのままとされ、文字と文字コードの対応関係も
維持される。よって、この本発明の文字編集方法並びに
文字編集装置および上記の各態様によれば、上記のよう
な問題は生じず利便性が向上する。この場合、変換後の
外字の文字表示や印刷等の出力に際しては、当該外字の
有するビットマップ或いはアウトラインのデータをラス
タライズすればよい。換言すれば、外字コード群は、変
換対象文字の文字コードに、外字の呈する輪郭を表すア
ウトラインデータを対応させたものとなり、容易に縦組
表示等を行うことが可能となる。
【0013】この本発明にいう外字は、変換対象文字に
替わって採択され得るものであり、この外字としては、
第1水準、第2水準に含まれる漢字の異体字の他、その
漢字の補助漢字、特定団体で慣用的に用いられている記
号、或いは、ユーザー自身が作成した文字を挙げること
ができ、上記の本発明の文字編集方法並びに文字編集装
置によれば、変換対象文字を、これら異体字、補助漢字
等の外字に簡単に変換できる。また、本発明にいう外字
を、本発明にいう文字コード群であるJIS漢字コード
の第1水準に含まれる漢字の異体字であって第2水準に
含まれる漢字とすることもできる。例えば、第1水準に
含まれる漢字「亜」の異体字「亞」は、第2水準に含ま
れる漢字である。そして、この異体字「亞」を外字コー
ド群において規定する文字コードを、JIS漢字コード
(JIS90)における漢字「亜」の文字コード(30
21)とすることもできる。こうすれば、従来は第2水
準の漢字を本発明では外字として取り扱って上記のよう
に外字変換できるので、部首別に分類されていたために
探し出し難く変換に手間取っていた第2水準の漢字に容
易に変換できる。
【0014】上記した本発明の文字編集方法並びに文字
編集装置において、以下の態様を採ることができる。文
字編集方法にあっては、前記文字を特定する工程を、文
字の読み、文字の部首名、或いは前記文字コード群にお
ける文字の文字コードのいずれかを、文字を特定するた
めに必要な情報として入力する工程と、前記情報で特定
される文字を前記変換対象文字とする工程とを、有する
ものとすることができる。
【0015】また、文字編集装置にあっては、前記文字
特定手段を、文字の読み、文字の部首名、或いは前記文
字コード群における文字の文字コードのいずれかを、文
字を特定するために必要な情報として入力する手段と、
前記情報で特定される文字を前記変換対象文字とする手
段とを、有するものとすることができる。
【0016】これら態様の文字編集方法並びに文字編集
装置では、読み入力や部首名入力或いは文字コード入力
といった文書作成の際に通常行う操作をオペレータが行
えば、変換対象文字が特定され、その後は、上記のよう
に外字に変換される。よって、上記の態様の文字編集方
法並びに文字編集装置によれば、外字変換に際して、オ
ペレータに通常行う操作以外の操作を強いることがない
ので、より一層の労力軽減と使い勝手の向上を図ること
ができる。
【0017】更に、本発明の文字編集方法にあっては、
前記変換対象文字を外字に変換する工程を、複数用意さ
れた前記外字コード群であって、各外字コード群ごとに
異なる外字を同一の文字コードで規定した前記複数の外
字コード群のそれぞれを参照し、前記変換対象文字を、
前記参照した複数の外字コード群のうちの一の外字コー
ド群において前記特定された文字コードで規定される外
字に変換する工程を有するものとすることができる。
【0018】また、本発明の文字編集装置にあっては、
前記外字記憶手段を、複数の前記外字コード群であっ
て、各外字コード群ごとに異なる外字を同一の文字コー
ドで規定した前記複数の外字コード群を記憶するものと
し、前記外字変換手段を、前記複数の外字コード群のそ
れぞれを参照し、前記変換対象文字を、前記参照した複
数の外字コード群のうちの一の外字コード群において前
記特定された文字コードで規定される外字に変換する手
段を有するものとすることができる。
【0019】これら態様の文字編集方法並びに文字編集
装置では、変換対象文字の文字コードにより外字を採択
するに当たり、複数の外字コード群のうちの一の外字コ
ード群において規定される外字を採択する。そして、各
外字コード群は、異なる外字を同一の文字コードで規定
しているので、これら態様の態様の文字編集方法並びに
文字編集装置によれば、変換対象文字を異なる外字に変
換でき外字変換の自由度を高めることができる。
【0020】上記の本発明の文字編集方法並びに文字編
集装置および上記の各態様において、外字文字コード群
は、その総ての文字コードに対して外字を規定する必要
はなく、文字に対応した外字(例えば上記した異体字や
補助漢字等)が存在する文字の文字コードについての
み、当該文字コードで外字を規定すればよい。換言すれ
ば、この外字コード群は、ある文字コードについては何
の外字を規定してはいないが、外字が存在する文字の文
字コードでは当該外字を規定する。よって、この外字コ
