JP5525921B2 - 携帯端末、電子文書送信システム、サーバ、機器、文字符号化方法、プログラム - Google Patents
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Description
図2(a)は、本実施形態のハイブリッドフォントを模式的に説明する図の一例である。図2(a)では、日本語の文字セットに中国語の文字セットを追加することでハイブリッドフォント200が生成されている。以下では、Unicodeを例にして説明するが、他の符号化方式でも同様に適用できる。
〔携帯端末がハイブリッドフォントを利用する態様〕
図3は、フォント利用システム500の概略構成図の一例である。携帯端末100を区別するため日本語に対応した携帯端末100を携帯端末A、中国語に対応した携帯端末100を携帯端末Bという。携帯端末Aと携帯端末Bはネットワーク400を介して通信できる。なお、携帯端末A、Bの1つ以上が、PC(パーソナルコンピュータ)、スマートフォン又はPDAであってもよい。
(1)携帯電話Aがハイブリッドフォント200をサーバ300に要求する。
(2)携帯電話Aがハイブリッドフォント200と変換テーブル20をサーバ300から受信する。
(3)ユーザが携帯電話Aに文字を入力する。携帯電話Aはハイブリッドフォント200の外字領域を指定する数値コードを含む電子文書35を生成する。
(4)ユーザが電子文書35の送信操作を入力する。
(5)携帯電話Aが電子文書35に含まれる外字領域の数値コードを、変換テーブル20を利用して、基本領域の数値コードに変換する。
(6)携帯電話Aが電子文書35を携帯電話Bに送信する。
(7)携帯電話Bが電子文書35を受信して、文字画像を表示する。
図5は、フォント利用システム500の機能ブロック図の一例を示す。まず、サーバ300の機能ブロック図について図6の手順に従い説明する。サーバ300は、CPU301がフォント生成プログラム310を実行することで実現される、文字抽出手段12、変換テーブル生成手段13、ピンイン生成手段14、字体修正手段15、大きさ統一手段16及びベースライン決定手段17、を有する。また、記憶装置301に高使用頻度文字11及びピンインテーブル18を記憶している。
文字抽出手段12は、例えばフォントメーカにより指定された2つ以上の言語の一方から、いくつかの文字(文字集合)を抽出する。例えば、日本語、中国語、韓国語、又はベトナム語から2つ以上が指定される。ここでは、日本語と中国語が指定されたとして説明する。日本語が言語圏のユーザは主に日本語を使用するので、日本語が言語圏のハイブリッドフォント200では、基本領域に日本語の文字セットが登録され、外字領域に中国語の文字セットが登録される(主にユーザは日本人)。逆に、中国語が言語圏のハイブリッドフォント200では、基本領域に中国語の文字セットが登録され、外字領域に日本語の文字セットが登録される(主にユーザは中国人)。
ハイブリッドフォント200を利用することで、携帯端末AとBで中国語を表示することができる。文字抽出手段12は、Unicode21から中国語の文字集合を抽出して、Unicode21の外字領域に登録する。ここで、中国語の漢字の数は、Unicode21の外字領域に登録可能な数よりはるかに多いので、全ての中国語を外字領域に登録することは困難である。
変換テーブル生成手段13は、抽出された文字のUnicode21における基本領域の数値コード、及び、割り当て先の外字領域の数値コードから変換テーブル20を生成する。
図8(a)は、変換テーブル20の一例を示す図である。変換テーブル20では、「基本領域の数値コード」に「外字領域の数値コード」と「文字画像」が対応づけられている。なお、「文字画像」は説明のために付したもので、変換テーブル20に登録されていなくてもよい。
また、ピンイン生成手段14は、ピンインテーブル18を利用してピンインを生成する。ピンインとは、漢字を呼び出すための中国式のローマ字(漢字の読み又は発音)である。例えば、ユーザが「gongsi」と入力すると「公司」という漢字を呼び出すことができる。このような入力方法は、日本語においてもローマ字変換、かな漢字変換として知られている。
字体修正手段15は、日本語の文字集合又は中国語の文字集合の字体を修正する。どちらを修正してもよいが、修正の容易な方の文字集合に合わせるか、文字の数が少ない文字集合の文字を修正することとする。字体とは、文字の視覚的なデザインである。例えば、明朝体やゴシック体が知られているが、字体が異なるとユーザが読みにくい。一般には、1つの文字集合に共通の字体の文字画像が用意されているが、本実施形態のように、日本語と中国語を統合した場合、日本語の文字画像と中国語の文字画像のデザインが異なる可能性がある。
