JP5525921B2 - 携帯端末、電子文書送信システム、サーバ、機器、文字符号化方法、プログラム - Google Patents

携帯端末、電子文書送信システム、サーバ、機器、文字符号化方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、文字を符号化する携帯端末等に関し、特に、複数の言語圏で文字を表示可能な携帯端末、機器、サーバ、文字符号化方法及びプログラムに関する。
コンピュータでは、文字を数値コードとして扱い、数値コードに対応した文字を特定し、その文字の文字画像を表示する。数値コードと文字画像を対応づける規則は符号化方式と呼ばれ、符号化方式が分かればある文字集合の中の文字と数値コードを1対1に関係づけることができる。符号化方式として日本ではJIS、シフトJIS、ECU、Unicode等が知られている。
また、文字が視覚化された文字画像のデザインはフォントや字体と呼ばれ、多種多様な字体が市販されている。文字画像に同じデザインが施された複数の文字の文字集合は文字セットと呼ばれる。文字セットは、各文字の文字画像の集合であり、文字毎にアウトラインフォント等の文字画像生成データを有する。これにより、ある文字を楷書の文字画像で表示したり、手書き風に表示したりすることが可能になる。
近年ではネットワークの普及により異なる言語圏間(以下、単に、国という)で電子文書を交換する機会が増えた。数値コードが7〜8ビットで済むASCIIコードを採用する国同士では、国が異なっても文字の表示には大きな問題がない。しかし、数値コードが16ビット(2バイトコード)のいわゆる漢字圏の国同士では、コンピュータが搭載している符号化方式も異なることが多い。このため、A国のコンピュータで作成された電子文書をB国のコンピュータで表示すると、A国のコンピュータで表示した文字画像と全く異なる文字画像がB国のコンピュータで表示される(文字化け)。
図1は、文字化けの一例を示す図である。日本の携帯端末では「E1234」「E1235」という数値コードは「理光」という文字画像が表示される。しかし、数値コード「E1234」「E1235」が中国に送信されると、符号化方式が異なるため「理」が「好」に、「光」が「的」に変換されてしまう。韓国語においても同様に文字画像が変わってしまう。
そこで、このような文字化けを回避する様々な技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、端末から文字の読みの数値コードをサーバに送信し、サーバが数値コードに対応した文字画像生成データを端末に送信する文字情報表示システムが開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、サーバでの変換が必要になるため、利便性が悪いという問題がある。
ところで、符号化方式として知られたUnicodeでは日本、中国、台湾、韓国及びベトナムの漢字を統一的に使用できるように、文字画像が同じ漢字に同じ数値コードが割り当てられている(CJKV統合漢字)。しかし、A国とB国で意味が同じだが文字画像の異なる漢字が別々に扱われたり、逆に、A国とB国で意味が異なるが同じ文字画像が割り当てられた漢字があるなど、Unicodeをそのまま利用することは困難である。
パーソナルコンピュータのように、資源が豊富なコンピュータはA国のコンピュータにB国の符号化方式に対応した文字セットをインストールすることで、A国のコンピュータでB国の文字セットに対応した電子文書を生成できる。しかしながら携帯端末のように資源に制約のある装置では、B国の符号化方式に対応した文字セットをインストールすることは困難である。また、パーソナルコンピュータであっても、各国の漢字の数は膨大であり、A国のコンピュータが仮にB国には対応できても、C国やD国の漢字に対応するにはコンピュータの資源がたりないことがある。また、各国の符号化方式に対応した文字セットを用意することは、ユーザにとってコスト増となる。
本発明は、上記課題に鑑み、制約のある資源をそなえたコンピュータで、異なる言語圏の文字を入力可能な携帯端末、機器、サーバ、文字符号化方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題に基づき、本発明は、基本領域に第一の文字集合(例えば、日本語)を、外字領域に前記第一の文字集合とは使用される言語圏が異なる第二の文字集合(例えば、中国語)を配置し、数値コードにより前記第一の文字集合の文字又は前記第二の文字集合の文字を特定する自機フォントデータが記憶されたフォントデータ記憶部と入力手段から入力された1つ以上の記号を、前記自機フォントデータの前記第二の文字集合の文字に変換する文字入力手段と、前記文字入力手段が変換した前記第二の文字集合の文字を特定する第一の数値コード(外字領域の中国語)が記述された電子文書を記憶する記憶手段と、所定のフォントデータにおける基本領域の前記第二の文字集合の文字を特定する第二の数値コード(基本領域の中国語)と、前記第一の数値コードを対応づける数値コード対応テーブルと、前記記憶手段に記憶された前記電子文書に記述されている、前記自機フォントデータの外字領域の前記第一の数値コードを、前記数値コード対応テーブルに対応づけられた前記第二の数値コードに変換するコード変換手段と、を有することを特徴とする携帯端末を提供する。

制約のある資源をそなえたコンピュータで、異なる言語圏の文字を入力可能な携帯端末、機器、サーバ、文字符号化方法及びプログラムを提供することができる。
文字化けの一例を示す図である。 文字セットを模式的に説明する図の一例である。 フォント利用システムの概略構成図の一例である。 携帯端末A,Bのハードウェア構成図の一例を示す。 フォント利用システムの機能ブロック図の一例である。 サーバの処理手順を示すフローチャート図の一例である。 中国語から抽出される漢字を模式的に示す図の一例である。 変換テーブルの一例を示す図である。 ハイブリッドフォントの字体の整合性を説明する図の一例である。 携帯電話Aが文字を送信する手順を示すフローチャート図の一例である。 文字の入力画面の遷移例を示す図である(携帯端末A)。 文字の入力画面の遷移例を示す図である(携帯端末B)。 携帯端末のフォント利用システムの概略構成図の一例である。 組み込み型の装置に搭載されるハイブリッドフォントの利用態様を模式的に示す図の一例である。 携帯端末のフォント利用システムの概略構成図の一例である。 携帯電話Aが携帯電話Bに電子文書を送信する手順を示すフローチャート図の一例である。 文字の入力画面の遷移例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
〔ハイブリッドフォントの概略〕
図2(a)は、本実施形態のハイブリッドフォントを模式的に説明する図の一例である。図2(a)では、日本語の文字セットに中国語の文字セットを追加することでハイブリッドフォント200が生成されている。以下では、Unicodeを例にして説明するが、他の符号化方式でも同様に適用できる。
例えば、Unicodeにおいて日本語で用いられる「亜」という文字の数値コードは「E4BA9C」、「唖」という文字の数値コードは「E59496」…である。また、Unicodeには中国語の漢字も登録されており、「一」という文字の数値コードは「U+4E000」、「丁」という文字の数値コードは「U+4E001」…である。
