JP3426355B2 - 自走式防除機 - Google Patents

自走式防除機

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JP3426355B2 JP17387194A JP17387194A JP3426355B2 JP 3426355 B2 JP3426355 B2 JP 3426355B2 JP 17387194 A JP17387194 A JP 17387194A JP 17387194 A JP17387194 A JP 17387194A JP 3426355 B2 JP3426355 B2 JP 3426355B2
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広志 斉藤
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、畝を構成する樹を跨い
で畝間を往復移動しながら防除作業を行う自走式防除機
の構成に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から畝間を走行して、両側の作物を
防除したり、畝を跨いで一つの畝の上方より下方に向か
って防除を行う自走式防除機は、公知となっている。こ
れら自走式防除機の走行駆動装置として、エンジンまた
は電動モーターが搭載され、散布ホースの繰出、巻取を
行うホース巻取装置を搭載していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の散布方
法では、畝を構成する樹の外周部の、葉の表裏への薬剤
の付着程度で畝内部の樹部への薬剤散布はできず、表面
部のみ散布されていたのである。よって、人力により畝
中へノズルを差し込み、散布する方法もあるが、それで
は薬剤散布にムラが生じ、作業効率も悪いという問題が
あった。 【0004】 【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するための手段として、本発明は、次のように構成した
ものである。畝Uを構成する樹を跨いで走行する高架型
自走式防除機において、機体フレーム上に噴霧部Nを昇
降する手段と、走行駆動手段と、一定走行距離を検知す
る手段と、昇降駆動手段と走行駆動手段と検知手段とを
接続した制御回路を設け、一定距離毎に走行を停止し
て、畝Uを構成する樹の内部中に、上下方向に昇降可能
に支持された噴霧部Nの噴口を挿入して防除を行い、噴
霧部Nが往復して元の位置に戻ると、噴霧作業を停止し
再び走行するように構成したものである。 【0005】 【作用】このように構成したことによって、一定距離走
行すると、走行を停止して、噴霧部が下降して、噴口を
畝を構成する樹上の作物内に挿入して防除を行い、噴霧
が上昇されて、噴霧を停止して再び走行されて、以上が
繰り返されて、畝内部の樹に付着する病害虫に対して有
効な防除を自動的に行う。 【0006】 【実施例】次に、実施例を説明する。図1は、自走式防
除機の全体側面図、図2は、同じく正面図、図3は、本
発明のノズルの昇降機構を示す側面図、図4は同じく平
面図、図5は、ノズルの昇降機構の第二の実施例の側面
図、図6は、同じく第三の実施例の側面図、図7は、自
走式防除機が間欠走行を行うための、制御ブロック図、
図8、図9は、他の実施例を示す図である。 【0007】図1及び図2において、自走式防除機の全
体構成について説明する。自走式防除機Aは機体フレー
ム1の中央部上に、ホース巻取装置2が搭載され、該ホ
ース巻取装置2の後側の一側面側には駆動モーターMが
搭載されている。前記ホース巻取装置2は、駆動モータ
ーMから図示しないクラッチを介して駆動されて、散布
ホース7が繰出・巻取できるように構成され、該散布ホ
ース7の後端は動力噴霧機に連通されている。 【0008】前記機体フレーム1の前両側面部には従動
輪支持フレーム13・13が下方に延設され、後両側面
部には駆動輪支持フレーム14・14が下方に延設され
ている。前記駆動輪支持フレーム14・14の下端部に
は駆動輪11・11が配設され、前記従動輪支持フレー
ム13・13の下端部には従動輪12・12が配設され
ている。また、この自走式防除機Aは車高の高い走行車
両とし、図2に示す如く、畝Uを跨いで、駆動輪11・
11と従動輪12・12が畝間を走行可能に構成されて
いる。 【0009】そして、前記自走式防除機Aは、走行駆動
手段として正逆転可能な駆動モーターMからの動力が、
モーター軸Maに固設されたスプロケット3から、チェ
ーン4を介して、前記駆動輪11・11の車軸11aに
固設された、スプロケット11bに伝達され、駆動輪1
1・11に伝えられることにより、前進及び後進走行可
能に構成されている。 【0010】また、前記機体フレーム1の前側には、噴