図9(a)(b)は、明朝体からゴシック体への変換を説明する図の一例である。一般に、明朝体では文字の入りと終わりに凸部があり、文字の線幅が一様でなく、線幅がゴシック体よりも細い。
大きさ統一手段16は、日本語の文字画像と中国語の文字画像の大きさを統一する。文字の大きさはポイント数で指定されるが、このポイント数は文字を囲む矩形の大きさなので、同じポイント数でも小さめに作られる文字画像と大きめに作られる文字画像がある。このような文字の大小が混在するとユーザは読みにくい。
また、大きさ統一手段16は、文字の線幅を統一することもできる。図9(e)(f)は、文字の線幅の統一を模式的に説明する図の一例である。大きさ統一手段16は、線幅を短くして(線幅のマスの数を少なくして)、又は、線幅を長くして(線幅のマスの数を多くして)、文字の線幅を日本語の文字集合と中国語の文字集合で統一する。
また、ベースライン決定手段17は、ベースラインを決定する。ベースラインがずれていると、文字列の見栄えが低下する。
図9(g)(h)はベースラインの統一を説明する図の一例である。ベースライン決定手段17は、全ての文字が、文字の矩形の下辺から一定のマス目にベースライン(文字の下側の最外)が位置するように、各文字のベースラインを決定する。
続いて、携帯端末Aの機能ブロック図について、図10の携帯電話Aが文字を送信する手順を示すフローチャート図に基づき説明する。携帯端末Aは、CPU101が文字変換プログラム110を実行することで実現される、フォント要求手段31、文字入力手段32及びコード変換手段34を有する。
電子文書35が携帯端末Aから携帯端末Bに送信される最も多いアプリケーションプログラムは電子メールであるので、電子メールを例にして携帯端末Aの機能を説明する。当然ながら、インターネットの掲示板やブログ等への書き込みの際にも、本実施形態のハイブリッドフォント200を使用できる。
次に、ユーザが入力装置108からアルファベットを入力すると、文字入力手段32が漢字に変換する。
図11は、文字の入力画面の遷移例を示す図である。図では「nihao」と入力されている(a)。文字入力手段32は、ピンインによりアルファベットを漢字に変換する。同じアルファベットに対し複数の候補があることが多いので、文字入力手段32は変換候補を表示する。図では3つの変換候補が表示されている(b)。{(注)本明細書において中国語の表記が困難なので「にいはお(漢字)」で漢字を表すものとする}。
そこで、コード変換手段34が数値コードをUnicode21の数値コードに変換する(d)。コード変換手段34は、電子文書35にUnicode21の外字領域に登録された数値コードがあるか否かを文字毎に判定する。電子文書35にUnicode21の外字領域に登録された数値コードがある場合、変換テーブル20を参照して該数値コードに対応づけられた「基本領域の数値コード」を特定する。そして、「基本領域の数値コード」で電子文書35の数値コードを置き換える。
携帯電話Aは通信装置105から電子文書(この場合は電子メール)35を携帯電話Bに送信する(e)。電子メールには、メールヘッダに符号化方式の指定情報が記述されるので(例えば、「Content-Type: text/plain; charset="UTF-8"」)、符号化方式を指定する情報を添付する必要はないが、符号化方式の指定情報が含まれない電子文書35の場合、例えばメタデータなどに符号化方式の指定情報を記述して、電子文書35とメタデータを送信する。
本実施形態のハイブリッドフォント200は、携帯電話Bが携帯電話Aに電子文書35を送信する際も有効である。
携帯電話がハイブリッドフォント200を有していれば、数値コードの変換はサーバ300が行うことができる。
(1)携帯電話Aがハイブリッドフォント200をサーバ300に要求する。
(2)携帯電話Aがハイブリッドフォント200をサーバ300から受信する。
(3)ユーザが携帯電話Aに文字を入力する。携帯電話Aはハイブリッドフォント200の外字領域を指定する数値コードを含む電子文書35を生成する。
(4)ユーザが数値コードの変換要求と共に電子文書35の送信操作を入力する。
(5)サーバ300が、数値コードの変換要求と電子文書35を受信する。
(6)サーバ300が、電子文書35に含まれる外字領域の数値コードを、変換テーブル20を利用して、基本領域の数値コードに変換する。
