JP3814024B2 - 自走式噴霧機の噴孔支持構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自走式噴霧機、例えば、クローラ式、或いはホイル式の走行装置上に、薬液タンクを搭載するタイプ、或いは別途設置した薬液タンクとの間に連結するホースを巻き取り、繰り出しながら走行するタイプ等における、作物の上方と下方とより同時に噴霧ができるような噴孔の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、クローラ式、或いはホイル式の走行装置上に薬液タンクを搭載し、車体後端に噴孔を支持してなる自走式噴霧機は公知であり、例えば、実開昭59−27854、実開平4−957、実公平6−41666、実開平7−28376、特開平7−255347等の公報に開示されている。
これらの中で、噴孔の支持構造については、車体後端に噴孔を具備する垂直状の噴霧管を左右一対に二本立設したり、或いは垂直状の支持管に、噴孔を具備する水平状の噴霧管を支持したりという構造である。中には、噴孔を具備する垂直状の噴霧管を左右回動自在にして、噴霧ムラを回避するという構造のものもある。
また、別途設置した薬液タンクとの間にホースを連結し、該ホースを巻き取り或いは繰り出しながら、遠隔自動制御式に走行するタイプのものもあるが、この場合にも、噴孔支持構造については同様である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
自走式噴霧機自体は様々な噴霧作業に適用できるが、噴霧対象によっては、噴孔の支持構造をそれに合わせて変更しなければ、実際に噴霧作業をする上で不具合を生じる。
例えば、煙草に噴霧作業を行う場合、水平状の噴霧管にて上方より下向きに薬液噴霧を行うだけでは、葉が大きいために、根元付近の葉にまで薬液が行き届かないという問題がある。このような作物に噴霧作業をする場合、上方からと下方からの噴霧が同時になされる噴孔支持構造とすれば、作業効率が向上するのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、自走式噴霧機の噴孔支持構造において、以上のような噴霧作業における問題点に鑑み、次のような手段を用いるものである。
自走式噴霧機の噴孔支持構造において、走行フレーム1より噴孔支柱2を立設し、該噴孔支柱2に外嵌される垂直ステー3には、水平方向に水平ステー14が付設されていて、該水平ステー14の両側端には、水平方向に前後回動可能に水平支持杆15を枢支ボルト16にて枢支し、該水平ステー14と該水平支持杆15との間にバネ17を跨設しており、該バネ17の支点越えにより、該水平支持杆15を両側に広げた状態と、折り畳んだ状態とに切り換え可能とし、該水平支持杆15に沿設して、下向きの噴孔を具備する水平状の主噴霧管18を支持し、該水平支持杆15の折り畳みにより、水平支持杆15に添設する主噴霧管18も同時に折り畳み可能とし、該主噴霧管18の該噴孔のいずれかより、下端に噴孔を具備する副噴霧管19を垂下し、該副噴霧管19はゴムホースのような弾性材で構成し、副噴霧管19の下端の噴孔を斜め上方向きとしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付の図面にて説明する。図1は上方からと下方からの噴霧を同時に行えるように、主噴霧管9より副噴霧管10を垂下させたタイプの噴孔支持構造を採用する噴霧作業中の自走式噴霧機の後面図、図2は図1図示の主噴霧管9の折り畳み機構を示す部分斜視図、図3は薬液タンク搭載型自走式噴霧機の正面図、図4は同じく後面図、図5は同じく側面図、図6は同じく平面図、図7はホース繰出型の自走式噴霧機の噴霧作業の様子を示す斜視図である。
【0006】
まず、本発明の噴孔支持構造を採用する自走式噴霧機として、二タイプのものが考えられる。
一つは、図3乃至図6図示の薬液タンク搭載型のもの、もう一つは、図7図示のホース繰出型のものである。
