JPH1075703A - 自走式噴霧機の噴孔支持構造 - Google Patents
自走式噴霧機の噴孔支持構造Info
- Publication number
- JPH1075703A JPH1075703A JP23683096A JP23683096A JPH1075703A JP H1075703 A JPH1075703 A JP H1075703A JP 23683096 A JP23683096 A JP 23683096A JP 23683096 A JP23683096 A JP 23683096A JP H1075703 A JPH1075703 A JP H1075703A
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- self
- propelled sprayer
- injection hole
- pipe
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 葱等の上下に長い葉を有する作物について
は、左右に長い噴霧管を作物の上方に配設しなくても、
一箇所から両側に斜め下向きに噴霧すれば、薬液が葉を
滴って根元部まで薬液が及ぶので、このような噴霧を可
能とする自走式噴霧機の噴孔支持構造を提供し、作業効
率化、低コスト化を実現する。 【解決手段】 自走式噴霧機に取り付けた噴霧幹管ステ
ー１４に左右一対の噴霧幹管１５の基端部を、開き角度
調節可能にボルト１７にて取り付け、各噴霧幹管１５か
らは、先端に噴孔１６を具備する噴霧枝管１５ａ・１５
ｂ・１５ｃを外側向きに延設し、噴霧幹管１５の先端近
くの噴霧枝管１５ａを最も長く、基端近くの噴霧枝管１
５ｃを最も短くする。
は、左右に長い噴霧管を作物の上方に配設しなくても、
一箇所から両側に斜め下向きに噴霧すれば、薬液が葉を
滴って根元部まで薬液が及ぶので、このような噴霧を可
能とする自走式噴霧機の噴孔支持構造を提供し、作業効
率化、低コスト化を実現する。 【解決手段】 自走式噴霧機に取り付けた噴霧幹管ステ
ー１４に左右一対の噴霧幹管１５の基端部を、開き角度
調節可能にボルト１７にて取り付け、各噴霧幹管１５か
らは、先端に噴孔１６を具備する噴霧枝管１５ａ・１５
ｂ・１５ｃを外側向きに延設し、噴霧幹管１５の先端近
くの噴霧枝管１５ａを最も長く、基端近くの噴霧枝管１
５ｃを最も短くする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走式噴霧機、例
えば、クローラ式、或いはホイル式の走行装置上に、薬
液タンクを搭載するタイプ、或いは別途設置した薬液タ
ンクとの間に連結するホースを巻き取り、繰り出しなが
ら走行するタイプ等における、一箇所から斜め下方向き
に遠くまで噴霧ができるうような噴孔支持構造に関す
る。
えば、クローラ式、或いはホイル式の走行装置上に、薬
液タンクを搭載するタイプ、或いは別途設置した薬液タ
ンクとの間に連結するホースを巻き取り、繰り出しなが
ら走行するタイプ等における、一箇所から斜め下方向き
に遠くまで噴霧ができるうような噴孔支持構造に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、クローラ式、或いはホイル式の走
行装置上に薬液タンクを搭載し、車体後端に噴孔を支持
してなる自走式噴霧機は公知であり、例えば、実開昭５
９−２７８５４、実開平４−９５７、実公平６−４１６
６６、実開平７−２８３７６、特開平７−２５５３４７
等の公報に開示されている。これらの中で、噴孔の支持
構造については、車体後端に噴孔を具備する垂直状の噴
霧管を左右一対に二本立設したり、或いは垂直状の支持
管に、噴孔を具備する水平状の噴霧管を支持したりとい
う構造である。中には、噴孔を具備する垂直状の噴霧管
を左右回動自在にして、噴霧ムラを回避するという構造
のものもある。また、別途設置した薬液タンクとの間に
ホースを連結し、該ホースを巻き取り或いは繰り出しな
がら、遠隔自動制御式に走行するタイプのものもある
が、この場合にも、噴孔支持構造については同様であ
