JP2000139321A - レール走行式防除機並びに防除方法 - Google Patents

レール走行式防除機並びに防除方法

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JP2000139321A
JP2000139321A JP10326835A JP32683598A JP2000139321A JP 2000139321 A JP2000139321 A JP 2000139321A JP 10326835 A JP10326835 A JP 10326835A JP 32683598 A JP32683598 A JP 32683598A JP 2000139321 A JP2000139321 A JP 2000139321A
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Kaoru Iwakura
薫 岩倉
Masami Hattori
雅己 服部
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Kawasaki Giken KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 茶樹内部にまで薬液等を散布することで防除
効率を高め、農薬費用を低減し、更に病害虫に対する農
薬の感受性の低下や周辺環境の汚染を低減することので
きる、新規なレール走行式防除機並びにこれを用いた防
除方法を提供する。 【解決手段】 茶畝Aの両側脇に敷設されるレール4上
に跨がって自走する作業台車2と、この作業台車2に搭
載される散布装置3とを具備して防除作業を自動で行う
装置において、前記散布装置3に具備するノズル30
は、茶樹A上方から、茶樹A内部の深層部に至る範囲で
昇降自在としたことを特徴として成り、レール走行を前
提としながらも、茶樹A内部深層部にまで薬液L等を散
布することができるため、防除効率を高め、農薬費用を
低減し、更に病害虫に対する農薬の感受性の低下や周辺
環境の汚染を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は茶畝の両側脇に敷設
されるレール上に跨がって害虫等の防除作業を自動で行
う防除機に関するものであって、特に茶樹内部にまで薬
液を散布することのできる防除方法並びにレール走行式
防除機に係るものである。
【0002】
【発明の背景】従来、茶園における病害虫防除等のため
の農薬等の散布にあたっては、茶樹の樹叢内に噴霧口を
臨ませる突っ込み噴口式あるいは茶畝上面から薬液を噴
霧するアーチ型噴口式の防除機が用いられている。この
うち前者の突っ込み噴口式防除機は可搬式の装置であっ
て、ノズルを茶樹内部に臨ませて茶樹全域にわたって薬
液の散布を行うことができるものの、作業者に与える労
力負担が大きい。
【0003】一方、後者のアーチ型噴口式防除機は、レ
ール走行式茶園管理装置の作業台車に対してアーチ型フ
レームを具え、このフレームにノズルを具備することで
自動散布が可能なものであるが、レール走行を前提とし
ているため図6に示すように茶樹Aの側方あるいは茶樹
Aの上方に望むようにしてノズル30′を具えている。
そしてこれらのノズル30′から茶樹Aに向けて薬液L
を散布するものであるため、茶樹A内部にまで薬液Lが
及ばず、防除効率は充分であるとは言えなかった。この
ため防除効率を高めるために、薬液Lの過剰散布が行わ
れがちであり、農薬費用の増大を招くばかりでなく、病
害虫に対する農薬の感受性の低下を引き起こしたり、周
辺環境の汚染を招いてしまうこともあった。
【0004】
【開発を試みた技術的課題】本発明はこのような背景を
認識してなされたものであって、茶樹内部にまで薬液等
を散布することで防除効率を高め、農薬費用を低減し、
更に病害虫に対する農薬の感受性の低下や周辺環境の汚
染を低減することのできる、新規なレール走行式防除機
並びに防除方法の開発を試みたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
レール走行式防除機は、茶畝の両側脇に敷設されるレー
ル上に跨がって自走する作業台車と、この作業台車に搭
載される散布装置とを具備して防除作業を自動で行う装
置において、前記散布装置に具備するノズルは、茶樹上
方から、茶樹内部の深層部に至る範囲で昇降自在とした