(7)サーバ300が電子文書35を携帯電話Bに送信する。
(8)携帯電話Bが電子文書35を受信して、文字画像を表示する。
携帯電話100やPCだけでなく組み込み型の装置においても、操作メニューや状態表示のために文字が表示される。これだけなら搭載すべき文字セットは限定的だが、ユーザが番組のタイトルやコメントを入力したり、ネットに接続した際に検索用の文字を入力する場合があり、文字を自由に入力したいという要請がある。
これまでのハイブリッドフォント200の使用例では、電子文書35を送信する携帯電話A又は受信する携帯電話Aがハイブリッドフォント200を有していた。これに対し、電子文書35を送受信する一対の携帯電話A及び携帯電話Bがハイブリッドフォント200を有する場合のハイブリッドフォント200の使用例を説明する。
(1)携帯電話Aがハイブリッドフォント200をサーバ300に要求する。
(2)携帯電話Aがハイブリッドフォント200と変換テーブル20をサーバ300から受信する。
(3)ユーザが携帯電話Aに文字を入力する。携帯電話Aはハイブリッドフォント200の外字領域を指定する数値コードと基本領域を指定する数値コードを含む電子文書35を生成する(日本語と中国語が混在している)。
(4)ユーザが数値コードの変換要求と共に電子文書35の送信操作を入力する。変換要求には、携帯電話Aが使用したハイブリッドフォント200の識別情報(以下、HBF_IDという)36、日本語の文字を特定する言語判別テーブル33を電子文書35に添付するという要求も含まれる。
(5)携帯電話Aが電子文書35に含まれる外字領域の数値コードを、変換テーブル20を利用して、基本領域の数値コードに変換する。
(6)携帯電話Aが電子文書35、言語判別テーブル33及びHBF_ID36を携帯電話Bに送信する。携帯電話Bが電子文書35、言語判別テーブル33及びHBF_ID36を受信する。
(7)携帯電話BはHBF_ID36に基づき日本語の文字が含まれると判定し、日本語を外字領域に登録し基本領域に自国語(この場合は中国語)を登録したハイブリッドフォント200をサーバに要求する。
(8)携帯電話Bがハイブリッドフォント200と変換テーブル20をサーバ300から受信する。
(9)携帯電話Bは、中国語の数値コードは変換せずに文字画像を表示し、日本語の数値コードは変換テーブル20により外字領域の数値コードに変換して文字画像を表示する。
図16は、携帯電話Aが携帯電話Bに電子文書35を送信する手順を示すフローチャート図の一例である。また、図17は、文字の入力画面の遷移例を示す図である。
フォント要求手段31は、ユーザの操作を受け付けてサーバ300にアクセスし、ハイブリッドフォント200の送信を要求する。ユーザは中国語を入力するため「日本語/中国語」の組み合わせのハイブリッドフォント200を選択する。フォント要求手段31はユーザの操作に応じて「日本語/中国語」のハイブリッドフォント200をサーバに要求する。
次に、ユーザが入力装置108からアルファベットを入力すると、文字入力手段32が漢字に変換する。ここではユーザが中国語の「にいはお(漢字)」と日本語の「こんにちは」を入力するものとする(a)〜(d)。
コード変換手段34は、外字領域の数値コードをUnicode21の基本領域の数値コードに変換する(f)。コード変換手段34は、電子文書35にUnicode21の外字領域に登録された数値コードがあるか否かを文字毎に判定する。電子文書35にUnicode21の外字領域に登録された数値コードがある場合、変換テーブル20を参照して該数値コードに対応づけられた「基本領域の数値コード」を特定する。そして、「基本領域の数値コード」で電子文書35の数値コードを置き換える。
そこで、コード変換手段34は、電子文書35の文字毎(数値コード毎)に、基本領域と外字領域のどちらに属するかに基づき、言語を区別するための言語IDを付与する。電子文書の生成時の(変換前の)数値コードのうち、Unicode21の外字領域に登録された数値コード(文字)には中国語の言語IDが、基本領域に登録された数値コード(文字)には日本語の言語IDが、それぞれ付与される。
また、コード変換手段34は、電子文書35にHBF_ID36を添付する。HBF_ID36は符号化方式に準ずるものなので、メールヘッダに含ませてもよい。なお、HBF_ID36はサーバにおいて、ハイブリッドフォント200間で重複しない一意の値が予め与えられているので、HBF_ID36により文字セットの組み合わせは一意に定まる。
携帯電話Aは通信装置105から電子文書(この場合は電子メール)35、HBD_ID36及び言語判別テーブル33を携帯電話Bに送信する。
