JP2507748Y2 - ブ―ムスプレ―ヤ - Google Patents
ブ―ムスプレ―ヤInfo
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- JP2507748Y2 JP2507748Y2 JP14412989U JP14412989U JP2507748Y2 JP 2507748 Y2 JP2507748 Y2 JP 2507748Y2 JP 14412989 U JP14412989 U JP 14412989U JP 14412989 U JP14412989 U JP 14412989U JP 2507748 Y2 JP2507748 Y2 JP 2507748Y2
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- boom
- pipe
- spray pipe
- shaft
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、左右両側に延びるブームに複数本の垂下噴
霧管を間隔をあけて設けた形式のブームスプレーヤに関
し、さらに詳しくは複数本設けた垂下噴霧管の長さを、
ブームの左右両外側端部に至るほど短くしたブームスプ
レーヤに関する。
霧管を間隔をあけて設けた形式のブームスプレーヤに関
し、さらに詳しくは複数本設けた垂下噴霧管の長さを、
ブームの左右両外側端部に至るほど短くしたブームスプ
レーヤに関する。
この種のブームスプレーヤは、機枠から左右両側に延
びるブームに、複数本の垂下噴霧管を所定間隔に取付け
る構造となつている。
びるブームに、複数本の垂下噴霧管を所定間隔に取付け
る構造となつている。
この複数本の垂下噴霧管の上部を取付けるブームは、
機枠からの突出長さが長くなるにしたがつて、第2図に
示す如く、基端側20aにおける接続部のガタや、左右に
延びるブーム20自体の撓みが原因となつて、左右両端側
が中央側よりも下方に向けて高さHだけ下降する姿勢と
なる。
機枠からの突出長さが長くなるにしたがつて、第2図に
示す如く、基端側20aにおける接続部のガタや、左右に
延びるブーム20自体の撓みが原因となつて、左右両端側
が中央側よりも下方に向けて高さHだけ下降する姿勢と
なる。
ところで、上述の如く、左右両端側が中央側よりも下
方に向けて高さHだけ下降する姿勢となるブームに、同
一長さで垂下する垂下噴霧管を取付けると、同一長さの
垂下噴霧管は両端に至るほど地上高さが低くなるので、
中央側を基準にして地上高さを設定した場合、両端に至
るほど垂下噴霧管の地上高さは低くなり、地面に下端が
接当して破損したり、所定高さでの均一な防除作業が効
率よくできないという問題があつた。
方に向けて高さHだけ下降する姿勢となるブームに、同
一長さで垂下する垂下噴霧管を取付けると、同一長さの
垂下噴霧管は両端に至るほど地上高さが低くなるので、
中央側を基準にして地上高さを設定した場合、両端に至
るほど垂下噴霧管の地上高さは低くなり、地面に下端が
接当して破損したり、所定高さでの均一な防除作業が効
率よくできないという問題があつた。
そこで、本考案は、左右方向に延びるブームに、間隔
をあけて複数の垂下噴霧管を取り付ける構造のブームス
プレーヤにあつても、各垂下噴霧管の地上高さを同一に
できるブームスプレーヤを提供することを目的として実
施するものである。
をあけて複数の垂下噴霧管を取り付ける構造のブームス
プレーヤにあつても、各垂下噴霧管の地上高さを同一に
できるブームスプレーヤを提供することを目的として実
施するものである。
上記目的を達成する本考案は、薬液タンクに連通する
ポンプに導管を介して接続された複数本の垂下噴霧管
を、機枠から左右両側に延びる左右一対のブームに、間
隔をあけて取付けたブームスプレーヤにおいて、上記各
垂下噴霧管の垂下長さをブームの延長方向両端部に至る
ほど短く設け、ブームから垂下する各垂下噴霧管下端の
地上高さを略均一に構成してなるものである。
ポンプに導管を介して接続された複数本の垂下噴霧管
を、機枠から左右両側に延びる左右一対のブームに、間