ード群を少ないデータで構築して記憶すれば良く、記憶
容量の極端な増大を要しない。
【0021】また、本発明の第1のコンピュータ読取可
能な記録媒体は、所定のコード体系の文字コード群に含
まれる文字コードで規定される文字を編集するためのコ
ンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取可能
な記録媒体であって、前記文字に替わって採択され得る
外字への変換対象となる文字を特定する文字特定手段
と、前記文字コード群と同一のコード体系を有し、前記
外字を文字コードで規定する外字コード群を記憶した外
字記憶手段と、前記変換対象文字を前記外字に変換する
場合には、前記文字コード群における前記変換対象文字
の文字コードを特定すると共に、前記外字記憶手段の前
記外字コード群を参照し、前記変換対象文字を、前記外
字コード群において前記特定された文字コードで規定さ
れる外字に変換する外字変換手段と、の機能をコンピュ
ータに実現させるためのコンピュータプログラムを記録
した記録媒体である。
【0022】更に、本発明の第2のコンピュータ読取可
能な記録媒体は、所定のコード体系の文字コード群に含
まれる文字コードで規定される文字を編集するためのコ
ンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取可能
な記録媒体であって、文字を特定するために必要な情報
として、文字の読み、文字の部首名、或いは前記文字コ
ード群における文字の文字コードのいずれかを入力する
入力手段と、前記情報で特定される文字を、前記文字に
替わって採択され得る外字への変換対象文字に特定する
文字特定手段と、前記文字コード群と同一のコード体系
を有し、前記外字を文字コードで規定する外字コード群
であって、異なる外字を同一の文字コードで規定した複
数の前記外字コード群を記憶した外字記憶手段と、前記
変換対象文字を前記外字に変換する場合には、前記文字
コード群における前記変換対象文字の文字コードを特定
すると共に、前記外字記憶手段の前記複数の外字コード
群のそれぞれを参照し、前記変換対象文字を、前記参照
した複数の外字コード群のうちの一の外字コード群にお
いて前記特定された文字コードで規定される外字に変換
する外字変換手段と、の機能をコンピュータに実現させ
るためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体で
ある。
【0023】この場合、記録媒体としては、フレキシブ
ルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカー
ド、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードな
どの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶
装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装
置等の、コンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用
できる。
【0024】このような本発明の記録媒体に記録された
コンピュータプログラムがコンピュータによって実行さ
れると、上記した文字編集方法および文字編集装置と同
様に、変換対象文字を、その文字コードにより外字コー
ド群において規定される外字に変換できる。そして、こ
の外字変換の際に、オペレータに所望する外字の探し出
しや複数キーの組み合わせ操作等を強いないので、外字
変換の際の使い勝手を向上することができる。また、オ
ペレータに読み入力等の通常操作以外の操作を強いるこ
とがないようにすることもでき、より一層の労力軽減と
使い勝手の向上を図ることができる。或いは、変換対象
文字を異なる外字に変換できるようにすることもでき、
外字変換の自由度を高めることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施例とし
ての文字編集装置100の概略構成を示すブロック図で
ある。図示するように、この文字編集装置100は、C
PU20と、内部メモリ28と、キーボード30と、マ
ウス32と、ハードディスク装置34と、ディスプレイ
38と、これらの各要素を接続するバス40とを備える
コンピュータである。
【0026】CPU20は、本装置の各種制御や各種演
算等を行なうものであり、文字特定部51と、フォント
テーブル参照部53と、外字変換部55と、出力制御部
57とを備えている。実際には、CPU20がプログラ
ムに従って動作し、文字特定部51、フォントテーブル
参照部53、外字変換部55および出力制御部57等と
して機能する。内部メモリ28は、CPUをこのように
機能させるためのプログラムや後述する文字入力デー
タ、外字フォントテーブル等の各種データを記憶するた
