JP3320938B2 - 茶園用乗用型作業機 - Google Patents

茶園用乗用型作業機

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JP3320938B2
JP3320938B2 JP05104195A JP5104195A JP3320938B2 JP 3320938 B2 JP3320938 B2 JP 3320938B2 JP 05104195 A JP05104195 A JP 05104195A JP 5104195 A JP5104195 A JP 5104195A JP 3320938 B2 JP3320938 B2 JP 3320938B2
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鋼司 松村
勝也 加藤
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落合刃物工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、茶畝を跨いでその両側
の畝間を自走しつつ茶園の防除作業等を行う茶園用乗用
型作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】このような茶園用乗用型作業機として、
左右一対のクローラ走行装置により茶畝を跨いでその両
側の畝間を自走する腰高の乗用車体に、左右一対の薬液
タンク、及び左右の茶畝を含めた3条の茶畝に薬液を散
布できる起倒式ノズルパイプを有する防除装置を装備し
たものが、従来一般に知られている。
【0003】ここで、前記左右一対のクローラ走行装置
は、エンジンにより駆動される油圧ポンプから圧油が供
給されることで作動する油圧モータを駆動源とするもの
であり、この油圧モータの作動を制御して乗用車体の前
進、停止、後退を制御すべく、運転席の操作パネルには
ガイド孔に沿って前進位置,停止位置,後退位置の各位
置に案内される走行レバーが設けられている。
【0004】また、乗用車体に装備される防除装置の左
右一対の薬液タンクは、それぞれ300リットル程度の
容量を有する上蓋付きの合成樹脂製のものであり、薬液
の補充にあたっては、各薬液タンク毎にそれぞれ上蓋を
取り外してその上部開口から薬液を補充し、あるいは注
水するようになっている。
【0005】さらに、防除装置の起倒式ノズルパイプ
は、昇降レバーの操作により油圧シリンダを介して茶畝
に対する高さ位置が制御されると共に、左右一対の起倒
レバーの操作により一対の油圧シリンダを介して左右の
茶畝に対応した左右部分がそれぞれ個別に幅方向に起倒
されるものであり、乗用車体の後部に配置されている。
そしてこの起倒式ノズルパイプに対する薬液の圧送供給
は、3条の茶畝に対応して設けられた3個の薬液供給コ
ックを介して中央部分と左右の両側部分との3つの領域
に区分して行われるようになっている。ここで、起倒式
ノズルパイプが乗用車体の後部に配置される関係で、上
記昇降レバー、左右一対の起倒レバー、各薬液供給コッ
クは、一般には運転席の後方に配置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の茶園用乗用型作業機にあっては、走行レバーのガイ
ド孔が単なる直線状であってその中間部に停止位置が設
定されており、しかも走行レバーを停止位置にロックす
る機構も付設されていない。このため、目視確認によら
なければ走行レバーを確実に停止位置に操作することが
できず、例えば作業者が乗用車体の後方を向いて起倒式
ノズルパイプが茶畝の端部に一致するのを確認しながら
走行レバーを停止位置に操作して乗用車体を確実に停止
させることは極めて困難であった。また、上記起倒式ノ
ズルパイプを操作する昇降レバー,起倒レバー,各薬液
供給コック等が運転席の後方に配置されていることか
ら、これらの操作は一旦乗用車体を停止してから行う必
要があり、作業能率が悪いという問題があった。
【0007】一方、茶畝の畝間間隔には茶園によって1
50cm〜200cm程度のバラつきがあるが、前記従
来の茶園用乗用型作業機は左右一対のクローラ走行装置
の相互間隔が可変に構成されていないので、畝間間隔の
大きく異なる茶園では使用ができない。このため、畝間
間隔に広狭のあるあらゆる茶園に対応させるには、左右
一対のクローラ走行装置の相互間隔を異ならせた複数の
機種が必要となり、コスト高を来すという問題があっ
た。
【0008】また、従来の茶園用乗用型作業機に装備さ
れる左右一対の薬液タンクは、合計容量が600リット
ル程度であって10アール程度の茶園には1回の薬液補
充で薬液散布が可能であるが、30アールから50アー
ル程の大規模な茶園では、途中で数回の薬液補充が必要
となる。しかしこの薬液補充作業にあたり、従来の薬液
タンクでは、各上蓋を開けてその上部開口からそれぞれ
の薬液タンク内に薬液を補充し、あるいは注水しなけら