本実施形態では、日本語の文字集合と中国語の文字集合を結合して、ハイブリッドフォント200を生成する。中国語の文字集合は例えば、Unicodeの外字領域に登録する。こうすることで、ユーザは、日本国内で汎用的なUnicodeという符号化文字方式だけで、日本語と中国語という異なる言語圏の漢字を入力することができる。なお、ハイブリッドフォント200は、漢字以外にも適用可能なので以下、漢字を単に「文字」という。
ハイブリッドフォント200を用いて生成された(日本国内で生成された)電子文書は、Unicodeの外字領域の数値コードを有することになるが、中国の携帯端末ではUnicodeの外字領域に「一」「丁」等の文字が登録されていない。このため、日本の携帯端末は、外字領域の文字の数値コードを、変換テーブルに基づき基本領域の数値コードに変換する。
図2(b)は、数値コードの変換を説明する図の一例である。外字領域の数値コードで特定されていた「一」「丁」等の文字は、変換テーブル20により、基本領域の数値コードで特定されるようになる。変換テーブル20は、ハイブリッドフォント200を生成する際に作成しておくことができるので、携帯端末の処理負荷が増大することもない。
よって、ハイブリッドフォント200により、限られた資源で、日本語圏の携帯電話が中国語の電子文書を送信することも、中国語の電子文書を受信して文字化けすることなく表示することも可能になる。
ここで、いくつかの用語を定義しておく。本実施形態では、日本語、中国語、韓国語又はベトナム語等それぞれの言語圏の全文字又はその一部を日本語、中国語、韓国語又はベトナム語の文字集合という。なお、中国語では、本国の簡体字と台湾の繁体字とがあるが、区別しない場合、単に中国語という。
また、文字集合の文字と文字画像を対応づける情報を数値コードといい、数値コードと文字画像を1対1に対応づける規則を符号化方式という。数値コードで特定された文字を視覚化するための描画データを文字データという。文字データはアウトラインデータやビットマップデータにより与えられる。文字データが視覚化されたものが文字画像である。よって、文字データと文字画像はほぼ同じものなので、以下では文字画像を用いて説明する。ある符号化方式に対応した数値コードと文字画像のセットを文字セットという。なお、UnicodeはUTF-8という符号化方式の文字セットである。
また、基本領域とは、ある符号化方式の文字セットにおいて数値コードと文字画像が対応されている領域であり、外字領域とはある符号化方式の文字セットにおいて数値コードと文字画像の対応が未定義の領域である。
また、「文字」には、漢字以外に「0〜9」の数値、「()」「・」等の記号、アルファベット等が含まれるものとする。
〔携帯端末がハイブリッドフォントを利用する態様〕
図3は、フォント利用システム500の概略構成図の一例である。携帯端末100を区別するため日本語に対応した携帯端末100を携帯端末A、中国語に対応した携帯端末100を携帯端末Bという。携帯端末Aと携帯端末Bはネットワーク400を介して通信できる。なお、携帯端末A、Bの1つ以上が、PC(パーソナルコンピュータ)、スマートフォン又はPDAであってもよい。
携帯端末AとBは、GSMやCDMA(携帯電話網)、IEEE 802.11a/g/n(無線LAN)、又は、IEEE802.16e(WiMAX)で規格化された通信方式で、基地局10と通信する。基地局10は、通信事業者のサーバ(不図示)と接続されており、このサーバがIPネットワーク用にデータを変換して主に有線式のネットワーク400に伝送する。他方の基地局10に到達したデータは同様の通信方式で他方の携帯端末に送信される。
携帯端末Aと携帯端末Bは異なる言語圏で使用されるものとする。言語圏は主に国という概念と一致するが、国境には制約されない。また、本実施形態では携帯端末Aと携帯端末Bで使用する言語が異なればよく、携帯端末Aと携帯端末Bが同じ言語圏に存在してもハイブリッドフォント200を適用可能である。
本実施形態では、携帯端末Aから携帯端末Bに電子文書を送信するものとして説明する。この場合、携帯端末Aにハイブリッドフォント200が搭載され、携帯端末Bには搭載されない。携帯端末Bがハイブリッドフォント200を搭載すれば、同様に携帯端末Bから携帯端末Aに電子文書を送信することができる。
サーバ300は、ハイブリッドフォント200を記憶している。ハイブリッドフォント200は、外字領域という制約ある資源を利用するので、いくつかの言語圏の組み合わせに応じて複数個、作成される。図の「JC」は「日本語/中国語(簡体字)」のハイブリッドフォント200を、「KT」は「韓国語/中国語(繁体字)」のハイブリッドフォント200を、「CT」は「中国語(簡体字)/中国語(繁体字)」のハイブリッドフォント200を、「CKT」は「中国語(簡体字)/韓国語/中国語(繁体字)」のハイブリッドフォント200を、「JCTK」は「日本語/中国語(簡体字)/中国語(繁体字)/韓国語」のハイブリッドフォント200を、「CK」は「中国語(簡体字)/韓国語」のハイブリッドフォント200を、それぞれ示す。
サーバ300は、携帯端末Aからの要求に応じて、ハイブリッドフォント200を携帯端末Aに送信する。なお、携帯端末Bにはハイブリッドフォント200を送信する必要がない。
フォント利用システム500の全体的な動作の手順を説明する。
(1)携帯電話Aがハイブリッドフォント200をサーバ300に要求する。
(2)携帯電話Aがハイブリッドフォント200と変換テーブル20をサーバ300から受信する。
(3)ユーザが携帯電話Aに文字を入力する。携帯電話Aはハイブリッドフォント200の外字領域を指定する数値コードを含む電子文書35を生成する。
(4)ユーザが電子文書35の送信操作を入力する。
(5)携帯電話Aが電子文書35に含まれる外字領域の数値コードを、変換テーブル20を利用して、基本領域の数値コードに変換する。
(6)携帯電話Aが電子文書35を携帯電話Bに送信する。
(7)携帯電話Bが電子文書35を受信して、文字画像を表示する。
図4(a)は、携帯端末A,Bのハードウェア構成図の一例を示す。携帯端末A、Bは、それぞれバスで相互に接続されているCPU101、ROM102、RAM103、記憶媒体装着部104、通信装置105、入力装置106、表示制御部107及び記憶装置108を有する。CPU101は、アプリケーションプログラムや文字変換プログラム110を記憶装置108から読み出して、RAM102を作業メモリにして実行する。
RAM102は必要なデータを一時保管する作業メモリ(主記憶メモリ)になり、ROM103にはBIOSや初期設定されたデータ、プログラムが記憶されている。記憶媒体装着部104はUSBケーブル等のケーブルや、可搬型の記憶媒体111を装着するインタフェースである。
通信装置105は、通信事業者の通信方式に従いデータを符号化・復号化すると共に、電波を変調・復調して、アンテナから送受信する。入力装置106は、キーボードやタッチパネル、音声入力装置など、ユーザの操作を受け付ける装置である。表示制御部107は、アプリケーションプログラムや文字変換プログラムが指示する画面情報に基づき所定の解像度や色数等でディスプレイ109の描画を制御する。ディスプレイ109は、液晶や有機ELなどのFPD(Flat Panel Display)である。
記憶装置108は、フラッシュメモリなどの不揮発メモリを実体とし、アプリケーションプログラムや文字変換プログラム110を記憶している。記憶媒体111は、例えば、SDカードやUSBメモリなど不揮発性のメモリである。アプリケーションプログラムや文字変換プログラム110は、記憶媒体111に記録された状態又は不図示のサーバからダウンロードされる態様で配布される。