前者は、車体の走行とともに車体前方に人がついて噴霧作業を行うのに適用するものであり、車体には薬液タンクを搭載しており、この搭載する薬液タンク内の薬液又は水を噴孔より噴霧するのである。
後者は、ハウス内等で、全行程において無人化を推進したものであり、噴霧機は車体自体に駆動装置を設けるか、或いは、遠隔操作によって走行させるようにしている。
例えば、図7では、噴霧機Aの前後方向の移動の際にはそれ自身の駆動装置にて走行駆動し、横方向の移動の際には、レールR上を移動可能とする台車B上に該噴霧機Aを搭載し、ウィンチCより台車BにワイヤWを連結し、台車Bごと引っ張るものとしている。そして、薬液タンクT’は、別途に設置されていて、該薬液タンクT’より、ホース巻き取り機Dを介してホースHを噴霧機Aに連結し、噴霧機A(または台車B)の移動とともにホースHを巻き取り、繰り出すのである。
【0007】
図1及び図2図示の本発明に係る噴孔支持構造は、図3乃至図6図示の薬液タンク搭載型の自走式噴霧機に採用しているが、図7図示のホース繰出型のものに採用してもよいのである。
【0008】
薬液タンク搭載型の自走式噴霧機の構造について図3乃至図6より説明する。まず、走行装置であるが、走行フレーム1の左右に転輪7・8及びアイドラ9を懸架し、また、該走行フレーム1の直前方に配設する走行ミッションケースMの左右に、駆動スプロケット6を軸支しており、同一側に配設する駆動スプロケット6、転輪7・8、及びアイドラー9にクローラ10を巻回して構成される。
【0009】
走行フレーム1より前部上方に、動力部支持フレーム11を延設しており、該動力部支持フレーム11上には、エンジンE、動噴Pを搭載する。該動力支持フレーム11よりエンジン及び動噴Pの上方部分にかけて、ハンドル12を立設しており、該ハンドル12の上部にいくつかのレバー類を具備する操作ボックス13が配設されている。
こうして形成される動力部の後方にて、該走行フレーム1上に薬液タンクTが搭載されており、薬液タンクTの後方で、走行フレーム1の後端より噴孔支柱2を立設するとともに、該噴孔支柱2の基端部付近にて、薬液タンクTからの薬液取出口5が配設されていて、ここに後記主噴霧管18より延設する薬液ホース20(図1及び図2図示)の端部を連結するものである。
噴孔支柱2には、後記の支持杆14や噴霧管等を付設するための垂直ステー3が上下摺動自在に外嵌されており、固定ネジ4にて位置固定できるようになっている。
【0010】
噴霧作業に際しては、オペレーターが、走行する車体前方に立ち、後方の噴孔支柱2にて支持される噴孔による噴霧状況を見ながら、ハンドル12を操作したりレバー類を操作したりして、噴霧作業を進めるものである。勿論、リモコン制御式にすれば、オペレーターが車体のそばにつかずに走行及び噴霧制御をすることができる。
【0011】
本発明の噴孔支持構造について、図1及び図2より説明する。噴孔支柱2に外嵌される垂直ステー3には、水平ステー14が付設されていて、該水平ステー14の両側端には、水平方向に前後回動可能に、水平支持杆15の基端部15aを枢支ボルト16にて枢支している。
該水平ステー14と該水平支持杆15の基端部15aとの間には、バネ17を跨設しており、該バネ17の支点越えを利用し、水平支持杆15を、図1のように両側に広げた状態と、図2のように前方に折り畳んだ状態とに切り換えることができる。
このように水平支持杆15を折り畳めれば、後記の如くこれに添設する主噴霧管18も同時に折り畳めることとなる。
【0012】
水平主噴霧管15には、平行状に主噴霧管18を添設しており、主噴霧管18には下向きに複数個の噴孔18a・18a・・・が付設されていて、例えば、図1に示すように、煙草等の作物の上方より噴霧を施すことができる。しかし、煙草等は、葉が大きく、根元近くの葉の裏にまで薬液が付着しない。そこで、噴孔18aのいずれかより、副噴霧管19を垂設できるようにしている。該副噴霧管19の下端には噴孔19aが付設されているが、該噴孔19aは斜め上方を向いていて、下方より薬液を噴霧して、葉の裏に薬液が付着するようにしている。