ばならず、その作業に時間と手間が掛かり、作業性が悪
いという問題があった。そればかりでなく、従来の薬液
タンクには、内部に収容した薬液が大きく移動して波浪
を起こすのを防止する仕切り壁などは技術的、コスト的
に無理なことから設けられていない。このため乗用車体
が畝間の凹凸や高低差によって前後方向に傾斜する際
や、乗用車体の発進時または停止時に、薬液タンク内の
薬液が前後方向に大きく移動して波浪を起こし、乗用車
体の前後バランスを崩して作業の安全性を脅かすという
問題もあった。
【0009】本発明は、このような事情に対処するため
に提案されたものであって、左右一対のクローラ走行装
置により茶畝を跨いでその両側の畝間を自走する乗用車
体に、多条用の起倒式ノズルパイプと薬液タンクを有す
る防除装置を装備した茶園用乗用型作業機において、防
除作業を含めた作業性の向上を図ることを目的とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する手段
として、第1には、左右一対のクローラ走行装置により
茶畝を跨いでその両側の畝間を自走する乗用車体に、多
条用の起倒式ノズルパイプと薬液タンクを有する防除装
置を装備した茶園用乗用型作業機において、上記乗用車
体の車体フレームは、伸縮レバーの操作により左右一対
のクローラ走行装置と共に幅方向に伸縮する伸縮構造
有し、該伸縮構造は、一方のクローラ走行装置に連結さ
れたメインフレームと他方のクローラ走行装置に連結さ
れたサブフレームとからなり、上記メインフレームの横
フレーム部分内に上記サブフレームの横フレーム部分が
摺動自在に嵌挿した状態で各横フレーム部分が伸縮シリ
ンダを介して連結されていると共に、上記起倒式ノズル
パイプの茶畝に対する高さ位置を制御する昇降レバー,
該起倒式ノズルパイプの端部を起倒して隣接する茶畝側
への張り出し状態を制御する起倒レバー,作業対象とな
る茶畝毎に設定されて該起倒式ノズルパイプからの薬液
散布状況を制御する各コックは、上記伸縮レバーと共に
上記横フレーム部分上の運転席近傍に配設したことを特
徴とする。第2には、上記の茶園用乗用型作業機におい
て、上記防除装置には、上下方向に延びる1本の注水パ
イプから分岐して左右の薬液タンクに連通する注水ホー
スを有する注水装置を設けたことを特徴とする。第3に
は、上記の茶園用乗用型作業機において、上記薬液タン
ク内には、波浪防止部材を設置したことを特徴とする。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】このような手段を採用した茶園用乗用型作業機
では、運転席から昇降レバー,起倒レバー,各コックを
操作することで、乗用車体をいちいち停止させることな
くその走行中にも起倒式ノズルパイプに対する各種操作
が行われる。一方、乗用車体の走行中に伸縮レバーを操
作すると、車体フレームは左右一対のクローラ走行装置
と共に幅方向に伸縮するのであり、こうして左右一対の
クローラ装置の相互間隔は、茶畝の畝間間隔に応じて調
整される。さらは、例えば貯水槽の供給ホースから注水
装置の注水パイプに注水することで、左右の薬液タンク
内には貯水槽内の水が左右の注水ホースを介して同時に
注水される。また、乗用車体が畝間の凹凸や高低差によ
って前後方向に傾斜し、あるいは発進,停止しても、薬
液タンク内の薬液は波浪防止部材により波浪が防止さ
れ、前後方向に大きく移動することがない。
【0015】また第2の発明による茶園用乗用型作業機
では、運転席から昇降レバー,起倒レバー,各コックを
操作することで、乗用車体をいちいち停止させることな
くその走行中にも起倒式ノズルパイプに対する各種操作
が行われる。一方、乗用車体の走行中に伸縮レバーを操
作すると、車体フレームは左右一対のクローラ走行装置
と共に幅方向に伸縮するのであり、こうして左右一対の
クローラ装置の相互間隔は、茶畝の畝間間隔に応じて調
整される。
【0016】さらに第3の発明による茶園用乗用型作業
機では、例えば貯水槽の供給ホースから注水装置の注水
パイプに注水することで、左右の薬液タンク内には貯水
槽内の水が左右の注水ホースを介して同時に注水され
る。
【0017】また第4の発明による茶園用乗用型作業機
では、乗用車体が畝間の凹凸や高低差によって前後方向
に傾斜し、あるいは発進,停止しても、左右の薬液タン
ク内の薬液は波浪防止部材によりそれぞれ波浪が防止さ
れ、前後方向に大きく移動することがない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図面を参照し
て具体的に説明する。一実施例の茶園用乗用型作業機
は、図1ないし図3に全体構造を示すように、乗用車体
1が正面視門型に形成された車体フレーム2の左右両脚
部に左右一対のクローラ走行装置3,3を備えること
で、茶畝を跨いでその両側の畝間を自走できる腰高のも
のであり、車体フレーム2上には全ての動力源となるエ
ンジン4、このエンジン4に直結して回転駆動されるこ