携帯電話Bは電子文書35、言語判別テーブル33、HBF_ID36を受信する(g)。この時点で表示可能な文字だけ表示してもよい。
携帯電話Bは、電子文書35にHBF_ID36が付与されていることから、電子文書35の表示にハイブリッドフォント200が必要であると判定する。このため、携帯電話Bは、HBF_ID36をサーバに送信することで、文字セットが「中国語/日本語」のハイブリッドフォント200と変換テーブル20をサーバから受信する。
携帯電話Bのコード変換手段34は、言語判別テーブル33を参照して、変換の必要な文字を特定する。すなわち、電子文書35の数値コードは全てUnicode21の基本領域の数値コードになっているので、中国語の文字セットでは変換できない文字を特定する。図17の例では「J」が添付されている文字が、数値コードは基本領域でありながら中国の携帯電話Bでは変換が困難な文字である。
携帯電話Bのコード変換手段34は、変換が必要であると特定した文字について、変換テーブル20を参照して、基本領域の数値コードを外字領域の数値コードに変換する(h)。図17では「こんにちは」という日本語が外字領域の数値コードに変換される。「ひらがら」のような使用頻度の高い文字は「中国語/日本語」の文字セットの組み合わせを有するハイブリッドフォント200の外字領域に登録されている。
携帯電話Bは、変換が不要な文字について、メールヘッダの符号化方式の指定情報に基づき文字セットを特定して、それらを文字画像に変換して表示手段に表示する。なお、携帯電話200がハイブリッドフォント200を受信したことで、ハイブリッドフォント200の基本領域の符号化方式が明らかになっているので、メールヘッダの符号化方式の指定情報に基づき文字セットを特定しなくても、符号化方式は明かである。
13 変換テーブル生成手段
14 ピンイン生成手段
15 字体修正手段
16 大きさ統一手段
17 ベースライン決定手段
19 抽出ピンインテーブル
20 変換テーブル
31 フォント要求手段
32 文字入力手段
33 言語判別テーブル
34 コード変換手段
35 電子文書
36 HBF_ID
100 携帯端末
110 文字変換プログラム
200 ハイブリッドフォント
300 サーバ
310 フォント生成プログラム
400 ネットワーク
500 フォント利用システム
600 Blue−Rayプレーヤ
Claims (14)
- 基本領域に第一の文字集合を、外字領域に前記第一の文字集合とは使用される言語圏が異なる第二の文字集合を配置し、数値コードにより前記第一の文字集合の文字又は前記第二の文字集合の文字を特定する自機フォントデータが記憶されたフォントデータ記憶部と、
入力手段から入力された1つ以上の記号を、前記自機フォントデータの前記第二の文字集合の文字に変換する文字入力手段と、
前記文字入力手段が変換した前記第二の文字集合の文字を特定する第一の数値コードが記述された電子文書を記憶する記憶手段と、
所定のフォントデータにおける基本領域の前記第二の文字集合の文字を特定する第二の数値コードと、前記第一の数値コードを対応づける数値コード対応テーブルと、
前記電子文書に記述されている、前記自機フォントデータの外字領域の文字を指定する前記第一の数値コードを、前記数値コード対応テーブルに対応づけられた前記第二の数値コードに変換するコード変換手段と、
を有することを特徴とする携帯端末。 - 他の携帯端末から前記電子文書を受信する受信手段を有し、
受信した前記電子文書に記述された、前記自機フォントデータの外字領域の前記第二の数値コードを、文字画像に変換して表示する、
ことを特徴とする請求項1記載の携帯端末。 - 前記第二の文字集合は、前記第二の文字集合の言語圏において使用頻度が上位から所定値内の文字が抽出された文字の集合である、
ことを特徴とする請求項1又は2記載の携帯端末。 - 前記第一の文字集合の文字画像と前記第二の文字集合の文字画像は、字体、大きさ、線幅又はベースラインの1つ以上が統一されている、
ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の携帯端末。 - 前記自機フォントデータは、外字領域に、前記第一の文字集合及び前記第二の文字集合とは使用される言語圏が異なる第三の文字集合を有し、
前記数値コード対応テーブルは、所定のフォントデータにおける基本領域の前記第三の文字集合の文字を特定する第三の数値コードと、前記第一の数値コードを対応づける、
ことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の携帯端末。 - 前記第一の文字集合が使用される言語圏は日本語圏、前記第二の文字集合が使用される言語圏は中国語圏である、ことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の携帯端末。
- 前記自機フォントデータの符号化方式はUnicodeである、
ことを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の携帯端末。 - 前記第二の数値コードは、GB2312又はBig5の符号化方式に基づき、前記第二の文字集合の文字を特定する、ことを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載の携帯端末。
- 基本領域に第一の文字集合を、外字領域に前記第一の文字集合とは使用される言語圏が異なる第二の文字集合を配置し、数値コードにより前記第一の文字集合の文字又は前記第二の文字集合の文字を特定する自機フォントデータと、
所定のフォントデータにおける基本領域の前記第二の文字集合の文字を指定する第二の数値コードと、前記自機フォントデータにおける前記第二の文字集合の文字を指定する第一の数値コードを対応づける数値コード対応テーブルと、
を記憶したサーバ、とネットワークを介して接続された携帯端末であって、
前記自機フォントデータを受信するフォントデータ受信手段と、
入力手段から入力された1つ以上の記号を、前記自機フォントデータの前記第二の文字集合の文字に変換する文字入力手段と、
前記文字入力手段が変換した前記第二の文字集合の文字を特定する前記第一の数値コードが記述された電子文書を記憶する記憶手段と、
前記電子文書に含まれる、前記第一の数値コードを前記数値コード対応テーブルに対応づけられた前記第二の数値コードに変換するよう要求すると共に、前記電子文書を前記サーバに送信する電子文書送信手段と、を有することを特徴とする携帯端末。 - 第一の携帯端末から第二の携帯端末に電子文書を送信する電子文書送信システムであって、
前記第一の携帯端末は、
基本領域に第一の文字集合を、外字領域に前記第一の文字集合とは使用される言語圏が異なる第二の文字集合を配置し、数値コードにより前記第一の文字集合の文字又は前記第二の文字集合の文字を特定する自機フォントデータが記憶されたフォントデータ記憶部と、
入力手段から入力された1つ以上の記号を、前記自機フォントデータの前記第二の文字集合の文字又は前記第一の文字集合の文字に変換する文字入力手段と、
前記文字入力手段が変換した前記第二の文字集合の文字を特定する第一の数値コード及び前記第一の文字集合の文字を特定する第三の数値コードが記述された電子文書を記憶する記憶手段と、
他機フォントデータにおける基本領域の前記第二の文字集合の文字を特定する第二の数値コードと、前記第一の数値コードを対応づける数値コード対応テーブルと、
前記電子文書に記述されている、前記自機フォントデータの外字領域の文字を指定する前記第一の数値コードを、前記数値コード対応テーブルに対応づけられた前記第二の数値コードに変換するコード変換手段と、
前記電子文書、前記電子文書の数値コードが基本領域と外字領域のどちらに属するかに基づき付与した言語ID、及び、前記自機フォントデータの識別情報、を相手先に送信する電子文書送信手段と、を有し、
前記第二の携帯端末は、
前記第一の携帯端末から、前記コード変換手段が前記第一の数値コードを前記第二の数値コードに変換した前記電子文書、言語ID、及び、前記自機フォントデータの識別情報、を受信する電子文書受信手段と、
前記自機フォントデータの識別情報に基づき、前記第二の文字集合が基本領域に、前記第一の文字集合が外字領域にそれぞれ登録された前記他機フォントデータ、及び、前記第三の数値コードと前記他機フォントデータにおける外字領域の前記第一の文字集合の文字を特定する第四の数値コードとを対応づける第二の数値コード対応テーブル、を取得するフォントデータ取得手段と、
前記電子文書に記述された数値コードのうち、前記他機フォントデータの外字領域に登録されていることを示す前記言語IDが付与されている前記第三の数値コードを特定し、特定した前記第三の数値コードを前記第二の数値コード対応テーブルに対応づけられた前記第四の数値コードに変換する第二のコード変換手段と、
を有することを特徴とする電子文書送信システム。 - 基本領域に第一の文字集合を、外字領域に前記第一の文字集合とは使用される言語圏が異なる第二の文字集合を配置し、数値コードにより前記第一の文字集合の文字又は前記第二の文字集合の文字を特定する自機フォントデータと、