霧部Nが配設されており、該噴霧部Nは、支持体6より
下方に垂設された噴口支持フレーム8下部に噴口5・5
・・・が設けられ、該噴霧部Nは、後述する噴霧部昇降
駆動手段により、上下方向に昇降可能に支持されてい
る。 【0011】次に本発明の噴霧部Nの昇降機構につい
て、図3及び図4を用いて説明する。第一の実施例で
は、機体フレーム1の前略中央部に平面視凹形状のガイ
ド27・27が凹部を向き合って立設され、該ガイド2
7・27の凹部内側にラック23を付設した支柱21が
上下方向に摺動するように嵌合され、該支柱21の前側
に噴霧部Nが付設されており、該支柱21の前面に噴霧
部支持体21aを突設して、取付金具22・22と係止
ピン22a及び22bによって支持体6を挟持してい
る。また、該ラック23は、図示しないバッテリーを電
源とする昇降駆動手段となるモーター24のモーター軸
24aに固設されたピニオン25と噛合されており、該
モーター24を、正逆転させることにより、前記支持体
6を上下移動させることができる。 【0012】また、第二の実施例を図5に示す。この実
施例では、機体フレーム1の前方にフレーム31・31
が立設され、該フレーム31・31の上部に枢支軸32
が枢支され、該枢支軸32上にスプロケット32aが固
設され、一方、フレーム31下部にバッテリー28を電
源とする昇降駆動手段となるモーター29のモーター軸
29aが軸止され、該モーター軸29a上にスプロケッ
ト30が固設されている。該スプロケット30と前記ス
プロケット32aとの間にチェーン53が巻回され、該
チェーン53の中途部に、支持体33が固設されてお
り、該支持体33は前記フレーム31と平行に上下方向
に設けたガイド34と嵌合され、前記チェーン53を回
動したときに振れたりしないように正確に昇降するよう
に構成している。そして、支持体33中途部より前方に
噴霧部支持体21aが突設され、該噴霧部支持体21a
に前記同様に支持体6が支持されている。 【0013】更に、第三の実施例を図6に示す。この実
施例では、機体フレーム1の前方に、ガイド35、支持
フレーム36が前後平行に立設されており、該支持フレ
ーム36の後方には、バッテリー37を電源とする、電
動シリンダー等よりなる昇降駆動手段となるリニアアク
チュエータ38が載置されている。そして、前記ガイド
35に摺動自在に摺動体39が外嵌され、該摺動体39
の前方より突設された噴霧部支持部21aに、前述の如
く支持体6が支持されている。そして、該摺動体39の
側方中途部には摺動ピン40を突設し、前記支持フレー
ム36の上側方に枢結ピン36aを突出し、前記リニア
アクチュエータ38のロッド部38aにも摺動ピン38
bが突設されている。 【0014】そして、前記枢結ピン36aにステー41
の中途部を枢結し、該ステー41の両側に長孔41a・
41bを開口し、該長孔41a内に摺動ピン40が摺動
自在に嵌入され、該摺動ピン40の端部には、外れ止め
として、円盤状のストッパー40aが軸止されている。
そして、前記ステー41後部の長孔41bに前記摺動ピ
ン38bを枢支し、前記リニアアクチュエータ38のロ
ッド部38aを伸縮させると、前記枢結ピン36aを支
点としてステー41が回動し、支持体6に連設した摺動
体39が、ガイド35に沿って上下方向に摺動するよう
構成されている。 【0015】次に、自走式防除機Aの、間欠運転機構の
第一実施例について、図7より説明する。機体フレーム
1上にコントロールボックスBを設け、該コントロール
ボックスB内に一定走行距離検知手段としてのタイマー
Tと制御回路C1を配置し、該制御回路C1にタイマー
Tと、走行用の駆動モーターMと、噴霧部Nを昇降駆動
するモーター24(又はモーター29、又はリニアアク
チュエータ38)を接続し、前記タイマーTにより一定
時間が経過すると、走行を停止し、噴霧部Nを作動して
昇降駆動し、一定距離毎に噴口5・5・・・を畝U内に
挿入して噴霧作業ができるように構成し、噴霧部Nが往
復して元の位置に戻ると、噴霧作業を停止し、タイマー
Tをリセットし再び走行するようにしている。但し、タ
イマーTの設定時間は調節できるものであり、走行距離
が調節されるものである。 【0016】また、間欠運転機構の第二の実施例を、図
8に示す。この実施例では、駆動輪支持フレーム14の
中途部にリミットスイッチSを配設し、駆動輪11の側
面に、凸部43を突設し、該駆動輪11の回転毎に、該
リミットスイッチSと凸部43が、当接し、この当接回
数を、リミットスイッチSに接続された一定走行距離検
知手段としてのカウンター44が、カウントし、該カウ
ンター44は制御回路C2と接続され、該制御回路C2
には前記同様に走行用の駆動モーターMと、噴霧部Nを
昇降駆動するモーター24(又はモーター29、又はリ
ニアアクチュエータ38)が接続され、カウンター44
によりカウントした数が設定値になると、走行を停止