とで油圧タンク5内の作動油を加圧供給する油圧ポンプ
6、上記エンジン4にテンションクラッチ機構付きの駆
動ベルト(図示省略)を介して伝動構成される動力噴霧
機7などが搭載されている。また車体フレーム2の中央
部には運転席8が設けられ、その前方には各種の操作レ
バーを有する操作ボックス9,10が配置されると共
に、車体フレーム2の後部には門型の支柱フレーム11
が立設されている。そしてこのような乗用車体1には、
その前部に配置される注水装置12、その左右両側部に
配置される一対の薬液タンク13,13、その後部に配
置される3条用の起倒式ノズルパイプを有する噴霧装置
14などからなる防除装置が装備されている。
【0019】前記車体フレーム2は、一方のクローラ走
行装置3に前後の脚部2a,2bが連結されたメインフ
レーム2cと、他方のクローラ走行装置3に前後の脚部
2d,2eが連結されたサブフレーム2fとの組合せ構
造からなるもので、図4に示すように、メインフレーム
2cの前後の横フレーム部分2g,2gとサブフレーム
2fの前後の横フレーム部分2h,2hとは、横フレー
ム部分2g,2g内に横フレーム部分2h,2hが摺動
自在に嵌挿した状態で前後一対の伸縮シリンダ15,1
5を介して連結されている。そしてメインフレーム2c
側の横フレーム部分2g,2gには、サブフレーム2f
側の横フレーム部分2h,2hの上面に沿って張り出す
前後のカバーフレーム2i,2jがそれぞれ一体形成さ
れており、前側のカバーフレーム2iには前側の横フレ
ーム部分2hの上面を転動するガイドローラ16が付設
され、後側の横フレーム部分2hには後側のカバーフレ
ーム2jの下面を支持して転動するガイドローラ17が
付設されている。このため、車体フレーム2は、メイン
フレーム2cとサブフレーム2fとの連結部分で不用意
に屈折することがなく、十分なフレーム強度を有すると
共に、伸縮シリンダ15,15の伸縮に応じて幅方向に
スムーズに伸縮できるようになっている。なお、上記メ
インフレーム2c及びサブフレーム2fのコーナ部は、
後端部のみが略直角をなし、それ以外の部分は45度の
斜面に形成されている。
【0020】また、前記左右一対のクローラ走行装置
3,3は、油圧モータ3a,3aによりそれぞれ回転駆
動されるゴムクローラ3b,3bを有するもので、上記
各油圧モータ3a,3aは、車体フレーム2上に搭載さ
れた前記油圧ポンプ6にそれぞれ流量制御弁及び電磁遮
断弁(図示省略)を介して連通している。なお、油圧モ
ータ3a,3aに供給された作動油は、エンジン4のラ
ジエータ部分で冷却されて油圧タンク5内に戻されるよ
うになっている。
【0021】ここで、前記油圧モータ3a,3aを個別
に回転制御して左右のクローラ走行装置3,3により乗
用車体1の前進、停止、後退、旋回を制御する一対の走
行レバー18,18が前記操作ボックス9に配設されて
いる。この走行レバー18,18は、上記油圧モータ3
a,3aと油圧ポンプ6との間に介設された一対の流量
制御弁(図示省略)の開度を各操作ケーブルを介してそ
れぞれ可変制御するもので、左右対称に配置された同様
の構成のものとなっている。そこで一方の走行レバー1
8を図5により代表して説明すると、走行レバー18の
揺動支持軸19は操作ボックス9内に横架されて車体左
右方向に延びており、この揺動支持軸19には、アーム
20a及びブラケット20bを有するリンク部材20が
回動自在に嵌合している。そしてこのリンク部材20の
アーム20aの先端部には上記流量制御弁に一端部が接
続された操作ケーブル21の他端部が接続されると共
に、ブラケット20bには走行レバー18の下端部が車
体左右方向に揺動自在に連結されている。こうして揺動
支持軸19に前後,左右方向に揺動自在に支持された走
行レバー18には、これを前後,左右の中立位置に復帰
させる復帰バネ22が付設されている。
【0022】このような一対の走行レバー18,18を
乗用車体1の前進位置,停止位置,後退位置に案内すべ
く、操作ボックス9の上面の操作パネル9aには、走行
レバー18,18がそれぞれ貫通する左右一対のガイド
孔9b,9bが形成されている。ここで、上記ガイド孔
9b,9bは、全体として車体前後方向に延びる左右対
称のクランク形にそれぞれ形成され、中間の車体左右方
向に沿う短い屈折部分9c,9cに停止位置がそれぞれ
設定されている。そしてこの屈折部分9c,9cから前
方に延びる直線部分9d,9dに前進位置がそれぞれ設
定され、屈折部分9c,9cから後方に延びる直線部分
9e,9eに後退位置がそれぞれ設定されている。
【0023】また、前記走行レバー18,18をガイド
孔9b,9bの屈折部分9c,9cに設定された停止位
置にそれぞれロック可能とすべく、操作ボックス9内に
はロック機構23が配設されている。このロック機構2
3は、対角線上に一対のカム部23a,23aが形成さ
れたカム板23bと、このカム板23bに連結され、こ