る。
行装置上に薬液タンクを搭載し、車体後端に噴孔を支持
してなる自走式噴霧機は公知であり、例えば、実開昭５
９−２７８５４、実開平４−９５７、実公平６−４１６
６６、実開平７−２８３７６、特開平７−２５５３４７
等の公報に開示されている。これらの中で、噴孔の支持
構造については、車体後端に噴孔を具備する垂直状の噴
霧管を左右一対に二本立設したり、或いは垂直状の支持
管に、噴孔を具備する水平状の噴霧管を支持したりとい
う構造である。中には、噴孔を具備する垂直状の噴霧管
を左右回動自在にして、噴霧ムラを回避するという構造
のものもある。また、別途設置した薬液タンクとの間に
ホースを連結し、該ホースを巻き取り或いは繰り出しな
がら、遠隔自動制御式に走行するタイプのものもある
が、この場合にも、噴孔支持構造については同様であ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】自走式噴霧機自体は様
々な噴霧作業に適用できるが、噴霧対象によっては、噴
孔の支持構造を変更させることで、格段に作業効率が向
上する場合がある。例えば、葱等の長葉のものについて
は、上方に水平状の噴霧管を配置しなくても、斜め方向
より噴霧するだけで、葉の根元まで薬液が滴り落ちるの
ものである。従って、噴孔の支持構造によっては、一箇
所から広範囲の噴霧が可能となり、噴霧作業の効率化、
低コスト化に繋げることができる。
々な噴霧作業に適用できるが、噴霧対象によっては、噴
孔の支持構造を変更させることで、格段に作業効率が向
上する場合がある。例えば、葱等の長葉のものについて
は、上方に水平状の噴霧管を配置しなくても、斜め方向
より噴霧するだけで、葉の根元まで薬液が滴り落ちるの
ものである。従って、噴孔の支持構造によっては、一箇
所から広範囲の噴霧が可能となり、噴霧作業の効率化、
低コスト化に繋げることができる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、自走式噴霧機
の噴孔支持構造において、以上のような噴霧作業におけ
る課題に鑑み、次のような手段を用いるものである。即
ち、自走式噴霧機において、左右一対の噴霧幹管を立設
し、各噴霧幹管より、先端に噴孔を具備する外側向きの
噴霧枝管を複数本延設する。また、一噴霧幹管における
複数の噴霧枝管の長さを、噴霧幹管の基端より先端に向
けて次第に長くなるように設定する。更に、左右の噴霧
幹管の開き角度を調節可能とする。
の噴孔支持構造において、以上のような噴霧作業におけ
る課題に鑑み、次のような手段を用いるものである。即
ち、自走式噴霧機において、左右一対の噴霧幹管を立設
し、各噴霧幹管より、先端に噴孔を具備する外側向きの
噴霧枝管を複数本延設する。また、一噴霧幹管における
複数の噴霧枝管の長さを、噴霧幹管の基端より先端に向
けて次第に長くなるように設定する。更に、左右の噴霧
幹管の開き角度を調節可能とする。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付の図
面にて説明する。図１は斜め上方からの噴霧を可能とす
る噴孔支持構造を採用する噴霧作業中の自走式噴霧機の
正面図、図２は同じく噴孔支持部の部分正面図、図３は
薬液タンク搭載型自走式噴霧機の正面図、図４は同じく
後面図、図５は同じく側面図、図６は同じく平面図、図
７はホース繰出型の自走式噴霧機の噴霧作業の様子を示
す斜視図である。
面にて説明する。図１は斜め上方からの噴霧を可能とす
る噴孔支持構造を採用する噴霧作業中の自走式噴霧機の
正面図、図２は同じく噴孔支持部の部分正面図、図３は
薬液タンク搭載型自走式噴霧機の正面図、図４は同じく
後面図、図５は同じく側面図、図６は同じく平面図、図
７はホース繰出型の自走式噴霧機の噴霧作業の様子を示
す斜視図である。
【０００６】まず、本発明の噴孔支持構造を採用する自
走式噴霧機として、二タイプのものが考えられる。一つ
は、図３乃至図６図示の薬液タンク搭載型のもの、もう
一つは、図７図示のホース繰出型のものである。前者
は、車体の走行とともに車体前方に人がついて噴霧作業