図4(b)はサーバ300のハードウェア構成図の一例を示す。サーバ300は、それぞれバスで相互に接続されているCPU301、ROM302、RAM303、記憶媒体装着部304、NIC305、入力装置306、表示制御部307及び記憶装置308を有する。図4(b)において、図4(a)と同一部の説明は省略する。
NIC(Network Interface card)305は、LANカードやイーサネット(登録商標)カードとであり、CPU301からの指示により携帯端末Aにハイブリッドフォント200と変換テーブル20を送信する。
サーバ300の記憶装置308には、フォント生成プログラム310及びいくつかのハイブリッドフォント200が記憶されている。サーバ300のCPU301はフォント生成プログラム310を実行して、ハイブリッドフォント200を生成する。
<サーバによるハイブリッドフォントの生成>
図5は、フォント利用システム500の機能ブロック図の一例を示す。まず、サーバ300の機能ブロック図について図6の手順に従い説明する。サーバ300は、CPU301がフォント生成プログラム310を実行することで実現される、文字抽出手段12、変換テーブル生成手段13、ピンイン生成手段14、字体修正手段15、大きさ統一手段16及びベースライン決定手段17、を有する。また、記憶装置301に高使用頻度文字11及びピンインテーブル18を記憶している。
・S1
文字抽出手段12は、例えばフォントメーカにより指定された2つ以上の言語の一方から、いくつかの文字(文字集合)を抽出する。例えば、日本語、中国語、韓国語、又はベトナム語から2つ以上が指定される。ここでは、日本語と中国語が指定されたとして説明する。日本語が言語圏のユーザは主に日本語を使用するので、日本語が言語圏のハイブリッドフォント200では、基本領域に日本語の文字セットが登録され、外字領域に中国語の文字セットが登録される(主にユーザは日本人)。逆に、中国語が言語圏のハイブリッドフォント200では、基本領域に中国語の文字セットが登録され、外字領域に日本語の文字セットが登録される(主にユーザは中国人)。
本実施形態では、日本語圏の文字セット及び中国語圏の文字セットのいずれも、日本語と中国語を統一的に扱うUnicode21であるとする。したがって、携帯端末Aがダウンロードするハイブリッドフォント200(J/C)の基本領域の文字セットはUnicode21であり、外字領域の文字セットもUnicode21となる。
なお、中国で一般的な繁体字中国語の符号化方式は「Big5」、簡体字中国語の符号化方式は「GB2312(EUC_CN)」である。よって、携帯端末Bの符号化方式も「Big5」又は「GB2312(EUC_CN)」である。携帯端末Bにおいて中国語圏の符号化方式が「GB2312(EUC_CN)」であるとした場合、ハイブリッドフォント200(J/C)の外字領域には「GB2312(EUC_CN)」を符号化方式とする文字セットが登録される。
・S2
ハイブリッドフォント200を利用することで、携帯端末AとBで中国語を表示することができる。文字抽出手段12は、Unicode21から中国語の文字集合を抽出して、Unicode21の外字領域に登録する。ここで、中国語の漢字の数は、Unicode21の外字領域に登録可能な数よりはるかに多いので、全ての中国語を外字領域に登録することは困難である。
そこで、文字抽出手段12は、中国語からいくつかの文字を抽出してそれを中国語の文字集合とする。Unicode21の外字領域には約6400個の外字を登録可能であるが、日常的に使用する文字は6400個あれば十分である。このような使用頻度の高い5000〜6000個の文字が高使用頻度文字11に予め登録されている。
また、ある時期に話題になる単語を構成する文字は、検索エンジンの検索数から特定できる。高使用頻度文字11には、検索エンジンの事業者が公開する統計情報を定期的(例えば、1週間、1ヶ月、1年)に取得して、400〜1400個の文字が登録されている。
図7は、中国語から抽出される文字を模式的に示す図の一例である。図7の下の表が、Unicode21における基本領域の中国語の文字集合の一部を、上の表が抽出された中国語の文字集合をそれぞれ示す。
文字抽出手段12は、抽出した文字を、例えばUnicode21の外字領域のコード番号の小さい順位に割り当てる。Unicode21の外字領域は、私用領域という名称でU+E000〜U+F8FF、U+000F0000〜U+000FFFFD、U+00100000〜U+0010FFFDに割り当てられている。
こうすることで、ハイブリッドフォント200が生成される。この場合、ハイブリッドフォント200はUnicode21の一部になるが、Unicode21からハイブリッドフォント200のみを取り出すこと、又は、外字領域の中国語の文字集合のみを取り出すことは容易である。外字領域の中国語の文字集合のみを取り出して、2つの携帯電話A,Bに記憶させれば、外字領域の文字を相互に送受信できる。
文字抽出手段12は、抽出した文字と割り当て先の外字領域の数値コードを変換テーブル生成手段13とピンイン生成手段14に通知する。
・S3
変換テーブル生成手段13は、抽出された文字のUnicode21における基本領域の数値コード、及び、割り当て先の外字領域の数値コードから変換テーブル20を生成する。
図8(a)は、変換テーブル20の一例を示す図である。変換テーブル20では、「基本領域の数値コード」に「外字領域の数値コード」と「文字画像」が対応づけられている。なお、「文字画像」は説明のために付したもので、変換テーブル20に登録されていなくてもよい。
この変換テーブル20により、ユーザが(中国語の)「一」という漢字(U+E000)を入力した場合、「U+4E000」という数値コードに変換すればUnicode21で「一」という漢字を表示できることになる。
・S4
また、ピンイン生成手段14は、ピンインテーブル18を利用してピンインを生成する。ピンインとは、漢字を呼び出すための中国式のローマ字(漢字の読み又は発音)である。例えば、ユーザが「gongsi」と入力すると「公司」という漢字を呼び出すことができる。このような入力方法は、日本語においてもローマ字変換、かな漢字変換として知られている。
ピンインテーブル18には各漢字の数値コードに対応づけてピンインが登録されている。ピンイン生成手段14は、文字抽出手段12が抽出した文字の数値コードに対応づけられたピンインをピンインテーブル18から読み出し、抽出ピンインテーブル19を生成する。すなわち、6400語の中国語が抽出された場合、6400語のピンインが含まれる抽出ピンインテーブル19が生成される。
なお、外字領域の文字集合の文字画像を一覧表示して、ユーザが選択することでも外字領域の文字を入力することができる。よって、抽出ピンインテーブル19は必ずしもなくてもよい。
また、1つのハイブリッドフォント200に複数の異なる言語圏の文字セットを登録することも可能である。例えば、「日本語/中国語/韓国語」のそれぞれの文字集合をハイブリッドフォント200に登録する場合、基本領域は日本語の数値コードのままである。文字抽出手段12は、外字領域を例えば等分して半分に中国語の文字集合を、残りの半分に韓国語の文字集合を、それぞれ登録する。
この場合、変換テーブル生成手段13は、Unicode21における中国語の基本領域の数値コードと、割り当て先の外字領域の数値コード、及び、抽出された文字字から変換テーブル20の半分を、Unicode21における基本領域の韓国語の数値コードと、割り当て先の外字領域の数値コード、及び、抽出された文字から変換テーブル20の半分を、それぞれ生成する。