めの記憶部である。CPU20と内部メモリ28はコン
ピュータ本体内に収納されている。なお、CPUの文字
特定部51、フォントテーブル参照部53、外字変換部
55および出力制御部57をハードウェアによって実現
するようにしても良い。
【0027】キーボード30およびマウス32は、それ
ぞれコンピュータ本体に外字変換の対象となる文字(変
換対象文字)を特定するための情報、例えば変換対象文
字の読み、その文字の部首名、或いはJIS漢字コード
におけるその文字の文字コードのいずれかを入力した
り、オペレータの指示を伝えたりするための入力装置と
して用いられる。また、後述するように一旦外字変換し
た文字(外字)や、図示しないいわゆる日本語変換装置
により確定済みの文字を、新たな変換対象文字として特
定したりする入力装置として用いることもできる。ハー
ドディスク装置34は、本装置により外字変換を行うに
当たり、変換対象文字について必要とされる種々のデー
タ、例えば上記のJIS漢字コードや文字の読み、部首
名の入力に基づき日本語変換装置が漢字変換する際の辞
書、本装置により外字変換された後の文字(外字)を含
む文書としてのデータ等を格納している記憶装置であ
る。この場合、辞書は、日本語変換装置に付属させるよ
う構成すれば、ハードディスク装置34に記憶させる必
要はない。ディスプレイ38は、上記の変換対象文字や
変換後の外字を表示するための表示装置である。以上の
各構成要素は、それぞれ、コンピュータ本体のバス40
に直接または間接的に接続されている。なお、上記の他
にも必要に応じて、変換後の外字やこれを含む文書等を
紙やフィルム等に印刷するためのプリンタや、他の処理
装置等にこれら外字や文書等を転送するためのインター
フェース装置などが接続される。また、文字編集装置1
00を、通信回線36に接続されたモデム37を有する
よう構成し、この通信回線36を介して、図示しないサ
ーバを含むネットワークに接続するようにしても良い。
この場合、サーバは、通信回線36を介してコンピュー
タプログラムを本実施例の文字編集装置100に供給す
るプログラム供給装置としての機能を有する。
【0028】後述するように、外字変換を行うに当た
り、本実施例の文字編集装置100並びにその構成機器
各部の機能を実現するコンピュータプログラムは、フレ
キシブルディスクやCD−ROM等の、コンピュータ読
み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供可能であ
る。そして、コンピュータは、その記録媒体からコンピ
ュータプログラムを読み取って内部メモリ28やハード
ディスク装置34等の内部記憶装置、又はその他の外部
記憶装置に転送する。或いは、通信経路を介してコンピ
ュータにコンピュータプログラムを供給するようにして
も良い。コンピュータプログラムの機能を実現する時に
は、内部記憶装置に格納されたコンピュータプログラム
がコンピュータのマイクロプロセッサによって実行され
る。また、記録媒体に記録されたコンピュータプログラ
ムをコンピュータが読み取って直接実行するようにして
も良い。
【0029】図2は、この実施例における外字変換処理
を示すフローチャートであり、CPU20の文字特定部
51、フォントテーブル参照部53、外字変換部55お
よび出力制御部57で実施される。この処理が開始され
ると、まず、CPU20は、外字に変換すべき文字であ
る変換文字を特定するための入力が有ったか否かを判定
し(ステップS10)、当該入力が有るまで待機する。
つまり、オペレータがキーボード30やマウス32を操
作すると、CPU20は、このオペレータ操作をもって
して変換文字特定のための入力が有ったとして、このス
テップS10以降の処理に移行する。この場合、変換文
字特定のための入力は、オペレータが変換対象文字の読
みやその文字の部首名、或いはJIS漢字コードにおけ
るその文字の文字コードのいずれかをキーボード30の
キー操作を経て入力することをいう。また、既に日本語
変換装置により確定済みの文字を選択するよう、オペレ
ータがマウス32を操作したりすることをいう。例を挙
げて説明すると、以下のようになる。
【0030】ボクシングの業界では、図3に示すよう
に、日本語表記に当たって、JIS漢字コードの第1水
準に含まれる「拳」(シフトJISコード記述/8C9
D)と「闘」(シフトJISコード記述/939E)と
からなる「拳闘」の表記ではなく、「拳」に替わって採
択され得る図示の文字(便宜上「拳」と表記する)と
「闘」とからなる表記を用いる。この文字「拳」は、
第1、第2水準に含まれない漢字であり、「拳」の異体
字である。そして、本実施例では、この異体字を外字と
する。
【0031】この図示する「拳」と「闘」とを想定し
て上記のステップS10を説明すると、オペレータは、
「拳」と「闘」からなる熟語としての読み「けんと
う」を入力する。或いは、オペレータが当初から「拳」
を「拳」とすることを想定していれば、この「拳」の