れを回動操作すべく操作パネル9a上に配置されたノブ
23cと、上記カム板23bの左右両側に配置され、前
端部がそれぞれ操作パネル9aに枢支されることが後端
部が左右に開閉自在な左右一対のロックアーム23d,
23dと、両ロックアーム23d,23d間に張設され
てロックアーム23d,23dの内側辺をそれぞれ上記
カム板23bに圧接させる付勢バネ23eとを有するも
ので、上記ロックアーム23d,23dの外側辺には停
止位置にある走行レバー18,18に横方向から係合可
能な係合溝23f,23fが形成されている。そしてこ
のロック機構23は、ノブ23cを回動操作してその矢
印を操作パネル9a側の矢印に合わせると、カム板23
bのカム部23a,23aが左右横向きとなって左右の
ロックアーム23d,23dを付勢バネ23eに抗して
左右に押し開き、ロックアーム23d,23dの各係合
溝23f,23fを走行レバー18,18に係合させる
ことで、走行レバー18,18を停止位置にロックする
ようになっている。
【0024】前記ロック機構23には、その作動に連動
して前記クローラ走行装置3,3を停止させる走行停止
装置が付設されている。即ち、前記左右のロックアーム
23d,23dには、その係合溝23f,23fが停止
位置にある走行レバー18,18をロックする際に各走
行レバー18,18に係合してオンするリミットスイッ
チ24,24が付設されている。このリミットスイッチ
24,24は、前記油圧ポンプ6からクローラ走行装置
3,3の各油圧モータ3a,3aに至る油路の途中に介
設された前記電磁遮断弁を操作するものであり、リミッ
トスイッチ24,24がオンすると、上記電磁遮断弁が
油圧モータ3a,3aへの作動油の供給を遮断すること
で、クローラ走行装置3,3が停止するようになってい
る。
【0025】つぎに、乗用車体1に装備される前記防除
装置について説明すると、注水装置12は、図6にも示
すように、乗用車体1の前部中央部に起立状態で設置さ
れ、上端部に左右のロックレバー12a,12aを有す
る接続金具12bが固定された注水パイプ12cと、こ
の注水パイプ12cの下端部にT字管12dを介して接
続されたコック12e,12eを有する左右の開閉バル
ブ12f,12fと、各開閉バルブ12f,12fにそ
れぞれ一端部が接続され、他端部がそれぞれ左右の薬液
タンク13,13の前面上部に連通接続された左右の注
水ホース12g,12gとを備えている。そしてこの注
水装置12は、図7に示すように、貯水槽25に付設さ
れた開閉バルブ25a付きの供給ホース25bの先端金
具25cにロックレバー12a,12aを介して接続金
具12bを接続し、上記開閉バルブ25aを開き、かつ
左右の開閉バルブ12f,12をコック12e,12e
の操作で開くことにより、貯水槽25内の水が注水パイ
プ12c、左右の注水ホース12g,12gを介して左
右の薬液タンク13,13内に注水されるようになって
いる。
【0026】薬液タンク13,13は、それぞれ300
リットル程度の容量を有する上蓋13a,13a付きの
合成樹脂製のものであり、その下部の左右内側には前記
車体フレーム2のメインフレーム2c及びサブフレーム
2fの45度の斜面をなす各コーナ部に沿う斜面が形成
されている。そして一方の薬液タンク13は上記メイン
フレーム2cのコーナ部に配置されて固定バンド13b
によりこのメインフレーム2cに固定され、他方の薬液
タンク13は上記サブフレーム2fのコーナ部に配置さ
れて固定バンド13bによりこのサブフレーム2fに固
定されている。また、各薬液タンク13,13の前面に
は上下に延びる連通管13c,13cがそれぞれ付設さ
れて各薬液タンク13,13内の薬液量を表示するよう
になっており、薬液タンク13,13の後面下部にはド
レン13d,13dが付設されている。なお、図示省略
したが、各薬液タンク13,13の内側面の下部には吸
入パイプが接続されており、これらの吸入パイプを集合
した1本の吸引パイプ26が図3に示すストレーナ27
を介して前記動力噴霧機7の吸引側に接続されること
で、薬液タンク13,13内の薬液が動力噴霧機7に吸
引されるようになっている。
【0027】ここで前記薬液タンク13,13内には、
図8,9に示すような波浪防止部材28がそれぞれ設置
されている。この波浪防止部材28は、耐蝕性のある合
成樹脂板を円筒状に巻いて端部を適宜固定したものであ
り、薬液タンク13の上蓋13aで覆われる上部開口よ
り小さい直径に形成されることで、その上部開口から薬
液タンク13に挿入される。そして薬液タンク13内に
縦向きに挿入された例えば3個の波浪防止部材28は、
例えばボルト・ナットにより上部が相互に連結されて前
後方向に1列の3連状をなす。
【0028】一方、前記噴霧装置14は、乗用車体1の
幅寸法に略一致して左右方向に延び、中央部が車体フレ
ーム2のメインフレーム2c上に立設された前記支柱フ
レーム11に昇降シリンダ29を介して支持され、両端