図8(b)は、3つの文字集合が含まれるハイブリッドフォント200の変換テーブル20の一例を示す図である。変換テーブル20の後半に、韓国語のための変換テーブル20が追加されるだけで、図8(a)の変換テーブル20と同様の構成とすることができる。すなわち、ユーザが文字を入力する際、ユーザは中国語も韓国語も区別することなく入力でき、携帯端末Aは、変換テーブル20があれば、中国語も韓国語も区別することなく(変換テーブル20やハイブリッドフォント200を入れ替えるなどが必要なく)、基本領域の数値コードに変換することができる。
・S5
字体修正手段15は、日本語の文字集合又は中国語の文字集合の字体を修正する。どちらを修正してもよいが、修正の容易な方の文字集合に合わせるか、文字の数が少ない文字集合の文字を修正することとする。字体とは、文字の視覚的なデザインである。例えば、明朝体やゴシック体が知られているが、字体が異なるとユーザが読みにくい。一般には、1つの文字集合に共通の字体の文字画像が用意されているが、本実施形態のように、日本語と中国語を統合した場合、日本語の文字画像と中国語の文字画像のデザインが異なる可能性がある。
そこで、字体修正手段15が字体を修正する。修正の容易な方に字体を合わせるのは、例えば、ゴシック体を明朝体にすることは難しいが、その逆は比較的容易だからである。
図9(a)(b)は、明朝体からゴシック体への変換を説明する図の一例である。一般に、明朝体では文字の入りと終わりに凸部があり、文字の線幅が一様でなく、線幅がゴシック体よりも細い。
字体修正手段15は、アウトラインフォントで与えられる文字データをビットマップデータに変換して、入りと終わりの凸部を消去し(線幅と線の長さに合わせて黒マスを白マスに、白マスを黒マスにする)、線幅を太く一様にする。
・S6
大きさ統一手段16は、日本語の文字画像と中国語の文字画像の大きさを統一する。文字の大きさはポイント数で指定されるが、このポイント数は文字を囲む矩形の大きさなので、同じポイント数でも小さめに作られる文字画像と大きめに作られる文字画像がある。このような文字の大小が混在するとユーザは読みにくい。
ここで、同じ文字画像の文字があれば日本語の文字集合と中国語の文字集合の大きさを比較できるが、同じ文字画像の文字があるとは限らないので、文字を囲む矩形を基準に日本語の文字集合と中国語の文字集合の双方の文字の大きさを修正する。
図9(c)(d)は、文字の大きさの統一を模式的に説明する図の一例である。図9(c)では文字の最外から矩形までの距離が短い。大きさ統一手段16は、例えば、文字画像の縮小処理を施して、文字を小さくする。こうすることで、図9(d)に示すように、文字の最外から矩形までの距離が短い文字が得られる。なお、文字の最外から矩形までの距離が長い文字に対しては、拡大処理を施せばよい。
・S7
また、大きさ統一手段16は、文字の線幅を統一することもできる。図9(e)(f)は、文字の線幅の統一を模式的に説明する図の一例である。大きさ統一手段16は、線幅を短くして(線幅のマスの数を少なくして)、又は、線幅を長くして(線幅のマスの数を多くして)、文字の線幅を日本語の文字集合と中国語の文字集合で統一する。
・S8
また、ベースライン決定手段17は、ベースラインを決定する。ベースラインがずれていると、文字列の見栄えが低下する。
図9(g)(h)はベースラインの統一を説明する図の一例である。ベースライン決定手段17は、全ての文字が、文字の矩形の下辺から一定のマス目にベースライン(文字の下側の最外)が位置するように、各文字のベースラインを決定する。
なお、ハイブリッドフォント200の生成をサーバ300が行うとしたが、上記各ステップの一部又は全てを人間が行ってもよい。
<携帯端末Aによるハイブリッドフォントの利用>
続いて、携帯端末Aの機能ブロック図について、図10の携帯電話Aが文字を送信する手順を示すフローチャート図に基づき説明する。携帯端末Aは、CPU101が文字変換プログラム110を実行することで実現される、フォント要求手段31、文字入力手段32及びコード変換手段34を有する。
・S10
電子文書35が携帯端末Aから携帯端末Bに送信される最も多いアプリケーションプログラムは電子メールであるので、電子メールを例にして携帯端末Aの機能を説明する。当然ながら、インターネットの掲示板やブログ等への書き込みの際にも、本実施形態のハイブリッドフォント200を使用できる。
フォント要求手段31は、ユーザの操作を受け付けてサーバ300にアクセスし、ハイブリッドフォント200の送信を要求する。ハイブリッドフォント200には言語圏の組み合わせに応じていくつかの腫類があるので、フォント要求手段31はユーザの操作に応じて「日本語/中国語」のハイブリッドフォント200を要求する。ユーザにとっては日本語以外のどの言語を入力するかは既知である。
サーバ300は、「日本語/中国語」のハイブリッドフォント200、変換テーブル20、及び、抽出ピンインテーブル19を携帯端末Aに送信する。変換テーブル20、及び、抽出ピンインテーブル19は、1つのハイブリッドフォント200毎に生成されるので、サーバ300は送信すべき変換テーブル20、及び、抽出ピンインテーブル19を特定できる。
フォント要求手段31が受信したハイブリッドフォント200、変換テーブル20、及び、抽出ピンインテーブル19は記憶装置108に記憶される。
・S20
次に、ユーザが入力装置108からアルファベットを入力すると、文字入力手段32が漢字に変換する。
図11は、文字の入力画面の遷移例を示す図である。図では「nihao」と入力されている(a)。文字入力手段32は、ピンインによりアルファベットを漢字に変換する。同じアルファベットに対し複数の候補があることが多いので、文字入力手段32は変換候補を表示する。図では3つの変換候補が表示されている(b)。{(注)本明細書において中国語の表記が困難なので「にいはお(漢字)」で漢字を表すものとする}。
3つの変換候補のうち、「1.にいはお(漢字)」はUnicode21の外字領域に登録された漢字である。このように、文字入力手段32は外字領域の漢字をピンインで読み出すことができる。
ユーザが「にいはお(漢字)」という漢字を携帯端末Bに送信する操作を行うと、「にいはお(漢字)」が送信対象の電子文書35として確定する(c)。この時の「にいはお(漢字)」の数値コードは、Unicode21の外字領域に登録された際の数値コードなので、携帯端末Bではこの数値コードから「にいはお(漢字)」の文字画像を表示できない。
・S30
そこで、コード変換手段34が数値コードをUnicode21の数値コードに変換する(d)。コード変換手段34は、電子文書35にUnicode21の外字領域に登録された数値コードがあるか否かを文字毎に判定する。電子文書35にUnicode21の外字領域に登録された数値コードがある場合、変換テーブル20を参照して該数値コードに対応づけられた「基本領域の数値コード」を特定する。そして、「基本領域の数値コード」で電子文書35の数値コードを置き換える。
・S40
携帯電話Aは通信装置105から電子文書(この場合は電子メール)35を携帯電話Bに送信する(e)。電子メールには、メールヘッダに符号化方式の指定情報が記述されるので(例えば、「Content-Type: text/plain; charset="UTF-8"」)、符号化方式を指定する情報を添付する必要はないが、符号化方式の指定情報が含まれない電子文書35の場合、例えばメタデータなどに符号化方式の指定情報を記述して、電子文書35とメタデータを送信する。
携帯電話Bは電子メールを受信する(f)。携帯電話Bは、メールヘッダの符号化方式の指定情報に基づき文字セットを特定して、電子文書35を文字画像に変換して表示手段に表示することができる(g)。この手順は従来の携帯電話と同じであり、携帯電話Bにはハイブリッドフォント200は必要ない。すなわち、本実施形態のハイブリッドフォント200は送り手の携帯電話Aにだけ搭載すればよい。
