JP2512635Y2 - 自走型茶葉摘採機における伝動装置 - Google Patents
自走型茶葉摘採機における伝動装置Info
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- JP2512635Y2 JP2512635Y2 JP1991033585U JP3358591U JP2512635Y2 JP 2512635 Y2 JP2512635 Y2 JP 2512635Y2 JP 1991033585 U JP1991033585 U JP 1991033585U JP 3358591 U JP3358591 U JP 3358591U JP 2512635 Y2 JP2512635 Y2 JP 2512635Y2
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- JP
- Japan
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- tea leaf
- tea
- leaf plucking
- cutting blade
- self
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- Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、茶樹畝を跨いで移動し
ながら茶葉摘採作業を行う自走型茶葉摘採機における伝
動装置に関する。
ながら茶葉摘採作業を行う自走型茶葉摘採機における伝
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、列状に栽植された茶樹畝を跨ぎ、
茶樹畝の畝間を、原動機により駆動されて移動する走行
装置を有する機体に、茶葉摘採装置を上下調節可能に設
けた自走型茶葉摘採機が、例えば、本願出願人の出願に
係る特公平2−34570号公報により知られている。
また、上記自走型茶葉摘採機を半自走型として茶葉摘採
装置の端部に設けたハンドルを、走行機体と反対側の畝
間で第2の作業者が持ち、走行機体を操縦する第1の作
業者と二人の作業者により作業するようにした半自走型
茶葉摘採機が、例えば、本願出願人の出願に係る実公昭
59−30663号公報により知られている。
茶樹畝の畝間を、原動機により駆動されて移動する走行
装置を有する機体に、茶葉摘採装置を上下調節可能に設
けた自走型茶葉摘採機が、例えば、本願出願人の出願に
係る特公平2−34570号公報により知られている。
また、上記自走型茶葉摘採機を半自走型として茶葉摘採
装置の端部に設けたハンドルを、走行機体と反対側の畝
間で第2の作業者が持ち、走行機体を操縦する第1の作
業者と二人の作業者により作業するようにした半自走型
茶葉摘採機が、例えば、本願出願人の出願に係る実公昭
59−30663号公報により知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記先行技術のうち、
前者の自走型茶葉摘採機においては、茶葉摘採装置に送
風機が設けられていないので、搬送チェンを設けて駆動
するなど、構成が複雑に、かつ高価となり、メンテナン
スも多く必要で、重量も重いものとなった。また、駆動
車輪側に送風機を設けているので、長い送風ダクトを使
用することになり、送風効率が悪くなり、送風機及び原
動機が大型化され、機体も大型化することになった。ま
た、上記先行技術の後者の半自走型茶葉摘採機において
は、茶葉摘採装置の送風機と原動機が茶畝の裾側に取り
付けられており、このため、第2の作業者が茶葉摘採装
置の端部に設けたハンドルを持って茶葉摘採装置を上下
動させたときに、重量の重い原動機が高い位置で左右に
移動することになって、機体重心が移動して機体の走行
性が不安定となり、均一な茶葉摘採作業が出来なかっ
た。また、この先行技術の半自走型茶葉摘採機は、茶葉
摘採装置が従来周知の一般的な2人用茶葉摘採機(例え
ば、実公昭61−29228号公報、実開昭61−16
0617号公報)のように、茶葉摘採装置の送風機と原
動機を茶畝の中央寄りに取り付けたものとは構成部品が
逆構造になるので兼用できず、逆仕様の部品を作る必要
があった。本考案は、上記の各種問題点を解決すること
を目的になされたものである。
前者の自走型茶葉摘採機においては、茶葉摘採装置に送
風機が設けられていないので、搬送チェンを設けて駆動
するなど、構成が複雑に、かつ高価となり、メンテナン
スも多く必要で、重量も重いものとなった。また、駆動
車輪側に送風機を設けているので、長い送風ダクトを使
用することになり、送風効率が悪くなり、送風機及び原
動機が大型化され、機体も大型化することになった。ま
た、上記先行技術の後者の半自走型茶葉摘採機において
は、茶葉摘採装置の送風機と原動機が茶畝の裾側に取り
付けられており、このため、第2の作業者が茶葉摘採装
置の端部に設けたハンドルを持って茶葉摘採装置を上下
動させたときに、重量の重い原動機が高い位置で左右に
移動することになって、機体重心が移動して機体の走行
性が不安定となり、均一な茶葉摘採作業が出来なかっ
た。また、この先行技術の半自走型茶葉摘採機は、茶葉
摘採装置が従来周知の一般的な2人用茶葉摘採機(例え
ば、実公昭61−29228号公報、実開昭61−16
0617号公報)のように、茶葉摘採装置の送風機と原
動機を茶畝の中央寄りに取り付けたものとは構成部品が
逆構造になるので兼用できず、逆仕様の部品を作る必要