ことを特徴として成るものである。この発明によれば、
レール走行を前提としながらも、茶樹内部深層部にまで
薬液等を散布することができるため、防除効率を高め、
農薬費用を低減し、更に病害虫に対する農薬の感受性の
低下や周辺環境の汚染を低減することができる。
【0006】また請求項2記載のレール走行式防除機
は、前記要件に加え、前記ノズルは、作業台車の後部を
支点として回動自在に具えられた回動杆の回動端側に具
えたことを特徴として成るものである。この発明によれ
ば、簡易な構造によってノズルを昇降自在とすることが
でき、コスト上昇を招かない。
【0007】更にまた請求項3記載のレール走行式防除
機は、前記請求項2記載の要件に加え、前記ノズルの昇
降動作はクランク機構によって行うものであり、前記回
動杆の回動端側にチェーンの一端を固定するとともに、
このチェーンの他端をクランクピンに固定したことを特
徴として成るものである。この発明によれば、ノズルの
昇降範囲及び昇降周期を一定に保つことができ、薬液の
散布を均等に行うことができる。
【0008】更にまた請求項4記載のレール走行式防除
機は、前記請求項3記載の要件に加え、前記クランク機
構にはクランク軸を中心として回転する支持輪を具え、
この支持輪の一定範囲の弧の部分に検知片を具えるとと
もに、この検知片を検知するためのセンサを、検知片の
軌跡上に臨ませて具えたことを特徴として成るものであ
る。この発明によれば、検知片の位置によって、ノズル
の位置を機械的に検知することができるため、作業台車
の移動を適切に行うことができ、茶樹内部にノズルが位
置したまま作業台車の移動を行ってノズルの破損を招い
てしまうようなことがない。
【0009】また請求項5記載の防除方法は、茶畝の両
側脇に敷設されるレール上に跨がって自走する作業台車
と、この作業台車に搭載される散布装置とを具備したレ
ール走行式防除機を用いて薬液等の散布を行う防除作業
において、前記散布装置による散布状態においては作業
台車を停止するとともに、ノズルを茶樹表面近傍から茶
樹内部の深層部に至る範囲に位置させ、一方、作業台車
の移動状態においてはノズルを茶樹上方に位置させると
ともに散布を停止することを特徴として成るものであ
る。この発明によれば、茶樹内部の深層部にまで薬液等
を散布することで防除効率を高め、農薬費用を低減し、
更に病害虫に対する農薬の感受性の低下や周辺環境の汚
染を低減することができ、またノズルの破損を招いてし
まうようなことがない。また移動状態においては薬液の
散布を防止するため余剰散布することがなく、薬液を浪
費しない。そしてこれら各請求項記載の発明の構成を手
段として前記課題の解決が図られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施の形態に
基づき説明する。レール走行式防除機1は、作業台車2
に対して散布装置3を搭載して成るものであり、既存の
レール走行式の茶園管理機器と同様に、圃場Hにおける
茶樹(茶畝)Aの両脇に敷設したレール4上を、茶樹A
を跨ぐようにして走行しながら農薬等の薬液Lを散布す
る装置である。なお図5においては圃場Hの右側をレー
ル4の終端側とし、左側を始端側とする。また図5中、
圃場Hの左側をいわゆる枕地Gとしており、ここにガイ
ドレール5が茶樹Aに対して直角方向に敷設され、この
ガイドレール5上を横移動架台6が走行するようにして
いる。なお本実施の形態においてはこの横移動架台6の
上部に設けられる軌条も、前記レール4の延長部分とし
て実質的にレール4の役割を果たすため、レール4の概
念に含めるものとする。また前記レール4の端部にはス
トッパ7が設けられており、このものによってレール走
行式防除機1の走行範囲を規制する。
【0011】以下本発明のレール走行式防除機1の構成
について詳細に説明する。まず適宜鋼材等を接続して成
るレール走行式防除機1のフレーム部材について説明す
ると、二本の鋼材を数cm離して平行に配した主杆10
に対してその下端部に走行輪杆11を接続するととも
に、前記主杆10と走行輪杆11とに補強杆12を接続
する。また前記主杆10の上部には水平杆13を接続
し、この水平杆13の他端部に垂直に補助輪杆14を接
続することで前記作業台車2の走行系のフレーム部材が
形成される。一方、前記散布装置3のフレーム部材は、
前記補強杆12の水平部分の後端部を軸16として回動