を行うのに適用するものであり、車体には薬液タンクを
搭載しており、この搭載する薬液タンク内の薬液又は水
を噴孔より噴霧するのである。後者は、ハウス内等で、
全行程において無人化を推進したものであり、噴霧機は
車体自体に駆動装置を設けるか、或いは、遠隔操作によ
って走行させるようにしている。例えば、図７では、噴
霧機Ａの前後方向の移動の際にはそれ自身の駆動装置に
て走行駆動し、横方向の移動の際には、レールＲ上を移
動可能とする台車Ｂ上に該噴霧機Ａを搭載し、ウィンチ
Ｃより台車ＢにワイヤＷを連結し、台車Ｂごと引っ張る
ものとしている。そして、薬液タンクＴ’は、別途に設
置されていて、該薬液タンクＴ’よりホース巻き取り機
Ｄを介してホースＨを噴霧機Ａに連結し、噴霧機Ａ（ま
たは台車Ｂ）の移動とともにホースＨを巻き取り、繰り
出すのである。
走式噴霧機として、二タイプのものが考えられる。一つ
は、図３乃至図６図示の薬液タンク搭載型のもの、もう
一つは、図７図示のホース繰出型のものである。前者
は、車体の走行とともに車体前方に人がついて噴霧作業
を行うのに適用するものであり、車体には薬液タンクを
搭載しており、この搭載する薬液タンク内の薬液又は水
を噴孔より噴霧するのである。後者は、ハウス内等で、
全行程において無人化を推進したものであり、噴霧機は
車体自体に駆動装置を設けるか、或いは、遠隔操作によ
って走行させるようにしている。例えば、図７では、噴
霧機Ａの前後方向の移動の際にはそれ自身の駆動装置に
て走行駆動し、横方向の移動の際には、レールＲ上を移
動可能とする台車Ｂ上に該噴霧機Ａを搭載し、ウィンチ
Ｃより台車ＢにワイヤＷを連結し、台車Ｂごと引っ張る
ものとしている。そして、薬液タンクＴ’は、別途に設
置されていて、該薬液タンクＴ’よりホース巻き取り機
Ｄを介してホースＨを噴霧機Ａに連結し、噴霧機Ａ（ま
たは台車Ｂ）の移動とともにホースＨを巻き取り、繰り
出すのである。
【０００７】図１及び図２図示の本発明に係る噴孔支持
構造は、図３乃至図６図示の薬液タンク搭載型の自走式
噴霧機に採用しているが、図７図示のホース繰出型のも
のに採用してもよいのである。
構造は、図３乃至図６図示の薬液タンク搭載型の自走式
噴霧機に採用しているが、図７図示のホース繰出型のも
のに採用してもよいのである。
【０００８】薬液タンク搭載型の自走式噴霧機の構造に
ついて図３乃至図６より説明する。まず、走行装置であ
るが、走行フレーム１の左右に転輪７・８及びアイドラ
９を懸架し、また、該走行フレーム１の直前方に配設す
る走行ミッションケースＭの左右に駆動スプロケット６
を軸支しており、同一側に配設する駆動スプロケット
６、転輪７・８、及びアイドラー９にクローラ１０を巻
回して構成される。
ついて図３乃至図６より説明する。まず、走行装置であ
るが、走行フレーム１の左右に転輪７・８及びアイドラ
９を懸架し、また、該走行フレーム１の直前方に配設す
る走行ミッションケースＭの左右に駆動スプロケット６
を軸支しており、同一側に配設する駆動スプロケット
６、転輪７・８、及びアイドラー９にクローラ１０を巻
回して構成される。
【０００９】走行フレーム１より前部上方に動力部支持
フレーム１１を延設しており、該動力部支持フレーム１
１上には、エンジンＥ、動噴Ｐを搭載する。該動力支持
フレーム１１よりエンジン及び動噴Ｐの上方部分にかけ
て、ハンドル１２を立設しており、該ハンドル１２の上
部にいくつかのレバー類を具備する操作ボックス１３が
配設されている。こうして形成される動力部の後方に
て、該走行フレーム１上に薬液タンク１が搭載されてお
り、薬液タンクＴの後方で、走行フレーム１の後端より
噴孔支柱２を立設するとともに、該噴孔支柱２の基端部
付近にて、薬液タンクＴからの薬液取出口５が配設され
ていて、ここに、後記の噴霧幹管１５より延設される薬
液ホース１８（図１及び図２図示）の端部を連結するも
のである。該噴孔支柱２には、後記の噴霧幹管ステー１
４を付設するための垂直ステー３が上下摺動自在に外嵌
されており、固定ネジ４にて位置固定できるようになっ
ている。
フレーム１１を延設しており、該動力部支持フレーム１