し、噴霧部Nを作動して昇降駆動し、一定距離毎に噴口
5・5・・・を畝U内に挿入して噴霧作業ができるよう
に構成し、噴霧部Nが往復して元の位置に戻ると、噴霧
作業を停止し、カウンター44をリセットし再び走行す
るようにしている。但し、カウンター44の設定数は変
更可能であり、また、前記リミットスイッチSと凸部4
3の代わりに、磁石と磁気センサー、凸部と光センサー
等を用いても良く、回転数センサーでもよく、また、セ
ンサーをモーターMの出力軸上や伝達軸上に配置する構
成でもよい。 【0017】更に、間欠運転機構の第三の実施例を図9
に示す。この実施例では、圃場内に走行用のレール45
を敷設し、該レール45側部の一定間隔おき、または噴
霧所定位置に凸部46を配設し、該レール45上を自走
式防除機Aの駆動輪11・11が走行するものとし、ま
た、駆動輪支持フレーム14の下部に一定走行距離検知
手段としてのリミットスイッチSを配設し、前記凸部4
6とリミットスイッチSが、走行中に当接するよう構成
している。そして、このリミットスイッチSは制御回路
C3と接続され、該制御回路C3には前記同様に走行用
の駆動モーターMと、噴霧部Nを昇降駆動するモーター
24(又はモーター29、又はリニアアクチュエータ3
8)が接続され、走行時にリミットスイッチSが凸部4
6に当接すると、走行を停止し、噴霧部Nを作動して昇
降駆動し、一定距離毎に噴口5・5・・・を畝U内に挿
入して噴霧作業ができるように構成し、噴霧部Nが往復
して元の位置に戻ると、噴霧作業を停止し、再び走行す
るように構成している。尚、この自走式防除機Aに従来
のように、畝上の作物の外側に散布する噴霧装置を付設
することも可能である。 【0018】 【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。本発明の自走式防除樹A
の噴霧部Nは一定走行距離毎に昇降して、該噴霧部Nを
畝Uを構成する樹の内部まで下げて、薬剤の均一散布を
行うことができるようになり、従来、困難であった畝U
内部の樹部に付着する、カイガラ虫等の病害虫の防除が
有効的にできるようになり、また、従来の人力での畝U
内部の樹部に薬剤を散布する作業を省略できるので、作
業性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】自走式防除機の全体側面図である。 【図2】同じく前面図である。 【図3】本発明の噴霧部の昇降機構を示す側面図であ
る。 【図4】同じく平面図である。 【図5】噴霧部の昇降機構の第二の実施例の側面図であ
る。 【図6】同じく第三の実施例の側面図である。 【図7】自走式防除機が間欠走行を行うための、制御ブ
ロック図である。 【図8】間欠走行を走行輪の回転数を検知して制御する
実施例を示す図である。 【図9】間欠走行を圃場に設けた凸部を検知して制御す
る実施例を示す図である。 【符号の説明】 11 駆動輪 24・29 モーター 38 リニアアクチュエーター 44 カウンター 45 レール A 自走式防除機 C1・C2・C3 制御回路 M 駆動モーター N 噴霧部 T タイマー U 畝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−336808(JP,A) 特開 平3−91433(JP,A) 実開 平3−105957(JP,U) 実開 昭48−100757(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01M 7/00 A01M 17/00 B05B 17/00 101

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 畝Uを構成する樹を跨いで走行する高架
    型自走式防除機において、機体フレーム上に噴霧部Nを
    昇降する手段と、走行駆動手段と、一定走行距離を検知
    する手段と、昇降駆動手段と走行駆動手段と検知手段と
    を接続した制御回路を設け、一定距離毎に走行を停止し
    て、畝Uを構成する樹の内部中に、上下方向に昇降可能
    に支持された噴霧部Nの噴口を挿入して防除を行い、噴
    霧部Nが往復して元の位置に戻ると、噴霧作業を停止し
    再び走行するように構成したことを特徴とする自走式防
    除機。
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CN104145927A (zh) * 2014-08-26 2014-11-19 李宗成 一种树木喷洒农药的机器
CN109090089B (zh) * 2018-09-20 2021-08-24 青岛绿谷知识产权有限公司 一种家用床铺除螨机器人

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