部がメインフレーム2cの後部に左右一対の平行リンク
機構30,30を介して連結されることで、昇降シリン
ダ29の伸縮に応じ所定姿勢を保って昇降されるメイン
支持フレーム14aと、その両端部にそれぞれ起倒自在
に枢着され、メイン支持フレーム14aとの間に架設さ
れた起倒シリンダ31,31の伸縮に応じてそれぞれ個
別に左右方向に起倒するサブ支持フレーム14b,14
bとを有し、上記メイン支持フレーム14aには複数の
噴口を有するメインノズルパイプ14cが茶畝の上面に
沿うよう円弧状に湾曲した状態で長手方向に沿って支持
され、上記各サブ支持フレーム14b,14bには同様
に複数の噴口を有するサブノズルパイプ14d,14d
がそれぞれ左右の茶畝の上面に沿うよう円弧状に湾曲し
た状態で長手方向に沿って支持されている。なお、上記
メイン支持フレーム14aには、乗用車体1の幅方向内
側に斜めに起立した左右のサブ支持フレーム14b,1
4bに当接してこれらを倒れを規制する左右一対のスト
ッパステー14e,14eが立設されている。
【0029】ここで、前記車体フレーム2を幅方向に伸
縮する前後一対の伸縮シリンダ15,15、噴霧装置1
4を昇降する昇降シリンダ29、サブ支持フレーム14
b,14bを左右方向に起倒する左右一対の起倒シリン
ダ31,31は、それぞれ伸縮レバー32、昇降レバー
33、起倒レバー34,34の操作に応じて伸縮動作す
るように前記油圧ポンプ6に油圧回路構成されるもの
で、上記伸縮レバー32、昇降レバー33、起倒レバー
34,34は、前記操作ボックス9の隣の操作ボックス
10に集合配置されている。
【0030】また前記噴霧装置14のメインノズルパイ
プ14c及びサブノズルパイプ14d,14dは、それ
ぞれ対応するコック35a,35b,35c及びメイン
コック35dを有する開閉バルブ35を介して前記動力
噴霧機7の吐出側に管路構成されており、上記開閉バル
ブ35は運転席8近傍の例えばエンジン4上に配置され
ている。
【0031】なお、図1ないし図3において、符号7a
は前記動力噴霧機7の作動,停止を切換え制御するテン
ションクラッチレバー、符号36はエンジン4の吸気系
を構成するエアクリーナ、符号37はクローラ走行装置
3,3の外側部に添設されたガイドパイプ、符号38は
エンジン4の燃料タンク、符号39は車体フレーム2の
前部に付設された作業者の乗降用ステップ、符号40は
操作ボックス9に付設されたエンジン4のスロットルレ
バーをそれぞれ示している。
【0032】次に、以上のように構成された本実施例の
茶園用乗用型作業機につき、その作用を説明する。本実
施例の茶園用乗用型作業機は、エンジン4を始動するこ
とで油圧ポンプ6が作動し、操作ボックス9の走行レバ
ー18,18を操作パネル9aのガイド孔9bに沿って
停止位置から前進位置へ傾動操作することで左右一対の
クローラ走行装置3,3の油圧モータ3a,3aが回転
駆動されて乗用車体1が前進走行する。そしてこの乗用
車体1の前進走行中に操作ボックス10の伸縮レバー3
2を操作すると、前後一対の伸縮シリンダ15,15が
伸縮動作することで車体フレーム2のメインフレーム2
cとサブフレーム2fとがガイドローラ16,17の転
動により小さい抵抗で円滑に左右方向に接離し、これに
伴い左右のクローラ走行装置3,3の相互間隔が可変制
御される。そこで、乗用車体1を茶園の枕地から茶畝の
左右の畝間に進入させる際には、その畝間間隔に合わせ
て左右のクローラ走行装置3,3の相互間隔を調整す
る。なお、この調整作業は、乗用車体1が左右の畝間を
走行している間は必要に応じて何時でもできる。
【0033】また、本実施例の茶園用乗用型作業機は、
操作ボックス10の昇降レバー33を操作すると、昇降
シリンダ29が伸縮動作してメイン支持フレーム14a
と共に噴霧装置14の全体が所定姿勢を保って昇降し、
操作ボックス10の左右の起倒レバー34,34を操作
すると、起倒シリンダ31,31が伸縮動作して左右の
サブ支持フレーム14b,14bが個別に起倒する。そ
こで、乗用車体1を茶畝の左右の畝間に進入させたら、
昇降レバー33の操作によりメイン支持フレーム14a
を茶畝の上方所定位置に位置決めしてメインノズルパイ
プ14cを茶畝上面の円弧面に沿ってその上方に臨ませ
る。続いて左右の起倒レバー34,34の操作により左
右のサブ支持フレーム14b,14bを左右の茶畝側に
倒伏して各サブノズルパイプ14d,14dを左右の茶
畝の上面に沿ってその上方に臨ませる。この作業は運転
席8から後方を振り向いて行う必要があることから、乗
用車体1を一旦停止して行う。
【0034】ここで、乗用車体1を一旦停止するには、
操作ボックス9の走行レバー18,18を操作パネル9
aのガイド孔9b,9bに沿って前進位置から停止位置
へ傾動操作する。即ち、各走行レバー18,18をガイ
ド孔9b,9bの直線部分9d,9dに沿って後方に傾
動操作するのである。すると走行レバー18,18は、
屈折部分9c,9cにてそれ以上の傾動操作が規制され