隔をあけて取付けたブームスプレーヤにおいて、上記各
垂下噴霧管の垂下長さをブームの延長方向両端部に至る
ほど短く設け、ブームから垂下する各垂下噴霧管下端の
地上高さを略均一に構成してなるものである。
したがつて、薬液タンク9およびポンプ10からなる薬
液供給機構に導管15を介して接続された複数本の垂下噴
霧管21を、機枠7から左右両側に延びる左右一対のブー
ム20に、間隔をあけて取付けるようにしたブームスプレ
ーヤ5にあつても、この各垂下噴霧管21の垂下長さをブ
ーム20の延長方向両端部に至るほど短くすることによ
り、ブーム20から垂下する各垂下噴霧管21下端の地上高
さTを略均一になし得る。
液供給機構に導管15を介して接続された複数本の垂下噴
霧管21を、機枠7から左右両側に延びる左右一対のブー
ム20に、間隔をあけて取付けるようにしたブームスプレ
ーヤ5にあつても、この各垂下噴霧管21の垂下長さをブ
ーム20の延長方向両端部に至るほど短くすることによ
り、ブーム20から垂下する各垂下噴霧管21下端の地上高
さTを略均一になし得る。
このため、従来の左右両側に延びるブームに垂下長さ
が同一の垂下噴霧管を取付けた場合にように、両端に至
るほど垂下噴霧管の地上高さが低くなり、地面に下端が
接当して破損したり所定高さでの均一な防除作業が効率
よくできないという問題が解消されると共に、各垂下噴
霧管の地上高さが略均一となり、全ての畝間に臨む垂下
噴霧管位置が適正となる効率のよい噴霧作業がなし得
る。
が同一の垂下噴霧管を取付けた場合にように、両端に至
るほど垂下噴霧管の地上高さが低くなり、地面に下端が
接当して破損したり所定高さでの均一な防除作業が効率
よくできないという問題が解消されると共に、各垂下噴
霧管の地上高さが略均一となり、全ての畝間に臨む垂下
噴霧管位置が適正となる効率のよい噴霧作業がなし得
る。
以下、本考案を一実施例として示す図面について説明
する。
する。
第1図〜第2図において、走行機体Jの後方にはトツ
プリンク1とロアリンク2とからなる平行リンク機構3
が装備されており、この平行リンク機構3の後方には連
結ヒツチ4が設けられている。
プリンク1とロアリンク2とからなる平行リンク機構3
が装備されており、この平行リンク機構3の後方には連
結ヒツチ4が設けられている。
上記平行リンク機構3は、走行機体Jとトツプリンク
2との間に設けた図示しない油圧伸縮機構によつて上下
に駆動される。
2との間に設けた図示しない油圧伸縮機構によつて上下
に駆動される。
上記走行機体Jは,その作業機連結ヒツチ4に、田植
機の前方に設けた図外の取付ヒツチを連結することによ
つて、図示しない乗用田植機になるようになつており、
田植機を取外した走行機体Jの連結ヒツチ4に、ブーム
スプレーヤ5の前部に設けた取付ヒツチ6を連結するこ
とによつて、乗用田植機の走行機体Jを利用してブーム
スプレーヤ5を取付け得る。
機の前方に設けた図外の取付ヒツチを連結することによ
つて、図示しない乗用田植機になるようになつており、
田植機を取外した走行機体Jの連結ヒツチ4に、ブーム
スプレーヤ5の前部に設けた取付ヒツチ6を連結するこ
とによつて、乗用田植機の走行機体Jを利用してブーム
スプレーヤ5を取付け得る。
このブームスプレーヤ5は、第3図に詳細を示す如
く、取付ヒツチ6の後部が固定される機枠7と、該機枠
7の上方に載置固定される薬液タンク9とが、機体幅方
向の中央部に位置するよう設けられ、上記機枠7の底板
7a上方には薬液タンク9内の薬液を所定圧力に加圧して
圧送するポンプ10が固定されている。このポンプ10は、
該ポンプ10前方の機枠7内に設けた動力伝動機構11と、
上記走行機体Jから後方に向けて突出するPTO軸12との
間を連結固定するジヨイント軸13を介して走行機体J側
から駆動される。
く、取付ヒツチ6の後部が固定される機枠7と、該機枠
7の上方に載置固定される薬液タンク9とが、機体幅方
向の中央部に位置するよう設けられ、上記機枠7の底板
7a上方には薬液タンク9内の薬液を所定圧力に加圧して
圧送するポンプ10が固定されている。このポンプ10は、