読み「けん」を入力したり、「拳」の部首名「てへん」
を入力する。又は、「拳」の文字を示すシフトJISコ
ード「8C9D」を入力する。
【0032】このような入力操作があると、入力された
情報(読み、部首名、文字コード)に基づいて、変換対
象文字の特定を経て、この変換対象文字の文字コードを
特定し、当該変換対象文字をディスプレイ38に表示す
る(ステップS12)。この場合、変換対象文字は辞書
を参照した日本語変換装置での漢字変換を経て特定さ
れ、変換対象文字の文字コードの特定は文字特定部51
にてなされ、変換対象文字の表示は出力制御部57にて
なされることになる。
【0033】ここで、ステップS12以降の処理の説明
に先立ち、本装置が有するフォントデータテーブルとJ
IS漢字コードとの関係、並びに上記した変換対象文字
の文字コードの特定の様子について説明する。図4は、
JIS漢字コード(シフトJISコード記述)の文字コ
ードとこの文字で規定される文字との対応を示すコード
表である。図5は、図4のコード表に含まれる文字の異
体字を文字コードに対応付けて示すコード表であり、本
装置の内部メモリ28が記憶する後述のフォントテーブ
ル構築に用いられる。
【0034】これら図面に示すように、図5の異体字
(外字)のコード表は、図4のJIS漢字コードと同一
のコード体系を有し、文字コードで一つの漢字(異字体
の漢字)を規定する。上記した「拳」であれば、シフト
JIS漢字コードで8C9Dの文字コードで規定され、
この「拳」の異体字である「拳」は、異体字のコード
表で当該文字コード8C9Dで規定されている。つま
り、シフトJIS漢字コードのコード表での漢字「拳」
と異体字のコード表での漢字(異体字)「拳」とは、
文字コード8C9Dで共通に規定されている。
【0035】そして、内部メモリ28は、これらコード
表に基づいて構築された図6に示すフォントテーブル群
50を記憶している。このフォントテーブル群50は、
図4のJIS漢字コードのコード表に対応するフォント
テーブル501 と、図5の異体字のコード表に対応する
フォントテーブル50i とを含んた複数のフォントテー
ブルから構成されている。なお、JIS漢字コードのコ
ード表に対応するフォントテーブルと異体字のコード表
に対応するフォントテーブルとを区別するため、前者の
ものは単にフォントテーブルと称し、後者のものを外字
フォントテーブルと称することとする。
【0036】各フォントテーブルは、フォント名と、上
記のコード表の文字コードと、文字の呈する輪郭を規定
するアウトラインデータとを有し、文字コードとアウト
ラインデータとを一対一に対応付けている。このフォン
ト名は、文字の書式、即ち文字の書体と文字の大きさ並
びに外字フォントである旨を示すデータを有し、フォン
ト名で文字の書体と文字の大きさ並びに外字フォントで
ある否かが判るようにされている。図示するように、フ
ォントテーブル501 のように、フォント名が「明朝
3」とあれば、文字の書体は明朝体であり、文字の大き
さは数字「3」で規定される大きさであり、外字フォン
トではないことが判る。また、外字フォントテーブル5
0i のように、フォント名が「明朝3外字」とあれば、
文字の書体は明朝体であり、文字の大きさは数字「3」
で規定される大きさであり、「外字」なる表記から外字
フォントであることが判る。
【0037】そして、フォントテーブル501 は、図4
のシフトJIS漢字コードのコード表の文字とその文字
コードとの対応関係で、その文字のアウトラインデータ
と文字コードとを対応付けて構築されている。外字フォ
ントテーブル50i も同様であり、図5の異体字のコー
ド表の文字とその文字コードとの対応関係で、その文字
のアウトラインデータと文字コードとを対応付けて構築
されている。この場合、図5の異体字のコード表は、総
ての文字コードに異体字を有するのではなく、JIS漢
字コードのコード表における文字のうち異体字を有する
ものについてしか文字を有しないので、外字フォントテ
ーブル50i では、文字のアウトラインデータを有しな
いレコードが存在する。このレコードは、図において
「null」と表記されている。具体的には、文字コー
ド8C98の文字「堅」は、異体字を有しないので、フ
ォントテーブル501 には、文字コード8C98のレコ
ードにアウトラインデータが含まれているが、外字フォ
ントテーブル50i には当該データが含まれていない。
なお、図6には、書体が明朝体で文字の大きさが数字
「3」で規定される大きさのものを示したが、フォント
テーブル群50は、3以外の数字(例えば5や7)で規
定される大きさのフォントテーブルと外字フォントテー
ブルや、明朝以外の書体(例えば、ゴシックや太角ゴシ
ック等)のフォントテーブルと外字フォントテーブルを
含んでいる。
【0038】上記したように情報(読み、部首名、文字
コード)の入力があると、例えば、読み「けん」や部首
名「てへん」の入力があると、この読み或いは部首名に