自在に具えた平面コの字型の回動杆15の回動端側に対
して、前記水平杆13と平行にノズル杆17を接続する
ことで形成する。
【0012】次に前記作業台車2の構成について説明す
ると、この作業台車2の走行系は、前記走行輪杆11の
前後にプーリー型の前輪20及び後輪21を具え、更に
前記補助輪杆14の下部にプーリー型の補助輪22を具
えて成る。前記前輪20及び補助輪22は従動輪であ
り、一方、前記後輪21は適宜のギヤボックスを介在さ
せたモータMwを駆動源とする駆動輪である。
【0013】また前記走行輪杆11の前端部及び後端部
にはそれぞれ、スプリング等で出没自在に付勢されたス
イッチ23及びスイッチ24が設けられるものであり、
これらスイッチ23及びスイッチ24は、前記レール4
の端部に具えたストッパ7に当接するように配設され
る。
【0014】また前記水平杆13にはほぼ中央部分にセ
ンサ杆25を設けるとともに、このセンサ杆25の先端
に茶樹センサ26を具える。この茶樹センサ26は、本
出願人による特許出願(特開平10−229702号
「緩停止構造を具えたレール走行式茶園管理装置」)に
開示されたものであって、一例として反射型の超音波セ
ンサ、近赤外線センサ等を適用したものである。そして
この茶樹センサ26の検出方向と、茶樹A上面との交差
角度を一例として13°程度に設定する。なお上述の茶
樹センサ26については、茶樹Aの終端部を事前に検知
し、茶樹Aの終端部付近での作業台車2の進行速度を減
ずることを目的としたものであるため、本出願人による
特許出願(特開平10−80223号「緩停止構造を具
えたレール走行式茶園管理装置」)に開示された構成と
することもできる。具体的には図示は省略するが、作業
台車2の走行輪杆11の前方側及び後方側に超音波セン
サを具えて、前後のレール端(ストッパ7等)を検知す
るような構成とすることも可能である。
【0015】また前記水平杆13には、主杆10寄りの
部分に発電機27を搭載するものであり、この発電機2
7から各種機器へ電力が供給される。更に前記補強杆1
2の水平部分には制御盤28が搭載され、このものがレ
ール走行式防除機1に具えた各種の受動素子から送られ
てくる情報をもとに、レール走行式防除機1に具えた能
動素子及び機器全体の制御を行う。
【0016】次に前記散布装置3について説明する。こ
のものは、前記ノズル杆17に対して、適宜の間隔でノ
ズル30(本実施の形態では一例として六基)を配設す
るとともに、個々のノズル30に対しては、ポンプ及び
薬液タンクに接続され適宜のバルブを具えたホース31
を、適宜分岐させて接続する。これらポンプ及び薬液タ
ンクについては、レール走行式防除機1に搭載する場合
と、別途用意した車両等に積載する場合とがあるが本実
施の形態では、図示は省略するが後者の形態とする。
【0017】次に前記散布装置3における薬液Lの散布
部位であるノズル30の上下位置を変動させるための昇
降機構について説明する。このものは図3に示すように
前記主杆10における前方側の垂直杆に対して挿通した
スリーブ32に取り付けたクランク杆33に対してクラ
ンク機構34を具えて成る。このクランク機構34は、
モータMcの出力軸に取り付けられた適宜の減速機構の
出力軸であるクランク軸35に対して、直径部分を短絡
した円環状の支持輪36を取り付け、この支持輪36の
直径部分にクランクアーム37を一体的に具え、更にこ
のクランクアーム37の先端部分にクランクピン38を
具えて成る。
【0018】そして前記クランクピン38にはチェーン
39が接続されるとともに、このチェーン39の他端は
前記回動杆15の回動端付近に接続される。このような
構成とすることで、クランク軸35の回転に伴うクラン
クピン38の軌跡に対応して前記チェーン39が上下
し、回動杆15は軸16を中心として回動する。本実施
の形態では、前記回動杆15の先端部の上下ストローク
を、30〜50cmとなるように設定した。また前記回
動杆15と水平杆13との間には緩衝用のスプリング4
0が取り付けられる。
【0019】更に前記支持輪36には検知片41を具え
るものであり、この検知片41は、支持輪36の一定範
囲の弧の部分の外側に、大経の円弧状に形成される。一
方、この検知片41を検知する部材としては一例として
リミットスイッチ42を用いるものであり、ローラレバ
ー43が前記検知片41の軌跡上に臨んで位置するよう