該ポンプ10前方の機枠7内に設けた動力伝動機構11と、
上記走行機体Jから後方に向けて突出するPTO軸12との
間を連結固定するジヨイント軸13を介して走行機体J側
から駆動される。
上記ポンプ部10は、該ポンプ部10と薬液タンク9との
間が薬液吸引パイプと戻しパイプとからなる2本のパイ
プ14を介して薬液タンク9に連通されている。また、第
2図、第3図、および第3図Aに示す如く、機枠7の後
面には左右の横方向に延びる軸受ブラケツト17が固定さ
れ、この軸受ブラケツト17には、左右方向に延びる連結
パイプ軸16が回動自在に位置決めされている。この連結
パイプ軸16の軸受ブラケツト17から左右両側に距離Kだ
け突出する軸端には、左右両側に向けて延びるブーム20
の基端側20aが嵌合固定されるようになつており、その
詳細は次のようになつている。
間が薬液吸引パイプと戻しパイプとからなる2本のパイ
プ14を介して薬液タンク9に連通されている。また、第
2図、第3図、および第3図Aに示す如く、機枠7の後
面には左右の横方向に延びる軸受ブラケツト17が固定さ
れ、この軸受ブラケツト17には、左右方向に延びる連結
パイプ軸16が回動自在に位置決めされている。この連結
パイプ軸16の軸受ブラケツト17から左右両側に距離Kだ
け突出する軸端には、左右両側に向けて延びるブーム20
の基端側20aが嵌合固定されるようになつており、その
詳細は次のようになつている。
つまり、第3図Aに示す如くブーム20の基端側20aに
は、基端が固着される連結ステー16aと、段付部を基準
にした連結ステー16aの先端よりもさらに長く突設され
且つ連結パイプ軸16の内径に嵌入する嵌入部16bとが設
けられており、この嵌入部16bを連結パイプ軸16の内径
に嵌入させた後、これら連結パイプ軸16、連結ステー16
aおよび嵌入部16bの三者に設けた取付孔に取付ボルト16
cを挿入することにより、左右の延びる各ブーム20の基
端側20aを、連結パイプ軸16の両端に夫々取付けること
ができる。
は、基端が固着される連結ステー16aと、段付部を基準
にした連結ステー16aの先端よりもさらに長く突設され
且つ連結パイプ軸16の内径に嵌入する嵌入部16bとが設
けられており、この嵌入部16bを連結パイプ軸16の内径
に嵌入させた後、これら連結パイプ軸16、連結ステー16
aおよび嵌入部16bの三者に設けた取付孔に取付ボルト16
cを挿入することにより、左右の延びる各ブーム20の基
端側20aを、連結パイプ軸16の両端に夫々取付けること
ができる。
そして、機枠7から左右方向に突出する左右一対のブ
ーム20には、垂下する複数本の垂下噴霧管21の上部が夫
々取付固定されるが、この各垂下噴霧管21は、作物(実
施例では大豆)Dの畝間P間に臨む間隔に並設され、実
施例では6条の作物Dに同時に噴霧できる6条用に構成
されている。この各垂下噴霧管21は、第3図〜第3図B
に示す如く、所定間隔で上部がブーム20に夫々取付けら
れる取付杆21aと、この取付杆21aの下方側に設けた上下
2段のクランプ21cにより固定される垂下管21bと、この
垂下管21bの上部に連結される分岐パイプ15bとから構成
されている。
ーム20には、垂下する複数本の垂下噴霧管21の上部が夫
々取付固定されるが、この各垂下噴霧管21は、作物(実
施例では大豆)Dの畝間P間に臨む間隔に並設され、実
施例では6条の作物Dに同時に噴霧できる6条用に構成
されている。この各垂下噴霧管21は、第3図〜第3図B
に示す如く、所定間隔で上部がブーム20に夫々取付けら
れる取付杆21aと、この取付杆21aの下方側に設けた上下
2段のクランプ21cにより固定される垂下管21bと、この
垂下管21bの上部に連結される分岐パイプ15bとから構成
されている。
上述した夫々のクランプ21cは取付ビス21dにより固定
されるが、上述した各垂下管21bには薬液を左右両側に
向けて噴霧する上下2段の噴霧ノズル22が夫々設けられ
ている。また、上記ポンプ10の吐出側に基端が連結され
且つ各ブーム20の長さ方向に沿いながら夫々ブーム外側
20bに向けて延びる吐出パイプ15(導管)は、末端が最