１上には、エンジンＥ、動噴Ｐを搭載する。該動力支持
フレーム１１よりエンジン及び動噴Ｐの上方部分にかけ
て、ハンドル１２を立設しており、該ハンドル１２の上
部にいくつかのレバー類を具備する操作ボックス１３が
配設されている。こうして形成される動力部の後方に
て、該走行フレーム１上に薬液タンク１が搭載されてお
り、薬液タンクＴの後方で、走行フレーム１の後端より
噴孔支柱２を立設するとともに、該噴孔支柱２の基端部
付近にて、薬液タンクＴからの薬液取出口５が配設され
ていて、ここに、後記の噴霧幹管１５より延設される薬
液ホース１８（図１及び図２図示）の端部を連結するも
のである。該噴孔支柱２には、後記の噴霧幹管ステー１
４を付設するための垂直ステー３が上下摺動自在に外嵌
されており、固定ネジ４にて位置固定できるようになっ
ている。
【００１０】噴霧作業に際しては、オペレーターが、走
行する車体前方に立ち、後方の噴霧支柱２にて支持され
る噴孔による噴霧状況を見ながら、ハンドル１２を操作
したりレバー類を操作したりして、噴霧作業を進めるも
のである。勿論、リモコン制御式にすれば、オペレータ
ーが車体のそばにつかずに走行及び噴霧制御をすること
ができる。
行する車体前方に立ち、後方の噴霧支柱２にて支持され
る噴孔による噴霧状況を見ながら、ハンドル１２を操作
したりレバー類を操作したりして、噴霧作業を進めるも
のである。勿論、リモコン制御式にすれば、オペレータ
ーが車体のそばにつかずに走行及び噴霧制御をすること
ができる。
【００１１】本発明の噴孔支持構造について図１及び図
２より説明する。噴孔支柱２に上下高さ調整自在に外嵌
される垂直ステー３に、噴霧幹管ステー１４が付設され
ていて、その両端には、噴霧幹管１５・１５をボルト１
７・１７にて締止している。該噴霧幹管１５は、ボルト
１７を緩め、図２の如く、ボルト１７の締止位置を支点
として上下回動させて、左右噴霧幹管１５・１５の開き
角度θを調節できるようにしている。図１では、両噴霧
幹管１５・１５にて正面視Ｖの字を形成するように固定
しており、これにより、後記の如く噴霧幹管１５より延
設する噴霧枝管１５ａ・１５ｂ・１５ｃより、両側斜め
下方向きの噴霧が可能となる。また、開き角度θの調整
により、各噴霧枝管１５ａ・１５ｂ・１５ｃからの噴霧
距離を調節できる。
２より説明する。噴孔支柱２に上下高さ調整自在に外嵌
される垂直ステー３に、噴霧幹管ステー１４が付設され
ていて、その両端には、噴霧幹管１５・１５をボルト１
７・１７にて締止している。該噴霧幹管１５は、ボルト
１７を緩め、図２の如く、ボルト１７の締止位置を支点
として上下回動させて、左右噴霧幹管１５・１５の開き
角度θを調節できるようにしている。図１では、両噴霧
幹管１５・１５にて正面視Ｖの字を形成するように固定
しており、これにより、後記の如く噴霧幹管１５より延
設する噴霧枝管１５ａ・１５ｂ・１５ｃより、両側斜め
下方向きの噴霧が可能となる。また、開き角度θの調整
により、各噴霧枝管１５ａ・１５ｂ・１５ｃからの噴霧
距離を調節できる。
【００１２】噴霧幹管１５からは、該噴霧幹管１５の軸
芯方向と直角状に、先端に噴孔１６を具備する複数の噴
霧枝管１５ａ・１５ｂ・１５ｃが、両外側を向いて延設
されているが、噴霧幹管１５の先端に最も近い噴霧枝管
１５ａを最も長くしており、その次に、中間の噴霧枝管
１５ｂを長く、そして、基端近くの噴霧枝管１５ｃを最
も短くしている（図２中、Ｌ１＞Ｌ２＞Ｌ３）。このよ
うに設定することで、互いの噴孔から噴霧される薬液が
干渉せずに、噴霧幹管１５の基端近くの噴霧枝管１５ｃ
からは車体の側方近傍に、先端近くの噴霧枝管１５ａか
らは車体の側方の遠くにまで薬液を噴霧でき、車体側方
の広範囲の噴霧が可能となる。なお、噴霧幹管１５の基
端からは、先端に噴孔１６を具備するフレキシブル噴霧
枝管１５ｄを延設して、車体の極近傍に噴霧できるよう
にしている。
芯方向と直角状に、先端に噴孔１６を具備する複数の噴
霧枝管１５ａ・１５ｂ・１５ｃが、両外側を向いて延設
されているが、噴霧幹管１５の先端に最も近い噴霧枝管
１５ａを最も長くしており、その次に、中間の噴霧枝管