があった。本考案は、上記の各種問題点を解決すること
を目的になされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案は、列状に栽植された茶樹畝を跨ぎ、茶樹畝
の畝間を、原動機3により駆動されて走行する走行装置
6を有する機体1に、茶樹畝を往復移動して片面ずつ摘
採する茶葉摘採装置11を上下調節可能に設けた自走型
茶葉摘採機において、上記茶葉摘採装置11は、茶樹畝
の中央寄りに刈刃駆動部を有し茶葉を摘採する刈刃16
と、刈刃駆動部の上側に刈刃駆動部と連繋して設けら
れ、刈刃16により摘採された茶葉を所定方向に吹き飛
ばす送風機17と、送風機17の上側に一体的に設けら
れた入力ボックス24とからなり、上記入力ボックス2
4に、上記原動機3側からフレキシブルシャフト25を
介して動力を伝達するようにしたことを特徴としてい
る。
めに本考案は、列状に栽植された茶樹畝を跨ぎ、茶樹畝
の畝間を、原動機3により駆動されて走行する走行装置
6を有する機体1に、茶樹畝を往復移動して片面ずつ摘
採する茶葉摘採装置11を上下調節可能に設けた自走型
茶葉摘採機において、上記茶葉摘採装置11は、茶樹畝
の中央寄りに刈刃駆動部を有し茶葉を摘採する刈刃16
と、刈刃駆動部の上側に刈刃駆動部と連繋して設けら
れ、刈刃16により摘採された茶葉を所定方向に吹き飛
ばす送風機17と、送風機17の上側に一体的に設けら
れた入力ボックス24とからなり、上記入力ボックス2
4に、上記原動機3側からフレキシブルシャフト25を
介して動力を伝達するようにしたことを特徴としてい
る。
【0005】
【作用】上記の構成によって本考案の自走型茶葉摘採機
における伝動装置は、茶葉摘採装置が、刈刃と、送風機
と、送風機に設けられた入力ボックスとからなり、入力
ボックスに原動機側からフレキシブルシャフトにより動
力が伝達されるので、従来周知の2人用茶葉摘採装置の
原動機を別にしたものがそのまま使用出来ることにな
り、また、茶葉摘採装置が軽量になって、原動機により
駆動される走行装置と反対側の走行装置への重量負担が
軽くなり、走行性,操縦性がよくなる。また、従来の自
走型茶葉摘採機と異なり茶葉摘採装置に送風機が設けら
れているので、構成が簡単になり、メンテナンスも少な
くてすみ、重量も軽くなる。そして、原動機により駆動
される走行装置と反対側の走行装置及び支持フレームを
取り外して茶葉摘採装置の端部にハンドルを取り付け、
第2の作業者がハンドルを持って作業する半自走型茶葉
摘採機にすることも出来る。
における伝動装置は、茶葉摘採装置が、刈刃と、送風機
と、送風機に設けられた入力ボックスとからなり、入力
ボックスに原動機側からフレキシブルシャフトにより動
力が伝達されるので、従来周知の2人用茶葉摘採装置の
原動機を別にしたものがそのまま使用出来ることにな
り、また、茶葉摘採装置が軽量になって、原動機により
駆動される走行装置と反対側の走行装置への重量負担が
軽くなり、走行性,操縦性がよくなる。また、従来の自
走型茶葉摘採機と異なり茶葉摘採装置に送風機が設けら
れているので、構成が簡単になり、メンテナンスも少な
くてすみ、重量も軽くなる。そして、原動機により駆動
される走行装置と反対側の走行装置及び支持フレームを
取り外して茶葉摘採装置の端部にハンドルを取り付け、
第2の作業者がハンドルを持って作業する半自走型茶葉
摘採機にすることも出来る。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付の図面を参照
して具体的に説明する。図1及び図2において、1は列
状に栽植された茶樹畝の一方の畝間に導入される横幅が
狭く縦方向に長い車体で、この車体1の前部には、キャ
スタ状の前輪2が軸支され、エンジン3が搭載されてい
る。車体1の後部には、ゴムクローラ4を装備して高さ
を低く構成した無限軌道帯5が設けられている。この無
限軌道帯5には、エンジン3から変速機6に入力され変
速されて出力された動力が、チェン伝動系7を介して駆
動輪8に伝達されてゴムクローラ4を駆動して自走する
ようになっている。変速機6には変速レバー6aが設け
られている。なお、上記エンジン3から変速機6へのベ
ルト伝動系には、図示しないがテンションクラッチ機構
が設けられている。また、ゴムクローラ4は、1本に限
らず2本にしてもよいものである。
して具体的に説明する。図1及び図2において、1は列
状に栽植された茶樹畝の一方の畝間に導入される横幅が
狭く縦方向に長い車体で、この車体1の前部には、キャ
スタ状の前輪2が軸支され、エンジン3が搭載されてい
る。車体1の後部には、ゴムクローラ4を装備して高さ
を低く構成した無限軌道帯5が設けられている。この無
限軌道帯5には、エンジン3から変速機6に入力され変
速されて出力された動力が、チェン伝動系7を介して駆
動輪8に伝達されてゴムクローラ4を駆動して自走する
ようになっている。変速機6には変速レバー6aが設け
られている。なお、上記エンジン3から変速機6へのベ
ルト伝動系には、図示しないがテンションクラッチ機構
が設けられている。また、ゴムクローラ4は、1本に限
らず2本にしてもよいものである。
【0007】上記車体1の前後方向中央部には2本の支
柱フレーム9が立設され、この支柱フレーム9の上端部
に横フレーム10が設けられ、支柱フレーム9と横フレ
ーム10に、茶葉摘採装置11が後述するように上下調
節可能に支持されている。横フレーム10の外端部に