外側の垂下管21bに連結されるが、その中途部に夫々分
岐部15aが設けられており、その分岐部15aには各垂下管
21bの上部に連結固定した各分岐パイプ15bの上部が接続
固定されている。
されるが、上述した各垂下管21bには薬液を左右両側に
向けて噴霧する上下2段の噴霧ノズル22が夫々設けられ
ている。また、上記ポンプ10の吐出側に基端が連結され
且つ各ブーム20の長さ方向に沿いながら夫々ブーム外側
20bに向けて延びる吐出パイプ15(導管)は、末端が最
外側の垂下管21bに連結されるが、その中途部に夫々分
岐部15aが設けられており、その分岐部15aには各垂下管
21bの上部に連結固定した各分岐パイプ15bの上部が接続
固定されている。
上記連結パイプ軸16には図示しないスプロケツトが固
定され、このスプロケツトに巻掛けられ前方に延びる伝
動チエン24aの両端は、第4図の如く上下のボーデンワ
イヤ24,24に夫々連結固定されており、この各ボーデン
ワイヤ24は、支点軸23aに固定のスプロケツト23bに巻掛
けられ斜め後方延びる伝動チエンに夫々連結固定されて
いる。また支点軸23aには、第2図に実線で示す作業位
置と鎖線で示す後方位置とに切換固定自在に構成された
操作レール23が固定されている。さらに連結パイプ軸16
にはスプロケツトを覆うケース28が固定され、このケー
ス28の上方には、ポンプ10側に接続から中央側の垂下管
21bに連通する吐出パイプ15を有する接続ケース28aが設
けられ、各ブーム20側の吐出パイプ15は、この接続ケー
ス28aに対し着脱自在に設けられると共に、上記ケース2
8は2本のスプリング28bを介して機枠7の下方側、つま
り垂下噴霧管21が下向きとなる作業位置に付勢されてい
る。
定され、このスプロケツトに巻掛けられ前方に延びる伝
動チエン24aの両端は、第4図の如く上下のボーデンワ
イヤ24,24に夫々連結固定されており、この各ボーデン
ワイヤ24は、支点軸23aに固定のスプロケツト23bに巻掛
けられ斜め後方延びる伝動チエンに夫々連結固定されて
いる。また支点軸23aには、第2図に実線で示す作業位
置と鎖線で示す後方位置とに切換固定自在に構成された
操作レール23が固定されている。さらに連結パイプ軸16
にはスプロケツトを覆うケース28が固定され、このケー
ス28の上方には、ポンプ10側に接続から中央側の垂下管
21bに連通する吐出パイプ15を有する接続ケース28aが設
けられ、各ブーム20側の吐出パイプ15は、この接続ケー
ス28aに対し着脱自在に設けられると共に、上記ケース2
8は2本のスプリング28bを介して機枠7の下方側、つま
り垂下噴霧管21が下向きとなる作業位置に付勢されてい
る。
そして、操作レバー23を鎖線位置に操作すると一方の
ボーデンワイヤ24が緩み他方のボーデンワイヤ24が引張
れることより、各垂下噴霧管21が連結パイプ軸16の軸芯
を中心にして鎖線で示す後方位置に回動できる。また、
噴霧作業開始時には、操作レバー23を実線で示す作業位
置に操作することにより他方のボーデンワイヤ24が緩み
一方のボーデンワイヤ24が引張れることになるので、各
垂下噴霧管21が連結軸16の軸芯を中心にして実線で示す
作業位置に回動できる。
ボーデンワイヤ24が緩み他方のボーデンワイヤ24が引張
れることより、各垂下噴霧管21が連結パイプ軸16の軸芯
を中心にして鎖線で示す後方位置に回動できる。また、
噴霧作業開始時には、操作レバー23を実線で示す作業位
置に操作することにより他方のボーデンワイヤ24が緩み
一方のボーデンワイヤ24が引張れることになるので、各
垂下噴霧管21が連結軸16の軸芯を中心にして実線で示す
作業位置に回動できる。
この作業位置における各垂下噴霧管21は、中央側の垂
下噴霧管21の垂下長さLに対し、外側に至るほど垂下噴
霧管21の垂下長さx,y,zが、 L>x>y>z となるよう垂下管21b位置を取付けることにより、ブー
ム20の延長方向両端部に至るほど垂下噴霧管21の垂下長
さを順次短くなつて、各垂下噴霧管21の地上高さTが略
均一になるので、ブーム20の左右両端側が中央側よりも