１５ｂを長く、そして、基端近くの噴霧枝管１５ｃを最
も短くしている（図２中、Ｌ１＞Ｌ２＞Ｌ３）。このよ
うに設定することで、互いの噴孔から噴霧される薬液が
干渉せずに、噴霧幹管１５の基端近くの噴霧枝管１５ｃ
からは車体の側方近傍に、先端近くの噴霧枝管１５ａか
らは車体の側方の遠くにまで薬液を噴霧でき、車体側方
の広範囲の噴霧が可能となる。なお、噴霧幹管１５の基
端からは、先端に噴孔１６を具備するフレキシブル噴霧
枝管１５ｄを延設して、車体の極近傍に噴霧できるよう
にしている。
【００１３】葱等の葉の長い作物については、図１のよ
うに斜め上方から噴霧しても、葉を滴り落ちて、根元ま
で薬液が届くので、このような構成で、左右に長い水平
状の噴霧管（ビーム）を作物の上方に配置しなくても、
一箇所から両側方向に遠くまで一度に噴霧をすることが
でき、噴霧効率が向上し、噴霧管長さを短縮できて、低
コスト化に繋がる。
うに斜め上方から噴霧しても、葉を滴り落ちて、根元ま
で薬液が届くので、このような構成で、左右に長い水平
状の噴霧管（ビーム）を作物の上方に配置しなくても、
一箇所から両側方向に遠くまで一度に噴霧をすることが
でき、噴霧効率が向上し、噴霧管長さを短縮できて、低
コスト化に繋がる。
【００１４】
【発明の効果】本発明は、自走式噴霧機の噴孔支持構造
を以上のようなものとしたので、次のような効果を奏す
る。即ち、請求項１の如く構成することで、例えば葱等
の上下に長い葉を持つ作物については、噴霧幹管を斜め
上方に立て、そこから延設される噴霧枝管より両外側に
向けて噴霧することで、斜め上方より薬液が噴霧されれ
ば、根元まで葉が滴り落ちて、薬液が行き届く。即ち、
噴霧作業は、一箇所から両側遠くにまで一度に施すこと
ができて、作業効率が向上し、作物の上方から噴霧すべ
く左右に長い噴霧管（ビーム）を設ける必要がないの
で、噴霧管長さを短縮でき、低コスト化を実現する。
を以上のようなものとしたので、次のような効果を奏す
る。即ち、請求項１の如く構成することで、例えば葱等
の上下に長い葉を持つ作物については、噴霧幹管を斜め
上方に立て、そこから延設される噴霧枝管より両外側に
向けて噴霧することで、斜め上方より薬液が噴霧されれ
ば、根元まで葉が滴り落ちて、薬液が行き届く。即ち、
噴霧作業は、一箇所から両側遠くにまで一度に施すこと
ができて、作業効率が向上し、作物の上方から噴霧すべ
く左右に長い噴霧管（ビーム）を設ける必要がないの
で、噴霧管長さを短縮でき、低コスト化を実現する。
【００１５】また、請求項２の如く、鵜噴霧幹管におけ
る複数の噴霧枝管の長さを、噴霧幹管の基端から先端に
かけて次第に長く設定することで、互いの噴霧が干渉す
ることなく、基端近くの噴霧枝管からは近い距離の噴霧
が、先端近くの噴霧枝管からは遠い距離の噴霧がなさ
れ、広範囲における噴霧が可能となる。
る複数の噴霧枝管の長さを、噴霧幹管の基端から先端に
かけて次第に長く設定することで、互いの噴霧が干渉す
ることなく、基端近くの噴霧枝管からは近い距離の噴霧
が、先端近くの噴霧枝管からは遠い距離の噴霧がなさ
れ、広範囲における噴霧が可能となる。
【００１６】更に、請求項３の如く、左右の噴霧幹管の
開き角度を調節可能とすることで、様々な圃場の作物の
植え具合に応じて、噴孔からの噴霧距離を調節すること
ができる。
開き角度を調節可能とすることで、様々な圃場の作物の
植え具合に応じて、噴孔からの噴霧距離を調節すること
ができる。
【図１】斜め上方からの噴霧を可能とする噴孔支持構造
を採用する噴霧作業中の自走式噴霧機の正面図である。
を採用する噴霧作業中の自走式噴霧機の正面図である。
【図２】同じく噴孔支持部の部分正面図である。
【図３】薬液タンク搭載型自走式噴霧機の正面図であ
る。
る。
【図４】同じく後面図である。
【図５】同じく側面図である。
【図６】同じく平面図である。
【図７】ホース繰出型の自走式噴霧機の噴霧作業の様子
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