<携帯電話Bが携帯電話Aに電子メール送信する場合>
本実施形態のハイブリッドフォント200は、携帯電話Bが携帯電話Aに電子文書35を送信する際も有効である。
図12は、携帯電話Bの文字の入力画面の一例を示す図である。中国のユーザが携帯電話Bに「nihao」と入力する(a)。「nihao」以外の文字を入力してもよいが、ハイブリッドフォント200の外字領域に登録されたよく使う文字を入力したものとする。
携帯電話Bもピンインによりアルファベットを漢字に変換するが、中国にはひらがなやカタカナがないので、携帯電話Bは「nihao」を「にいはお(漢字)」に変換する(b)。複数の変換候補が表示されることもある。なお、中国で入力された、電子文書35に含まれる「にいはお(漢字)」は、携帯電話Bから見てUnicode21の基本領域の数値コードで記述されている。
ユーザが「にいはお(漢字)」という漢字を携帯端末Aに送信する操作を行うと、携帯電話Bは電子文書(電子メール)35を携帯電話Aに送信する(c)。
携帯電話Aは電子文書35を受信する(d)。メールヘッダには例えばUTF−8が符号化方式として記述されているので、携帯電話Aは文字セットとしてUnicode21を使用することを検出する。しかし、携帯電話Aが、電子文書35の数値コードを、Unicode21を参照して文字画像に変換する際、基本領域に数値コードがないことから、外字領域を検索する(e)。よって、電子文書35に携帯電話Aから見て外字領域の数値コードが含まれていると判定される。
外字領域の数値コードであると特定することで、携帯電話Aのコード変換手段34は、該数値コードに対応づけられた「外字領域の数値コード」を文字画像に変換して表示手段に表示することができる(f)。したがって、携帯電話Aが携帯電話Bから電子文書35を受信する場合、変換テーブル20による変換は不要である。
このように、本実施形態のハイブリッドフォント200は、日本語圏の携帯電話Aに中国語の文字セットを追加することで、日本語圏の携帯電話Aが中国語の電子文書35を送信することも、中国語の電子文書35を受信することも可能になる。
日本語圏の携帯電話Aが日本語の電子文書35を生成する際も、文字セットを切り替えることなくハイブリッドフォント200をそのまま使用できるので、ユーザの利便性が低下することもない。
また、ユーザが日本語圏の携帯電話Aを所持して中国に滞在する場合、現地の中国人とも日本国内の日本人とも、ハイブリッドフォント200をそのまま使用して電子文書35を送受信することができる。すなわち、ユーザは現地用の携帯電話を購入するなどの手間を省くことができる。
〔携帯電話がサーバを利用する態様〕
携帯電話がハイブリッドフォント200を有していれば、数値コードの変換はサーバ300が行うことができる。
図13は、携帯端末のフォント利用システム500の概略構成図の一例である。図13において図3と同一部には同一の符号を付しその説明は省略する。この態様のフォント利用システム500の全体的な動作の手順を説明する。
(1)携帯電話Aがハイブリッドフォント200をサーバ300に要求する。
(2)携帯電話Aがハイブリッドフォント200をサーバ300から受信する。
(3)ユーザが携帯電話Aに文字を入力する。携帯電話Aはハイブリッドフォント200の外字領域を指定する数値コードを含む電子文書35を生成する。
(4)ユーザが数値コードの変換要求と共に電子文書35の送信操作を入力する。
(5)サーバ300が、数値コードの変換要求と電子文書35を受信する。
(6)サーバ300が、電子文書35に含まれる外字領域の数値コードを、変換テーブル20を利用して、基本領域の数値コードに変換する。
(7)サーバ300が電子文書35を携帯電話Bに送信する。
(8)携帯電話Bが電子文書35を受信して、文字画像を表示する。
この場合、携帯電話Aは変換テーブル20を記憶しておく必要がないので、さらに携帯電話Aの資源を節約することができる。
〔組み込み型の装置におけるハイブリッドフォント200の利用態様〕
携帯電話100やPCだけでなく組み込み型の装置においても、操作メニューや状態表示のために文字が表示される。これだけなら搭載すべき文字セットは限定的だが、ユーザが番組のタイトルやコメントを入力したり、ネットに接続した際に検索用の文字を入力する場合があり、文字を自由に入力したいという要請がある。
しかし、組み込み型の装置ではどの国で使用されるかが製造時に決まっておらず、複数の国に出荷されうる組み込み型の装置には出荷されうる全ての国の文字セットを記憶させることが行われている。このため、文字セットが記憶容量を圧迫し、また、管理のためのコストが国の数だけ増大するという問題が生じている。
ハイブリッドフォント200を組み込み型の装置に搭載すれば、このような問題を解決することができる。
図14は、組み込み型の装置に搭載されるハイブリッドフォント200の利用態様を模式的に示す図の一例である。組み込み型の装置としてBlue−Rayプレーヤ600がネットワーク400を介してサーバ300と接続されている。Blue−Rayプレーヤ600以外にも、ユーザが文字を入力することがあるTV受像器、ビデオカメラ又はデジタルカメラ等でもよい。
Blue−Rayプレーヤ600には出荷されうる全ての国の文字セットが登録されたハイブリッドフォント200及び変換テーブル20が、出荷時に記憶されている。図では文字セットをJCTKとした。よって、ハイブリッドフォント200の基本領域には日本語の文字セットが、外字領域には中国語(簡体字)、中国語(繁体字)及び韓国語が登録されている。
日本語圏、中国語圏(簡体字)、中国語圏(繁体字)又は韓国語圏のユーザがリモコンやキーボードなどの入力装置を用いて文字を入力する。入力される文字は、基本領域の文字である場合も外字領域の文字である場合もある。基本領域の文字が入力された場合、Blue−Rayプレーヤ600は何もしない。これに対し、外字領域の文字が入力された場合、Blue−Rayプレーヤ600は、変換テーブル20に基づき、入力された電子文書35の数値コードを基本領域の数値コードに変換する。
基本領域の数値コードを有する電子文書35は、映像ファイルであるコンテンツデータに関連付けられる。例えば、Blue−Rayディスク40にコンテンツデータを記録した場合、コンテンツデータと1対1に電子文書35が対応づけられ、Blue−Rayディスク40には電子文書35も記録される。
また、数値コードがどの符号化方式に基づくものかを示すため、符号化方式の指定情報が記述されたメタデータを電子文書35に対応づけて、Blue−Rayディスク40に記録する。
ユーザがBlue−Rayディスク40をPC700に装着した場合、PC700はメタデータに基づき符号化方式を特定して、電子文書35の数値コードを文字画像に変換することができる。
また、例えば、言語圏が異なる複数のユーザが一台のBlue−Rayプレーヤ600を使用する場合も、1つのハイブリッドフォント200で種々の国の文字を入力することができる。
また、Blue−Rayプレーヤ600の出荷時にハイブリッドフォント200及び変換テーブル20を記憶しておくだけでなく、出荷後にユーザの操作に応じてサーバ300からBlue−Rayプレーヤ600にハイブリッドフォント200及び変換テーブル20を配信することもできる。Blue−Rayプレーヤ600が出荷された国の言語圏に関係なく、ユーザは別の言語圏に対応したハイブリッドフォント200をダウンロードすることができる。こうすることで、Blue−Rayプレーヤ600のユーザは、どの言語圏にいても自国語(又は使いたい言語)で文字を入力することができる。