基づいて、日本語変換装置が辞書を参照して漢字変換し
変換対象文字の候補を提示するので、オペレータはこの
候補から変換対象文字として「拳」を特定する。また、
読み「けんとう」の入力があると、この読みに基づいた
上記のような漢字変換を経て変換対象文字を含んだ熟語
の候補を提示し、オペレータがこの候補から変換対象文
字としての「拳」を含んだ熟語「拳闘」を指定し、更
に、この熟語中の文字「拳」をマウス32で特定する。
このように変換対象文字が特定されると、文字特定部5
1は、当該変換対象文字を規定する文字コードをシフト
JIS漢字コードのコード表等から特定し、出力制御部
57は、システムが有する初期(本実施例では上記の明
朝3)の書式データ(書体、文字の大きさ、アウトライ
ンデータ等)のラスタライズ化を経て、この変換対象文
字をディスプレイ38に表示する。なお、漢字変換され
た候補文字もこのようにして表示される。一方、文字コ
ードが直接入力された場合は、上記の候補文字の提示は
必要なく、当該文字コードで規定される文字が変換対象
文字とされる。
【0039】このような変換対象文字の文字コードの特
定、変換対象文字の表示に続いては、上記のフォントテ
ーブル群50の外字フォントテーブルを参照し(ステッ
プS14)、この参照した外字フォントテーブルに、上
記のように特定した文字コード(以下、特定文字コード
という)に対応する外字が含まれているか否かで、特定
文字コードで規定される文字に外字が存在するか否かを
判定する(ステップS16)。上記のように特定文字コ
ードが「拳」についてのものであれば、この特定文字コ
ードに対応して外字フォントテーブルに「拳」が含ま
れていることからステップS16では肯定判定される。
一方、図6に示すように、特定文字コードが8C9Aで
「健」についてのものであれば、この特定文字コードに
対応する外字は外字フォントテーブルに含まれていない
ことからステップS16では否定判定される。
【0040】このようにステップS16で否定判定した
場合には、「外字なし」のようなメッセージをディスプ
レイ38に表示して(ステップS18)、その後、後述
のステップS28に移行する。こうすることで、オペレ
ータは、外字が存在しないことを知ることができ、その
後の操作、例えば次の文字の外字変換に速やかに移るこ
とができ好ましい。
【0041】ステップS18で肯定判定した場合には、
この外字を含んだとされた外字フォントテーブルを提示
する(ステップS20)。つまり、出力制御部57は、
フォントテーブル群50に含まれ上記のように外字が存
在するとされた総ての外字フォントテーブルのフォント
名を、ディスプレイ38にプルダウン状に表示して、オ
ペレータに外字フォントテーブルの選択を促すべく提示
する。これにより、オペレータは、「拳」を外字変換し
た結果の文字「拳」について、どのような文字の書式
(文字の書体や文字の大きさ)が用意されているかを容
易に把握することができ、速やかに書式の選択ができ好
ましい。この場合、外字フォントテーブルのフォント名
の表示箇所の隣に、そのフォント名の外字フォントテー
ブルに含まれている外字(この場合は提示「拳」)を
そのアウトラインデータを用いてディスプレイ38に表
示するよう構成することもできる。こうすれば、用意さ
れている文字の書式を、その書式で表示された「拳」
の文字で視認できるので、より速やかに書式の選択がで
き一層好ましい。
【0042】この外字フォントテーブルの指定に続いて
は、この指定した外字フォントテーブルのフォント名で
規定される文字の書式(文字の書体や文字の大きさ)
で、「拳」に替わって「拳」をディスプレイ38に表
示すると共に、変換対象文字「拳」を外字「拳」に変
換する(ステップS24)。つまり、出力制御部57
は、指定した外字フォントテーブルの文字の書式と外字
「拳」についてのアウトラインデータを読み出し、デ
ータのラスタライズを経て外字「拳」をディスプレイ
38に表示する。また、外字変換部55は、それまで表
示されていた「拳」についてのデータを、外字「拳」
についてのデータに更新し、外字変換する。具体的に説
明すると、図3に示すように、変換前は、文字の表示或
いは出力等に必要なデータ(文字コード、アウトライン
データ、書式)が「拳」について内部メモリ28に記憶
されていたが、このデータを「拳」についてのデータ
に更新する。これにより、その後の種々の処理、例え
ば、「拳」を含む文書を編集したり印刷等を行う場合
は、図示する変換後のデータが用いられ、その際、文字
コードは「拳」についてのデータのままである。また、
この文書データを他のメーカーの装置で使用する場合で
も、この装置は、JIS漢字コードの第1水準に含まれ
る漢字「拳」についての文字コードを扱うことができる
ので、この文字コードで規定される漢字「拳」として編
集或いは表示・印刷等を行うことができ、特段の支障が
ない。なお、この他のメーカーの装置に、フォントテー