１ 走行フレーム ２ 噴孔支柱 ３ ステー ４ 固定ネジ １４ 噴霧幹管ステー １５ 噴霧幹管 １５ａ 噴霧枝管 １５ｂ 噴霧枝管 １５ｃ 噴霧枝管 １５ｄ フレキシブル噴霧枝管 １６ 噴孔 １７ ボルト
Claims (3)
- 【請求項１】 自走式噴霧機において、左右一対の噴霧
幹管を立設し、各噴霧幹管より、先端に噴孔を具備する
外側向きの噴霧枝管を複数本延設したことを特徴とする
自走式噴霧機の噴孔支持構造。 - 【請求項２】 請求項１記載の自走式噴霧機の噴孔支持
構造において、一噴霧幹管における複数の噴霧枝管の長
さを、噴霧幹管の基端より先端に向けて次第に長くなる
ように設定したことを特徴とする自走式噴霧機の噴孔支
持構造。 - 【請求項３】 請求項１記載の自走式噴霧機の噴孔支持
構造において、左右の噴霧幹管の開き角度を調節可能と
したことを特徴とする自走式噴霧機の噴孔支持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23683096A JPH1075703A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 自走式噴霧機の噴孔支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23683096A JPH1075703A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 自走式噴霧機の噴孔支持構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1075703A true JPH1075703A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=17006420
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23683096A Pending JPH1075703A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 自走式噴霧機の噴孔支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1075703A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103537399A (zh) * | 2013-11-12 | 2014-01-29 | 胡和萍 | 一种手推车式电动喷雾器的调节装置 |
| CN104145783A (zh) * | 2014-08-13 | 2014-11-19 | 昆明理工大学 | 一种可调的伞形喷滴灌一体机 |
| CN107535322A (zh) * | 2017-09-30 | 2018-01-05 | 梁水明 | 一种城市绿化用自动化控制喷灌设备 |
| CN110012823A (zh) * | 2019-04-12 | 2019-07-16 | 田艺江 | 一种便于移动的农业灌溉设备 |
| CN110629720A (zh) * | 2019-11-12 | 2019-12-31 | 盛晓州 | 一种多功能市政建筑施工装置 |
| CN110786310A (zh) * | 2019-12-18 | 2020-02-14 | 福州枫蕊生态科技有限公司 | 高低秆作物全幅扫瞄喷药组件 |
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| CN110915793A (zh) * | 2019-12-18 | 2020-03-27 | 福州市农业科学研究所 | 大葱全株高效扫瞄喷药法 |
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-
1996
- 1996-09-06 JP JP23683096A patent/JPH1075703A/ja active Pending
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