にして、前記クランク杆33に対して具えられる。因み
に前記検知片41の検知手段としては前記リミットスイ
ッチ42等の接触式センサの他、磁気センサ、近赤外線
センサ等の適宜の非接触センサ等を用いることもでき
る。
【0020】本発明のレール走行式防除機1は上述のよ
うに構成されるものであって、以下このものを用いた防
除方法について説明する。
【0021】〔初期状態のセッティング〕まず、圃場H
に搬入したレール走行式防除機1を横移動架台6に載置
し、初期状態にセッティングする。ここでいう初期状態
とは、図4(a)に示すように、クランク機構34にお
けるクランクピン38が上死点に位置し、回動杆15が
回動上限に位置した状態を意味するものである。この初
期状態でノズル30は、茶樹Aの上方に、ある程度の空
間を空けて位置することになる。またリミットスイッチ
42のローラレバー43が検知片41に接触したオン
(ON)状態となっている。
【0022】〔前進動作〕次いで前記初期状態を維持し
たままモータMwを起動して、レール走行式防除機1を
横移動架台6から圃場H内に向けて出発させ、レール4
の終端側(図5中右側)に高速で進行させる。やがてレ
ール走行式防除機1がレール4の終端付近に到達する
と、茶樹Aの終端を茶樹センサ26が検知し、作業台車
2の走行速度を衝突時の衝撃がないように減速する。
【0023】〔クランク機構作動〕そして作業台車2の
前端部に位置するスイッチ23が、ストッパ7に当接し
た時点で、モータMwの回転を逆転してレール走行式防
除機1をレール4の始端側(図5中左側)に向けて低速
で後退させるとともに、モータMcを起動してクランク
機構34を作動させる。
【0024】〔噴霧動作〕やがて図4(b)に示すよう
に支持輪36の回転に伴って検知片41が移動して、リ
ミットスイッチ42が、ローラレバー43が検知片41
から離れたオフ(OFF)状態となった時点でモータM
wを停止して作業台車2の後退を停止するとともに、ノ
ズル30からの薬液Lの噴霧を開始する。
【0025】このときクランク軸35の回転に伴うクラ
ンクピン38の軌跡に対応して前記チェーン39が上下
し、回動杆15は軸16を中心として回動するため、ノ
ズル30は図4(b)に示す茶樹Aの表面近傍から下降
を開始し、図4(c)に示す30〜50cmの深さの位
置(深層部)を下死点として、再びここから上昇し、図
4(d)に示す茶樹Aの表面近傍に戻る。
【0026】〔後退〕このときクランク軸35の回転に
伴い、検知片41が再びローラレバー43に接触するこ
とでリミットスイッチ42はオン状態となるものであ
り、この時点でモータMwを起動して作業台車2の後退
を開始するとともに、ノズル30からの薬液Lの噴霧を
停止する。なお本実施の形態ではリミットスイッチ42
がオフ状態になってから再びオン状態となるまでの時
間、つまり作業台車2が停止状態にあり、且つノズル3
0からの薬液Lの噴霧の行われている時間を4秒程度と
なるように設定した。
【0027】〔噴霧動作〕やがて支持輪36の回転に伴
って検知片41が移動してローラレバー43が検知片4
1から離れると、リミットスイッチ42はオフ状態とな
り、この時点でモータMwを停止して作業台車2の後退
を停止するとともに、ノズル30からの薬液Lの噴霧を
開始する。なお本実施の形態ではリミットスイッチ42
がオン状態になってから再びオフ状態となるまでの時
間、つまり作業台車2が後退状態にあり、且つノズル3
0からの薬液Lの噴霧の行われていない時間を2秒程度
となるように設定した。
【0028】〔茶樹の移動〕以降上述のようにして噴
霧、後退を繰り返し、レール走行式防除機1がレール4
の始端側に戻ってきたときには、作業台車2後端側のス
イッチ24が横移動架台6にけるストッパ7に当接し、
モータMwは停止される。次いで横移動架台6を、隣の
茶樹Aに向けてガイドレール5上を移動させ、再び初期
状態のセッティングを行い、以降、噴霧、後退を繰り返
すものである。
【0029】上記の説明における防除作業の形態は、レ
ール走行式防除機1を茶樹Aの終端に位置させ、ここか
ら後退しながら行うものであったが、もちろん茶樹Aの
始端側から前進しながら行うこともできる。
【0030】
【他の実施の形態】上述した基本的な実施の形態では、
散布装置3に具備するノズル30を茶樹A上方から茶樹
A内部の深層部に至る範囲で昇降自在とする構成として
クランク機構34を採用したが、要はレール走行式防除