ることで、確実に停止位置となり、左右のクローラ走行
装置3,3が停止して乗用車体1が停止する。
【0035】こうして噴霧装置14のメインノズルパイ
プ14c及び左右のサブノズルパイプ14d,14dを
左右の茶畝を含めた合計3条の茶畝の上方に臨ませた
ら、テンションクラッチレバー7aを操作して動力噴霧
機7を作動させ、開閉バルブ35のメインコック35d
及び各コック35a,35b,35cを開く。すると、
動力噴霧機7によりストレーナ27,吸引パイプ26を
介して吸引された左右の薬液タンク13,13内の薬液
が、メインノズルパイプ14c及び左右のサブノズルパ
イプ14d,14dの各噴口から噴出される。そこで、
操作ボックス9の走行レバー18,18を再び前述のよ
うに停止位置から前進位置へ傾動操作して乗用車体1を
前進走行させるのであり、この乗用車体1の前進に伴い
左右の茶畝を含めた合計3条の茶畝に対して薬液が噴霧
される。
【0036】ここで、乗用車体1の左右のクローラ走行
装置3,3が走行する畝間が直線状ではなく、湾曲した
り蛇行して曲がっている場合には、その曲がりの内側と
なるクローラ走行装置3に対応した一方の走行レバー1
8のみをガイド孔9bの直線部分9dに沿って停止側に
必要量だけ傾動操作し、曲がりの内側となるクローラ走
行装置3のみを低速とする。こうすることで1本の走行
レバー18のみを低速側に操作するという簡単な操作で
ありながら、乗用車体1を畝間の曲がりの大小に応じて
円滑かつ正確に追従走行させることができる。
【0037】このような乗用車体1の走行中、左右のク
ローラ走行装置3,3が走行する畝間に凹凸や段差があ
ると乗用車体1は前後傾斜し、これに伴い左右の薬液タ
ンク13,13内の薬液も液面が傾斜する。また、乗用
車体1が発進する際や停止する際にも、左右の薬液タン
ク13,13内の薬液は慣性力により前後方向に移動し
て液面が傾斜する。しかしこのような場合であっても、
左右の薬液タンク13,13内には、縦向きの円筒状を
なす3連の波浪防止部材28,28,28がそれぞれ設
置されているので、薬液の液面はこれらの波浪防止部材
28,28,28により細かく区分され、大きく傾斜す
ることがない。即ち、薬液タンク13,13内の薬液は
液面が大きく傾斜して波浪を起こすことがないのであ
り、乗用車体1はバランスを崩すことなく安全に走行す
ることができる。
【0038】各茶畝に対する薬液噴霧の作業の進行に伴
い、乗用車体1の噴霧装置14が茶畝の端部に達した
ら、開閉バルブ35のメインコック35dを閉めてメイ
ンノズルパイプ14c及びサブノズルパイプ14d,1
4dからの薬液の噴霧を停止し、かつ左右の起倒レバー
34,34の操作により左右のサブ支持フレーム14
b,14bを起立させる。ここで上記開閉バルブ35や
左右の起倒レバー34,34は運転席8の近傍に配置さ
れているので、乗用車体1の走行中に無理なく操作する
ことができる。
【0039】こうして乗用車体1が茶園の枕地に到達し
たら、左右の走行レバー18,18の一方のみをガイド
孔9bの直線部分9dから屈折部分9cを経て直線部分
9eに後方傾動し、これを後退位置にする。すると、左
右のクローラ走行装置3,3は一方が後退駆動され他方
が前進駆動されることで、乗用車体1は所望方向に急旋
回するのであり、枕地が狭くても簡単に旋回することが
できる。
【0040】ここで、薬液タンク13,13内の薬液の
残量が少なくなった場合には、図7に示すように、乗用
車体1を運転して茶園用乗用型作業機を貯水槽25付近
に停車させ、注水装置12を用いて貯水槽25の供給ホ
ース25bから薬液タンク13,13内に注水する。即
ち、上記供給ホース25bの先端金具25cに注水装置
12の接続金具12bをロックレバー12a,12aを
介して接続し、貯水槽25側の開閉バルブ25aを開く
と共に、注水装置12側の左右の開閉バルブ12f,1
2fをコック12e,12eの操作で開くのであり、そ
うすることで、貯水槽25内の水が注水パイプ12c、
左右の注水ホース12g,12gを介して左右の薬液タ
ンク13,13内に短時間に注水される。そして薬液タ
ンク13,13内への注水が完了したら、上記左右の開
閉バルブ12f,12fをコック12e,12eの操作
で閉じ、また上記開閉バルブ25aを閉じるのであり、
その後ロックレバー12a,12aの操作により接続金
具12bを供給ホース25bの先端金具25cから取り
外す。なお、この注水作業に先だって、薬液タンク1
3,13内には所要量の薬剤を予め投入しておく。
【0041】前記注水装置12の接続金具12bは、ト
ラックに搭載された2000リットル程度の大型薬液タ
ンクに付設された供給ホースの先端金具にも対応するも
のであり、この先端金具に接続金具12bを接続するこ
とで、上記大型薬液タンク内からポンプにより供給ホー
スを介して圧送される薬液が注水装置12を介して薬液
タンク13,13内に注入される。
【0042】ここで、薬液タンク13,13内に注水あ