は、側車支持フレーム12の一端が水平方向に移動可能
に支持されており、側車支持フレーム12の他端は垂直
下方に垂下されていて、その下端部に、前輪2及び無限
軌道帯5が接地する一方の畝間と、茶樹畝を挟んで対向
する他方の畝間に接地するキャスタ状の側車13が軸支
されている。従って、車体1、支柱フレーム9、横フレ
ーム10及び側車支持フレーム12により、茶樹畝を跨
ぐ門型のフレームが構成されていることになり、また、
前輪2、無限軌道帯5及び側車13の三輪で走行するこ
とになる。
柱フレーム9が立設され、この支柱フレーム9の上端部
に横フレーム10が設けられ、支柱フレーム9と横フレ
ーム10に、茶葉摘採装置11が後述するように上下調
節可能に支持されている。横フレーム10の外端部に
は、側車支持フレーム12の一端が水平方向に移動可能
に支持されており、側車支持フレーム12の他端は垂直
下方に垂下されていて、その下端部に、前輪2及び無限
軌道帯5が接地する一方の畝間と、茶樹畝を挟んで対向
する他方の畝間に接地するキャスタ状の側車13が軸支
されている。従って、車体1、支柱フレーム9、横フレ
ーム10及び側車支持フレーム12により、茶樹畝を跨
ぐ門型のフレームが構成されていることになり、また、
前輪2、無限軌道帯5及び側車13の三輪で走行するこ
とになる。
【0008】上記茶葉摘採装置11は、図3に示すよう
に、支持フレーム14,14の両側端部に対をなす側板
15,15(一方は図示せず)を設け、この側板15,
15間の下部前側に、円孤状のバリカン刃からなる刈刃
16が往復動するように支持されている。支持フレーム
14,14の機体中央寄り端部には、ファン17がその
回転軸17aを上下方向にして弾性体を介して支持さ
れ、ファン17の下側に変速ケース18を介して刈刃駆
動ケース19が垂下されて、刈刃駆動ケース16aと連
繋している。変速ケース18から上側に突出した入力軸
と、ファン17から下方に突出した回転軸17aとの間
にベルト伝動系20が設けられ、ファン17から刈刃1
6に動力が伝達される。ベルト伝動系20には、図示し
ないがテンションクラッチ機構が設けられている。ま
た、ファン17には導風管21が接続されており、この
導風管21から多数のノズル22,22…が突出され
て、刈刃16の上方から、刈刃16の後方に設けた案内
板23に向け圧力風を吹き付け、刈刃16により摘採さ
れた茶葉を後方に吹き飛ばすように,所定間隔に配設さ
れている。以上の茶葉摘採装置11の構成は、従来周知
のものと同様である。
に、支持フレーム14,14の両側端部に対をなす側板
15,15(一方は図示せず)を設け、この側板15,
15間の下部前側に、円孤状のバリカン刃からなる刈刃
16が往復動するように支持されている。支持フレーム
14,14の機体中央寄り端部には、ファン17がその
回転軸17aを上下方向にして弾性体を介して支持さ
れ、ファン17の下側に変速ケース18を介して刈刃駆
動ケース19が垂下されて、刈刃駆動ケース16aと連
繋している。変速ケース18から上側に突出した入力軸
と、ファン17から下方に突出した回転軸17aとの間
にベルト伝動系20が設けられ、ファン17から刈刃1
6に動力が伝達される。ベルト伝動系20には、図示し
ないがテンションクラッチ機構が設けられている。ま
た、ファン17には導風管21が接続されており、この
導風管21から多数のノズル22,22…が突出され
て、刈刃16の上方から、刈刃16の後方に設けた案内
板23に向け圧力風を吹き付け、刈刃16により摘採さ
れた茶葉を後方に吹き飛ばすように,所定間隔に配設さ
れている。以上の茶葉摘採装置11の構成は、従来周知
のものと同様である。
【0009】上記ファン17の上部には、その回転軸1
7aに動力を伝達する,傘歯車を内蔵した入力ギヤボッ
クス24が設けられ、この入力ギヤボックス24の側方
からフレキシブルシャフト25を介して回転動力が入力
される。このフレキシブルシャフト25の基端側はエン
ジン3の近傍に延びており、その基端が、エンジン3の
近傍に設けられてエンジン3から動力を受けるフレキシ
ブル伝動ケース26に接続され、フレキシブル伝動ケー
ス26から入力ギヤボックス24に動力伝達される。な
お、エンジン3からフレキシブル伝動ケース26に動力
伝達するベルト伝動系には、図示しないがテンションク
ラッチ機構が設けられている。
7aに動力を伝達する,傘歯車を内蔵した入力ギヤボッ
クス24が設けられ、この入力ギヤボックス24の側方
からフレキシブルシャフト25を介して回転動力が入力
される。このフレキシブルシャフト25の基端側はエン
ジン3の近傍に延びており、その基端が、エンジン3の
近傍に設けられてエンジン3から動力を受けるフレキシ
ブル伝動ケース26に接続され、フレキシブル伝動ケー
ス26から入力ギヤボックス24に動力伝達される。な
お、エンジン3からフレキシブル伝動ケース26に動力
伝達するベルト伝動系には、図示しないがテンションク
ラッチ機構が設けられている。
【0010】上記支柱フレーム9及び横フレーム10に
は、茶葉摘採装置11を上下調節するための,それぞれ
コロを有する昇降体27及び昇降支持体28が設けられ
ている。昇降体27には、後方水平方向に支持杆29が
突設され、この支持杆29に、茶葉摘採装置11の支持
フレーム14,14に固着された支持筒30が挿通され
て、茶葉摘採装置11が前後方向に移動可能に支持され
ている。その前後移動調節は、支持筒30と支持杆29
との間にピンを差し替えることにより行うようにしてあ