所定のフォントデータにおける基本領域の前記第二の文字集合の文字を指定する第二の数値コードと、前記自機フォントデータにおける前記第二の文字集合の文字を指定する第一の数値コードを対応づける数値コード対応テーブルと、
前記自機フォントデータを携帯端末に配信する配信手段と、
前記第二の文字集合の文字を特定する前記第一の数値コードが記述された電子文書を携帯端末から受信する電子文書受信手段と、
前記電子文書に記述されている、前記自機フォントデータの外字領域の文字を指定する前記第一の数値コードを、前記数値コード対応テーブルに対応づけられた前記第二の数値コードに変換するコード変換手段と、を有することを特徴とするサーバ。 - 基本領域に第一の文字集合を、外字領域に前記第一の文字集合とは使用される言語圏が異なる第二の文字集合を配置し、数値コードにより前記第一の文字集合の文字又は前記第二の文字集合の文字を特定する自機フォントデータが記憶されたフォントデータ記憶部と、
入力手段から入力された1つ以上の記号を、前記自機フォントデータの前記第二の文字集合の文字に変換する文字入力手段と、
前記文字入力手段が変換した前記第二の文字集合の文字を特定する第一の数値コードが記述された電子文書を記憶する記憶手段と、
所定のフォントデータにおける基本領域の前記第二の文字集合の文字を特定する第二の数値コードと、前記第一の数値コードを対応づける数値コード対応テーブルと、
前記電子文書に記述されている、前記自機フォントデータの外字領域の文字を指定する前記第一の数値コードを、前記数値コード対応テーブルに対応づけられた前記第二の数値コードに変換するコード変換手段と、
前記自機フォントデータの符号化方式を指定する方式指定情報を含むメタデータを生成するメタデータ生成手段と、を有し、
前記コード変換手段が前記第一の数値コードを前記第二の数値コードに変換した電子文書、及び、前記メタデータを可搬型の記憶媒体に記憶させ、前記記憶媒体が他の装置で読み取られた場合に前記メタデータに含まれる符号化方式で前記第二の数値コードの文字を表示させる、ことを特徴とする機器。 - 基本領域に第一の文字集合を、外字領域に前記第一の文字集合とは使用される言語圏が異なる第二の文字集合を配置し、数値コードにより前記第一の文字集合の文字又は前記第二の文字集合の文字を特定する自機フォントデータが記憶されたフォントデータ記憶部と、
所定のフォントデータにおける基本領域の前記第二の文字集合の文字を特定する第二の数値コードと、前記自機フォントデータにおける外字領域の前記第二の文字集合の文字を特定する第一の数値コードを対応づける数値コード対応テーブルと、を有する情報処理装置の文字符号化方法であって、
文字入力手段が、入力手段から入力された1つ以上の記号を、前記自機フォントデータの前記第二の文字集合の文字に変換するステップと、
コード変換手段が、記憶手段に記憶された、前記文字入力手段が変換した前記第二の文字集合の文字を特定する第一の数値コードが記述された電子文書を読み出すステップと、
前記電子文書に記述されている、前記自機フォントデータの外字領域の文字を指定する前記第一の数値コードを、前記数値コード対応テーブルに対応づけられた前記第二の数値コードに変換するステップと、を有することを特徴とする文字符号化方法。 - 基本領域に第一の文字集合を、外字領域に前記第一の文字集合とは使用される言語圏が異なる第二の文字集合を配置し、数値コードにより前記第一の文字集合の文字又は前記第二の文字集合の文字を特定する自機フォントデータが記憶されたフォントデータ記憶部と、
所定のフォントデータにおける基本領域の前記第二の文字集合の文字を特定する第二の数値コードと、前記自機フォントデータにおける外字領域の前記第二の文字集合の文字を特定する第一の数値コードを対応づける数値コード対応テーブルと、を有する情報処理装置のCPUに、
入力手段から入力された1つ以上の記号を、前記自機フォントデータの前記第二の文字集合の文字に変換する文字入力ステップと、
記憶手段に記憶された、前記文字入力ステップで変換された前記第二の文字集合の文字を特定する第一の数値コードが記述された電子文書を読み出すステップと、
前記電子文書に記述されている、前記自機フォントデータの外字領域の文字を指定する前記第一の数値コードを、前記数値コード対応テーブルに対応づけられた前記第二の数値コードに変換するステップと、実行させるプログラム。
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