るいは薬液注入する際などには、エンジン4を運転した
ままで乗用車体1は完全に停止させることが好ましく、
その場合には、走行レバー18,18を操作パネル9a
のガイド孔9bに沿って停止位置に操作した後、ノブ2
3cを略90度回動操作してその矢印を操作パネル9a
側の矢印に合わせる。すると、前述のようにロック機構
23の左右のロックアーム23d,23dの各係合溝2
3f,23fが走行レバー18,18に係合して走行レ
バー18,18を停止位置にロックすると共に、走行停
止装置のリミットスイッチ24,24がオンして電磁遮
断弁が油圧モータ3a,3aへの作動油の供給を遮断す
るのであり、クローラ走行装置3,3が確実に停止する
ことで乗用車体1は完全に停止する。
【0043】また、本実施例の茶園用乗用型作業機で
は、乗用車体1の前進走行中または後退走行中、これを
停止するには、走行レバー18,18をガイド孔9b,
9bの前進位置または後退位置から中間の停止位置に向
かって傾動操作するのであるが、上記ガイド孔9b,9
bは全体として前後方向に延びるクランク形に形成され
ており、中間の停止位置は左右方向の屈折部分9c,9
cに設定されているので、走行レバー18,18を停止
位置に傾動操作すると、上記屈折部分9c,9cにて走
行レバー18,18はそれ以上の傾動が規制されて確実
に停止位置となる。従って、作業者は乗用車体1の後方
を振り向いた状態でも走行レバー18,18を目視確認
することなく確実に停止位置に操作することができるの
であり、このような作業が頻繁に発生する防除作業には
好適である。
【0044】なお、本実施例における乗用車体1は、茶
葉摘採装置を装備する乗用型摘採機の乗用車体に適用す
ることも可能である。この場合、前述したように、走行
レバー18,18を停止位置に操作した後、ノブ23c
を略90度回動操作してその矢印を操作パネル9a側の
矢印に合わせると、走行レバー18,18が停止位置に
ロックされると共にクローラ走行装置3,3が確実に停
止して乗用車体1が完全に停止するので、エンジン4を
運転したまま乗用車体1を停止して茶袋を交換する作業
が必要となる乗用型摘採機には非常に有効である。
【0045】また、本実施例における左右一対のクロー
ラ走行装置3,3は、金属製のキャタピラを有する左右
一対のキャタピラ走行装置に変更することも可能であ
り、この場合、左右のキャタピラ走行装置は、エンジン
4から適宜のミッション装置を介して駆動するようにし
てもよい。
【0046】さらに、エンジン4により駆動される発電
機およびこれに回路構成されるバッテリなどを乗用車体
1に搭載してもよく、この場合には、前記伸縮シリンダ
15,15、昇降シリンダ29、起倒シリンダ31は、
電動式ねじシリンダとすることもできる。
【0047】また、前記波浪防止部材28は、円形パイ
プや角形パイプを所定長さに切断したものや、適宜の可
撓性部材により所定厚みを有する格子断面あるいはハニ
カム断面に形成されたものとしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、運転席か
ら昇降レバー,起倒レバー,各コックを操作すること
で、乗用車体をいちいち停止させることなくその走行中
にも起倒式ノズルパイプに対する各種操作が行われ、乗
用車体の走行中に伸縮レバーを操作すると、車体フレー
ムが左右一対のクローラ走行装置と共に幅方向に伸縮し
て左右一対のクローラ装置の相互間隔が調整されるので
あり、起倒式ノズルパイプに対する各種操作の作業能率
を向上できると共に、畝間間隔の広狭に拘らずいかなる
茶園でも使用することができる。さらには、例えば貯水
槽の供給ホースから注水装置の注水パイプに注水するこ
とで、左右の薬液タンク内には貯水槽内の水が左右の注
水ホースを介して同時に短時間に注水されるのであり、
左右の薬液タンクへの薬液補充の作業能率を向上するこ
とができる。また、乗用車体が畝間の凹凸や高低差によ
って前後方向に傾斜し、あるいは発進,停止しても、薬
液タンク内の薬液は波浪防止部材により波浪が防止さ
れ、前後方向に大きく移動することがないから、乗用車
体の前後バランスを保って作業の安全性を確保すること
ができる。
【0049】したがって、本発明は、左右一対のクロー
ラ走行装置により茶畝を跨いでその両側の畝間を自走す
る乗用車体に、多条用の起倒式ノズルパイプと薬液タン
クを有する防除装置を装備した茶園用乗用型作業機にお
いて、防除作業を含めた作業性の向上を図ることができ
る。
【0050】
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による茶園用乗用型作業機の全
体構造を示す説明図である。
【図2】一実施例の全体構造を示す側面図である。
【図3】一実施例の全体構造を示す背面図である。
【図4】一実施例における車体フレームの伸縮構造を示
す車体フレーム部分の正面図である。
【図5】一実施例における走行レバー付近の構造を示す