る。また、昇降支持体28は、横フレーム10に対し、
ノブ31により上下調節可能に設けられた支持アーム3
2に取り付けられていて、茶葉摘採装置11の支持フレ
ーム14に取り付けられたガイド杆33を、上下移動自
在に支持している。
は、茶葉摘採装置11を上下調節するための,それぞれ
コロを有する昇降体27及び昇降支持体28が設けられ
ている。昇降体27には、後方水平方向に支持杆29が
突設され、この支持杆29に、茶葉摘採装置11の支持
フレーム14,14に固着された支持筒30が挿通され
て、茶葉摘採装置11が前後方向に移動可能に支持され
ている。その前後移動調節は、支持筒30と支持杆29
との間にピンを差し替えることにより行うようにしてあ
る。また、昇降支持体28は、横フレーム10に対し、
ノブ31により上下調節可能に設けられた支持アーム3
2に取り付けられていて、茶葉摘採装置11の支持フレ
ーム14に取り付けられたガイド杆33を、上下移動自
在に支持している。
【0011】また、上記支柱フレーム9及び横フレーム
10には、それぞれ前方に向けハンドル支持杆34,3
5を突設しており、このハンドル支持杆34,35の先
端に、右ハンドル杆36と左ハンドル杆37が、長さ方
向の半分よりやや後側寄り部分を圧縮バネ38を介挿し
た回動支持部39,40により、上下方向に回動可能に
支持されている。両ハンドル杆36,37の先端には、
それぞれ滑車状のワイヤローラ41,42が軸支され、
また、支柱フレーム9と支持アーム32にも、それぞれ
滑車状のワイヤローラ43,44が軸支されていて、両
ハンドル杆36,37の先端側下部に設けられたワイヤ
リール45,46から繰り出されるワイヤ47,48を
転接させ、ワイヤ47の先端は上記昇降体27に連結さ
れ、また、ワイヤ48の先端は上記ガイド杆33に連結
されている。そして、茶葉摘採装置11は、ワイヤリー
ル45,46によるワイヤ47,48の巻き上げ、巻戻
しにより大きく上下調節され、また、右ハンドル杆36
及び左ハンドル杆37を、回動支持部39,40を中心
に上下に回動することにより、小さく上下調節される。
なお、回動支持部39,40に介挿されている圧縮バネ
38のバネ圧は、右ハンドル杆36または左ハンドル杆
37を回動し、茶葉摘採装置11を支持する位置にそれ
ぞれ保持されるように設定されている。
10には、それぞれ前方に向けハンドル支持杆34,3
5を突設しており、このハンドル支持杆34,35の先
端に、右ハンドル杆36と左ハンドル杆37が、長さ方
向の半分よりやや後側寄り部分を圧縮バネ38を介挿し
た回動支持部39,40により、上下方向に回動可能に
支持されている。両ハンドル杆36,37の先端には、
それぞれ滑車状のワイヤローラ41,42が軸支され、
また、支柱フレーム9と支持アーム32にも、それぞれ
滑車状のワイヤローラ43,44が軸支されていて、両
ハンドル杆36,37の先端側下部に設けられたワイヤ
リール45,46から繰り出されるワイヤ47,48を
転接させ、ワイヤ47の先端は上記昇降体27に連結さ
れ、また、ワイヤ48の先端は上記ガイド杆33に連結
されている。そして、茶葉摘採装置11は、ワイヤリー
ル45,46によるワイヤ47,48の巻き上げ、巻戻
しにより大きく上下調節され、また、右ハンドル杆36
及び左ハンドル杆37を、回動支持部39,40を中心
に上下に回動することにより、小さく上下調節される。
なお、回動支持部39,40に介挿されている圧縮バネ
38のバネ圧は、右ハンドル杆36または左ハンドル杆
37を回動し、茶葉摘採装置11を支持する位置にそれ
ぞれ保持されるように設定されている。
【0012】上記右ハンドル杆36の先端部は横方向に
屈曲しており、この屈曲部分に、エンジン3から変速機
6へのベルト伝動系に設けられたテンションクラッチ機
構を入り,切り操作する走行クラッチレバー49と、エ
ンジン3のスロットルレバー50とが設けられ、また、
右ハンドル杆36のワイヤリール45の上側に、エンジ
ン3からフレキシブル伝動ケース26に動力伝達するベ
ルト伝動系に設けられたテンションクラッチ機構を入
り,切り操作する送風機クラッチレバー51が設けられ
ている。また、左ハンドル杆37の先端部には、ファン
17から刈刃16に動力を伝達するベルト伝動系20に
設けたテンションクラッチ機構を入り,切り操作する刈
刃クラッチレバー52が設けられている。さらに、左ハ
ンドル杆37の先端部には菊座53が設けられていて、
左ハンドル杆37の先端部のみを回動させてハンドル角
度を調節するようにしている。
屈曲しており、この屈曲部分に、エンジン3から変速機
6へのベルト伝動系に設けられたテンションクラッチ機
構を入り,切り操作する走行クラッチレバー49と、エ
ンジン3のスロットルレバー50とが設けられ、また、
右ハンドル杆36のワイヤリール45の上側に、エンジ
ン3からフレキシブル伝動ケース26に動力伝達するベ
ルト伝動系に設けられたテンションクラッチ機構を入
り,切り操作する送風機クラッチレバー51が設けられ
ている。また、左ハンドル杆37の先端部には、ファン
17から刈刃16に動力を伝達するベルト伝動系20に
設けたテンションクラッチ機構を入り,切り操作する刈
刃クラッチレバー52が設けられている。さらに、左ハ
ンドル杆37の先端部には菊座53が設けられていて、
左ハンドル杆37の先端部のみを回動させてハンドル角
度を調節するようにしている。
【0013】上記車体1に、水平方向に回動可能に支持