ブル群50を提供すれば、「拳」のアウトラインデー
タに基づいて、この外字「拳」を表示することも可能
となる。
【0043】こうした外字の表示と外字変換に続いて
は、変換した外字を確定するか否かをオペレータの指示
の有無(例えば、リターンキー等の特定のキー操作の有
無)に基づき判定し(ステップS26)、確定指示がな
ければステップS22に移行して、外字フォントテーブ
ルの再指定に備える。一方、確定指示があれば、上記の
ステップS24で更新した変換後のデータ(図3参照)
を、ハードディスク装置34に記憶し(ステップS2
8)、ステップS30に移行する。これにより、外字が
確定する。なお、ステップS18に続くこのステップS
30では、外字がないとされた文字、例えば「健」につ
いて、その文字コード(8C9A)と、そのアウトライ
ンデータ並びに書式(初期書式:明朝3)のデータがハ
ードディスク装置34に記憶される。「闘」にあっても
同様である(図3参照)。この外字がないとされた文字
についても書式の変更が必要であれば、例えば明朝3か
ら明朝5等への変更が必要であれば、ステップS18に
続いて、ステップS20,22のようにフォントテーブ
ルの提示と指定を行うよう構成すればよい。
【0044】続くステップS30では、その他に変換対
象文字があるか否かを判定し、肯定判定すれば本ルーチ
ンを終了し、否定判定すれば上記のステップS10に移
行して、その他の文字についても必要があれば記述した
ように外字変換する。例えば、「拳闘クラブ」を「拳
闘クラブ」とする場合は、上記したようにまず「拳」が
「拳」とされ、その後、「闘」、「ク」、「ラ」、
「ブ」の順に処理が行われる。なお、当初のステップS
10において、「拳闘クラブ」の読み「けんとうくら
ぶ」が入力されこのうちの外字への変換対象文字「拳」
のみがマウス32により指定されたような場合には、
「拳」を「拳」に変換した際のステップS30の処理
において所定のキー操作をすることで本ルーチンを終了
することができる。
【0045】以上説明したように、本実施例では、図3
に示すように、変換対象文字(「拳」)を外字(「拳
」)に変換するに当たって、この変換対象文字「拳」
をJIS漢字コードにおいて規定する文字コード(8C
9D)を、外字変換後であってもそのまま取り扱い、こ
の外字「拳」の表示や印刷等の出力に際して「拳」
について決定した書式でそのアウトラインデータを用い
る。しかも、このような外字変換を行うに際しては、オ
ペレータは、変換対象文字「拳」を特定するための読み
や部首名等の入力といったごく普通の操作を行えば良
く、オペレータには、変換を所望する外字の探し出しや
複数キーの組み合わせ操作といった複雑で且つ通常の操
作とは異なる操作を強いることがない。よって、本実施
例の文字編集装置100によれば、オペレータの操作の
簡略化および効率化と労力の軽減を図ることができ、外
字変換の際の使い勝手をより一層向上させることができ
る。
【0046】また、本実施例では、変換対象文字として
設定した文字に異体字がなく外字が存在しない場合に
は、その旨をオペレータに報知し(ステップS18)、
外字が存在すればその外字に変換できる(ステップS2
0〜26)。このため、異体字としての外字の存在を把
握できていない未熟なオペレータであっても、確実に且
つ速やかに外字変換を行うことができ、好ましい。
【0047】更に、図5および図6から判るように、外
字フォントテーブルの構築に際しては、異体字としての
外字を有する文字についてのみ、その外字のアウトライ
ンデータを文字コードに対応付ければよい。よって、こ
の外字フォントテーブルのデータ数を少なくでき、内部
メモリ28やハードディスク装置34を効率よく使用で
きる。
【0048】次に、変形例について説明する。上記の実
施例では、変更対象文字について採択され得る外字が一
つで、当該一つの外字について多書式(例えば、文字の
大きさが相違する明朝3外字と明朝5外字、書体が相違
する明朝とゴシック或いは明朝と太角ゴシック等)の場
合について説明したが、変更対象文字について採択され
得る外字が複数存在する場合には、次のように変形すれ
ばよい。
【0049】このように、複数の採択され得る外字(異
体字)が存在する文字としては、「辺」がある。この文
字「辺」は、JIS漢字コードにて95B5(シフトJ
ISコード記述)の文字コードで規定され、図7に示す
ように、複数の外字(異体字)が存在する。なお、図に
は、代表的な3つの外字(「辺」、「辺」、「辺
」を示す。この「辺」について上記のように外字変換
を行うには、図6に示したフォントテーブル群50に替
わり、図8に示すフォントテーブル群50をハードディ
スク装置34に記憶させる。このフォントテーブル群5
0は、「辺」と「辺」と「辺」および図示しない
その他の外字について、フォントテーブル150とそれ
に対応する外字フォントテーブル1501 ,1502 ,
1503 を備える。そして、このフォントテーブル15