このようにハイブリッドフォント200は、組み込み型の装置のような資源の制約のある装置に極めて有効である。
〔通信する一対の携帯電話が互いにハイブリッドフォントを有する態様〕
これまでのハイブリッドフォント200の使用例では、電子文書35を送信する携帯電話A又は受信する携帯電話Aがハイブリッドフォント200を有していた。これに対し、電子文書35を送受信する一対の携帯電話A及び携帯電話Bがハイブリッドフォント200を有する場合のハイブリッドフォント200の使用例を説明する。
図15は、携帯電話A、Bのフォント利用システム500の概略構成図の一例である。図15において図3と同一部には同一の符号を付しその説明は省略する。
図15では、携帯端末Aと携帯電話Bの両方がハイブリッドフォント200及び変換テーブル20を有する。携帯電話Aが有するハイブリッドフォント200の文字セットは「日本語/中国語」の組み合わせであり、携帯電話Bが有するハイブリッドフォント200の文字セットは「中国語/日本語」の組み合わせである。
このような文字セットの組み合わせのハイブリッドフォント200を携帯電話A、Bがそれぞれ有することで、日本語と中国語の混在した電子文書35を送受信することが可能になる。この態様のフォント利用システム500の全体的な動作の手順を説明する。
(1)携帯電話Aがハイブリッドフォント200をサーバ300に要求する。
(2)携帯電話Aがハイブリッドフォント200と変換テーブル20をサーバ300から受信する。
(3)ユーザが携帯電話Aに文字を入力する。携帯電話Aはハイブリッドフォント200の外字領域を指定する数値コードと基本領域を指定する数値コードを含む電子文書35を生成する(日本語と中国語が混在している)。
(4)ユーザが数値コードの変換要求と共に電子文書35の送信操作を入力する。変換要求には、携帯電話Aが使用したハイブリッドフォント200の識別情報(以下、HBF_IDという)36、日本語の文字を特定する言語判別テーブル33を電子文書35に添付するという要求も含まれる。
(5)携帯電話Aが電子文書35に含まれる外字領域の数値コードを、変換テーブル20を利用して、基本領域の数値コードに変換する。
(6)携帯電話Aが電子文書35、言語判別テーブル33及びHBF_ID36を携帯電話Bに送信する。携帯電話Bが電子文書35、言語判別テーブル33及びHBF_ID36を受信する。
(7)携帯電話BはHBF_ID36に基づき日本語の文字が含まれると判定し、日本語を外字領域に登録し基本領域に自国語(この場合は中国語)を登録したハイブリッドフォント200をサーバに要求する。
(8)携帯電話Bがハイブリッドフォント200と変換テーブル20をサーバ300から受信する。
(9)携帯電話Bは、中国語の数値コードは変換せずに文字画像を表示し、日本語の数値コードは変換テーブル20により外字領域の数値コードに変換して文字画像を表示する。
したがって、携帯電話Aが中国語と日本語の混在した電子文書35を携帯電話Bに送信しても、互いにハイブリッドフォント200を有することで、携帯電話Bは中国語と日本語のいずれも文字化けすることなく表示することができる。
<携帯端末AとBによるハイブリッドフォントの利用>
図16は、携帯電話Aが携帯電話Bに電子文書35を送信する手順を示すフローチャート図の一例である。また、図17は、文字の入力画面の遷移例を示す図である。
・S110
フォント要求手段31は、ユーザの操作を受け付けてサーバ300にアクセスし、ハイブリッドフォント200の送信を要求する。ユーザは中国語を入力するため「日本語/中国語」の組み合わせのハイブリッドフォント200を選択する。フォント要求手段31はユーザの操作に応じて「日本語/中国語」のハイブリッドフォント200をサーバに要求する。
サーバ300は、「日本語/中国語」のハイブリッドフォント200、変換テーブル20、及び、抽出ピンインテーブル19を携帯端末Aに送信する。フォント要求手段31が受信したハイブリッドフォント200、変換テーブル20、及び、抽出ピンインテーブル19は記憶装置108に記憶される。
・S120
次に、ユーザが入力装置108からアルファベットを入力すると、文字入力手段32が漢字に変換する。ここではユーザが中国語の「にいはお(漢字)」と日本語の「こんにちは」を入力するものとする(a)〜(d)。
ユーザが電子文書35を携帯端末Bに送信する操作を行うと、「にいはお(漢字)」と「こんにちは」が送信対象の電子文書35として確定する(e)。この時の「にいはお(漢字)」の数値コードは、Unicode21の外字領域に登録された際の数値コード、「こんにちは」の数値コードは、Unicode21の基本領域の数値コード、である。文字入力手段32はピンインにより特定したハイブリッドフォント200の文字が基本領域と外字領域のどちらに属するかにより、文字毎に言語(文字セット)を識別できる。
・S130
コード変換手段34は、外字領域の数値コードをUnicode21の基本領域の数値コードに変換する(f)。コード変換手段34は、電子文書35にUnicode21の外字領域に登録された数値コードがあるか否かを文字毎に判定する。電子文書35にUnicode21の外字領域に登録された数値コードがある場合、変換テーブル20を参照して該数値コードに対応づけられた「基本領域の数値コード」を特定する。そして、「基本領域の数値コード」で電子文書35の数値コードを置き換える。
こうすることで、電子文書35の数値コードは全てUnicode21の基本領域の文字コードとなるが、携帯電話Bは、Unicode21の基本領域の文字であっても日本語の表示には対応していない。また、Unicode21の基本領域は、ある領域毎に日本語、中国語、韓国語、ベトナム語のように区分されているわけではないので、携帯電話Bは電子文書35の数値コードから中国語と日本語を判別できない。
・S140
そこで、コード変換手段34は、電子文書35の文字毎(数値コード毎)に、基本領域と外字領域のどちらに属するかに基づき、言語を区別するための言語IDを付与する。電子文書の生成時の(変換前の)数値コードのうち、Unicode21の外字領域に登録された数値コード(文字)には中国語の言語IDが、基本領域に登録された数値コード(文字)には日本語の言語IDが、それぞれ付与される。
コード変換手段34は例えば全文字に重複しないインデックス(たんなる連番でよい)を付し、インデックスに対応づけて言語IDを登録した言語判別テーブル33を生成する。なお、ユーザが1文字毎に中国と日本語を切り変えることは少ないので、1行ごと、1文毎、段落毎又は1ページ毎に、インデックスを付して言語判別テーブル33を生成してもよい。
基本領域の言語ID(この場合は日本のJ)、外字領域の言語ID(この場合は中国のC)は、ハイブリッドフォント200の文字セットの組み合わせにより明らかである。本実施形態では電子文書35に言語判別テーブル33を添付する。
・S150
また、コード変換手段34は、電子文書35にHBF_ID36を添付する。HBF_ID36は符号化方式に準ずるものなので、メールヘッダに含ませてもよい。なお、HBF_ID36はサーバにおいて、ハイブリッドフォント200間で重複しない一意の値が予め与えられているので、HBF_ID36により文字セットの組み合わせは一意に定まる。
・S160
携帯電話Aは通信装置105から電子文書(この場合は電子メール)35、HBD_ID36及び言語判別テーブル33を携帯電話Bに送信する。
・S210