された前輪2の支持軸2aには、図4及び図5に示すよ
うに、前輪2が、機体の移動方向(矢印)に対しやや内
側に向くように付勢するバネ54が設けられている。ま
た、前輪2には操向ハンドル55が取り付けられて機体
前側に延出させている。この操向ハンドル55の先端部
55aは、図6に示すように、作業者Mの腰部側方に当
接するよう屈曲しており、また、操向ハンドル55の先
端部55aは、ノブ56,56によりその高さ、及び屈
曲角度が調節可能となっている。
された前輪2の支持軸2aには、図4及び図5に示すよ
うに、前輪2が、機体の移動方向(矢印)に対しやや内
側に向くように付勢するバネ54が設けられている。ま
た、前輪2には操向ハンドル55が取り付けられて機体
前側に延出させている。この操向ハンドル55の先端部
55aは、図6に示すように、作業者Mの腰部側方に当
接するよう屈曲しており、また、操向ハンドル55の先
端部55aは、ノブ56,56によりその高さ、及び屈
曲角度が調節可能となっている。
【0014】上記支柱フレーム9の上端部に設けられる
横フレーム10は、軸57、固定ボルト58により水平
方向の支持角度が調節可能である。また、横フレーム1
0の長さ方向両端部に、回転ハンドル59により回転す
る駆動スプロケット60及び従動スプロケット61が軸
支されていて、この両スプロケット60,61間にチェ
ン62が巻回されている。そして、チェン62に、横フ
レーム10の外端部に複数のローラ63を介して、水平
方向に移動自在に支持された側車支持フレーム12の端
部に固着したピン64が連結されており、回転ハンドル
59を回転することにより、チェン62、ピン64を介
して側車支持フレーム12が水平方向に移動し、茶樹畝
の畝幅に応じて、門型フレームの間隔調節が行えるよう
になっている。
横フレーム10は、軸57、固定ボルト58により水平
方向の支持角度が調節可能である。また、横フレーム1
0の長さ方向両端部に、回転ハンドル59により回転す
る駆動スプロケット60及び従動スプロケット61が軸
支されていて、この両スプロケット60,61間にチェ
ン62が巻回されている。そして、チェン62に、横フ
レーム10の外端部に複数のローラ63を介して、水平
方向に移動自在に支持された側車支持フレーム12の端
部に固着したピン64が連結されており、回転ハンドル
59を回転することにより、チェン62、ピン64を介
して側車支持フレーム12が水平方向に移動し、茶樹畝
の畝幅に応じて、門型フレームの間隔調節が行えるよう
になっている。
【0015】側車支持フレーム12の他端から垂直下方
に垂下されている側車支持筒12aには、上端に回転ハ
ンドル65を設け、この回転ハンドル65により回転す
るネジ杆66を内装し、該ネジ杆66を、側車支持筒1
2aに嵌挿させた側車支持軸13aに螺挿している。そ
して、回転ハンドル65を回転することにより、ネジ杆
66を回動させて側車支持軸13aを側車支持筒12a
に沿って上下動させ、側車13の上下調節を行うように
している。上記茶葉摘採装置11の後部には、摘採され
た茶葉を収容するための,網体からなる茶葉収容袋67
が取り付けられる。この茶葉収容袋67は、前輪2及び
無限軌道帯5側の茶樹畝間を移動するが、無限軌道帯5
の後端位置の車体1に設けた取付けパイプ68に、図示
しない茶葉収容袋移動台車、または茶葉収容袋移動用シ
ートを取り付けることが出来る。
に垂下されている側車支持筒12aには、上端に回転ハ
ンドル65を設け、この回転ハンドル65により回転す
るネジ杆66を内装し、該ネジ杆66を、側車支持筒1
2aに嵌挿させた側車支持軸13aに螺挿している。そ
して、回転ハンドル65を回転することにより、ネジ杆
66を回動させて側車支持軸13aを側車支持筒12a
に沿って上下動させ、側車13の上下調節を行うように
している。上記茶葉摘採装置11の後部には、摘採され
た茶葉を収容するための,網体からなる茶葉収容袋67
が取り付けられる。この茶葉収容袋67は、前輪2及び
無限軌道帯5側の茶樹畝間を移動するが、無限軌道帯5
の後端位置の車体1に設けた取付けパイプ68に、図示
しない茶葉収容袋移動台車、または茶葉収容袋移動用シ
ートを取り付けることが出来る。
【0016】このように構成された一実施例の自走型茶
葉摘採機においては、茶樹畝の一方の畝間に前輪2及び
無限軌道帯5を、茶樹畝の他方の畝間に側輪13を導入
し、機体が茶樹畝を跨いだ状態で走行させ、作業者Mは
前輪2、無限軌道帯5側の畝間に位置して後退しながら
作業を行う。茶樹畝に対して、茶葉摘採装置11により
往行程で幅方向のほぼ半分を刈取り、復行程で残りのほ
ぼ半分を刈取る。刈刃16により摘採された茶葉は、ノ
ズル22,22…からの圧力風によって後方に吹き飛ば
されて茶葉収容袋67に収容される。このような茶葉摘
採作業を行うとき、自走型茶葉摘採機においては以下の
ような作動,調節等が行われる。
葉摘採機においては、茶樹畝の一方の畝間に前輪2及び
無限軌道帯5を、茶樹畝の他方の畝間に側輪13を導入
し、機体が茶樹畝を跨いだ状態で走行させ、作業者Mは
前輪2、無限軌道帯5側の畝間に位置して後退しながら
作業を行う。茶樹畝に対して、茶葉摘採装置11により
往行程で幅方向のほぼ半分を刈取り、復行程で残りのほ
ぼ半分を刈取る。刈刃16により摘採された茶葉は、ノ
ズル22,22…からの圧力風によって後方に吹き飛ば
されて茶葉収容袋67に収容される。このような茶葉摘
採作業を行うとき、自走型茶葉摘採機においては以下の
ような作動,調節等が行われる。