下方に向けて高さHだけ下降しても、外側に位置する垂
下噴霧管21の下端が地面に接当して破損することなく、
畝間に臨む垂下噴霧管(噴霧ノズル位置)位置を適正に
保持される。
下噴霧管21の垂下長さLに対し、外側に至るほど垂下噴
霧管21の垂下長さx,y,zが、 L>x>y>z となるよう垂下管21b位置を取付けることにより、ブー
ム20の延長方向両端部に至るほど垂下噴霧管21の垂下長
さを順次短くなつて、各垂下噴霧管21の地上高さTが略
均一になるので、ブーム20の左右両端側が中央側よりも
下方に向けて高さHだけ下降しても、外側に位置する垂
下噴霧管21の下端が地面に接当して破損することなく、
畝間に臨む垂下噴霧管(噴霧ノズル位置)位置を適正に
保持される。
次に第5図〜第6図について説明する。この例は、後
方にブームスプレーヤ5が装着された状態の走行機体J
の前方側に、巻取りホース部25を連結することにより、
作物Dの草丈が高くなつて走行機体Jによる薬液噴霧が
できない場合、巻取りホース部25に巻き取られたホース
26の先端側26aに連結した手持噴霧管27により人手によ
る薬液噴霧ができるようにしたものである。この手持噴
霧管27には、複数箇所に噴射ノズル22が取付けられてい
る。
方にブームスプレーヤ5が装着された状態の走行機体J
の前方側に、巻取りホース部25を連結することにより、
作物Dの草丈が高くなつて走行機体Jによる薬液噴霧が
できない場合、巻取りホース部25に巻き取られたホース
26の先端側26aに連結した手持噴霧管27により人手によ
る薬液噴霧ができるようにしたものである。この手持噴
霧管27には、複数箇所に噴射ノズル22が取付けられてい
る。
上記巻取りホース部25は、走行機体Jの前方に固定し
た前方ヒツチ29に、該ヒツチ29から前方ウエイトW(第
1図参照)を取外した状態でフツク30を介して固定され
るが、この場合、巻取りホース部25に巻き取られた巻取
りホース26の基端側は、吐出パイプ15に介装した切換コ
ツク31を経由して分岐された前方側吐出パイプ32の先端
に連結されている。
た前方ヒツチ29に、該ヒツチ29から前方ウエイトW(第
1図参照)を取外した状態でフツク30を介して固定され
るが、この場合、巻取りホース部25に巻き取られた巻取
りホース26の基端側は、吐出パイプ15に介装した切換コ
ツク31を経由して分岐された前方側吐出パイプ32の先端
に連結されている。
次に、第4図〜第5図、および第9図〜第10図につい
て説明する。これらは、走行機体Jからブームスプレー
ヤ5、溝切機33、または図示しない田植機等の作業機を
取外した場合、取り外したジヨイント軸13を、作業機
側、またはトツプリンク1等に設けた収納部34に収納保
管できるようになつている。
て説明する。これらは、走行機体Jからブームスプレー
ヤ5、溝切機33、または図示しない田植機等の作業機を
取外した場合、取り外したジヨイント軸13を、作業機
側、またはトツプリンク1等に設けた収納部34に収納保
管できるようになつている。
つまり、第4図に示すブームスプレーヤ5の場合に
は、ブームスプレーヤ5の前後方向に延びる機枠7bに、
前側受具34a、中間受具34b、後側前側受具34cとからな
る収納部34を設けたものである。また、第4図に示す如
く切換レバー23を上方位置に操作すると、一方のボーデ
ンワイヤ24が緩み他方のボーデンワイヤ24が引張れるの
で、各垂下噴霧管21を連結パイプ軸16の軸芯を中心にし
て実線で示す上方位置にも回動できる。
は、ブームスプレーヤ5の前後方向に延びる機枠7bに、
前側受具34a、中間受具34b、後側前側受具34cとからな
る収納部34を設けたものである。また、第4図に示す如
く切換レバー23を上方位置に操作すると、一方のボーデ
ンワイヤ24が緩み他方のボーデンワイヤ24が引張れるの
で、各垂下噴霧管21を連結パイプ軸16の軸芯を中心にし
て実線で示す上方位置にも回動できる。
また、第9図に示す例は、第4図のようにブームスプ
レーヤ5側に収納部34を設けることなく、長手方向に延
びるトツプリンク1の側面を直接、利用して前側受具34