機1の走行状態あるいは散布状態に応じてノズル30を
昇降することができればよいので以下に示すような構成
とすることもできる。つまり一例としてシリンダを用
い、このシリンダのロッドを回動杆15等に接続し、ロ
ッドの伸縮を制御盤28によって適宜操作することで、
ノズル30の茶樹Aに対する位置を変動させるような構
成を採ることが可能である。このような手段を採った場
合、別途制御盤28のプログラミング変更を要するもの
の、既存のレール走行式防除機1に対してノズル30の
位置の変更、シリンダストロークの変更等を施すだけ
で、本発明の防除方法を実施することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、茶樹の内部にまで薬液
Lを噴霧することで防除効率を高め、農薬費用を低減
し、更に病害虫に対する農薬の感受性の低下や周辺環境
の汚染を低減することのできる、新規なレール走行式防
除機1並びに防除方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレール走行式防除機の使用状態を示す
斜視図である。
【図2】同上正面図である。
【図3】クランク機構を示す斜視図である。
【図4】本発明のレール走行式防除機の使用状態を特に
クランク機構の状態に注目して段階的に示す骨格的側面
図である。
【図5】圃場の様子を骨格的に示す平面図である。
【図6】従来のアーチ型噴口式防除機による防除作業の
様子を示す正面図である。
【符号の説明】
1 レール走行式防除機 2 作業台車 3 散布装置 4 レール 5 ガイドレール 6 横移動架台 7 ストッパ 10 主杆 11 走行輪杆 12 補強杆 13 水平杆 14 補助輪杆 15 回動杆 16 軸 17 ノズル杆 20 前輪 21 後輪 22 補助輪 23 スイッチ 24 スイッチ 25 センサ杆 26 茶樹センサ 27 発電機 28 制御盤 30 ノズル 31 ホース 32 スリーブ 33 クランク杆 34 クランク機構 35 クランク軸 36 支持輪 37 クランクアーム 38 クランクピン 39 チェーン 40 スプリング 41 検知片 42 リミットスイッチ 43 ローラレバー A 茶樹 G 枕地 H 圃場 L 薬液 Mc モータ Mw モータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶畝の両側脇に敷設されるレール上に跨
    がって自走する作業台車と、この作業台車に搭載される
    散布装置とを具備して防除作業を自動で行う装置におい
    て、前記散布装置に具備するノズルは、茶樹上方から、
    茶樹内部の深層部に至る範囲で昇降自在としたことを特
    徴とするレール走行式防除機。
  2. 【請求項2】 前記ノズルは、作業台車の後部を支点と
    して回動自在に具えられた回動杆の回動端側に具えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のレール走行式防除機。
  3. 【請求項3】 前記ノズルの昇降動作はクランク機構に
    よって行うものであり、前記回動杆の回動端側にチェー
    ンの一端を固定するとともに、このチェーンの他端をク
    ランクピンに固定したことを特徴とする請求項2記載の
    レール走行式防除機。
  4. 【請求項4】 前記クランク機構にはクランク軸を中心
    として回転する支持輪を具え、この支持輪の一定範囲の
    弧の部分に検知片を具えるとともに、この検知片を検知
    するためのセンサを、検知片の軌跡上に臨ませて具えた
    ことを特徴とする請求項3記載のレール走行式防除機。
  5. 【請求項5】 茶畝の両側脇に敷設されるレール上に跨
    がって自走する作業台車と、この作業台車に搭載される
    散布装置とを具備したレール走行式防除機を用いて薬液
    等の散布を行う防除作業において、前記散布装置による
    散布状態においては作業台車を停止するとともに、ノズ
    ルを茶樹表面近傍から茶樹内部の深層部に至る範囲に位
    置させ、一方、作業台車の移動状態においてはノズルを
    茶樹上方に位置させるとともに散布を停止することを特
    徴とする防除方法。
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