【0017】 走行装置駆動関係 エンジン3からの動力はベルト伝動系により中間プーリ
に伝達され、中間プーリから変速機6へのベルト伝動系
には無段変速機構(可変プーリ)が設けられ、変速機6
に入力される。変速機6からチェン伝動系7により駆動
輪8を駆動してゴムクローラ4が回動し、無限軌道帯5
が作動して前輪2、側輪13の三輪により機体が走行す
る。エンジン3から変速機6への動力の入り,切り操作
は、エンジン3と中間プーリ間に設けたテンションクラ
ッチ機構を、走行クラッチレバー49によって操作して
行う。また、変速レバー6aの操作によっても行える。
さらに、変速操作は、変速レバー6a及び無段変速機構
(可変プーリ)の操作によって行われる。そして、機体
は前輪2、無限軌道帯5、側輪13の三輪により低く支
持された状態で安定して茶樹畝間を走行する。
に伝達され、中間プーリから変速機6へのベルト伝動系
には無段変速機構(可変プーリ)が設けられ、変速機6
に入力される。変速機6からチェン伝動系7により駆動
輪8を駆動してゴムクローラ4が回動し、無限軌道帯5
が作動して前輪2、側輪13の三輪により機体が走行す
る。エンジン3から変速機6への動力の入り,切り操作
は、エンジン3と中間プーリ間に設けたテンションクラ
ッチ機構を、走行クラッチレバー49によって操作して
行う。また、変速レバー6aの操作によっても行える。
さらに、変速操作は、変速レバー6a及び無段変速機構
(可変プーリ)の操作によって行われる。そして、機体
は前輪2、無限軌道帯5、側輪13の三輪により低く支
持された状態で安定して茶樹畝間を走行する。
【0018】 刈刃駆動関係 エンジン3からの動力が、ベルト伝動系を介してフレキ
シブル伝動ケース26に伝達され、ここからフレキシブ
ルシャフト25を介して入力ギヤボックス24に入力さ
れ、入力ギヤボックス24からファンの回転軸17aに
動力伝達されてファン17が駆動する。このファン17
への動力の入り,切り操作は、エンジン3とフレキシブ
ル伝動ケース26との間に設けたテンションクラッチ機
構を、送風機クラッチレバー51を操作して行う。ま
た、刈刃16への動力伝達は、ファンの回転軸17aか
らベルト伝動系20、変速ケース18、刈刃駆動ケース
19、刈刃駆動ケース16aを介して行われ、その動力
の入り,切り操作は、ベルト伝動系20に設けたテンシ
ョンクラッチ機構を、刈刃クラッチレバー52により操
作して行う。従って、刈刃16は、ファン17が駆動し
ている状態で単独に駆動,駆動停止出来る。
シブル伝動ケース26に伝達され、ここからフレキシブ
ルシャフト25を介して入力ギヤボックス24に入力さ
れ、入力ギヤボックス24からファンの回転軸17aに
動力伝達されてファン17が駆動する。このファン17
への動力の入り,切り操作は、エンジン3とフレキシブ
ル伝動ケース26との間に設けたテンションクラッチ機
構を、送風機クラッチレバー51を操作して行う。ま
た、刈刃16への動力伝達は、ファンの回転軸17aか
らベルト伝動系20、変速ケース18、刈刃駆動ケース
19、刈刃駆動ケース16aを介して行われ、その動力
の入り,切り操作は、ベルト伝動系20に設けたテンシ
ョンクラッチ機構を、刈刃クラッチレバー52により操
作して行う。従って、刈刃16は、ファン17が駆動し
ている状態で単独に駆動,駆動停止出来る。
【0019】 茶葉摘採作業 エンジン3を始動し、スロットルレバー50によりエン
ジン回転数を調整する。送風機クラッチレバー51を操
作して送風機17を駆動させ、刈刃クラッチレバー52
を操作することにより刈刃16が作動する。変速レバー
6aを操作して、摘採作業に適した走行速度を選択し、
走行クラッチレバー49を操作することによって機体が
走行し、茶葉摘採作業が開始される。摘採作業開始後の
機体の走行速度の調整は、無段変速機構(可変プーリ)
の操作によって行われる。作業者Mは、後向き状態で歩
行しながら茶葉摘採装置11による茶葉摘採状況を監視
し、必要に応じて右ハンドル杆36または左ハンドル杆
37を回動し、茶葉摘採装置11の上下調節を行う。ま
た、作業者Mの腰部側方には操向ハンドル55の先端部
55aが当接されており、作業者Mの移動方向に沿って
前輪2がその支持軸2aを回動して追従する。なお、前
輪2は、機体の移動方向(矢印)に対しやや内側に向く
ようにバネ54により付勢されているので、操向ハンド
ル55の先端部55aは作業者Mの腰部側方に常時当接
していて、作業者Mの移動方向に自動的に回動,追従
し、前輪2、即ち,機体の移動方向を制御する。
ジン回転数を調整する。送風機クラッチレバー51を操
作して送風機17を駆動させ、刈刃クラッチレバー52
を操作することにより刈刃16が作動する。変速レバー
6aを操作して、摘採作業に適した走行速度を選択し、
走行クラッチレバー49を操作することによって機体が
走行し、茶葉摘採作業が開始される。摘採作業開始後の
機体の走行速度の調整は、無段変速機構(可変プーリ)
の操作によって行われる。作業者Mは、後向き状態で歩
行しながら茶葉摘採装置11による茶葉摘採状況を監視
し、必要に応じて右ハンドル杆36または左ハンドル杆
37を回動し、茶葉摘採装置11の上下調節を行う。ま
た、作業者Mの腰部側方には操向ハンドル55の先端部
55aが当接されており、作業者Mの移動方向に沿って
前輪2がその支持軸2aを回動して追従する。なお、前
輪2は、機体の移動方向(矢印)に対しやや内側に向く
ようにバネ54により付勢されているので、操向ハンド