a、中間受具34b、後側前側受具34cとからなる収納部34
を設けるようにしたものである。
レーヤ5側に収納部34を設けることなく、長手方向に延
びるトツプリンク1の側面を直接、利用して前側受具34
a、中間受具34b、後側前側受具34cとからなる収納部34
を設けるようにしたものである。
さらに、第10図に示す如く、溝切機Mの場合には、溝
切機Mの前後方向に延びるステー33の側面に、前側受具
34a、中間受具34b、後側前側受具34cとからなる収納部3
4を設けてもよい。
切機Mの前後方向に延びるステー33の側面に、前側受具
34a、中間受具34b、後側前側受具34cとからなる収納部3
4を設けてもよい。
以上に説明してきたように本考案は、薬液タンクに連
通するポンプに導管を介して接続された複数本の垂下噴
霧管を、機枠から左右両側に延びる左右一対のブーム
に、間隔をあけて取付けたブームスプレーヤにあつて
も、この各垂下噴霧管の垂下長さをブームの延長方向両
端部に至るほど短く設けることにより、ブームから垂下
する各垂下噴霧管下端の地上高さを略均一にすることが
できる。
通するポンプに導管を介して接続された複数本の垂下噴
霧管を、機枠から左右両側に延びる左右一対のブーム
に、間隔をあけて取付けたブームスプレーヤにあつて
も、この各垂下噴霧管の垂下長さをブームの延長方向両
端部に至るほど短く設けることにより、ブームから垂下
する各垂下噴霧管下端の地上高さを略均一にすることが
できる。
したがつて、従来の左右両側に延びるブームに垂下長
さが同一の垂下噴霧管を取付けた場合にように、両端に
至るほど垂下噴霧管の地上高さが低くなつて、地面に下
端が接当して破損したり、所定高さでの防除作業が効率
よくできないという問題を解消できると共に、各垂下噴
霧管の地上高さが略均一となり、全ての畝間に臨む垂下
噴霧管位置が適正となり効率のよい噴霧作業を行うこと
ができる。
さが同一の垂下噴霧管を取付けた場合にように、両端に
至るほど垂下噴霧管の地上高さが低くなつて、地面に下
端が接当して破損したり、所定高さでの防除作業が効率
よくできないという問題を解消できると共に、各垂下噴
霧管の地上高さが略均一となり、全ての畝間に臨む垂下
噴霧管位置が適正となり効率のよい噴霧作業を行うこと
ができる。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は田植機を取外
した走行機体の後方にブームスプレーヤを連結した状態
を示す全体側面図、第2図は第1図の後面図、第3図は
連結軸の突出部とブーム基端側とを連結状態を示す後面
図、第3図Aは一部を破断して示す連結パイプ軸とブー
ム基端側との取付状態平面図、第3図Bは垂下噴霧管を
拡大して示す要部側面図、第4図はブームスプレーヤの
側面拡大図、第5図は第4図のA矢視図、第6図は走行
機体の前部に巻取りホース部を連結した状態を示す全体
側面図、第7図は巻取りホース部に手持噴霧機を装着し
た状態を示す平面図、第8図は切換コツクの側面図であ
る。 第9図は取外したジヨイント軸の収納部をトツプリンク
に設けた例を示す全体側面図、第10図は取外したジヨイ
ント軸を溝切機のステーに設けた収納部に収納した例を
示す側面図である。 J…走行機体、5…ブームスプレーヤ、9…薬液タン
ク、10…ポンプ、11…動力伝動機構、12…PTO軸、13…
ジヨイント軸、15…導管(吐出パイプ)、15b…分岐パ
イプ、16…連結パイプ軸、16a…連結ステー、16b…嵌入
部、16c…取付ボルト、20…ブーム、20a…ブーム基端
側、20b…ブーム外側、21…垂下噴霧管、21a…取付杆、
21b…垂下管、22…噴霧ノズル、T…垂下噴霧管下端の
地上高さ、L…中央側垂下噴霧管の垂下長さ。
した走行機体の後方にブームスプレーヤを連結した状態
を示す全体側面図、第2図は第1図の後面図、第3図は
連結軸の突出部とブーム基端側とを連結状態を示す後面
図、第3図Aは一部を破断して示す連結パイプ軸とブー
ム基端側との取付状態平面図、第3図Bは垂下噴霧管を
拡大して示す要部側面図、第4図はブームスプレーヤの
側面拡大図、第5図は第4図のA矢視図、第6図は走行