0は、図4のJIS漢字コードのコード表の文字「辺」
とその文字コードとの対応関係で構築されており、外字
フォントテーブル1501 ,1502 ,1503 も同様
であり、図5の異体字のコード表の文字とその文字コー
ドとの対応関係でそれぞれ構築されている。なお、各外
字フォントテーブルにおいて外字(異体字)を有しない
文字の文字コードに対しては、アウトラインデータが含
まれていないことは既述したとおりである。
【0050】このようなフォントテーブル群50を有す
る変形例であっても、図2に示した外字変換処理が行わ
れることに変わりはなく、複数ある外字のうちから一つ
の外字の採択の簡略化を図るため、次のようにすればよ
い。即ち、ステップS16での外字有りとの肯定判定に
続いて、ある共通の書体と文字の大きさ、例えば明朝の
書体と数字「6」で表される大きさで、図7に示したそ
れぞれの外字をディスプレイ38に一覧表示する。これ
により、いずれか一つの外字が選択されるので、それ以
降は、この選択した外字について、所望する書体や大き
さをステップS20からの処理で定める。
【0051】こうすれば、変換対象文字「辺」を外字変
換するに当たって、「辺」、「辺」、「辺」・・
・の異なる外字に任意に変換でき、外字変換の自由度を
高めることができ好ましい。
【0052】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、種々の変形が
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての文字編集装置100
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例としての外字変換処理を示す
フローチャートである。
【図3】この外字変換処理の内容を、変換前後での文字
表記並びにデータ推移の様子と合わせて説明する説明図
である。
【図4】JIS漢字コード(シフトJISコード記述)
の文字コードとこの文字で規定される文字との対応を示
すコード表である。
【図5】この図4のコード表に含まれる文字の異体字を
文字コードに対応付けて示すコード表である。
【図6】図4,図5のコード表に基づいて構築されるフ
ォントテーブル群50を説明する説明図である。
【図7】複数の外字(異体字)が存在する場合を文字
「辺」を例に挙げて説明する説明図である。
【図8】複数の外字(異体字)が存在する場合に用いる
フォントテーブル群50を説明する説明図である。
【符号の説明】
20…CPU 28…内部メモリ 30…キーボード 32…マウス 34…ハードディスク装置 36…通信回線 37…モデム 38…ディスプレイ 40…バス 50…フォントテーブル群 501…フォントテーブル 50i…外字フォントテーブル 51…文字特定部 53…フォントテーブル参照部 55…外字変換部 57…出力制御部 100…文字編集装置 150…フォントテーブル 1501 …外字フォントテーブル 1502 …外字フォントテーブル 1503 …外字フォントテーブル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のコード体系の文字コード群に含ま
    れる文字コードで規定される文字の編集方法であって、 前記文字に替わって採択され得る外字への変換対象とな
    る文字を特定する工程と、 前記変換対象文字を前記外字に変換する場合には、前記
    文字コード群における前記変換対象文字の文字コードを
    特定すると共に、前記文字コード群と同一のコード体系
    を有し前記外字を文字コードで規定する外字コード群を
    参照し、前記変換対象文字を、前記外字コード群におい
    て前記特定された文字コードで規定される外字に変換す
    る工程と、 を備えることを特徴とする文字編集方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の文字編集方法であって、 前記文字を特定する工程は、 文字の読み、文字の部首名、或いは前記文字コード群に
    おける文字の文字コードのいずれかを、文字を特定する
    ために必要な情報として入力する工程と、 前記情報で特定される文字を前記変換対象文字とする工
    程とを、有する文字編集方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の文字編集方法であって、 前記変換対象文字を外字に変換する工程は、 複数用意された前記外字コード群であって、各外字コー
    ド群ごとに異なる外字を同一の文字コードで規定した前
    記複数の外字コード群のそれぞれを参照し、前記変換対
    象文字を、前記参照した複数の外字コード群のうちの一
    の外字コード群において前記特定された文字コードで規
    定される外字に変換する工程を有する文字編集方法。
  4. 【請求項4】 所定のコード体系の文字コード群に含ま