斜視図である。
【図6】一実施例における注水装置部分の正面図であ
る。
【図7】一実施例における注水装置の使用状況を貯水槽
と共に示す茶園用乗用型作業機の側面図である。
【図8】一実施例における波浪防止部材の単体斜視図で
ある。
【図9】一実施例における波浪防止部材を設置した薬液
タンクの斜視図である。
【符号の説明】
1 乗用車体 2 車体フレーム 2a,2b,2d,2e 脚部 2c メインフレーム 2f サブフレーム 2g,2h 横フレーム部分 2i,2j カバーフレーム 3 クローラ走行装置 3a 油圧モータ 3b ゴムクローラ 4 エンジン 5 油圧タンク 6 油圧ポンプ 7 動力噴霧機 7a テンションクラッチレバー 8 運転席 9 操作ボックス 9a 操作パネル 9b ガイド孔 9c 屈折部分 9d,9e 直線部分 10 操作ボックス 11 支柱フレーム 12 注水装置 12a ロックレバー 12b 接続金具 12c 注水パイプ 12d T字管 12e コック 12f 開閉バルブ 12g 注水ホース 13 薬液タンク 13a 上蓋 13b 固定バンド 13c 連通管 13d ドレン 14 噴霧装置 14a メイン支持フレーム 14b サブ支持フレーム 14c メインノズルパイプ 14d サブノズルパイプ 14e ストッパステー 15 伸縮シリンダ 16,17 ガイドローラ 18 走行レバー 19 揺動支持軸 20 リンク部材 20a アーム 20b ブラケット 21 操作ケーブル 22 復帰バネ 23 ロック機構 23a カム部 23b カム板 23c ノブ 23d ロックアーム 23e 付勢バネ 23f 係合溝 24 リミットスイッチ 25 貯水槽 25a 開閉バルブ 25b 供給ホース 25c 先端金具 26 吸引パイプ 27 ストレーナ 28 波浪防止部材 29 昇降シリンダ 30 平行リンク機構 31 起倒シリンダ 32 伸縮レバー 33 昇降レバー 34 起倒レバー 35 開閉バルブ 35a,35b,35c コック 35d メインコック 36 エアクリーナ 37 ガイドパイプ 38 燃料タンク 39 ステップ 40 スロットルレバー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−85079(JP,A) 特開 平6−253651(JP,A) 特開 平1−301227(JP,A) 特開 平5−139169(JP,A) 特開 昭61−89824(JP,A) 実開 昭64−37569(JP,U) 実開 平2−55576(JP,U) 実開 平3−67502(JP,U) 実開 平3−24656(JP,U) 実開 平3−129012(JP,U) 実開 平5−9223(JP,U) 実開 昭60−133741(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01M 7/00 A01D 46/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のクローラ走行装置により茶畝
    を跨いでその両側の畝間を自走する乗用車体に、多条用
    の起倒式ノズルパイプと薬液タンクを有する防除装置を
    装備した茶園用乗用型作業機において、 上記乗用車体の車体フレームは、伸縮レバーの操作によ
    り左右一対のクローラ走行装置と共に幅方向に伸縮する
    伸縮構造を有し、該伸縮構造は、一方のクローラ走行装
    置に連結されたメインフレームと他方のクローラ走行装
    置に連結されたサブフレームとからなり、上記メインフ
    レームの横フレーム部分内に上記サブフレームの横フレ
    ーム部分が摺動自在に嵌挿した状態で各横フレーム部分
    が伸縮シリンダを介して連結されていると共に、 上記起倒式ノズルパイプの茶畝に対する高さ位置を制御
    する昇降レバー,該起倒式ノズルパイプの端部を起倒し
    て隣接する茶畝側への張り出し状態を制御する起倒レバ
    ー,作業対象となる茶畝毎に設定されて該起倒式ノズル
    パイプからの薬液散布状況を制御する各コックは、上記
    伸縮レバーと共に上記横フレーム部分上の運転席近傍に
    配設したことを特徴とする茶園用乗用型作業機。
  2. 【請求項2】 上記防除装置には、上下方向に延びる1
    本の注水パイプから分岐して左右の薬液タンクに連通す
    る注水ホースを有する注水装置を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の茶園用乗用型作業機。
  3. 【請求項3】 上記薬液タンク内には、波浪防止部材を
    設置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の茶園
    用乗用型作業機。
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