機体の前部に巻取りホース部を連結した状態を示す全体
側面図、第7図は巻取りホース部に手持噴霧機を装着し
た状態を示す平面図、第8図は切換コツクの側面図であ
る。 第9図は取外したジヨイント軸の収納部をトツプリンク
に設けた例を示す全体側面図、第10図は取外したジヨイ
ント軸を溝切機のステーに設けた収納部に収納した例を
示す側面図である。 J…走行機体、5…ブームスプレーヤ、9…薬液タン
ク、10…ポンプ、11…動力伝動機構、12…PTO軸、13…
ジヨイント軸、15…導管(吐出パイプ)、15b…分岐パ
イプ、16…連結パイプ軸、16a…連結ステー、16b…嵌入
部、16c…取付ボルト、20…ブーム、20a…ブーム基端
側、20b…ブーム外側、21…垂下噴霧管、21a…取付杆、
21b…垂下管、22…噴霧ノズル、T…垂下噴霧管下端の
地上高さ、L…中央側垂下噴霧管の垂下長さ。
Claims (1)
- 【請求項1】薬液タンクに連通するポンプに導管を介し
て接続された複数本の垂下噴霧管を、機枠から左右両側
に延びる左右一対のブームに間隔をあけて取付けたブー
ムスプレーヤにおいて、上記各垂下噴霧管の垂下長さを
ブームの延長方向両端部に至るほど短く設け、ブームか
ら垂下する各垂下噴霧管下端の地上高さを略均一にして
なるブームスプレーヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14412989U JP2507748Y2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | ブ―ムスプレ―ヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14412989U JP2507748Y2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | ブ―ムスプレ―ヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0383659U JPH0383659U (ja) | 1991-08-26 |
JP2507748Y2 true JP2507748Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=31690864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14412989U Expired - Lifetime JP2507748Y2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | ブ―ムスプレ―ヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507748Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9619260D0 (en) * | 1995-11-01 | 1996-10-30 | Benest Eng Ltd | Agricultural and other spraying systems |
JP6932992B2 (ja) * | 2017-05-19 | 2021-09-08 | 井関農機株式会社 | 防除作業機 |
JP7042109B2 (ja) * | 2018-02-21 | 2022-03-25 | 株式会社やまびこ | ブーム散布装置 |
JP2020150910A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | 株式会社クボタ | 薬剤散布機 |
-
1989
- 1989-12-15 JP JP14412989U patent/JP2507748Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0383659U (ja) | 1991-08-26 |
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