    れる文字コードで規定される文字の編集装置であって、 前記文字に替わって採択され得る外字への変換対象とな
    る文字を特定する文字特定手段と、 前記文字コード群と同一のコード体系を有し、前記外字
    を文字コードで規定する外字コード群を記憶した外字記
    憶手段と、 前記変換対象文字を前記外字に変換する場合には、前記
    文字コード群における前記変換対象文字の文字コードを
    特定すると共に、前記外字記憶手段の前記外字コード群
    を参照し、前記変換対象文字を、前記外字コード群にお
    いて前記特定された文字コードで規定される外字に変換
    する外字変換手段と、 を備えることを特徴とする文字編集装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の文字編集装置であって、 前記文字特定手段は、 文字の読み、文字の部首名、或いは前記文字コード群に
    おける文字の文字コードのいずれかを、文字を特定する
    ために必要な情報として入力する手段と、 前記情報で特定される文字を前記変換対象文字とする手
    段とを、有する文字編集装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の文字編集装置であって、 前記外字記憶手段は、 複数の前記外字コード群であって、各外字コード群ごと
    に異なる外字を同一の文字コードで規定した前記複数の
    外字コード群を記憶し、 前記外字変換手段は、 前記複数の外字コード群のそれぞれを参照し、前記変換
    対象文字を、前記参照した複数の外字コード群のうちの
    一の外字コード群において前記特定された文字コードで
    規定される外字に変換する手段を有する文字編集装置。
  7. 【請求項7】 所定のコード体系の文字コード群に含ま
    れる文字コードで規定される文字を編集するためのコン
    ピュータプログラムを記録したコンピュータ読取可能な
    記録媒体であって、 前記文字に替わって採択され得る外字への変換対象とな
    る文字を特定する文字特定手段と、 前記文字コード群と同一のコード体系を有し、前記外字
    を文字コードで規定する外字コード群を記憶した外字記
    憶手段と、 前記変換対象文字を前記外字に変換する場合には、前記
    文字コード群における前記変換対象文字の文字コードを
    特定すると共に、前記外字記憶手段の前記外字コード群
    を参照し、前記変換対象文字を、前記外字コード群にお
    いて前記特定された文字コードで規定される外字に変換
    する外字変換手段と、の機能をコンピュータに実現させ
    るためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体。
  8. 【請求項8】 所定のコード体系の文字コード群に含ま
    れる文字コードで規定される文字を編集するためのコン
    ピュータプログラムを記録したコンピュータ読取可能な
    記録媒体であって、 文字を特定するために必要な情報として、文字の読み、
    文字の部首名、或いは前記文字コード群における文字の
    文字コードのいずれかを入力する入力手段と、 前記情報で特定される文字を、前記文字に替わって採択
    され得る外字への変換対象文字に特定する文字特定手段
    と、 前記文字コード群と同一のコード体系を有し、前記外字
    を文字コードで規定する外字コード群であって、異なる
    外字を同一の文字コードで規定した複数の前記外字コー
    ド群を記憶した外字記憶手段と、 前記変換対象文字を前記外字に変換する場合には、前記
    文字コード群における前記変換対象文字の文字コードを
    特定すると共に、前記外字記憶手段の前記複数の外字コ
    ード群のそれぞれを参照し、前記変換対象文字を、前記
    参照した複数の外字コード群のうちの一の外字コード群
    において前記特定された文字コードで規定される外字に
    変換する外字変換手段と、の機能をコンピュータに実現
    させるためのコンピュータプログラムを記録した記録媒
    体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002140320A (ja) * 2000-11-01 2002-05-17 Dainippon Printing Co Ltd 文字書体変更方法及びフォントセット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002140320A (ja) * 2000-11-01 2002-05-17 Dainippon Printing Co Ltd 文字書体変更方法及びフォントセット

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