携帯電話Bは電子文書35、言語判別テーブル33、HBF_ID36を受信する(g)。この時点で表示可能な文字だけ表示してもよい。
・S220
携帯電話Bは、電子文書35にHBF_ID36が付与されていることから、電子文書35の表示にハイブリッドフォント200が必要であると判定する。このため、携帯電話Bは、HBF_ID36をサーバに送信することで、文字セットが「中国語/日本語」のハイブリッドフォント200と変換テーブル20をサーバから受信する。
・S230
携帯電話Bのコード変換手段34は、言語判別テーブル33を参照して、変換の必要な文字を特定する。すなわち、電子文書35の数値コードは全てUnicode21の基本領域の数値コードになっているので、中国語の文字セットでは変換できない文字を特定する。図17の例では「J」が添付されている文字が、数値コードは基本領域でありながら中国の携帯電話Bでは変換が困難な文字である。
・S240
携帯電話Bのコード変換手段34は、変換が必要であると特定した文字について、変換テーブル20を参照して、基本領域の数値コードを外字領域の数値コードに変換する(h)。図17では「こんにちは」という日本語が外字領域の数値コードに変換される。「ひらがら」のような使用頻度の高い文字は「中国語/日本語」の文字セットの組み合わせを有するハイブリッドフォント200の外字領域に登録されている。
・S250
携帯電話Bは、変換が不要な文字について、メールヘッダの符号化方式の指定情報に基づき文字セットを特定して、それらを文字画像に変換して表示手段に表示する。なお、携帯電話200がハイブリッドフォント200を受信したことで、ハイブリッドフォント200の基本領域の符号化方式が明らかになっているので、メールヘッダの符号化方式の指定情報に基づき文字セットを特定しなくても、符号化方式は明かである。
同様に、携帯電話Bは、変換が必要であると特定された文字について、外字領域の数値コードに対応づけられた文字データを読み出し、それらを文字画像に変換して表示手段に表示する(k)。
したがって、携帯電話Aが日本語と中国語の混在した電子文書35を送信しても、携帯電話Bが日本語に対応したハイブリッドフォント200をダウンロードすることで、携帯電話Bは日本語と中国語の混在した電子文書35を文字化けすることなく表示することができる。
このような使い方は、日本語がメインの商取引において、中国の商品名を指定するような場合の発注ミスや、その逆に中国語がメインの商取引において、日本の商品名を指定するような場合の発注ミスを防止する際に有効である。なお、日本語と中国語とで文字の字体が統一されているので、日本語と中国語が混在しても文字の視認性や見栄えが低下することもない。
12 文字抽出手段
13 変換テーブル生成手段
14 ピンイン生成手段
15 字体修正手段
16 大きさ統一手段
17 ベースライン決定手段
19 抽出ピンインテーブル
20 変換テーブル
31 フォント要求手段
32 文字入力手段
33 言語判別テーブル
34 コード変換手段
35 電子文書
36 HBF_ID
100 携帯端末
110 文字変換プログラム
200 ハイブリッドフォント
300 サーバ
310 フォント生成プログラム
400 ネットワーク
500 フォント利用システム
600 Blue−Rayプレーヤ
特開2006−215654号公報

Claims (14)

  1. 基本領域に第一の文字集合を、外字領域に前記第一の文字集合とは使用される言語圏が異なる第二の文字集合を配置し、数値コードにより前記第一の文字集合の文字又は前記第二の文字集合の文字を特定する自機フォントデータが記憶されたフォントデータ記憶部と
    入力手段から入力された1つ以上の記号を、前記自機フォントデータの前記第二の文字集合の文字に変換する文字入力手段と、
    前記文字入力手段が変換した前記第二の文字集合の文字を特定する第一の数値コードが記述された電子文書を記憶する記憶手段と、
    所定のフォントデータにおける基本領域の前記第二の文字集合の文字を特定する第二の数値コードと、前記第一の数値コードを対応づける数値コード対応テーブルと、
    前記電子文書に記述されている、前記自機フォントデータの外字領域の文字を指定する前記第一の数値コードを、前記数値コード対応テーブルに対応づけられた前記第二の数値コードに変換するコード変換手段と、
    を有することを特徴とする携帯端末。
  2. 他の携帯端末から前記電子文書を受信する受信手段を有し、
    受信した前記電子文書に記述された、前記自機フォントデータの外字領域の前記第二の数値コードを、文字画像に変換して表示する、
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
  3. 前記第二の文字集合は、前記第二の文字集合の言語圏において使用頻度が上位から所定値内の文字が抽出された文字の集合である、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の携帯端末。
  4. 前記第一の文字集合の文字画像と前記第二の文字集合の文字画像は、字体、大きさ、線幅又はベースラインの1つ以上が統一されている、
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の携帯端末。
  5. 前記自機フォントデータは、外字領域に、前記第一の文字集合及び前記第二の文字集合とは使用される言語圏が異なる第三の文字集合を有し、
    前記数値コード対応テーブルは、所定のフォントデータにおける基本領域の前記第三の文字集合の文字を特定する第三の数値コードと、前記第一の数値コードを対応づける、
    ことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の携帯端末。
  6. 前記第一の文字集合が使用される言語圏は日本語圏、前記第二の文字集合が使用される言語圏は中国語圏である、ことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の携帯端末。
  7. 前記自機フォントデータの符号化方式はUnicodeである、
    ことを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の携帯端末。
  8. 前記第二の数値コードは、GB2312又はBig5の符号化方式に基づき、前記第二の文字集合の文字を特定する、ことを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載の携帯端末。
  9. 基本領域に第一の文字集合を、外字領域に前記第一の文字集合とは使用される言語圏が異なる第二の文字集合を配置し、数値コードにより前記第一の文字集合の文字又は前記第二の文字集合の文字を特定する自機フォントデータと、
    所定のフォントデータにおける基本領域の前記第二の文字集合の文字を指定する第二の数値コードと、前記自機フォントデータにおける前記第二の文字集合の文字を指定する第一の数値コードを対応づける数値コード対応テーブルと、
    を記憶したサーバ、とネットワークを介して接続された携帯端末であって、
    前記自機フォントデータを受信するフォントデータ受信手段と、
    入力手段から入力された1つ以上の記号を、前記自機フォントデータの前記第二の文字集合の文字に変換する文字入力手段と、
    前記文字入力手段が変換した前記第二の文字集合の文字を特定する前記第一の数値コードが記述された電子文書を記憶する記憶手段と、