ル55の先端部55aは作業者Mの腰部側方に常時当接
していて、作業者Mの移動方向に自動的に回動,追従
し、前輪2、即ち,機体の移動方向を制御する。
【0020】 その他の調整,操作 操向ハンドル55の先端部55aは、作業者Mの身長、
茶畝の畝幅等に応じてノブ56,56により高さ調節が
行われる。茶葉摘採装置11の上下調節及び刈刃16の
角度調節は、ワイヤリール45,46によるワイヤ4
7,48の巻き上げ、巻戻しにより大きく調節され、ま
た、右ハンドル杆36及び左ハンドル杆37を、回動支
持部39,40を中心に上下に回動することにより、微
調節される。さらに、茶葉摘採装置11は、左右2カ所
がワイヤ47,48により連繋されているので、左右の
ハンドル杆36,37により別々に上下微調節出来、ま
た、左ハンドル杆37は菊座53により上下調節して、
作業者Mの身長に合わせた高さに調節することが出来
る。
茶畝の畝幅等に応じてノブ56,56により高さ調節が
行われる。茶葉摘採装置11の上下調節及び刈刃16の
角度調節は、ワイヤリール45,46によるワイヤ4
7,48の巻き上げ、巻戻しにより大きく調節され、ま
た、右ハンドル杆36及び左ハンドル杆37を、回動支
持部39,40を中心に上下に回動することにより、微
調節される。さらに、茶葉摘採装置11は、左右2カ所
がワイヤ47,48により連繋されているので、左右の
ハンドル杆36,37により別々に上下微調節出来、ま
た、左ハンドル杆37は菊座53により上下調節して、
作業者Mの身長に合わせた高さに調節することが出来
る。
【0021】また、横フレーム10は支柱フレームに対
し、軸57、固定ボルト58により水平方向の支持角度
を変更することが出来、自走型茶葉摘採機を茶園に移動
するとき、あるいは倉庫に収納するときなどに際して機
体幅を狭くする。なお、横フレーム10は、軸57位置
から取り外すこともできる。さらに、茶樹畝幅に対する
側輪13の左右移動調節は、回転ハンドル59を回転す
ることにより、駆動スプロケット60及び従動スプロケ
ット61が回転してチェン62が移動し、側車支持フレ
ーム12がピン64を介して水平方向に移動して、茶樹
畝の畝幅に応じて門型フレームの間隔調節が行われる。
また、茶樹畝の左右の傾斜に対しては、回転ハンドル6
5を回転することによりネジ杆66が回動し、側車支持
軸13aを側車支持筒12aに沿って上下動されて側車
13が上下調節され、その支持高さが調節される。
し、軸57、固定ボルト58により水平方向の支持角度
を変更することが出来、自走型茶葉摘採機を茶園に移動
するとき、あるいは倉庫に収納するときなどに際して機
体幅を狭くする。なお、横フレーム10は、軸57位置
から取り外すこともできる。さらに、茶樹畝幅に対する
側輪13の左右移動調節は、回転ハンドル59を回転す
ることにより、駆動スプロケット60及び従動スプロケ
ット61が回転してチェン62が移動し、側車支持フレ
ーム12がピン64を介して水平方向に移動して、茶樹
畝の畝幅に応じて門型フレームの間隔調節が行われる。
また、茶樹畝の左右の傾斜に対しては、回転ハンドル6
5を回転することによりネジ杆66が回動し、側車支持
軸13aを側車支持筒12aに沿って上下動されて側車
13が上下調節され、その支持高さが調節される。
【0022】
【考案の効果】以上説明したとおり本考案の自走型茶葉
摘採機における伝動装置によれば、列状に栽植された茶
樹畝を跨ぎ、茶樹畝の畝間を、原動機3により駆動され
て走行する走行装置6を有する機体1に、茶樹畝を往復
移動して片面ずつ摘採する茶葉摘採装置11を、茶樹畝
の中央寄りに刈刃駆動部を有し茶葉を摘採する刈刃16
と、刈刃駆動部の上側に刈刃駆動部と連繋して設けら
れ、刈刃16により摘採された茶葉を所定方向に吹き飛
ばす送風機17と、送風機17の上側に一体的に設けら
れた入力ボックス24とからなり、上記入力ボックス2
4に、上記原動機3側からフレキシブルシャフト25を
介して動力を伝達するようにしたので、以下の効果を奏
することが出来る。 .茶葉摘採装置11に、従来周知の2人用茶葉摘採装
置の原動機を別にしたものがそのまま使用出来ることに
なり、また、茶葉摘採装置11が軽量となって、原動機
3により駆動される走行装置と反対側の走行装置への重
量負担が軽くなり、機体の走行性,操縦性がよくなる。 .また、従来の自走型茶葉摘採機と異なり、茶葉摘採
装置11に送風機17が一体的に設けられているので、
構成が簡単になり、メンテナンスも少なくてすみ、重量
も軽くなる。 .そして、原動機3により駆動される走行装置と反対
側の走行装置及び支持フレームを取り外して茶葉摘採装
置11の端部にハンドルを取り付け、第2の作業者がハ
ンドルを持って作業する,半自走型茶葉摘採機として使
用することも出来る。
摘採機における伝動装置によれば、列状に栽植された茶
樹畝を跨ぎ、茶樹畝の畝間を、原動機3により駆動され
て走行する走行装置6を有する機体1に、茶樹畝を往復
移動して片面ずつ摘採する茶葉摘採装置11を、茶樹畝
の中央寄りに刈刃駆動部を有し茶葉を摘採する刈刃16
と、刈刃駆動部の上側に刈刃駆動部と連繋して設けら
れ、刈刃16により摘採された茶葉を所定方向に吹き飛
ばす送風機17と、送風機17の上側に一体的に設けら
れた入力ボックス24とからなり、上記入力ボックス2
4に、上記原動機3側からフレキシブルシャフト25を
介して動力を伝達するようにしたので、以下の効果を奏
することが出来る。 .茶葉摘採装置11に、従来周知の2人用茶葉摘採装