なお、噴孔19aを下向きにすれば、作物の上方からの噴霧と同時に、地表の噴霧作業(例えば下草除去等)もできることとなる。
【0013】
副噴霧管19は、葉等との緩衝のため、ゴムホースのような弾性材で構成することも考えられる。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、自走式噴霧機の噴孔支持構造において、走行フレーム1より噴孔支柱2を立設し、該噴孔支柱2に外嵌される垂直ステー3には、水平方向に水平ステー14が付設されていて、該水平ステー14の両側端には、水平方向に前後回動可能に水平支持杆15を枢支ボルト16にて枢支し、該水平ステー14と該水平支持杆15との間にバネ17を跨設しており、該バネ17の支点越えにより、該水平支持杆15を両側に広げた状態と、折り畳んだ状態とに切り換え可能とし、該水平支持杆15に沿設して、下向きの噴孔を具備する水平状の主噴霧管18を支持し、該水平支持杆15の折り畳みにより、水平支持杆15に添設する主噴霧管18も同時に折り畳み可能とし、該主噴霧管18の該噴孔のいずれかより、下端に噴孔を具備する副噴霧管19を垂下し、該副噴霧管19はゴムホースのような弾性材で構成し、副噴霧管19の下端の噴孔を斜め上方向きとしたので、次のような効果を奏する。
第1に、主噴霧管の噴孔にて作物の上方からの噴霧を、そして、副噴霧管の噴孔にて根元部における噴霧とを、同時に行うことができ、噴霧作業効率が向上する。
第2に、副噴霧管の噴孔を斜め上方向きにすることで、例えば煙草のような葉の大きな作物において、上方からは、水平状の主噴霧管の噴孔より下向きに薬液を噴霧し、また、下方より上向きに、副噴霧管の噴孔より薬液を噴霧して、葉の裏側まで薬液を行き届かせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 上方からと下方からの噴霧を同時に行えるように、主噴霧管18より副噴霧管19を垂下させたタイプの噴孔支持構造を採用する噴霧作業中の自走式噴霧機の後面図である。
【図2】 図1図示の主噴霧管18(水平支持杆15)の折り畳み機構を示す部分斜視図である。
【図3】 薬液タンク搭載型自走式噴霧機の正面図である。
【図4】 同じく後面図である。
【図5】 同じく側面図である。
【図6】 同じく平面図である。
【図7】 ホース繰出型の自走式噴霧機の噴霧作業の様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 走行フレーム
2 噴孔支柱
3 垂直ステー
4 固定ネジ
14 水平ステー
15 水平支持杆
15a 基端部
16 枢支ボルト
17 バネ
18 主噴霧管
18a 噴孔
19 副噴霧管
19a 噴孔

Claims (1)

  1. 自走式噴霧機の噴孔支持構造において、走行フレーム1より噴孔支柱2を立設し、該噴孔支柱2に外嵌される垂直ステー3には、水平方向に水平ステー14が付設されていて、該水平ステー14の両側端には、水平方向に前後回動可能に水平支持杆15を枢支ボルト16にて枢支し、
    該水平ステー14と該水平支持杆15との間にバネ17を跨設しており、該バネ17の支点越えにより、該水平支持杆15を両側に広げた状態と、折り畳んだ状態とに切り換え可能とし、
    該水平支持杆15に沿設して、下向きの噴孔を具備する水平状の主噴霧管18を支持し、該水平支持杆15の折り畳みにより、水平支持杆15に添設する主噴霧管18も同時に折り畳み可能とし、
    該主噴霧管18の該噴孔のいずれかより、下端に噴孔を具備する副噴霧管19を垂下し、該副噴霧管19はゴムホースのような弾性材で構成し、副噴霧管19の下端の噴孔を斜め上方向きとしたことを特徴とする自走式噴霧機の噴孔支持構造。
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