    前記電子文書に含まれる、前記第一の数値コードを前記数値コード対応テーブルに対応づけられた前記第二の数値コードに変換するよう要求すると共に、前記電子文書を前記サーバに送信する電子文書送信手段と、を有することを特徴とする携帯端末。
  10. 第一の携帯端末から第二の携帯端末に電子文書を送信する電子文書送信システムであって、
    前記第一の携帯端末は
    基本領域に第一の文字集合を、外字領域に前記第一の文字集合とは使用される言語圏が異なる第二の文字集合を配置し、数値コードにより前記第一の文字集合の文字又は前記第二の文字集合の文字を特定する自機フォントデータが記憶されたフォントデータ記憶部と
    入力手段から入力された1つ以上の記号を、前記自機フォントデータの前記第二の文字集合の文字又は前記第一の文字集合の文字に変換する文字入力手段と、
    前記文字入力手段が変換した前記第二の文字集合の文字を特定する第一の数値コード及び前記第一の文字集合の文字を特定する第三の数値コードが記述された電子文書を記憶する記憶手段と、
    他機フォントデータにおける基本領域の前記第二の文字集合の文字を特定する第二の数値コードと、前記第一の数値コードを対応づける数値コード対応テーブルと、
    前記電子文書に記述されている、前記自機フォントデータの外字領域の文字を指定する前記第一の数値コードを、前記数値コード対応テーブルに対応づけられた前記第二の数値コードに変換するコード変換手段と、
    前記電子文書、前記電子文書の数値コードが基本領域と外字領域のどちらに属するかに基づき付与した言語ID、及び、前記自機フォントデータの識別情報、を相手先に送信する電子文書送信手段と、を有し、
    前記第二の携帯端末は、
    前記第一の携帯端末から、前記コード変換手段が前記第一の数値コードを前記第二の数値コードに変換した前記電子文書、言語ID、及び、前記自機フォントデータの識別情報、を受信する電子文書受信手段と、
    前記自機フォントデータの識別情報に基づき、前記第二の文字集合が基本領域に、前記第一の文字集合が外字領域にそれぞれ登録された前記他機フォントデータ、及び、前記第三の数値コードと前記他機フォントデータにおける外字領域の前記第一の文字集合の文字を特定する第四の数値コードとを対応づける第二の数値コード対応テーブル、を取得するフォントデータ取得手段と、
    前記電子文書に記述された数値コードのうち、前記他機フォントデータの外字領域に登録されていることを示す前記言語IDが付与されている前記第三の数値コード特定し、特定した前記第三の数値コードを前記第二の数値コード対応テーブルに対応づけられた前記第四の数値コードに変換する第二のコード変換手段と、
    を有することを特徴とする電子文書送信システム
  11. 基本領域に第一の文字集合を、外字領域に前記第一の文字集合とは使用される言語圏が異なる第二の文字集合を配置し、数値コードにより前記第一の文字集合の文字又は前記第二の文字集合の文字を特定する自機フォントデータと、
    所定のフォントデータにおける基本領域の前記第二の文字集合の文字を指定する第二の数値コードと、前記自機フォントデータにおける前記第二の文字集合の文字を指定する第一の数値コードを対応づける数値コード対応テーブルと、
    前記自機フォントデータを携帯端末に配信する配信手段と、
    前記第二の文字集合の文字を特定する前記第一の数値コードが記述された電子文書を携帯端末から受信する電子文書受信手段と、
    前記電子文書に記述されている、前記自機フォントデータの外字領域の文字を指定する前記第一の数値コードを、前記数値コード対応テーブルに対応づけられた前記第二の数値コードに変換するコード変換手段と、を有することを特徴とするサーバ。
  12. 基本領域に第一の文字集合を、外字領域に前記第一の文字集合とは使用される言語圏が異なる第二の文字集合を配置し、数値コードにより前記第一の文字集合の文字又は前記第二の文字集合の文字を特定する自機フォントデータが記憶されたフォントデータ記憶部と
    入力手段から入力された1つ以上の記号を、前記自機フォントデータの前記第二の文字集合の文字に変換する文字入力手段と、
    前記文字入力手段が変換した前記第二の文字集合の文字を特定する第一の数値コードが記述された電子文書を記憶する記憶手段と、
    所定のフォントデータにおける基本領域の前記第二の文字集合の文字を特定する第二の数値コードと、前記第一の数値コードを対応づける数値コード対応テーブルと、
    前記電子文書に記述されている、前記自機フォントデータの外字領域の文字を指定する前記第一の数値コードを、前記数値コード対応テーブルに対応づけられた前記第二の数値コードに変換するコード変換手段と、
    前記自機フォントデータの符号化方式を指定する方式指定情報を含むメタデータを生成するメタデータ生成手段と、を有し、
    前記コード変換手段が前記第一の数値コードを前記第二の数値コードに変換した電子文書、及び、前記メタデータを可搬型の記憶媒体に記憶させ、前記記憶媒体が他の装置で読み取られた場合に前記メタデータに含まれる符号化方式で前記第二の数値コードの文字を表示させる、ことを特徴とする機器。
  13. 基本領域に第一の文字集合を、外字領域に前記第一の文字集合とは使用される言語圏が異なる第二の文字集合を配置し、数値コードにより前記第一の文字集合の文字又は前記第二の文字集合の文字を特定する自機フォントデータが記憶されたフォントデータ記憶部と
    所定のフォントデータにおける基本領域の前記第二の文字集合の文字を特定する第二の数値コードと、前記自機フォントデータにおける外字領域の前記第二の文字集合の文字を特定する第一の数値コードを対応づける数値コード対応テーブルと、を有する情報処理装置の文字符号化方法であって、
    文字入力手段が、入力手段から入力された1つ以上の記号を、前記自機フォントデータの前記第二の文字集合の文字に変換するステップと、
    コード変換手段が、記憶手段に記憶された、前記文字入力手段が変換した前記第二の文字集合の文字を特定する第一の数値コードが記述された電子文書を読み出すステップと、
    前記電子文書に記述されている、前記自機フォントデータの外字領域の文字を指定する前記第一の数値コードを、前記数値コード対応テーブルに対応づけられた前記第二の数値コードに変換するステップと、を有することを特徴とする文字符号化方法。
  14. 基本領域に第一の文字集合を、外字領域に前記第一の文字集合とは使用される言語圏が異なる第二の文字集合を配置し、数値コードにより前記第一の文字集合の文字又は前記第二の文字集合の文字を特定する自機フォントデータが記憶されたフォントデータ記憶部と
    所定のフォントデータにおける基本領域の前記第二の文字集合の文字を特定する第二の数値コードと、前記自機フォントデータにおける外字領域の前記第二の文字集合の文字を特定する第一の数値コードを対応づける数値コード対応テーブルと、を有する情報処理装置のCPUに、
    入力手段から入力された1つ以上の記号を、前記自機フォントデータの前記第二の文字集合の文字に変換する文字入力ステップと、
    記憶手段に記憶された、前記文字入力ステップで変換された前記第二の文字集合の文字を特定する第一の数値コードが記述された電子文書を読み出すステップと、
    前記電子文書に記述されている、前記自機フォントデータの外字領域の文字を指定する前記第一の数値コードを、前記数値コード対応テーブルに対応づけられた前記第二の数値コードに変換するステップと、実行させるプログラム。
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