置の原動機を別にしたものがそのまま使用出来ることに
なり、また、茶葉摘採装置11が軽量となって、原動機
3により駆動される走行装置と反対側の走行装置への重
量負担が軽くなり、機体の走行性,操縦性がよくなる。 .また、従来の自走型茶葉摘採機と異なり、茶葉摘採
装置11に送風機17が一体的に設けられているので、
構成が簡単になり、メンテナンスも少なくてすみ、重量
も軽くなる。 .そして、原動機3により駆動される走行装置と反対
側の走行装置及び支持フレームを取り外して茶葉摘採装
置11の端部にハンドルを取り付け、第2の作業者がハ
ンドルを持って作業する,半自走型茶葉摘採機として使
用することも出来る。
【図1】本考案による自走型茶葉摘採機全体の側面図で
ある。
ある。
【図2】同正面図である。
【図3】茶葉摘採装置の一部断面した側面図である。
【図4】前輪の拡大側面図である。
【図5】走行装置の概略平面図である。
【図6】自走型茶葉摘採機の作業状態の側面図である。
1 車体 2 前輪 3 エンジン 4 ゴムクローラ 5 無限軌道帯 6 変速機 7 チェン伝動系 8 駆動輪 9 支柱フレーム 10 横フレーム 11 茶葉摘採装置 12 側車支持フレーム 13 側車 14 支持フレーム 15 側板 16 刈刃 17 ファン 18 変速ケース 19 刈刃駆動ケース 20 ベルト伝動系 21 導風管 22 ノズル 23 案内板 24 入力ギヤボックス 25 フレキシブルシャフト 26 フレキシブル伝動ケース 27 昇降体 28 昇降支持体 29 支持杆 30 支持筒 31 ノブ 32 支持アーム 33 ガイド杆 34,35 ハンドル支持杆 36 右ハンドル杆 37 左ハンドル杆 38 圧縮バネ 39,40 回動支持部 41〜44 ワイヤローラ 45,46 ワイヤリール 47,48 ワイヤ 49 走行クラッチレバー 50 スロットルレバー 51 送風機クラッチレバー 52 刈刃クラッチレバー 53 菊座 54 バネ 55 操向ハンドル 56 ノブ 57 軸 58 固定ボルト 59 回転ハンドル 60 駆動スプロケット 61 従動スプロケット 62 チェン 63 ローラ 64 ピン 65 回転ハンドル 66 ネジ杆 67 茶葉収容袋 68 取付けパイプ
Claims (1)
- 【請求項1】 列状に栽植された茶樹畝を跨ぎ、茶樹畝
の畝間を、原動機(3)により駆動されて走行する走行
装置(6)を有する機体(1)に、茶樹畝を往復移動し
て片面ずつ摘採する茶葉摘採装置(11)を上下調節可
能に設けた自走型茶葉摘採機において、 上記茶葉摘採装置(11)は、茶樹畝の中央寄りに刈刃
駆動部を有し茶葉を摘採する刈刃(16)と、刈刃駆動
部の上側に刈刃駆動部と連繋して設けられ、刈刃(1
6)により適採された茶葉を所定方向に吹き飛ばす送風
機(17)と、送風機(17)の上側に一体的に設けら
れた入力ボックス(24)とからなり、上記入力ボック
ス(24)に、上記原動機(3)側からフレキシブルシ
ャフト(25)を介して動力を伝達するようにしたこと
を特徴とする自走型茶葉摘採機における伝動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991033585U JP2512635Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 自走型茶葉摘採機における伝動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991033585U JP2512635Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 自走型茶葉摘採機における伝動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04120426U JPH04120426U (ja) | 1992-10-28 |
JP2512635Y2 true JP2512635Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=31916220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991033585U Expired - Lifetime JP2512635Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 自走型茶葉摘採機における伝動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512635Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58461B2 (ja) * | 1975-08-08 | 1983-01-06 | 三菱レイヨン株式会社 | イオンコウカンセイセンジヨウブツノセイゾウホウ |
JPS5535941U (ja) * | 1978-08-28 | 1980-03-07 |
-
1991
- 1991-04-12 JP JP1991033585U patent/JP2512635Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04120426U (ja) | 1992-10-28 |
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